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南紀 ナル谷 16年10月08日

山行期間 2016年9月30日(夜)から10月2日
メンバー OSM,TRN,OKD
山行地域 南紀
山行スタイル 沢登り

昨年の春に行って以来のナル谷です。昨年は水量が少なかったので、簡単な印象があったのですが、今回は雨が続いていたので、ちょっと厄介でした。ある1点を除けば、きれいないい沢でした。

一ノ滝。右岸巻き

二ノ滝手前の小さい滝で、昨年は左岸の流木を使って登ったのですが、今回は右岸を巻くことに。これが失敗だった。巻いている途中にハチの巣があり、6カ所刺されてしまった。あとで調べたら黒スズメバチだった。30分ほど休憩してショック症状が出ないことを確認して、遡行を続けた。

二ノ滝。水量が多く、滝の直下まで近づくことができなかった。

三ノ滝。昨年はロープなしで登りましたが、水量が多く、少しいやらしいところを確保しながら登りました。

三ノ滝を登り終えて、エスケープするかどうか検討したのですが、ショック症状は出そうもなかったので、そのまま遡行することにしました。

広場でツェルトを立てて、泊まりました。

次の日、三ノ滝の上まで沢を下降し、導水道を歩き、東屋まで下降しました。この下降が結構厄介で、ガレガレなのでヘルメットを装着したほうがいいと思います。


雨の表銀座over50A山行

山行期間 2016.9.16~19
メンバー asi isk mtu
山行地域 燕岳~蝶ヶ岳
山行スタイル 無雪期縦走


9月の3連休を50代の男3人で、表銀座に行ってきました。
目的は、夜の宴会。

二日目に悪天候が予想されたが、歩きやすい道なので予定通り決行する。

 

 

 

 

燕岳の中房温泉の登山口から登ります。

初日は天気も良く、多くの登山者でにぎわってました。

2時間ほどで、合戦小屋に到着。

迷わずスイカを購入するCLa

 

 

 

 


 

 

 

 

2500ほど高度を上げると紅葉が見られました。

富士山も綺麗に見えました。

 

 

 

 

 

山頂に到着。

天気もよく、白イルカ?も綺麗に見えました。

 

 

 

 

天気もいいので予定通り大天井岳をめざす。

 

 

 

 

やっぱり表銀座は何度来て心地いい。

気持ちよく大天井岳まで歩く。

 

 

 

 

大天井岳手前で少し雨に降られるも無事に予定幕営地の到着。

 

 

 

 

予定通り、テントで宴会。

 

 

 

 

翌日、天気が心配だったが、さほどひどくないので、

とりあえず常念をめざす。

 

 

 

 

常念岳、無事到着。

蝶ヶ岳まで行くか検討の末、予定通り決行。

常念岳を下り樹林帯を抜けると蝶槍。

 

 

 

蝶槍から蝶ヶ岳までは、すごい突風で飛ばされそうになりなり苦労する。

 

 

 

 

風が強いので山小屋に避難し、快適に宴会を遂行。

 

 

 

 

翌日、小雨の中、蝶ヶ岳を登って下山。

 

 

 

 

凄く快適で楽しい山行でした。

宴会山行、また行きましょう。

 


夏合宿・北鎌~大キレット~ジャンダルム 16年09月26日

山行期間 8/10~8/14
メンバー hso szk uet mtm mtu
山行地域 槍ヶ岳 穂高岳
山行スタイル 縦走


hosリーダーを中心に6月から沢山のトレーニングを遂行し

目指すは北鎌ルートからの槍ヶ岳。今回は、高瀬ダムから遡行を

30回も繰り返しながらの難コース。

その後も、西穂高までのロング縦走。

 

1日目

高瀬ダムまではタクシーです。


 

 

 

 

そして湯俣登山口~湯俣清嵐山荘へ、なだらかな道を行く。

 

 

 

 

沢靴に履き替えここから遡行

 

 

 

 

水は冷たいが

思ったより水量が少なく、楽に遡行。

 

 

 

 

ときどき、へつったり捲いたりしながら千天ノ出会を越え

幕営予定地の北鎌のコルに到着

翌日の下見。

 

 

 

 

 

二日目

まずは、北鎌のコルをめざす。

 

 

 

 

北鎌沢を登り藪を抜けるとテント2張りほど出来るコルがありました。

ただ、ブヨだらけで幕営は辛そう(+o+)。

 

 

 

 

稜線まで上がるとP8が見えました。

ところどころで稜線を捲くが、ザレザレでかなり苦労する。

 

 

 

 

苦労の末、ようやく独標。

やっと槍が姿をあらわしました。

 

 

 

記念撮影。

そして、もうひとふんばり。

 

 

 

 

ルートファイティングに苦労はしたが、無事、槍ヶ登頂。

山頂では、「スゴーイ。」を連発され気分上々。

 

 

 

 

そして、槍ヶ岳山荘を越え

二日目は南岳のテン場で幕営。

10時間を超える歩行時間でかなりきつかった。

 

三日目

相変わらずの晴天

 

 

 

 

日の出の雲海も綺麗。

 

 

 

 

 

大キレットを越え、午前中に幕営予定の穂高山荘。

でも、もう少し進むことにしました。

各自水5ℓを背負い、天狗のコルでのビバークへ。

 

 

 

 

馬も背を越え、ジャンダルム。

そして、無事、幕営地。

四日目

またもや、快晴\(~o~)/。

 

 

 

 

最終日、西穂までの稜線を気持ちよく歩く。

ゴールの西穂山荘で、バンザーイ。

 

 

 

 

 

かなりキツイ山行でしたが無事に成功。

めでたしめでたし( ^^) _U~~。


76期 京都 金比羅山クライミング 16年09月25日

山行期間 9月24日(土)~25日(日)
メンバー SKT(CL) KNS(SL) TGA(SL) YGM(SL) TKD(SL) INO HYS TKR SOT
山行地域 金比羅山
山行スタイル 登攀訓練

