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鈴鹿山系 元越谷 13年06月10日

山行期間 2013年6月7日(夜)~6月8日
メンバー KNS、ARK、MYG、MTD、OSM
山行地域 鈴鹿山系
山行スタイル 沢登り

 関西の赤木沢?と言っている人もいる鈴鹿山系の元越谷に行ってきました。確かに赤木沢をほうふつとさせるところもあり、エメラルドグリーンの水がきれいな沢でした。

 72期のMYGさんとMTDさんが沢登り初体験で、少し緊張するところもありましたが、十分に楽しんでいただけたのではないかと思います。

 元越谷の写真でみなさんがへつったと載せているところです。右岸も行けそうでしたが左岸をへつりました。落ちたらカッコ悪いなというのが緊張しました。

 元越大滝。下から見たら、ちょっと無理と思ったのですが、意外と行けました。ただ、滝上部の落ち口の水量が多く、足がどうしても水量に負けて持って行かれました。しかし残置のハーケンにロープがあって、それを持ち、セルフを取りながら突破しました。

 MYGさんダイブ。

 ちょっと赤木沢ぽいかな?

  

 MTDさんダイブ。

 いよいよ終了です。

 ちょっと予定とは違うところに上がってきましたが、稜線に到着。

 水沢峠。後は駐車場へ。

 今回は仏谷の左俣を遡行したのですが、右俣を遡行するルートや仏谷に入らずに水沢岳に登るルートも面白そうなので、機会があれば行ってみたいと思います。

行動記録

6:00大河原橋→7:00元越大滝→7:40仏谷への分岐→9:10稜線→9:55水沢峠→11:20大河原橋


雪と岩の甲斐駒ヶ岳 13年05月31日

山行期間 2013年5月24日~26日
メンバー MSD、NNK
山行地域 南アルプス 甲斐駒ヶ岳
山行スタイル ピークハント

いざ、甲斐駒へ

24日の夜、大阪を出発

25日2時半、山梨県の北杜市に着き仮眠しました

6時半、駒ヶ岳神社駐車場を出発

 

長い黒戸尾根と噂は聞いていたので覚悟して登り始めます

新緑とつつじが綺麗です

クマザサの群生の中をしばらく歩き

刃渡りを通り過ぎると少し雪が出てきました

 

やっと5合目

ここから、少し緊張しながらはしごと鎖場を通過

七丈小屋に着いた時はお昼を過ぎていました

 

テントに荷物を置いて山頂まで行くことになりました

テン場を少し行くと現れた雪の斜面

 

少し登るだけでしんどくてMSDさんについていくので必死でした

雪が終わったと思ったら

次は、腕で体を上げないと登れないような大きな岩が続きました

 

休憩すると睡魔が襲い

このままでは寝てしまう!と歩き出しても思うように進めず・・・

15時過ぎに、山頂を目前にしてテントに戻ることになりました

 

テント場に戻るときに見えた北杜の町

「あれが武田信玄の町か・・・」とMSDさん

・・・武田信玄?!また、勉強しておきます。

 

ガスの合い間に残雪が見えて

初めて見るこの山の表情にしばらく動けませんでした

テントに戻り楽しい夕ご飯作り

MSDさんに山と岩のお話を聞きながら更けていく夜は

あっという間に過ぎていきました

 

翌朝、4時20分テント場を出発

昨日一度歩いたので雪の踏み抜きやすいところや、

岩の足をかけるところなど覚えていて

昨日より速いタイムで登れていました

気付いたら雲海が広がっています

八ヶ岳もきれいに見えました

 

「今日は天気がいいぞ」とMSDさんの仰る通り

山頂に着くとご近所の山から北アルプスまで確認することができました

 

山頂からやっと見えた仙丈ケ岳                             戸台川から鋸岳コースもおもしろそうです

 

鳳凰三山

 

北岳と間ノ岳

いつかバットレス行けるでしょうか・・・

 

山々に別れを告げて下山します

雪と岩、鎖とはしごを再び通って、お昼すぎに駐車場に到着

 

今回導いてくださったMSDさん ありがとうございました

 

 


まっしろ白山・圧巻の百四丈滝 13年05月28日

山行期間 2013.5.3~5
メンバー NGS,NKZ
山行地域 白山
山行スタイル 残雪期縦走

まだ足を踏み入れてなかった白山北部。

歩き終えて一言。

『縦走してこそ白山』

ほんとにいろんな意味でおっきかった。

 

1日目(5月3日)

未明に到着した市ノ瀬。

仮眠のあと、ビジターセンターで帰路の交通情報をていねいに教えていただいた。

(休日のバスの便はないということでした・・・)

さあ、とにかく出発。遠くに白く輝く峰々。待っててくださいね。

別当出合まではいつもの林道歩き。

着いたら雪景色。

そして、踏み板無し!

〈平均台を歩く体操選手になったつもりで クリア〉

渡ってからは、お好きなところをどうぞの世界。

みんな直登コースでグイグイ登ってます。

そして甚之助小屋に到着。なんと冬季用入口まで埋まってる。

これ↓がこう↑ですよ。

(2010.11.20 撮影)

小屋は開いていて、快適そう。

〈中から撮影〉

私たちは、さらにこちらも開いているという情報のある南竜の避難小屋へ向かいます。

急登して見渡すと、あった。

建物がしっかり見えてます。

もうちょっと、もうちょっとと(気をつけながら)下って到着すると・・・アイテナーイ。

避難小屋になっている建物は屋根まで雪に覆われていました。

あぁ・・・

(いつもの?) ツェルト泊でした。

 

2日目(5月4日)

今日は北へ北へ初めてのルート。

いざ出発。

〈左に見えてるのが南竜山荘〉

アイゼンを気持ちよく効かして高度を上げていきます。

〈右奥に別山。小屋も見えてますね〉

しばらくするとガスが出てきて、そのまま室堂に到着。

あらァ。

〈白山神社です〉

ここも、これ↓がこう↑ですもんね。

(2010.11.21 撮影)

