山行期間 | 2023/9/9 |
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メンバー | YMZ ABE |
山行地域 | 奈良県曾爾村 |
山行スタイル | クライミング |
人工登攀のトレーニングを何回かして少しアブミにも慣れてきたところ、SKDさんから小太郎の山行届を見て
「今も小太郎岩で人工登攀できるんだ。機会があったら行きたいな。」と思っていました。
YMZさんからも「小太郎岩、気になってます。」「行きましょう!」
YMZさんは、小太郎岩のフリー化されたルートを見てみたいとのこと。さすがです。
今回は人工登攀でトップ空荷、セカンドがザックを背負って登ります。
SKDさん情報ではスズメバチが飛んでいたとか?スズメバチで途中敗退はいやだなあ。
小太郎岩キャンプ場の端から歩き、更にガレ場を左上すると15分くらいで下部フェイスの取り付きに着きました。
岩に苔がついている。あまり登られてないのかな?ボルト連打のルートが並行して2本ありました。
YMZさんは以前に右側のルートを登ったらしい。
下部フェイス(約25m YMZさんリード)
YMZさん「左側のルートを登ります。」
出だしでランニングを取りすぎたようで途中で「ランニングが足りないかも?」の声が。
ピンが2本打たれている所がありピッチを切ることも出来ましたが、切らずに抜けました。
ハンガーボルトもところどころあります。
セカンドで登るとピンが遠い所もあり、ありがたくリードが掛けたランニングのシュリンゲを
掴んで登りました。
トポには下部フェイスは初心者用のルートと書かれてましたが、これで初心者用とは、先が思いやられます。
下部フェイス終了後、トラバースして、中央フェイスの取り付きへ。
中央フェイス1ピッチ目(10m ABE リード)
ピンが連打されたルートを登ります。終了点付近の人工からピンが無くなる所が辛い。
終了点までちゃんとボルトを連打して欲しい!
2ピッチ目(約25m YMZさんリード)
YMZさんはライオン顔の右小鼻の部分を登ってハングに隠れてしまいました。
フリー化されている部分はチョークが付いていますし、安心してランニングを掛けれるハンガーボルトもちゃんとあります。人工でも行けます。小鼻を抜けると、ライオンの顔の頬辺りをトラバースしビレイ点へ。
このトラバース部分がピンが少なく緊張しました。ここから、五段ハングを見上げると迫力あります。
3ピッチ目(約25m ABEリード)
五段ハングで下向きのリングボルトがかかっている所は緊張しました。アブミに体重をかけるとそのままリングボルトが抜けそうです。
ハングを抜けると、傾斜がおち、最後は草を掴み木を掴んで登りました。
ヤレヤレ。蜂にも会わず、あとは懸垂下降するだけです。
終了点の近くに太い木があったので、そこから懸垂下降と思ったのですが、
YMZさんが「他にも懸垂下降できる所が無いか見てきます。」と言って、壁の右側や左側を見に行き、
「壁向いて右側に木に古いシュリンゲが掛かっている所がありましたが、この木で懸垂しましょうか?」
私は悪気なく、「YMZさんお先にどうぞ。」
YMZさんが懸垂下降で見えなくなってからしばらく待ちます。
「ロープがスタックしているのかなあ?」
しばらくしてロープが引かれたので、懸垂下降すると、驚くことに壁から離れいって、
五段ハングの下にある2ピッチ目の終了点を見送り、鼻の下の1ピッチ目の終了点も見送って。
あと地面まで10mくらいのところで岩に近づきました。セルフビレイを取っているYMZさんに合流できたときはホッとしました。
「ピンでセルフビレイ取りましたか?末端の結び目を外すとルベルソがすっぽ抜けますので気をつけてください。」
本当に50mギリギリでした。そこから2ピッチ目の懸垂下降をして、地面に着きました。
そこから、登ってきた所を逆にトラバースして、下部フェイスを懸垂下降し、今日の登攀を終了しました。
地面に足が着いているのはありがたい。
中央フェイスの懸垂下降点はYMZさんが見た古いシュリンゲがかかっていた木かもしれません。
ハングを懸垂下降をするときは、よく考えた方が良いと反省しました。
小太郎岩は近場で人工登攀のホンチャン気分を味わえるよい岩場です。今回は誰にも会わず、独占できました。
今回は蜂の姿は見ませんでしたが、中央フェイスを見上げると、左上のハングの所にスズメバチの巣がありました。
<行動記録>
8:00 小太郎岩キャンプ場→8:30下部フェイス取りつき登攀開始→10:10 中央フェイス取りつき→14:00中央フェイス懸垂下降開始→15:30下部フェイス着
山行期間 | 2023/9/16~9/18 |
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メンバー | MTM,TMN,MZN |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 岩稜ハイキング |
3連休に同期3人で北鎌尾根に行ってきました。
大曲までは行きは、快適ハイキング。
大曲から、いよいよ始まります。かなりの急登。水俣乗越からは激下り。
水俣乗越からの下りは、かなりの斜度で足場も悪く、距離も長く後半は飽きました…
朝を早めに出発したおかげで、3組目くらいに北鎌沢出合に到着。
この日は3連休ということもあって、バリエーションルートというのにテントは20張以上もありました。
翌朝は暗いうちに出発。
北鎌のコルでギア装着。
3日間とても快晴で、遠くは富士山、立山、白馬、妙高方面まで見えました。
数年前に一度行きましたが、かなり記憶も薄れており、
改めてルートファインディングを楽しみながら歩きました。
同期のお2人、ありがとうございました!
