山行期間 | 2025/5/31~6/2 |
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メンバー | ICH.S ICH.H |
山行地域 | 富士山 |
山行スタイル | 高山トレーニング |
富士山トレーニング
【5/30(金)夜発】
9:00離阪。
富士山スカイラインに入ると、動く光ってる物体が見える。動物かと思いスピードを落としてみると何と自転車だった。こんな夜中にトレーニングでしょうか。
4:00富士宮口5合目駐車場到着。
あまり早く起きて、早く山頂についてもテントが張れないので、8時起き、9時出発を目標に寝る。
【5/31(土)】
7時ごろにトイレに行きたくなり起きる。二度寝して眠いが何とか8時過ぎに起きて支度をしていると、パラパラと登山者がやって来るが思っていたよりも少ない。富士宮登山口から登るのは初めてなので、こちら側はこんなものなのか?
5合目から眼下に見下ろすと雲が無くすっきりと晴れ渡り、駿河湾の地形がはっきりと見える。富士山を見上げると、7合目くらいからは雲の中。今日の天気はあまり良くない予報だ。
出発して7合目あたりから雲の中に入り、雨がパラパラと降っては止んでを繰り返していた。8合目あたりで、雨が急に強くなってきたがカッパの上は着ていたので、そのうち止むだろうと思っていたが、衣類が濡れてしまうくらい強くなってきたので慌ててカッパの下をはく。この時期に雨、風、標高も高くなり気温の低下が合わさると体感がぐっと低く感じます。雨で手が濡れてしまい、痛いくらい冷たい。雨が強いとオーバー手袋は少し中にしみている気がしまいます。
8合目までは、それほど雪はなかったが、8合目より上はかなり残雪があり、ここでアイゼン装着。
はっきりと覚えていないが、標高から考えると7合目あたりから頭がボーっとしてきているような高山病の症状が出ていたと思います。9合目あたりでは、明らかに頭がボーっとして、足が動かなくなり何とか16:10ごろに山頂へ到着。
テントが一張りありました。風の影響の少ない場所を探して張り、嗜好品を飲む。一息ついて、落ち着いてみると
思っているよりも頭が痛く、気持ちが悪い。少し食べて早く横になることにした。数年前に来た時も、1回目は高山病になり、1ヶ月後に登った2回目は大丈夫だったのを思い出した。
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今回は田中文男さんから頂いたS P O2モニターを測定しながら登ってみたので報告しておきます
パルスオキシメーター SpO2値
正常値は96〜99%
だいたい下界では90%を切ると酸素が必要とされます
時間 | 場所 | 標高 | SpO2すみ | ,SpO2ひろし |
9:43 | 5合目スタート | 2400m | 90% | 90% |
10:00 | 6合目a | 87% | 92% | |
11:00 | 6合目b | 2800m | 82% | 90% |
12:08 | 7合目 | 3028m | 82% | 84% |
13:08 | 8合目 | 3224m | 74% | 86% |
14:30 | 9合目 | 3544m | 75% | 85% |
16:10 | 山頂 | 3776m | 74% | 78% |
【6/1(日)】
4:00起床
日の出が4:30なので周りは明るい。
高山病はだいぶ良くなってきていたが、天気が崩れてきそうだったので、早めに起きて下山することにした。
出発の少し前からすごい風になってきた。
5:30山頂出発。
山頂から9合目までは雪もあり傾斜もあるので慎重に降りる。9合目からは登山道をそれて可能な限り雪渓を歩いて降りる。あっという間に高度が下がっていき
気温も上がり体調も良くなってくる。
雪が無くなると、足に負担がかかってくる。休憩をちょくちょく挟みながら
9:00駐車場着。
以前に2回ほど富士山に登っているので、少しは高山病に強くなっているかと思っていましたが考えが甘いことが分かりました。トレーニングの重要性を感じました。
それにしても、高山病のつらい山行でした。
【おまけ】
6/2(月)
東京の代々木にある三浦ドルフィンズに行ってきました。プロスキーヤーの三浦雄一郎さんの会社で低酸素トレーニングができる施設になっています。
こちらで「海外高所テスト」と「低酸素トレーニング」を行いました。
高所テストでは
4,000mの酸素濃度で70分間
(安静20分、運動20分、仮眠30分)
低酸素トレーニングでは
標高3000〜6000mに設定された低酸素室でウォーキングマシンや踏み台昇降運動で90分間トレーニング。スタッフからアドバイスをもらいながら、克服するための訓練をしていきます。
富士山に行ってきた直後に行ったので、高所での症状や自分の特徴がよく分かり、対処法も分かってきました。
今回は標高4500mの酸素濃度でのトレーニング
こちらでは、パルスオキシメーターを装着して測定しながらテストとトレーニングをしました。最後に測定結果をもらいましたが、人それぞれ特性が違うようです。私と奥さんでは全く違う数値でした。
奥さんは寝るとSpo2が50台に低下していました。
人によっては、SpO2の値が下がり続けてても寝続けられる人がいるみたいですが起きた時に高山病の症状がでてしまう事が多いため、そのような人は1時間半おきに起きる事をアドバイスしているそうです。
山行期間 | 2025/5/25 |
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山行地域 | 百丈岩(遭難対策) |
毎年行っている春の遭難対策訓練が百丈岩でありました。今回は22名の参加で4班に分かれて訓練しました。簡単に内容を記しておきたいと思います。(自分の班の事だけですが)
●自己脱出のシステムの確認。
①仮固定:ビレイしているロープをミュールノットで止め、止め結びでバックアップをとる。全体のバックアップとして、ミュールノットの続きのロープを1本ずつ8の字でアンカーに安全環でとめる。
②テンションの移動:荷重のかかっているロープにフリクションヒッチをかけマリナーノットでアンカーに止める。(安全環)フリクションが効いていことを確認しつつゆっくりとミュールノットをほどいて荷重を移す。荷重抜いたロープにムンターミュールをつくり止め結びでバックアップをとる。アンカーにセルフをとり、アンザイレンしていたロープをはずし、事故者の救助にあたる。
●リーダーレスキューのケーススタディ
想定:トップを登っているクライマーがロープ半分以上登攀した状態で墜落し、ケガをして意識がなく自分自身で自己脱出ができない状態の為、ビレイヤーが救助にむかいテラスまでおろす。
①ビレイからの自己脱出。
➁テンションロープでプルージック登高して(ケガ人の上部まで)登り返す。
③新たな支点の構築(または、支点の強化)。2人分の荷重がかかるので、複数とるのが望ましい。
④新しい支点にケガ人のアンカーを固定する(荷重がかかっても外せる方法で。マリナーノット+バックアップなど)。自分自身のセルフをスリングでとり荷重をアンカーにうつす。ロープは落とさないようバックアップをとっておく。けが人のビレイループからロープをはずし、新しいアンカーに荷重を移す。上部のランニングにかかっているロープを引き抜き回収し、懸垂下降の準備をする。
(救助者はテラスまで降りてきてアンカーを解除し、再び登り返し?)
