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夏の終わりにサマーコレクション 24年10月09日

山行期間 2024/9/25
メンバー ICH.S ICH.H HYS
山行地域 大台ヶ原
山行スタイル アルパインクライミング

9/25(水)

一週間前は雨予報だった。数日前から雨マークが急に消えた。

前日に慌てて準備し、早朝発で大台ヶ原に向かう。ビジターセンターで一番早い事前レクチャーを受講する。

駐車場に登山客が数組いるが、ビジターセンターの前で待っていると今日の受講は3人だけのようだ

8時半の受講を終え準備をして東大台方面へ向かう。サマコレのある千石嵓の位置は西大台エリアだが、入山は東大台の途中から登山道を逸れていく。

大台ヶ原ビジターセンターで熊の目撃情報を聞いた。昨日も目撃されたようだ。今年は何処に行っても熊の目撃情報が多い。登山道を進んでいき、15分くらい歩いたところから登山道を外れる。等高線を沿うように進み、2つ目の谷間を降りていく。

ガレ場の石を落とさないように気を付けながら、目印の赤テープを見逃さないように下降していく。途中、トゲのある植物(山椒の木?)に悪戦苦闘し、川の付近まで降りてきたところでテープを見失ってしまった。

ふと右側の岩壁を見るとボルトが打ってあるのが見えた。これがサンダーボルトのルートだろうか。

更に岩壁沿いに降りていくと見覚えのある風景が見えてきた。サマーコレクションの取付きだ。

1ピッチ目はロープ無しで上がり、2ピッチ目から本格的なスタートになる。

ここにサマコレのプレートがある。記念に写真を撮る。

1ピッチ目、1ピン目のハンガーが、無くなっていて細いボルトしか残っていない。

今回は2ピン目にヌンチャクを掛けてから登ろうと思い、チョンボ棒を持ってきた。

しかし、あろうことかピンが遠く届かない。まさかと思い3人で慌てる。知恵を絞り何回も試みるが届かない。

仕方なく近くの木に支点を作り、そのままトライすることになった。前半は「すみ」、後半は「まり」がトップ。2ピン目がとれていないので、1歩目に緊張感が増す。慎重に慎重に何とか2ピン目にクリップ。

ナイス!朝の1ピッチ目はピリッとする。セカンドで登ってもとても緊張した。3ピッチ目が核心、リーチがないと5.10c /dトップはガバに届かず、何度かトライして抜けていく。私は荷物を持ってセカンドなので、時折A0を交えて登った。

サマコレは前半スラブ系、後半はパワー系という感じだ。前半のピッチは、草が伸びすぎてホールドが見えなく、とても難しく感じた。来る時期によってルートの見え方が変わるのに驚いた。

今回は3人パーティなので、行動時間がいつもよりかかっていないか気になっていた。前半を終え想定内だったので、後半の登攀前にゆっくりと休憩をとった。

今回は曇り予報であったが、快晴となり、登攀中とても喉が渇いた。後半はトラバースから簡単なルンゼを登りハンドトラバースの手前でピッチをきる。まりが軽快にハンドトラバースを超えていく。ナイス!その後の2ピッチも、所々、悪い箇所があったが、まりは難なく超えていった。

 

 

 

後半も、無事に登攀を終えることができた。最終ピッチ終了地点で3人で写真を撮った。少し休憩したあと尾根を上がって行き防鹿柵沿いを進むと登山道に戻ってきた。

薄暗くなっていたが日の入り前に駐車場に着くことができた。霧のような雨が降りはじめ、次第に本降りとなっていった。いつの間にか辺りは真っ暗になっていた

9:00 駐車場発
10:00 取付き
10:30 登攀開始
登攀時間6:45とすると
17:30登攀終了
18:30 駐車場ICH.H記


滝谷 ドーム中央稜

山行期間 2024/10/7〜10/8
メンバー SOT HYS TKD
山行地域 北アルプス 穂高連峰
山行スタイル アルパインクライミング


10/6(日) 晴れ
 アプローチをどうすべきか直前まで迷っていた。翌日が雨予報のため、できれば初日に中央稜登攀を終えたい。ワンデイできるとしたら白出沢ルートしかない。参考コースタイムは長時間だし、体力面についての不安もあったが、色々な山行記録を参照するとそれほど時間がかかっていないものも多く、いけると踏んだ。

本当は新穂高ロープウェイの無料駐車場に停めたかったが満車。仕方なく鍋平に駐車し、3:20真っ暗ななかスタート。まずは林道を黙々と歩き5:15白出沢口まで。ここから林道を離れて登山道となるが、破線ルートではあるものの一般道なので、道はちゃんと踏まれていてわかりやすい。樹林帯のなかを歩いているうちに徐々に夜が明け、6:15重太郎橋に到着。増水時には流されてしまうらしいが、想像していたよりも立派な、しっかりとした橋で、不安なく渡ることができた。長いハシゴや鎖場を経て、7:10荷継小屋跡へ。ここからはひたすらガレ沢を詰める。
下調べでは浮石だらけで簡単に岩雪崩を起こす、みたいに書いている記録もあったが、実際はそれほどでもなく、例えば天狗沢のほうがもっとガレていると考えていいと思う。
楽しみにしていた「スベル アビナイヨ」の岩を生で見られて満足するころには標高もだいぶ上がり、自分は明らかにペースダウン。空気が薄くて息があがり、喘ぎながら登る。穂高岳山荘の石垣は見えてるのに、なかなか着かない。ヒマラヤ数千メートルの高峰を登るがごとくスーパースローな動きで、ようやく白出のコル(穂高岳山荘)へ。嬉しいことに想定より早い9:30に到着していた。

これはドーム中央稜ワンデイ行けるぞ!本当にできるのか不安だったものが一気に現実的になり、パーティの士気も上がる。
10:00北穂への縦走路を進むが、涸沢岳へ登るだけでもゼェゼェいう始末で、高所に弱い自分は頻繁に足を止めながらとなって情けない限り。それでも11:45ドームの頭直前、取り付きへの下降路分岐までやってきた。

ここで登攀装備を身につけ、アタック装備以外はデポ。
気持ちよく晴れているが稜線の滝谷側は常に風が吹いて、けっこう寒い。日のあるうちに登攀を終えたいため、さっそく取り付き目指して踏み跡を降りていく。踏み跡は明瞭で途中までは順調だったが、最後の懸垂支点を見つけられず。目印のピナクルというのがハッキリせず、30分くらいは行ったり来たりでタイムロスしたが、見つかった時は心底ホッとした。
50mロープ折り返して1本で懸垂下降。ほんとうに図ったようにちょうど降りられた。というわけで無事にドーム中央稜取り付きに到着でき、13:30クライミング開始!

