山行期間 | 2011年12月9日(夜)~11日 |
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メンバー | MSD、TRN、OKD、ARK、OSM |
山行地域 | 八方尾根 |
山行スタイル | 雪上訓練 |
雪あるのかなぁといいながら出発。
MSDさんの指示で手袋をしてワカンを装着。
各自トレースをしながら歩く。あーしんど。
ゴンドラさえ動いていれば...
八方池山荘に到着。いよいよ尾根伝い。
八方池辺りに到着。今日はここで終了。お疲れさんでした。さあ、晩飯だ~。
3時半に起床。前日と打って変わって、腰まで埋まってしまうほどの大雪。
5時出発の予定が、このころから風が強くなり、テントのポールが曲がってしまうほど。MSDさんの判断で明るくなるまで停滞。
7時、明るくなったので出発を決断。積もっていた雪が、風で吹き飛んでいた。
風が強く、一度飛ばされて稜線から落ちそうになりましたが、張られていたロープにつかまりセーフ。
下りのラッセル。はりきって先頭を行くも、何度も埋まってしまいすぐにギブアップ。交代。登りであればどうなっていたことか...
厳しいところも終わりほぼ下山。ワカンやアイゼンを付けて、強風の中を歩行。いいトレーニングとなりました。
中央アルプスの縦走は楽しみorちょっと不安?
山行期間 | 2011.10.9~10 |
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メンバー | NGS,NKZ |
山行地域 | 四国山地 |
山行スタイル | プチ縦走 |
四国の山。ゆたかの山からしずかの山へ。
2日目・・・手箱山~筒上山(つつじょうざん)~岩黒山
薪ストーブに温められたお宿でぐっすり眠り迎えた朝。
オハヨウゴザイマス。
窓の外のブナの木々も目覚めてました。
石鎚スカイラインのゲートオープンは7時。
一足お先に快適ロードを土小屋へ。
入念に準備して、売店右から出発です。
今日のルートは8ノ字コース。
まずはトラバースで丸滝山へ。
朝靄の森・・・今日もステキな予感。
丸滝山でクロスして再びトラバースで手箱越えへ。
リンドウも朝の光をまっているとこ。
大きなブナの林をぬけていきます。
突然、なにこの石垣!?
と思ったら、手箱越えでした。
右は筒上山。
ここは左の手箱山方面へGO!
りっぱな木。
ちょうど見頃の紅葉。
手箱山(1806m)に到着。
残念ながら、雲におおわれて眺望はおあずけ。
だけど、まったく人に会わないなぁ。ほんとうにしずか。
あっ、あなたはイヨフウロさん?
くるっと戻って、さあお次は筒上山。
ここは40mの鎖場から!
ホイッホイッと登りきると・・・
晴れてきた!
さっきいった手箱山がきれいにみえてきた。
るんるんで、筒上山(1859m)に到着。
雲が切れて石鎚山までしっかりみえて・・・ここでひと息コーヒーブレイク。
うぅぅぅぅ~んと伸びをして、さてまいりましょ。
クマザサゾーンをどんどん下る。
しかしすばらしい森だ。
丸滝山から今度は岩黒山へ。
おぉ、黒い!
そして赤い!!コメツツジの紅葉。
これがみたかったー。
岩黒山(1745m)さん、ありがとう。
まっすぐ目の前にそびえるは、石鎚山。
だんだん石鎚山が近くなって・・・
売店左にもどってきました。
このとおり、今日も土小屋は大にぎわい。
だけど、私達はふたりしずかな山だったのでした。
帰りの瓶ヶ森林道は、紅葉見物の車がたくさん来てて、すれ違いがたいへん。
そりゃみにくるよね、この景色だもん。
さて、次はこのトンガリ子持権現山?(鎖場80m)
『またきゆう。まっこと四国は面白いぜよ!』
山行期間 | 2011.10.9~10 |
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メンバー | NGS,NKZ |
山行地域 | 四国山地 |
山行スタイル | プチ縦走 |
『ゆたか×しずか』
こんなことばがぴったりの四国の山1dayプチ縦走×2
去年に続き(①②)今年も橋を渡って出かけました。
1日目…東赤石山~西赤石山
夜中、おりちゃ(折りたたみ式自転車)をデポ。
早朝、瀬場登山口から出発。
やわらかな朝の光の中をずんずん登っていきます。
途中何回か渡渉。
こんなきれいな沢に出合ったら、もち休憩です。
いいね~いやされるね~
そのあともずんずん登って
おぉ!岩がみえてきた・・・赤いわ。
快晴の東赤石山(1706m)に到着。
景色バツグン!
