山行期間 | 2013年2月8日(晩)~2013年2月11日 |
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メンバー | MSD、MEM、WKM、EMR、IND |
山行地域 | 北アルプス 後立山連峰 |
山行スタイル | 雪山登山 |
正月休みに予定していた白馬岳山行が天候不良の為一旦延期となり、今回2月の3連休を利用して再チャレンジとなりました。
2/9
朝6時頃に栂池スキー場に到着、仮眠も無しで出発。
この日は冬型の気圧配置にしては異常な程な好天、まるで春山の様な陽気です。
ゴンドラ乗り場。
ゴンドラを降りるとすぐにワカン、スノーシューを装着。
しばらくは圧雪された林道を快調に進みます。
ここからも白く染まった綺麗な峰々を楽しみながら…。
しかし少し歩くと圧雪された道は無くなり、有るのは獣の足跡のみ…。
ビジターセンターに到着。
ここからは本格的なラッセルの開始。
でも思ったより積雪量は少なく、山スキーのトレースも有りましたが、時間に余裕が有りそうなのでトレーニングを兼ねてトレースの無い処を交代でラッセルしながら進みます。
天狗原直下の急坂を登り切りました。
少し休憩。
ここまで来るとBC予定地の天狗原はもうすぐです。
そして出発後4時間半程で到着、すぐに幕営。
寝る迄に時間があったのでメンバーの方と話をしたり撮影を楽しんだり、下界から解放された自由時間を楽しみました。
2/10
午前1時起床。
昨日とはうって変わって吹雪の中、白馬岳山頂を目指す事になりました。
ヘッドライトの光とコンパスの指針だけを頼りに暗闇の中を進みます。
稜線に出ると当然風も強く、視界も数メートルと悪コンディションな為一旦休憩。
ツエルトを張り暖かい飲み物を喉に入れました。
この直前に自分自身少しアクシデントがあったので、この一時で落ち着く事が出来ました。
やはり気持ちにゆとりを持つ事が凄く大事であると実感しました。
そしてCLの判断でここから下山する事に。残念ですが仕方無いですね。
乗鞍岳山頂付近。
登りの時に所々立てておいた標布を探しながら歩きますが中々見つかりません…。
少し迷いましたが無事テントまで戻って来ました。
2/11
午前4時起床。
この日は更に天気が荒れており、強い吹雪の中テントを撤収しました。
そして腰まで浸かりながら交代でラッセルをし…。
無事ゴンドラ駅まで戻って来ました。
今回は白馬岳山頂には程遠かったですが、悪天候の中のルートファイティングやラッセルなどいい経験になったと思います。
そして皆さん大変お疲れ様でした。
(IND)
山行期間 | 2013年2月8日(夜)~2月10日 |
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メンバー | TRN、OSM |
山行地域 | 南アルプス |
山行スタイル | ピークハント |
Bチームの時の冬合宿で甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳の両方に登れなかったのでリベンジに行ってきました。2月に計画したため、トレースがないと厳しいだろうなと思っていましたが、人気があるコースなのか結構人がいました。黒戸尾根は景色はきれいですけど、「なが~い」ですね。
神社の橋を渡ったところから凍っているので、早いめにアイゼンを付けたほうが無難かと思います。このルートの一番のポイントは梯子ですね。私達はロープを使わなかったのですが、どのように凍っているかによっては必要かと思います。ルートは尾根がはっきりしているし、いたるところに目印が付いているので、迷うことはないと思います。
刃渡り。危ないと感じる所はなかったです。
刃渡りから見えた八ヶ岳と富士山。
五合目小屋あたりの祠。でも小屋はなかったです。大きいテントを持って行く場合はこのあたりで張るか、七丈小屋まで行かないと適当な場所はないです。
七丈小屋に向かう橋。このあたりにテントを張りました。
2/10
富士山と八ヶ岳。
いよいよ頂上に近づきました。
頂上から富士山、鳳凰三山?、仙丈ケ岳、八ヶ岳。
お疲れさんです。
来年は仙丈ケ岳にいこ。鋸岳にも行きたいですね。
行動記録
2/9 7:10竹宇駒ケ岳神社→9:40笹ノ平→13:20五合目小屋→14:30テント設置
2/10 6:30出発→6:50七丈小屋→7:55八合目御来迎場→9:30頂上→11:25テン場→12:30五合目小屋→16:00駐車場
山行期間 | 2013年1月11日(夜)~1月13日 |
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メンバー | TRN、OSM |