1P目 Ⅴ− 40m HYSさんリード
 少し緊張してスタートしていったが、サクサク進み、上部から「楽しい!」の声が。フォローはチムニーでザックが邪魔になり、意外と苦しい。
2P目 Ⅳ 40m HYSさんリード
 リッジからカンテ、最後はスラブ。ハーケン連打あり。難なく登っていった。
3P目 コンテで歩き(SOTさんリード) 

4P目 Ⅳ 40m TKDリード
 息が苦しすぎてリードできるか不安だったが、意外と登れた。チョックストーンは潜るらしいが、間違って上から乗越してしまった。
5P目 Ⅳ 40m TKDリード
 凹角からハングを右から越える、とトポにあるが、最後はクラックがあるのでハンドジャムを効かせて左から乗越した。

16:00トップアウト。ドームの頭へ。終盤は残念ながらガスが上がってきたが、3P目くらいまでは絶景のなか充実のクライミングが行えた。
荷物を回収し、最後の力を振り絞って16:30北穂高岳まで辿り着き、達成感のうちに行動を終えることができた。


10/7(月) 雨
 天気予報は見事に当たった。3:00起床して間も無く雨が降りだし、すぐに本降りとなった。往路を戻るのは危険だったので、上高地へ下山することに。早く下りたかったので5:00前には下山開始し、たった1時間くらいで北穂南稜を下りて涸沢まで。その後もガンガン歩を進め、結局10:30に上高地着。ヤバい、早すぎ。代償として足腰がガタガタになったが、速攻作戦で有名な滝谷を体験でき、感無量の山行となった。
SOTさん、HYSさん、ありがとうございました!


北鎌尾根(水俣乗越から) 24年10月05日

山行期間 令和6年9月28日-30日
メンバー YSZ,MTD,TNK
山行地域 北アルプス
山行スタイル 岩稜縦走

今年の夏合宿で敗退した北鎌尾根

完登せねば夏が終わらないと再度3人で挑戦した。

1日目 晴れ

6:00~上高地からスタート。

予報がコロコロ変わって心配していた天気は良好で、夏の時より大分涼しい。

8:40 横尾到着 さあここからだ!

11:30 槍沢大曲りに到着し、水俣乗越へ。

12:30 水俣乗越に到着 ずっと急騰でしんどかった、、、

水俣乗越から天上沢を降りていく。

ザレザレで滑って怖い。

沢の水を途中で汲む。

15:30 北鎌の出会いに到着

北鎌尾沢を少し偵察してテントに戻る。

 

2日目 曇り

4;00出発

北鎌沢を登っていく。

暗かったのでヘッデンで照らしながら進んだが、気が付くと佐俣に入っていた。

右方向へ進んで行く意識はあったが、暗くてわかりづらい。

軌道修正して右俣を登っていく。

6:15 北鎌のコルに到着。

ここから稜線を進んで行く。

独標付近のルーファイが難しい。

GPSで確認しながら進むが何度か間違えてしまう。

浮石が多く、轟音を立てて岩が落下していく光景を見聞きする度に心が折れた。

先を歩く先輩方が岩陰で見えない時に、轟音だけが鳴り響き、誰かが落ちたのでは、と

岩陰から落下してくるものに目を凝らし、人ではないことを確認し、安堵した。

ガスの間を槍がのぞく。

P15地点で懸垂下降。

15:30頃に北鎌平到着。

カニハサミ岩を目指し進んで行く。

最後はロープを出して完登。

17時に槍ヶ岳登頂に!

この時間なので誰もいなかったが、3人で完登を喜んだ。

槍ヶ岳山荘におりてテントを張った。

 

3日目

5時に出発し、9時に横尾。

12時に上高地到着。

 

北鎌尾根を完登した達成感に浸りながら帰阪した。

明日からちょうど10月で、ギリギリ夏を終えることが出来た。

先輩方、リベンジ山行を企画していただき、ありがとうございました。

 


北鎌尾根 クラシックルート (湯俣から) 24年09月24日

山行期間 2024年9月13日夜〜16日
メンバー NGS, DOIS, DOIA
山行地域 北アルプス
山行スタイル バリエーション


 

いつかは!と思っていた湯俣からの北鎌尾根クラシックルート。

ふっふーん♪  念願叶い行ってきましたー!!

 

1日目 晴れ

七倉山荘からタクシーで高瀬ダムまで。(途中の落石箇所間1.4kmは徒歩)

タクシーの運転手さんによると、高瀬ダムは黒部ダムに次ぎ日本第2位の高さ(176m)なんだって。ロックフィルダム(注:岩石と土砂を積み上げて作る型式のダム)だからコンクリートだけで作ったものと比べてかなり長持ちするんだってよ。 作った人すげー。

710分、高瀬ダムを出発

10分程歩いたところで【 烏帽子岳】の標識が・・はて?? なんとブナ立尾根に向かってた。慌てて引き返し、本ルートに戻った。

935分湯俣山荘を過ぎて、一つ目の橋を渡り水俣川に降り立つ。

沢靴に履き替え、10時渡渉開始。

水量は多くなく渡渉はとても楽しかった。

     

千天出合で右岸を大きな高巻き。(ピンクテープあり)

P2の取り付きで登山靴に履き替えた。

4リットル弱と水をたっぷりと吸い込んだ沢靴を担ぐ。ひぇー重た。

P2へは激急登。

木の根っこを掴みながら進む。木の根っこが無いところは草を掴む。掴むものがないとやばいのよ。掴めるものは何でも掴まなきゃ。

15時半、P2。尾根に乗り上げた。

P2からP4までは激藪漕ぎ。目を凝らせば何となく踏み跡がある。

アザミを掴んではぎゃーと叫び、手足を血だらけにしながら目標にしていたP4BV地に18時に到着。

 

 

