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夏合宿 屏風岩 雲稜ルート 24年08月31日

山行期間 8/9(夜)~12
メンバー (CL) YMO,(SL) HYS,SOT,ICH
山行地域 穂高 屏風岩
山行スタイル アルパインクライミング


【集中登山】

幾組かのパーティーが、それぞれ別のルートをとって一つの山に登る登山の方式。

 

今回の夏合宿は集中登山スタイルで行われた。

山域は穂高、槍。

このパーティは2日間で屏風岩雲稜ルートを登攀、屏風の頭経由で涸沢へ行き、3日目に別パーティと合流して滝谷ドーム中央稜の登攀を目指した。(という計画でした)

 

以下記録

 

初日

上高地05:20〜横尾07:45〜岩小屋跡08:30〜T4尾根取り付き10:00~登攀開始11:00

〜T413:50〜雲稜ルート1p目終了点17:00〜T4(泊)

 

予約していたタクシーで上高地へ。さすが避暑地、横尾までの歩きは涼しく快適だった。

横尾で各自計5リットルの水を補充。ザックの重量は20Kgはあり、登攀前のザックとは思えない重さ。

この計画の一番の悩みどころは水だった。

 

横尾から15分ほどで渡渉点の岩小屋跡に到着し、渡渉開始。

 

水量は少なく、ひざ下くらいだったが、とにかく冷たい!あとヌメる!転ばないように慎重に渡渉してガレたルンゼを行く。

 

 

そのままガレた沢筋を歩く。朝は涼しかったが、このころになるとドピーカンで日差しが強くかなり暑い。ほんまに登れるんか、、、?

 

一時間ほどで取りつきに到着。取りつき付近は特にガレがひどく、落石を起こしながら取りついた。

4人なので2パーティにわかれて登攀

T4尾根 1p目 Ⅳ

傾斜の寝たフェース。横に見える大迫力の1ルンゼがカッコいい。

今回は大量の水はロープバックに入れ、荷揚げする作戦。荷揚げする方式も迷ったが、カウンターウェイトで揚げることにした。

体重を利用するのであまり力を必要とせず、システムも簡単でこれはよかったと思うが、荷揚げは荷揚げ。かなり時間がかかった。

 

2p目 Ⅴー

出だしが立っているが、NPも使えてまだ安心感がある。

 

3p目、4p目

ほぼ歩き。3p目の出だしと4p目の最後は少し悪いので念のためロープを出した。

 

 

←荷揚げ中

どこかにひっかかるとビクともしない。

セカンドが外しながら登る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

計4ピッチでT4に到着。ザックが重いので多めにロープを出した。先行したパーティが到着したのが14時前で4人そろったのは15時前。

この日予定していたBV地の扇岩、大テラスまではあと2ピッチだが、荷揚げもあるしなあ、、、

とりあえず登る。

 

雲稜ルート1p目 5.7

凹角に走るクラック沿いを登る。NPが使えるので安心感はあるが、十数Kgのザックを背負い、最後のハング越えは厳しい。また、最後のハングのクラック内には浮石があり気も使う。

さすが名クラシックルート。そのへんのマルチとはグレード感からして違う。辛く感じたが、これがちゃんとした5.7らしい。明日このザックを背負って登り切れるのか?と思い始める。それにしてもこれが5.7かあ、、、

このまま2P目も行きたかったが、時間も厳しく屏風の頭はあきらめT4へ下降した。

 

そのままT4泊。

 

2日目

起床05:00~雲稜ルート登攀開始06:30~雲稜ルート5P目12:00~懸垂開始~T414:30~

T4尾根取りつき17:10~渡渉~岩小屋跡~横尾18:00(泊)

 

前日の夜、雲稜ルートはあきらめて滝谷ドームを優先しようという話になった(つまりこの日は一般道で涸沢へ)

が、天気予報を確認してみると3日目の天気が芳しくない。このままでは屛風も滝谷も登れずじまいで合宿が終わってしまう。それはアカン、滝谷チームの方々には申し訳ないが屏風を優先することに。

大急ぎで準備して、13時をタイムリミットとして登攀開始。

 

雲稜ルート1p目 5.7

同ルート下降に変更したので、スピード重視でリードは空荷。

急いで登った。

2p目 5.9

個人的には核心ピッチ(3p目を人工でいくなら)

出だしの一手、遠いガバどりが核心だが足が細かい。あと残置がぼろい。

怖気づいて安易にヌンチャクをつかんでしまった、、、空荷だったのに。

そのあとのフェースも気持ち悪くつかんでしまった。重たいロープをひきずって扇岩へ(屈曲する)。気分まで重たい。

 