山行地域 | 中央アルプス |
山行スタイル | ピークハント |
ちょっとアップが遅れましたが、中央アルプスの越百山に行ってきました。年末に行かれた方に、ラッセルがかなり厳しいのと小屋付近のルートがわかりにくいので注意した方がいいとアドバイスをいただきましたが、トレースがばっちりあったので、何とか頂上にはたどり着きました。しかし、目印があまり確認できないのと小屋付近まで上がると直登せずに巻いて行くので、ここを間違えて直登すると結構厳しいかと思いました。
福栃橋。ここが越百山と南駒ケ岳の分岐。ここでサングラスを車に忘れたのに気付き、取りに帰りました。1時間以上のロス。
南駒ケ岳。左のちょっとコブになっているところに、冬合宿ではツェルトを張りました。
避難小屋の前にテントを張りました。
1/13アタック装備で頂上に向けて出発。
越百山。
御嶽山。
頂上に到着。風が強かった。
真中が甲斐駒ケ岳、左が鋸岳、右が仙丈ケ岳。
富士山。
仙涯嶺と南駒ケ岳方面。ここの縦走にもいつか行ってみよ。
2日間とも天気に恵まれたので良かったです。14日は荒れたようなので、この日を含めてなくて良かった。
行動記録
1/12 6:30今朝沢橋駐車場→8:20福栃橋→9:30下のコル→13:30避難小屋
1/13 7:10出発→8:40頂上→9:30小屋→12:40福栃橋→13:25駐車場
山行期間 | 2013年2月9~10日 |
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メンバー | HSM、HND |
山行地域 | 南アルプス 戸台川流域 |
山行スタイル | アイスクライミング |
HNDは今シーズン2回目のアイスになりました。
平坦な戸台川のアプローチ。
雪が少なく、氷の状態が心配になる。
少し水が滴っていましたが、何とか登ることができそうです。
先行パーティーにも励まされ、HSMさんのリードでF1を登攀開始しました。
F1、F2をリードのHSMさん。
傾斜は無く短いが、やはり登り始めは緊張します。
全長約35mの発達したヴァーティカルアイス。
快晴で暖かい。
氷が適度に緩み、登りやすかったので安心して登れました。
今回は上部は登らず、時間までF3でトレーニングをしました。
今日の好天で、氷がどんどん解けてしまっていました。
戸台はそろそろシーズンの終わりでしょうか?
山行期間 | 2013年1月18日(晩)~2013年1月20日 |
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メンバー | HND、EMR、SGY、MNO、TGA、IND |
山行地域 | 大山 |
山行スタイル | 冬山遭難対策訓練 |
毎年恒例となった冬山遭難対策訓練が大山の麓で行われ、冬山が大好きなMチーム一年目のINDは興味深々で参加して来ました。
1/19(1日目)
麓の駐車場をいざ出発。
大山寺を過ぎてからは、トレースは有るものの膝上ラッセルになり、交代で先頭を歩きます。
元谷避難小屋に到着、少し休憩して早速訓練開始。
① 弱層テスト。
〈その1〉ハンドテスト
まず直径30㎝・高さ70㎝程の円柱を作ります。
そして上部に手をかざし、軽く手首を振ると…。
表面から15㎝位の処に弱層があり、綺麗に崩れました。
〈その2〉シャベルテスト
今度はシャベルの面積より少し大きい角柱を作ります、そしてシャベルを上にかざし、手で軽く叩くと…。
写真では解り難いですが、シャベルからはみ出した雪が弱層のある処で崩れます。
個人的には少し判断が難しい感じがしました。
② ビーコン探索訓練。
埋没者が発生した場合、ビーコンを「サーチモード」にし、表示している矢印と距離に従って探します。
位置が断定出来たら、プロ―ブを差し込み、埋没者を探し…。
手ごたえがあればその場所を掘り起こします。
ここで少し休憩、午後からは③搬送訓練。
まず手持ちのテントもしくはツエルトを敷きます。(今回は訓練の為ブルーシートを使用しています)
その上にザック、銀マットを敷き…。
搬送者を寝かせます。
そしてカナビナとロープで固定して完成。
明日は実際にこの状態で搬送をしてみます。
③ 確保技術。
まずは「スタンデイングアックスビレイ」
支点を「谷足側」にするか「山足側」にする議論になりましたが、(写真は谷足)その時の状況で使い分けるのが良い様です。
次に「スノーバー」「デッドマン」と呼ばれる物を使用して支点作り。
どうもスノーバーは柔らかい雪では効きにくい様です…。
④ 雪胴堀り。
