山行期間 | 2011.7.15~18 |
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メンバー | KKD,NKN,WKM,NKZ |
山行地域 | 大峰 |
山行スタイル | 沢登り&縦走 |
吊り橋を渡るとはじまる中ノ川。
BIGな沢遡行の始まりだ。
いきなり泳いでます。
ここは名だたる滝が目白押し。
まずは地獄滝40m。
左岸を大きく巻き登る。
地獄の次は、極楽滝35m。
右岸を、ロープを出して安全第一。
十字峡を過ぎて、沢筋が右に曲がると淵の奥に牛鬼滝2段15m。
右岸の壁を一段上り、その後斜面をトラバース。
途中の立木でピッチを切り、続く立った岩壁は、残置のトラロープを頼りに登る。
その先は長淵。素敵なプール。
でも奥に手ごわいCS滝がゴウゴウ唸ってる。
そのまま右岸を巻いていくことに。
(上からみた長淵)
しばらく行くと、モジケ小屋。
トタン屋根が新しい。
あ~癒される~
たくさんの小滝を過ぎていきまして。
今日の幕営地はツチウチ谷。
たくさん枯木があって勢いよく燃え、今度は火に癒されました。
2日目
今日も癒されます!
ほら。
ほら。
ほーら!
水と光のコラボレーション!
カメラマンの腕もうなります。(しばし撮影ターイム!)
ウキウキ進んでいくと
ドデーーーン!!!
出た!黒滝40m。
(全部入りません)
ここは、ぐるっと右岸を大きく巻いて。
次は斜滝45m
右岸から。
上部は黒ナメ八丁とよばれる黒いナメです。
いい感じで進んでいきますと、水も涸れ・・・。
最後に涸滝8mを微妙な登りで突破。
その後は、ルンゼを落石に注意しながらひたすら登っていく。
そして最後は、きもちよく笹をかき分けて稜線の登山道へ。
登山道から10分上がれば、七面山(西峰)1616m。
ガスがかかって、東峰が時折みえる感じ。
幻想的。だーれもいません。
よーし、では、まいろう。
下山は、ここからクルッと半周して、吊り橋へと向かうLong 縦走コース。
七面尾を下辻山方面へ。
途中で地図にはない林道に出くわす。
???
だけど、忠実に尾根筋を行くことに。
急がば回れ!
いえいえ、今回だけはモジケ小屋森林軌道上部までズズッと続いていたようで。。。
2時間半後に再び出合ったときは軽い目まいが・・・(林道経由なら1時間半は時間短縮だったよう・・・)
でも、あまりヒトの入っていない感じの尾根道は、でっかい(熊の?)糞があったりしてちょっとドキドキさせてくれたり、きれいな自然林が広がっていたりで、かなり癒されました。
いやほんと。
こーんなにきれいに遡行ルートも見れたし。。。
よかったんだけど、モジケ小屋に着いたころには日没。。。
道を探してウロウロしたけど、暗い夜道はご用心。
モジケ小屋の川原でビバーグすることに。
まっくらな川面をホタルがたくさん舞って、長い一日を癒してくれました。
夜、雨。
朝、小雨。ときどきやむ。
昨夜も川をのぞくと小さな魚がたくさんなぜだか寄ってきて、いろいろお話ししたんだけど、今朝もいる。
ではカエルネ。
小屋の前に橋がかかっていて、それが吊り橋への帰り道だった。
時々雨ふる中、ズンズン歩いていく。
ふと、足元にころがってる木に、なにやらピロピロフニャフニャ踊っているのがみえた。
(((キャーーーぜったいヒルーーー!!!)))
心の中で叫んで、前にいるNKNさんに報告!
モタモタしてられない!止まってられない!スピードアーップ!
ただひたすら感知されないようタタタタタタタタと進む進む。
そしてもどってきた吊り橋。
お疲れさまの声ももどかしく、さっさと足元のヒルチェックをし、車に乗り込みました。
落ち着いた場所で、総点検。
出ました出ました。。。チュル初体験のWKMさんは、流れ続ける血に驚いていました。
(しかし確実にヒルは北上してきてるね)
こうして、Big & Longな中ノ川は、沢の要素をぜーんぶ体験して、無事終了。
みなさん、おつかれさまでした。