⑤懸垂救助によってけが人と一緒に2人でテラスまでおりてくる。
その他
●懸垂下降の練習
●登り返しの練習
●1/3,1/5システムの確認。
●搬送訓練(ロープをループにして輪を2つ作りケガ人は足を通し背負ってもらう。ザックを2、3個連結して担架状にして搬送する。頭の固定が大事。)
訓練内容は以上です。
★私の記憶違いや、認識間違いが記事の中にあるかもしれません。。。
山行期間 | 2025/4/20夜〜4/22 |
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メンバー | SIO ICH.S |
山行地域 | 中央アルプス |
山行スタイル | 残雪期アルパイン |
久しぶりの雪山。5月の国際山岳看護師の検定前練習にSIOさんとサギダルから三沢岳、宝剣岳に行ってきました
4/21 ロープウェイで木曽駒ヶ岳2612mまで一気に上がる
久しぶりのサギダルは雪がほとんどなくアイトレ状態
更に美味しいのも食べようとアルパインにも関わらず大量の食材を持ってきてしまったので荷物が重い。ザックが重すぎて振られる。
アルパインで美味しいもの食べようとした事を後悔
雪がなくて余計に登りにくくなっていたが2P登ってサギダル終了
重い荷物をデポし三沢岳へ向かう。見えていると遠く見える三沢岳への雪量歩き。
楽しいようなしんどいような。
久しぶりの山にバテ気味でニセピークに何度も騙されガックリしながら三沢岳ピークをゲット
また歩いてきた雪稜を戻る。
いい時間のため適当な場所で幕営
たくさん持ってきた鍋を必死にたいらげ就寝
朝、起床時間の前に雷鳥がうるさく目が覚めた
昨日食べきれなかった鍋とデザートを平らげ、宝剣岳へ。
サギダルより宝剣の方がやらしいと言われているため少し緊張するが初めてのルートにワクワク。
宝剣岳数回目の塩田さんが先頭を歩いてくれたのでルーファイもバッチリでした。
流石に宝剣はまだ雪もあり早朝なので、雪もしまっており歩きやすい
一箇所悪そうな下りを懸垂で下降し登りはロープを使うことはなかった
宝剣岳を抜け八丁坂を下り。カールで今回のメインイベント国際山岳看護師の冬山検定対策のクレパスレスキューや引き上げ、ビーコン捜索などを実施し下山
山行期間 | 2025/4/26夜~2025/4/29 |
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メンバー | NGS DOIS DOIA SZK |
山行地域 | 剱岳 |
山行スタイル | 雪山縦走 |
数年前にも同じルートに挑戦したが、雨に打たれ藪をかき分けながら進み、赤谷山で撤退した。この冬は日本海側を中心に大雪が降った。「今年こそチャンスでは?」と期待を抱き、合宿に臨んだ。
4月26日 晴れのち強風 馬場島~赤谷尾根~赤谷山
数年前とは異なり、馬場島野営場はすっかり雪に埋もれていた。除雪された林道を進み白萩川右岸へ、取水口手前から尾根に取り付く。雪面は固く急斜面だったため、早速アイゼンを装着する。雪が多くても藪漕ぎは避けられず、それを乗り越えながら赤谷山へと近づく。ブナクラ谷方面、小窓尾根、池ノ谷、早月尾根などの素晴らしい展望が広がる。この日は赤谷山までで強風のなか整地し幕営。
4月27日 晴れ 赤谷山~大窓~池の平山~小窓
強風が予想されていたが、許容範囲内でひと安心。翌日の午後から雨が降る予報のため、できれば三の窓まで進みたい。風はあるものの、気持ちのよい稜線を進む。大窓手前のピークの岩場を右から巻き、快調なペースで大窓へ到着。中仙人谷を登ってきた4人パーティーと出会う。山行中、遠くに先行者の姿は見えたが、対面したのは赤谷山を目指す二人組とこのパーティーのみだった。
ルートファインディングをしながら大窓の頭、池の平山北峰、南峰を越える。遠くに小窓尾根につながる稜線が見え始め、アップダウンの激しい景色が広がる。三の窓まで行けるのではないかと淡い期待を抱いたが思ったより遠く、懸垂を繰り返した結果、時間切れとなり小窓まで。
4月28日 曇り時々晴れ 小窓~剱岳~早月小屋~馬場島
午後から雨、その後荒れる予報だったため、何としてでもこの日に早月小屋へ、できれば馬場島までたどり着きたい。朝一番から小窓の頭への急登。小窓の王からは雪面が固かったのと先行者のクライムダウンの跡があったので我々も同様に慎重に下る。皆は平気そうだったが、私は山行中で一番震え上がっていた。池ノ谷を越え、長次郎の頭はトラバースで巻く。コルからの登りでは、昨年は問題なく通過した岩場の斜面が氷化していた。そして、いよいよ剱岳へのビクトリーロードをたどり、ついに山頂へ!天気がよく、日本海、これまでたどってきた北方稜線や剱沢、室堂まで一望できる。しかし風が強いため、写真を撮ったらすぐに下山。長い早月尾根をくだり、最後は松尾平手前から白萩川の橋のたもとを目指して下山した。
アップダウンの激しい長くしんどい道のりだったが、視界は抜群で、雄大な稜線と地形の美しさに心奪われながら剱岳を目指す充実した山行となった。
山行期間 | 5/2夜~5/6 |
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メンバー | YSD、TMN、MTM |
山行地域 | 穂高岳 |
山行スタイル | バリエーションルート |
5/2(金)夜~5/6(火)で春合宿前穂北尾根に行ってきた。
5/3(土)朝一のバスで上高地へ。
