山行期間 | 2011.12.27~29 |
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メンバー | TKH,NKZ |
山行地域 | ネパール・シャンジャ州 |
山行スタイル | 訪問 |
TKHさんは海外青年協力隊としてネパールに向けて出発した。
なぜネパールか。
そこに山が、ヒマールがあるから。
赴任して半年。どうしているかと訪ねました。
クリスマスイブ・・・サンタは今頃どこに?な~んて思いながらに関空を出発。
その日の午後には首都カトマンズに到着。
ひときわ目立つスカイブルーのヤッケ。それがTKHさんでした。
ナマステ~。サンツァイ?(元気?)
目が輝いてる。いや全身が輝いてる!
今回の訪問の目的はふたつ。
赴任先訪問と、アンナプルナトレッキング。
まずは、赴任先・シャンジャ州パンチャムル村へ。
カトマンズからポカラへバスで移動。(7時間)
ポカラはあったかい!標高900mで緯度が低いためポカポカだ。
でもかなたにはドンとアンナプルナ山群が白くそびえ輝いてる。
8,000m峰があんなところに・・・驚きの近さだ。
(ホテルの屋上から望む峰々)
翌早朝、村へ向かって出発。
まずはノーダラへバスで1時間。そこでバスを乗り換え、谷向こうのセティドバまで15分。
さあここから歩き。
今回は荷物どっちゃり。ボッカ並みの重量を担ぎあげます。
のどかな農村風景に深呼吸しながら、集落を過ぎ、山裾をあがっていきます。
途中の茶屋でチャイを1杯。
(足元に注目!YMU式です)
オォッ!ヒマールがみえてきた!
でもまだまだ。さらに高度を上げ、ジャングルを通りすぎ(ジャングルにはトラがいるとか?)、
やーっと1900mの峠。ここまで3時間。上る上る。
ここからはゆるやかに下っていく。
「あそこが村です」
途中、村のはずれの幼稚園ぽいところでご挨拶。
「ナマステ~」
集落にはいり
ヤギや水牛のえさとなる草木をとってきたおばあさんにもご挨拶。
「ナマステ・・・」
(い、いったい何kgかついでるんですか!?)
そして1時間ほどでパンチャムル村にある赴任先の病院に到着。
レンガ造りの建物です。
目の前には建設中の新しい病院と、奥には学校が。明日訪問する予定です。
裏庭で病院のスタッフとさっそく切り紙&折り紙教室。
さすがドクターお上手です。
さて、明日もうまくいくかな?
翌朝。
山の斜面の上にあるお寺にお参りにいく。
そこから稜線まで出て
ヒマールに朝のご挨拶。
「ナマステ!(今日も輝いてますね!)」
下って、水牛さんにもご挨拶。
「ナマステ~~」
TKHさんが作ってくれた朝食。ダルバート。
いただっきまーす!
「ミト!(おいしい!)」
では学校へ行きましょう。
みんなと一緒に切り紙です。
こちらの学校には芸術教科がないので、みんな興味津々。
切った紙がハートの形になって、みんな思わず声をそろえて 「HEART・・・・・! 」
一所懸命作ってくれました。
紙ヒコーキも作って、運動場で一斉に飛ばしました。
「エク(1)、ドゥイ(2)、ティン(3)!」
みんな楽しんでくれたようです。
今度は折り紙したいな。
女の子4人が病院まで訪ねてきてくれました。
じゃ、一緒にしようか。なんだか楽しい女の子の空間。
いろいろ工夫して作ってました。
夕方からは隣村シルバリへ。
ところどころに水場があります。
水場の近くに家が数軒集まっているといったところでしょうか。
枝葉を運ぶ姉弟。家族の一員として働く。
お邪魔したお宅では、水牛の乳でダヒ(ヨーグルトに似た発酵乳)とギー(バターオイル)を作ってくれました。
翌朝、水牛の乳を搾るおじさん。
隣の家では石臼で粉を挽いてました。
ござの上で勉強する兄弟。
急な山肌に段々畑を作り自給自足の生活をする。
生きる根っこのところを感じたパンチャムル村訪問でした。