秋のクライミング第2段! クライミングが大好きな私にとっては、山行が待ち遠しくて待ち遠しくて。

荷造りから楽しい。ヌンチャクを整備して、登攀グッズをまとめるだけでワクワク。

今回は食事担当も兼ねていたので、これまたワクワク。

縦走ではなく、前夜より車での移動のため、食料のグラム核心は気にしなくていい。どうせなら、美味しいものをと色々なアイデアが頭をよぎり、家でも思考錯誤してメニューを決定。

台風による雨が懸念されるも、天気には強い76期!中止になることなく決行になります。

 

三国ヶ丘駅に集合して車で滋賀県の道の駅妹子の里でテント泊。到着したら育成チームでテント2張の設営。今回は76期が3名と初めて参加される方1名の4名。その4名でテントを設営します。最初に比べるとスムーズに手際よく設営できるようになりました。一つのテントに全員が入りしばしの宴会。これも山行の楽しみのひとつ。先輩方の今までの山行の話を聞くと、行きたいところがどんどん増えていきます。私もそんなところに行けるようになるのかしら。。。と思います。

 

翌朝早朝に起床し朝食の準備。もう一つのテントの朝食は同期に託します。最近は雑炊が続いていたので洋風のトマトポタージュパスタとクロワッサン。美味しいと言って食べていただくのをみてホッとします。一仕事終えた気分になり、片付け撤収。車にのっていざ岩場へ!

 

駐車場に到着してからアタック装備に荷分けしてアプローチ。歩きながら同期とマルチピッチのロープワークについて復習しながら進みます。まずは北尾根。先輩と二人ペアになり登ります。まずはビレイして先輩に先に登ってもらい、そのあとセカンドで登り、2ピッチ目は私が先頭で登ります。登るのはいいのですが、その後先輩にセカンドで登ってもらうために、支点ビレイを行うのが緊張です。周りに確認してもらえる人もおらず、セルフチェックを何度も行い「登って下さい」と声をかけます。この大事な緊張感を味わいながらロープアップします。なかなか手際よくロープアップできないのですが、今はまだ安全に確実に行うことが最優先と自分に言い聞かせながら行います。

 

次にY懸尾根に移動します。合計で7ピッチほどあったでしょうか。繰り返し行っているとロープワークも体で覚えてきます。その分頭で色々考える余裕が出てきて、どのようにヌンチャクをかけるとロープを手繰りやすいか、登り方もどの方向に登ったらロープがスムーズに伸びるかなど考えられるようになりました。今回の山行の収穫です。

 

その後懸垂下降の練習です。確保機がない場合の懸垂の方法も教えていただきました。岩場での事故の多くが懸垂下降時と聞いていたので、集中して降ります。降り始めるとすーーーっと降りるのが楽しくて嬉しくて。でも安全な場に着地するまでは集中を切らさずに意識します。

 

最後に自己脱出の練習。私はクライマー役をしていたので、ビレイやーの自己脱出の様子を見ることができませんでしたが、以前の遭難対策訓練で学んだ自己脱出の方法を頭の中で整理して思い出します。

 

岩登りは楽しい!楽しい気持ちはもちろん大事ですが、楽しいだけではだめです。

先輩の、「パートナーとは命を預けて一緒に登攀するので、何かあったときに助けてくれるかどうか、パートとのの信頼関係が必要。また本番に向けてのトレーニング準備も含めてパートナーの力量を知り一緒に登って安心で楽しいと思えることが必要」というお話がとても印象的でした。

 

今年度は育成チームでしっかり学んで、来年度からは先輩たちと一緒に登攀できるように頑張りたいです。次は御在所!楽しみです。

 

育成チームのために山行に同行してくださる先輩方と、いってらっしゃいと送り出してくれる家族に感謝です。


夏合宿・北穂高岳東稜 16年09月22日

山行期間 8月18日夜~21日
メンバー YMG、ASI
山行地域 北穂高
山行スタイル アルパイン

夏合宿は、涸沢から北穂高岳東稜を経て、南岳、槍ヶ岳に至るコースを目指した。初日に上高地から一気に北穂高岳山頂まで高度を上げる。メインは北穂高岳東稜で、そこはバリエーションルートであり、高度感のある岩稜帯登攀が特徴となっている。
8月19日朝5時30分に上高地を出発。天気は終日不安定だけれども明日は好天との予報。河童橋からのぞむ穂高の山々の頂には雲がかかり、その動きから上空で強い風が吹いている様子がうかがわれた。いつもは清々しい上高地の空気が生暖かく湿っていた。
8時00分に横尾を通過、10時45分に涸沢に到着。長野側の空には晴れ間も見えるが、飛騨側から重量感のある雲が穂高の頂を覆い、時折、小雨がぱらぱらと落ちてくる。午後からは雷雨の可能性もあるので、パーティと相談し、今山行の目標は、北穂高岳東稜登攀の完遂に絞った。そして、ほぼ徹夜のドライブで、睡眠不足もあることから、明日の天気に期待し、ゆっくり休養をとり、ベストのコンディションでアタックする方針とした。
翌日午前4時45分、雲一つない神秘的な黎明の時、涸沢を出発。ヘッドライトの灯をたよりに北穂高岳南陵を登攀する。高度を上げて途中から北穂沢をトラバースし、5時40分、東稜の取り付きに至った。途中、穂高連峰の燃えるようなモルゲンロートに心を奪われた。