積雪5m。

GWから営業し始めた室堂センターの方にいろいろと情報をいただき、出発。

御前峰までは、突然下山してくる登山者が現れるほどのホワイトアウトの中を黙々と。

そのあとは徐々に晴れてきた。やった!これでいける。

強風の中、剣ヶ峰を近くに見ながら、ちょっと遠回りして大汝峰(2684m)へ。

到着。エビのしっぽがぴしっとついてます。

真正面に剣ヶ峰 (2677m) と御前峰 (2702.2m)。

進行方向の七倉山 (2557m)、四塚山 (2519.5m)もきれいに見えています。

ウキウキ北ゾーン。

どんどんどんどん進みますが、まだまだまだまだ・・・

ところが、なんだか急にガスってきて、あっという間に小雪が舞ってきました。

ひゃぁ・・・百四丈滝どころではありません。

一部トレースが途切れてドキッとしたけどクリア。

そうです。白山はホワイトアウトになったら本当に危険です。

細い尾根下りで高度を下げると、やっと視界が。

奥長倉山 (1771m) へひと登り。小屋はどこだー?

あったー。無事到着。

小屋には先客・愛知のお二人が。

しばらくすると地元のベテランお二人もこられて、みなさんから見ることができなかった百四丈滝のお話を聞かせてもらいました。

『日本一の滝や』

楽しく語らい、明日の天気を気にしつつ就寝。

 

3日目(5月5日)

スッキリ無風快晴!

滝がおいでと呼んでくれているような天気!

行くっきゃないでしょ!!

愛知のお二人のあとを追っていきます。

大汝峰も見える。美しいまっしろな世界。

雪庇に気をつけながら進んでいくと・・・見えた!あれだ!

すごーい。

雪庇のゆるいところから滝に向かって急な雪壁を降りて行きましょう。

近づく近づく

どんどん近づく

でっかーい!すんごーい!

シャラシャラと水ではなく、みぞれになって落ちてきてます。

ドームもでっか!

今年は崩れることもなく、きれいなまま残っているそう。

まさに日本一!

鳥もたくさん飛んでいました。

さあ、満喫したあとは稜線まで登り返し。

標高差370m。レッツクライム!

〈稜線から。右下に百四丈滝。遠くに笈ヶ岳〉

前日はガスの中だったけど、こんな素晴らしい景色だったんだー。

小屋から往復4時間の旅でした。

荷物をまとめて、あとは一里野スキー場を目指して加賀禅定道から加賀新道へと北上していくだけ!

時々振り返って。(歩いてきたルートがしっかりわかる)

スキー場も見えてきました。

そして、雪が途切れた辺りでは、春を知らせるお花達が待っていてくれました。

(イワウチワ&ショウジョウバカマ)

スキー場上部にある駐車場からは、愛知のお二人のご好意で途中まで乗せていただきました(ほんとうにありがとうございました)。

そしてタクシーで市ノ瀬へ。

そのタクシーの運転手さんが、道々、白山を開山した泰澄大師のお話をして下さいました。

なんと開山は717年。まもなく開山1300年とのこと。

http://haku-san.com/modules/history/(HP:みんなの白山)

 

出会った方々とのご縁を感じた3日間。泰澄大師のお導きではと深く感じ入りました。

また参ります。

 


春合宿―飯豊 13年05月26日

山行期間 2013年4月26日(夜)~29日
メンバー SGY, KUD, TGA, ITN
山行地域 飯豊連峰
山行スタイル 積雪縦走

新潟、福島、山形の3県にまたがる飯豊連峰。春の締まった堅雪にアイゼンを軽快に効かせて夏山並み(またはそれ以下)のコースタイムで主脈を駆け抜けることを目論んで取り組んだ山行だったのだが…。
4月26日 離阪 雨の北陸自動車道を疾駆するが。あらら、気が付けばガス欠寸前。次のSAまで持ちそうにないのでICを下りて深夜の田舎町でガソリンスタンドを探すもどこも閉店(当然か?)。結局、JAFを呼んで単価の高いガソリンを買う羽目になった。
4月27日 新潟駅着。駅前パーキングに車をデポしてJRで移動のはずが。ここでもアララ、乗車予定の磐越東線は信号故障で不通とのこと。仕方なく、車で予定のJR山都駅(福島県)まで向かった。どうも先行きがよろしくない。
山都駅からはタクシーで最終集落の川入まで移動。♪♪雨が降る降る飯豊の山~~♪♪ 「飯豊の雨」という山の歌があるのだが、その歌の文句の通り、雨のそぼ降る中を川入から出発。御沢キャンプ場まで林道を歩き、登山口からは雪に隠れた夏道を探しつつ登る。イワウチワの花が迎えてくれるが、相変わらずの雨。登るに従って、雨→ミゾレ→雪 となってくる。段々と天候も悪化し、我々の前後にいた数名の登山者は次々と下山していった。
地蔵山(1485m)の直下まで来たが、真冬並みの強風と濃いガスとなる。雨の中を登ってきたので、この状況では低体温症も危惧されるので、少し下って風の弱いところでテントを張ることにした。予定の三国岳小屋には届かなかった。
コースタイム:川入10:45―御沢キャンプ場11:45―地蔵山手前14:50
4月28日
風雪の強い一夜であったが、朝には風が収まってきたので出発する。地蔵山頂には直ぐに到着。相変わらずガスは濃いので、山頂に標布を立てておく。地図を見れば三国岳までは大した距離ではないのだが、先行パーティーはおらず、我々だけで膝ほどのラッセルを進める。ワカンを持って来れば良かった!と後悔しても後の祭り。そもそもこんなラッセルがあるハズのない山行ではなかったのか!!