360°パノラマの中、八巻山一帯の岩稜帯へ
(ちょこっとふたりのシルエットが・・・みえる?)
(左からひとつとんで八巻山、東赤石山)
前赤石山はトラバースし
物住頭をこえ、秋を愛でつつ
動物の気配に「キャー」と黄色い声出しながらも
ぶじ西赤石山(1625m)に到着。
途中、こんな模様の浮き出た岩がたくさんありました。
これなーに? (to 博士)
秋といえば!
これなーに!? (to 博士!)
いろんなところで秋をみつけながら下りていきます。
今年もみつけたこのお米のような実つきの木。
ほんとにほんとに、これなーに? (to 博士さま)
ザザッと下りると、銅山越。
ここで、標識が銅板であったことに気づく。
そうです、この辺り一帯は、別子銅山の歴史地区。
なんと1691年から約280年間で70万トンを産出したそうです。
古の人々に思いをはせながら、まいりましょう。
歓東抗
ダイアモンド水(☆☆☆)
製錬所跡
劇場跡と大階段
接待館跡
などなど。地元の方のお話をききながら・・・
(銅が含まれた石を教えてもらいました)
日浦登山口に到着。
おりちゃに乗って快適サイクリング15分でふりだしの瀬場へ。
山も、森も、水も、人も・・・ゆたかさいっぱいの一日でした。
ここから車で峠をひとつ越え、ガスに包まれた瓶ヶ森林道を慎重に進み、今日のお宿「山荘しらさ」へ。
大人なムード満点。ここもゆたかになれるねぇ。
ということで、本日の〆はこちら。
(ごきげんでぶれたようです)
明日の山は、しずかの山・筒上山。
たのしみです。
・・・2日目へ続く・・・
*おまけ*
筏津山荘では秋のきのこ祭りが開催中だったそうな。(残念!)
山行期間 | 8/13-8/15 |
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メンバー | KKD, NKN, IGC |
山行地域 | 大峰山 |
山行スタイル | 沢登り |
山行期間 | 10月7日夜発~10日 |
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メンバー | TRN、OOS、MSD |
山行地域 | 後立山 |
山行スタイル | 縦走 |
10月7日夜大阪発、体育の日の三連休を利用して後立を縦走してきました。メンバーは、TRN、OOS、MSDの三名です。
8日7時、猿倉山荘で登山届を提出し大雪渓に向けて出発しました。関西登高会のメンバーの方がお二人ボランティアで登山届の受付をされていました。親切に途中の注意点をアドバイスいただきました。大雪渓の途中でもシュルンドを回避するのにお一人、登山者に注意を促しておられました。本当に頭が下がります。
三連休中天気予報では好天気が予想され快適な山行が期待されます。以前に大失敗をした白馬主稜の取り付を改めて確認しながら大雪渓を登って行きました。
白馬山荘は、まるで要塞のような威容を誇っていました。
「強力伝」小宮正作の50貫(約200Kg)方位盤。
頂上からの白馬主稜。TRNさんと来年春の登攀を約束してしまいました。
天気は上々だったのですが、テントサイトの天狗山荘に着くころには、まるで真冬並みに冷え込んできました。
しかしこの雪が幸いしました。一週間前に調べたところでは、天狗山荘は営業しているはずであったのですが、
この日は既に営業が終わっていました。期待していた水が手に入らなくなったのです。砂交じりの雪で我慢しました。
9日朝、今日も快晴。かなり冷え込みました。昨晩は、寒さ対策に四苦八苦しました。
剱本峰と立山三山
八方尾根とはるか遠くに南アルプス、富士山、八ヶ岳
天狗の大下りを振り返る。
雷鳥さん、姿は見せませんでしたが、足跡はくっきり。
ほぼ7割消化しました。唐松から振り返って。
不帰キレットをすぎても牛首あたりは気が抜けません。
ときより12時を過ぎると雲がわき上がってきます。
五竜岳から鹿島槍
10日、今日は遠見尾根を下るだけです。
やっと紅葉らしいナナカマドを見つけました。今年の紅葉は、先週の雪でだめになったかのでしょうか?
