立合川遡行
8/13~8/15
メンバー:KKD(CL), NKN(SL), IGC
立合川は大峰奥駆道の中央部笠捨山に端を発し、南に流れて北山川にいたる大峰屈指の秀渓です。
(吉岡章氏著の『関西起点沢登りルート』によれば)入渓地から数えて合計8つのゴルジュ帯を持ち、あるときは厳しいゴルジュ。あるときは癒しの大空間とさまざまな渓相を楽しませてくれます。
圧巻は35mの大滝。どれだけの力が働けばこうなるのか、滝が岸壁を穿ち巨大洞窟を形成しています。
立合川はまた、古くから林業や炭焼きなど人と深く関わりを持ってきた川です。
遡行途中では炭焼き小屋跡、林業小屋跡、木馬道跡をそこかしこで見ることができます。
苔むした石垣を見ると、「ここで昔の杣人は夜の帳が下りてから川岸で仲間と酒盛りでもしたやろな、そこに腹を空かせた修験者がやってきて講釈を垂れて・・・」と古の山人の生活に思いを馳せるのも立合川の楽しみの一つです。
立合川橋を降りる 入渓地点の梯子
- 入渓して直ぐの“ふじんぼ滝”