後ろは地蔵山

尾根の南側へ伸びる雪庇に気を付けながら登っていき、ガイドブック等に「剣ヶ峰」と記されているところは見事なナイフリッジ。昨日の強風下でここの通過は難しかったかも。さらに第一の岩場に到着。でもここは鎖場になっており、難なく通過。第二の岩場には鎖はなかったが、慎重に登れば問題なし。ただ、ここを下るのチト厄介そうだ。
この岩場を過ぎればすぐに三国岳(1644m)とその直下の山小屋に到着。三国小屋では川入から昨日登ってきた2人組と遭遇。彼らはここから先には進まず、下山とのこと。岩場下りのためにしっかりアンザイレンしていた。
下山時はこの右を巻いた

三国小屋は避難小屋だが、東北の山によくある立派な小屋。しかも建て直したようで、広い!きれい!!無料!!!の3拍子がそろっている。

さてここから、どうするか?この先も我々だけのラッセルになりそうだが、雪は深い。当初の目論みは全く狂って、ここまでで夏山の2倍以上のコースタイムとなっている。この先の飯豊本山方面の稜線も険悪そうな雪庇のルート。
さらに、天気予報によれば、明後日の悪天は必至。主脈に突っ込んでから悪天になった場合に下山可能か?思案中のSGYリーダーをよそに、他のメンバーは小屋でくつろぎまくっている。
思案の結果、今日のところはこれにて行動終了。きれいな小屋の2階を独占して小屋の中にテントを張って濡れものを乾かした。明日の夕食を今日の昼食として料理するなどして時間をつぶす。それでも時間はたっぷりだ。
午後になって3人組が到着し、彼女達は小屋の1階を独占。それ以外にはだれも来なかった。盛夏時や紅葉時を除けば東北の山に人影は少ない。
午後からはお天気も回復してきた。
しかし、天気図によれば沿海州方面には低気圧が3つもあるので明日夕方頃にはこれらが東北地方にやって来そうだ。
地蔵山手前6:05―地蔵山6:20―剣ヶ峰8:45―三国岳避難小屋9:45

4月29日

好天ではあるが、荒天になるまえに早々に下山開始。
昨日の岩場を懸垂下降しようとしたが、持参した20mザイルでは長さが不足。岩場の左を巻いて下ったのだが、この斜面は雪の状態や通過時刻次第では当然雪崩るリス

クあり。凍っていれば滑落の危険もある。

あとはラッセルもなく穏やかな天気の元を下っていく。谷の奥からはツツドリ(カッコウの仲間で、春に南方から飛来する渡り鳥)の声も聞こえてすっかり春気分。一昨日の冬山はどこへ行ったのでしょうか??
「飯豊の雨」の最終番の歌詞は♪ヒドイもんだよ飯豊の雨、帰る日だけでも晴れてくれ♪ということであるから、マア、良かったのでしょうか??
川入集落では携帯は圏外。ITNさんがとある民家にお願いして電話を借りてタクシーを呼ぶ。タクシーが来るまでそのお宅のお茶と漬物を御馳走になった(ありがとうございます)。東北の人情にITNさんは感心しきり。
やって来たタクシーの運転手さんは色々と話をしてくれるのだが、これがバリバリの会津弁。KUDさんには○△▲×□●…としか聞こえなかったそうな。7割ほどは聞き取れるTGAがおつきあい。おいしい蕎麦屋を紹介してもらって昼食として帰阪した。
三国岳避難小屋6:15―地蔵山手前幕営地7:15―御沢キャンプ場10:40―川入11:40

結局のところ、2日間かけて主脈の一端に這い上がっただけで終わってしまった。地元の方々のお話では

例年にない積雪量の多さとのことであり、当初の目論みはそれほど外れていたわけではないのだろう。しかし、やっぱりマダマダというところでもあろうか?

春合宿(五竜岳GⅤ稜/GⅡ中央稜) 13年05月24日

山行期間 2013年05月02日(夜)~05月06日
メンバー CL小門、SL本田、有永、寺西
山行地域 五竜岳(GⅤ稜/GⅡ中央稜)
山行スタイル 雪稜登攀


今春合宿は五竜岳GⅤ稜から主稜線経由で不帰Ⅲ峰C尾根を継続する計画であったが、一時、天候に阻まれ、結局、ベースを張る形で五竜岳GⅤ稜及びGⅡ中央稜の登攀に変更することとなった。

 

平成25年5月3日(金)晴れ

○アプローチ

好天の中、五竜スキー場より小遠見山へ。

 

小遠見山よりカクネ里と鹿島槍が美しい。

 

五竜、鹿島槍の大絶景を堪能しながらのアプローチ。

 

中遠見、大遠見山に近づくにつれ、武田菱の姿が崩れ、五竜岳東面が間近に迫ってくる。

 

西遠見山手前にてツェルト設営後、西遠見山枝尾根をC沢出合付近まで下降し、GⅤ稜を偵察。参考図書記載の取付きは斜度も急で、ランニングになりそうなダケカンバも少なそうに見える。また、キノコ雪の処理にも苦労しそうな予感だ。

 

平成25年5月4日(土)晴れのち曇り

○GⅡ中央稜

【GⅡ中央稜トレース】

 

02:30起き04:00出発の予定であったが、02:00過ぎに強風の為、雪のブロックが倒壊し、ツェルトも倒壊する羽目に。強風は05:30になっても止む気配がなく、本日のGⅤ稜は中止し、GⅡ中央稜に変更

 

06:00B.Vを出発。西遠見山枝尾根を下降し、A沢をトラバース気味に巻き、GⅡ中央稜枝稜より取付きを確認。GⅤよりもGⅡの方が急に見えるが、ランニングになりそうなダケカンバが多数見える。

 

末端のBリッジのルンゼより取付く。

 

1P目 傾斜の緩い雪壁。雪も締まっており不安はない。

 

2P目 ランニングになるダケカンバが豊富にある。

 

3P目 傾斜はそこそこあるが、ハイマツを掴むながら木登り状態で突破。

 

呆気なく、登攀終了。終了点からGⅤ稜のスカイラインやヒマラヤ襞が美しい。

 

GⅤの頭をバックに記念撮影。

 

その後は一般道に毛が生えた程度の尾根を登る。

 

GⅡ中央稜よりGⅤ稜核心部(キノコ雪とGⅤの頭岩壁)を偵察。

 

10:50 GⅡの頭に到着。その後、主稜線通しに五竜岳へ。

 

山頂を踏み、B.Vへ。

 

平成25年5月5日(日)快晴

○GⅤ稜

【GⅤ稜トレース】

 