2日目 雨

夜中2時頃から予報通り雨が降り始めた。雨と仲良しなガスも発生。

見通し悪く、明るくなるまで待って5時すぎに出発した。

P5は天上沢側を巻く。下に巻きすぎたので軌道修正しながら戻った。

P6はザレたルンゼを上がる。

P5P6ともロープの出番は無かった。

P7を降りると北鎌のコル。

ここまで来れば一般道みたいなものとSNSにあったが正しく!藪漕ぎがないだけでこんなに楽なものかと感激。

独標は素直に巻いた。

逆コの字はフィックスロープあり。

 

独標を越えると正面に槍ヶ岳が見えるらしいが、前回同様(2年前の夏合宿)、槍ヶ岳は顔を出しちゃくれない。

この頃になると登山靴にも雨水が溜まり、立ち止まると寒くてブルブル、ガタガタと身体が震えだした。

独標以降は迷いながらも一心不乱に前に進んだ。

P15は巻かずに直登するコースをチョイス。

槍の穂先、頂上への最後の登りは有名なチムニーではなく、右に回り込みすぎたために(?)変なところに出た。

強行突破で祠裏から頂上へ。

記念撮影をしてすぐさま退散。

低体温症寸前で槍ヶ岳山荘に飛び込む。テントハムリ。イヤダ。リーダーオネガイ。ブルブル、ガタガタ・・・

願い叶い小屋泊まりとなった。ホッ。(素泊まり9,500円也)

全身ずぶ濡れになったウエアを着替え、調理室に移動。缶ビールでとりあえず乾杯!!

 

3日目 晴れ

最終日の朝、きれいな朝日を小屋の窓から眺める。遠くには富士山も見えている。

昨日と打って変わって清々しい空気!!

 

さぁ、新穂高まで下山。雨で濡れたゴロゴロ石は曲者じゃ。気をつけなきゃ。

12時、無事下山。

 

北鎌尾根サイコー!!

また残雪期にチャレンジしたい。

NGSリーダー、そのときはよろしくです!!

 

DOIA記


大峰 前鬼川(沢登り) 24年09月18日

山行期間 9月7日
メンバー DOIA,UET,NGS,SKD,SZK,DOIS,TNK,YSZ
山行地域 大峰 北山川水系前鬼川
山行スタイル 沢登り

   

9月7日(土)快晴

前鬼川へ沢登りに行ってきました。私も沢は久しぶりですが、なんとNGSさんは10年振りだそう、入渓前2人でちょっとドキドキしておりました。

前鬼林道車ゲートから直ぐに入渓でき、黒谷~前鬼川本流へ

沢のベテランUETさんが先頭で進みます、さすが早い!スキーも車の運転も早いですが沢もホント早い!「今日はめちゃくちゃ条件いい!」だそうです。

  

噂にたがわぬ美しい前鬼ブルー

   

渓流の美しさに魅了されました。癒され、飽きることがありません。

2段10mの滝、左岸を巻いて進みます。大滝上部の渡渉箇所はロープを出して渡渉

 

100mの美しいナメ。

 

滝を巻く箇所はトラロープがありましたが、念のためロープを出して通過。みなさん判断が早く行動が速やかです。

 

テンションも上がりどんどん進みます、あっという間に垢離取場に到着。ここで休憩と靴を履き替え登山道を通って小仲坊経由で下山。この登山道がなかなかの急登でした。

蒼く透き通る前鬼ブルーを堪能できました、とっても楽しかったです♪ メンバーの皆様ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 


小川山・瑞牆山クライミング 24年09月17日

山行期間 2024/9/14〜9/16
メンバー DTE TNK TKD
山行地域 小川山、瑞牆山
山行スタイル フリークライミング


9/14〜16の三連休で、小川山と瑞牆山へフリークライミングに行ってきました。

9/14 (土)晴れ
 初日は小川山。
『オオルリ 5.9』
まずはカモシカサイドエリアで「オオルリ 5.9」にトライ。カム#4〜5サイズのワイドからスタートして徐々に狭まっていくクラックで下部が核心です。膝も入れられず、かといってフットジャムも決まらない微妙な広さをどう処理するかが難しい。
DTEさんの去年からの宿題で、ムーブ固めとカム選択再考し2トライしましたが残念ながら惜しいところで決めきれず、RPならずでした。次回こそ!
『モモちゃん 5.10c』
次にトルネードの岩に移動。難しいルートが多いエリアの中、取付きやすいこちらをトライしました。スポートで下部核心。上部はガバで快適です。核心では緊張感もあり、なかなか良いルートでした。
9/15(日) 晴れ
 初めて瑞牆山に行ってみました。瑞牆には珍しくスポートルートが集まるカサメリ沢へ。エリアはモツランドです。駐車地から5分歩くだけという最高のアプローチでした。
『ミルクミルク 5.10b 』☆☆
最初はDTEさんがやってみたいと言っていたルートから。2p目にあがるところと最後が核心です。グレードの割に難しく、面白い!
DTEさん、何度か挑戦して最後のトライでは終了点前で落とされるという悔しい結果に。
『たぬき 5.10a』
こちらは内容的に最もトライしやすい課題でした。ピン間隔も短く安全、核心は最後のハング処理。2p目から3p目間も少し悪い動きがあります。
トップロープで練習し、TNKさんもリードトライ!見事にRPできましたー!
『レイザーズエッジ 5.10d 』☆☆☆
このエリアの看板ルートのひとつ。迫力あるメインウォールのど真ん中のカンテラインを登ります。やはり人気ルートで5人ほど順番待ちが。これはめちゃくちゃ面白い!直前に登る人を見てしまったのでFLとなりました!
最後に他人のヌンチャクがかかっていたのでプラチナム 5.11c に1回トライしてみました。やはりOSには程遠かったですが、割とすぐバラせたので可能性を感じました。
9/16(月)晴れ
 帰阪の日なので午前中だけ。どうするか相談した結果、もう一回モツランドでトライしたい!ということで、再び瑞牆山カサメリ沢へ。
『プラチナム 5.11c』☆☆☆
朝イチからヌンチャクがけと動きを決めるためテンションかけつつ登ります。核心のムーブがなぜかランジになってしまう。昨日はデッドで足が残ったはずなのに…?
2トライ目。右手クソカチ、左手クソカチ、覚悟を決めて思い切って棚へランジ!その後の厳しいムーブもこなして無事にRPでした!
『ミルクミルク 5.10b』☆☆
DTEさんも改めてトライ。1便目はマスターで登ります。出だしをクリアしてそのままRPかと思われましたが、なんでもない所でフォール!次のトライまでの間TNKさんもトップロープでやってみて、前日は何度やっても出来なかった出だしの動きをなんとかクリアするまでになりました。
そしてDTEさん2便目、出だしは難なく処理し、安定した動きで最終局面へ。気合いでアンダーを抱えに行く!見事RP!良い登りでした。
今回はスポート中心になりましたが、花崗岩クライミングを楽しみ、3人ともお土産を持って帰ることができました。カサメリ沢よかった〜、また行きましょう!

