山行期間 | 2022.6.4 |
---|---|
メンバー | YMZ、ICH |
山行地域 | 大台ヶ原 千石嵓 サマーコレクション |
山行スタイル | フリークライミング |
梅雨入り前にサマコレ登ってきました。
第一の核心だった天気は快晴でした。
これで登れなかった時の言い訳ができなくなった…笑
7時半のレクチャーを10分受けて、許可証をもらって出発です。私たち2人と1名のみでした。
取付きまでは、売店横の大蛇嵓方面に下って行き、右手に見える看板から登山道を外れて、踏み跡を辿って取付きへ。鹿よけの柵が見えてきて、テープが巻いている木の付近から下降。テープや踏み跡を辿ってシオカラ谷方面へ。右側に千石嵓が見えてきますが、出合い手前まで下降します。ボルトが見えてきた辺りでトラバースをして岩壁基部へ。そのまま進むとルンゼが見えてきます。そこがサマーコレクションの取付きです。
ガレた道とトゲのある植物が邪魔で、1時間20分かかりました。
取付きには誰もおらず、コールの声もなかったので、この日に登ったのは私たちだけだったと思います。あまり時間をかけて登るつもりはありませんでしたが、先行や後続がいないと思うとホッとしました。
ルンゼを上がる前に登攀具をつけて1Pを登ります。支点がないのでロープはつけずに上がりました。3級程度とのことでしたが、ロープを出しても良かったなと思いました。
ここからはツルベで登ります。YMZから登りました。行く前に調べていると、1ピン目までのトラバースが悪いとありましたので、慎重に登りました。落ち着いて見ると細かいですが、足も手もあったのですが、1ピン目まで5メートル程あるので緊張しますね。途中のピンは無くなっていました。この後は、気持ち良く岩の割れ目に沿って上がって行きます。天気も良く、気持ち良過ぎたのか、上がり過ぎてクライムダウン…ちゃんとルートを見ないとダメですね。問題なくこのピッチを終了。
3PはICHさんです。快適なフェースとのことで、気持ち良くクライミングをされてる様子が下からわかりました。50mと長かったですが楽しかったようです。
4pは15mと短いですが、このルートの核心部とのことで慎重に登りました。ハングを超える所が核心部とのことでしたが、ボルトの左側から登るとホールドもありまし、足も決まるので落ち着いていけば大丈夫です。2〜3ピン目の1段乗り込む所も少し悩みました。
5Pはフェースからの草付きです。草付きで足を滑らせないように注意が必要です。
6Pはアルパインのようなルートでした。ビレイ点上にボルトがあり、左の草付きにトラバース。ボルトからほぼ並行にトラバースです。上に上がると行き詰まります。ルンゼを超えたとこにボルトがあります。ルンゼを超えても左にトラバースです。このルートは何度も上を見てボルトを探しましたが、ずっと左にトラバースという印象です。
7pは2つ目のハイライト、ハンドトラバースです。ICHさんがリードです。トラバース箇所で、下から「ガンバ!」と何度も声援を送りました。手も足もしっかりある様子でした。意外とあっさり抜けておられました。流石です!私もフォローで行きましたが、足がしっかりあるので、怖がらず足に体重を掛けると問題ないと思います。そう!クライミングは足が重要です。
8pは気持ち良いフェースでした。カンテを登っていきます。
9pはYMZリードに変更です。ビレイ点から右側に回り込みます。1ピン目は長いクイックドローか、アルパインヌンチャクが良いと思います。フェースからの草付き。途中、木でランニングを取りました。終了点前のハング超えて終了です。最後は木で終了点を作ってビレイをします。
梅雨前の快晴で、最高のクライミング日和でした。初見のルートでオンサイトできたのは自信に繋がります。貸切り状態という贅沢な環境でクライミングできたのも、オンサイトの要因なのかもしれません。これからも精進してトレーニングに励みたいと思います。