東稜稜線に出てからは、パーティにとっては初めてのルートなので、安全確保を最優先し、ロープを積極的に使用することにした。東稜稜線からの360度の展望は、本当に素晴らしい。左に穂高連峰と涸沢カールを、右に槍ヶ岳、南岳、常念岳方向を一望しながら、その稜線をマルチピッチで登攀していく。まさに空中散歩だ。高度感はそれなりにあるものの、足場がしっかりしており、落ち着いて歩けば、それほど怖くない。
しばらく、清々しい青空の下、東稜を気持ちよく進んでいると、右側に大きなレンズ雲が浮いているのが見えた。天候悪化の兆候だ。案の定、1時間も経たないうちに、飛騨側から見るからに重たそうな雲が垂れ込めて、湿った空気が流れ込んできた。そして、東稜の核心部である通称「ゴジラの背」と呼ばれる部分を通過中に、とうとうパラパラと雨が降り出した。「こんな場所で降らなくても・・」と恨み言をいいながら、慎重に手と足を進めていく。
「ゴジラの背」の最終点には、しっかりした支点が構築されていたので、それを使って20mほど懸垂下降した。そしてロープをザックに入れて、北穂高岳山頂を目指して登っていく。天気が良ければ、北穂の小屋も見えるので何ら問題ないルートだろうが、雨の中、濃いガスで視界が遮られている上、バリエーションルートなので道標もない。稜線から外れることのないように登りつめるしかないが、道は結構、険しく、ルート・ファインディングの力が試される状況となった。慎重にルートを確認しながら高度を上げていく。そのうちにガスの中から北穂小屋の影がうっすらと見えて安堵した。11時00分に北穂小屋に到着。後から振り返ると、東稜の岩稜登攀よりも、天候の悪化により、ゴジラの背から北穂小屋までの間が今回の核心だったと思う。

北穂高山頂では、風雨は一層強まっていた。パーティと相談して、天候回復が見込めない状況で、キレットを経て南岳を目指すことは断念し、北穂南陵を通って涸沢方向に下山することに決めた。11時30分、北穂高岳小屋を出発し、一般登山道の南稜を下る。14時00分に涸沢に到着し、そのまま、一気に下山して、17時40分には徳沢に到着した。朝5時前に出発したので、その日は13時間歩いたことになる。歩きごたえは十分だった。
徳沢は、約30年前、高校山岳部夏合宿で、槍ヶ岳から槍沢を経て上高地に向かう途中に立ち寄ったことがある。当時、どこかヨーロッパ的なその美しいキャンプ場に見惚れて、いつかテント泊できればと思った。今回、予定外であったが、くしくもその願いが実現した。ふかふかの芝生の上にツエルトを立て、すばらしく快適な環境の中で、北穂高岳東稜登攀達成の祝杯をあげた(ASI記)。

動画のリンクになってます。ここをクリックして下さい。


南紀 天瀬谷 16年09月17日

山行期間 2016年9月10日(夜)~11日
メンバー OSM,OKD,UET
山行地域 南紀
山行スタイル 沢登り

南紀の天瀬谷に行ってきました。道の駅で仮眠後、天瀬林道を入渓点近くまで車を入れることができました。いい広場があり、結構車をとめることはできますが、林道は凸凹しているので、車高の低い車はつらいと思います。

左俣に入り、最初の15mの滝。左岸巻き。滝の上がナメになっていて、滑ったらやばいのでロープで確保しながら下りました。

20mの滝。右岸巻き。

一旦、稜線に上がって、右俣の下降を開始しました。

滝は懸垂で降りました。左俣の合流前のナメ。滑ったらいやなのでここも懸垂で降りました。

午前中は曇っていて、暗い感じのする沢でしたが、いろいろな要素が詰まっているいい沢でした。

行動時間

7:00駐車地→7:40二俣(左俣)→8:10 15mの滝→9:30 20mの滝→10:30尾根に上がる(右俣下降)→14:00左俣と合流→14:00駐車地


大峰 下多古川 16年09月03日

山行期間 2016年8月20日(夜)~21日
メンバー OSM,NKZ,MKM,SKM,NKO
山行地域 大峰山系
山行スタイル 沢登り

今回、沢登りの経験の少ないメンバーが中心であったため、難易度が低いと言われている下多古川に行くことにしました。特に難しいところはなく、ところどころ登山道が並走しているので、エスケープもしやすく、初心者でも安心して連れて行ける沢だと思います。

入渓は橋を渡った広場からしました。この時期特有のことかもしれませんが、入渓してしばらくは、岩にゲジゲジのような虫が気持ち悪いぐらいいて、手の置き場に気を使いました。

琵琶滝近くから大岩が出てきて、おたすけ紐を使うことがありましたが、よく探せば使わなくて登れるルートがあると思います。琵琶滝は立派な滝で一見の価値はあります。右岸巻きで、テープがあります。

ハングした嵓。この辺りは大岩だらけです。

中の滝。これも右岸に下山道と巻き道があり、テープもありました。

少し小雨が降ってきたため、中の滝から上には行かず、下山としました。下山もしっかりした道がありました。

行動時間

6:50出発→8:10つり橋(785m辺り)→9:00琵琶滝→10:00中の滝→11:20駐車地


夏合宿 屏風岩「東稜ルート」 16年08月30日

山行期間 2016年8月11日(木)~13日(土)
メンバー SKD、SGY
山行地域 北アルプス、屏風岩
山行スタイル 人工登攀


 

記事はこちらをクリック(PDFで開きます)


76期 比良 八池谷 16年08月28日

山行期間 2016年8月27日(夜)~28日
メンバー OSM、MSD、KTY、NGS、KNS、OKD、TYK、KSI、INO、TCH、MRJ、SOT
山行地域 比良山系
山行スタイル 沢登り

台風10号と上空の寒気の入りの影響で、予報では雨マークが出てしまいましたが、1回目のときと同様、CLさんの「ひとまず出発してみましょう」のメールで決行となりました。
道の駅妹子の郷にて小宴会の後、仮眠。

当日は5:00起床。高いところに筋雲があり、ところどころ青空も見えて、思ったより天候は悪くない。各自朝食の後テントを撤収して5:40に道の駅を出発。ガリバー旅行村には6:15頃到着。入渓点までは通常の登山装備で歩きました。
林道終点すぐからの入渓も可能とのことですが、そこからのルートは難易度が高いらしく、登山口の看板には「死亡事故多発」との注意書きもありました。今回は八淵の滝までは登山道を進みました。八淵の滝の前で入渓準備。入渓前に装備の着用状況を確認していただくと、PASの装着の仕方に誤り発見。無意識に作業してはいけないと反省。