華麗なる☆香落渓初日 24年09月07日

山行期間 2024年9月6日
メンバー TKD YMO Dte
山行地域 名張香落渓
山行スタイル クラッククライミング


YMOさんの名張デビューでまだまだ暑い第一岩壁に行ってきました。オンサイトしていってるのは私ではなくYMOさん

直登5.10a →OS

すごいな〜私は完登まで20トライくらい?無限にしました

ゴーデンボンバー5.8(ワイド限定) →OS

ワイドクラック初めてですか。。すごすぎます・・・

カムのセットも安全安全。超できる子。就活の自己PRに使えると思います。

ナイスミドルエイジ代表TKDさんも、サキサカ1P目5.10aとゴールデンボンバーを一撃!ナイス~

 

 

ワイド練習をしているミドルエイジ100万回トライ中!

このあと丸二日動けなくなって、もうカムを全部YMOさんにあげてしまおう。といじけていました。

 

これなんですか5.10a→簡単そうにOSする YMOさん

と、トップロープさせてもらうだけのミドルエイジ

Golden Jam 5.9(ルーフ下の木を使わない限定)OSしたYMOさん

「木を使ったら5.7らしいです」と言ったらちゃんと限定で登っていて、初めて見ましたが木がないと奮闘的なルーフ越えみたいでした。ヘルメットぉー!!の唸り声でその木に住んでいるムササビさんも飛び出してきて、この日一番素敵なトライだった♡♡

その美しく正しい登りは何を参考にしてるか聞いてみたら、YouTubeで動画を見てるそうです。

100日くらい通っている私はなんですかという感じですが、、

またみなさん一緒に登ってください♪

Dte

 


夏合宿 屏風岩 雲稜ルート 24年08月31日

山行期間 8/9(夜)~12
メンバー (CL) YMO,(SL) HYS,SOT,ICH
山行地域 穂高 屏風岩
山行スタイル アルパインクライミング


【集中登山】

幾組かのパーティーが、それぞれ別のルートをとって一つの山に登る登山の方式。

 

今回の夏合宿は集中登山スタイルで行われた。

山域は穂高、槍。

このパーティは2日間で屏風岩雲稜ルートを登攀、屏風の頭経由で涸沢へ行き、3日目に別パーティと合流して滝谷ドーム中央稜の登攀を目指した。(という計画でした)

 

以下記録

 

初日

上高地05:20〜横尾07:45〜岩小屋跡08:30〜T4尾根取り付き10:00~登攀開始11:00

〜T413:50〜雲稜ルート1p目終了点17:00〜T4(泊)

 

予約していたタクシーで上高地へ。さすが避暑地、横尾までの歩きは涼しく快適だった。

横尾で各自計5リットルの水を補充。ザックの重量は20Kgはあり、登攀前のザックとは思えない重さ。

この計画の一番の悩みどころは水だった。

 

横尾から15分ほどで渡渉点の岩小屋跡に到着し、渡渉開始。

 

水量は少なく、ひざ下くらいだったが、とにかく冷たい!あとヌメる!転ばないように慎重に渡渉してガレたルンゼを行く。

 

 

そのままガレた沢筋を歩く。朝は涼しかったが、このころになるとドピーカンで日差しが強くかなり暑い。ほんまに登れるんか、、、?

 

一時間ほどで取りつきに到着。取りつき付近は特にガレがひどく、落石を起こしながら取りついた。

4人なので2パーティにわかれて登攀

T4尾根 1p目 Ⅳ

傾斜の寝たフェース。横に見える大迫力の1ルンゼがカッコいい。

今回は大量の水はロープバックに入れ、荷揚げする作戦。荷揚げする方式も迷ったが、カウンターウェイトで揚げることにした。

体重を利用するのであまり力を必要とせず、システムも簡単でこれはよかったと思うが、荷揚げは荷揚げ。かなり時間がかかった。

 

2p目 Ⅴー

出だしが立っているが、NPも使えてまだ安心感がある。

 

3p目、4p目

ほぼ歩き。3p目の出だしと4p目の最後は少し悪いので念のためロープを出した。

 

 

←荷揚げ中

どこかにひっかかるとビクともしない。

セカンドが外しながら登る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

計4ピッチでT4に到着。ザックが重いので多めにロープを出した。先行したパーティが到着したのが14時前で4人そろったのは15時前。

この日予定していたBV地の扇岩、大テラスまではあと2ピッチだが、荷揚げもあるしなあ、、、

とりあえず登る。

 

雲稜ルート1p目 5.7

凹角に走るクラック沿いを登る。NPが使えるので安心感はあるが、十数Kgのザックを背負い、最後のハング越えは厳しい。また、最後のハングのクラック内には浮石があり気も使う。

さすが名クラシックルート。そのへんのマルチとはグレード感からして違う。辛く感じたが、これがちゃんとした5.7らしい。明日このザックを背負って登り切れるのか?と思い始める。それにしてもこれが5.7かあ、、、

このまま2P目も行きたかったが、時間も厳しく屏風の頭はあきらめT4へ下降した。

 

そのままT4泊。

 

2日目

起床05:00~雲稜ルート登攀開始06:30~雲稜ルート5P目12:00~懸垂開始~T414:30~

T4尾根取りつき17:10~渡渉~岩小屋跡~横尾18:00(泊)

 

前日の夜、雲稜ルートはあきらめて滝谷ドームを優先しようという話になった(つまりこの日は一般道で涸沢へ)

が、天気予報を確認してみると3日目の天気が芳しくない。このままでは屛風も滝谷も登れずじまいで合宿が終わってしまう。それはアカン、滝谷チームの方々には申し訳ないが屏風を優先することに。

大急ぎで準備して、13時をタイムリミットとして登攀開始。

 

雲稜ルート1p目 5.7

同ルート下降に変更したので、スピード重視でリードは空荷。

急いで登った。

2p目 5.9

個人的には核心ピッチ(3p目を人工でいくなら)

