山行期間 | 2025/5.2~6 |
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メンバー | SG・AB・KS・MT・FM・KB・NN・HJ |
山行地域 | 穂高岳 |
山行スタイル | 縦走・ピークハント |
今年は雪が多かったので残雪期ながらかなり雪が長く楽しめる山行となるのではないかと期待しての合宿入りとなった。
5/3、あかんだな駐車場より北穂・奥穂チームとして8名で上高地に入山。他の合宿チームメンバーと合流し、互いに情報共有、健闘を称えて各チームスタートを切る。
歩きなれた道を久しく思いながら歩いて横尾を通過、早めに雪道が現れたと思ったら屏風岩が見える。屏風岩チームとはここでお別れ。遠くからしばしエールを送ります。
私達は本谷橋でアイゼンを装着。ここ数年雪が少なく夏道オンリーだったのが、今回は数年ぶりと言われる雪の涸沢ルートを歩くことが出来た。なだらかな斜面ではあるものの中々長い距離を歩く。ヒュッテの鯉のぼりが見えてからも長い・・。が、天気は申し分なく最高の青空山日和。少し風は出てきましたが。
←涸沢ルート
私達のテントは3張。A・Bパーティに分かれて幕営。Aパーティ6名は4日間で北穂・奥穂~涸沢岳とアタック、私KSとFMさんの2名は北穂のみ3日間で下山するBパーティという混合チームとなっている。
夕方から風が強くなってくるが、気温は思ったほど寒くはない。天気予報通りだとさらに風は強くなり稜線上は20数Mとか。夜半に雪予報はあったもの、気温が上がらず強風雨の夜となった。
3:30起床、4:30スタートとしたが、この時点でみぞれ交じりの風がまだ強く、リーダー同士で話し合って6時スタートに決めて待機とした。
アタック装備で6時を迎えると、風はまだまだあるが雨はようやく止んだようだ。行ける所まで行こうと列を成してスタートを切る。
どうやらこの日の先発隊は私達のパーティのようだ。雪の状況は悪くない。標高を少しあげると1~2センチほどの新雪が見て取れた。昨日からあがっていた登山者が下りてきて情報を英語でやり取りする。メンバーに達者な人がいてよかった~
風はあるが大したことはなく、視界不良の中少しずつ高度を上げていく。
一番急斜面で45度くらい。だが、GWで人がよく入っている北穂はトレースもあるし、朝なので雪も腐っておらずただ楽しいばかり。長い急斜面が終わりようやく岩場が出てきて回り込むと北穂高岳山頂だ。登頂記念写真を撮ってもらい、名物?の雪の階段を下りて北穂小屋へ。景色は・・残念ながら真っ白!これも雪山あるある。
下山は思った以上に雪が腐っていなかったので前向きで降りることが出来た。高度を少し下げた頃、ガスが晴れてきて前穂北尾根がとてもきれいに表れた。
ステップの足が止まる。山頂では叶わなかったが皆で見られた頂きからの景色。
幾度となく降りては止まっての景色談義が止まらない。
そうこう言いながらテン場まで戻るとまだ12時過ぎ。時間も早いのでBパーティはこのまま横尾、または徳沢まで降ります!ってことで熱いお茶してからテント撤収。13時、Aパーティに挨拶して下山開始。結果、徳沢に16時半頃着で幕営。翌日5/5、帰阪となりました。
同日Aパーティは天候にも恵まれ奥穂~涸沢岳を登頂出来たそうです。
おめでとうございます。お疲れ様でした!
私個人としては2年ぶりの本番山行でした。皆様とご一緒させて頂いたことを心より感謝いたします。ありがとうございました。そして本当にお疲れ様でした!
KS記