鹿島槍と爺ヶ岳
ダテカンバとナナカマド
白馬三山がはるか彼方に。よく歩きました。
うれしいことにテレキャビンが営業運転していました。
山行の締めは、おびなたの湯で疲れを癒しました。
タクシーの運転手さんは、三連休が晴れたのは7月以来と言っていました。
本当にお天気に感謝です。
MSD
山行期間 | 2011.9.23~25 |
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メンバー | KTF,NKZ |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 縦走 |
そんな思いをかなえてくれる栂海新道。
台風15号が通り過ぎ去ったこの3連休に行ってきました。
まずは情報収集から・・・朝日小屋のHPを見ると、なんと今週末で閉めると。ほんとにラストチャンスでした。
大阪駅23:27発 急行きたぐに
この寝台列車に乗っていきます。わくわく。
駅にはまだまだたくさんの人。お勤めごくろうさまです。
車掌さんが検札の時、降車駅が近づいたら声をかけにくるといってくれました。
ほっ。
そして、台風の影響で北陸線は徐行運転するというアナウンス。
ガタガタと線路を走る音に工事かな、なんてねぼけながら電車に揺られて約7時間。
泊駅に到着。
待ってくれていたタクシーに乗って北又小屋へ。
途中、林道が崩れていて、車を下りて歩いて通ります。
この災害復旧工事のため、9月末から北又林道を全面通行止めにするとのこと。
早い小屋閉めになったのもうなずける。工事関係の方、よろしくお願いします。
では出発!
イブリ坂は急登です。でも1合目からイブリ山頂上10合目まで1合ごとに標識を立ててくれていました。
天気は・・・おやおや晴れ間も見えていたのに、曇ってきて小雨も降りだした。
夕日ヶ原から朝日平はぜったいとっても素敵なお花畑。
今日は雷鳥さんがお出迎え。草をついばんでました。
〈ちょっと白い毛がみえてるよ〉
前朝日をクルッと巻いて朝日小屋に到着。
ぶるっ。さむ。
テントであったまってたら、雪が舞っていました。
夕方、一瞬だけ雲が切れて光がまぶしい。
だけど、21時ごろ「雪が降ってる!」の声。
初雪。
テントにバシバシあたってる。
さて、明日のお天気はどうかな?
2日目:くもりのち晴れ
起きると雪は消え、満天の星空。
暗いうちに出発。
朝日岳はほんのり雪化粧。 しろいしろい。
2300mくらいまで雪がつもってました。
6:41 日の出。
吹上のコルは五輪尾根との分岐点。
ここから北へ北へ、海に向けて一直線。
この栂海新道を管理してくれているサワガニ山岳会さんの手作り標識がとってもステキです。
さて、スタスタまいりましょう!
しろい木道歩くのもったいないな。
長栂山~黒岩山~サワガニ山~犬ヶ岳。
ずーっとずっと、きれい。
〈藻が泳ぎ澄んだ水面下の世界〉
〈ふかふかみどりだらけ〉
〈朝のデザートはベリーちゃん。ごちそうさま。〉
そして、豪華2階立ての栂海山荘に到着。
〈ふりかえるとみどり色だけど、稜線からはあか色です〉
さあ、ドンドンいきましょう。
黄蓮山~菊石山~下駒山~白鳥山。
ブナの森が語りかけてくれます。
そして今日の宿泊地、白鳥小屋に到着。
小屋近くの水が出ているというので、さっそく行ってみる。
なんと極上岩清水です!
(中央左に穴が3つあいていて、そこからあふれでていました)
小屋の屋上から、能登半島に落ちる夕日をながめました。
〈日本海もみえます〉
だいぶきたなぁ。
夜中、コオロギさんが運動会してました。。。
3日目:快晴
6:44 日の出。
あそこから来たんだ・・・朝日岳を見おさめて、白鳥山を出発です。
尻高山~入道山。
だんだん暑くなってきた。
気持ちよい森の中をトントコ下ります。
あっ、海がみえた!
あせる気持ちをおさえて、トントントントントントン
川と海がまじわるところ。
海抜0m。
栂海新道最終地点・親不知。
川の水は冷たくて、海の水はあったかかった。
そしてぶるぅです。
〈親不知観光ホテル展望風呂からの絶景〉
充実感にたっぷり浸りながら、展望風呂にどっぷり浸かる。
おつかれさま。
さあ、帰ろう。
電車にコトコト揺られて。
おいしいもの食べて。
山行期間 | 2011年9月23日(夜)~25日 |
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メンバー | MMG、TRN、HND |
山行地域 | 錫杖岳前衛壁 |
山行スタイル | アルパインクライミング |
今回69期三人組の目標は、錫杖岳前衛壁。
雨のため二度延期になりましたが、ようやく三人の願いが届き、二日とも好天に恵まれました。
9月24日(土)快晴
錫杖沢出合から見た前衛壁
今回の目標ルートは、左方カンテと1ルンゼ。
入会2年の三人組で挑むのにはちょうどいい目標と、春からトレーニングに励んできました。
錫杖岩小屋にテントを張り、準備万端。
前衛壁を目の前に臨む錫杖岩小屋
すぐ脇に沢も流れ快適!