本日の朝はほぼ無風状態。不帰Ⅲ峰も頭をよぎったが、当初目的はGⅤ稜のため、不帰を諦め、GⅤ稜を狙う。

 

C沢出合よりC沢に入り、ダケカンバのGⅤ稜枝稜末端付近のルンゼより取付く。

 

1P目 傾斜の緩い雪壁を同時登攀(1P程度)。

 

2P目 少し傾斜が出てくるが、雪が締まっており快適。

 

3P目 雪壁を登攀し、ルンゼを抜けた辺りでスタンディングアックス。ランニングは適度にある。

 

4P目 稜線を同時登攀(3P程度)。

 

5P目 雪庇に注意しながら稜線をコンテ(3P程度)。JPの基部にてようやく一息つける。

 

6P目 一旦左に抜け、右上気味に雪壁を登る。

7P目 雪壁登攀。この辺りから雪が緩んでくる。JP周辺からシュルンドも多数ある。

 

8P目 雪壁登攀後キノコ雪ピークへ。GⅤ稜で唯一ゆっくりと腰を下ろせる。

 

9P目 第一の核心部 GⅤの頭岩壁基部キノコ雪ピークは尾根通しに通過 ハーケン1、イボイノシシ1使用。出だしが気持ち悪い。

なお、キノコ雪ピークに残置のシュリンゲが見えていたため、気持ち悪いが、キノコ雪の下を右トラバースでも通過できないことはない。

 

10P目 GⅤの頭岩壁下部 ランニングは少ない。途中、イボイノシシ1使用。細いダケカンバとバックアップでハーケンを打ち、ビレイ。

 

11P目 GⅤの頭岩壁上部 ランニングは極めて少ない。スノーバーを1本打ち通過。雪は腐っているが、根は何とかある状態。足だけではなく、手にも荷重が乗るイメージで荷重分散を図りながら登攀。GⅤの頭岩壁よりキノコ雪を眺める。

 

14:30ようやくGⅤの頭に到着。ガッチリ握手を交わす。

 

その後は一般道。鎖場は数箇所あるが気を付ければアンザイレンの必要なし。五竜岳山頂をカットし、B.Vへ。

 

平成25年5月6日(月)快晴

○下山

五竜岳東面をバックに記念撮影後、ゴンドラの営業時間に合わせて、遠見尾根を下山。

 

鹿島北壁のルートを頭に刻み、五竜スキー場に歩を進めた。

(小門 記)

【行動記録】
05/02 南海三国ヶ丘駅集合 離阪(/21:00)
05/03 ゴンドラ乗り場(/08:30)→リフト終点(/09:10)→小遠見山(10:10/10:25)→大遠見山(11:25/11:40)→大遠見・西遠見山間B.V(12:10/)→偵察(14:15/15:45)
05/04 大遠見・西遠見山間(/06:00)→GⅡ中央稜取付き(07:15/)→GⅡ中央稜稜線(08:30/09:00)→GⅡの頭手前(10:30/10:45)→五竜岳(11:20/11:30)→五竜山荘(12:00/12:15)→大遠見・西遠見山間B.V(12:45/)
05/05 大遠見・西遠見山間(/04:15)→C沢出合(04:35/04:45)→GⅤ稜取付き(05:45/06:00)→JP手前(08:25/08:55)→キノコ雪ピーク(10:45/11:15)→GⅤの頭(14:30/15:00)→A沢のコル(16:30/16:45)→大遠見・西遠見山間B.V(17:30/)
05/06 大遠見・西遠見山間(/06:00)→ゴンドラ乗り場(08:00/)

春*残雪期限定~堂津岳~ 13年05月18日

山行期間 2013.4.28-29
メンバー KTF,NKZ
山行地域 長野県郡界尾根
山行スタイル 残雪期ピークハント

雪山に登りたい・・・

パソコンで検索してしてしまくってたどり着いたのが、残雪期限定という魅力的な響きを伴う堂津岳(1926,6m)。

長野市と白馬村の間、白馬連峰と戸隠連峰の間にあります。信州百名山のひとつ。

お隣の東山方面もセットで楽しんできました。

 

1日目(4月28日)

前夜発。長野ICから406号線で鬼女[紅葉]伝説の地・鬼無里(きなさ)へ。

旅の駅で仮眠して、早朝、今日から開園の奥据花自然園へ。

ここに至る地形にビックリ。奥据花渓谷。一見の価値あり。

駐車場に車を置いて、ゲートから林道を30分歩くと、自然園のセンター。

そこからは前日に降った新雪がふかふか迎えてくれました。

少しふっくらしてきた水芭蕉を遠目に見ながら、先行者のトレース+読図で進む。

テンポよく高度を上げ、最後は雪庇のゆるいところをグンと登って稜線に出ると、Nics View!

ワクワクしながら幕営地を整え、堂津岳へLet’s go!

小さなピークを越え、奥西山 (1616m)からドンと真正面に堂津岳が。

堂津岳への急登は、最初は雪の残った草付き。そのあとは残雪のリッジ。

登りきるとこんもり雪原があって、頂上でした。

ほんとに360度パノラマ!

天気も良くて、雪をかぶり白く輝く峰々がぐるーーーっと見渡せます。

贅沢感いっぱい!!(写真じゃ表せない!)

〈正面に東山。右奥は鹿島槍ヶ岳方面〉

〈左奥に朝日岳。右は雨飾山〉

復路も静かな山を楽しみながら、サクサク戻りました。

 

2日目(4月29日)

今日は反対側の東山へ。こちらは登山道が整備されているとのことですが・・・。

早朝、まずは中西山 (1741m)。

ここも360度くるり、素晴らしい景色。

そしてここから先は、細い稜線歩きでした!

きれいにルートが見えます。おおっ。

草付きを下り、ナイフリッジへ(ワクワク)。1歩1歩確実に進みます。

トンガった天狗鼻岩峰手前で一休み。

細いロープが揺れているのが見えます。さて?

