山行期間 | 2012年6月9日(夜)から6月10日 |
---|---|
メンバー | KTY、TRN、OSM |
山行地域 | 大峰山系 |
山行スタイル | 沢登り |
夏合宿に沢登りを計画しているため、そのトレーニングで神童子谷に行ってきました。久しぶりの沢だったので、緊張しましたけど、楽しかったです。しかし、水がめっちゃ冷たかったです。
林道の終わりから橋を渡って入渓点を探したのですが、その辺りに泊っていた人に、橋を渡らずにその右横から沢に下りて行くと教えていただきました。次に行く時は注意。
5時過ぎにトガ瀬辺りで入渓。いきなり、まさかの泳ぎ。心臓が止まるかと思うぐらい水が冷たく、なかなか水から上がることができなかったのですが、TRNさんが上がれるポイントを発見。心臓発作を起こすことなく、全員脱出。
へっついさん。KKDさんから腰まで水があると聞いていたのですが、前日の雨の影響か「また泳がなあかんのとちゃうか?」と思うぐらい水がありました。
赤鍋滝。左岸のスラブから登りましたが、これが怖かった。右の写真の左下から真ん中まで伸びているクラックに指を入れて登ったのですが、しっかり掴めないのと足場が良くなかったので滑り落ちそうでした。
続く2mの滝2つは水の量があまりにも多かったため左岸から巻きました。
全身ずぶ濡れで震えが止まらなかったです。
釜滝、左が犬取谷から右がノウナシ谷からの水。ここで休憩。結構魚がいました。ちょっと時間がかかりましたが、右岸から巻きました。写真左が下から、真ん中が巻きの途中から、右が上から撮ったもの。
一ノ滝。左岸から巻き。
二ノ滝。これも左岸から巻き。
犬取滝。右岸から巻き。
4mの滝。記録では右岸のルンゼに入って巻くと書いていたのですが、左岸から巻きました。どちらでも行けます。
裏見の滝。これは支流です。
ジョレンの滝。ちょっと見えにくいですけど2段になっています。右岸から巻き。
二股を左の沢、次の二股を右に行くと稲村小屋です。素晴らしい原生林です。
帰りはクロモジ尾根を下山。ちょっと歩きにくい尾根ですね。
今回、高巻きは本当に怖いと思いました。ルートファインディングと落ちないように歩く技術を経験によって身に付けること、安全を確保するためのロープワークの重要性、合宿に向けていいトレーニングになりました。
行動記録
5:00入渓(トガ瀬辺り)→5:35へっついさん→5:50赤鍋滝→7:30釜滝→9:30一ノ滝→9:37二ノ滝→10:00犬取滝→11:15ジョレンの滝→12:20稲村小屋→14:15クロモジ尾根登山口
山行期間 | 2012年6月3日日曜日 |
---|---|
山行地域 | 岩湧山 |
山行スタイル | E.P.E.10周年集中登山 |
2012年6月3日日曜日晴
岩湧山にて泉州山岳会姉妹クラブE.P.E.創立10周年の記念行事の一環として、集中登山が実施されました。
総勢84名、岩湧山の頂上は、E.P.E.のメンバーで埋め尽くされました。わが現役チームも負けてはならじとぜんざいの接待をさせていただきました。
昨年の泉州山岳会の70周年に引き続き、E.P.E.が早くも10週年を迎えられたということは、泉州山岳会の底力を見させていただいた思いです。
*まずは、味見。
* 全部で7パーティー、全パーティーが表彰されました。
* あまりの人数なので、「おもち」が間に合いませんでした。お待たせしてすみません。
山行期間 | 2012年5月19日 |
---|---|
メンバー | KSM、OKD、ARK、OSM |
山行地域 | 姫路 |
山行スタイル | フリークライミング |
70期のメンバー4人で姫路にフリークライミングに行ってきました。4人がそろって山行に行くのは卒業山行以来初めてだと思うのですが、楽しく行ってきました。
準備中
70期No.1のクライマーKSMさん
クライミングになると燃えてくるARK君
ケガから復活中のOKDさん
みんなで記念撮影
また、予定が合えばどっか行きましょう。
山行期間 | 2012年5月1日(夜)から5月4日 |
---|---|
メンバー | KTY、ARK、OSM |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | アルパイン |
春合宿にKTYさんチームで源次郎尾根から剱岳を目指して行ってきました。今回は天候に恵まれなかったことと雪の状態が良くなかったことでⅠ峰にすら到達できずに帰ってきました。残念な結果に終わりましたが、天候や雪の状態の判断、土嚢袋を使った懸垂下降など経験の少ないARK君とOSMにとってはいい経験になりました。
5/2 黒部ダム出発
ダムを下降したあたりです。雨がぱらついていたのでカッパを着ましたが、気温が高く汗を掻くぐらいでした。
景色を楽しみなが行きました。
写真でははっきりしませんが、この日一番緊張したところです。浮石と枯れ木が多く、一つ一つ確認しながら登りました。
丸山の東壁
内蔵助平に到着。
ハシゴ谷乗越。右が登っているところ。
ハシゴ谷乗越から真砂沢への下り。
長次郎谷、ここで泊り。ツェルトを張るころから雨風が強くなる。明日、どうなるだろう?