徳沢で、屏風に向かうMTUチームと別れ涸沢を目指す。
初日は5.6のコルで幕営予定だったが、夕方以降の予報が悪く5.6のコルでの幕営は危険と判断し涸沢に幕営。
5/4(日) 夕方以降強風予報のため停滞。
5.6のコルまで偵察とトレース付けで終了。
5/5(月) 天気良く、気持ちよく涸沢を出発。
遠くに先行パーティが見える。
5.6のコルで下を見ると3組程登って来ている。
4峰で前のパーティに追いつきペースダウン。
前パーティがロープを出していて、追い抜ける場所があまり無かったので後ろをついて行く。
追い越せず、3.4のコルでの撤退時間を4峰途中で迎えタイムアウト。
4峰手前で少し嫌らしい所が有りロープを出す。
3.4のコルで他のパーティが登るのを見学して涸沢に向かって降りる。
涸沢にてABEチームが出迎えてくれた。
5/6(火) この日は下山のみ。
涸沢では雪だったが降りる内に雨に変わった。
雨の中での徳沢からの上高地はいつも以上につらかった。
山行期間 | 2025年5月5日 |
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メンバー | NGS SZK DOIA DOIS |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 残雪期バリエーション |
4日の朝10時に集合し離阪。途中、白馬村のガストで夕食を摂り二股ゲート前に着いたのが18時過ぎだった。二股からは崩落箇所があるため通行止めになっている。幸い、駐車スペースが一台分空いていた。路駐禁止なので空きが無ければ八方の駐車場まで戻らなけばならなかった。
白馬尻から主稜に上り、そこからは延々と雪稜を登ることになる。斜度が増すのでダブルアックスで登る。雪は良く締り、アックスもアイゼンも良く効く。しかし一旦滑れば何処までも止まらないだろう。なので一瞬も気が抜けない。パニックになりそうなのを堪えて強張った身体で雪壁にへばり付きながら一歩一歩登った。要らぬ所に力が入ると無駄に疲労するのだった。
山行期間 | 2025/5.2~6 |
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メンバー | SG・AB・KS・MT・FM・KB・NN・HJ |
山行地域 | 穂高岳 |
山行スタイル | 縦走・ピークハント |
今年は雪が多かったので残雪期ながらかなり雪が長く楽しめる山行となるのではないかと期待しての合宿入りとなった。
5/3、あかんだな駐車場より北穂・奥穂チームとして8名で上高地に入山。他の合宿チームメンバーと合流し、互いに情報共有、健闘を称えて各チームスタートを切る。
歩きなれた道を久しく思いながら歩いて横尾を通過、早めに雪道が現れたと思ったら屏風岩が見える。屏風岩チームとはここでお別れ。遠くからしばしエールを送ります。
私達は本谷橋でアイゼンを装着。ここ数年雪が少なく夏道オンリーだったのが、今回は数年ぶりと言われる雪の涸沢ルートを歩くことが出来た。なだらかな斜面ではあるものの中々長い距離を歩く。ヒュッテの鯉のぼりが見えてからも長い・・。が、天気は申し分なく最高の青空山日和。少し風は出てきましたが。
←涸沢ルート
私達のテントは3張。A・Bパーティに分かれて幕営。Aパーティ6名は4日間で北穂・奥穂~涸沢岳とアタック、私KSとFMさんの2名は北穂のみ3日間で下山するBパーティという混合チームとなっている。
夕方から風が強くなってくるが、気温は思ったほど寒くはない。天気予報通りだとさらに風は強くなり稜線上は20数Mとか。夜半に雪予報はあったもの、気温が上がらず強風雨の夜となった。
3:30起床、4:30スタートとしたが、この時点でみぞれ交じりの風がまだ強く、リーダー同士で話し合って6時スタートに決めて待機とした。
アタック装備で6時を迎えると、風はまだまだあるが雨はようやく止んだようだ。行ける所まで行こうと列を成してスタートを切る。
どうやらこの日の先発隊は私達のパーティのようだ。雪の状況は悪くない。標高を少しあげると1~2センチほどの新雪が見て取れた。昨日からあがっていた登山者が下りてきて情報を英語でやり取りする。メンバーに達者な人がいてよかった~
風はあるが大したことはなく、視界不良の中少しずつ高度を上げていく。
一番急斜面で45度くらい。だが、GWで人がよく入っている北穂はトレースもあるし、朝なので雪も腐っておらずただ楽しいばかり。長い急斜面が終わりようやく岩場が出てきて回り込むと北穂高岳山頂だ。登頂記念写真を撮ってもらい、名物?の雪の階段を下りて北穂小屋へ。景色は・・残念ながら真っ白!これも雪山あるある。
下山は思った以上に雪が腐っていなかったので前向きで降りることが出来た。高度を少し下げた頃、ガスが晴れてきて前穂北尾根がとてもきれいに表れた。
ステップの足が止まる。山頂では叶わなかったが皆で見られた頂きからの景色。
幾度となく降りては止まっての景色談義が止まらない。
そうこう言いながらテン場まで戻るとまだ12時過ぎ。時間も早いのでBパーティはこのまま横尾、または徳沢まで降ります!ってことで熱いお茶してからテント撤収。13時、Aパーティに挨拶して下山開始。結果、徳沢に16時半頃着で幕営。翌日5/5、帰阪となりました。
同日Aパーティは天候にも恵まれ奥穂~涸沢岳を登頂出来たそうです。
おめでとうございます。お疲れ様でした!
