山行期間 | 2025/6/20夜〜22 |
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メンバー | SZK, DOIS, DOIA, 会員外(TGA) |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | バリエーションルート |
3年前も今回と同じ6月の第3週目に奥穂南稜に行った。この時期はまだ雪が残り、登山者は少なく、静かでとても楽しかった思い出がある。「また行きたいなぁ」とふと思い、SZKさんに提案。「どうせなら前回と同じメンバーで行こう!」ということで、愛知県に引っ越して今は名古屋の某山岳会に入られてるTGAさんにもお声がけ。急にもかかわらず心良く参戦表明してくださった。
バタバタとSZKリーダーに計画をしていただき、いよいよ決行当日。
6月20日金曜日夜
岐阜県の各務原でTGAさんを車でピックアップ。久しぶりの再会に全員満面の笑。「久しぶりだけど、このメンバー違和感ないよねー」とTGAさん。確かに!
車内でペラペラと口を閉じる暇無く近況報告。ニアミス山行が多くてお互いびっくりした。確かに行く山って大体同じなんよねー。流石に0時を超える頃には眠気が勝り、車内がようやく静かになった。
6月21日土曜日
あかんだな駐車場5時20分の始発バスに乗り上高地へ。3年前はコロナ禍ということもあり、閑散としていた上高地だったが、さすがに今回は梅雨晴れの週末ということで、ほどほどに観光客、登山者の姿があった。
岳沢小屋までの登りにヒーヒー言いながらようやく到着。水を補給。(100円)
9時に岳沢小屋を出発。南稜に向けて雪渓上を250m標高を上げる。う〜ん、3年前より雪が少ないなぁ。前方には3人パーティー。
南稜の取り付きでハーネス、ギアをつける。足元は浮石だらけでとても悪く、ヒヤヒヤしながらハーネスをつけた。こんなところでスリップしようもんなら雪渓の下に吸いまれていって、、ひいぃぃ〜、想像するのも恐ろしい。
先行する3人パーティーがロープを出しているところで先に行かせていただいた。ハーケンに引っかけたヌンチャクをお借りしてA0で上がる。(ありがとうございました。)
ここで再度、ルートを確認。前回は大きな落石があり、本ルートを外して左にルートをとったが、今回は中央のルンゼを目指した。
ハイマツ漕ぎを経て岩壁にぶち当たる。そこを右にトラバースする。この先の踏み跡も明瞭でルート取りはスムーズだが岩、草付きのルンゼは斜度もあり慎重に進んだ。
奥穂南稜は岩登りにハイマツ漕ぎ、ナイフリッジと変化に富んだルートだ。岩登りと言っても2〜3級程度だが、高度感があるのでお尻が寒くなる場面もありでなかなか楽しいのである。
トリコニー1峰、トリコニー2峰を越え、ナイフリッジからのクライムダウン。この辺りも3年前は雪が残っていたのに今年はゼロ。
最後のクライムダウン箇所は30mのダブルロープを使って懸垂下降した。支点あり。
ここを越えるとガレた岩場。3年前はもっと歩き辛かったガレ場だったが今回は明瞭な踏み跡がありスイスイと歩くことができた。
南稜の頭まではもう少しのはずだが思いのほか遠く嫌になっちゃった。南稜の頭からは奥穂高岳まではすぐ。15時半に無事到着。
ゆっくりと休憩、集合写真を撮り穂高岳山荘へ。
夕食は山荘内のテーブルをお借りすることができた。テーブルでご飯を食べれるなんて快適すぎるぅ〜。それぞれ歩荷してきたお酒で再会と南稜制覇を祝って乾杯!19時には撤収してテントへ。
6月22日日曜日
ザイテングラードは雪があり、涸沢まで楽ができた。
涸沢ヒュッテからはすぐに雪が無くなり(全員がっかりでアイゼンを外す)夏道の下山となった。
上高地までの長い長い道のり。徳沢でソフトクリームが食べたいと駄々をこねたが却下され、頑張って歩いた。
上高地バスターミナルに12時に到着。次のバスは12時半ということで、、ここで「待ってました!」とご褒美のソフトクリームを買いに走る〜。ふぇー、めちゃうま!!
今回もめちゃ楽しかった!しんどいのを忘れた頃にまた行きたい。
DOIA記