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76期 京都 金比羅山クライミング16/09/25

山行期間 9月24日(土)~25日(日)
メンバー SKT(CL) KNS(SL) TGA(SL) YGM(SL) TKD(SL) INO HYS TKR SOT
山行地域 金比羅山
山行スタイル 登攀訓練

秋のクライミング第2段! クライミングが大好きな私にとっては、山行が待ち遠しくて待ち遠しくて。

荷造りから楽しい。ヌンチャクを整備して、登攀グッズをまとめるだけでワクワク。

今回は食事担当も兼ねていたので、これまたワクワク。

縦走ではなく、前夜より車での移動のため、食料のグラム核心は気にしなくていい。どうせなら、美味しいものをと色々なアイデアが頭をよぎり、家でも思考錯誤してメニューを決定。

台風による雨が懸念されるも、天気には強い76期!中止になることなく決行になります。

 

三国ヶ丘駅に集合して車で滋賀県の道の駅妹子の里でテント泊。到着したら育成チームでテント2張の設営。今回は76期が3名と初めて参加される方1名の4名。その4名でテントを設営します。最初に比べるとスムーズに手際よく設営できるようになりました。一つのテントに全員が入りしばしの宴会。これも山行の楽しみのひとつ。先輩方の今までの山行の話を聞くと、行きたいところがどんどん増えていきます。私もそんなところに行けるようになるのかしら。。。と思います。

 

翌朝早朝に起床し朝食の準備。もう一つのテントの朝食は同期に託します。最近は雑炊が続いていたので洋風のトマトポタージュパスタとクロワッサン。美味しいと言って食べていただくのをみてホッとします。一仕事終えた気分になり、片付け撤収。車にのっていざ岩場へ!

 

駐車場に到着してからアタック装備に荷分けしてアプローチ。歩きながら同期とマルチピッチのロープワークについて復習しながら進みます。まずは北尾根。先輩と二人ペアになり登ります。まずはビレイして先輩に先に登ってもらい、そのあとセカンドで登り、2ピッチ目は私が先頭で登ります。登るのはいいのですが、その後先輩にセカンドで登ってもらうために、支点ビレイを行うのが緊張です。周りに確認してもらえる人もおらず、セルフチェックを何度も行い「登って下さい」と声をかけます。この大事な緊張感を味わいながらロープアップします。なかなか手際よくロープアップできないのですが、今はまだ安全に確実に行うことが最優先と自分に言い聞かせながら行います。

 

次にY懸尾根に移動します。合計で7ピッチほどあったでしょうか。繰り返し行っているとロープワークも体で覚えてきます。その分頭で色々考える余裕が出てきて、どのようにヌンチャクをかけるとロープを手繰りやすいか、登り方もどの方向に登ったらロープがスムーズに伸びるかなど考えられるようになりました。今回の山行の収穫です。

 

その後懸垂下降の練習です。確保機がない場合の懸垂の方法も教えていただきました。岩場での事故の多くが懸垂下降時と聞いていたので、集中して降ります。降り始めるとすーーーっと降りるのが楽しくて嬉しくて。でも安全な場に着地するまでは集中を切らさずに意識します。

 

最後に自己脱出の練習。私はクライマー役をしていたので、ビレイやーの自己脱出の様子を見ることができませんでしたが、以前の遭難対策訓練で学んだ自己脱出の方法を頭の中で整理して思い出します。

 

岩登りは楽しい!楽しい気持ちはもちろん大事ですが、楽しいだけではだめです。

先輩の、「パートナーとは命を預けて一緒に登攀するので、何かあったときに助けてくれるかどうか、パートとのの信頼関係が必要。また本番に向けてのトレーニング準備も含めてパートナーの力量を知り一緒に登って安心で楽しいと思えることが必要」というお話がとても印象的でした。

 

今年度は育成チームでしっかり学んで、来年度からは先輩たちと一緒に登攀できるように頑張りたいです。次は御在所!楽しみです。

 

育成チームのために山行に同行してくださる先輩方と、いってらっしゃいと送り出してくれる家族に感謝です。