八淵の滝は右岸を巻き、滝上部に出てしばらく進むとすぐに貴船ノ滝へ。

そして次々と現れる小滝をどんどん遡行していきました。今日は昼から降雨が見込まれていたため、休憩もそこそこに早めに進んだものの、9時頃にはポツポツと雨の雫が落ち始め、30分後には本降りに。予想より早い降り出しで気持ちがはやります。最初は地形図と遡行図をしっかり読み、コンパスも合わせてすすんでいましたが、途中から遡行することばかりに夢中になり、現在地把握が次第に甘くなってしまいました。前回、地形図や遡行図から現在地を読み取ることができなかったため、今回は少しでも把握できるように心がけたものの、気づくと足元ばかり見てしまい周囲の地形の変化やルートの進み具合のチェックが疎かになりました。普通の登山道と違い、沢は本当に難しいと感じました。


また悪路をロープとスリングで自己確保して登った際に、安全地帯に到達する前に自己確保を解除しようとしました。もっと安全な場所まで行ってから、解除するようにとのアドバイスを受けました。大丈夫と思ってもやはり安全地帯かどうかを客観視して、安全マージンを高めにとる行動をすることが大切と肝に銘じました。


下山時、入渓ポイントだった八淵の滝を通過しましたが、入渓時より明らかに水量が増えており、わずか数時間の降雨でも標高を下げるほどに増水することを、あらためて認識しました。


ところで、私の天敵のヒルが、今回はまったく現れず、下山後にほっと胸をなでおろしました・・・。
沢トレーニングは今回で終了です。しかし沢は、読図、気象予想、登攀、ロープワークなど、さまざまな登山技術が総合的に求められる分野であり、今回はあくまで「体験させていただいた」程度と、あらためて感じました。
これからもっと技術を高めていければと思います。

行動時間
6:35駐車場出発⇒7:10/7:23入渓準備・入渓(八淵の滝)⇒8:25休憩⇒9:15まぼろしの滝⇒10:43遡行終了11:07下山開始⇒12:25八淵の滝にて休憩⇒12:50下山終了


雪彦山 地蔵正面壁 16年08月25日

山行期間 2016年5月21日
山行スタイル 人工登攀


 

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76期 北アルプス 白馬岳 16年08月21日

山行期間 2016年8月18日(木)夜~8月21日(日)
メンバー MSD, KYF, TYK, INO, MRJ
山行地域 北アルプス
山行スタイル 縦走

猛省の夏合宿!!
やらかしてしまいました...
共同装備として今回私が担当していたのはテント本体。しかしそれを間違ってしまったのです。
本来持ってくるべきテントではなく、しかも本体でもなく外張りを...他のテントのしかも本体でもなく外張りを間違って持って来てしまったのです。原因は完全に私の不注意、思い込み。
その間違ったテントの外張りは約3週間前のルームの時に持って帰っていた物で、共同装備リストを確認し持って帰ったつもりになっていた。しかも出発まで再度確認する機会はいくらでもあったはずなのに、つもりになっていた私はいちども再確認することなくザックに詰め込み、山行初日の昼過ぎに朝日小屋テント場でザックから出す時まで全く自分の失敗に気づくことはなかった。結局テントのフライと外張りとテントポール1組ではどうしようも出来ないという事で山小屋に素泊まりすることになりました。
今回一緒だったメンバーの皆さんには本当に申し訳なく、自分の不注意に大変反省しています。
しかも「共同装備の物は共同責任だから」「久しぶりの縦走だから小屋泊まりのほうがゆっくり休めて良い」「これ(お酒)飲んで忘れろ」「私たちにも責任があるから」など優しい言葉で私を励ましてくださり、申し訳ない気持ちでいるところに皆さんからの言葉に救われる想いでした。

8月18日(木)
午後9時に大阪を出発し蓮華温泉駐車場に到着したのは19日午前3時。駐車場にてテントを張り仮眠。この時のテントは山行時に使用するテントとは別に用意していたものであった。

8月19日(金)
午前5時起床。朝食は各自用意していた物を手早く食べ終え、準備を整えて出発したのは6:20であった。天候は曇りで時折太陽が顔をのぞかせていた。山行初日は朝日小屋キャンプ地までの予定。昭文社の山地図のコースタイムでは所要8時間10分となっている。
私にとって今回のコースは7~8年ぶりであり、木道の多いこの山道は忘れていた私の古い記憶を呼び起こしてくれた。当時のことを懐かしく思い出しつつ時折傾いて滑りやすくなっている木道に注意しながら軽快に歩いていく。カモシカ坂を登り終えて少し歩いたところ、このあたりは五輪高原という名前が付いた場所で開けていて見晴らしも良く、水場の冷たい水が乾きを潤してくれた。
朝日岳山頂に到着したのはちょうど正午であった。山頂からの展望は真っ白で何も見えず、展望案内を見て、晴れていれば見えるであろう山々を想像して楽しんだ。朝日小屋到着は12:50で「お疲れさん」とテントをザックから出した時に冒頭で書いたとおりの悲劇。皆さん本当にすいませんでした。
小屋ではリーダーの2人にレクチャーを受けながら天気図を書きました。まだまだ不慣れであり
練習あるのみです。