私個人としては2年ぶりの本番山行でした。皆様とご一緒させて頂いたことを心より感謝いたします。ありがとうございました。そして本当にお疲れ様でした!
KS記
山行期間 | 2025/5/3-5 |
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メンバー | YMO Dte |
山行地域 | 瑞牆山 |
山行スタイル | マルチピッチクライミング |
5月3日
初めての瑞牆でマルチピッチに挑戦してきました。中央道までが核心でしたが無事にたどり着きました十一面岩左岩壁
山河微笑5.10a☆☆☆
駐車場からアプローチ1時間半、燕返しハングの左にとりつきがありました。
1P目 30m 5.8のクラックというか、クラックにプロテクションをとるフェイスで、いきなり悪いです。。YさんOS
フツーにむずかしい…という独り言が聞こえてきた
2P目 40m 5.8のチムニーからハンド~簡単なワイド。D→FL
V字の大きなチムニー
落ち、そうだった…いろんな意味でこんなところで落ちれない。時間かかってすみません
ガイドブックの一面に大きく載っている大フレークを登れてうれしかったです
この終了点から景色がよくなりました。富士山・八ヶ岳・南アルプスの春の風景
3P目 35m 5.10a ハンド~ワイド~ハンド YさんOS
片足はフットホールドをひろって登れるクラックで、フォローだとめちゃ楽しいしワイドもやさしめだった
4P目 岩のうえをぐるっとまわってクライムダウン。Ⅳ。クライムダウンなのでフォローのほうがこわいです
5P目 5.10aワイド 25m 核心ピッチです。
ここはリードの残置ビレイ支点がなく、クライムダウンしたクラックにC#4と#3でビレイアンカーをつくりました。
2日間でYさんが落ちそうだったのはこの山河最終ピッチだけでした。ビレイヤーも全部カムで、ダブルロープなのでもっとも緊張した瞬間でした。
そして奮闘のOS。ナイスー!!!強いー!
超吐き出してくる系クラックでした。
ワイド疲れた~。
山族79黄昏の終了点から懸垂4ピッチで終了。懸垂支点探しで迷子になりましたが無事に降りれて一安心。
使用ギア:キャメロット#0.3~4相当2セット,#5・6 1セット,アルパインヌンチャク8セット,超長スリング1,ハーフロープ50m2
5月4日
十一面岩奥壁 一粒の麦 5.10c☆☆
奥壁は前日行った左岩壁からさらに30分ほど上。初見だと「ガイドブック」がないと、アプローチが難しいかもしれません。大面岩への分岐が注意でした
1P目 30m 5.9 前半に短いかぶったクラックがあります。YさんOS
ここは行けないといけなかった…
2P目 30m 5.10b ハンド~フィスト~ワイド
Yさんが一番楽しみにしていたという一粒のハイライトピッチ。OS。
レイバックでかっこよく登っていくので、ベテランみたい。快適なんかなとフォローしてみると
どこでもドアで突如として外国に飛び出したような
すごい迫力のピッチでした!!いきなりの高度感、超絶露出感の絶景ロケーションにえんえんと続く大きなフレークは、フォローでも圧倒されました。
これをあんな上手にリードしていたのかー。とクラックにも若きYさんのクライミングにも感動してしまいました。私も頑張ってください。
レイバックからワイドに入るところも難しく。ビレイしてたら「こわっ」という独り言が聞こえました。地面にあれば超人気ルートになりそうです。
セカンドだと気軽にレイバックします…
3P目 5.6 短いコーナークラックからクライムダウン
Dやっとリードというか、もはやこの際、チムニーとクライムダウンしか担当していません
一応ちょっとだけ登っている風
クライムダウンすると、次は
4P目 25m 5.6チムニー D→OS
右のルンゼも歩けると書いてあったのですが、「オリジナルのチムニーを登りましょう」
という意見にそれもそうかと思い、チムニー担当なので
登ってみたが、奥にカムがとれた山河微笑のとちがい、易しいけど本当にノープロでした。チムニーなのであたりまえですが
中間くらいで足がヨレて涙声で「なんで登ったんや」と発言していました。登り始めたのはほかの誰でもない私でした。
ノープロなのでやめるという選択肢もない。ビレイヤーも頑張れというしかありません笑。
チムニーは最後右のビレイポイントにつながっていて、8番とかは持っていかないし、フォローはどうしても途中から右のスラブ面を登ることになる。。
モーゼチムニーと名付けられました。
5P目 30m 5.10a ハンド~ダブルクラック~ワイド YさんOS
ここは、クラックが難しいというより足上げとかマントルのムーブが怖いピッチでした。フォローですが。リードすると思うと…?