結局、時間的にもここで引き返すことにしました。

ということで、またまたナイフリッジ。同じルートでも向きが変わると新鮮。

あっという間に幕営地へ戻ってきました。

荷物をまとめ、ずっと見えていた白馬連峰をしっかり見納めてゆるくなった雪庇を下降し一気に下ります。

最後は少し咲きはじめていた水芭蕉さんを見学(81万本もあるそうです!)。

駐車場までも、たくさんのフキノトウが遅い春を賑わわせてくれました。

麓の鬼無里で、♨&十割そば&おやきを堪能。

大阪からは遠かったけれど、中身の濃い印象深い山でした。

 


台高 北股川 不動谷・南股谷 13年05月10日

山行期間 2013年5月4日夜~5月6日
メンバー KMD、OSM
山行地域 台高
山行スタイル 沢登り

 Bチームの時に沢登りでお世話になったKMDさんから沢登りに行きませんかと御誘いう受け、いくつかの候補の中、泊りで行く沢として、ここに決まりました。もともとは中央アルプスのバリエーションルートに行こうと話を進めていたので、KMDさん、都合がつけば行きましょうね。

5/5 前夜がちょっと寒かったので、朝はゆっくりめに出発としました。

南股ノ滝。左岸を巻き。この巻きは結構緊張しました。帰りもここを巻くことになるのですが、ちょっと心配。

不動谷と南股谷の出合い。左が不動谷で右が南股谷。不動谷を登り、南股谷を下降してきます。

不動滝。右岸を巻き。

右岸にハーケンが打ってあって、KMDさんがそこを突破して行こうとしたのですが、ちょっと無理。OSMが釜を泳いで突破。冷たくて震えが止まらなくなってしまいました。ここでハーケンを打つ練習をしました。

12mの滝。左岸を巻く。

天気も良く小さい滝の連続でした。

 

当初は標高800m辺りの二俣で泊る予定でしたが、時間もあったので950m辺りの二俣を目指すことにしました。

 

鍋セットと白米、酒を担いで宴会をして本日は終了。

5/6 弥次平峰に向かって出発。稜線に出るまでは急勾配でした。

 

弥次平峰に到着後、稜線を馬ノ鞍峰まで歩きました。

 

南股谷へ下降開始。急斜面で落石注意でした。

30分ぐらい下降すると水もありテン場として使えそうでした。750m辺りまで下降するともっといい場所がありました。

たぶん12mの滝だと思います。

20mの滝

この滝を巻くのに懸垂下降をしました。

不動谷の出会いの後、南股ノ滝を巻いて、もう一度ハーケンを打つ練習をして、ムンターで懸垂下降の練習もしました。

北股川本流の出合い。

簡単な沢だと思っていましたが、結構厄介なところが何ヶ所もありました。シーズン初めの沢でロープを使った登攀や懸垂、ハーケンを打つなど、良いトレーニングとなりました。KMDさんありがとうございました。次は中央に行きましょうね。

行動記録

5/5 7:15出発→7:45不動谷と南股谷の分岐→8:40不動滝の上→9:25ゴルジュ→10:25幅広3m→12:00二俣(泊)

5/6 6:20出発→7:20稜線→7:45弥次平峰→9:45馬ノ鞍峰→14:10不動谷と南股谷の分岐→14:40北股川本流


~春合宿~蒼天の奥大日岳・立山

山行期間 2013年5月2日夜出発~2013年5月5日帰阪
メンバー MSD,NSN,KNS,ARK,MYG,YSK,KMR,SMD,NNK,MYI
山行地域 北アルプス
山行スタイル 残雪期縦走

春合宿に向け、先輩方の熱く、時に厳しく、

思いやり溢れるご指導の元、トレーニングに励んだ忙しい4月が瞬く間に過ぎ

いよいよ待ちに待った奥大日岳・立山での春合宿となりました。

今回の春合宿は新人の72期生6名と先輩方4名の総勢10名です。

トレーニングの成果を発揮して、みんなでピークを踏めますように★

 

■5月2日

仕事終わりの22時に集合し、夜明け近くに立山到着。駐車場はすでに満車です。

しばしの睡眠zzz・・・

 

■5月3日

目覚めると青空が!!

今回の山行、期待できそうです。

立山よりロープウェイ、バスを乗り継ぎ、室堂へ。

いつかは見たいと思っていた「雪の大谷」を体験でき、ちょっとした観光気分♪

これから始まる春合宿へ想いを馳せ、さらに心ときめきます。

 

 

 

 

 

 

 

室堂に到着!

目に映るのは

「空の青」と「雪の白」

たった2色だけの世界にすっかり心奪われました。

 

歩みを進めると。。。眼下には色とりどりのテントが立ち並ぶ雷鳥沢が見えてきました。

と同時に。。。雪山がまだまだ不慣れな新人には恐るべし斜面が登場。

何度も練習したキックステップを思い出し、恐々と雪面にアイゼンの爪を突き刺します。

「もっと力をこめて雪面に爪を突き刺せ~!!」とリーダー陣からの叱咤激励。

案の定、アイゼンの爪は雪に突き刺さらず、転げ落ちたり。

頭ではわかっていても実際の雪面でのキックステップは難しい。。。

 

ここで滑落停止訓練開始!

リーダー陣のご指導のもと、ごろごろ転がりながらピッケルを雪面に突き刺します。が・・・

まだまだ力が足りず。。。身体が停止するまでに時間がかかりすぎました。

「気合い!!」「ストレス発散!」と力強く雪面にピッケルを突き刺し

即座に滑落停止されるリーダー陣のお姿は華麗すぎました。

自分の身を守る為にも滑落停止技術はこれからの大きな課題です。

 

好天のもと、訓練に励んだ為、汗びっしょり。  ヤッケを脱ぎ捨て、大はしゃぎ!で雪山満喫。

雪山を満喫した後は今日、明日のベースキャンプとなる剣沢BCへ向かいます。

地図上で見るとそこまで長距離では無さそうだったのですが。。。。

新雪に足を取られながらの急登が延々と続きます。

頼れるものは自分の足とピッケルのみ。 気合いで登ろうにも、息は絶え絶え、足は悲鳴。

すぐそこに見えているのにいつまでも辿りつけない剣御前小屋は幻なのでしょうか。。。

やっとの思いで剣御前に登りついたとき、そこには想像以上の素晴らしい眺望が待っていてくれました。

苦しい中、登りとおせたという言い表せない思いでさらにこみ上げるものがあります。

 