出だしの一手、遠いガバどりが核心だが足が細かい。あと残置がぼろい。

怖気づいて安易にヌンチャクをつかんでしまった、、、空荷だったのに。

そのあとのフェースも気持ち悪くつかんでしまった。重たいロープをひきずって扇岩へ(屈曲する)。気分まで重たい。

 

 

3p目 A1 (5.11c~)

人工ピッチ。屏風はボルトラダーのイメージがあるようだが、雲稜ルートの人工はこの1ピッチのみ。

お助け紐などが増えており、最上段に立たずに登れる。簡単なおまけのような人工。

 

 

 

←フォローするICHさん

すごい高度感。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4p目 5.9

精神的核心ピッチ。出だしの垂壁が脆く、ポロポロしている。ムーブはわかりやすいが怖い。

 

垂壁を登り終えるとトラバースして草付きのルンゼを登る。

 

5p目 5.7

スラブ主体のピッチ。スラブをクラック沿いに登りハング下を左に避け、再びスラブ。

夏だからか後半はブッシュが多く、ただでさえ少ないホールドがどこにあるのかわからない。

最後らへんはブッシュをつかんで登った。雑草は意外とつよい。

 

同ルート下降ではこの5p目までで終わらせることが多いらしい。例にもれず、ここを最高到達点とした。

ちなみに5p目の終了点は3点あるが、うち一本のリングボルトが折れていた。雲稜ルートは上に行くほど終了点が悪くなるイメージ。

 

全員が揃うのを待って懸垂開始。

懸垂点のことを除けば、あの高度感からの懸垂は最高だ。

 

5p目から5回の懸垂でT4、T4からも5回。計10回の懸垂でT4尾根取りつきへ到着。

あとは横尾まで下山。

 

3日目

横尾~上高地

この日は滝谷の予定だったが、天気の問題もあり一足先に帰ろう、、、と思ったら横尾で別チームと遭遇。

ほかのチームも天気や合流の関係(すみませんでした)で下山とのことでした。

見送った後、こちらも遅れて上高地へ下山。

 

 

 

昨年、同ルート下降で経験させていただきましたが、屏風の頭に抜けるか、抜けないかでここまで内容が変わるとは思いもしませんでした。見通しが甘すぎました。もっと重荷の登攀に慣れておくべきでした。

あと、屏風は西面であり、全員が灼熱地獄のクライミングを想像していましたが、昼頃からは壁の陰に入り快適でした。

結果は敗退でしたが、初めての経験も多くこれからに活かせる山行であったと思います。

 

ありがとうございました。

 

装備(1パーティ毎)

ハーフロープ×2、カム#0.3~#2、ナッツ奇数、アルヌン60cm×10、アルヌン120cm×4、240㎝スリング、アブミ、フィフィ、ハンマー、ハーケン数枚、捨て縄、マイクロトラクション×2(荷揚げ用)など


岐阜 付知川(沢登り、渓流釣り) 24年08月25日

山行期間 2024/9/17〜18
メンバー SZK, UET, DOIS, DOIA
山行地域 岐阜県
山行スタイル 沢登り


 

5時、眠たい眠たい、まだ寝たーい、でも起きなきゃ。朝はいつもツライ。

付知峡キャンプ場跡に駐車し林道を下って行く。

高樽の滝近くでテントを張っているバングラデシュ人ファミリー発見。UET師匠が話しかけに行ったらパキスタン産の立派なマンゴーを2つもくれた。今晩のデザートや。テンションあがるわー。

 

 

8時、橋の横から下りて入渓。

まず驚いたのは関西圏の沢とは段違いに水がキレイ。透明度が半端ない。

バシャバシャと川に入る。冷たくて気持ちよし。

この日、胸まで浸かったのは一箇所のみ。簡単な歩きの沢登りだけど水が美しくて飽きがこないんだよ。

みんな是非体験してみて!

 

         

 

お昼前には駐車地に戻ってきた。まだ釣りには時間が早いのでお昼寝ターイム!蚊取り線香をいっぱい焚くのを忘れずに!アブ、ブヨにやられるよ。

15時、そろそろと釣りに出発。

近くの橋から下りてまずエサ付けから。ここはUET師匠に教えを乞う。エサはブドウ虫。蛾の幼虫らしい。うにょうにょしてて素手で触る勇気なし。DOISに付けてもらいいざ出陣。

SZKさんはちゃんと自分で付けてた。流石じゃ。

皆其々、適度に離れながら釣り糸を垂らす。移動しながら魚が潜んでいそうな場所を探すが、ヒットせず。

結局、釣り経験者のUET師匠がアマゴ一匹ゲットしたのみ。UET師匠、流石じゃなー!!

夕食の時間。

まずは定番のウインナー。火で炙りながらかじりつく。度合ランプの宿で調達したビールで流し込む。ぷはー、うめぇーなぁ。あとは飯盒で炊いたご飯、煮豆、缶詰焼き鳥、目玉焼き、枝豆、冷奴、お味噌汁などなど。

メイン無いやん。アマゴなどの魚をいっぱい釣る予定をしていたのでサイドメニューOnlyになってしまった。なんということでしょう・・・涙

デザートは頂き物のパキスタンマンゴー。「衝撃の美味しさ!」(by tmk)「こりゃうまいな!」(by UET師匠)

ほんと濃厚でめちゃくちゃ美味しい!調べてみるとコストコで売ってるみたい。これも皆んな試してみて!

〆のコーヒーで今宵の宴は終了。

 

 

2日目

5時半から釣り開始。

朝は魚も人間と同じでお腹ぺっこぺこだからエサに喰らい付いてくるというので気合い充分。しかし全然釣れない。

唯一、DOISの釣り針に引っかかったのは尺物のイワナ。でも死んでるのよー、めちゃ笑えるー!(注:130.3cm)

 

 

SZKさんは友人のお父様から譲り受けた高級竿で挑むもノーヒット。(UET師匠、DOI家は1,500円の釣竿使用)

「釣りは道具ではなく腕である。」

ということがよくわかった。(が、帰阪後釣竿を新調したDOIなんでやねん!)

釣れなかったけど楽しかった。

たまにはこんなゆるゆる山行もいいね。

岐阜県中津川市といえば栗。

帰りに栗菓子を買って灼熱の大阪に帰りました!

次は大漁やー!!