写真は斜面や大木を利用した「半雪洞」と呼ばれる物ですが、一時的な休憩には十分風をしのげるで使えると思います。
そして小屋に戻りHNDさんが用意してくれたキムチ鍋を囲み1日目が終了。
1/20(2日目)
訓練2日目は雪崩に巻き込まれた事を想定し、埋没者の掘り起こし~搬送を行いました。
小屋から稜線までを少し登りますが途中ではラッセルの練習を兼ねて雪壁状の処を登ります、これが中々大変でした…。
そして昨日予習したビーコン探索訓練を行いながら、埋没者を掘り起こします。
埋没者を掘り起こした時に、すぐに体温保護を行う必要があるので、あらかじめツエルトを用意しています、その隣では別の人間が同時に搬送の準備をしています。
人数がいる場合はこの様に手分けをしながら作業を行います。
続いて搬送に移りますが、今日はこの原稿を投稿しているINDが搬送者の体験をしてみました。
昨日の要領で搬送準備を行い…。
体温保護の為、ダウンジャケットを身にまとい、更にビニール水筒に湯を入れ「湯たんぽ」代わりにしています。
搬送準備が完了すると周りの立木でビレイをとりながら移動させますが、引っ張る側はかなり体力が要る様です。
実際に搬送された感想ですが…。
・十分な体温保護対策が必要である。
搬送開始後すぐに足が冷たくなって来ました(当然保温材入りのレザーブーツを履いています)、そして15分位で上半身に寒さを感じる様になりました。
・周りが見えない為に不安を感じる。
当然ながらシートに巻かれている為、外部の状況が解らず結構不安になります、この場合は搬送している者とされる者とが定期的に会話を交わす事で(意識があればですが)多少の安心感が得られると思います。
・ブッシュの上などを通過するときに身体が痛い。
これは出来るだけその様な場所を避けて通るしか仕方ないでしょうか…。
以上の訓練を行い、充実した2日間が終了しました。
皆さんお疲れ様でした。
今後もこの様な訓練には積極的に参加したいと思います。
(IND)
山行期間 | 2012年12月31日(月)夜~01月05日(土) |
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メンバー | CL小門、中野、有永、角田 |
山行地域 | 剱岳早月尾根 |
山行スタイル | 雪稜登攀 |
12/31 | 南海三国ヶ丘駅集合 離阪(/18:00) |
01/01 | 伊折(/08:50)→馬場島(12:30/13:00)→松尾平B.V(15:05/) |
01/02 | 松尾平(/05:30)→1,350m付近(07:00/07:15)→1,600m付近(09:00/09:15)
→1,800m付近(12:00/12:15)→1,920m付近B.V(13:15/)→雪洞作業(13:15/14:45)
|
01/03 | 沈殿 |
01/04 | 1,920m付近(/07:45)→1,700m付近(10:40/11:00)→1,300m付近(13:30/13:50)→松尾平B.V(16:20/) |
01/05 | 松尾平(/06:30)→馬場島(09:30/10:20)→伊折(13:00/) |
山行期間 | 2012.12.29~2013.1.4 |
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メンバー | TKH,TKM,ART,NKZ |
山行地域 | ネパール・シャンジャ州 |
山行スタイル | 訪問 |
ヒマールの峰々だけでなく、ネパールの人々とのふれあいでも癒されあったかくなったこの旅。
旅の後半は、TKHさんのアマ(母)TKMさん&ARTさんと合流してふたたびパンチャムル村を訪れました。
*1日目*カトマンズ⇒ポカラ
初めての飛行機でのポカラ行き。
小型プロペラ機は右側座席を確保。カトマンズの街がすぐに小さくなる。
すると、待ってました!ヒマール!!
30分の贅沢フライトで、ポカラ着。
タラップを降りるとこの景色! 気持ちいい〜〜。
ホテルからも夕暮れに彩られたマチャプチャレ(6993m)がみえました。
*2日目*ポカラ散策
フェワ湖対岸の丘の上に立つ日本妙法寺(1113m)へ。
ポカラは標高約800mなので、ちょうどいい半日ハイキングでした。
登山口まではタクシーで行ったのですが、帰りはフェワ湖側に下りてボートに乗ってユーラユラ。
ちょうど新年を祝うフェスティバル中で、広場には移動遊園地もやってきて、町は大盛り上り。
コンサートも行われていたようで、夜中まで大音響が続いていました。
*3日目*ポカラ⇒セティドバ→パンチャムル
朝、大きなザックを村を通るバスに託しました。ピックアップは7時間後!