【行動記録】
9/16 0510上高地→0745横尾→1040大曲→1155水俣乗越→1340北鎌沢出合
9/17 0350北鎌沢出合→0620北鎌コル→0900独標→1305槍ヶ岳→1340槍ヶ岳山荘→1430殺生ヒュッテ
9/18 0530殺生ヒュッテ→0745槍沢ロッジ→1150上高地
山行期間 | 2023年9月17〜18日 |
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メンバー | SUM, NGS, TKH, YSD, DOIA, DOIS |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | バリエーション縦走 |
夏山のバリエーション縦走で穂高コブ尾根に行って来た。
朝5時過ぎに上高地バスターミナルを出発して、7時過ぎに岳沢小屋に到着。
近年の温暖化や今年の猛暑で北アルプスの雪渓の消失は早く、岳沢小屋でも水不足のようだ。
その貴重な水をいただきコブ尾根へ向けて出発する。
まずは2400m辺りまでコブ沢を詰めて行き2450辺りからは右俣を詰める。
2680mで尾根上に出る。
ここは2人用テントなら、なんとか張れるくらいのスペースがある。
ここからコブ尾根を奥穂高岳南西稜のコブ尾根の頭を目指す。
途中の2900m手間にあるコブ岩からは懸垂下降でおりる。
残置スリングの下降支点がいくつかあり、我々は一番下の支点から30mロープを2本つなぎ下降した。
コブ尾根の頭へ乗っ越せば後は奥穂高山頂を経由してキャンプ地の穂高岳山荘を目指すだけだ。
テン場は連休ともあり混雑していたが、なんとか3組に分かれてツェルト3張りを張ることが出来た。
そこかしこと張り綱が張り巡らされているので移動の際はぬき足さし足にならねばならない。
翌朝は4時半に出発して吊り尾根で紀美子平、重太郎新道で岳沢小屋へ下り、昼前に上高地へと帰って来た。
今年は連日猛暑が続き山行当日も天気良く非常に暑く体力を消耗した。
今回のようなバリエーション縦走のコースで気をつけたい事項は、ルートファインディング、落石、ビバーク地でのスペースと水の確保、メンバー全体での歩行ペース等を思った。
安全に楽しい山行にするためにも、これらの基本的な事項に気をつけたい。
行動記録
初日
上高地バスターミナル 5:10
岳沢小屋 7:10
コブ尾根の頭 15:00
穂高岳頂上 16:15
穂高岳山荘 17:00
2日目
穂高岳山荘 4:40
穂高岳頂上 5:15
紀美子平 7:15
岳沢小屋 9:10
上高地バスターミナル 11:30
山行期間 | 2023年9月1日~2日 |
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メンバー | YMZ(CL)、ABE(SL)、YMO |
山行地域 | 穂高岳 |
山行スタイル | アルパインクライミング |
今年の5月にあった慰霊の日に、OB会員の方と先輩の現役会員の方から、屛風岩を勧められ調べてみると、フリーで登れるとの記録があったので、6月にメンバーに相談して計画することになった。
全体的なグレードは高くないが、3P目が11cのグレードがついている。元々、人工登攀のピッチなので、どうにも登れない場合や時間が掛かりそうなら、アブミ使用すれば抜けることができる。
7月からメンバー全員でのトレーニングを開始。人工登攀もあるので、アブミのトレーニングも行った。真夏の百丈岩2日、堡塁岩、烏帽子・駒形岩、雪彦山、計5日間トレーニングを行った。
当初の計画では、初日は横尾でベースを張ってT4尾根取付きまで偵察に行き、翌日に登攀して同ルートを懸垂下降して横尾に帰ってくる予定だった。約1週間前に、会長とたまたま同じ電車に乗合すことがあり、「初日にT4尾根を登攀して、テラスにビバーグが良いのではないか?」とアドバイスを受けた。確かに登攀には一番良い季節だし、1番に取付かないと時間切れになる可能性もあった。メンバーと相談して、初日にT4尾根登攀後にテラスでビバーグする計画に変更した。