5/3 3時に起床。昨夜10時に天気図を書いたときに今日は無理だと思いましたが、雨風が強くKTYさんの判断で明るくなるまで様子を見ることにしました。5時ぐらいに明るくなり始めましたが、まだ行動は無理と判断をしたので、9時の天気図を書くことにしました。天気図の結果から今日は停滞としました。
11時ぐらいから天気の回復が見られ、濡れたシェラフを干すことができました。
雪崩発生。この場所では2回見ました。その他、雪のブロックが落ちるのも何度か見ました。
平蔵谷から源次郎の取り付き。写真で見ると行けそうに見えますが、雪がガサッと落ちそうな気がしてちょっと無理かなと思いました。
結局、平蔵谷からはあきらめて、長次郎谷から取り付くことにしました。我々以外にも2パーティいたのですが、彼らも同じところから取り付きました。
5/4 4時起床。天気はいまいちですが、よくなることを期待して行くことにしました。
2500m地点まで上がりました。我々の技術ではここを突破できないとKTYさんが判断をして、下山することにしました。後続の2パーティも引き返してきました。
しょうがないですね。
この後、スノーバーを使って支点の作り方、土嚢袋を使って懸垂下降の練習をしました(写真は違いますが)。
剱沢から室堂に戻り、電車で大阪に戻りました。今回、トレーニングはやれる範囲ではやったつもりなので、残念な結果に終わりました。いつかリベンジに行かねば。
山行期間 | 2012年4月28日~4月30日 |
---|---|
メンバー | OUE、IGC、MNM、TRN、KSM、HND |
山行地域 | 鳳来 |
山行スタイル | スポートクライミング |
GW初めの三連休は、愛知県の鳳来に行ってきました。
OUEさんとMNMさんは28日から、IGCさん、TRNさん、KSMさん、HNDは1日遅れて29日からの参加となりました。
今回我々が向かうのは、人気の鬼岩。
中でも、主にメインウォールでの登攀となりました。
傾斜は90°~110°程度で、前傾壁に慣れていない私は、手痛い洗礼を受けました。
ビレイ点から見上げる。
見事な前傾壁です。
鬼岩入門(5.11a)に挑むHND。
が、あえなくテンション。
留年(5.11d)をトライ中のOUEさん。
ムーブが美しい。
それぞれ、思い思いのルートに取り組みました。
今回のクライミングで、それぞれ課題を見つけたようです。
忘れないうちに、また挑戦したいですね。
山行期間 | 2012年5月3日~6日 |
---|---|
メンバー | NGS、ARN、KNS、KDR、MNO、WKM、TRN |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 縦走 |
お天気が不安定な中、「土砂降りなら向こうで温泉に行こか。」といいながら大阪を出発。
朝になったら、雨は降っているが土砂降りではないので春合宿が始まった。
1日目 中房温泉~大天井 <雨のち曇り>
登るにつれて雪が出てきます。