 

DOIA記

 


夏合宿 ジャンダルム飛騨尾根 24年08月18日

山行期間 2020/8/10〜8/12
メンバー NGS SZK DOIA OTK MTM TKD
山行地域 北アルプス 穂高連峰
山行スタイル アルパインクライミング


8/10 晴れ
 前日夜に大阪を離れ、あかんだな駐車場へ。ろくに仮眠もとれぬまま5:20のバスに乗り込み、6:00上高地をスタートしました。下界に比べれば上高地は涼しかったですが、歩き出すとやはり暑い。8:00岳沢小屋に着くまでにはしっかり汗をかいていました。
ここから先は水を確保できる場所がないため、翌日のBV地まで困らない量の水を担がねばなりません。というわけで、各自5ℓの水を補給。軽い歩荷レベルの重さになったザックに足腰をガタガタいわせながら、8:30天狗沢を登ります。岩にマーキングがあるため道を間違いはしないですが、上がるほどにガレが酷くなり、足場を慎重に選んで落石させないよう注意が必要です。ヘロヘロになりましたが、なんとか11:15天狗のコルに着きました。
西穂〜奥穂の縦走路、はじめて来ました。これが最難レベルの一般路か〜と感慨にふけるには余りにも重い荷物に、さっさと歩き終えたいと思いながら、我慢強く歩を進めます。岩稜歩きですが、幸い特に危険を感じるような道ではありませんでした。途中で休憩も挟みつつ、14:00ようやくBV地であるコブ尾根の頭とジャンダルムのコルまで到着。
やはり標高が高いと少し動くだけでも息苦しく、おまけに頭痛もしてきます。天気が良すぎて直射日光が厳しく暑すぎです。ある程度陽が落ちるまで時間を潰し、就寝としました。



8/11 晴れ
 4:00起床。ここに帰ってくるのでアタック装備のみとし、登攀装備も身につけ、5:20いよいよ飛騨尾根を登るため出発です。下降するαルンゼは目の前。右岸を壁伝いに下りていきます。下調べで散々書かれていましたが、これが無茶苦茶なガレ沢で、全て浮石と言っていいほどに不安定。不用意に足を置けば簡単に岩雪崩を起こします。気の抜けない下りで、どうしても時間がかかります。下調べどおり、1つ目の小滝をクライムダウン、2つ目の小滝もクライムダウン。いずれも慎重に下りれば大丈夫です。3つ目の小滝の落口、錆びたハーケン2枚に捨て縄がかけられていました。ここに6:00着。気をつければクライムダウンできなくはない感じですが、やはり懸垂下降する事にしました。


20〜30m降りたあたりで懸垂終了。飛騨尾根に向かえそうなバンドが見えたため、適当に歩けそうなところを選んでどんどんトラバースし、7:00うまいこと目的であった取り付きのT2まで歩いてくることが出来ました。壁に#2サイズ程度のクラックが走っています。電光クラックというらしいです。ハーケンで支点をとり、ロープを用意し、クライミングシューズを履いて、飛騨尾根の登攀スタートです。
クラックはあってもジャミング技術は不要で、周辺にホールドが沢山あります。ランニングプロテクションはほとんどカムとナッツでとりましたが、時々ハーケンもあり。終了点はピナクルで作るといった感じで登っていきました。


3ピッチで9:00頃T1まで。ここでリードをOTKさんに交代し、更に3ピッチロープを伸ばしてジャンダルム頂上まで(最後のピッチは一般道と合流してしまうので蛇足でした。ロープをしまって歩いたほうが良いです)。
11:00飛騨尾根完登。クライミング自体は正直言って簡単です。堡塁岩のⅢ級より簡単だと思います。飛騨尾根は困難なクライミングを求めて行く場所ではなく、最高のロケーションの中でクライミングを楽しむ場所だと感じました。どこを見ても絶景で、すごい高度感と露出感。「アルパインクライミングやってる!」と実感できる素晴らしいルートでした。

さて、デボしていた荷物を回収し、大休憩をとり、本日の目的地である涸沢を目指します。13:00ウマの背を通過し、13:45奥穂高岳の頂上へ。気をつけて歩けば問題ないですが、ちょっと緊張感のある場所もあるため、長く続くと消耗しそうな縦走路だなと思いました。


14:40穂高岳山荘から長ったらしいザイテングラードを辛抱しながら下り、16:50涸沢ヒュッテ着となりました。偶然ですが、ほぼ同じタイミングで北鎌尾根チームも涸沢に着いており、幕営したあと皆で集まって夕食を摂るなどでき、図らずも合同合宿らしい体験ができたと思います。
本当はもう1泊して滝谷に行く予定だったメンバーもいたのですが、他パーティとの合流が難しくなったり、翌日の天気が下り坂だったりしたこともあり、全員で下山することを決め、就寝しました。

8/12 晴れ→雨?
 昼以降に雨予報だったため、早起きして5:00涸沢を出発。6:10本谷橋、7:10横尾と順調に下ってきました。横尾では屏風岩チームと会う事ができ、予定通りにはいかなかったものの、全員無事に夏合宿が終えられるであろうことに安心しました。その後も8:20徳沢、9:10明神と何の変哲もない道をひたすら歩き、足裏の痛みが限界に近づいた10:20、やっと河童橋まで帰ってきて、夏合宿終了となりました。

 


槍ヶ岳 北鎌尾根 24年08月17日

山行期間 令和6年8月10日-12日
メンバー YZM、MTD,TKHS、TNK
山行地域 槍ヶ岳ー北穂高岳
山行スタイル 岩稜縦走

夏合宿で北鎌尾根に4人で挑戦

8月9日(金)夜離阪 平湯温泉前の宝タクシーの駐車場で仮眠 4時起床

4時45分よりタクシーで約30分 上高地に

梓川沿いを歩いて行く

8時に横尾到着 吊橋を見て、帰りはここを渡って無事に戻ってきたいと思う。

10時に槍沢ロッヂ 10時45分にババ平到着 とても暑い、、、給水箇所が沢山あるので水の節約は気にしなくてよい

槍沢大曲りをちょっと行き過ぎてしまう。

12時20分頃に戻り、水俣乗越に向かうが、、、

スピードが足りない。リーダーの苦渋の判断で、槍沢大曲りから槍沢・天狗原分岐を経て殺生ヒュッテに向かった。16時50分着 明日は槍ヶ岳から大喰岳・中岳・南岳・大キレット・北穂高から涸沢ヒュッテに向かう。