私たちは、景色を楽しみながらトレッキングです。
農村部に入ると、人々の暮らしが見えます。
〈燃料の薪を運ぶ女性(30kgは優に超えていますね)〉 〈家畜の飼料となる枝草を運ぶ少年〉
〈藁で屋根ふきの作業中〉 〈水牛の乳搾り〉
豊かさについて考えさせられました。
半日かけて無事パンチャムル村(約1900m)に到着。
グルンさん宅でおいしいダルバートをいただき、かまどを囲んで歌い踊り・・・楽しい夜はすぐに更けていきました。
*4日目*パンチャムル→シルバリ
学校がお休みということで、近所の子供たちをお寺に集めてもらって交流させてもらいました。
まずはTKHさんの歯磨き指導。
そして、私はまず歌を。ネパール語で『幸せなら手をたたこう!』
トレッキング中に教えてもらって覚えたのですが、これでグッと距離が近づいた感じでした。
次は色鉛筆でお絵かき。
子どもはもちろんのこと、お母さん達も一生懸命描いてくれました。
最後はストロー飛行機作り。キャーキャーいって飛ばしていました。
楽しんでもらえたようで、うれしかったです。私もたくさん笑顔をいただきました。
終わったあと、このお寺で初詣もさせてもらいました。こんなところでお参りさせてもらえるなんて。いいこと絶対ある!
そして、グルンさん宅のジャッキー先導で、1時間ほど離れたシルバリにあるティナさん宅へ移動。
去年訪れた学校と建設中の病院。
ティナさん宅でもおいしいダルバートをいただき、そのあとなんと『あやとり』で盛り上がりました。
近所の人たちも集まってとても賑やかで楽しい時間を過ごしました。
*5日目*シルバリ⇒ポカラ
朝7時のバスに乗るべく5時半に起床。もう火をおこしてくれていました。
ご挨拶してとことこバス道まで降りていきます。
あっという間だったなぁ・・・感慨深くバス乗車。
乗ればそんなこと言ってられない。
強烈にガタガタゴトゴットンと揺さぶられ、人や荷物がドンドコ乗ってきて、急坂をグイグイ下っていきます。タクマシイ!
ポカラに戻って、湖に浮かぶバラヒ寺院へ。ボートに乗ってお参りに行ってきました。
今年も良い年でありますように。
翌日、バスでカトマンズへ。そして翌々日、帰国の途に。 〈カトマンズ・ボダナート〉
『ありがとう。元気でねー。』
何度も手を振って、TKHさんと、ネパールと、神々の座とお別れしました。
ヒマールとともに暮らすネパールの人々。
砂埃にまみれた服は洗濯したら綺麗に流れ落ちたけど、心にひっついたあったかい思いはポッポッと今も灯り続けています。
また会いに行きたいな。そして、がんばれTKHさん。
山行期間 | 2012.12.23~28 |
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メンバー | TKH,KDR,NKZ |
山行地域 | ネパール・ランタン谷 |
山行スタイル | トレッキング |
白く輝くヒマールの峰々・・・
バンコクからカトマンズに向かう飛行機から、「またやってきました」とご挨拶して旅は始まりました。
*1日目(12月23日)*カトマンズ→シャブルベシ⇒バンブー
カトマンズ(1330m)から車で6時間。
ランタン谷トレッキングのスタート地点シャブルベシ(1460m)に到着。
ここからランタン・コーラ(川)に沿って歩いていきます。
おっと、この後ろ姿はTKHさん!
より一層鍛えられた流暢なネパール語で今回も現地密着ふれあいトレッキングです。
ところどころに架けられている吊り橋を渡って奥へ奥へ。
ヒマールがみえてきましたよ。
今日はここバンブー(1970m)に泊まります。
薪ストーブがあったかい。
*2日目(12月24日)*バンブー⇒タンシャップ
朝、チャ(ミルクティー)を1杯飲んで出発。
森の中を進みます。
珍しい?そってる吊り橋。
ポツンとあった茶店で朝食。
お父さん手作りのカマドでチベタンブレッドを焼いてもらいました。
ラマホテル(2340m)を過ぎると、ランタンⅡ(6561m)とランタン・リルン(7234m)が!
高度があがったので、ヤクが放牧されてます。
チェックポストを通過して、今夜はタンシャップ(3200m)でお泊り。
*3日目(12月25日)*タンシャップ⇒キャンジン・ゴンパ
朝一番搾りたてヤクミルクをいただいて今日もビスターリトレッキング。
この道はチベットとの交易路だったので、住んでいる人たちもチベット系です。
こちらは水車式マニ車。
ランタン(3500m)から谷は大きく開けて、日が差すのも早くなります。
あったかーい。
でも水はご覧のとおり。凍ってる。。。
おおっ!奥に輝く峰が!
ガンチェンポ (6387m)。ヒマラヤ襞が美しい。
だんだん近くなって、キャんジン・ゴンパ(3800m)に到着。
左手にはドーンとこの景色!
高度は富士山頂と同じくらい。あったかくして寝ましょ。
*4日目(12月26日)*キャンジン・リ往復
何はともあれ今日も快晴。
さあ、あの丘目指してLet’s go!