剣御前から剣沢BCまでは、なだらかな下りです。

そして剣沢BCが近づいてくるにつれて姿を現したのは

そう、夢にまで見た剱岳。

まさかここまで剣岳の麓にテント場があるとは思ってもみませんでした。

剣岳の懐に包まれて幸せな2日間を過ごせそうです。

寝不足もあり、明日を夢見て19時には就寝zzz。

 

■5月4日 4時起床

今日は奥大日岳に向かいます。

昨日、NSNリーダーが天気図を書いて下さったところ、今日の天気は荒れ模様。

現時点では青空が広がっていますが、強風が吹き付け、体感温度は低く、先が思いやられます。

NSNリーダーの天気予報通り、だんだんと雲が出始めています。

新雪に足を取られ、なかなかの苦しい道のりが延々と続きました。

そしてとうとう、「奥大日岳のピークを踏んだ!」

と思いきや、どこからともなく「??」「???」「????」

リーダー陣の読図でそこは似非ピークと判明したのでした。

似非ピークを奥大日岳と思って、帰っていったパーティも沢山いたようです。

今回はピーク往復だったので、地図を見誤ったとしても「ピークを踏めず残念。。。」で終わりますが

本来であれば読み間違い=遭難です。読図力の重要さをあらためて感じました。

本当の奥大日岳山頂で記念撮影!!

 

強風吹きすさぶ奥大日岳頂上ではビバーク訓練をしました。

チェルトをひっかぶり、暖をとり、お湯まで沸かす、贅沢休憩です。

普段とは違う休憩方法に、はしゃぎながらも普段からのこういった訓練が身を救うと強く感じます。

でもビバークせざるをえない状況は勘弁です。

身体もすっかり温まり、心いくまで絶景を楽しみました。

天気はますます酷くなり、前後左右はガスが立ち込め、距離感が全く掴めません。

昨日、苦戦した剣御前までの延々と続く急登の苦しさは覚悟していましたが

強風と距離感覚を失い始めた状況下で体力も精神も相当に追い込まれ

剣沢BCに帰りついた時には早朝の青空が嘘のように完全にガスに覆われています。

テントで大量の水を作りながら、果てることない山話に花を咲かせて19時30分就寝。

NSNリーダーの天気図予報によると明日は快晴。

どうか予報通りになりますように★

 

■5月5日 3時30分起床

テントを一歩でると

そこには雲一つなく、果てない空が広がっています。

昨日は姿を見せてくれなかった剱岳が悠然とそびえていました。

今日は立山三山縦走。

昨日の天気が悪かった分、今日の快晴にさらに気持ちを高まります。

東から太陽が昇ってきました。

太陽の位置も地図読みの大きな目印となるとNSNリーダーより読図講習をして頂きます。

剣御前まで行き、別山へ向かうと思っていたのですが

なんとこの雪壁を登って別山に向かうとNSNリーダーより発表がありました。

今回の合宿で一番の核心部が立ちはだかり, 心穏やかではありません。

「もっと雪しぶきがあがる位に力をいれてアイゼンを突き刺すように!」

「中途半端な力で歩くと滑落するぞ!」とリーダー陣の声が響きわたり、緊張の中、力を振り絞ります。

だんだんと体力も失われ、ますますアイゼンを突き刺す力も弱まっていきます。

そんな中、MSDリーダーより「雪山は楽しいなあ~」とのお声。

新人を励ます想いを感じ、緊張と体力不足で行き詰る皆の雰囲気が一瞬、柔らかくなりました。

「この壁の向こうにはどんな世界が待っているのだろう? 」

その想いとリーダー陣のご指導と励ましを受け、登り続けます。

最後には四つん這いになって全身で雪壁に張り付きました。

雪壁の向こうには

360度 北アルプスをはじめとする、神々しい光景が広がっていました。

 

今回の核心部を乗り越えた、という想いと360度の雄大な光景に誰もが思わずガッツポーズ。

 

まだまだ蒼天の立山縦走は続きます。

岩場と雪が入り混じる登りと下りが続き、技術が必要な箇所も多くありながらも

リーダー陣に根気強く、丁寧にご指導頂いたお陰で無事、春合宿を終える事が出来ました。

今回の春合宿が成功できたのもリーダー陣のご指導のおかげです。

アイゼンワーク、雪山の危険回避術、軽量化、最短時間での準備、など

経験豊富なリーダーとご一緒させていただくことで多くの課題にも気付く事が出来ました。

壮大な山を楽しめた、と同時にこれからも山を楽しむ為に

技術の必要性をあらためて感じた貴重な山行となりました。

 

【行動記録】

5月3日 立山→室堂→雷鳥沢→剣御前→剣沢BC

5月4日 剣沢BC→剣御前小屋→室堂乗超→奥大日岳→剣沢BC

5月5日 剣沢BC→真砂岳→大汝山→雄山→一の越→室堂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


月例会 残雪の焼岳 13年04月17日

山行期間 2013年4月12日(晩)~4月14日
メンバー KTY、KTF、WKM、KDA、MTU、MYG、YSK、ITN、TGA、IND
山行地域 北アルプス
山行スタイル 残雪期登山

4月の月例会として北アルプスの焼岳に登って来ました。

今回は経験の若いメンバーが中心だった為、残雪期の山で学ぶ事が多かったと思います。

 4/12

午後10時に離阪。

現地の天気予報は「降雪」となっていたので路面の状況が心配でした。

案の定、上高地まであと30分という処でアイスバーン状態。

 

 

 

 

 

 

 

当然ながらノーマルタイヤ車はチェーン装着。

 

 

 

 

 

 

 

そして無事現地に到着、平湯バスターミナルで仮眠。

 

4/13

朝起きると上高地は真冬の様相でした。

 

 

 

 

 

 

 

大阪では既に桜が散っているのに…。

車で中の湯登山口に移動、今回の参加者10人で山頂目指し出発。

 

 

 

 

 

 

 

想通りトレースは無し。加えて序盤からかなりの急勾配。

   