(Yさんは簡単と言っていました)
いよいよ最終ピッチ
ビレイ点からは小ヤスリ岩で登るナバラーの姿が見えました
富士山もきれいでした
6P目 35m 5.10c かぶり、カンテ~シンハンドサイズくらいのクラック~ハンド~細めクラック
Yさん無事OS
10cがついているのは、上ではなく出だしのかぶりから0.75の部分だと思われます?ザックがあると(なくても??)足が上げられず
フォローはあぶみをつくって登りました。ここでよくプロテクションがとれるな~と思いました。ごちゃごちゃしていたら、カムが外れなくなったりして、時間がかかりました。すみません
Yさんの登ったウィニングロード
終了点残置物なしなので、中間サイズを残しランナウト気味のゴール。最後まで優秀な若者ですこと
今日も無事に終わりました。
奥壁には歩き下降路があって超快適下山でした。またちょっと迷子になりましたが写真のチムニーの下をクライムダウンでした。
このチムニーは登っていません笑
使用ギア:キャメロット#0.2~5相当2セット,#6 1セット,アルパインヌンチャク8セット,超長スリング1,シングルロープ70m1
帰りに末端壁を通り、前日は大滝になっていた「調和の幻想」が、この日の風ですっかり乾いているのが見えました
が、またYさんにほとんど登ってもらうことになりそうです
次回がんばることにして3日目は小川山のシングルピッチに行きました
フライパンで焼肉をして最終日に備えました
今回登ったマルチは、瑞牆の中で一番初級で、分かってはいましたが、花崗岩の10aワイド(オフィズス)が登れないと行けないです。2月から3ヶ月間、スポート、ワイド、スラブ、いろいろ取り組んで、私の完成度はちょっと悔しかった反面、Yさんの達成度は驚くべきものでした。
ザックやロープのことも議論して作戦を立てることができました。
難しいけど素晴らしかった瑞牆の岩場にまたがんばって行きたいと思いました。
でも同じ練習メニューでどうしてこんなに差が出るのか?
トレーニングで限界まで頑張って落ちている。私は、よれて怖くなったらすぐカムを頭の上につけてテンション!と言っている。
5月5日 小川山(妹岩)
張り切って7時に行って、マラ岩の川上小唄5.8☆☆でアップ?YさんOS。あいかわらずすごいランナウトでした・・・
イエロークラッシュ5.12a ☆☆☆☆
ジャックと豆の木5.10c☆☆☆☆
それぞれ取り組み、小川山に通えたらいいな〜。帰って名張でまたがんばろうと思いました
4日目は予報通り朝から雨で、登らずパン屋さんに寄ってから帰りました。
最後に昨年、今回のトレーニングで大事故を起こしてしまった私たちを助けてくださったすべての方々、若きYさんの命をお守りくださったご先祖さま方・天国の先輩クライマーたち、今も一緒に登って応援してくださる周りのクライマーたちみなさんに、大いなる感謝の意を表します。
Dte
山行期間 | 4月20日 |
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メンバー | HJR YMO Dte |
山行地域 | 名張 |
山行スタイル | クラック |
2025年04年20日
初めての名張・香落渓でのクライミング。
今回は、前日から来ているYさん・Dさんのトレーニングに1日だけ混ぜていただきました。
三重の香落渓という岩場で朝一からクライミングです!
香落渓はクラッククライミングの岩場で、長くきれいなクラックが岩壁を無数に走っているとのこと。いつかは行ってみたいと思っていましたが、こんなに早く来れるとは!
名張駅でピックアップしてもらい、車で岩場に向かいます。今日は屏風岩エリアへ。
アプローチで渡渉があり、想像以上に深い・・・。パンツ一丁で恐る恐る川を渡ります。川底はぬるっとしていて、岩場に着く前からヒヤヒヤでした。
渡渉後に急坂を登り、岩壁に到着するとすぐに準備。
さっそく初心者向けルート「クラックベイビー 5.7」にトップロープを張っていただきました。ジャミングしやすいサイズのクラックが2本走っていて、登り方を思い出しながらなんとかトップアウト。久しぶりにクラックを登りましたが、やはり手足が痛い。けど楽しい。
その次はYさんが「パンドラ 11a」にFLチャレンジするも、核心で落ちてしまいFLならず。惜しい
Dさんが「マシュマロマン 5.10a」
あいかわらずC#4サイズのところができなかった。4番に行く前にヘルメットが外れて死にそうになった。ヘルメット新調しました(D)
いつもトップロープで登らせてもらっている自分としては、カムを決めながらリードできることに憧れます!
