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石灰岩。椿岩 22年10月24日

山行期間 10月23日
メンバー ICh YMZ TKD DTe 会員外
山行地域 鈴鹿
山行スタイル フリークライミング


前回それぞれ宿題を作った椿岩に、みんなでワイワイ行ってきました。

宿題を作らない日は来るのでしょうか

 

 

 

 

 

 

道に迷って岩場に着くと、すでにYMZさんがケイブマン5.11bcにヌンチャクをかけ中でした。

日中はコンディション最高でYMZさん、会員外さんも無事にケイブマンをRP、

IChさんも燃えよドラゴンズ5.10cをRP。

 

 

 

 

 

そしてこの日のダークホースはTKDさん…

アトランタ5.11aを2撃したあと、いい感じ5.11aをオンサイト、

 

 

 

 

 

そしてケイブマンもフラッシュ!!されました。もっと限界グレードでもがくTKDさんを見てみたいです!

 

 

 

 

 

私はマタマタ5.9?が2日目にして終わらず、

ガバタコが3個とれました。。ガバの持ち方が下手くそで核心ムーブ前に吸われすぎでした。

皆さん、後輩はゴリゴリと強くなっています!頑張りましょう!


奥穂高岳 南稜 22年10月16日

山行期間 2022/10/8(夜)~10/11(日)
メンバー NGS SUM YSD TKH
山行地域 奥穂高岳 南稜
山行スタイル バリエーション

10月8日(土)夜、離阪。あかんだな駐車場にて仮眠。

10月9日(日)4:30起床。5時すぎにタクシーで上高地に向かう。バスなら40~50分かかるところを、タクシーだと約20分で到着することができた。料金は約6000円。岳沢小屋について少し休憩をとる。その後、岳沢とキャンプ地の間の沢を詰めて登っていくが、大小さまざまな岩がゴロゴロしていて歩きにくい。さらに浮石が多くまったく油断できない。

OLYMPUS DIGITAL CAME

かすかな踏み跡をたよりにぐんぐんと高度を上げていく。岳沢小屋を出発したのは8時ころ。しかし、12時すぎにポツポツと雨が降り出した、と思ったらみぞれ混じりの雪だった。えっ!まだ半分もきてないのに。。。予想していたより降り出しが早い。しかも、激しく降ってきた。これはマズイ!と思ったが少し小雨になってきたので先へ進む事にする。

 

前に行った人の記録などを読んでいたが、現地に行くとなぜか混乱する。おまけにガスって先があまりよく見えない。右ルンゼからハイマツの藪漕ぎをして草付きルンゼに出たかったがおそらく中央ルンゼをのぼってきた様子。途中で気づき、右ルンゼへ行こうとして懸垂で一旦降りようとしたらハイマツ帯に顔から突っ込んでしまい、あやうく口の中にハイマツが入るところだった。想定外の懸垂。50mロープで良かった。30mだったら足りなかったかもしれない。

なんとか草付きルンゼに出れたと思う。その先は、草やハイマツを掴みたおしてなんとかモノリス岩までたどり着く。すでに、雪がうっすらつきはじめて、岩も凍っているところがあり、すごく怖かった。何度もロープを出してもらったり、お助けスリングを出してもらったりして、南稜の頭の手前の広いガレガレを登っているときには、日も暮れ真っ暗な中ヘッドランプをつけ、雪の中を黙々と登り続けた。南稜の頭でアイゼンを着ける。装備に軽アイゼンを追加しておいて良かった。慎重に穂高岳山荘まで下りテント場に着いたのは19:30を少し過ぎていた。予定より随分オーバーしてしまった。

夜中中雨が降り、寒さが堪える。しかし、雨が降ってくれたおかげで雪は解け、次の日はアイゼン無しで下山する事ができた。全身はびしょ濡れだけど。。。

今回、悪天候の中での登攀、寒さや濡れへのストレスなどたくさんのハードルがありましたが、とても充実した山行でした。また一度、天気の良い日に行ったみたい!と思える、しんどいけど、楽しい山行でした。

一緒に行ってくださったNGSさん、SUMさん、YSDさん、ありがとうございました。

<行動記録>

10/9 あかんだな駐車場 5:10→ 上高地 5:30→  岳沢小屋 7:50 → 南稜の頭 18:10 → 穂高岳山荘テント場 19:30

10/10 テント場 6:00→ 涸沢小屋 7:40 → 横尾 10:20 → あかんだな駐車場 14時すぎ

TKH記 以上


御在所中尾根バットレス、カリフォルニア・ドリーミング、中尾根 22年10月06日

山行期間 2022年10月1日
メンバー YMZ(CL)、ABE(SL)、ICH(H)
山行地域 鈴鹿山系 御在所岳
山行スタイル フリークライミング

今年の6月ごろにABEさんから「御在所の中尾根バットレス、カリフォルニア・ドリーミングへ行きたい」という話があり、今回計画することにしました。このルートは6ピッチあるルートですが、今回は3P目登攀後、懸垂で下りる計画にしました。カリフォルニア・ドリーミングは全員初見です。

前夜に大阪を出発して某駐車場で仮眠。翌朝4時起床。登山道入り口の駐車場を4時40分に出発。ヘッドランプ目つけて藤内小屋まで歩きます。約1年ぶりの御在所です。去年、前尾根を2回登りました。どちらも雨の日でした。しかし、今回は晴れです。快適にクライミングができること思い描いて藤内小屋を通過して取付きへ向かいます。藤内沢出合から登山道を外れて、左側の踏み跡を辿って登っていきます。少し登ると、大きな岩の塊が目の前に見えてくるので、左岸側を登っていきます。少しすると一の壁に到着。一の壁を通り過ぎると中尾根バットレスに到着です。