お天気も次第に回復し、進みました。
燕山荘から稜線歩きになると、雪がついておらずまるで夏道のようになります。
少し春合宿の雰囲気がない道が続きました。
大天井に向けて最後の急登を終えて無事に冬期小屋に到着。
小屋どまりで快適にぐっすり眠って、睡眠不足を解消。
2日目も雪のない道が続く。
途中、がれがれの道を下るところがあった。
ぐらぐらした石柱に残置の真新しいスリンゲがあり、懸垂下降したと思われたが、危うそうだということで、そのまま、慎重に下ることになる。
やはり、歩くと石が落ちてきて、危なかったが、全員無事に降りることができた。
3日目 西岳~槍岳山荘<晴れ/曇り>
やっと春山に来たという気分を味わえる。
白くかすんで槍の穂先は見えないが、目の前に、進む方角に槍があるというだけで心が高ぶる中出発。
白く続く東鎌尾根が美しい。
前半は風もなく順調に進むが、高度があがったのと、お天気が下り傾向にあったためか行動前半は風が出てくる。
一歩一歩踏みしめながら、前進する。
左には槍沢が、右には北鎌尾根が見える。
みんなも槍を目にしてなんとなく楽しそうである。
途中にある梯子は全部見えていたため、ロープを使うことはなかった。
北鎌尾根
槍ヶ岳
夕方から、雷鳴が聞こえる。
4日目 槍岳山荘~上高地<曇り/雨>
槍ヶ岳にアタックする予定だったが出発時刻直前になって、再び雷鳴が鳴り響く。
しばらく待ってみたがおさまらず、風もあり、視界も白いため、下山することとなる。
槍沢を下り始めたら、風もやみ、視界も広がる。
途中から雨が降り出し、再び雷鳴が鳴り響く。
無事に上高地に到着。
バスと電車を乗り継いて、駐車場までたどり着き、車に乗って帰阪。
<行動記録>
1日目 6:00中房温泉~17:40大天井
2日目 7:00大天井~13:40西岳
3日目 6:00西岳~13:40槍岳山荘
4日目 5:30槍岳山荘~11:55上高地
今回はヨーロッパのトレーニングでもあり、長時間歩くということが目的であった。
予定では北穂高まで行く予定であったが、槍ヶ岳までとなった。
ルートは夏道のようなところから岩登り、そして雪稜とさまざまであった。
風のある時とない時、両方を体験できたため、風の有り無しがいかに歩きに影響するのかを身をもって体験できた。
山行期間 | 2012年04月28日(夜)~5月2日 |
---|---|
メンバー | CL小門、前本 |
山行地域 | 剱岳源次郎尾根/Ⅵ峰Aフェース |
山行スタイル | アルパインクライミング |
06:30扇沢を出発
トロリーバスにて
黒部ダムへ
黒部ダムより大タテガビン目指し、黒部川を下る。
雪が腐り、一般ルートであるが、嫌らしい。
スタンスを崩すと黒部川に落ちてしまう。
内蔵助谷の出合いより内蔵助平を目指す。
途中、左手に黒部の巨人こと丸山東壁がそそり立つ。
内蔵助平にてひとときの休息。
ハシゴ谷乗越までもう少し。
ハシゴ谷乗越からは一目散に剱沢へ下降。
剱沢は閑古鳥が鳴いていました。
曇天模様の中、長次郎谷出合よりいざ、出陣!