8月20日(土)
山行2日目、この日は白馬山荘までの予定。
コースタイムは約8時間。しかし白馬山荘の到着時間次第では白馬三山の杓子岳、鑓ヶ岳まで行ってみようと前の晩に話していた。
朝4時に起床し出発は5:20となった。この日の天候は晴れのち曇りそして雨。前半の稜線歩きは展望も良く本当に気持ちの良いものであった。しかし残念ながら白馬岳山頂での展望は前日の朝日岳同様に真っ白で何も見えず残念。白馬山荘到着は11:35。相変わらず天気は曇り、これから杓子岳に登っても展望は望めないと予想されたが、まだ正午であり時間もあるので行くことになった。皆さんまだまだ元気である。
小屋での宿泊手続きをして部屋で荷物をアタック装備にしていざ出発。午後4時の気象情報を聴くためには鑓ヶ岳まで行ってしまうと時間がギリギリになるとのことで杓子岳までの往復となった。アタック装備のため荷物は軽くなったが、思ったよりもアップダウンがあったのと杓子岳頂上での展望も全く望めなかったなかで疲れを感じながらの白馬山荘への復路途中、たしか最低鞍部手前だったと思う、ほんの一時進行方向の白馬岳方面のガスがすーっと流れていき白馬岳やその直下にある白馬山荘まではっきりと見ることができた。一同しばし足を止めてその風景に見入っていた。「これを見られただけでも杓子岳まで行った甲斐があった」と誰かが言っていたが、本当に同感であった。
山行2日目の天気図は前日に比べて気象情報の拾い方が分かってきた。効率良く情報を天気図に落としていくにはまだまだだが、数をこなしてしっかりと天気図がかけるようになりたいものである。夕方からは雨が降り出してきた。

8月21日(日)
この日の予定は4時起床であったが3時半にはしっかりと目が覚めていたため布団から抜け出し外の景色を見に行った。まだ夜明け前で星がとてもきれいに見えていた。昨晩の雨もいつの間にか止んでおり、今日も昨日同様に午前中は晴れてくれそうである。
最終日この日のコースタイムは約5時間。すばやく朝食をすまして5:00に出発。白馬岳山頂はご来光待ちの登山者でごった返していた。山頂の道標付近は記念写真待ちの列ができており我々もその列に並んだ。山頂からの展望は素晴らしく、今回の山行で初めての山頂からの展望を楽しめた。劔岳や立山三山、そして遠く富士山までも望むことができた。白馬大池を経由し蓮華温泉駐車場に到着したのが9:32。車から温泉セットを取り出し蓮華温泉ロッジにて入浴、3日間の汚れと疲れを洗い流した。皆さんお疲れ様でした。

今回の山行では私の大失態によりメンバーの皆さんには大変な迷惑をかけてしまいました。
そんな私に対し本当に心優しい言葉をかけて下さりとても感謝しています。
今後同じ失敗を繰り返さないことはもちろん、事前の準備段階での確認の徹底を行うようにしていきたいと思います。
豊蔵拓也


夏合宿(北アルプス 真川シンノ谷から赤木沢) 16年08月20日

山行期間 2016年8 月10日(夜)~14日
メンバー OSM YDA OKD
山行地域 北アルプス(立山連峰)
山行スタイル 沢登り

夏です、沢です、合宿です。

今計画は折立から真川・シンノ谷を遡行して北ノ俣岳への稜線に上がり、黒部五郎のカールを経て五郎沢を下り、さらに黒部川・奥ノ廊下を下り、赤木沢を遡行するというものです。ひたすら沢の夏合宿スタートです。

(8月11日)天気は快晴。午前3時、有峰林道入口のゲートに到着。順番待ちの車が多くゲートまで遠い。こんなに車が多いのは初めてです。6時にゲートが開き、折立へ車を走らせます。駐車場は満車で臨時駐車場へ停めました。まもなく臨時駐車場も満車で出庫待ちの車列が。これも「山の日」効果でしょうか。

臨時駐車場南のゲートを通り、すぐ真川に入渓です。しばらくは退屈な河原歩きです。2時間ほど歩くと川幅も狭く岩場も多くなり、渓流らしい様相に。ここで白いひげを立派に蓄えた釣り人の方に出会いました。「まったく釣れていない」との事。足どりも軽く岩場を降りていく様子は仙人の様でした。いや、仙人だったのかも・・・。初日の余裕から大休憩をとりつつ、さらに3時間ほど歩いてシンノ谷出合に到着(この大休憩のツケが翌日にまわってくることに・・・)。

 

真川

真川

シンノ谷出合

 

 

 

 

 

 

暑さに耐えかね水風呂に

 

 

 

 

 

 

 

特に困難な場所も無く、シンノ谷を1800m付近まで遡行。少し早いが、本日の行動は終了。夕食まで昼寝をしたり周囲を散策したりとのんびり過ごします。これで良いのでしょうか?余裕の合宿初日・・・(このツケは翌日に)。

(8月12日)天気は快晴。6時30分、遡行を開始。いきなり沢が荒れてます。流木も多く、石も動きます。なかなか進めません。ここを境に急に険しくなってきました。滝の直登もヌメりが多く緊張の連続です。早朝の冷たい水に胸まで浸かります。巻き道も倒木だらけです。何度もロープも出します。バイルとハーケンの出番です。

シンノ谷

10m滝

 

 

 

 

 

難所を慎重に越えました。2200m付近で水が無くなりますが、しばらく進むと水流が戻ります。美しい景観を楽しみながらの遡行です。シンノ谷も本当に美しい沢でした。水は稜線の下のガレ場まで出ていました。

シンノ谷上流

シンノ谷上流

稜線へ(源頭部)

 

今日も暑さに耐えかね水風呂に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

稜線に11時頃出て、北ノ俣岳、赤木岳を越えて黒部五郎岳へ向かいます。遡行で消耗した体に重荷がこたえます。15時30分、黒部五郎岳手前の分岐に到着。天気図を描く時間がせまっているため、黒部五郎岳には登らず五郎のカールへ下ります。16時、YDAさんがラジオで気象通報を聞きながら天気図作成。その間にOSMさんは周囲の偵察。OKDは休憩(えっ?)。水場から五郎沢右俣へ続く沢を下って、17時前に本日の行動は終了。10時間越えの行動時間にクタクタです。