今回は、取付きに荷物をデポして全員空荷で登ります。3人なのでダブルロープで、YMZがリードで登ります。ルートは1、3Pは10a、2Pが10bとなります。すべてスラブのルートになります。

1P 左側のクラックを使って右のフェースに移りますが、水が流れてきており左半身が濡れてしまいます。靴も濡れたので、フェースに移る時に足が滑らないか緊張しました。ズボンの裾で靴裏を拭いて登っていきます。その後は特に問題なく登っていきます。

 

2P 今回はオリジナルルートではなく、10bのウインドサーファーというルートを登りました。出足はフレークを使って登りますが、ビレイが少し邪魔をして登りにくかったです。こちらもスラブですが、中間部以降は手がなくなるので、足にじわっと体重を掛けて登っていきます。残念ながら、この2Pで1度フォールしてしまいました・・・残念です!その後は気を取り直して登りますが、最終ピンから終了点までピン間隔が遠かったです。これもスラブルートに多いですね。下の二人をビレイしていると、ザックをデポした所にカラスがいるのを見つけました。ABEさんのザックから食料のみを奪っていったようです。

3P ビレイ点から一度左のクラックに近づいて、そこから右上に登っていきます。右上に登っていくところでレストをしていると、足が滑ってまたもフォール。ため息がでました。終了点付近が少し難しく感じました。手も足も細かい印象です。

その後、終了点から懸垂2回で取付きに到着。完全に貸し切り状態での登攀でした。オンサイトできませんでしたが、次回は必ずRPしたいと思いました。その時は最終6Pまでいきます!

軽食と水分補給をして、次は中尾根を登攀します。バットレス基部から少し下りた所を左側の踏み跡を辿ってトラバースをします。ちょっとした岩登りをしてP4の1P目の取付きに到着です。ここからは懸垂をするP3まではICHさんがリード、P2はABEさんがリード、最終P1はYMZがリードにしました。また、リードは空荷で登攀。フォローが荷物を担ぎます。登攀に必要ない装備は、P4取付きまでの間にデポしました。最後のP1は15時までにP2の登攀を終えていることを条件としました。ABEさんは、2回中尾根を登っておられP1は1回だけ登っておられます。ICHさんと私は初見です。

P4 1P目 出足はクラックです。フェースにもホールドがあり快適に登れそうです。しかし、中間部でテンション。やはりプロテクションに不安があるようでした。その後は、快適に登られていました。

P4 2P目 ここは快適に気持ち良さそうに登っておられました。少し緊張がとけた様子です。プロテクションもバッチリでした。

P3 下部はホールドが豊富にあり、快適に花崗岩のクライミングが楽しめます。上部はチムニーですが、問題なくスムーズに抜けておられました。登攀後、P2取付きまで懸垂1回しました。ロープ1本で届きます。ICHさんは、また中尾根に来てクラックの練習をしたいそうです。

P2 1P目 ここからABEさんにリードを交代します。取付きが崩壊しており、左側にトラバースをして登りますが、剝がれそうなフレークを使っていきます。一段下がれば楽にトラバースできます。その後、カンテから右上に登っていきます。

P2 2P目 一旦右上に登ってから左側に戻って登っていきます。右へ左へという感じでしょうか。おにぎりへの直上手前でピッチを切ってしまいました。ロープの流れを気にしたそうです。

P2 3P目 P2の核心部です。細かいホールドとクラックを使って登る感じです。おにぎりと呼ばれている岩に直上します。この時点で15時になってなかったのでP1取付きまで懸垂で下ります。

P1 クラックを直上するルートです。下部はフェースのホールドを使います。その後チムニーに入って登りますが、登っていくと狭くなってくるので、フェース面に出るまで苦労しました。チムニーの中も濡れて苔ていたので気持ち悪かったです。しかし、カムでプロテクションも取れるので安心して登ることができました。終了点手前も少しクラックが広くなりますが、フェースを上手く使いながら問題なく登れました。ABEさんは、フォローで軽々と登ってこられたので、次回は頑張ってリードしてください。取付きから懸垂でP1取付きへ。ロープを落とす時に、岩角にロープが引っ掛かり落とせなくなってしまった。一瞬登り返すか、残置するか悩んだそうだが、角度を変えてロープをはたけば何とか取れたので安心した。その後、3回懸垂してザックをデポした所に到着。時間も遅かったので少し急いで下山した。藤内小屋に17時50分、駐車地に18時10分に到着。よく考えたら13時間行動になっていた。

今回の中尾根では、P1までの登攀を目標にしていたので、成し遂げることができて良かったです。名張や堡塁岩でクラックを登っている成果で、プロテクションを取ることがなれてきていることが実感できました。クラックは苦手意識はありますが、今後マルチへ行くのならクラックは避けてはいけないと思ってます。技術の向上のために、トレーニングに励みたいと思います。