気温は決して低くないが、雪質も安定していた為、ルンゼから取り付く。
傾斜がキツイ。
約2時間半の雪壁登り。
滑落は致命的。
ルンゼを過ぎるとⅠ峰まで雪壁とハイマツ登りが続く。
途中、一ヶ所でザイルを出す。
Ⅰ峰にてようやく剱が姿を現す。
明日、登攀のⅥ峰フェース群にはビルのような雪が・・・
Ⅰ峰下りも気が抜けない。この頃より雪もちらついてくる。
Ⅱ峰の顕著なリッジではバランスを崩さないよう。
Ⅱ峰の懸垂ポイントには強固な支点があった。
B.V適地はこのコルだけだろう。
安定した支点で懸垂も安心。
剱までは2時間程度、雪壁が続く。
振り返れば、源次郎尾根に我々のトレースが・・・
剱岳山頂。祠は雪の中でした。
次に狙うは後立山だ。
ピークを踏んで安心していると
懸垂地点が現れる。
長次郎のコルに着く頃には青空が見え始め
明日の好天を信じ、日本海に夕日が沈む頃、長次郎のコルにてB.V
願いが通じたのか、絶好の登攀日和。
昨夜は放射冷却だった為、クラスト状態の雪面を快適に下降する。
源次郎尾根Ⅰ峰Ⅱ峰も朝日に照らされ
真っ青な空の下、熊の岩経由で
長次郎谷をトラバース
快晴無風の中、Ⅵ峰Aフェースに取り付く。
取り付きからの眺めも最高だ。
がしかし、2時間程、悪戦苦闘するが、一抹の不安を覚え、2ピンだけ触って敗退。
内蔵助谷のルートも一部、嫌らしい箇所があった為、ルートを変更し、雪訓しながら、雷鳥沢を目指す。
長次郎谷のデブリも美しい。
源次郎尾根のルンゼでは表層雪崩が発生していた。
夏山のような陽気の中、別山乗越を目指す。
この気温では剱沢の登りもキツイ。
別山乗越に着く頃にはガスが湧き始め、急いで雷鳥沢のテント村に下降した。
雨が降る中、室堂を目指す。途中、雷鳥夫婦がお見送りをしてくれ
トロリーバス、ロープウェイ、ケーブルカーと乗り継ぎ、無事に扇沢に下山した。
(小門 記)
4/29 | 扇沢(6:30)→黒部ダム(8:00)→内蔵助谷出合(9:35)→内蔵助平(13:15)→ハシゴ谷乗越(14:50)→長次郎谷出合B.V(17:10) |
4/30 | 長次郎谷出合(4:45)→ルンゼ上部(7:55)→Ⅰ峰(10:45)→Ⅱ峰(12:40)→剱岳(15:00)→長次郎のコルB.V(16:05) |
5/ 1 | 長次郎のコル(4:45)→Ⅵ峰Aフェース取付(6:30)→敗退→長次郎谷出合(11:55)→剱沢キャンプ場(13:40)→雷鳥沢キャンプ場B.V(16:00) |
5/ 2 | 雷鳥沢キャンプ場(5:45)→室堂(6:45)→扇沢(9:30) |
山行期間 | 4月27日発~30日 |
---|---|
メンバー | HSM,KWI,KDO,KUD,MTU,IND,MSD |
山行地域 | 剣岳 |
山行スタイル | アタック |
4月27日夜発~30日、71期生対象の春合宿として、HSMさんとわたしのリーダーで剣岳本峰を目指して長次郎谷をつめました。
想定どおり今年は雪が多く長次郎のコルは雪がびっしり張り付いていて、結局左俣へは取り付けずコルから引き返しました。
合宿としてピークは踏めませんでしたが、Mチーム新人として剣の壮大さには触れることが出来たのではないかと思っています。
* 天気は申し分なし。7時50分、室堂ターミナルを出発。
* 11時、剣御前からやっと本峰が見えました。
* 一気に剣沢を下ります。
* 12時剣沢キャンプ場到着。すぐにテント設営。
* すこし雪訓もしました。
* 翌朝4時出発。今日もいい天気。クランポンがよく効いて快調?に下る。
* デブリの長次郎谷を行く。
* 源次郎尾根Ⅱ峰
* もうすぐコルです。
* コルに近づくにつれて傾斜が急になってきました。
* 残念ながらここまで。これ以上は無理と断念しました。
* 翌朝4時半テン場を出発。心配した天気ももってくれました。雷鳥沢を一望。
* みくりが池で、雷鳥が見送ってくれました。
新人の皆さんは、日頃のトレーニングが、いかに大切かと言うことを痛感されたのではないでしょうか?