 

3p目 A1 (5.11c~)

人工ピッチ。屏風はボルトラダーのイメージがあるようだが、雲稜ルートの人工はこの1ピッチのみ。

お助け紐などが増えており、最上段に立たずに登れる。簡単なおまけのような人工。

 

 

 

←フォローするICHさん

すごい高度感。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4p目 5.9

精神的核心ピッチ。出だしの垂壁が脆く、ポロポロしている。ムーブはわかりやすいが怖い。

 

垂壁を登り終えるとトラバースして草付きのルンゼを登る。

 

5p目 5.7

スラブ主体のピッチ。スラブをクラック沿いに登りハング下を左に避け、再びスラブ。

夏だからか後半はブッシュが多く、ただでさえ少ないホールドがどこにあるのかわからない。

最後らへんはブッシュをつかんで登った。雑草は意外とつよい。

 

同ルート下降ではこの5p目までで終わらせることが多いらしい。例にもれず、ここを最高到達点とした。

ちなみに5p目の終了点は3点あるが、うち一本のリングボルトが折れていた。雲稜ルートは上に行くほど終了点が悪くなるイメージ。

 

全員が揃うのを待って懸垂開始。

懸垂点のことを除けば、あの高度感からの懸垂は最高だ。

 

5p目から5回の懸垂でT4、T4からも5回。計10回の懸垂でT4尾根取りつきへ到着。

あとは横尾まで下山。

 

3日目

横尾~上高地

この日は滝谷の予定だったが、天気の問題もあり一足先に帰ろう、、、と思ったら横尾で別チームと遭遇。

ほかのチームも天気や合流の関係(すみませんでした)で下山とのことでした。

見送った後、こちらも遅れて上高地へ下山。

 

 

 

昨年、同ルート下降で経験させていただきましたが、屏風の頭に抜けるか、抜けないかでここまで内容が変わるとは思いもしませんでした。見通しが甘すぎました。もっと重荷の登攀に慣れておくべきでした。

あと、屏風は西面であり、全員が灼熱地獄のクライミングを想像していましたが、昼頃からは壁の陰に入り快適でした。

結果は敗退でしたが、初めての経験も多くこれからに活かせる山行であったと思います。

 

ありがとうございました。

 

装備(1パーティ毎)

ハーフロープ×2、カム#0.3~#2、ナッツ奇数、アルヌン60cm×10、アルヌン120cm×4、240㎝スリング、アブミ、フィフィ、ハンマー、ハーケン数枚、捨て縄、マイクロトラクション×2(荷揚げ用)など


岐阜 付知川(沢登り、渓流釣り) 24年08月25日

山行期間 2024/9/17〜18
メンバー SZK, UET, DOIS, DOIA
山行地域 岐阜県
山行スタイル 沢登り


 

5時、眠たい眠たい、まだ寝たーい、でも起きなきゃ。朝はいつもツライ。

付知峡キャンプ場跡に駐車し林道を下って行く。

高樽の滝近くでテントを張っているバングラデシュ人ファミリー発見。UET師匠が話しかけに行ったらパキスタン産の立派なマンゴーを2つもくれた。今晩のデザートや。テンションあがるわー。

 

 

8時、橋の横から下りて入渓。

まず驚いたのは関西圏の沢とは段違いに水がキレイ。透明度が半端ない。

バシャバシャと川に入る。冷たくて気持ちよし。

この日、胸まで浸かったのは一箇所のみ。簡単な歩きの沢登りだけど水が美しくて飽きがこないんだよ。

みんな是非体験してみて!

 

         

 

お昼前には駐車地に戻ってきた。まだ釣りには時間が早いのでお昼寝ターイム!蚊取り線香をいっぱい焚くのを忘れずに!アブ、ブヨにやられるよ。

15時、そろそろと釣りに出発。

近くの橋から下りてまずエサ付けから。ここはUET師匠に教えを乞う。エサはブドウ虫。蛾の幼虫らしい。うにょうにょしてて素手で触る勇気なし。DOISに付けてもらいいざ出陣。

SZKさんはちゃんと自分で付けてた。流石じゃ。

皆其々、適度に離れながら釣り糸を垂らす。移動しながら魚が潜んでいそうな場所を探すが、ヒットせず。

結局、釣り経験者のUET師匠がアマゴ一匹ゲットしたのみ。UET師匠、流石じゃなー!!