9月1日あかんだな駐車場始発のバスで上高地に入る。上高地から明神館、徳沢、横尾まで平坦な道を歩いていく。横尾で水を汲み岩小屋跡の渡渉ポイントまで登山道を歩いていく。渡渉ポイントで屛風岩方向の写真を撮っている人がいた。どちらに行かれるか尋ねたところ、屏風岩とのことで先を急がねばと思い、少し速足で歩きだす。渡渉は水量も幸い少なかった。
1ルンゼ押出を登っていく。天気も良く暑い。横尾から1時間15分程度でT4尾根に到着。
T4尾根はABEさんリード。リードは空身作戦。YMZとYMOで荷物を振り分ける。水とテントをもらったが、自分の分を入れて水6リットルが重くのしかかる。
1P 4級
しっかりとクライミング。ホールドはよく探せばしっかりある感じだった。ABEさんは気持ち良さそうにロープを伸ばしていきます。
2P 5級-
出だしが少し被り気味だが、ここもしっかりとホールドがある。凹角のクラックを登っていく。ここも問題なくABEさんは登攀されていた。
3、4Pはほとんど歩きだった。草付きで濡れていたら怖いと感じた。
13:45にT4テラスに到着後、テントを張ってYMZが1P目にフィックスを張った。5.7であるが、最後岩が脆いので少し緊張した。登攀後に後続のパーティが1組来られた。下で話しかけたパーティだった。関西からということもあり顔見知りの方々だった。翌朝、4時起床、5時登攀開始にして就寝する。
5時 1P目登攀開始(YMZリード)。
2P 5.9のグレードだが、出足かなり細かいホールドを繋いで登る。グレード以上の緊張感があった。
3P 11c 核心ピッチ。2ピン目のRCCにクリップして少し上がった所でフォール・・・。噂通り難しい。残念でした。同日に大阪に帰りたかったので、人工登攀に切り替えて3Pを登る。1か所上部でアブミの最上段に乗る所があったが、それ以外は163cmの私でも2段目に立って登ることができた。
4P 5.9 このピッチも出足が悪く岩も脆い。細かいスタンスに崩れそうなフレークを使って登る。恐怖のトラバースとあるが、何が怖いのかが私にはわからなかった。トラバース後にルンゼを渡るとトポではなっていたが、ルンゼを上がった所にボルトがあったのでルンゼを上がった。
5P 5.7 ここから新人のYMOにリードを託す。本チャンデビューだったが緊張した様子もなく、スムーズにロープを伸ばしていく。問題なく終了点に到着した様子。新人とは思えない登攀だった。
6P 4級 スラブを登って草付きを登っていく。出足、変なところを登っていく新人YMO。プロテクションも取れていない。落ちそうな気配もあったがギリギリ抜けていった。しかし、岩が脆いのか落石が多いピッチだった。登攀要素もあまり感じられないので5Pまででも良かったように感じた。
当初予定した登攀を終えて、ここから第2の核心の懸垂下降である。全員で懸垂点を確認しながら降りていく。懸垂下降中の景色は絶景であった。T4テラスまで問題なく下りることができた。全部で6回懸垂したのかな。当初より1回多いような気もしたけど。残置していた荷物をパッキング、軽食を摂ってからT4尾根を懸垂で下る。尾根の末端まで5回懸垂下降した。T4尾根の懸垂は落石があるので、下で待っている人は注意が必要である。取付きに到着が14:00頃だった。上高地の最終バスが17:30。ギリギリだと思ったが、同日に帰る意思を全員持っていたので先を急いだ。
上高地着が17:10だった。最終バスに間に合って良かった。
今までは遠い存在に感じていた屏風岩を登ることができて良かったと思う。個人的な目標の3P目フリーで通過は出来なかったが、全員で屏風岩雲稜ルートを無事に登攀出来て嬉しかった。思っていたより草付きが多かったので、雨上がりや天候が悪いときは難しく感じるだろう。今回は、両日とも天候もよく、登攀も私たちとT4テラスで一緒だった関西の4人パーティだけだった。お陰でスムーズ山行を終えることができた。また、メンバーの登攀力も高かったので時間が掛かる所がなかったように思う。今後も精進して、フリークライミングに取り組んでいきたいと思う。
山行期間 | 8/27 |
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メンバー | CL YMZ,ABE,YMO |
山行地域 | 雪彦山 |
山行スタイル | マルチピッチ |
屏風岩雲稜ルートに向けて雪彦山でトレーニングを行いました。内容は三峰東稜、地蔵岳東稜、加古川~紅稜会ルートのパチンコ。(パチンコ、一度言ってみたかった)
