山行期間 | 2024/10/21~23 |
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メンバー | ICH,S ICH,H SOT HYS |
山行地域 | アルパインクライミング |
錫杖岳左方カンテ
錫杖岳は支点が撤去されナチュラルプロテクションで支点をとりながら行くので緊張感が増す。
しかしどの終了点もしっかりした終了点が設置されてるのでルートは分かりやすかった
10/21日夜 離阪。3時に中尾高原口の駐車場に到着。車中泊する
10/22 5時起床今回2日間の予定で左方カンテと見張り棟からずっとを登攀する予定だったが、あいにく1日目の夜から雨と強風で天気は荒れる予報。
渡渉もあり。増水すると下山も危険ということで、メンバーで話し合い今回は左方カンテのみで日帰りにする事になった。
6時中尾登山口出発。
1時間半で錫杖沢出合に。テント3〜4張りできそうだった。今日はテント1張り。
前衛フェースがドーンと登場。かっこいい。登りたいという気持ちと、登れるのかという不安な気持ちが入り乱れる
そこから北沢を前衛フェースに向け1時間ほど登っていくと左方カンテ取り付きに到着
登山靴など不要な物をデポして9時30分登攀開始。
今回は2パーティ。
SOT・HYSペアがトップで行く。
1P Ⅲ級 ICH,S40m簡単な階段状のフェイス
右と左どちらもいけそうだが、左が行きやすいそうなので、左を選択。
40mとトポにあったが、50mロープギリギリでハンガー2枚の終了点に。
少し下の立木に捨て縄が何重にも巻かれていたが、ここで切ると40mなのか?
2P Ⅳ級 ICH,H40m。1ピッチ目と同じような凹角を登る。
ここも40mもない気がする。凹角を出て少し進むとハンガーボルトの終了点に
3P Ⅴ級+ ICH,S前半の核心 フェース
ピナクルに立ち上がりフェースを右上し小ハング超えがルートだが、左の傾斜の緩いルートを選ぶ人もいるそう
だが、せっかくなので小ハング超えでいきました。
小ハング超え手前に古そうなハーケン1枚。ありがたくこれも使いながら、もしもに
備えて小さいカムを追加し思い切って進むとめちゃめちゃモテるガバで一安心。
ガバガバで安心してハングを超えチムニー手前で終了。
ここで博史を引き上げ。
高度が上がってきて眼下には錫杖岳の紅葉が広がっていた。とても綺麗で、思わず鼻歌が出てしまう。
やっぱり山の中でのクライミングは最高だ!!
引き上げの後はチムニーまで10mほど歩き
4P Ⅳ級 ICH.H 25m簡単なチムニー
5P Ⅴ級 ICH.Hクラック〜フェイス 40m
下部はプロテクションが取りにくいがどれほど難しくはないフェースを登り大テラスへ
6P ICH,H Ⅱ級カンテを左へ15m
7P ICH,S Ⅴ級+ 小乗越からフェース、チムニー
とうとう核心ピッチ。
チョックストーン取りが核心か?昔は、立木を使えたそうだが、今は木は枯れており使えなくなっている。残念。
フェースから乗っこすか、チムニーから攻めるか?
先行まりはチムニーから攻めたそうだ。一応挟まってみたがチムニーは微妙な狭さで動きにくい。
色々考えたがいいムーブが見つからず。これを使ってくださいと言わんばかりにここにだけハンガーが1個あり、す
ぐに諦めA0で突破。
その後は、チムニーからクラックを使って登っていく。
クラックが使えるのでまずまずプロテクションを取ることが出来るが、少しワイドっぽいクラックが気持ち悪い
クラックを抜けた後は、注文とルートがかぶるスラブ。
注文ルートをガン見。これ登れるか?難しそうに見える。
このスラブもなんか気持ち悪いが無事に終了点に。
残り2P簡単なピッチは登攀しない人も多いそう。この時点ですでに13時。
今日下山まで考えるともう残り2Pは登らず注文の多い料理店を下見しながら懸垂。
全員初見だったため、必要以上に懸垂を切ってしまい。
余計時間がかかってしまった。早めに切り上げておいて良かった
デポした荷物を回収し下山。
登山口につく頃には暗くなり、雨も降り出していた。
今回、下山後は新穂高の湯で疲れを癒そうと思っていたが残念ながら時間切れとなり
入れなかった。次回はぜひ入ってみたい
次は、注文の多い料理店と見張り棟からずっとにもチャレンジしたいと思う
IHI,S記