山は甘くはありません。山を楽しむためには準備が必要です。
長年諸先輩が培ってきた泉州山岳会の伝統は、これからも引き継いでいかないといけません。
MSD
山行期間 | 2012年4月21日22日 |
---|---|
メンバー | NKN,TRN,MSD |
山行地域 | 白馬岳 |
山行スタイル | 雪稜 |
4月21日~22日、白馬主稜に行ってきました。
1時間二股にて仮眠後、
二股・4時半出発→猿倉・6時→1800位・9時40分→2237たぶん4峰・12時過ぎ→最終ピッチ手前・17時→BV
翌日
4時半・出発→6時・頂上→猿倉・9時半→二股・11時
という行動記録です。翌日天気が悪い予報でしたので21日中に抜けたかったのですが、ロープの必要な最終ピッチに大きな雪庇が立ちはだかり翌日に延ばさざるを得ませんでした。
この時期、おそらくトレースがあると高をくくっていたのですが、期待に反してノートレース。後続もかなり遅れて四人組と二人組のパーティーのみ。自分達でトレースするしかありませんでした。
永遠とナイフリッジを初トレースしていくのは、今回メンバーの二人を含めてわたしにも初めての経験でした。そして、この緊張感は、如何にこれまで前のトレースがありがたかったかということを実感させられました。
雪稜の雪は、本当に千差万別であらゆる表情を見せつけられます。それをこなしていくのが雪稜の醍醐味と言われるのでしょうが、わたしはともかくこの場を脱出したい一念で進んでいったように思います。楽しむ余裕など微塵もありませんでした。
特に一番いやらしいのが岩場に貼りついた中が空洞の雪。表面の堅い雪を崩しながら真っすぐ上に進むか、横にトラバースして進むか、どちらも足場の雪がぐずぐずなので、堅い雪の上にしても横にしても思い切って出るその瞬間の緊張感がなんともいえません。岩場のようにプロテクションがしっかりしていれば問題ないのですが、ほとんどの場合ノービレー。雪とはいえども、ダブルアックスとスクリュー(雪に効くスクリューなんてないか)がほしかったです。
ともかくメンバーの二人は、よく頑張ってくれました。普通ならロープを出したいところが多々あったのですが、ロープを出したのは最終ピッチと途中一か所だけでした。それを我慢してよくトップもこなしてくれました。本当にありがとうございました。
そして、あの最終の雪庇をくぐり抜けた時の達成感、安ど感は何物にも代えがたいものでした。<MSD>
* 4時半、二股出発
* 6時、猿倉到着
* 8時、白馬尻。カモシカがお出迎え(分かりますか?)
* おそらく1800メートルあたり
* 主稜線。この日雪はまだ汚れていませんでしたが、帰るころには黄砂で茶色になっていました。
* このあたりまで雪崩に警戒
* 11時半、いよいよ本番です。
* ナイフリッジも出てきました。
* シュルントも出てきました。ここはロープを出しました。
* たぶんⅣ峰
* このようなナイフリッジが永遠と続きます。
* 白馬岳頂上は、はるか彼方。
* でもこれだけ登ってきました。
* TNRさんに後光が射しています。
* 本当に天気が良くてよかった。
* 17時。今日の行動はここまで。明日はこの雪庇に挑戦します。
* 翌朝4時半出発。ビレー点が分からず、一旦取り付いてまたクライムダウンしました。
* 後少し。感激の瞬間です。
* これで、本当に最後の登りです。5時50分。
* 二人とも満面の笑み。
* 二人と固い握手。ありがとうございました。
* 方向盤にもタッチ
* 大雪渓の下り。天気は下り坂です。
* 11時二股まで帰ってきました。本当にご苦労様でした。
* トラックです。
山行期間 | 24年4月8日 |
---|---|
メンバー | NKN、WKM、TRN、会員外FJN、MSD |
山行地域 | 頚城山系北面台地・焼山 |
山行スタイル | 山スキー |
4月6日夜発で、頚城山系北面台地・焼山に山スキーに行ってきました。