暑いなか展望台から三峰取り付きへと向かう。三峰は初めてだったが地蔵岳東稜の取り付きからは意外に近かった。
三峰東稜はABEさんが全ピッチリード。
支点は3p目の人工ルート以外はきれいなハンガーだが、ルートが全体的に悪い気がする。
1p目はかぶり気味でいきなりA0してしまった。
最終ピッチの終了点から歩いて三峰の上まで抜け、不行岳南東壁を横目に懸垂で地蔵岳東稜取り付きへ。
灼熱のノーマルルートはYMZさんオールリード。加古川~紅稜会ルートは譲っていただきました。順調に登って山頂で小休止後、連続懸垂の練習もかねて山頂から懸垂(4回くらい)で取り付きへ。
懸垂中、YMZさんの携帯に警察から連絡があった。どうやら叫び声が聞こえると通報があったらしく、車体ナンバーから安否確認で連絡がきたらしい。クライミング中のコールを勘違いされたか?
加古川~紅稜会ルートはYMOリード。行けるとこまでフリーで登り、途中から人工で。前に登ったときも迷ってしまったが、今回も案の定迷う。迷いに迷って途中からはハンガーボルトを無理やり繋げて登った。結局、今回もルートがどこなのかわからずじまいで終わってしまった…
二度目の地蔵岳山頂を踏んで下降路で下山。
雪彦山はマルチのルートが何本もあるし、数も登れるしもっとクライマーがうじゃうじゃいてもいいのに、、、と思う。
まだ登っていないルートもたくさんあるので来年は雪彦に通いたいです。
行動記録
三峰東稜とりつき(06:50)~TO(09:19)~懸垂~地蔵岳東稜とりつき(10:30)~地蔵岳山頂(13:00?)~懸垂~紅稜会~加古川ルートとりつき(??:??)~地蔵岳山頂(17:21)
不行岳南東壁
YMO
山行期間 | 2023/9/13〜9/14 |
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メンバー | DTE TKD |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | アルパインクライミング |
4P:5.8 TKDリード
山行期間 | 9/10 |
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メンバー | SMD,TMN,MTM |
山行地域 | 大峰 北山川水系前鬼川 |
山行スタイル | 沢登り |
9/9夜出発で前鬼川に行ってきた。
離阪後、仮眠場所に到着して軽く宴会。
気が付けば0時を大きく超えて慌てて就寝。
翌日仮眠場所から移動後、準備して入溪。
少し進むと2段10mの滝が出てきた。
左岸側から巻いて滝上での渡渉。
水量はそんなに無いが、記録を見ると過去に何件か事故があったようなので、
安全のためロープを出し通過した。
2段10mの滝上渡渉後は100m以上の綺麗なナメを歩いた。
巨岩帯も探せば巻き道など有り、1ヵ所緊張する巻きも有ったが、比較的簡単に通過出来た。
予定通り垢離取り場にて遡行終了とし登山道にて下山。
下山後SMDさんの荷物にヒルが1匹付いていたが被害は無かった。
午後から天気が崩れる予報だったが、雨も降らず気持ちの良い遡行となりました。
帰りはフォレストかみきたで温泉に入り、焼肉馬酔木にて焼肉ランチを食べ帰宅となりました。
山行期間 | 7/28 |
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メンバー | MTU,YMO |
山行地域 | 御在所 中尾根バットレス |
山行スタイル | マルチピッチ |
7月に御在所の中尾根バットレスに行ってきました。ルートはスラブ主体のカリフォルニアドリーミング。
松浦さんは以前から狙っていたそうで、前に偵察した後すぐにこの山行の話があがった。
登攀意欲を掻き立てられる?ような見た目のバットレス。
1p目 5.10a 山岡→松浦さん
水の流れるクラックに片足を突っ込んでのスタート。核心を登れず、纏足シューズの痛みを言い訳にリードを交代してもらう。
松浦さんは無事突破。さすがです。
2p目 ウィンドサーファー5.10b 山岡