翌朝から無事に予定ルートを通過し、8月12日の午前中には上高地に戻ってきた。

槍の頂上で見た北鎌尾根が美しかった。またリベンジして登りたい。

 

 

 


前鬼川 沢登り 24年08月15日

山行期間 2025年8月8日
メンバー MZN、MRK、MTM
山行地域 前鬼川
山行スタイル 沢登り

7月に行けなかった前鬼川をリベンジしてきました。

まず、駐車場裏より、支流に入渓していきます。
その後、読図しながら、本流に入っていきます。
本流に入り、まもなく、二段大滝に取りつきます。
物凄い迫力です。そこは左岸に巻いていきます。巻く時もロープを出してもらい、高巻きしていきます。
滝の上で、右岸に渡りますが、そこもロープで確保してもらいながら渡ります。大滝を越えるとナメ地帯が続きます。
フェルトの沢靴はフリクションは良く効きますが、体重を全体にかけないとやはり滑ります。慎重に体重をかけながら、歩いていきます。
流れがゆったりとした、ナメ地帯で、前鬼ブルーの景観を楽しみました。途中、中洲でお昼ご飯を食べます。涼しい川で食べるオニギリは最高でした🍙
休憩後は、少し体温は下がりましたが、フラッドラッシュ上下で川の水の冷たさに耐えます。
ルートの終了点近くでは滑り台のようなとこがあり、そこで滑ったり、飛び込んだりして楽しみます。川壺の流れも緩やかで、危険度が少ない場所です。その後終了点では、プールと言われる場所で、泳ぎで楽しみました。その後の長い下山に向けて、しっかり体温を下げます。
下山は2時間ほどかかりましたが、Mさんに読図を教えてもらいながら、ルーファイしながら、下山します。
沢のルートの方はすごく難しく、遡行図と地図を併用しながらではないとルーファイは難しいです。沢で一旦ルートを間違えると延々に続く藪漕ぎをしないといけなくなったり、登山道より、遭難のリスクが高くなります。しっかり知識のある先輩に学びながらこれからも安全に沢登りをしたいと思います。
前鬼ブルーと言われるだけあり透明度があり素晴らしい避暑地で、とても楽しい沢登りになりました。
サポートしてくれたMZN先輩、同期のMRKありがとうございました。

後立山 24年08月02日

山行期間 2024年7月19日~21日
メンバー TNK YSZ
山行地域 後立山
山行スタイル 縦走

夏合宿に向けたトレーニングとして猿倉~不帰ノ嶮~唐松岳を計画しました。前夜の天気予報では1日目朝のうち小雨、その後土日曜とも晴れ予報、これは気持ちよく後立山の岩稜歩きを楽しめそう。と離阪しました。

猿倉駐車場で仮眠し6時ごろに出発、当初予定の白馬大雪渓が通行止めのためエスケープルートだった白馬鑓温泉を経由し天狗山荘へ向け出発。しばらくすると小雨が降りだす、「予報通りね。」などと余裕で歩いていましたが、次第に雨脚が強くなり大雨に、登山道は川のようになり次第に滝のように水が流れ沢歩き状態に。高山植物の綺麗な時期ですが、愛でる余裕な~し。

雪渓トラバース

白馬鑓温泉に10時半ごろ到着、雨宿りし天候の回復を待つ。待機している間にも身体は冷えて寒い。ここから天気は回復予報だが風はあり、稜線は強風と情報を得ていたので、低体温症のリスクがあるので今日はここまでとすることにした。

幕営し、先ずは温泉に入り冷えた身体を温めホッとする。そこからは濡れたウエア類、靴をせっせと乾かす。

  午後から天気は回復し青空になりましたが、風は強くなって来ました。

明朝の天気が良ければ早朝出発で不帰から唐松岳へ行こうと話していましたが、夕方の予報では夜半から雨予報、残念ですが明日はこのまま下山とすることに決め、また温泉に入りまったりすることに、、、。

翌朝4時、天気予報を確認すると霧雨から曇りの予報に変わっている、急いで用意し稜線までピストンすることにする。鎖場を通過しお花畑辺りになるとガスが湧いてきて風が強くなる。

稜線に着くと強風で辺りは真っ白。寒い!写真を撮って速攻下山。

  白馬槍ヶ岳もガスの中

風を避けて雨具を着ると同時に霧雨が降り出してきてたので急ぎ足で下る。テント場に戻ったころ雨があがり、ゆっくり休憩して猿倉に向け下山する。次第に長野県側から晴れ間が広がり気温も上昇、日差しがきつくなり喉が渇くほどに。今度は暑い!暑い!と言いながら無事下山。

天候が予報より荒天し目まぐるしく変わる2日間でした。縦走はできませんでしたが色々と経験できました。TNKさんは雨の中の山行経験があまりなかったそうで学ぶことがあったようです。判断の難しいお天気でしたがお互いにまた一つ経験値を上げれましたね。

またリベンジしようと話しながら帰阪しました。

 

 

 

 