この後「マシュマロマン」にトップロープで挑戦。なかなか手足のジャミングが決められず、必死に剥がされないように食らいつきましたが、あえなく途中敗退。
ジャミングがなかなかキマらないもどかしさ,ジリジリ進んでいるつもりがほぼ動けていなかったときの絶望感、手足の痛み等、クラッククライミングの難しさを実感しました。
休憩後、「名張入門 5.9(ワイド限定)」にトップロープで。体を横向きにして手足を突っ張り、腰も押し付けながら登ります。何度も休憩しつつ、アドバイスをもらいながらなんとかトップアウト。尋常じゃない疲労感でヘトヘトになりました。
名張入門をまだやってなかったYくんOS、Dさん限定をRP
本格的なクラックの岩場。まだまだクラックの登り方がわかってないと痛感。と同時に必死にジリジリ登るクラックの楽しさも体感できて良かったです。次はリードで挑戦できるよう頑張ります!HJR
その他。ユビキタス5.11bをはじめたYくん
あとこの日はユーチューバーのがんちゃんが来られていて、YくんパンドラRPのカッコいい写真を撮ってもらってました
©gan-chan
名張の岩場では、駐車ルール、渡渉ルール、取付きルール、ヘルメットの着用など様々なルールを守って、地元の方々、観光客、漁協、釣り人たちに迷惑がかかならいよう安全に登りましょう。
山行期間 | 2025年4月27日 |
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メンバー | MTM TMN YSD |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 残雪期アルパインクライミング |
5月の春合宿の練習で何処か良い所はないか?と言う訳でアルペンルートが開通したばかりの立山へ!私は約1年振りで心躍っていた。9時室堂出発。早速アイゼンを履いて歩き出す。歩き出し20分程で雷鳥2羽と出会い可愛い過ぎて見惚れてしまう。
ザックが重たいがGWの山行ではもっと重くなるので覚悟しておかないといけない。10時10分一ノ超に到着。頭はもう汗だくだ。スキーやスノーボードを楽しんでいる人も沢山いた。これから取り付く龍王岳の方を眺めると2人パーティ?が先行していた。一ノ超から取付きまでは歩き易く一旦下ってからトラバース気味に進み取り付いた。10時50分取り付き。
最初はフリーで登る。アイゼンと重いザックでやっぱり登りにくいが慎重に登る。手に持っているアックスがたまに邪魔に感じるがそれも慣れておかなくてはならない。Ⅰ峰を超えⅡ峰を巻きⅢ峰を超えるとようやく本峰が姿を表した。あえて岩場から登る。ここでロープを出しまずは私がリードで登らせてもらった。アックスを効かせながら登るのはやっぱりワクワクする。途中でスノーバーでランニングを取る。バッチリ効いていて気持ちが良い!ロープ後10mの所でしっかりした太い枝が数本出ていたのでその中の2本で支点構築。MTMさんとTMNさんもスイスイと登って来る。2ピッチ目はMTMさんがリード。ロープいっぱいまで出してスノーバー2本で支点構築して引き上げてくれた。もう山頂は目の前だ!ロープをしまい3人でビクトリーロードを歩く。15時龍王岳に到着。景色も綺麗に見えていて記念撮影をして下山開始。結構飛んでいる雷鳥も見れて最高だった。今回の岩場ではアイゼン歩行に気を使い意識しながら歩いた。MTMさんTMNさんありがとうございました。5月もよろしくお願いします! YSD記
山行期間 | 4/12 |
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メンバー | Dte,YMO |
山行地域 | 御在所 |
山行スタイル | マルチピッチクライミング |
GWに控えた瑞牆マルチにむけて御在所にいってきました。
05:30裏道登山口から入山。
2,3週間まえに来たときは藤内沢で膝までズボるくらいの積雪があり敗退したが、
今回はあったかいし上のほうにわずかな雪渓を残すのみ。春って感じだ。
まずはスラブの練習で中尾根バットレスへ。
中尾根バットレス「カリフォルニアドリーミング」にとりつく。
1p目 5.10a
ここは出だしがいつも濡れている。
核心はすこし遠いガバどり。朝いちだし、すこし緊張するがボルト位置は良心的だと思う。
2p目 「ウィンドサーファー」5.10b
2年まえに来た時、登れなかった宿題。
出だしの小ハングをレイバックで越えると、スタンスの乏しいスラブ登りが始まる。
1p目よりもスラブらしいスラブ。
最近スポートやクラックばかりでスラブをしていなかったので、ランナウトが恐ろしかったが無事RP。少しは成長できてるようでよかったよかった。
3p目 5.10a
Dteさんリード。出だしフレークにマイクロカムを使う。
1ピン目のボルトにヌンチャクをかけるところのスタンスが悪くキモイ。
OSとはいきませんでしたが、いい練習になったとおもいます。
3p目終了点から70mロープ折り返しで2回懸垂して下りた。
ここまではウォーミングアップ。本命の中尾根P3,P4北面にむかう。
←右からモンキーフェース、
P4(展望クラック)、
P3(ツルムクラック)
が見える
北面には5.10台のクラックルートが数本あり、前から気になっていたが今まで行く機会がなかった。
今回は瑞牆の練習と称して、ようやく機会を得た。
まずは「モンキーバック」5.10dから。
バットレスからは踏み跡をたどって歩いて行ける。
「モンキーバック」との念願のご対面。思ったより見た目はショボい。見た目は。
ある方からお買い得かも。と聞いていたし見た目もショボいし、はっきり言ってナメていた。
そして完膚なきまでにボコボコにされました。やっぱり強い人の「お買い得」とか「簡単」は真に受けたらダメですね。
調子にのってすみませんした。
気を取り直して「展望クラック」5.10aにとりつく
取りつきへは、踏み跡から「モンキーバック」を巻いて行ける。
出だし短いフィストクラックを登ってテラスに上がるとテラスからは被り気味の凹角に走るハンドクラックを登る。凹角のクラックが核心。
狭い凹角のせいで実際よりも傾斜を感じる。しんどい。抜け口も悪い。
落ちるかとおもったが、なんとかOS。
荷揚げをして、Dteさんフォロー。Dteさんもなんとかトップアウト。
名張の5.10aより全然悪い。
「展望クラック」を登るとp4終了点付近に出る。なのでここから中尾根P3とかに継続できる。
あと「ツルムクラック」5.10aを登るつもりだったが時間切れで下山することに。
「展望クラック」終了点近くの平たい大きな岩の下をくぐりラペルリングから懸垂。
すると中尾根ノーマルルート1p目の終了点に降りられる。
そこからは踏み跡をたどり一の壁経由で下山した。
名張と異なり5.10台でも御在所のクラックはサイズや形状の変化が激しく、ジャミングやカムをきめる箇所が限定?される感じで難しかったです。
御在所と瑞牆のグレード感が同じだとすれば、瑞牆ほんまにいけるんか?と不安ですが、あと1か月やれることやろうと思います。
YMO記
山行期間 | 2025/3/23~3/24 |
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メンバー | YSD FKM TKH |
山行地域 | 檜尾岳 |
山行スタイル | ピークハント |
2年前に途中敗退した檜尾岳に再チャレンジしてきました。
3月22日(土)の夜に大阪を出発し、夜中の2時半ごろに駐車場に到着しました。
駒ヶ根橋を渡りすぐの右手の駐車場です。誰もいません。4時まで仮眠をとり、5時に出発しました。
まだ、日の出前でしたので、ヘッドランプをつけ、微妙な登り坂のバス道を1時間歩いてやっと「檜尾岳登山口」に到着しました。すぐに急登が始まります。赤沢の頭までの急登は覚悟していましたが、ひざ下ラッセルとアイゼンに雪がつく「雪団子」と踏み抜きに苦しめられ、想像以上に疲れました。
相談の結果、2250m付近で撤退をきめました。(前回からは少し更新できました)来る途中にチェックしていたビバーク地まで戻り、テントを張ってその日は終了。
翌日24日(月)6時にテント場を出発し、9時過ぎには登山口まで戻ってくる事ができました。
今回は天候もよく、恵まれた山行でした。
以前に先輩から教えていただいたラッセル技術を試してみたけど、無駄に力ばかりが入ってなかなか上手くできません。上手くなりたい、、、。諦めずにまた、やり続けようと思う。
そんな中、YSDさんが「ラッセルマシーン」となり、がんばってくださいました。ありがとうございます!