夕食の時間。

まずは定番のウインナー。火で炙りながらかじりつく。度合ランプの宿で調達したビールで流し込む。ぷはー、うめぇーなぁ。あとは飯盒で炊いたご飯、煮豆、缶詰焼き鳥、目玉焼き、枝豆、冷奴、お味噌汁などなど。

メイン無いやん。アマゴなどの魚をいっぱい釣る予定をしていたのでサイドメニューOnlyになってしまった。なんということでしょう・・・涙

デザートは頂き物のパキスタンマンゴー。「衝撃の美味しさ!」(by tmk)「こりゃうまいな!」(by UET師匠)

ほんと濃厚でめちゃくちゃ美味しい!調べてみるとコストコで売ってるみたい。これも皆んな試してみて!

〆のコーヒーで今宵の宴は終了。

 

 

2日目

5時半から釣り開始。

朝は魚も人間と同じでお腹ぺっこぺこだからエサに喰らい付いてくるというので気合い充分。しかし全然釣れない。

唯一、DOISの釣り針に引っかかったのは尺物のイワナ。でも死んでるのよー、めちゃ笑えるー!(注:130.3cm)

 

 

SZKさんは友人のお父様から譲り受けた高級竿で挑むもノーヒット。(UET師匠、DOI家は1,500円の釣竿使用)

「釣りは道具ではなく腕である。」

ということがよくわかった。(が、帰阪後釣竿を新調したDOIなんでやねん!)

釣れなかったけど楽しかった。

たまにはこんなゆるゆる山行もいいね。

岐阜県中津川市といえば栗。

帰りに栗菓子を買って灼熱の大阪に帰りました!

次は大漁やー!!

 

DOIA記

 


夏合宿 ジャンダルム飛騨尾根 24年08月18日

山行期間 2020/8/10〜8/12
メンバー NGS SZK DOIA OTK MTM TKD
山行地域 北アルプス 穂高連峰
山行スタイル アルパインクライミング


8/10 晴れ
 前日夜に大阪を離れ、あかんだな駐車場へ。ろくに仮眠もとれぬまま5:20のバスに乗り込み、6:00上高地をスタートしました。下界に比べれば上高地は涼しかったですが、歩き出すとやはり暑い。8:00岳沢小屋に着くまでにはしっかり汗をかいていました。
ここから先は水を確保できる場所がないため、翌日のBV地まで困らない量の水を担がねばなりません。というわけで、各自5ℓの水を補給。軽い歩荷レベルの重さになったザックに足腰をガタガタいわせながら、8:30天狗沢を登ります。岩にマーキングがあるため道を間違いはしないですが、上がるほどにガレが酷くなり、足場を慎重に選んで落石させないよう注意が必要です。ヘロヘロになりましたが、なんとか11:15天狗のコルに着きました。
西穂〜奥穂の縦走路、はじめて来ました。これが最難レベルの一般路か〜と感慨にふけるには余りにも重い荷物に、さっさと歩き終えたいと思いながら、我慢強く歩を進めます。岩稜歩きですが、幸い特に危険を感じるような道ではありませんでした。途中で休憩も挟みつつ、14:00ようやくBV地であるコブ尾根の頭とジャンダルムのコルまで到着。
やはり標高が高いと少し動くだけでも息苦しく、おまけに頭痛もしてきます。天気が良すぎて直射日光が厳しく暑すぎです。ある程度陽が落ちるまで時間を潰し、就寝としました。



8/11 晴れ
 4:00起床。ここに帰ってくるのでアタック装備のみとし、登攀装備も身につけ、5:20いよいよ飛騨尾根を登るため出発です。下降するαルンゼは目の前。右岸を壁伝いに下りていきます。下調べで散々書かれていましたが、これが無茶苦茶なガレ沢で、全て浮石と言っていいほどに不安定。不用意に足を置けば簡単に岩雪崩を起こします。気の抜けない下りで、どうしても時間がかかります。下調べどおり、1つ目の小滝をクライムダウン、2つ目の小滝もクライムダウン。いずれも慎重に下りれば大丈夫です。3つ目の小滝の落口、錆びたハーケン2枚に捨て縄がかけられていました。ここに6:00着。気をつければクライムダウンできなくはない感じですが、やはり懸垂下降する事にしました。