あいにく7日土曜日の天候は、雪。仕方なくシャルマン火打スキー場に転戦。幸運にも「関西からのお客さんリフト券半額」のラッキーに恵まれました。ゲレンデはほとんど圧雪はしていなくて山スキーのいい練習になりました。
翌8日は、風は強いものの晴天。4時過ぎに出発。今年はやはり雪が多く、笹倉温泉から出た道路ですでに2メートル位。先行(男性1名)のトレースを使わせていただいて順調に進むことが出来ました。アマナ平、賽ノ河原も順調に進み最後のダテカンバを過ぎたあたりからクラストしだしクランポンに履き替える。1850あたりの西にトラバースするところで再度スキーに履き替える。そのままスキーでクラストしたところを直登するがこれが失敗。もたもたしているうちに時間が過ぎタイムオーバー。残念ながらここまで。約2200メートルぐらいまでは到達していました。先行の男性がその時滑降してきましたが、転倒。板の片方が落ちてきましたが、うまく受け止めて事なきをえました、そして、本人もストックのグリップに付けたピックで滑落をまぬがれたようでした。ここは絶対転倒出来ないところだと早く判断して、クランポンに履き替えていればもしかしたら登頂出来ていたかも知れません。
頂上への未練を断ち切って早滑降に転じる。この先行の男性のお陰で、楽しい楽しい滑降は心配なく滑降することが出来ました。一生のうちに一度あるかないかの広い広いバーンを滑るこの快感。これは、言葉では伝えることは出来ません。滑ってみるしかないでしょう・・・・・。
5時半、へろへろになった足は重たくなった雪を制御できなくて、何度か転倒しながらも笹倉温泉に無事帰ってくることが出来ました。
*4時22分笹倉温泉を出発
*朝日に輝く高松山
*まだ焼山は見えません
*ヤマナ平。
*やっと焼山が見えました
*少しづつ近づいてきます
*このあたりで2000メートル。トレースはすぐに埋まります。
*ここまで。次はいつ来られるでしょうか?
*この斜面を滑ります
*いよいよ滑降です
*TRNさんからドロップダウン
*WKMさんも
*たぶんNKNさん
*まだまだ滑れます
*大満足
*トラバース中。よく考えて滑らないと後が大変です。
*我々のシュプールです
*5時13分やっと取り付まで帰ってきました
* トラックです
山行期間 | 2012年4月7日から4月8日 |
---|---|
メンバー | KTY、ARK、OSM |
山行地域 | 八ヶ岳 |
山行スタイル | 縦走と雪上トレーニング |
春合宿のKTYさんチームで八ヶ岳に行ってきました。八ヶ岳は寒いと聞いていたのですが、とにかく寒かったというのと、直前に日本中を襲った暴風のためかトレースがなく想像していたよりはかなり厳しい山行でした。
4/7 朝大阪を出て、13時に美濃戸口を出発しました。今回は30リットルのザックに荷物をまとめたので、軽いというのが印象でした。15時半行者小屋に到着。
ツェルト設営。
寒い、眠れない。22時ぐらいに時計で気温を見てみると-28℃。2時に起床、今度は測定できない。軽量化のためにシェラフを小さいのを持って行きましたが、2時起床で良かったです。
4/8
3時半に出発。歩き始めると、寒さは感じなくなりましたが、5時半ぐらいにやっと気温の上昇と私の体温によってデジカメが正常に機能するようになりました。
赤岳山頂近くから撮れた富士山。
赤岳からはロープで3人がつながって、ロープを持っての歩く練習。
赤岳。
地蔵の頭を越えた辺りから、ロープを持って登るのは危険と判断し、登りに集中することにした。
どうもトラバースをしているような踏み跡がありましたが、雪崩を恐れてやめました。
ここを下ってきました。
富士山。
硫黄岳への稜線。
横岳で記念撮影。左が富士山をバックで、右が赤岳をバック。
左が御嶽山、右が冬合宿に行った中央アルプス。
硫黄岳山頂。赤岳と阿弥陀岳が映っています。
樹林帯に入っても天気が良かったのできれいでした。
最後に撮れた赤岳。
美濃戸口に着いたのが14時でした。かなりきつかったですが、合宿前のいいトレーニングになりました。これで合宿に不安なく行けるかな...