北穂 東陵 22年09月29日

山行期間 2022/9/22~9/25
メンバー SUM NGS MTM TKH
山行地域 北穂高岳 東陵
山行スタイル バリエーション

OLYMPUS DIGITAL CAM

当初は前穂北尾根と北穂東陵の予定でしたが、天候の都合で北穂東陵のみの山行となりました。

9/22 離阪。雨はまだ降っていなかったが台風の影響でこの先降ってくることは覚悟済み。

9/23 あかんだな駐車場に着くころには雨。さすがに駐車場は満車とはいかず半分程度か。

始発のバス(6:20)にのる。めずらしく、バスもガラガラ。

上高地からは雨の中をひたすら歩く。涸沢に着くころには全身びしょ濡れ。テント設営後すぐに次の日の前穂にそなえ、とりつきの確認に行く。ヘリポートの横手からのぼっていき「5.6のコル」と書かれた岩を発見。雨もひどくなってきたのでテントに戻り作戦会議。次の日も雨が残りそうなので前穂はあきらめ北穂東陵を前倒しすることにする。SUMリーダーが16時の天気予報を書いてくださり感謝感謝です。

9/24 4;30起床すると夜中ずっと降っていた雨があがり晴れ間もでてきている。なんとか北穂にいけるかな。濡れたテントや荷物を乾かす作業後8:30頃から出発。南陵との分岐までは問題なし。それからがちょっと(⁉)怖かった。ザレているところをトラバースしたり、浮石だらけのところを登ったりと。。。それもルーファイしながらなのでストレスは大きい。と、言っても私はみんなの後ろをついていくだけだったけど。。。先頭をいってくれたMTMさんはすごいと思った。

核心部「ゴジラの背」ではNGSさんがスイスイと前をゆきルートの確認をしてくださる。MTMさんと私はSUMリーダーの指示にしたがい準備を始める。4人が無事に通過するには1時間弱を要した。その後もクライミングチックな登りが続き北穂山荘のテラス裏に出た時はうれしかった。すごく。

山頂はそのすぐ上。

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山頂からは槍ヶ岳、常念岳、前穂高岳、奥穂高岳などが見渡せてすばらしい景色でした。天候にも恵まれました。下山時、南陵を下っていると見知らぬ男性から「ゴジラの背、見えてましたよー。すごいですねー。」と、声をかけられました。「そんなことないですよ。」と、言いつつもちょっとドヤ顔の私。ウフフ。

今回入門コースといえどもこのようなバリエーションを楽しめたのは、SUMリーダー、NGSさん、MTMさんという仲間のおかげです。本当にありがとうございました。

最後に。4人の汗と荷物臭で車の中に異臭が。。。SUM号、ゴメンナサイ!

<行動記録>

9/23 上高地7:00ー横尾9:40ー涸沢12:25

9/24 涸沢8:30ーゴジラの背12:00ー北穂山頂14:10ー涸沢16:15

9/25 涸沢6:00ー横尾7:40ー上高地10:00

以上 TKH記

 


椿岩

山行期間 2022/9/25
メンバー HND、DTE、ICH(H)、ICH(S)、TKD、YMZ、会員外1名
山行地域 椿岩
山行スタイル フリークライミング

3連休の最終日は名張に行く予定でしたが、川の増水のため、椿岩へ行くことになりました。初めて名張に来られた2人は残念でした。またの機会に参加して下さい。

椿岩は石灰岩で、秋と春は登りやすい岩場です。ルートは少ないですが、5.9〜12台まであるので楽しめます。石灰岩はツルツルなので、滑りそうで慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。でも、意外と滑らない。たぶん…

各々アップを終わらせて、課題へと各々取り組みます。

DTEさんとICHさんはモンキージャスティスRP。出足のハングと中間部が核心。長いルートなのでレストも大切です。

TKDさんは燃えろドラゴンズをRP。出足だけではなく、終了点手前も少し難しいです。華麗な登りでした。次はアトランタですね。

ICH(S)さんは、初めての岩場とのことでしたが、マタニティとアスレチッククラブを楽々登ってました。次はモンキージャスティスですね。

私と会員外の方は、ケイブマンを終日やりました。会員外の方は、最後のトライは惜しかったです。私は次は落とします。

HNDさんは、スターウォールを終日されてました。連日の疲れもあり、やればやるほど登れなくなってたみたいです。

貸切の椿岩を堪能した3連休最終日でした。小川山は行けませんでしたが、ジムと外岩で良いトレーニングができたと思います。山岳会でフリークライミング山行もいいかもしれませんね。


山神社 22年09月28日

山行期間 2022/9/24
メンバー HND、ICH(H)、YMZ
山行地域 山神社
山行スタイル フリークライミング

9月後半の3連休で小川山へ行く予定していましたが、台風の影響で天候が良くないので中止。天候の良さそうな山神社へいってきました。

連休初日は、dボルで10時から17時までしっかり登り込みました。

今回は、「山神社の左壁西面にある11台を8本登ろう」と意気込んで望みました。

比較的、グレードの割に登りやすいとの噂ですが、ボルト間隔が遠い所があったり、回転するボルトも多いので、緊張感を持って登りました。

 

紺碧の宇宙RPしたICHさん

結果、6本で時間切れとなりました。まだまだ修業が足りてないようですね。

フリークライミングシーズン間近ということで、これからも頑張って登っていきたいと思います。


小同心クラック、大同心雲稜 22年09月20日

山行期間 2022年9月10日~11日
メンバー YMZ(CL)、ABE(SL)、TKD
山行地域 八ヶ岳
山行スタイル アルパインクライミング

今回、冬によく登られている八ヶ岳の小同心クラックと大同心雲稜を登ってきました。

台風が過ぎてからもスッキリしない天気だったが、11日は晴れる予報だったので現地入りすることにしました。10日の夜大阪発。名神集中工事や中央道での大雨もあり、到着も少し遅かったので、仮眠時間を取って6時にやまのこ村を出発。午後から天気が崩れる可能性があったのと、寝不足での長時間行動を控えたかったので、初日は小同心クラックを登攀することに。