セールにひかれてネットで買ったことを後悔しながら、纏足シューズを脱ぎ捨ていつものマルチ用で登る。出だしの小ハングを越えると一気にホールドがなくなり、そこからは岩の凹凸に乗るスラブ登り。ボルト間隔も遠く怖い分、最後のガバを取ったときの安心感と興奮は異常。残念ながら1テン。
3p目 5.10a 松浦さん→山岡
松浦さんリードで行くが2ピン目をかけられず、一応代わってもらうが登れない。トポを確認すると100岩場には載っていないルートだったらしい。左の壁際のボルトから改めて登る。ホールドは細かいが「持てる」ので2p目よりはフェースっぽい?なんとかOS。
次は5.12a/bのピッチ。ボルトが近くA0でも抜けれるらしいが、ちょうど雨が降ってきたこともあり見学だけして懸垂でおりることに。
降りるとザックが漁られており、松浦さんの行動食は袋ごとなくなっていた。カラス対策をするべきでした。
その後は一の壁へ。
「ダイレクトルート」(たぶん)の終了点直下にある巨大フレークが動くらしく注意書きのプレートが打ち込まれていた。あれが落ちると思うとゾッとする。落ちるまでは登らないほうがいいかもしれない。
3本くらい登って帰阪。
1,2p目はOSを逃しているのでRPを目指して再挑戦したい。(あわよくば4p目以降も)
YMO記
山行期間 | 2023/7/15-17 |
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メンバー | NGS DOIA DOIS SUM |
山行地域 | 剱岳 |
山行スタイル | バリエーション縦走 |
昨年(2022)8月に雪渓の状態が悪く天候にも恵まれなかった剱岳八ッ峰下半~上半縦走にリベンジした。
山行期間 | 2023年8月19日〜20日 |
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メンバー | MTM, TMN, SZK, DOIS, DOIA |
山行地域 | 大峰山系 |
山行スタイル | 沢登り |
猛暑日いつまで続くねん!と怒ってしまうくらい暑い毎日。涼を求めて神童子谷〜犬取谷へ沢登りに行ってきました。充分日帰りで行けるこのコースを敢えてのお泊まり。沢を遊びつくしてきました!
8月19日(土)
下山地の母公堂へ車を1台デポし、出発地(駐車地)の大川口へ。
準備を整え、駐車地から歩くこと30分、林道終点の橋に到着。橋の手前右手から踏み跡を辿って下りていく。
作業道をしばらく歩き入渓。パチャパチャ…水が冷たく気持ちいいけど水の流れが早いのでうかうかしていたら足を取られそう。気をつけなきゃ。
【へっついさん】大峰ブルーは薄めだけど幻想的で映えます。
【赤鍋滝】左岸の斜面を巻く。ツルツル滑りそうだけどアンカーボルトが連打されているので難なく通過。赤鍋滝はめちゃいい感じのウォータースライダー。
【釜滝】私たちが向かう犬取谷とノウナシ谷(大普賢岳へ続く)の分岐点。このコースの中で1番美しい釜と言われている。大峰ブルーをとても楽しみにしていたけど、やはりブルーが薄い。ハードルを上げすぎたかな。右岸の巻道をいく。
【犬取滝】右岸を高巻き。岩の壁が切れているところまで上がって巻くのだが踏み跡を見つけることが出来ず、かなりの悪路を上がった。メンバーに直径20cmほどの落石がヘルメットを直撃したときはヒヤリとした。怪我はなし。
【偽ジョレンの滝(勝手に命名)】ジョレンの滝の手前にある。ジョレンの滝と間違えて意味のない高巻きをしてしまった。途中で気付き元のルートに戻る。
【ジョレンの滝(本物)】右岸を60〜70mの大高巻き。踏み跡あり。急登でふくらはぎヤラレル。
ジョレンの滝から少し上がったところがBV地。ザックを下ろし、タープ張りと薪集め。火を起こし、食事の準備に取り掛かる。(食担のMTMさんありがとうございました!)
まずはソーセージ。ナイフで削った細枝に刺して火で炙る。ソーセージの皮が弾けたら食べごろ。歩荷したハイボールで熱々のソーセージを流し込む、、、プハーーッ、うまっ!!これは間違いないでしょ。
そのあとはMTMシェフにお任せ。低温調理済み(自宅で処理してきてくれました)のサーロインステーキ、ミスジ、鶏のせせりとモモを次々に焼いてくれました!お味は言わずもがなわかるでしょー、美味に決まってるじゃん!!ナスとおあげのお味噌汁に飯盒で炊いた白ごはんも最高!