まずは左方カンテに向かいます。
が、取付きではすでに大渋滞!なんと10人もの方が順番を待っていました。
人気ルートなので覚悟はしていましたが、これ程とは…
とても待っていられないので、我々は1ルンゼに変更。
こちらは、ほぼ同着の二人パーティーが1組いるだけです。
2パーティーほぼ同時に登攀開始。
リードは1~5PがTRNさん、6P目がHND、7、8PはMMGさんです。
1P目(Ⅳ+、40m)をリードするTRNさん
支点は豊富
一部濡れて気持ち悪い所もありましたが、落ち着いて登ってくれました
2P目(Ⅴ、20m)
出だしの3mくらいが難しい
3P目(Ⅳ-、20m)の易しいスラブをフォローで登るMMGさん
4P目(Ⅲ、30m)をリードするTRNさん
ルンゼ左側の垂壁を 乗っ越したところ
どこからでも登れそうな5P目(Ⅳ+、40m)をすいすいリードするTRNさん
この辺から、ルートは明るく開けて快適になってくる
快晴で気持ち良い!!
西穂~奥穂がよく見えます
核心の6P目(Ⅴ、A1、30m)をリードするHND
人工に移る直前の写真です
7P目(Ⅳ+、30m)をリードするMMGさん
ちょっと迷子中?
左側が白い壁です
最終8P目のチムニー(Ⅳ、35m)をリードするMMGさん
濡れてて難しかった(><)
約5時間半で終了。
三人だと、やはり時間がかかります。
同時に登攀開始した二人組もすぐに到着されました。
名古屋から来られたこのお二人は今日中に下山とのことで、下降は先に譲って我々はしばらく景色を楽しみました。
下降は同ルートを4P懸垂下降し、3P目のバンドから。
テントに戻ると、お隣で地元山岳会のパーティーが宴会中でした。(おすそ分け、ありがとうございました。)
明日は一番乗りで左方カンテを狙います。ということで、少し早目の就寝。
9月25日(日)晴れ時々曇り
本日の狙いはもちろん左方カンテ。
一昨日、昨日と大渋滞だったようなので、日の出とともに登攀開始を目論む。
が、東京から来られた三人パーティーに、タッチの差で先を越されてしまう。
ところがこのパーティー、支点が整理されたことを知らず、カム類を一切持って来なかったとのこと。最初の2Pだけ登って帰られました。
HNDは昨年も登りましたが、さらに整理が進み、支点が減っていました。
その代わりに(?)、ほとんどのビレイ点が、ペツルに打ち直されていました。
カムはキャメロットの0.5~2番くらいを多用しました。
今日のリードは1~3PがMMGさん、4~6PがTRNさん、7~8PがHNDです。
1P目(Ⅲ、40m)
右寄りの岩溝から登攀開始する
左側の立ち木でプロテクションをとっていく
(50mくらい伸ばすと、左手に安定したビレイ点がありました)
2P目(Ⅳ、20m)をリードするMMGさん
クラックでプロテクションをとる
0.75~1のキャメロットが使えました
前半の核心部、3P目のフェース(Ⅴ+、20m)をリードするMMGさん
去年はハングの上部に残っていた支点も、きれいに無くなっていました(オールナチプロでA0不可)
このピッチの核心であるハング下で格闘中!
苦労しながらも、見事突破してくれました
4P目バンドを右にトラバース後チムニー(Ⅳ、40m)を登る
フォローで登るMMGさん
ザックが邪魔で狭い!
リードのTRNさんは空荷であっさり突破しましたが、フォローが苦労しました
5P目のすっきりしたフェース(Ⅴ、40m)をリードするTRNさん
もうこのグレードなら楽勝!?
下半部は残置支点あり
充実の登攀で二人も満面の笑み
気持ちいいー!
後半の核心7P目のフェースからカンテ(Ⅴ+、40m)をリードするHND
出だしは、少し松の木にお邪魔しました。(すみません。)
最終8P目フェースから草付き(Ⅳ、80m)をリードするHND
出だしのフェースにはリングボルトが1つ残っていました
少し苦労したピッチもあり、6時間もかかってしまいましたが、大きなトラブルもなく無事登攀終了。(後続パーティーがいなくて良かった。)
頑張ってトレーニングしてきたので、感慨ひとしおです。
終了点で集合写真
どうしても目をつぶってしまうTRNさんに何度目かの撮り直しの写真
下降は、注文の多い料理店側を懸垂する。
8P目のビレイ点からは3Pで下に着きました。
今回は経験の浅いメンバーだけで計画を立てたことで、たくさんのことを学ぶことができ、大きな収穫がありました。
助言をいただいた諸先輩方に感謝いたします。
来年は、注文の多い料理店!?