7時30分に赤岳鉱泉到着。テントを設営して大同心稜を登っていく。大同心基部まで50分。結構な急登であった。そこから、右側の小同心方面にトラバース。

 

取付きはテラスになっており登攀準備をする。9時半登攀開始。小同心クラック3ピッチと短いので、ABEさん1人でリードをしてもらう。残置ハーケンなども少ない。ピナクルやナチプロで支点を構築する必要がある。3ピッチとも終了点はしっかりあった。比較的登りやすいルートで11時に小同心の頭に出た。

 

 

ロープを外して横岳山頂まで歩くが、ここが絶妙に悪かった。慎重にいったほうが良いと感じた。11時10分に横岳山頂。

昼食を取り縦走路を歩いて赤岳鉱泉まで下山。14時15分赤岳鉱泉到着。赤岳鉱泉直前に雨が降ってきた。ギリギリ間に合って良かった。小雨になってからテントに入って、夕食を食べて翌日の作戦会議。前回、小川山からの渋滞で酷い目にあったので、昼頃には下山しようと決めて就寝。

11日3時起床。4時出発。大同心稜を登る。前日、登るペースが速いように感じたので、今日はゆっくり歩こうと思って歩いたが、結局50分で大同心基部に。準備をして5時半に登攀開始。1~3PはYMZがリード。3~6PはTKDがリードとした。

1Pは赤いスリングを目指して登る。カムやナッツを使える箇所はあった。少し登ると若干かぶって感じる。もたついていると腕が疲れると思う。

2P、ルートの核心部かもしれない。少し左上にV字になっている間を登る。ここも少しかぶって感じる。ここを登るのか、と少しビビったが日頃クライミングをしていたお陰で問題なく登れた。V字を過ぎたら右上する。

3P、浮石多いので注意が必要。セカンドのTKDが登っている時、足を置いた横の頭分ぐらいの岩が落ちたらしい。下にいたABEさんの近くを落ちていったとのこと。このピッチからカムを使う場所が多かった。浮石や岩の脆さ以外は比較的登りやすく感じた。ここでリードをTKDに交代する。

 

4P、凹を登って20mの所でピッチを切る。このピッチも浮石や岩が脆いので注意が必要。

 

5P、右にトラバース。イナバウワーのような姿で登る記録が多くあったが、一段下がれば容易にトラバースできる。

6P、縦走路から注目を浴びる最終ピッチ。TKDがカッコよくリードを決めてくれた。ここも核心部は少しかぶっており、1、2Pよりはホールドが小さくなった印象だった。天気も良く気持ちよく登攀できたようだ。

9時に登攀終了。終了点から懸垂を1回して5P終了点付近のテラスに。

最終ピッチからみて左側に下りることになる。そこから踏跡を辿って10分程度で大同心基部に。踏み跡は明瞭だ。大同心基部から大同心稜を下りる。結構な斜面なので雨上がりなどは注意した方が良い。うちのメンバーの1人は、かなり慎重に下りていた。何回も後ろ向きで下りていた。

 

10時40分に赤岳鉱泉着。テント撤収後下山開始。

12時20分に駐車場着。

今回もフリーでトレーニングをしているメンバーでの山行になりました。フリークライミングで登攀力がついているお陰で、慎重かつ大胆に登ることができていると感じます。個人的には、スピードは安全に登攀するうえで重要だと考えています。今後も、クライミングのトレーニングを通じてレベルアップをして、マルチやアルパインクライミングができればいいな、と思います。


2022夏,北海道山行、斜里岳,羅臼岳,雌阿寒岳 22年09月19日

山行期間 2022.8/10~8/17
メンバー MTU.SZK.YSZ
山行地域 北海道知床近郊
山行スタイル 無雪期ピークハント・縦走


2022夏、北海道に行って来ました。

予定は、知床近郊の100名山の3山を登頂です。

8/10関空発~女満別空港。

女満別空港からレンタカーを借りて一座目の斜里岳麓の清岳小屋へ

途中、定番の網走刑務所観光地などを経由。

小屋は綺麗でほぼホテル。大広間をダンボールで仕切る感染対策もありました。

軽く宴会を済ませて翌朝4:46出発。

さすが北海道の日の出は早い、もう明るいです。

 

 

 

 

 

 

 

登りは旧道コースで7つの滝がある綺麗な沢沿いの道を登ります。

まるで天国のよう。でも、ほぼ沢登、滑らないように気を付けて登りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

7:50無事登頂。楽しかった。

下山ルートは新道コースで見渡す限りの原生林を感動しながら眺め、

凄く気持ちよく下山出来ました。

来てよかった北海道。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無事、10:50下山。

その後、道の駅で温泉に入り、御飯を食べて、二座目の山、羅臼岳の麓の木下小屋に移動。

小屋は電気はないが野天風呂が気持ちよかった。

夕方、小屋の主人と熊対策を聞きながらの宴会を済ませて8:00就寝

翌朝、木下小屋6;30出発。

少し小雨が降ったが予定通り1泊2日の硫黄岳への縦走を決行することにした。

 

 

 

 

 

 

 

ピーク手前の羅臼平でフードロッカーに食料を保管し(熊対策)荷物を軽くして登頂。

 

 

風が強くて飛ばされそうになる。

 

 

 

ほとんどのパーティーはピークハントでそのまま下山。

硫黄山への縦走は、あと1パーティーと72才でソロ(後日レスキュウーされたらしい)の3組だけだった。

でも、羅臼平から先が、すごいお花畑の道が延々と続きかなり綺麗でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