大台 サマーコレクション 24年07月28日

山行期間 2024/7/7
メンバー YMZ,ABE(記)
山行地域 大台ヶ原
山行スタイル マルチピッチクライミング


行きたかったサマーコレクションに行って来ました。

YMZさんは2回目です。
梅雨でしたが、天気が良くなりそうなので、西大台利用調整地区の立入認定証の申請しました。当日は朝から良い天気です。

前夜発で、当日朝一番の朝8時30分のレクチャーを受けます。大台ヶ原ビジターセンターに早く着きすぎたので、私は付近を散歩してました。朝から暑いです。

大台ヶ原ビジターセンターで、10分程度のビデオを見て、出発します。
遊歩道から外れる標識は意外に遠いと感じました。(しかし、帰り、標識から駐車場はもっと遠く感じました)
遊歩道から外れて、踏み跡をトラバース。木に白と黄色のテープが巻き付けられている所から降ります。悪い降りと聞いていましたが、やはり悪い。先を歩くYMZさんに遅れながらも降りて行きます。右手にサマコレの岩が見えてきました。沢に出てしまい、降り過ぎたかとウロウロ。YMZさんが見覚えのある所に出たらしく岩の方へトラバース。岩の基部を巻いて行き、サマコレの取り付きに。ネットで見たサマコレのルートが目の前にあります。下から見るとボルトが太陽の光を受けてキラキラ光っています。ここまで来れました。暑そうです。喉が乾きます。水は1Lしか持って来ていないのに。
2P、4Pが核心とのこと。
ハーネスつけて、ザイルを結びます。ザックは1つにまとめます。
1P YMZさんリード ルンゼを左上していく。簡単に登れそうだけど、ザックがあるとチムニー状の所が辛い。
  ザイルつけていて良かった。1 Pを登ると、サマコレのプレートにつきます。
2P ABE リード 「左上に上がり、右にトラバース。横カチを持って行きます。1ピン目が抜けているので、慎重に行ってくださ
 い。」とルートをおしえてもらう。右へトラバース途中に、抜けたピンの芯(針金)が残っている。トラバースして、1ピン目に
 クリップする、ホッ。
 ここからは「ガバで気持ち良い」と聞いていたが、岩が熱い。ガバでも無い。緊張する。ビレイピンについてホッとした。
 もうこのピッチで充分満足。自分のリードはあと3Pあるので気持ちを切らさないように頑張ろう。
3P YMZさんリード 左に行ってから上へロープを伸ばす。
4P ABEリード。ハングに行くまでにバランスが悪いところで何度もやり直す。ハングはYMZさんよりルートをおしえてもらう。
 迷わず、そのルートで登る。
5P YMZさんリード。ブッシュに入っていった。
6P ABEリード。トラバースしていくが、思った以上にトラバースします。岩に打ってあるハンガーボルトがルートですが、
 ボルトがなくなり、どこまでトラバースするか分からず、行ったり来たり。
 「そこ上に登れそうですか?」の声にルンゼを上に登っていく。あまり登って無さそうな所でこのまま登るのも不安になる。
 「ビレイはハンガーボルトになっているからわかりますよ。」と言われるが、ハンガーボルトは見つからない。木でビレイを
 取り、YMZさんに登って来てもらうことにした。登ってきたYMZさんは、すぐ下で「ここにビレイビンありますよ!」
 見落としてました!
 ビレイしていた木にザイルをかけて、下からザイルを出してもらいクライムダウン。
7P YMZさんリード ビレイ点から右側を直上し、左にトラバースしてカンテへ行くハイライトの箇所。
 高度感があって見栄えが良い。
 
8P  ABEリード  カンテを登って行く。だいぶん高く登って来た。高度感がある。
 今回ビレイ点ではいつもクライミングシューズを脱いでゴムを足首に引っ掛けていたが、このビレイ点で左足のクライミング
 シューズを落としてしまった。
 ビレイ点で左足を踏み替えた時、ゴムが足首から抜けて、一瞬空中を落ちていくのが見えた。
9P YMZさんリード
 ショックは大きかったが、残った右足のクライミングシューズと左足にアプローチシューズを履いて、セカンドでのぼる。
 ハングでテンションをかけた。
ここから駐車場までの道のりが長い。
ザイルをYMZさんに持ってもらい、喉の渇きを抑えながら黙々と歩く。
ビジターセンターの自販機で喉を潤す。
暑い1日だった。
ルートミスやクライミングシューズを落としてしまうミスもあったが、登れたことに感謝です。
ビジターセンター 8:50→サマコレ取り付き11:10→終了 16:30→ビジターセンター 17:45

剱岳 源次郎尾根

山行期間 2024/7/13-7/14
メンバー NGS DOIA OTK SZK
山行地域 剱岳 源次郎尾根
山行スタイル バリエーション


3連休は八峰縦走(下半~上半)を予定していたが、天候不順の予報。3日の予定を2日に切り上げ、天気のよさそうな1日目に源次郎尾根を登ってしまう予備案に変更となった。源次郎尾根に行くのは初めて。ワクワク!

気のきくDOIさんが切符を事前に手配してくれていたのでスムーズにケーブル、バスで室堂へ!

雷鳥沢から剱御前小屋まではしんどい登り。本当に苦手。メンバーに遅れがちになる。剱沢小屋で水を汲み、剱沢を降りる。まだまだ序盤。

平蔵谷出合から踏み跡をたどりとりつきへ。ほんまにここかなあ、といろいろ周りをみてみるが、ほかに登れそうなところはないので、難しそうなところを登る。ロープを出してOTKさんトップ。私は最後。難儀しながら乗り上げたところでNGSさんに作っていただいたアブミを回収する際に長シュリングを落としてしまった。すみません・・・

源次郎尾根は木登り、と聞いていたがその通り。足元が濡れてずるずる滑る急斜面が本当に怖かった。右手におそらく残雪期に使うルンゼが見え上部にはニッコウキスゲが咲き乱れていた。本当にきれい。

その後ロープを2回出したがどちらもOTKさんがトップで大活躍、ありがとうございます!

日暮れまでには頂上にたどり着きたい、そうであれば18時までには懸垂しておきたい、と話しながら登る。I峰まで本当に長い。II峰までも長い。ようやくII峰にたどり着いたときは17時、懸垂の準備をする。それまで暑くて汗が噴き出していたが夕暮れとともに気温が下がり一気に体が冷え、私だけ震えだす。危険を感じ、雨具を着てようやく落ち着いた。

「素晴らしいロケーションのなか豪快な」と表現される懸垂下降は、そんな状態のため安全に懸垂下降することに必死で景色はほぼみていない。

3連休の天気予報がよくないせいか、熊の岩には誰もいない。去年と同様雪も少なく、お盆も誰もいない熊の岩になりそうだ。

岩を乗り越え浮石だらけの斜面を登ると・・・・DOIさんが、見えた!と頂上の社を示してくれた。ここでメンバーがそろうのを待って、みんなで頂上!

日の入り後だったので記念写真は翌朝にお預け。BV地を探しテントを張る。雪渓から水をとるのは難しそうなのでゴミ袋に雪渓を崩し集め水を作ることに。ここで大きな雪の塊を作り出すことにやりがいを感じていたけど鍋にはいりにくく融かしづらい。こういうときは小さいものをとることが〇。

翌日は剱沢 で雨が降り出したため立山稜線を歩くことはあきらめ剱御前から雷鳥沢に向けて下降。雷鳥沢から室堂までは本降りで瞑想修行。

7/13 8:10 室堂ー11:20剱沢キャンプ場ー12:03平蔵谷出合ー16:37源次郎尾根I峰ー17:30源次郎尾根II峰ー19:40剱岳ーBV地

7/14 5:28剱岳ー8:15剱沢キャンプ場ー10:22雷鳥沢キャンプ場ー11:07室堂