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大山冬季遭難救助訓練12/01/25

山行期間 2012年1月21~22日
メンバー NSN,KKD,HND,ARK,EMR,MTU,OSM,NKZ
山行地域 大山・元谷周辺
山行スタイル 遭難対策訓練

  雪山での遭難対策訓練は、昨年の春合宿で行ったのと2度目(OSMは)で、回数を重ねるごとに知識が付いてきていると感じました。また、先輩方もいろいろと議論をしながら進めていたため、それぞれの山行に合った形に進化してきていると思いました。自分自身や一緒に登る仲間の安全を高めるためにも、今後もできるだけ参加していきたいです。

1日目

仮眠をとっていた場所で若干のトラブルがありましたが、バスの待合室でCLのNSNさんから2日間の全体的な説明があり出発しました。

神社でちょっと休憩。

NSNさんからこのような地形は雪崩が起きるかもしれないと考えて行動するように注意を受ける。

場合によっては1人1人ずつ行動する、あるいは間隔を開けて行動する。

 

6人用テントを設置。8人いるけど2人はどうなるの?

シート搬送。

ザックを置いていますが、この後MTUさんに寝てもらっています。銀マットを折りたたんでいるのは頭を置くためです。

カラビナにシュリンゲを巻きつけています。細い方がやりやすいです。

ハーネスにシュリンゲを付けています。

頭が左、足が右のようになっています。

 

全体的にはこうなっています。

木を使ってのビレイ。

 

何もないときはこうやってビレイ。

スタンディングアックスビレイ

 

スノーバーとデッドマン

 

スノーボラート。木の枝を刺しています。

 

ビーコンによる探索とゾンデ棒。

使い方をマスターした後、NSNさんとKKDさんが50m以上離れたところにビーコンを埋めて、笛の合図とともに捜索。

その間、雪合戦。

 

ピー。アッという間に発見。

1mスコップで掘り下げる。

人数がいる場合は掘り下げる人とシートの準備をする人と役割分担をすることを話し合う。

弱層テスト。スコップ1‐2分の四角柱を作る。

 

下の方に割れ目があります。各自作ったのですが、皆さん同じところの層が割れました。

われたところの雪質はこんな感じ。

ビバーク訓練。

ブルーシートを敷いて、ゾンデ棒を置いて、ツェルトをかけています。誰が寝るのかなぁ~。

 

結局、HNDさんとEMRさんが寝ました。

HNDさんはシェラフカバーのみにチャレンジしたそうで、ほとんど寝れなかったそうです。

1日目の訓練は終了。晩飯はKKDさんが用意してくれたキムチ鍋。うまかった。

お疲れさんでした。                                                                (by  OSM)

2日目

今日は、まず元谷避難小屋から別山への尾根を上がっていきます。

天気は薄曇りと思っていたら晴れてきた。

ふとみると、キジがトコトコ歩いてて。

 (どこいくの?)     

その横で、まずは弱層テスト。

 (せっせとほります)

あまりの展望にどんどこラッセル!景色がひろがるところまで上がる。

日本海も風力発電もみーんな見えます。

もちろん大山の稜線もぐるっと。そこに山向こうから日が差し込んできてすばらしい景色でした。

ほれぼれと山をながめてひと息ついたら、訓練開始!

実践的雪崩対応。

 ①発生地点へ

 ②捜索

 ③掘出し

 ④応急処置

 ⑤搬送

声をかけあい、確認しながら真剣に取り組みました。

『やることでわかること、身につくこと』

充実した訓練を終え、下山するころには雪が降りだしました。

大神山神社奥宮では再度心をこめて大己貴神(おおなむちのかみ:大国主神のお若い時のお名前)に祈願しました。

そして・・・反省会は日本海の幸とともに。

今年も安全登山!                                              

                                                                                                (by  NKZ)