無事予定していた二つ池キャンプ場に14:30到着

池の水も想像していたより綺麗で浄化して煮沸すれば何も問題なさそうでした。

食事を簡単に済ませて食料をフードロッカーにしまい就寝。

 

 

 

翌朝5:25出発。

硫黄岳付近になると岩山となりあちらこちらから硫黄の匂いがする。

オホーツク海の展望も素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終点付近で木下小屋で一緒になった温泉仙人と遭遇。

硫黄岳の誰も知らない温泉に入りに来たらしい。

かなりの仙人のようだ。

12:08無事硫黄岳登山口に下山。

カムイワッカの温泉に浸かって一息しバスとタクシーで木下小屋に車の回収。

 

そして羅臼温泉キャンプ場に移動。温泉と羅臼漁港の海鮮を満喫。

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝も羅臼漁港で海の幸を満喫し

知床半島をドライブ&温泉を楽しんで、

三座目の雌阿寒岳麓のオンネトー湖キャンプ場に移動。

北海道のキャンプ場はどこも広くて綺麗で安い。

 

 

翌朝5:50出発。

途中、松茸仙人に出会う。

大きな松茸をもらう。

 

 

雌阿寒岳7:45登頂。綺麗な山です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阿寒富士8:50登頂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10:50無事下山。

三山、予定通り遂行出来ました。

めでたしめでたし。

天気に恵まれ楽しい山行が出来ました。

ホント来てよかった。

残り予備日2日間は天気が良くなかったですが

それなりに満喫出来ました。

本当に楽しかったです。

お二人さん、ありがとう。

ありがとう北海道。

また来ます。次は、利尻かな?

ジンギスカン

松茸

 

 

 

 

 

釧路湿原カヌー


鬼ヶ牙 22年09月16日

山行期間 2022/9 /12日
メンバー ICH.S SOT
山行地域 鈴鹿
山行スタイル アルパインクライミング

御在所の少し南にあるスラブな岩場の鬼が牙
以前にSK Dさんが計画してくれた事があったが天気が悪く行けなかった。
日帰りでの行けるので、平日休みがあったSOTさんと行く事になった。
女性の方がスラブ得意だと聞いたことあるが、個人的にはスラブ気持ち悪い。
1P目SOTさんリード。久しぶりだと言われるがすいすい登られる

2P目ICHリード

このルート核心部A0。スラブなのにややかぶってる。

行けるやろうと思っていたが、実際行ってみると持てそうな所が無い。

もちろんA0で突破。A0部分の左には階段部分があったので、そっちを登っても良かったがせっかくなのでA0の核心を体感。

必死で写真撮り忘れる

 

3P目?

スラブ部分と木登り

 

4P目〜6P目

ここから稜線

ここは上部を左巻き

ハーケンが1本あり

 

ここ以降は歩きで鬼が牙山頂へ。

予定通り歩きやすい一般道で下山

天気が良すぎて暑くて暑くて汗だくに

所々気持ち悪い所はあったが全体的には登りやすく良いトレーニングになりました

 


雪彦山地蔵岳東陵 22年09月14日

山行期間 2022/09/10
メンバー SUM,TKH,MTM
山行地域 雪彦山
山行スタイル アルパインクライミング


9月10日(土)に雪彦山地蔵岳東陵に行ってきました。

 

当日6時頃駐車地をスタート。

アプローチを間違え、少しウロウロしたが1時間程でノーマルルート取り付きに到着。

準備をして7時半頃登攀開始。

SOMリーダーが全てリードで登って引き上げてくれ、前後にも他パーティーが居なかったので、落ち着いて楽しみながら登ることが出来あっという間に地蔵岳山頂に到着。

到着後装備を解除し雪彦山山頂に向かいました。

12時半頃雪彦山山頂に到着。

下山後雪彦温泉で汗を流し帰阪しました。

 

今回自分は初雪彦山ですごく楽しめた。

次回はリードで登ってみたいと思いました。

 

SUMさんTKHさんありがとうございました。

 


北山峡 葛川本流 22年09月09日

山行期間 2022/08/19~8/20
メンバー TRN(CL)・UET・SZK・ABE
山行地域 南紀
山行スタイル 沢登


昨年の宿題を片付けに、再チャレンジに行ってきました。

 

AM6:00入渓 国道から入ってすぐの駐車地から、横の急斜面を降りて入渓。

ゴルジュを泳いだりしながら、しばらくすると核心部のS字淵に到着。

ここは去年苦労したけれど、コツをつかんでいるので意外にすんなりと突破。

ここから先は楽しい泳ぎ中心の淵が続く。

 

ほぼ計画通りの時間で大渡に到着。昨年はここで雨が降り出して撤退。

今年は天気に恵まれそのまま続行。

 

 

一ノ滝、二ノ滝は高巻く。12時過ぎ、下葛川の集落に到着し、遡行終了。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

林道を少し戻って、「下葛川バス停」からバスの乗って駐車地へ。

天気もよく昨年のリベンジも果たせ、楽しい一日でした。(UET記)