宴会は続く、、、
焚き火を見ながらのまったりとした時間は過ぎていき、脱落者が1人、2人と増え就寝。
8月20日(日)
3時過ぎ、朝の早い男性陣が火を起こし始めている。私もゴソゴソとシュラフカバーから抜け出す。低山とはいえ、山の中はやはり肌寒い。
朝食は白ごはんと豚汁、ベーコンと炒り卵。昨夜、あんなにお腹いっぱいだったのにペロっと平らげた。ご馳走様でした!
7時15分出発。
沢を詰めていくと右岸に明瞭な踏み跡発見。そこをしばらく上がると登山道にぶち当たった。稲村小屋前で登山靴に履き替えて下山開始。
10時10分、母公堂到着。
夏休みのみたらい渓谷は大賑わい。水の透明度に驚嘆しながら帰路につきました。ちゃんちゃん♪
DOA
山行期間 | 2023/7/14〜7/18 |
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メンバー | ICH.S HYS |
山行地域 | 立山 |
山行スタイル | アルパイン |
今年は雪が少なく、8月の八ツ峰・チンネは長次郎谷の雪渓の状態が悪くなる事を予想し私達の夏合宿を7月にすることにした
見事に予想は的中し雪渓の状態は1〜2ヶ月早まっているとの情報だった。
3泊4日前半の天気は雨と風が強い予報。どうなるか不安な気持ちで7/14離阪した
7/15
始発のロープウエイが取れず7時のロープウエイで室堂からスタート
剱御膳小屋では強風にふかれ、トイレの中で休憩。寒い
しばらく進むと風は落ち着き長い雪渓歩きが始まる。
アイゼン、ピッケルで長次郎谷へ。
2021年の同じ時期にもここに来たが明らかに雪渓が少ない。
早い段階で左岸の岩を巻きながら進む。
SUMパーティが同じ日程で八ツ峰に挑戦するために熊の岩を目指していた。
SUMパーティの後を追う
無事に熊の岩に到着。
熊の岩には合計7つのテントが並び賑わっていた。
7/16
早朝から雨が降ったり止んだり。
3時起床4時出発の予定で、Cフェイスと八ツ峰上半部の予定だったが、雨で待機する。
しばらく待つと雨は止んだが、また12時ごろから雨予報。
7時20分。岩は濡れているだろうが、様子を見に行ってみることにした
5、6のコルの雪渓の様子を見にいく。
かなり雪渓は少ないが6峰の岩の基部は問題なく通過できる事を確認し、Cフェイスへ。
Cフェイスは当然ながら雨で濡れ濡れだった。
遠くからCフェイスを見るとかなり岩が寝ているように見えるが、実際登ってみるとそうでもない。
濡れ濡れだが、1.2ピッチ登ってみることにした。
1P I C H S:スラブからバンド。濡れてはいるが2〜3級とグレードは低く。手もあり濡れてはいるがフリクションも悪くない
2PH Y S:凹角からフェースハイマツまじり 2級
ここも濡れてはいるが問題なく行けそうと2人で相談しこのまま登ることにした
3P:I C H,Sすっきりしたスラブ状フェイスを左上しリッジ右側を登る
一見右の方が登り易そうに見えたが、トポに従い左上する。
4P:HYSリッジをトラバース
ここが一番の映える写真スポットだがガスの為何も見えず。写真すら撮らなかった。
5P:I C H、S優しいリッジを歩きCフェイスの頭へ
さてこれからどうする?