山行期間 | 3/9夜発~3/10 |
---|---|
メンバー | NKN,KDR,TRN,FJN(会員外)、MSD |
山行地域 | 猿ヶ馬場山 |
山行スタイル | 山スキー |
3月9日夜発10日、猿ヶ馬場に山スキーに行ってきました。
出発前から小雨が降っていやな予感。少し登ると小雪に変わり予感は杞憂に終わり、樹氷がすばらしい。数日前の雨で新雪10センチの下は、凍っていました。クトーを付けトップのFJNさんがガンガン登るので、後の急登トレースを着いて行くのが大変。
5時間ちょっとで頂上に着きました。一ヶ月ほど前の厳冬期の猛ラッセル時に早川さんは5時間で登られていますので、やはり早川さんは超人です。今回もこの早川さんのルートをトレースさせていただいたのですが、帰雲山のルートよりかなり早く登れますし、帰りの滑りも楽しめました。
当日天候は不安があったのですが、かえって前半小雪、後半曇りでおかげで雪も腐らず久しぶりの山スキー、素晴らしい滑りを楽しむことが出来ました。
* 出発
*この付近から宮谷をはなれる
*樹氷がきれい
*TRNさんも元気
*もうすぐ頂上1327付近
*頂上で証拠写真
*ここからおいしい斜面を滑ります
*楽しい滑りは写真では、表せません
*上機嫌のKDRさん
*最後の谷の前の最後の休憩
*お土産屋さんの前で装備を片付けました
* トラックです
山行期間 | 2011/12/31-2012/01/02 |
---|---|
メンバー | 西野、小門、本田 |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 縦走、雪稜 |
意外と薄い屏風岩のカモシカ尾根。次は冬壁を狙いたいものです。
とても冬とは思えない快晴無風状態、こんな日は槍をバックにビバークでしょうか。
昼前より天候悪化の予報。この日は勝負の日、早朝より行動。ご来光を背に受け思わず立ち止る。
横尾のコル。信大パーティのテン場跡にて休憩。天候の悪化は予想より早くやってきた。
稜線上は時折強風が襲ってくる。隣では、渡渉に耐え寒さに耐えた北鎌クライマーが登頂の喜びを噛みしめていた。
【コースタイム】
12月31日(快晴) | 釜トンネル7:00―上高地8:20~8:40―徳沢10:15~10:40―横尾11:35~12:00―3のガリー取付12:45~13:00―横尾々根14:00~14:30―BV15:15 |
1月1日(曇-吹雪) | BV4:30―横尾の歯6:00―天狗のコル7:10~7:30―稜線8:30~8:45―槍岳山荘11:35~12:00―槍ヶ岳山頂12:30―槍岳山荘13:00~13:15―槍平小屋16:00 |
2月2日(雪) | BV6:00―新穂9:30 |
山行期間 | 2012年2月17日(夜)から19日 |
---|---|
メンバー | KNS、ARK、OSM |
山行地域 | 大峰山系 |
山行スタイル | 雪山 |
70期の時にお世話になったKNSさんに無理を言って稲村ヶ岳から山上ヶ岳に連れて行っていただきました。トレースがなく、トラバースの連続だったので、KNSさんがいなければ、途中で引き返していたと思います。危険なところでのロープの使い方、通過方法、ルートファインディングの重要性など、ARK、OSMにとってはいい経験になる山行でした。
18日。母公堂での準備。予想していたよりも雪と風はなさそうです。
稲村ヶ岳まで、こんなトラバースの連続です。
稲村小屋に到着。ここに荷物をデポして、アタック装備で稲村ヶ岳へ出発。
稲村ヶ岳への最大の難所。ネットで引き返したと書いているのは、たぶんここでしょうね。
KNSさんがルートを確認している時にちょっとした雪崩が起きた(かなりビビりました)ので、ロープを使用することにしました。帰りは使わなかったです。
何とか稲村ヶ岳山頂に到着。
稲村小屋に戻ってきました。結局、我々以外にだれも来なかったです。
夕食のトマト鍋。
山上ヶ岳までは稜線歩きで、下山はトレースがあるはずなので、明日は今日よりは大したことないよと確認をして就寝。しかし、まさかの展開に。
19日。天気は快晴で、風もなし。
大日山と稲村ヶ岳。このあたりまでは順調。