槍ヶ岳 北鎌尾根(水俣乗越〜) 22年08月21日

山行期間 2022,8,13〜15
メンバー ICK.S DOI.A FJO
山行地域 北アルプス
山行スタイル 縦走


2022年夏合宿、

台風8号が13日から15日にかけて東日本を縦断するという予報。台風が心配だったが予定通り12日夜に大阪を出発した。

13日朝、上高地の空は雲に覆われていた。途中ザァーと雨が降り出したが短時間で止み、その後は青空が広がった。

水俣乗越を越えいよいよ未知の世界へ突入。天上沢のザレた急坂のいやらしいこと。木に掴まりながら滑らないように気を付けながら下降する。

しばらく進むと左手に槍ヶ岳が見えた。続く稜線は北鎌尾根だ。これが今回見た最初で最後の槍ヶ岳の全貌だった。

右側にルートを取り過ぎたために、間ノ沢にぶつからず貧乏沢まで下りてきてしまう。ここでは東北の大学で体育の先生をしているという3人パーティーが幕営していた。北鎌沢出合では水が湧いておらずここで幕営したのだという。

ザックを置きICK.Sさんと北鎌沢出合へ偵察に行った。出合には目印に12mの竹の棒を刺してあった。水は無し。先ほどの場所で一夜を過ごすことにした。

沢に足を浸けてクールダウン。冷たすぎて長くじっとしてしていられないが気持ちよかった。

144時半、北鎌沢出合。

北鎌沢右俣を北鎌沢のコルまで一気に上がる。落石ももちろん怖いが立ち止まるとブヨの大群に襲われる。とてもデンジャラス!

天狗の腰掛を越えると独標が出迎えてくれる。基部を千丈沢側にトラバース。逆コの字型の部分はくぐるのではなく体を外に出しながら進む。補助ロープがついており問題なく通過することができた。

ここからの小岩峰は稜線通しに進むのが定説。しかし明瞭な踏み跡がある巻き道を見るとどうしてもそちらに進みたくなる。実際、巻き道を進んで行き詰まってしまい稜線に上がるのに苦労した。ここは稜線通しが絶対正解。

もう少しで北鎌平に到着というところで天気が急変。雨、風、ガスで視界不良となり全員一致でビバークを決断。時刻は13時半。

強風で魔法の絨毯ならぬ空飛ぶテントになるのではとハラハラドキドキ。体の大きなFJOさんに風上に座ってもらった。

16時から大雨、強風。テント内でまさかの雨漏り。雨水を掻き出す作業を45時間続けた。量にすると10リットル以上。腕も精神も疲れ果て21時就寝。とは言ってもそうそう眠れやしないが。

15日、2時起床。

ガスのため、明るくなるのを待ち4時半に出発するもまた雨が降り出し大槍の基部でフライを被って待機した。7時半を過ぎた頃、小雨になったところで再度出発。最後の有名なチムニーを上がると槍ヶ岳頂上の祠が見えた。もちろん、頂上を真っ先に踏むのはMチーム1年目のFJOさん。よく頑張りました!

さて、ここで感動の涙…と思いきやワイワイガヤガヤと賑やかな声が。「オーー、スイマセン、シャシントテクダサイ!」×5回。賑やかな声の主はアジア系外国人の5人パーティー。一瞬にして涙が引っ込みました。笑

あとは下山のみ。

いつものように肩痛い、足痛い、しんどいとぶつくさ言いながら上高地に無事下山。

お疲れ様でした。

DOI.A

 

 

 

 

 

 


夏合宿 滝谷ドーム中央稜 22年08月17日

山行期間 2022/8/12~15
メンバー ABE(CL)、ICH(SL)、YMZ
山行地域 北アルプス 北穂高岳滝谷
山行スタイル アルパインクライミング

6月頃に、フリークライミングへいつも行く3人で、お盆休みどこに行こうかと相談していた。その時、今回リーダーのABEさんより「滝谷へ行きませんか?」と話がでた。 涼しい場所でクライミングが出来たらと考えていたので、丁度良い提案だと思った。 ICHさんも「良いですよ」と快諾された様子だった。

今回は、「ドーム中央稜」と「クラック尾根」を目標にした。涸沢にベースを張って南稜を上がる作戦。予備案として、北穂東稜、奥穂高縦走とした。

その後、個人での歩荷や歩きのトレーニング、3人での登攀の練習、遭難対策訓練を行った。まだまだ未熟な私に先輩2人は親切、丁寧に指導して下さった。ありがとうございました。

12日21:30に三国ヶ丘駅集合予定であったが、直前まで行くか全員で悩んでいた。台風も発生し、天気が良くない予報だったからである。21時の予報で最終判断。一番慎重なICHさんが「行ってみますか」とグループラインに流れた。ABEさんも私も行くつもりで送ったと思ったが、「行ってみますか?どうしますか?」のつもりだったらしい。

13日、あかんだな駐車場で2時間程度仮眠してバスに乗って上高地へ。台風や天気もパッとしないせいか、車も少なくバスの乗車率も半分程度だった。

上高地に到着。ここから涸沢まで6時間歩く。横尾まで平坦な道を歩き、本谷橋から急登を上がっていく。途中、小雨が降り雨具を着るが、すぐに止んだので脱いだ。その後、涸沢ヒュッテまで雨が降ることはなかった。天気図では翌日も良くない様子。 ICHさんがトイレからの帰りに救助隊の予報を見てきてくれた。14日午前、晴れ/霧雨。午後は雨。15日も雨予報。ため息が出たが、とりあえず1時起床で、天気を見て判断することにして就寝。

1時起床するも、テントを雨が打ち付ける。夜も降ったり止んだりを繰り返していた。日の出前の4時に起床して最終判断をすることに。

3時にABEさんが、「起床して雨も止んで岩も乾いてきている。」と起こしてくれた。4時出発でとりあえず滝谷へ向かう。南稜を登っている途中、日の出も見ることができた。何とか岩が乾いているように、登攀中雨が降らないことを祈りながら、南稜を登って行く。

