山行期間 | 2024/9/25 |
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メンバー | ICH.S ICH.H HYS |
山行地域 | 大台ヶ原 |
山行スタイル | アルパインクライミング |
9/25(水)
一週間前は雨予報だった。数日前から雨マークが急に消えた。
前日に慌てて準備し、早朝発で大台ヶ原に向かう。ビジターセンターで一番早い事前レクチャーを受講する。
駐車場に登山客が数組いるが、ビジターセンターの前で待っていると今日の受講は3人だけのようだ
8時半の受講を終え準備をして東大台方面へ向かう。サマコレのある千石嵓の位置は西大台エリアだが、入山は東大台の途中から登山道を逸れていく。
大台ヶ原ビジターセンターで熊の目撃情報を聞いた。昨日も目撃されたようだ。今年は何処に行っても熊の目撃情報が多い。登山道を進んでいき、15分くらい歩いたところから登山道を外れる。等高線を沿うように進み、2つ目の谷間を降りていく。
ガレ場の石を落とさないように気を付けながら、目印の赤テープを見逃さないように下降していく。途中、トゲのある植物(山椒の木?)に悪戦苦闘し、川の付近まで降りてきたところでテープを見失ってしまった。
ふと右側の岩壁を見るとボルトが打ってあるのが見えた。これがサンダーボルトのルートだろうか。
更に岩壁沿いに降りていくと見覚えのある風景が見えてきた。サマーコレクションの取付きだ。
1ピッチ目はロープ無しで上がり、2ピッチ目から本格的なスタートになる。
ここにサマコレのプレートがある。記念に写真を撮る。
1ピッチ目、1ピン目のハンガーが、無くなっていて細いボルトしか残っていない。
今回は2ピン目にヌンチャクを掛けてから登ろうと思い、チョンボ棒を持ってきた。
しかし、あろうことかピンが遠く届かない。まさかと思い3人で慌てる。知恵を絞り何回も試みるが届かない。
仕方なく近くの木に支点を作り、そのままトライすることになった。前半は「すみ」、後半は「まり」がトップ。2ピン目がとれていないので、1歩目に緊張感が増す。慎重に慎重に何とか2ピン目にクリップ。
ナイス!朝の1ピッチ目はピリッとする。セカンドで登ってもとても緊張した。3ピッチ目が核心、リーチがないと5.10c /dトップはガバに届かず、何度かトライして抜けていく。私は荷物を持ってセカンドなので、時折A0を交えて登った。
サマコレは前半スラブ系、後半はパワー系という感じだ。前半のピッチは、草が伸びすぎてホールドが見えなく、とても難しく感じた。来る時期によってルートの見え方が変わるのに驚いた。
今回は3人パーティなので、行動時間がいつもよりかかっていないか気になっていた。前半を終え想定内だったので、後半の登攀前にゆっくりと休憩をとった。
今回は曇り予報であったが、快晴となり、登攀中とても喉が渇いた。後半はトラバースから簡単なルンゼを登りハンドトラバースの手前でピッチをきる。まりが軽快にハンドトラバースを超えていく。ナイス!その後の2ピッチも、所々、悪い箇所があったが、まりは難なく超えていった。
後半も、無事に登攀を終えることができた。最終ピッチ終了地点で3人で写真を撮った。少し休憩したあと尾根を上がって行き防鹿柵沿いを進むと登山道に戻ってきた。
薄暗くなっていたが日の入り前に駐車場に着くことができた。霧のような雨が降りはじめ、次第に本降りとなっていった。いつの間にか辺りは真っ暗になっていた
9:00 駐車場発
10:00 取付き
10:30 登攀開始
登攀時間6:45とすると
17:30登攀終了
18:30 駐車場ICH.H記