九十九折の道を登って、まずは4350mのタルチョはためくポイントへ。
ちょっと一息。
そして尾根筋を登りきったあそこがキャンジン・リ(4550m)!
到着!
ことばはいらない。
パノラマヒマールワールド!(北西方向から時計回り)
〈ガンチェンポ (6387m)〉
〈ちょっと重ねて見てください〉
しっかり瞼に焼き付けて、そろそろ降りてまいりましょう。
先頭はロッジで知り合い同行してもらったネパール人ガイドDダイと愛知のKKRさん。
キムシュン氷河からの凍った川を渡り、
ランタン・リルンを仰ぎ見ながら戻りました。
戻ったら、地名となっているキャンジン・ゴンパ(チベット仏教の僧院)へお参りに。
ダンニャバード(ありがとうございました)。
*5日目(12月27日)*キャンジン・ゴンパ⇒ラマホテル
名残惜しいけど下山です。
あっ、これから放牧ですね。
ほんと広いなー。
長いなー。
ランタン・コーラ(川)が近くなって、
この日は、ラマホテルまで。
アップル・モモ(りんごの蒸しギョーザ)おいしかった。ごちそうさまでした。
*6日目(12月28日)*ラマホテル⇒シャブルベシ→カトマンズ
もう白い峰は見えなくなっていました。
みんなどんどん上がってきます。
狭い谷が開けてきて、遠くにシャブルベシの町が。
伝統的なチベット式家並みを通り抜けると町はすぐそこ。
入口にはお天気情報板がありました。
無事シャブルベシ到着。ホッと一安心。
でもまだ終わっちゃいない。
しっかり腹ごしらえして、正午過ぎ、車は一路カトマンズへ向けて出発。
道はやっぱりくねくねガタゴトで大変だったけど、
そこでしっかり「生きている」人たちをずっと追い眺めていました。
そして、すっかり暗くなった18時過ぎ無事カトマンズ到着。
おつかれ様でした。
今回も(ヤクミルクのように?)たっぷり濃厚で印象的だったヒマールの旅。
みなさんもぜひ。
ナマステ。
山行期間 | 2012年12月15日(晩)~16日 |
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メンバー | EMR,IND |
山行地域 | 中央アルプス |
山行スタイル | 雪山トレーニング |
2週間後に迫ったМチーム初の冬合宿に備え、秋頃から担荷・アイゼンワークの練習を行い、今回トレーニングの最終仕上げとして71期の2人で御嶽山に登ってきました。
12/16
前夜8時に離阪、朝の2時頃におんたけ2240スキー場に到着し、車の中で仮眠。
朝起きると目の前には迫力ある独立峰御嶽山が…。
ゴンドラの8時の始発に合わせて起床・準備をしていると「強風のためゴンドラの運転を見合わせます」との放送が…。
という事でスキー場から歩いて登る事に。(トレーニングにはいいかも…)
いきなり膝下ラッセルです。でもいい加減疲れて来たので途中からは整備された林道に迂回。
(ゴンドラが動いていたら…)
乗鞍岳、下の方は雲に隠れていますが真っ白な山頂付近が綺麗です。
そして1時間40分かけて三笠山(ゴンドラ終点駅)に到着。
少し下り、ここが本来の登山口です。
「田の原」を経て、雪のコンデイションも良く、順調に高度を稼いで行きます。
木曽駒ヶ岳を代表する中央アルプスの峰々。
八ヶ岳も綺麗に見えています。
途中の祠で少し休憩、ここでアイゼンを装着。
今登った来たルートを見下ろすとこんな感じです、かなり登って来ました。
下に見えるパーティーは雪訓を行っていました。
九合目にある避難小屋、入るのは無理そうです…。
富士山の頭が少し見えています。
山頂に向けてラストスパート。この辺りからは所々アイゼンが刺さらない程のアイスバーンとなっていました。
途中で見かけた綺麗(?)な看板。
そして「王滝頂上」に到着。ここまで登って来ると流石に結構な風が吹いています。
氷の彫刻?