今回も途中までしか行けませんでしたが、女子3人で力を合わせ、色々おしゃべりもし、楽しい山行でした。
下山時は鶯の鳴き声を聞き、下山後のお食事処ではふきのとうの天ぷらをいただきました。
もう、春ですね。。。。
<行動記録>
3/23(日)2:30駐車場着→4:00起床→5:00発→6:00登山口→10:30赤沢の頭→13:00終了点2250m地点
3/24(月)4:30起床→6:00出発→9:15登山口
以上
TKH記
山行期間 | 2025年3月1日 |
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メンバー | 84期HJR, NKN, Sumiリーダー他 |
山行地域 | 笠置(川) |
山行スタイル | ボルダリング |
3月1日土曜日
新人歓迎会として京都笠置のボルダリング&バーベキューに連れて行ってもらいました。
朝から三国ヶ丘駅に集合し、まずは笠置のキャンプ場へ。広々とした河川敷で朝から他のお客さんもいっぱいでした。
キャンプ場からボルダーエリアまでは徒歩数分でアクセス良し。川辺に大小様々な岩が点々と転がっていて、テンションが上がります。
さっそくマットを3つほど置いて、9級の課題から登っていきました。初めての岩ボルダー、ロープクライミングとはまた別の緊張感がありました。マットがあるとはいえ、落ち方ミスったらやばいなとヒヤヒヤしながらですが、無事に完登。剥き出しの自然の中を登るのは気持ち良いです。
そこからは皆でワイワイ言いながら周囲のスラブ系、フェイス系課題を登りました。印象的だったのは初手からヒールフックのマントル課題。インドアで経験したことがないムーブで面白いです。
程よく疲れてお腹も空いてきたところで一旦切り上げてキャンプ場まで戻ることに。後でまた再開するつもりでマット、シューズ等置いていきます(その後結局登らず回収しにいきました笑)
キャンプ場に戻ってからは豪華なお肉を焼いて、お酒を楽しんで(もちろん運転手以外)、楽しい時間を過ごしました。
今回は大小様々な岩に触れられて、美味しい焼き肉もいただいちゃいました。先輩方、素敵な企画をありがとうございました。
山行期間 | 2025年3月21日〜22日 |
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メンバー | SZK, NGS, MTD, DOIS, DOIA |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 山スキー |
蓮華温泉 春スキーツアーに行ってきました!!
スキー大好き、温泉大好きな私。これは楽しいに決まってるじゃんねー
3月18日から19日にかけて南岸低気圧が通過。蓮華温泉ロッジの話によると50cmの降雪があったそう。
上雪の重たい雪でスキーの難しさを覚悟はしていたものの予想以上。ガツンと春スキーの洗礼を受けてきました。
3月21日(金) 快晴/強風
平岩駅に駐車。
5時54分発、JR大糸線平岩駅から南小谷駅。南小谷駅前のバス停から小谷村営バスに乗り栂池高原スキー場に7時58分着。
ゴンドラリフト「イブ」とロープウェイを乗り継いで標高1818mの栂池自然園駅に到着。ありがたやー。
ここからは天狗原までシール登高なんだけど、この日は天気は良いものの風速15m/sの強風予報。突風との戦いが始まる。3点支持ならぬ4点支持で何とか踏みとどまるもののスキーを履いての強風は恐怖だった。
天狗原でシールを剥がし、振子沢へいざ滑降。
滑降と云えばカッコいいけど私のレベルでは「スキーで下りる」が言葉として正解。
この重たい雪はゲレンデの滑りは通用しない。滑ってはコケ、雪に埋もれ、チカラを込めてヨイショと立ち上がる。
何度コケたことか。
試行錯誤の末、自分にとっては後傾、ボーゲンで下りる方法がベストだと気付く。
太ももパンパンになるけどね。
核心の乗鞍沢の橋を渡る。
落っこちないように横滑りで橋のたもとまで。めちゃくちゃ緊張した。
蓮華温泉ロッジまではあと少し。スキーを漕いで漕いでやっと到着!!
早速チェックイン。
内湯のみだけど、温泉に入れるとのこと。
ヨッシャーとガッツポーズ!!
というのも、温泉の湯量が少なく内湯、外湯ともに入浴出来ない可能性があったのだ。
外湯に入れないのはとても残念だったけど、内湯だけでも温泉に入れるだけでハッピー!
温泉のあとはビールで乾杯!うめぇー!!