山行期間 | 2011.7.15~18 |
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メンバー | KKD,NKN,WKM,NKZ |
山行地域 | 大峰 |
山行スタイル | 沢登り&縦走 |
吊り橋を渡るとはじまる中ノ川。
BIGな沢遡行の始まりだ。
いきなり泳いでます。
ここは名だたる滝が目白押し。
まずは地獄滝40m。
左岸を大きく巻き登る。
地獄の次は、極楽滝35m。
右岸を、ロープを出して安全第一。
十字峡を過ぎて、沢筋が右に曲がると淵の奥に牛鬼滝2段15m。
右岸の壁を一段上り、その後斜面をトラバース。
途中の立木でピッチを切り、続く立った岩壁は、残置のトラロープを頼りに登る。
その先は長淵。素敵なプール。
でも奥に手ごわいCS滝がゴウゴウ唸ってる。
そのまま右岸を巻いていくことに。
(上からみた長淵)
しばらく行くと、モジケ小屋。
トタン屋根が新しい。
あ~癒される~
たくさんの小滝を過ぎていきまして。
今日の幕営地はツチウチ谷。
たくさん枯木があって勢いよく燃え、今度は火に癒されました。
2日目
今日も癒されます!
ほら。
ほら。
ほーら!
水と光のコラボレーション!
カメラマンの腕もうなります。(しばし撮影ターイム!)
ウキウキ進んでいくと
ドデーーーン!!!
出た!黒滝40m。
(全部入りません)
ここは、ぐるっと右岸を大きく巻いて。
次は斜滝45m
右岸から。
上部は黒ナメ八丁とよばれる黒いナメです。
いい感じで進んでいきますと、水も涸れ・・・。
最後に涸滝8mを微妙な登りで突破。
その後は、ルンゼを落石に注意しながらひたすら登っていく。
そして最後は、きもちよく笹をかき分けて稜線の登山道へ。
登山道から10分上がれば、七面山(西峰)1616m。
ガスがかかって、東峰が時折みえる感じ。
幻想的。だーれもいません。
よーし、では、まいろう。
下山は、ここからクルッと半周して、吊り橋へと向かうLong 縦走コース。
七面尾を下辻山方面へ。
途中で地図にはない林道に出くわす。
???
だけど、忠実に尾根筋を行くことに。
急がば回れ!
いえいえ、今回だけはモジケ小屋森林軌道上部までズズッと続いていたようで。。。
2時間半後に再び出合ったときは軽い目まいが・・・(林道経由なら1時間半は時間短縮だったよう・・・)
でも、あまりヒトの入っていない感じの尾根道は、でっかい(熊の?)糞があったりしてちょっとドキドキさせてくれたり、きれいな自然林が広がっていたりで、かなり癒されました。
いやほんと。
こーんなにきれいに遡行ルートも見れたし。。。
よかったんだけど、モジケ小屋に着いたころには日没。。。
道を探してウロウロしたけど、暗い夜道はご用心。
モジケ小屋の川原でビバーグすることに。
まっくらな川面をホタルがたくさん舞って、長い一日を癒してくれました。
夜、雨。
朝、小雨。ときどきやむ。
昨夜も川をのぞくと小さな魚がたくさんなぜだか寄ってきて、いろいろお話ししたんだけど、今朝もいる。
ではカエルネ。
小屋の前に橋がかかっていて、それが吊り橋への帰り道だった。
時々雨ふる中、ズンズン歩いていく。
ふと、足元にころがってる木に、なにやらピロピロフニャフニャ踊っているのがみえた。
(((キャーーーぜったいヒルーーー!!!)))
心の中で叫んで、前にいるNKNさんに報告!
モタモタしてられない!止まってられない!スピードアーップ!