本来の山頂は目の前に見えている「剣ヶ峰」ですが、下山時間の事を考え(風も強かったので)、ここから引き返す事にしました、残念ですが仕方ありませんね。
噴火口、活火山の証しです。
下山時は一層風が強くなっており、時々飛ばされそうになりながら所々ではロープを掴み無事下山しました。(結局下りでもゴンドラは動いていませんでした…)
2週間後の冬合宿が楽しみ(少し不安?)です。
(IND)
〈行動記録〉
12/16 おんたけスキー場8:00→三笠山9:40→御嶽山登山口10:10→九合目避難小屋12:35→王滝山頂13:15→
御嶽山登山口15:15→おんたけスキー場16:00
山行期間 | 2012年11月23日(晩)~25日 |
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メンバー | EMR,KTF,IND |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 雪山登山 |
11月に入り北アルプスでは本格的な雪山シーズンとなり、待ちわびた様に燕岳に登って来ました。
11/24
朝起きると雪が降っていました。中房温泉登山口を出発。
天気が少しずつ回復して来ました。雲海も奇麗です。
標高2,000m付近でアイゼンを装着しました。
「合戦小屋」に到着。
地形図を見ると、ここから山頂までは傾斜が緩やかな様です。
槍ヶ岳です、素晴らしい!
ここまで登ると周囲が開けて来ました。「合戦沢ノ頭」で槍をバックに記念撮影。
今日の目的地の燕山荘が見えて来ました。
登山口から4時間程で燕山荘に到着。ここで幕営をして、お散歩気分で燕岳山頂を目指します。
そして晴天の山頂で満足げな3人。
テン場に戻ると沢山のテントが張られていました。
食事の用意をしていると周囲が騒がしいので外に出てみると綺麗な夕焼けです。
明日もいいお天気になりそう…。
11/25
起床後、朝食の準備中ふと外を見ると空が赤く染まっていました、当然ながら食事の用意を中断して撮影タイムになりました。
そして御来光です。
同時に槍ヶ岳や、目の前の燕岳も赤く染まり始めました。
周囲のギャラリーからも歓喜の声が上がります。
そして富士山も!
しばしの間、赤く染まった北アルプスの素晴らしい峰々に見とれながら、時間を
忘れてシャッターを押していました。
しかし名残り惜くも下山開始、最後に槍をバックに…。
麓に降りてからも車を停めて白い峰々を眺めていました。
やっぱり我々は山大好き人間の様です。
(IND)
山行期間 | 2012.7.25-8.14 |
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メンバー | ARN、WKM、NGS、KNS、MNO、KDR、TRN |
山行地域 | ヨーロッパアルプス |
昨年の予定だったが、大震災があり、延期となっていたヨーロッパ遠征を無事に行えることができた。
昨年行く予定だったがいけなくなった人、今年だからこそ行けるようになった人、総勢7名の遠征隊となった。
それぞれの都合もあり、前半と後半に分かれて、モンブランの登頂をめざした。
***先発隊***
7月25日に日本を出発して、ドバイ経由でジュネーブ入り。
お天気も良く。
さすが、ヨーロッパ、雄大です。
シャモニーの宿泊所から除く山々。
シャモニーに到着後は、街の散策と情報収集。
偵察に出かけたクールマイヨールの町。
おいしいピザを頂く。
到着してから、お天気がよく、ミディのロープウェイが動かなかった。
動かないからと言って、ぼんやりすくこともできないため、高所順応のためにイタリア側にバスで移動。
ツールロンドとダンデジュアン(両方とも途中までですが)で高所順応を行いました。
さすがに登山1日目は体が高さに慣れていないため非常に疲れましたが、日本とは異なるヨーロッパの山の大きさを感じることができました。
***前半隊モンブラン登***
やはり、旅程には限りがあるので、天気を優先にして、モンブランを目指すことになりました。
通常のグーテルートを登りたかったのですが、グーテ小屋が改装中のとれず、取れなかったため、コスミック小屋から行くスリーマンツルートを登ることとなりました。
その名の通り、3つの山を登ることになるのでグーテルーテより時間を要します。
高所に体を慣らすことも考えて、前日にコスミック小屋まで行ってゆっくり休んで、早朝出発となりました。
コスミック小屋は広く快適です。
諸国からの登山者がたくさん滞在しています。
一緒になったイギリスやドイツの人とお話ししながら、食事を楽しみます。
食事も大変おいしいです。
デザートもちゃんとついてきます。
まだ暗い4時にに出発です。
たくさんの人が登っているので道ははっきりついています。
モンブラン山頂。
携帯がつながるようで、私たち以外の登頂者は電話をしていました。
焼けないために必死の対策。
モンモディの下り。
登りも下りも順番待ちです。
これ大丈夫?と思ってしまうフィックスが張ってあります。