トラバースを避けて尾根を歩くようにしていましたが、危険なところに来てしまったので、トラバースできそうなところに下りることにしました。今回の山行で最も怖いと思ったところです。下から見ると登れそうな気がしましたが、下りは怖いです。
緊張の連続ですが、天気がいいと気分がいいです。
こんなトラバースの連続。
山上ヶ岳が見えて来て、やっと危険地帯を突破。
レンゲ峠に到着。ここまで4時間かかりました。ほんまに疲れました。
でっかいツリーを発見。
山上ヶ岳に到着。やっと出会った人に写真をお願い。ここからはトレースがありそう。
確か吊り下げられる有名なところだと思います。
大峰大橋に到着。めっちゃ疲れましたが、いい経験になりました。KNSさん有難うございました。
山行期間 | 2012年1月21~22日 |
---|---|
メンバー | NSN,KKD,HND,ARK,EMR,MTU,OSM,NKZ |
山行地域 | 大山・元谷周辺 |
山行スタイル | 遭難対策訓練 |
雪山での遭難対策訓練は、昨年の春合宿で行ったのと2度目(OSMは)で、回数を重ねるごとに知識が付いてきていると感じました。また、先輩方もいろいろと議論をしながら進めていたため、それぞれの山行に合った形に進化してきていると思いました。自分自身や一緒に登る仲間の安全を高めるためにも、今後もできるだけ参加していきたいです。
1日目
仮眠をとっていた場所で若干のトラブルがありましたが、バスの待合室でCLのNSNさんから2日間の全体的な説明があり出発しました。
神社でちょっと休憩。
NSNさんからこのような地形は雪崩が起きるかもしれないと考えて行動するように注意を受ける。
場合によっては1人1人ずつ行動する、あるいは間隔を開けて行動する。
6人用テントを設置。8人いるけど2人はどうなるの?
シート搬送。
ザックを置いていますが、この後MTUさんに寝てもらっています。銀マットを折りたたんでいるのは頭を置くためです。
カラビナにシュリンゲを巻きつけています。細い方がやりやすいです。
ハーネスにシュリンゲを付けています。
頭が左、足が右のようになっています。
全体的にはこうなっています。
木を使ってのビレイ。
何もないときはこうやってビレイ。
スタンディングアックスビレイ
スノーバーとデッドマン
スノーボラート。木の枝を刺しています。
ビーコンによる探索とゾンデ棒。
使い方をマスターした後、NSNさんとKKDさんが50m以上離れたところにビーコンを埋めて、笛の合図とともに捜索。
その間、雪合戦。
ピー。アッという間に発見。
1mスコップで掘り下げる。
人数がいる場合は掘り下げる人とシートの準備をする人と役割分担をすることを話し合う。
弱層テスト。スコップ1‐2分の四角柱を作る。
下の方に割れ目があります。各自作ったのですが、皆さん同じところの層が割れました。
われたところの雪質はこんな感じ。
ビバーク訓練。
ブルーシートを敷いて、ゾンデ棒を置いて、ツェルトをかけています。誰が寝るのかなぁ~。
結局、HNDさんとEMRさんが寝ました。
HNDさんはシェラフカバーのみにチャレンジしたそうで、ほとんど寝れなかったそうです。
1日目の訓練は終了。晩飯はKKDさんが用意してくれたキムチ鍋。うまかった。
お疲れさんでした。 (by OSM)
2日目
今日は、まず元谷避難小屋から別山への尾根を上がっていきます。
天気は薄曇りと思っていたら晴れてきた。
ふとみると、キジがトコトコ歩いてて。
その横で、まずは弱層テスト。
あまりの展望にどんどこラッセル!景色がひろがるところまで上がる。
日本海も風力発電もみーんな見えます。
もちろん大山の稜線もぐるっと。そこに山向こうから日が差し込んできてすばらしい景色でした。
ほれぼれと山をながめてひと息ついたら、訓練開始!
実践的雪崩対応。
声をかけあい、確認しながら真剣に取り組みました。
『やることでわかること、身につくこと』
充実した訓練を終え、下山するころには雪が降りだしました。
大神山神社奥宮では再度心をこめて大己貴神(おおなむちのかみ:大国主神のお若い時のお名前)に祈願しました。
そして・・・反省会は日本海の幸とともに。
今年も安全登山!
(by NKZ)