山行期間 | 10/12〜13 |
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メンバー | ABE、YAM |
山行地域 | 明星山 南壁 |
山行スタイル | アルパインクライミング |
当初9月の連休に計画していたが、天候が悪く延期としていた。予備日していた10月の連休に行くことになった。
11日の夜に三国ヶ丘を出発して、ヒスイ狭キャンプ場で仮眠をとる。やっぱり新潟は少し遠く感じた。
12日は少し遅めの7時起床。明星を見ると、素晴らしい岩壁が目の前に現れる。8時に展望台の駐車場へ。初日は、左岸稜を登攀する。
下降路は踏み跡も明瞭である。渡渉は靴を脱げば問題なかった。最初に渡渉した所が間違っていたようで、もう一度渡渉をして、正しい取付きに到着。9時登攀開始。
左岸稜は、途中アブミルートがあるので、奇数ピッチをABEさん、偶数ピッチを私が登ることにした。トポでは、ルートは明瞭とあったが、2P目で早速周り込まないといけない所を、ボルトに導かれて直登してしまった…
3Pのアブミルートは、12aのルートのハンガーボルトが打たれており、気持ち良くリードをしている様子だった。4Pは、5級のグレードで体感も5級かな、という感じだった。その後5ピッチ以上登った。最後の方が、どこまで登ったら良いのか、わかりにくかった。日本の岩場とチャレンジアルパインでは、終了点の記載、ピッチ数も違うので少し悩んだ。登攀を終えたのは16時頃だった。
下降路は、最初少しガレ場を下り、そのまま樹林帯に入っていく。フィックスロープやテープがあるので、そこまで迷うことはない。水道菅の橋を渡り、5メートルぐらい懸垂をして、後は林道に上がるだけという所で、暗くなっていたこともあり迷ってしまった。最終的に、薮をかき分けキャンプ場へ到着する。
そこから展望台まで歩いていった。途中、道路脇から動物のうめき声が聞こえた。暗闇の中で熊と遭遇するのでは、と恐怖の中、林道を早歩きで進んでいく。展望台の駐車場に19:30到着。
2日目は、フリースピリッツだ。前日より1時間早く行動をする。取付きには先行パーティーが1組。今回は、私が奇数、ABEさんが偶数ピッチを登る。フリースピリッツは岩が脆いとの記載が多かったので、注意して登った。難しくはないが、4〜5級を継続して登っていく。終了点は、ボルトが大半でわかりやすいが、中間支点は、灌木の根っこやナチプロが殆どで、ルートファイディングが難しい所もあった。
5.9のピッチは少し難しいと感じた。パノラマトラバースは、景色、ローケーションもよく、足元の切れた場所をトラバースして気持ち良かった。
登攀を終えたのは17時頃で少し暗くなっていた。登っている最中に、下山ルートを確認することができ、今日はちゃんと林道に上がれると思った。下山は、ヘッデンをつけてになったが、目印のテープが光に反射くれるので、比較的わかりやすかった。また、前日同じルートを通っているので、そこまで迷うことはなかった。
水道管の橋の手前で、先行パーティーと出くわしたが、凄い薮の中から降りてきていた。そのまま私達が、先行して水道管の橋を渡り懸垂した。そして、林道に上がる道も登っている時に確認していたので問題なかった。駐車場到着19:00。
今回1年越しで明星へ行くことが出来た。スケール、ロケーションは素晴らしかった。全体の写真を撮り忘れたので、来年も行きたいと思いまーす。