(8月13日)天気は快晴。5時30分、五郎沢右俣の沢下り開始。それなりに険しい場所も出てきますので油断は出来ません。五郎沢右俣も美しい沢です。奥ノ廊下から遡行するのも良いと思います。やがて左股と合流して8時30分、奥ノ廊下に到着。奥ノ廊下のエメラルドグリーンが素晴らしいです。流れの強い場所もあるので慎重に徒渉を繰り返します。

五郎沢右俣

奥ノ廊下

ミニナイアガラ

 

 

 

 

 

9時50分に赤木沢出合に到着。ここから日本で最も美しい沢の一つと言われる、赤木沢の遡行です(その美しさは写真をご覧ください)。

赤木沢

赤木沢

赤木沢

 

 

 

 

 

 

 

お約束、暑さに耐えかね水風呂

 

 

 

 

 

 

13時、遡行終了。赤木沢の源頭の冷たい水でのどを潤しました。

翌日も快晴の空の下、折立まで下山。全日快晴という素晴らしい夏合宿が無事に終了しました。

 

11日 7:30 真川入渓→11:30 シンノ谷出合→13:30 1800m付(近動終了)

12日 6:30 1800m付近→11:00 稜線→15:30 黒部五郎岳手前→五郎沢右俣 17:00(行動終了)

13日 5:30 五郎沢右俣→8:30 奥ノ廊下→9:50 赤木沢出合→13:00(行動終了)

14日 折立へ下山


夏合宿 剱岳北方稜線~欅平縦走

山行期間 2016年8月11日~14日
メンバー TGA,KDA,SKM,IND
山行地域 北アルプス
山行スタイル 岩稜縦走


今年の夏合宿のルートとして選んだのが剱岳北方稜線。

当初計画は剱沢を経由して室堂に戻るはずだったが直前に「雪渓の状態が悪く剱沢が通行不能か?」との情報を得たので、急きょ欅平に抜けるルートに変更した。

このルートは個人的に3年前に歩いた経験があるので、「自分の記憶がどれだけ当てになるか」という別の意味での楽しみもあった。

◆8月11日(快晴)

午前9時に室堂を出発。

初日から天気に恵まれ、カメラ片手に本日の幕営地である剱沢CPを目指す

 

 

雷鳥沢を登り終えると目の前には剱の雄姿が!

 

 

 

 

 

 

 

ここから下り、12時半に剱沢CPに到着。

 

今日は時間に余裕があるので各自のんびりと就寝までの一時を過ごす。

 

◆8月12日(快晴)

今日のルートは長丁場になるので午前1時起床。

暗闇の中をライトの光を頼りに別山尾根から剱岳山頂を目指す。

 

 

 

 

 

 

 

午前5時、前剱に到着。

何とドンビシャのタイミングで御来光を拝む事が出来た。

 

 

 

 

 

 

ここからは鎖場が続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

一般ルートではあるが事故も多いという。

特に今回は縦走装備の10㎏超のザックを背負っているので気を抜けない。

剱沢を出発して4時間程で剱本峰に到着。

少しの間360度の展望を楽しむ

 

 

ただ今回は、山頂はひとつの通過点、ここからが本番。

まずは長次郎のコルを目指してクライムダウン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて長次郎の頭を超える作業がある。前回は中央部のバンドをトラバースしたが、今回は一旦懸垂下降し、そのまま直下にあるルンゼを直登した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

池ノ谷乗越は浮石も多く、高低差もそこそこあるので、慎重にクライムダウン。

 

今回の行程中、一番の(?)要注意地点である池ノ谷ガリーに到着。

ここは我々以外の数パーティーが同時に下る事になったが、案の定落石が連発。「ラーク」という叫び声が何度も響き渡る

 

池ノ谷ガリーを無事通過すると、すぐに「小窓王」に登るルートに取り付く。

 

 

 

 

 

 

 

このルートは通称「発射台」と呼ばれており、少し離れた場所から見ると、とても登れる感じでは無いが、実際は案外楽に小窓尾根の稜線に出る事が出来る。

稜線に出ると小窓雪渓が眼下に見える。

 

 

 

 

 

 

 

そこを目指して一気に下るが、暑さも加わり、このあたりで疲れがピークになる

小窓雪渓まで降りると心地よい風が吹いており、ここで大休憩。

アイゼンを付け、小窓雪渓を300m程下ると見慣れた◎マークを発見。

 

ここから雪渓を離れ、旧鉱山道に取り付く。

少し歩くと高度感が増し、小窓雪渓が遥か下の方に見える。

案の定、このルート地図を見ると「転落事故多し」と書かれている。

尾根の裏側に回り込むと「ここから一般道」と書かれた看板を発見、流石にホッと…。

15:30 今日の幕営地である池ノ平小屋に無事到着。

 

 

 

 

 

 

 

◆8月13日(快晴)

今日は阿曽原温泉小屋までの比較的短いルートとなっているので、少し遅めの4時起床。

「平の池」で少し休憩し、迫力ある八ツ峰をしばらくの間撮影。

 

 

仙人温泉小屋を経て、「チーム阿曽原」の方々が整備して下さった雲切新道を通り、仙人ダムに到着。

 

 

ここは何とダム施設の屋根が登山道になっている、しかも続くルートも施設の中を通っているため、思わずメンバーから出た言葉が「不法侵入や~(笑)」。

 

ここから1時間程歩き、今日の幕営地である阿曽原温泉小屋に到着。

文字通りここで温泉に入り、3日間の疲れをとる。

 

◆8月14日(快晴)

今日は今回の合宿の最終日。

黒部水平歩道から槻平に抜ける行程となっている

勝手な物で、ここまで来るとあと1日位余分に歩きたい気分になってしまっている。

水平歩道のクライマックスである「大太鼓」はメンバー全員に好評で、バリバリの高度感を皆で堪能した。

 

 