ただひたすら感知されないようタタタタタタタタと進む進む。
そしてもどってきた吊り橋。
お疲れさまの声ももどかしく、さっさと足元のヒルチェックをし、車に乗り込みました。
落ち着いた場所で、総点検。
出ました出ました。。。チュル初体験のWKMさんは、流れ続ける血に驚いていました。
(しかし確実にヒルは北上してきてるね)
こうして、Big & Longな中ノ川は、沢の要素をぜーんぶ体験して、無事終了。
みなさん、おつかれさまでした。
山行期間 | 2011.8.20 |
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メンバー | HND、MMG、TRN |
山行地域 | 雪彦山 |
山行スタイル | マルチピッチ |
「降水確率は70%」でしたが、前夜に出発。
朝の4時から6時に傘マークがついていたことを考慮し、5時起床とし、起きた時の様子を見て考えることにして近くで就寝。
夜通し雨は降り続け、時折激しい雨音がしていましたが、起床してみたら、雨はあがっていました。
土砂降りならばあきらめがつくのですが、雨も降っていないし、せっかく来たのだからと取り付きまで行くこととする。
岩は濡れていましたが、本日は人工の練習なので大丈夫かなぁということで登ることとなる。
みんな、がんばりやさんです。
場所は、
「雪彦山 地蔵岳正面壁 加古川ルート]
100m Ⅳ+ A1 3p と、とあるサイトに書いてありました。
(「登山体系」にのっているらしいのですが、持っておらず確認できないのでweb情報を参照に。)
↑
取り付きでの笑顔。
取り付きに行く道も濡れているので気をつけて慎重に。
・1p 35m Ⅳ A0
ハンガーがあるのですが、距離がフリーのような間隔なので、正直、人工では遠いと感じました。
しかも雨にぬれていたのでトップも登るのに少々難儀しておりました。
・2p 35m Ⅳ+ A0
リングボルトが連打されていて、人工ルートで1p目より快適に登れました。
・3p 40m Ⅳ+ A0
1p、2pより、壁が立っているように思います。
2p終了点から、トポと見比べたのですが、数ルートあるので正直、加古川ルートなのかは不明です。
上部で右にトラバースして、フリーで少し登り、そのまま登りきって、終了なのかもしれませんが、ヌンチャクが足りずに、左に再度トラバースしたところで3p目終了。
ロープも10メートルくらいは残っていたので、ランがとれれば、もう少し上で終了できたとのこと。
8時くらいから登り始めて、12時ぐらいに頂上に到着。
そのころから雨が降り出したので、荷物をまとめて、下山となりました。
今回もやはり蛭には遭遇しました。
靴下や靴についていました。
HND:3匹、MMG:2匹、TRN:1匹。
やはり、靴下の中にズボンを入れたことと、「蛭さがりのジョニー」を振りまいたからでしょうか、血を吸われることはなかったです。
蛭がいなければ、もっと頻繁に行きたいところです。
何より近いし、ルートもたくさんあるみたいなので。
今回もいい練習となりました。
本チャンでは晴れているときだけではないと思うので、濡れているところを登るのもまた勉強になりました。
以下、今回の名言。
「思い出とトレーニングで得た経験はプライスレス!」(by 蛭ず族)
山行期間 | 2011年8月12日(夜)~8月15日 |
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メンバー | 小門、西野、本田 |
山行地域 | 北アルプス 穂高周辺 |
山行スタイル | 継続登攀 |
<コースタイム>
8月13日(晴-曇) | 帝国ホテル前6:20―登山口6:35―西穂山荘8:40~9:20―西穂独標(11峰)10:10―ピラミッドピーク(6峰)10:35―チャンピオンピーク(4峰)10:50―西穂11:10~11:50―赤石岳12:30―間ノ岳13:05~13:30―天狗岳BV14:10 |
8月14日(晴-曇) | BV4:35―コブ尾根の頭6:05~6:30―飛騨尾根取付7:30―飛騨尾根登攀―ジャンダルム(終了点)9:40~10:45―奥穂11:40―白出しのコル12:20~12:40―涸沢岳13:00―北穂BV14:55 |
8月15日(曇時々晴) | BV5:10―ドームの頭5:30―ドーム中央稜取付6:25~6:45―ドーム中央稜登攀―終了点9:55―北穂TS10:45~11:00―涸沢小屋12:10~12:30―横尾14:10~14:25―徳沢15:10―上高地バスターミナル16:35 |
山行期間 | 2011/08/11~15 |
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メンバー | CL KTY、SL MSD、OOS、OKD、ARK |
山行地域 | 槍ヶ岳 |
山行スタイル | 縦走 |
記念すべき70期生対象の夏合宿の報告です。
8月11日大阪を夜半出発、あかんだな駐車場から1番バスで6時前には上高地に到着。
今回は、水俣乗越から北鎌沢に取り付きました。いつも通りのブヨの大群にまとわり付かれながら好天気に助けられて順調に登れました。
ただ、以前に比べて浮石が多かったように思うのですが、これも積雪のせいで毎年変わるのでしょうか?