ガスがかなり濃くなってきており、12時からは雨の予報。
八ツ峰上半部縦走の計画だったが視界不良と雨を懸念し6峰から5、6のコルへ懸垂することにした。
AフェイスとBフェイスの境目で懸垂ポイントを探すが、いろんな所にされらしい懸垂ポイントがある。
Aフェイスを登っている人に聞いてみるともう少し下かと言われる
もう少し巻きながら降りてみると。ハイマツに何重にも捨て縄が巻かれた支点があった。
距離的にもここで間違い無いだろう。
無事に5.6のコルまで1ピッチで降りることが出来た。
テントに戻ると雨が。雨の前にテントに戻れて良かった。
7/17
早出をするつもりだったが、暗すぎて迷って時間をロスした話を聞き。
4時20分スタートとした。
すでに少し前を2パーテイが歩いていた。先を越されたが仕方ない
右俣の雪渓は2ヶ所切れており、右端から岩に降りたり雪渓に戻ったりしながら1時間で池の谷乗越に着いた。
3年前と比べるとかなり雪が少ないと感じた。
落石の池の谷ガリーへ
すぐ前を別のパーティが歩いている為、落石を起こさないように距離をあけ慎重に降りた。
雪渓に乗り移る部分が今にも落ちそうなスノーブリッジになっており一番緊張した
なんとか無事にスノーブリッジを超えチンネの取り付きに
ここも雪渓は少なかった。
前回は雪渓から飛び移ったが、かなり間が開いており飛び移れそうな雪渓はなく、下の方から周わりこみ取り付きに。
この日1番乗りのパーティーが出発するところだった。
私たちは3番目となった。
前回と違うピッチをリードするべく奇数ピッチをH Y Sが行くとこにした。
1P:H Y S :Ⅳ級フェース(トポでは2P目)細かいホールドを探しながら登る
2P:I C H、S:Ⅲ級フェースからバンド〜ルンゼ
前回は間違えルンゼに入らず難しいフェースを登ったが、今回は間違えずルンゼの階段をいく
3P:H Y Sフェース:Ⅲ+出出しのフェースが少し登りにくい
4P~6P:Ⅱ〜Ⅲ級:1番目のパーティーのロープが60mらしく。前パーティが切った場所によってこちらもピッチを切ったりしながら、ツルベで進む。
7P:I C H S ピナクルの連立するリッジⅣ級:ここも難しくはない
8P:H Y S Ⅴ級チンネ核心のチンネの鼻:カンテからハングの乗越。
高度感が抜群。ビレイだが見ていて緊張。なんと核心部には残置のシュリンゲが
ありがた迷惑?もちろんゴリゴリH Y Sは無視して進む。
9P:I C H S:クラックからフェースⅢ+:クラック苦手なのでフェースで登ろうとするとなんだか登りにくい。
10~12P: Ⅱ〜Ⅲ+リッジ〜ナイフエッジ:ツルベで進む
6時半に登攀開始し、12時半に登攀を終了した。
前のパーティを少しまったりする事があったので余計な時間がかかったが、一番に取り付けなかったのでしかたがない。
最後は2P懸垂して池の谷ガリーへ。
1P懸垂した場所には2ヶ所の懸垂支点がある。岩かげから初めロープを引いたが、岩角に当たり下りてこなくなった。
まつすぐ降りてきた場所に移動しロープを引っ張ると降りてきたが、後で聞くと後続パーティが引っかかったのを外してくれたらしい
あとは、ガレガレの池の谷ガリーを登り返し。又右俣の雪渓を下る
結構な斜度があり慎重に岩に降りたり雪渓に戻ったりしながら降りる。
15時に無事に熊の岩に到着。
この日熊の岩からチンネに出発した3パーティ全員無事に戻り皆で喜び合う。
7/18
3時起床
4時20分熊の岩を出発
長い下山が始まる。
食料が減り少しだけ軽くなったザックを背負いひたすら歩く。
長次郎谷出合までの雪渓も悪かったため、行きと同じように途中から左岸の岩を進む。
長次郎谷出合の雪渓は3日前より明らかに悪くスノーブリッジになっていた。
1人ずつ進む
雪渓こんなに長かったっけ?