北穂と奥穂の分岐点に。北穂側へ行くとクラック尾根、奥穂側へ行くとドーム中央稜。今回は、午後から天候が悪くなる予報だったのでドーム中央稜へ行くことにする。縦走路を歩いているとドームが見えてきた。

ドームへの取付きまでは、奥穂への縦走路を歩いて、ドームを過ぎた最初のコルを右側へ降りて行く。草付きで、踏み跡も明瞭。途中岩や草が濡れていたので、滑らないように注意して下降していく。途中、慎重にクライムダウンする箇所が1か所あった。

 

 

 

 

 

その後、踏み跡を辿っていくと、綺麗なハンガーボルトの懸垂点があった。ここで登攀具を身につける。「50mロープ1本での懸垂で下まで届く」となっていたがギリギリであった。懸垂で降りた所から、ルンゼ状地形を踏み跡を辿ってトラバースするとドーム中央稜1Pの取付きに到着。ロープを結び、クライミングシューズに履き替える。

今回は、1~3PをYMZがリード、4~5PをABEさんがリード。そしてリードが空荷で登攀する。

1P(Ⅴ-)                                                     前半はどこからでも登っていけるイメージ。チムニー内、フェースともに濡れていた。フェースも結構濡れていたので、今回はチムニーを登ることにした。空荷の状態では問題なかったが、ABEさんのザックが大きかったので挟まって登れなかった。ザックのみを上げてから登る。少し時間が掛かってしまった。ICHさんは、私のアタックザックだったので担いだまま登ることができた。

2P(Ⅳ)                                                      左側のカンテを少し登るとバンドに出る。後続に女性二人組が来ていたのが見えたので、バンドで一旦ピッチを切る。そしてスラブを登る。ここも濡れていたので気持ち悪いが、足も手も良く見るとしっかりある。滑らないように慎重に登る。

3P(Ⅲ)                                                     ロープを伸ばして歩いたが、途中ランニングを掛けるとかなり屈曲して重く苦労して登った。コンテ行けると感じた。この辺りからガスがかなり上がってきて視界も悪くなる。この辺りから風も強く、寒さも感じてくる。

4P(Ⅳ)                                                     ここでABEさんにリードを交代。また、後続の女性二人に先頭を譲った。ザックから解放され、気持ち良さそうに登っていくABEさん。スイスイとロープが伸びていく。40mとなっているが、実際は30m程度だと思う。

5P(Ⅳ)                                                      ここが最終ピッチ。「ハングを右側から越える。」と言って登っていった。下の凹は快適に登っていった。ハングの所で悩んでいた様子だが、上手く登れたようで「ビレイ解除」のコールが聞こえた。私も最終ピッチ楽しんで登ろうと思い、「登ります!」とコールして登りだす。下部は濡れてはいるが、それなりに登れる程度だった。ハングの所で左側にランニングを取っていた。右側も濡れていて、気持ち悪く左側から抜けたらしい。ICHさんは予定通り右側から抜けたとのこと。私はヌンチャクを回収に左側から登る。ザックの重さで体が上がりにくい。ハンドジャムが効いていたので、何とか足掛かりを見つけて登ることができた。

みんなで笑顔で声を掛け合ったが、天候が悪くなることを考えて、写真を撮ることもなく急いでロープを片付けて靴を履き替え下山することに。展望も真っ白で何も見えなかった。

ドームの頭から縦走路に出るまで、今回のように視界が悪い時は注意が必要かもしれない。踏み跡は、アプローチほど明瞭ではない印象。視界が悪いと、方向感覚がなくなってしまうので注意が必要。縦走路に出た時は一安心だった。

南稜を降りていると、雨も降り出して雨具の下も着ることになる。翌日15日も雨予報だったので、横尾まで降りることにした。

そして、横尾に到着した時には、靴の中も浸水しており気持ち悪く、全身濡れた状態だった。テント内に入り、夕食を食べて、明日の予定を確認して就寝する。この日の行動時間は、13時間となった。

15日4時起床。6時横尾出発。出発時は雨も止んでいたが、途中から土砂降りに。最後まで雨に打たれて上高地到着。それまでは、そんなに疲れていなかったが、あかんだなに着いてバスから降りた瞬間、足腰の疲れを感じた。

今回は、ドーム中央稜のみの登攀となり残念な気持ちもあるが、機会があればクラック尾根も登攀したいと思う。ドーム中央稜の印象だが、滝谷の中では岩自体は安定しているのだと感じた。乾いた岩ではフリクションは効くが、今回のように濡れていることが多い場合は注意した方が良い。そして、手足のホールドのチェックは怠らず。大きな岩も動くこともあったので。

8/13(土)8:08上高地発~8:50明神館~9:55徳沢~11:00横尾~12:18本谷橋~14:00涸沢(幕営)

8/14(日)4:05~涸沢~6:10北穂高稜線分岐~7:55ドーム中央稜登攀開始~  11:40ドームの頭(登攀終了)~14:00涸沢(テント撤収)~16:50横尾(幕営)