 

 

 

 

 

 

 

 

交代でラッセルしながら高度を稼いで行きます。

傾斜が緩くなって来ました、地図に載っている「リンドウ平」でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

最後の急勾配。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

標高2,000メートル付近まで登ってきたので、ここで幕営。

 

 

 

 

 

 

 

荷物をデポし、アタック装備で前方に見える焼岳山頂を目指します。

 

 

 

 

 

 

 

右手に奥穂高岳~前穂高岳が見えて来ました。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは霞沢岳。       

 

 

 

 

 

      

 

山頂が近づいて来ました。活火山の証しです。       

 

 

 

   

 

 

 

そして山頂到着、360度の大展望です。

笠ヶ岳、抜戸岳方面。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは乗鞍岳。

 

 

 

 

 

 

 

穂高連邦をバックに記念撮影。

 

 

 

 

 

 

 

素晴らしい景色を満喫し、BCに戻って来ました。

 

 

 

 

 

 

 

夕食はMTUさんが用意してくれた中華丼。その後7時就寝

 

 2/14

午前4時起床。

今日の朝食は何と「すいとん」。

 

 

 

 

 

 

 

全員満腹になった処で下山開始。

急勾配の下り、特に笹の上はよく滑りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下山開始から約1時間程で中の湯登山口に戻ってきました。

 

 

 

 

           

 

 

次回の例会も楽しみです。

                  (IND)


70期 同窓会山行 13年03月21日

山行期間 2013年3月19日(夜)から3月20日
メンバー KNS、SMZ、KMT、TKO、KSM、ARK、OSM
山行地域 鈴鹿山系
山行スタイル ピークハント

 70期の同窓会山行で藤原岳に福寿草を見に行きました。元会員のSMZさんとTAOさんにも参加していただき、三国ヶ丘駅で久しぶりの再開に話が盛り上がりました。SMZさんが「もう2時やで」というまで話が続き、誰かが止めないと朝まで続いたかもしれませんでした。

仮眠用テントと駐車場。この時期の藤原岳は福寿草を見に来る人が多いので、朝早くに来ないと無料の駐車場には止めれません。

登山口と休憩所。ここの休憩所は5-6人なら十分に寝れるスペースがあるのでいいですよ。

福寿草。曇っていたので満開とはならなかったです。

  

頂上に到着。天気が良ければなぁ...

  

唯一開いていた福寿草。

下山後、温泉に入って三国ヶ丘に戻って、二次会。二次会からはOKDさんも参戦。

次は第三回の同窓会山行をやりましょう。みなさん御参加ありがとうございました。

行動記録

6:45大貝戸登山口→8:05八合目→9:00頂上→11:20大貝戸登山口


一徳防山 奥立岩 13年03月18日

山行期間 2013年3月16日
メンバー TRN、OSM
山行地域 和泉山脈
山行スタイル アルパインクライミング

 ネットで見つけた日帰りで行ける面白そうなコースだったので、ビブラムで登る練習も兼ねて奥立岩に行ってきました。ピンもあるし立木もあるのでどこでも支点は取れます。問題は岩がもろいので落石に注意する必要があります。

 次行くときは権限山と立岩からタツガ岩に登るコースにも行ってみたいと思います。

取り付きとその横にある堰堤です。これより少し上流に駐車スペースがあります。

 

写真では傾斜がきつく見えますが、簡単です。しかし奥立岩ではここが一番難しいと思います。1Pで上まで行けます。

しばらく林道を歩いて、次の岩場です。5Pで登りました。

  

途中で見えた、左が権現山の岩場でピンがあるみたいです。右が奥立岩のフリーのルートみたいです。近づくには危なそうだったので見に行きませんでした。

 

一徳防山に到着。稜線に出てからは踏み跡がたくさんあるのとペープが結構貼っているので、注意が必要です。

一徳防山の三角点から見た景色です。ここでPLの花火を見るときれいでしょうね。

タツガ岩からの景色と編笠山です。

 

林道から見えた立岩。次はここにも行きます。

奥立岩です。

ビブラムで登る練習やアイゼン(岩がもろいので危険かもしれませんが)の練習にはいいかもしれませんね。

行動記録

8:30出発→10:50岩登り終了し稜線に上がる→11:40縦走路に合流→12:10一徳防山→13:20編笠山→15:00駐車場


新人歓迎会~笠置~ 13年03月17日

山行期間 平成23年3月17日
メンバー IGC、NSN、KNS、YAM、YAN、WKM、KTF、OSM、KSM、ARK、KUD、IDN、TGA、MYG、SMD、SKD、YSK、KMR、NNK、HND
山行地域 笠置
山行スタイル ボルダリング


今日は、新たにMチームに上がってこられた72期のみなさんを歓迎して、笠置でボルダリングに。

今年の新メンバーはなんと総勢10名!うち、8名もの方が参加してくださいました。

ボルダリングは、我々もほとんど行くことがないので、新人そっちのけで楽しんでしまいました。

ローカルな電車に揺られ、笠置の駅に降りる。

駅から川沿いに10分ほど歩くと…

ゴロゴロと大きな岩が転がってます。

 

ボルダリングは単純明快。この岩に登るだけです。

 

 

 

 

 

 

 

今年の新人の皆さんは、根性があります^_^;

思い思いの課題を、真剣に何度も取り組んでおられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我々も先輩の威厳を何とか保とうと、普段以上に(?)頑張りました。

 

 

 

ぽかぽか陽気で、とても良い雰囲気です。

 

ボルダリングもたまには良いものですね。

 

 

 

 

 

こんな方もいましたが、山での楽しみ方はあなた次第です!

 

 

 

 

 

 

 

 

午後からは、キャンプ場に移動して、お待ちかねのバーベキューです。

NSNさんから、三田牛の差し入れもあり、お腹一杯食べました。

食べ過ぎ?運動の後だから、今日は気にしません。

 

 

 

 

バーベキューから参加してくださった、YSKさんとKMRさん。

自己紹介では、これからの目標や山への熱い思いを語ってくれました。

山への真摯な思いを忘れかけていた私にとって、みなさんとの楽しいひと時はいい刺激になりました。

 

 

 

 

 

みなさん、お疲れ様でした!