頂上まではたんたんと歩くことが大半のため、凍ったこの箇所はループを出したりとかなり楽しいです。
下山は上部にてスタンディングアックスで確保をしていただき、下降しました。
当日最終のロープウェイで下山予定でしたが、間に合わず、もう一泊コスミック小屋に宿泊。
コスミック小屋からどこかの国が小屋まで登ってくるのを応援してくれました。
到着した時には、「よぉ、頑張ったなぁ~」なんて言われながら、肩をぽんぽんとねぎらってくれました。
応援してくれた人たちは明日出発とのこと。
私たちは、おいしい食事をいただき、ゆっくりと休んで次の日、下山となりました。
次の日も良い天気です。
小屋から見えるミディです。
***コスミック山稜***
後半隊も無事に到着し疲れていたのですが、この後天気が崩れそうっだたのでに、次の日、高所順応のためにすぐにミディに。
モンブランタキュルの肩まで登り、コスミック小屋で一晩休みます。
一晩寝ることも高所順応の一環です。
後半隊はさすがに疲れていたようで、夕食までの間、眠ってしましました。
前半隊の私は、ぼんやり山を見ながらでっかいタルトをいただきます。
次の日コスミック山稜を登り下山。
3時間くらいの予定だったのが、結局6時間近くかかってしましましたが、楽しいひと時でした。
ミディを登っている人たち。
いつか登ってみたいですね。
***後半隊モンブラン登頂***
天気が悪く、シャモニーでは降雨、山では降雪があったため、コスミックのルートは危険ということになり、グーテルートとなりました。
しかし、小屋はやはり取れないため、急遽テントを担いで登ることに。
シャモニーには何でもあります。
テントやシュラフを貸してくるお店があるのでそこで一式借りることとなりました。
ただ、すべての道具が大きめです。
ヨーロッパでテントを張るのもおつな経験。
軽い小さなリュックで行く予定がでっか移動のときに使うでっかいリュックがまさかの大活躍です。
グーテではテントを張れなかったため、テートルースで幕営。
そうなると、2日目の登頂までの時間が長くなりますが無事に登頂です。
(登っている横をモンブランを半ズボン?で走って登っていた人がいたそうです。。。さすがです。いろんな人がいますね。)
***ツールロンド***
モンブランに無事に登頂できたので、ツールロンドのマリア様に会いに。
***パラパウント***
宿の向かいがパラグライダーのスクールだったので、せっかくの機会なので飛んでみました。。。
山行期間 | 平成24年10月20日 |
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メンバー | KSM、HND |
山行地域 | 大台ケ原 |
山行スタイル | マルチピッチフリークライミング |
先月サマコレを登った我々は、次はサンダーボルトにも行ってみたいね、と話していました。
直前になって二人の都合が合い、急きょ登攀を計画しました。
二人の力を考えると、何とか全ピッチオンサイトを狙える、ぎりぎりのグレーディングと思われ、挑戦しがいがあります。
前夜の作戦会議で、奇数ピッチをKSMさん、偶数ピッチをHNDがリードすることに決め、オンサイトを誓い合ったのでした。
天気は良く、岩のコンディションも良さそうです。
今回はKSMさんのリードで登攀開始。
以後、つるべで。
70~80°位の緩いフェースを登る。
ウォーミングアップにちょうど良い。
朝一の緊張するクライミングですが、落ち着いて登ってくれました。
9P目までの全てのビレイ点は、写真のようなリングがかかっていました。
25m以上のピッチでは、中間にも同様の下降点があり、50mシングルロープでの登攀を前提にルートを作成してありました。
開拓者に感謝です。
70~80°の緩いフェースを登る。
1P目よりは少し難しい印象。
適度に支点があり、安心して登ることができました。
ビレイ点の少し下を、左に大きくトラバース。
ラペルステーションが出てきたら、そこから左上。
はがれそうなフレークが有り、要注意。
ここまではまだ余裕の表情?
出だしの小ハングを越え、やや傾斜の立ってきたフェイスを直上する。
最終ピンをとってから抜ける所が核心。
細かいカチを頼りに一気に足を上げたら、奥の方にガバがありました。
一旦右へ出てからフェイスを登って、左へトラバースし、最後に小ハングを越える。
ビレイ点からはサンダー2の支点が目立つので、間違いやすいと思われ、注意が必要。
写真の位置が浸み出しで濡れていた。
ハングの部分も細かく、難しい。
この直後に、涙のフォール。
濡れている所でのスリップだった。
トラバースの部分は、フォローでも怖かったです。
簡単なスラブを左上したあと、草付き伝いに登る。
草付きでのスリップに注意。
核心の4~5P目のあとなので、易しく感じます。
クラックから右のフェース。
最終ピンから右のフェースがもろく、ビレイ点の真上になるので、落石に注意。
途中から、不調のKSMさんに代わって、HNDがリード。
ジャミングを使わなくても登れます。
最後のフェースは少し左から逃げてしまいました。
本来のルートから外れてしまったかな?