8/15(月)5:35横尾~徳沢~明神館~8:13上高地


小川山 セレクション 22年08月16日

山行期間 2022/7/16~18
メンバー YMZ、TKD、ABE、ICH
山行地域 小川山 セレクション
山行スタイル マルチピッチクライミング

小川山のマルチピッチで「セレクション」というルートを登ってきました。

当初は7/15の夜発予定でしたが、16日が雨予報だったため、16日午前に三国ヶ丘駅を出発。現地のスーパーで買い出しを済ませて、廻り目平キャンプ場へ。小雨の降る中、タープとテントを設営。その後、夕飯を食べながら作戦会議。翌日は晴れ予報だが、夜になっても雨は止んでいなかったので、起床時の天気、岩の状態をみてから登攀するかを考えることにする。また、リードは空荷で登ることにした。

17日、起床すると雨も上がっており晴れ間もあった。あとは岩の状態だ。取付きまでキャンプ場から1時間弱で到着。カモシカ登山道を歩いているつもりが、パノラマコースから取付きを目指していたようだ。少し迷ったが、大きなタイムロスもなく取付くことができた。

取付きで岩の状態を確認。少し濡れていたけれど、花崗岩ということでフリクションも効くし登れると判断。準備をしていると、後続の男女のペアが来られ、手慣れた様子だったので先頭を譲る。案の定、リードの男性はサクサク登っていった。

準備も整い、1P登攀開始。5.8のクラックをTKDさんが登る。クラックの中が濡れていたようで、中間部で苦労していたが上手くクリア。スラブ前でピッチを切る。YMZがザックを担いで登るが、離陸頂後に登れない状態に。身体が上手く上がらない。もたつくわけにはいかなかったので、久しぶりのA0・・・。先が思いやられる。それを見て後続のABEさん、ICHさんパーティは靴は取付きにデポすることにしたらしい。後続は、ABEさんがリードで軽々登ったとのこと。

2P、YMZリード。スラブで雨の影響もあって滑りやすい。2ピン目辺りで滑りそうでクリップしずらかった。出足ということもあり、緊張もしたが何とかクリアすることができた。その後は、快適なスラブであった。立木でビレイする。後続、ICHさんがリードで途中フォールしていたが、何とか登ってこられていた。

3P、TKDさんリード。チムニー内は雨で濡れていて怖かったようだが、難なくクリア。バック&フットで登る。立木でビレイ。

4P、YMZリード。クラックとチムニー。下部がワイドで難しかったが、リードは空荷のため問題なく登れた。スラブを登ってビレイポイントを探す。5Pのトラバースする場所はわかったが、どこでビレイをすれば良いのか、トポを見てもわからなかった。迷ったあげく立木でビレイをする。実際はもう一つ上の立木が正しかったように思う。後続はICHさんが右側のフェースを途中まで登ったとのこと。

5P、TKDさんリード。大きな岩の下にカムを入れながら、トラバースしていく箇所だが、岩からの染み出しもあり、手も足も濡れて進めない様子。何度か頑張って行こうとするが、なかなか進むことができず、撤退することにした。ルートの右側にエスケープルートがあり、山頂まで歩いて行くことができる。後続は、早々とエスケープから山頂に上がっていた。

その後、枯れた立木の懸垂点から2P懸垂をする。個人的には立木ではなく、別に懸垂点があったので、そちらの方が良いかと感じた。少し歩いて取付きまで戻ると、沢山の人たちがいた。時間が経つに連れて、岩が乾いてきて楽しそうに皆さんクライミングをされていた。

その後、キャンプ地にシングルロープとクイックドローを持って父岩に移動。ABEの宿題「小川山物語5.9」へ向かう。大人気ルートとのことで、沢山人がいるんだろうな、と思って行ってみると誰もいなかった。貸切状態だ。ABEさんも無事にRPできたので喜んでおられた。

セレクションは途中敗退という結果に終わったが、マルチピッチクライミングの良い経験ができたと思う。ピッチの切る場所、ランニングの取り方など良い経験をしたと思う。フリーのシングルピッチでは、1人での達成感を感じることはできるが、マルチはパーティでの達成感があるので面白い。これからもグレードを上げていけるように、トレーニングに励んでいきたい。


ムラダチ谷 22年07月30日

山行期間 22年7月24日
メンバー OSM SMD
山行地域 台高 北股川 ムラダチ谷
山行スタイル 沢登り

台高の北股川の支流のムラダチ谷へ沢登りに行ってきました。ムラダチとはアブラチャンという低木の別名のようです。

6:10駐車地からスタートですが、のっけから小雨が降っていて、入渓点でしばらく様子見して続行しました。

結局午前中は降ったり止んだりのスッキリしない天気でした。

この日は僕が先頭でルート取りをする事に。

  

入渓直後のゴーロ帯を抜けると立派な3段の滝。

    

立派な大滝がいくつもあるがその分巻くのが大変。水量も少なく気持ち良く登れる滝は少ない。岩も脆く落石注意です。

 危うくマムシを踏みかけた。他の蛇のように逃げてくれないのと保護色で判りにくい。この日は2匹と遭遇。

1,040mのピークを踏んで遡行終了し下山ルートの尾根筋を間違えている事に谷筋に入り気づく。ここからの登り返しがしんどかった。

予定ルートに復帰後はピンクテープもありこれで安心と思っていたが、終盤ピンクテープが予定の尾根から外れてやらしいトラバースルートに誘導され行き詰まってしまった。

 懸垂下降を3回行い往路の沢に脱出。

高巻きに時間がかかったり下山ルートを間違えて滑り落ちそうな斜面にバイルを突き刺して進んだりと、沢登りより藪山登山という感じになったが、これも沢の楽しみと思っている。良い読図の勉強にもなりました。

雨の中の巻き時間が多かったせいか、二人共ヒルにやられてしまい、家にもしっかり持ち帰っていました。