みんな良い顔をしてます。こんなに良い顔をして山を楽しんでいるみなさんは、きっと素晴らしい岳人になることでしょう。

 

 

 

帰りに梅田の山道具屋さんに寄ると、あらら、もう73期のメンバーが買い物に来ていました。

73期は今日が初山行。新人は3人でのスタートとか。

また仲間が増えるのが、今から楽しみです。


阿弥陀岳 南稜 13年03月12日

山行期間 2013年3月8日(夜)~3月10日
メンバー TRN、OSM
山行地域 八ヶ岳
山行スタイル アルパインクライミング

 冬期のバリエーションルートに行きたいと候補を探していたら、NKZさんたちが以前ここに行っていたことがわかり、アドバイスをいただいて決定しました。初級者コースとはいえ緊張していたのですが、P3のルンゼはほとんど雪はなく、ロープは使ったのですが必要ない状態でした。P4もトレースがしっかりあり怖いと思うところはなかったです。御小屋尾根の下りも全く問題なく行けました。30分ぐらい下ると樹林帯に入るので、テントを張ることは可能ですし、御小屋山周辺まで下りるとどこでも張ることはできます。

3/9

舟山十字路に駐車して、旭小屋に到着。

立場岳、トレースはばっちりあり。

阿弥陀岳が見えてきました。P3とP4を確認。

 

富士山と平らなところが青なぎ。

P1とP2のコルにツェルトを設置。誰かが掘ったのを使わせていただきました。

テン場から見える阿弥陀岳と赤岳。

 

11時過ぎにP1に着いたのでこの日のうちに抜けてしまおうかとも話をしたのですが、気温が高かったので、雪がしまる早朝をねらうことにしました。

3/10

4時に起床して明るくなり始めるころに出発。先行パーティなしでP3の取り付きに到着。雪はほとんどなし。どう見てもロープなしで行けそうに見えましたが、ロープを使うことにしました。ピンは埋まってなかったですし、しっかりした木もありました。3ピッチで稜線に出ました。写真撮るのを忘れてました。

P4を左から巻いています。

阿弥陀岳山頂に到着。

左が権現岳で右が赤岳、文三郎はアリの行列のように人が登っていました。

 

午後からは雨が降りそうだったので、急いで御小屋尾根を下りました。

いろいろとアドバイスをいただいた皆様、ありがとうございました。

行動記録

3/9 6:30舟山十字路→7:20旭小屋→9:40立場岳→10:50無名峰→11:10P1とP2のコル

3/10 5:50出発→7:40阿弥陀岳→9:35御小屋山→10:50舟山十字路


八ヶ岳でアイスクライミング 13年02月20日

山行期間 2013年2月16~17日
メンバー HSM、HND
山行地域 八ヶ岳
山行スタイル アイスクライミング


今回我々が向かったのは八ヶ岳。

阿弥陀岳北西稜の登攀と南沢大滝でのアイスクライミングを計画していましたが、諸事情により阿弥陀岳北西稜の登攀は断念しました。

美濃戸山荘。週末にしては人が少ない。

ここまで車で入れれば良かったのですが、今回は大雪のため無理。

 

中央道の大渋滞などもあり、かなりの出遅れです。

 

 

 

 

アプローチにトレースはなく、腰から胸までのラッセル。

明日のために、トレースをつけておく。

 

 

 

 

 

 

 

 

南沢大滝。

下部は雪で埋まっており、高さは25~30m。

 

見学だけして帰る。

この夜は冷え込みが激しく、ゆっくり眠れませんでした。

 

 

 

翌日。

冷え込みは激しいですが、天気には恵まれました。 

 

HSMさんのリード。

落ち着きのある登りです。

 

 

 

 

 

 

HNDもリードする。

 

この日の氷は崩れやすく、プロテクションも信用できませんでした。

上部の氷が特にもろく、かなり焦る場面もありました。

 

 

 

 

この後、トップロープで何度か練習をして撤収しました。

アイスクライミングは、同じルートでも時期によって氷の表情が異なり、改めて難しいと感じました。

ようやく慣れてきた頃に、もうシーズンが終わりに近づくので、なかなか上達しません。


レッツトライ! 山葵谷から大普賢岳へ 13年02月18日

山行期間 2013年2月17日(日)
メンバー KNS,NGS,KTF,TRN,OSM,NKZ
山行地域 山葵谷(地蔵谷)~大普賢岳~和佐又
山行スタイル 雪山

4年前に行ってとってもよかったこのルート。(→ http://senshu-ac.sblo.jp/article/27070040.html

もういっぺん!と挑戦しましたが、さてさて・・・

 

いざ、ゲート前出発。

久しぶりの道をサクサク進んでいきます。

目指す先には、朝焼けに染まる大普賢岳。

わさび谷の柵をくぐって先を進む。

ちょっと雪は少ない感じ。

ずんずん進んで渡渉して。凍った滝にぶつかったのでアイスバイル取り出して、カシッ。

クゥー! いい感じで刺さります。

傾斜が強くなって、大岩を左から回り込むと、ジャーン!

しっかり凍ってます!

でもこれはシェークスピア氷瀑群ではない。。。

すでに左方向に入っていたようです。

ここを巻き上がると、さらに傾斜が増して、雪が薄く岩が出てきたのでロープを出しました。

高度が上がって、遠くの白い山並みも見えてきた。

左に行き過ぎたので、急斜面をていねいにトラバース。

やっとコルにつなじる谷に出ました。

ここからは、昨日積もったパフパフ雪をひたすらラッセル、ラッセル!

ラッセル、ラッセルー!

そして、今回もバッチリ到着!

美しい樹氷が迎えてくれました。

 

下山は小普賢岳経由。ここからは鎖場と鉄の階段の連続です。

『次はどのルートで行きましょうか?』

石ノ鼻からの大展望。

和佐又のコルでは、無事おかえりとブナの大木が迎えてくれました。

 

いろんな鍛え方をしてくれるこのコース。

しっかり鍛えてまた来ます。