北鎌ももはやメジャールート仲間入りなって以前見かけなかった山ガール、山ボーイのいでたちのお兄さんお姉さんが見受けられました。
おじさんが、ちょっと苦言を呈しますと生半可な知識での危険な行為が見受けられました。命のかかった行為ですので、きっちりとしたリーダーに指導してもらいたいものです。
* 穂高周辺の山小屋(もはや山小屋とは言えないかも?)みんな立派になっていました。
* 水俣乗越入り口、ここからは地図にはないルートです。でもこんなりっぱな道標がありました。
* 北鎌沢出合。
* 北鎌沢出合のテンバです。
* 北鎌沢のコルに到着(やはりブヨはいました)
* 独標と前穂北尾根
* 独標のアップ
* 槍はもうすぐです
* ロープなしで登りました
* いよいよ最後の登りです。
* これが全員です。
* 翌朝(日の出前)、南岳から涸沢の途中不思議な(ロケットの軌跡のような)ものを見ました。
* 北穂のテラスで大休憩。
* 涸沢の風景です。
* 屏風岩、絶対登ってやるぞ!!
* お疲れ様でした。
山行期間 | 2011年8月7日 |
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メンバー | KKD,WKM,NKZ |
山行地域 | 大峰 |
山行スタイル | 沢泳ぎ |
「ウオッ」
旭川林道終点まで行くつもりが、釈迦ヶ岳登山口との分岐に『7月31日より300m先崩落のため林道通行止め』の看板が。
まぁいってみようとダート道を進んだ。
ほんとだ。大きく崩れ岩がゴロゴロ落ちているうえに道もえぐれている。
あまごステッカーの貼られた車の隣に停めて準備を始めたら、KKDさんが声を出したのだ。
「ウオッ」と。
それはそれは大きい、KKDさんが今まで見た中で一番大きいというのがチョコンとついていた。ズボンに。
体長5cmはある。口をのばしたら。
そう、それはジャイアントヒルであった。
「えーっ?キャー!!(チェックチェックチェック)」
なんでこんなとこに!
30分歩いて沢に下りる。
打ち合わせ通り、下りたらすぐにチェック!
ふぇ~~~いませんように~と願いつつ、めくっていく。
「おったー」「おったおった」「あ~おる~~~」
ひとりに2~3ヒルついていました。。。
でももう安心。ここは沢中。
ここまでヒルも追ってはこまい。
今日の課題は泳ぎ。
しかし冷たーい。
腰までつかりながら、念のためロープを出して進んでいきます。
最初は「あっ、さかなが泳いでる」なんて余裕っぽく泳いでたのですが、沢幅が狭くなったところは水流がキツイ。
横泳ぎから平泳ぎから最後はクロールまで試みたけど、まったくダメ。おんなじとこを泳いでる。
両岸の岩を手掛かりにしようにも、つるつるでペタペタするばっかり。
だいぶがんばったが、体も冷えてきて、出る声もビブラートがかかってきた。
残念ながら戻ることにする。
あーしかし押し戻され流されている時の心地よさよ。
ガスを出してあったかい飲み物を飲むことにした。
気を取り直して、長瀞を今度は写真でアタックすることに。
2人のカメラマンが三脚を立て出した。
お日さまも時々日差しをなげかけ、沢水の緑が深まる。
穏やかな時間だ。自然からエネルギーをいただているなと感じる。
ひょこっと人が現れた。ちょっとびっくり。
滋賀県の二人組。
どうするかな?と思ったら、やっぱり泳ぎはあきらめて、なんと左岸を高巻いていった。
私達は、右岸の林道に登って戻り、先のアーチ岩をみにいくことに。
もちろんヒルちゃんに注意しつつ。
(でも日が差したため道も乾いていて被害なし!)
林道終点から沢に下りて中ノ川出合の吊り橋を過ぎるとアーチ岩。
お気に入りの写真は撮れましたか?
あっという間に時は過ぎ、そろそろ帰りましょう。
林道下の壁にはイワタバコが満開。
かわいいピンクの花です。
さあ、車まで早足早足!
おかげさまで被害少なし。
旭ダムの施設のアスファルト敷きの大きい駐車場に移動して最終チェック。
よーしよーしと緊張が解けた頃、首筋におやっ?(プチッ)
「あ”あ”-----」
ジャイアントじゃなかったけど、コヒルが。。。
2日たった今も赤くはれて丸い口の痕がカユイです。
宇無ノ川 長瀞に 押し戻されて 流されて
・・・今度は人工で突破するぞ。(ヒルちゃんのいない時にね)
山行期間 | 2011年7月23日~24日 |
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メンバー | HND、MMG、TRN |
山行地域 | 御在所岳 籐内前尾根 |
69期同期3人で錫杖左方カンテに行くためのトレーニングとして、御在所岳前尾根に行く。
天気予報は「晴れ」。降水確率は「0%か10%」くらいのはずでしたが、車に乗っての移動段階で雨が…。
「なぜか」でもありませんが、みんなで「判断あやまったかなぁ。明日、天気いけるかなぁ。」なんて言いながら向かう。
翌朝。天気「曇り」です。暑すぎると大変なので、ある意味、岩日和。
前尾根に向かって、3人でてこてこ歩いて向かいます。湿度が高くて、「むしっ」とします。
先日の台風で「四の渡り」の橋が流されたようで、板きれ一枚になっていたり、先々週に来た時よりも少し荒れたように思います。
籐内小屋でちょこっと休んで、わんこをみて、前尾根へ。
前尾根はいつでも大人気なので、今日も先行パーティー2パーティー3組いてはりました。
先行パーティーさんがいかはるまで、しばし待って、とりつき開始。
今日のトップ予定は、「やぐら」はリーダーが、それ以外のピッチはMMGとTRN。
あとだとへばりそうなので、元気なうちにトップをと思い挙手。
というわけで、下部はTRN。
P7 いつものごとく、独り言を言いながら登り始める。
P6 チムニーを登ろうといろいろ試したが、どう登っていいのやらわからず、リッジルートに舞い戻る。
たぶんP5 (籐内沢側ルート上部かな?)