その後、夕食前にも温泉、夕食後にも温泉、朝食前にも温泉、計4回入っちゃった。
朝風呂が人生初のNGSパイセンにはびっくりした。うん十年生きてきて何をしてるのか…勿体無い。笑
3月22日(土) 快晴/少々強風
7時50分に出発。
乗鞍沢の分岐まではシール歩き。
分岐からはヤッホー平への滑り。
林道合流手前から角小屋峠まではまたまたシール登高。
角小屋峠は広く眺めも最高。シールを剥がし滑降準備。
一瞬で滑り終え、ウド川右岸側をトラバースしながら滑っていく。
林道に合流し木地屋まで。
木地屋から大所まで雪が繋がっていて滑れそうなのでGO!
最後はジェットコースターのようなアップダウンで面白かった。
終了点でスキーからトレランシューズに履き替え平岩駅まで40分の林道歩き。
無事に帰ってきました。
安定のSZKリーダー、朝風呂初体験のNGSパイセン、そして果敢に攻めるスキーを見せてくれたMTDさん、愛する夫DOIS、本当にありがとうございました!
最後になりましたが、なんと次田経雄さんにお会いしました。
山行期間 | 2025年3月20-23日 |
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メンバー | YMO, Dte |
山行地域 | 御在所,名張 |
山行スタイル | クラッククライミング |
前夜発で藤内小屋テント場まで3日分の資材を担いで、うすうす分かってはいたが、裏道登山道の雰囲気からしてまだアイゼン感です。。前日まで全国的に雪だったようです。
中俣もバットレスの下部も凍っています。。前尾根を目指して藤内沢に入ってみましたが、アプローチシューズでズボって諦めました。
この機会にうさぎの耳を登って帰ることにしました。
実はクライミングシューズで来てしまったのです。
ウェイクアップ5.10マイナス
リーダーはオンサイトしましたが、フォローしてみるとなんかちょっと凍っている…指の感覚もなくぜんぜん登れません
オンサイトすごい!と言うと、DTe さんはそんなこと言ってる場合か。
と言われたし、今日はこれしかやることがないし、リードしました。写真は登っている感を出していますが、ただのテンテンでした。久しぶりのクラックで花崗岩で、怖すぎます。目が覚めました…
ウェイクアップの左にあるハングオーバー5.10bをやるか迷って、プロテクションが取れなそうに見えるのでやめておきました。あとで聞いたら、もともとトップロープ課題でカムが取れないとのこと。
帰りには藤内小屋のご主人に会えて、昨年お世話になったお礼を果たせたリーダー。藤内壁は登れなかったけど行ってみてよかったです
砦岩も雪が付いてるのが見えました
3月21日
御在所を敗退し名張に向かいました。
第一岩壁でマルチの練習するぞ。と張り切って渡渉
①直登5.10aを登って、(1回落ちました)自分で直登テラスに行きます。
②サブマリン5.10aのRP
マルチの練習でフォローはザックを背負って登ります!
さすがにサブマリン5日目だったので無事RPしました。リーダーはチムニーで、ギアラックとザックがじゃま!と怒っていました笑
③ゴールドフィンガー5.10b
フォローのザック免除してもらいました
一旦懸垂で降りて、
④サキサカ1P目5.10aを登って、これなんテラスに上がります。サキサカはザックを背負っているとめちゃくちゃ難しかったです。
⑤これなんですか5.10a
ここまでのフォローザックが効いているみたいで1回落ちたリーダー。フォローザック免除も1回落ちました。(まだRPもしてません)
⑥ゴールデンジャム5.9
目標8本でしたがタイムアウトでジャンケンして、最後に登りました。ルーフ前の木を使うと5.7と言われています。木を当然使いましたが6本目がんばりました。。その木に住んでいたムササビは不在。引越ししたのでしょうか
3月22日
再び第一岩壁。
①サキサカ1ピッチ目を登って、
②モモンガテラスから花テラス
ここは1ピッチにカウントしてもらえました笑
ザックを背負ってチムニーを上がる練習になりました。。
③花5.10aのオンサイトトライ
カムは2セット+#3+3.5持っていきましたが、終盤で3がなくなり、弾切れでテンションかー。と思いました。でも、行かなあかんやろー。と思ってもう少し行ってみると、終了点テラス前で余りのプロテクションが取れました!行ってよかったー!行けばわかるさー!!
(5.10aのクラックをOSできたのは初めてです)
ザックを背負ってフォローしてきたリーダー。降りると遠征のクライマーたちに「ビッグウォール行くんですか?」と聞かれました笑
④ムササビくんの休暇村5.10b
ワイドクラックの10bなので難しく、オンサイト失敗でした(YMO)
#5がスタックしましたが無事回収し、ヘッドライト下山でした
3月23日
最終日は会員外Aさんと合流し、第一岩壁3日目。
実はAさんは、昨年の藤内壁で私たちが起こしてしまった事故の際、残置物の移動で大変お世話になったクライマーです。
そのとき知り合って今では名張で一緒に登っていただいているというお世話になりよう…!
今日もサキサカから2階へ
エスプリ5.11b フォローでロープ登高の練習しました笑(DTe)
コンドーサン5.10c
YMOさんオンサイトトライ!行けるかな、と思いましたが、上部のクラックが細くなるところで落ちていました。
フォローしてみると、スカスカフィストの無限地獄…。それが終わるとシンハンド〜オフフィンガーになって、最後はノープロフェイスでした…さすが10cです。。
最後はAさんが登ったスネークマン5.11aをYMOさんだけフォローして、最終日も無事終了。
Dteはスネークマンテラスで三角座りをしていた上に、Aさんの80mロープで介助懸垂していただくという第一ツアー締めくくり
YMO さんも10年後にはAさんのようなたくましいクライマーになっていることでしょう?
私もその頃まで登っていられたらいいなと思いました。