コーナーからフェイス。
コーナーの中の木が邪魔。
コーナーを抜けた後のフェイスも、破砕帯の岩に触らないように注意が必要。
ビレイ点から見上げると、威圧感のある垂壁に一瞬ひるみましたが、コーナーをうまく使えば傾斜を殺すことができます。
木が邪魔で分かりにくいですが、コーナーの中はホールドも豊富です。
ビレイ点右のフェイスを少し直上した後、トラバース気味に右上。
終了点が分かりにくいが、捨て縄のある木まで登るのが正解。
特に難しい所はないものの、ここまでの疲労がそろそろ出てきます。
ハングを越え、次のハングを左から回り込む。
出だしのハングが核心で、ボルダームーブになる。
ハングを越えたら簡単。
百日紅の木まで。
立木を使ってプレクリップしたら、安心して核心にトライできる。
このハング越えのムーブが面白かったが、リーチがないと少し苦労するかも?
少しミスもあり、10ピッチ全てをオンサイト!とはいかず、悔しさが残りましたが、サマコレをオンサイトできたらぜひ登ってほしいルートです。
ただし、もろい部分が何か所か出てくるので、初心者にはお奨めできません。
グレーディングについては、私個人的には甘めかな?と感じましたが、全てのピッチが油断できないという点で、サマコレよりも精神的、肉体的なタフさが要求されると感じました。
サンダー2や、最終ピッチの右ルートにも後ろ髪をひかれながら、千石嵓をあとにしました。
山行期間 | 2012.9.22 |
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メンバー | HND KSM |
山行地域 | 西大台ケ原 |
山行スタイル | フリー マルチピッチ |
山行期間 | 2012年9月30日 |
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メンバー | NSN,KNS,KKT,HSM,HND,KSM,MSD |
山行地域 | 槙尾山 |
山行スタイル | 遭難対策訓練 |
台風17号が近づいている中、搬出訓練を実施しました。
まず、背負い懸垂と引き上げをしました。
新しい装備、パス(安全なJDチェーン)、PETZL のMICRO TRAXIONマイクロトラクション(戻り止めの付いた滑車)は、優れもの。
担架搬送の新しいやり方。
細い立ち木2本にカッパの上着の腕のところに2着以上を通して担架にするもの。
思った以上に運ぶ方も運ばれる方も楽。立ち木を調達するのが難しいですが、ストックでも出来そう。
ここまで雨がもってくれました。
やはり実際に訓練してみないといろいろな問題点が分りません。まして、本当に使うときには習熟していないと中途半端な技術では危険です。
みなさんも機会のあるときには、訓練に参加してください。
山行期間 | 2012年9月22日 |
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メンバー | KKD,NKN,IGC,WKM,KTF,FJN,OHN,NKZ |
山行地域 | 大峰滝川水系 |
山行スタイル | 沢登り |
笹ノ滝遊歩道をテクテク歩き、滝をみる。
そして越えるため登山道を登っていく。
やがて道は消え・・・次に沢床にたどりつき、エメラルドグリーンの水に浸ったのは行程を半分以上すすんだ四ツ滝でした。恐るべし巻きの連続。苅安谷の紹介です。
笹之滝谷橋手前からりっぱな案内板のある遊歩道へ入る。
と、笹ノ滝がドン。
さあ高巻きでスタート。
注意深くトラバースして2回の懸垂下降でやっと落ち口に到着。
ここからもトラロープに導かれてさらに左岸を高巻いていきます。
まだまだーと進む進む。
やーっと下りたところには、トレビアンなホホゴヤ谷にかかるローソク滝25m。
本谷に戻るとここにもよい滝が。
またまた「高巻き」です。
足下の美しい滝と釜。でも近づけない。この谷の滝はツルツルに磨かれているのです。
この四ツ滝も高巻きで越えていきます。
沢に戻ってやーっとピチピチチャプチャプ沢遡行。
うれしい。
して、ここはどこ?
一気に、左岸から何本もの滝が流れ落ちるところまで来ていました。
さあ!どんどん水と戯れましょう!
たのしい!
わーいわーい!
るんるん進むとあっというまに夫婦滝に到着。
右手にある雌滝(水量多め)
さっそく大休憩
=撮影ターイム!
いいよ、いいよぉと雄滝に語る。
もちろんここは右岸から高巻きなのだが、こっちがスキとガッツリIGCさん。
クーッ、かっこいい。
登りあがると、そこから谷は穏やかになって、しばらく行くと右岸にトタン板がみえて遡行終了。
沢装備を解いて、修行場を通らせてもらってテクテク2時間。
闇が迫る中、無事に笹之滝谷橋に到着しました。
前回と真逆の高巻き三昧・苅安谷。
楽しいメンバーと楽しく遡行できました。
今回もありがとうございました。