行きと帰りではこんなに感じ方が違うのか?やたら長く感じた
7時40分 劔沢
11時に室堂に着いた。
今年は雪が少なく私たちの夏合宿を1ヶ月早めた。それでも雪渓の状態は悪かったが、それほど難儀することなく進むことができた。
日程も3泊としたことで、天候も回復し、快晴の元チンネに登ることができ、予定のルートを無事に全て登ることが出来た。
最高の夏合宿となった。
山行期間 | 2023/7/2~7/4 |
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メンバー | ICH.S HYS |
山行地域 | 八ヶ岳 |
山行スタイル | マルチピッチ |
7/2 夜離阪
7/3 赤岳山荘の駐車場で車の中で仮眠し6時20分スタート。
7時15分赤岳鉱泉に到着。テント設営。不要な荷物をデポして、小同心クラックへ
大同心沢分岐から大同心稜へ入る。
冬によく登られているルートだが、夏も結構登られているだけあって、明瞭な踏み跡があった。
1時間ほど急登を登っていくと大同心基部に出る。
明日登る大同心のスケールの大きさに明日これ登れるか?と一抹の不安を感じた。
今日は足慣らしの小同心クラック
大同心基部沿いを南に進む。
どれが小同心クラックだ?あーだこーだ言いながら取り付きを探す。
無事に取り付きを見つけスタート。
4ピッチの短いルート。つるべで。9時15分スタート
グレードは簡単な為、快適お花畑クライミングとなった。
10時50分トップアウトした場所もお花畑。
女子気分でお花の写真撮影会となる。笑
横岳と硫黄岳を経て赤鉱泉へと戻る
7/3 今回の目的大同心雲稜へ
4時起床。5時スタート。昨日と同じルートで大同心基部へ
6時登攀開始。
1P:H Y S:被って見える。朝一の1P目「私が行くわ」と男前なHYSの発言でスタート。
頼もしい。被りの部分が登りにくい。大同心は日が当たらず寒く指が冷たい。セカンドで良かった
2P:S U M :トポではA1となっている。凹角のスラブが核心フリーで登れるのか?登りにくかったが、ハーケンが沢山
あったので精神的には落ち着いて登ることができた
3P〜5P:つるべで進む。
岩が不安定。1手1手岩が剥がれないか確認しながら進む。
草津きやらトラバース。イナバウワーのような感じでトラバースする箇所があったが、ここも難しくはない。
6P:S U M :最終ピッチ。ホールドは豊富だが、高度感があり最後少し被っている感じで登りにくく感じた
懸垂して降りるのが一番早いが、夏合宿のトレーニングもかね今日も硫黄岳経由で歩いて降りることにした。
すぐそこが登山道だ。
9時半に登攀終了
一般道に出ると、お爺さんに「あこ登ってきたん?女2人で。アホやな」と呆れられた。
お爺さんは呆れていたが、私には褒め言葉に聞こえた。
山行期間 | 2023年7月25日夜発〜27日 |
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メンバー | YSZ,SMD |
山行地域 | 北アルプス南部 |
山行スタイル | ピークハント |
YSZさんから山行候補地をいくつかピックアップしていただいた中で、笠ヶ岳をチョイスして行ってきました。
選んだ理由としては景色が綺麗で、かつ主要な縦走路から外れている為人が少なく、今後なかなか行く機会がないだろうと思ったからです。
7/26
午前3時過ぎに新穂高温泉に到着しましたが、少し遠い鍋平登山者用駐車場か有料のロープウェイ客用の駐車場しか空いてませんでした。
新穂高の登山口から1時間程で笠新道登山口に到着。ジグザクの急登がひたすら続くが、暑さと寝不足からの眠気でペースがあがりません。ところどころにある天然クーラーが実にありがたいです。
杓子平からいよいよ稜線歩き。稜線の北側はガスで真っ白で、おまけにゴロゴロと雷もなっているので、いつ雷雨に巻き込まれるかと冷や冷やしながらも無事笠ヶ岳のテント場へ到着。
テント場は広くてロケーションも良いのですが、トイレのある小屋までが遠いので夜トイレに行くのがなかなか大変です。
7/27
天気予報では午前曇りの午後晴れとの事でしたが、朝から快晴で笠ヶ岳山頂でゆっくり景色を堪能しました。360°見渡す限り山に囲まれ絶景です。
二日目は秩父平、大ノマ岳、弓折岳を経て小池新道にて下山。
笠新道は面白味のないトレーニングのようなルートでしたが、こちらのルートは展望もよく花もたくさん見られて小池新道までとても気持ち良く歩けました。
小池新道は主要な登山道という事で大変整備されていて人の往来も多かったです。
記:SMD
山行期間 | 2023/7/29 |
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メンバー | DTE TKD |
山行地域 | 御在所岳 |
山行スタイル | フリークライミング |
2年ぶり、2回目の御在所・中尾根に行ってきました。
山行期間 | 7/23 |
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メンバー | TMN、MTM |
山行地域 | 比良山地 |
山行スタイル | 沢登り |
7/23(日) 怪我から復活の同期TMNさんとで沢登りに行ってきました。
23(日)朝移動でガリバー青少年旅行村(駐車料金500円)に車を停めて準備。
8時過ぎ頃駐車場を出発。30分程で入溪地点に到着。
天気良く、入溪地点に着くまでに汗だくで水に入ると気持ち良かった。
出発してすぐに魚止ノ滝が現れる。
先行パーティーが取付いていたので迷わず巻いた。
その後も楽しそうな滝がたくさん有ったが、先行パーティーが居なくても迷わずに巻いた。
あまり長くなく適度な距離で小滝もたくさん有り、大きい滝は巻き道がしっかり有り楽しい沢だった。
帰りは近江ちゃんぽんを食べ、次はどこの沢に行くか相談しながら帰った。