10:25 槻平に到着。予定通りの行程で今年の夏合宿が無事終了した

 

 

 

 

 

 

 

(IND)

【行動記録】

8/11 室堂9:00~剱御前小屋11:25~剱沢CP12:30

8/12 剱沢CP2:45~前剱5:05~平蔵のコル6:00~剱本峰7:05~池ノ谷乗越10:10~小窓13:25~池ノ平小屋15:30

8/13 池ノ平小屋5:30~仙人池フュツテ6:20~仙人温泉小屋8:25~仙人ダム12:00~阿曽原温泉小屋13:30

8/14 阿曽原温泉小屋4:50~水平歩道~大太鼓7:35~欅平10:25


夏合宿(源次郎尾根主稜) 16年08月16日

山行期間 8/11-13
メンバー ABE,TKD,KRA,DTE
山行地域 剱岳
山行スタイル アルパインクライミング


剱岳に登ったことがない新人二人、夏合宿で源次郎尾根から剱岳に登頂したいと考えていたところ、A・T両先輩が参加してくださることになり、6月に計画作りとトレーニングを開始した。
計画は、剱沢をベースキャンプとし、源次郎尾根主稜の完登を目標にした。
トレーニングでは、初級アルパインルートをアタック装備で登ることを念頭に、登山靴での初級クライミング、御在所岳前尾根等でのリードクライミング、歩荷トレーニング等を2ヶ月にわたり、ほぼ毎週行った。

調査もトレーニングも完了と思っていた出発前だったが、猛暑と雪不足による剱沢雪渓崩壊・通行規制の情報が入り、一般ルート(別山尾根)への変更も視野に入れての出発となってしまった。

結論として、雪渓のトラバース=アプローチが、今回の合宿一番の核心となったように感じる。

8月10日 22時離阪

■8月11日 3時立山駅駐車場着
3時間の仮眠後、7時20分アルペンルートで室堂に入る。
8時40分 室堂を出発
10時30分 剱御前小屋
11時10分 剱沢テント場
テント設営後、派出所で剱沢雪渓の状況を確認し、源次郎尾根の取り付き偵察のため、剱沢を下降する。

イメージしていたような広大な雪渓がなかなか現れない。
雪渓の両岸に黒く深いシュルンドが見えてくると、別山尾根があるのに源次郎尾根に行かないといけないのか、という気がしてくるが、そのためにトレーニングを重ねてきたのだから、簡単に諦めるわけにはいかない。

巻道を1時間ほど下り、取り付きポイントの巨大な岩が見えてきたところで、雪渓に降りる。
軽アイゼンを付け、安全に渡れそうなルートを模索。雪渓には大きなクレバスがいくつかできていて、所々表面が溶けて水が流れている。なかなか進むのが躊躇される。
Aさんのヨーロッパ仕込みの氷河歩き確保方法で、Kさんにルートを探してもらう。
たった数十メートルのトラバースだが、次の一歩で踏み抜いて雪渓の下に落ちるのでは、と思ってしまい、足がすくむ。
雪渓を渡り切って、取りつきを確認、13時30分偵察終了。
剱沢から源次郎尾根を登ると、標高的には500m下って1,000m上ることになる。
体力勝負。
15時 剱沢ベースキャンプに戻って、翌日のアタックに備える。

■8月12日
雪渓の状態が悪いので、日の出をめがけて取り付くことにする。
4時15分 剱沢テント場を出発。
剱沢を下ると、すでに源次郎尾根には先行パーティのヘッドランプの灯りが見える。
5時15分 偵察の成果があり、スムーズに雪渓を渡る。取り付きで先行パーティの順番待ちとなる。
取り付きの登りは一番難しいと聞いていたが、距離は短く、残置スリングもある。念のためロープを出し、トレーニング通りのロープ一本の確保方法で抜ける。その後、源次郎尾根主稜I峰は藪漕ぎだった。
ハイマツ帯に入ると、ルートが不明瞭で松の上を歩く場面も。
トップは終始Kさんで、ルートファインディングを行ってもらう。
聞いていたとおりのⅠ峰の長さ。
ロープを出したのは結局、取り付きを含めて短いルート2回と、Ⅱ峰下降時の懸垂のみだった。
クライミングというよりは、歩きが勝負のルート。
7時50分Ⅰ峰。
Ⅰ峰とⅡ峰の間の稜線では少し高度を感じたが、あとは、終始快晴だったにも関わらず、高度感、スリルはあまりない。ひたすら歩きのバリエーションルートである。
懸垂支点は聞いていたとおり非常に頑丈そうで、残置スリングが多数あった。

先行パーティを待ち、8時半、Ⅱ峰の懸垂を終えた。あとは簡単なスラブやガレ場を本峰に向けて登るだけとなった。
10時 剱岳登頂。終始Kさん先頭で、スムーズに登った。せっかくバリエーションルートに来たのだから、自分でもルートファインディングができたらよかったと後から思ったが、結局ついていくのが精一杯だった。
雪渓で水を補給しながら、全装備を担いで登るような継続登攀には、まだまだ道のりが長いと感じた。

10時40分 別山尾根を下山開始。
渋滞に巻き込まれながら、13時40分、無事剱沢に下山した。
快晴に文句は言えないが、一日中ものすごい日差しでちょっとぐったりした。
17時頃ガスが出て、涼しくなった。
剱岳・別山の大展望が、早送りのように雲に覆われていく光景は趣深い。

■8月13日
4時 室堂に向けて、別山―立山三山経由で下山する。
この日も快晴の立山を歩きながら、4月にスキーで来た時の雪景色を思い出す。
一年のほとんどが雪に覆われるこのエリアで、三日間雲ひとつない景色の中、夏山を満喫できた幸運を実感。
早く雪が降って春にならないかな、と思う。
渋滞の雄山から一の越を経て、8時30分、室堂まで下山。