先行パーティーの人が「こっちがおもしろいよ。」と言ってくれたほうに行く。
とんがったところに立って、向かいの壁によっと乗り移る。
「怖い、怖い。」と言いながらも、飛びつけました。
「う~ん」
↓
「よっと」
↓
「やった!」
登ったら爽快です!!
上部でMMGさんと交代。
マルチピッチデビュー。
さくさくっとのぼってはります。
ナチプロの練習を一所懸命にしていて、あっちにナッツ、こっちにカムとかけてくれてました。
若干怪しいかけ方のナッツがあったので、大爆笑してしましました。(すみません 😎 )
P2 「やぐら」
69期エースのHNDさんが、これまたサクッとナチプロをかけながら登らはりました。
さすがです。
去年2人パーティーで4時間、今回はほぼ3人で6時間かかりました。
やはり、3人だと、2人より時間がかかります。
ただ、トップが登っている間、フォローの二人が、結構ゆっくりおしゃべりができるという利点?がありました。(前尾根だからできるのかもしれませんが)
またその翌日。
「一の壁」
朝一番でとりつきに向かいトップ空身、セカンドはザックをしょって登る。
それぞれがⅣ~Ⅴのルートをリードして、下山。
今回は、3人で登る雰囲気がつかめたことが収穫だったかと思います。
それぞれがリード、支点づくり、フォローの確保等々、必要なことをしっかり練習できました。
リーダー曰く「手応えを感じた」とのこと。
私はもっと練習せんなと心新たに。
↑
ちっちゃくおまけ。
3人で登るとこんなことが。
ロープ、大混乱。
山行期間 | 2011.7.16~2011.7.18 |
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メンバー | NSN IWG KKD HND KSM |
山行地域 | 小川山 |
山行スタイル | フリークライミング |
小川山1日目 屋根岩2峰 セレクション 6P 5.8 ★★
小川山1発目は6pあるセレクションから。2パーティに分かれスタート。1P2P目はスラブ、花崗岩のおかげかフリクションがよくきく。3P目チムニーあり、4P目クラックありと楽しめる。木登りしてしまえばクラックをさけても上れるがNSNさんここはきっちりクラックをリード。5P はトラバースぎみに、最終6P目をクリアーすると屋根岩2峰の山頂へ。屋根岩3峰4峰を見渡せる景色はサイコー。この後NSN KSMは2峰の中腹あたりにあるトラバースルートのジェットストリーム へ。出だしが核心だがその後も全神経足先に集中させ、高度感あるスリルを味わいながらなんとか終了点へ。これっぽっちの余裕もなく残念ながらPHOTOなし。
山行期間 | 2011年7月17日~18日 |
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メンバー | CL.MSD,OOS |
山行地域 | 剱岳 |
山行スタイル | 岩登り |
何年ぶりかのCフェース、やはり剱はすばらしいかったです。
2日しかなかったので、この歳ではかなりきつい山行になりました。長次郎谷二股から取り付きまでOOSさんに遅れること45分、歳には勝てません。でも、岩に取り付いたらアルパイン初経験のOOSさんには負けません。すべてリードさせていただきました。OOSさんにとって初アルパインがCフェースとは一生の思い出になったのではないでしょうか。無事登れてよかったよかった。
MSD
ミクリガ池
雷鳥沢
平蔵谷
長次郎谷
ⅠⅡ間ルンゼ
六峰A、B、C、Dフェース
56のコルのラコステ?
1ピッチ目
KTYチームとお別れ
3ピッチ目
4ピッチ目
終了点に咲くイワカガミ
56のコルへは、最後は懸垂下降にて
源次郎尾根の末端に咲くニッコウキスゲ
剱沢に咲くチングルマ
地獄めぐり