山行期間 | 2025/5/25 |
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山行地域 | 百丈岩(遭難対策) |
毎年行っている春の遭難対策訓練が百丈岩でありました。今回は22名の参加で4班に分かれて訓練しました。簡単に内容を記しておきたいと思います。(自分の班の事だけですが)
●自己脱出のシステムの確認。
①仮固定:ビレイしているロープをミュールノットで止め、止め結びでバックアップをとる。全体のバックアップとして、ミュールノットの続きのロープを1本ずつ8の字でアンカーに安全環でとめる。
②テンションの移動:荷重のかかっているロープにフリクションヒッチをかけマリナーノットでアンカーに止める。(安全環)フリクションが効いていことを確認しつつゆっくりとミュールノットをほどいて荷重を移す。荷重抜いたロープにムンターミュールをつくり止め結びでバックアップをとる。アンカーにセルフをとり、アンザイレンしていたロープをはずし、事故者の救助にあたる。
●リーダーレスキューのケーススタディ
想定:トップを登っているクライマーがロープ半分以上登攀した状態で墜落し、ケガをして意識がなく自分自身で自己脱出ができない状態の為、ビレイヤーが救助にむかいテラスまでおろす。
①ビレイからの自己脱出。
➁テンションロープでプルージック登高して(ケガ人の上部まで)登り返す。
③新たな支点の構築(または、支点の強化)。2人分の荷重がかかるので、複数とるのが望ましい。
④新しい支点にケガ人のアンカーを固定する(荷重がかかっても外せる方法で。マリナーノット+バックアップなど)。自分自身のセルフをスリングでとり荷重をアンカーにうつす。ロープは落とさないようバックアップをとっておく。けが人のビレイループからロープをはずし、新しいアンカーに荷重を移す。上部のランニングにかかっているロープを引き抜き回収し、懸垂下降の準備をする。
(救助者はテラスまで降りてきてアンカーを解除し、再び登り返し?)
⑤懸垂救助によってけが人と一緒に2人でテラスまでおりてくる。
その他
●懸垂下降の練習
●登り返しの練習
●1/3,1/5システムの確認。
●搬送訓練(ロープをループにして輪を2つ作りケガ人は足を通し背負ってもらう。ザックを2、3個連結して担架状にして搬送する。頭の固定が大事。)
訓練内容は以上です。
★私の記憶違いや、認識間違いが記事の中にあるかもしれません。。。