天候に恵まれたのは大きいが、やはり源次郎尾根主稜の前に、雪渓を渡れるかどうかが今回一番のポイントだったように思う。トレーニング段階で、雪渓のことはあまり気にしていなかった。現地でリーダーAさんに指示してもらった確保方法のおかげで、安全にルートに取り付くことができた。
今回の合宿では、
・目標に合わせたトレーニング計画を作ること
・雪の状態は直前まで様子をみるしかなく、現場での判断が重要である
という二点が、とても勉強になった。

(行動記録)
8月11日
8時40分 室堂
10時30分 剱御前小屋
11時10分 剱沢テント場
13時30分 源次郎尾根取付き
15時 剱沢テント場

8月12日
4時15分 剱沢テント場
5時15分 源次郎尾根取付き
7時50分 Ⅰ峰
8時20分 Ⅱ峰
10時 剱岳
13時40分 剱沢テント場

8月13日
4時 剱沢テント場
5時 別山
6時 富士ノ折立
6時40分 大汝山
7時 雄山
7時50分 一の越
8時30分 室堂


北岳バットレス第4尾根 16年08月10日

山行期間 8月8日~9日
メンバー HSO,SZK
山行地域 北岳バットレス
山行スタイル アルパインクライミング


夏季休暇一週間、天気は全て晴れマーク。合宿までじっとしていられなかった。

我々は北岳バットレス第4尾根を目指すことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月8日 芦安駐車場から広河原までタクシーで移動。

会でも毎年のように北岳バットレスが計画されるが、ことごとく雨になやまされる。

自分は2回雨、SZKさんも去年は雨で登れなかった。

広河原ですぐに支度をして、大樺沢から取り付きまでさくさく歩く。

b沢の取り付きで休憩し、装備分け。今回は岩中BVも考えて沢で予備水を+2L汲んだ。

トップのザックは軽く、フォローに予備装備をつめこんだ。

ハーネスをつけてb沢をすこし登って、尾根にのる。以前は尾根からつめれた気がしたが、そうすると一部尾根が崩壊していたので、沢からいった方が歩きやすかった。今年は雪解けが早く、雨もすくなかったのか、沢の水があきらかに少ない。さらに草もボーボーになっている。結構な藪漕ぎをしながら尾根を登った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

bガリーにも雪は全くなくなっていた。ビレイ点でしっかり休憩をとって登攀を開始。

 

 

 

 

 

 

 

 

1P bガリー大滝40m HSO

快適なクラックを気持ちよく。垂直に近いが手足ともしっかりしたホールドがあってすこぶる快適。

40mほど登って終了。ハーケンはさびていたのでカムで補強。

2P bガリー大滝20m SZK

上部を踏みあとがあるテラスまで。Ⅱ級ほど。

天気もよく快適そのものと聞くバットレスも虫だらけで精神が崩壊しそうだ。

 

bガリーをぬけるとふみあとを少し昇って第2尾根を見渡せるように場所がひらけたら、左手にある抜け道をたどってcガリーへ抜ける。先回はここが発見できずかなり迷った。

コンテで抜けてcガリーの通過。雪渓もなく時間短縮のため、cガリーを右からのぼって横断し、直接4尾根の取り付きへ向かった。横断はかなりざれて岩雪崩が恐ろしい。距離を開けて通過する。cガリーは左から登った方がいいかもしれない。

 

3P cガリー~4尾根取り付きスラブ30m SZK

いい感じの凹の左側の緩傾斜のスラブを登る。左上の木をうまいこと左から巻いてⅡ級?もったいな~

 

ビレイ点から肩絡みでビレイしてもらい、すぐに4尾根取り付きテラスに到着。

しっかり休憩をとる。ここまで広河原から7時間。結構つかれる!

 

バットレス第4尾根

1P クラック~スラブ30m HSO

すこしやらしいクラックをレイバックで登りあとは簡単な登りで半分コール後すぐに終了。

2P 草付きフェース30m SZK

草付きを5mほどのぼって、正面の大岩下部を右上。階段状。

3P フェース~リッジ30m HSO

同じく階段状のフェースをリッジにのった大岩の下まで。

4P リッジ~マッチ箱 SZK

2P(20+30)分を1Pでマッチ箱まで。高度感抜群のリッジがすごく気持ちいい。

すこしむずかしい三角形の垂壁Ⅴ級をSZKさんリード。ナイス⤴50mロープいっぱいでマッチ箱。

 

マッチ箱から懸垂し、上部へ取り付く。

ここで少し休憩。風が強くガスがでてきたので雨具を着る。

もう岩中BVは免れそうだ。

 

5P フェイス 35m HSO

出だしはすこしやらしいスラブだが、よくみれば細かいホールドはたくさんある。数手ですぐに快適なフェイス。

枯木テラスまで1Pでいける?と書いていたが距離的に無理で一度切る。

6P 草付きの凹角 30m SZK

枯木のテラスまでロープは半分以上でた。立っているが手足良好。

7P トラバース 20m HSO

崩壊箇所をトラバース。気持ちがよすぎる!

8P 城塞ハング 30m HSO

やはりちょっと難しい!すかさず手が出てA0、残念。

5mほどの登りであとは階段。最後はハイマツを束ねて支点で終了。

 

コケたらあぶないので安全帯までアンザイレンで通過し、装備解除。

あとは踏みあとをたどると一般道にでる。

すこしあるけば北岳に到着。固く握手をし、肩の小屋へ向かった。

今回は合宿前に体力温存の為にリッチ小屋泊!

風はつよいが景色良好!山はいい!

8月9日 5時小屋出発。白根御池と通るルートで下山。

雑談をしながらすぐに広河原についた。

 

北岳、そしてバットレス、いずれは冬期にも来たい。

 

行動記録

8日 広河原0615~2又0800-0821~B沢入口0900-0920~bガリー1030~第4尾根取り付き1300~マッチ箱1510-1530~終了点1705~北岳1750~肩の小屋1815

9日 肩の小屋0510~白根御池0640~広河原0830