20〜30m降りたあたりで懸垂終了。飛騨尾根に向かえそうなバンドが見えたため、適当に歩けそうなところを選んでどんどんトラバースし、7:00うまいこと目的であった取り付きのT2まで歩いてくることが出来ました。壁に#2サイズ程度のクラックが走っています。電光クラックというらしいです。ハーケンで支点をとり、ロープを用意し、クライミングシューズを履いて、飛騨尾根の登攀スタートです。
クラックはあってもジャミング技術は不要で、周辺にホールドが沢山あります。ランニングプロテクションはほとんどカムとナッツでとりましたが、時々ハーケンもあり。終了点はピナクルで作るといった感じで登っていきました。


3ピッチで9:00頃T1まで。ここでリードをOTKさんに交代し、更に3ピッチロープを伸ばしてジャンダルム頂上まで(最後のピッチは一般道と合流してしまうので蛇足でした。ロープをしまって歩いたほうが良いです)。
11:00飛騨尾根完登。クライミング自体は正直言って簡単です。堡塁岩のⅢ級より簡単だと思います。飛騨尾根は困難なクライミングを求めて行く場所ではなく、最高のロケーションの中でクライミングを楽しむ場所だと感じました。どこを見ても絶景で、すごい高度感と露出感。「アルパインクライミングやってる!」と実感できる素晴らしいルートでした。

さて、デボしていた荷物を回収し、大休憩をとり、本日の目的地である涸沢を目指します。13:00ウマの背を通過し、13:45奥穂高岳の頂上へ。気をつけて歩けば問題ないですが、ちょっと緊張感のある場所もあるため、長く続くと消耗しそうな縦走路だなと思いました。


14:40穂高岳山荘から長ったらしいザイテングラードを辛抱しながら下り、16:50涸沢ヒュッテ着となりました。偶然ですが、ほぼ同じタイミングで北鎌尾根チームも涸沢に着いており、幕営したあと皆で集まって夕食を摂るなどでき、図らずも合同合宿らしい体験ができたと思います。
本当はもう1泊して滝谷に行く予定だったメンバーもいたのですが、他パーティとの合流が難しくなったり、翌日の天気が下り坂だったりしたこともあり、全員で下山することを決め、就寝しました。

8/12 晴れ→雨?
 昼以降に雨予報だったため、早起きして5:00涸沢を出発。6:10本谷橋、7:10横尾と順調に下ってきました。横尾では屏風岩チームと会う事ができ、予定通りにはいかなかったものの、全員無事に夏合宿が終えられるであろうことに安心しました。その後も8:20徳沢、9:10明神と何の変哲もない道をひたすら歩き、足裏の痛みが限界に近づいた10:20、やっと河童橋まで帰ってきて、夏合宿終了となりました。

 


槍ヶ岳 北鎌尾根 24年08月17日

山行期間 令和6年8月10日-12日
メンバー YZM、MTD,TKHS、TNK
山行地域 槍ヶ岳ー北穂高岳
山行スタイル 岩稜縦走

夏合宿で北鎌尾根に4人で挑戦

8月9日(金)夜離阪 平湯温泉前の宝タクシーの駐車場で仮眠 4時起床

4時45分よりタクシーで約30分 上高地に

梓川沿いを歩いて行く

8時に横尾到着 吊橋を見て、帰りはここを渡って無事に戻ってきたいと思う。

10時に槍沢ロッヂ 10時45分にババ平到着 とても暑い、、、給水箇所が沢山あるので水の節約は気にしなくてよい

槍沢大曲りをちょっと行き過ぎてしまう。

12時20分頃に戻り、水俣乗越に向かうが、、、

スピードが足りない。リーダーの苦渋の判断で、槍沢大曲りから槍沢・天狗原分岐を経て殺生ヒュッテに向かった。16時50分着 明日は槍ヶ岳から大喰岳・中岳・南岳・大キレット・北穂高から涸沢ヒュッテに向かう。

翌朝から無事に予定ルートを通過し、8月12日の午前中には上高地に戻ってきた。

槍の頂上で見た北鎌尾根が美しかった。またリベンジして登りたい。

 

 

 


前鬼川 沢登り 24年08月15日

山行期間 2025年8月8日
メンバー MZN、MRK、MTM
山行地域 前鬼川
山行スタイル 沢登り

7月に行けなかった前鬼川をリベンジしてきました。

まず、駐車場裏より、支流に入渓していきます。
その後、読図しながら、本流に入っていきます。
本流に入り、まもなく、二段大滝に取りつきます。
物凄い迫力です。そこは左岸に巻いていきます。巻く時もロープを出してもらい、高巻きしていきます。
滝の上で、右岸に渡りますが、そこもロープで確保してもらいながら渡ります。大滝を越えるとナメ地帯が続きます。
フェルトの沢靴はフリクションは良く効きますが、体重を全体にかけないとやはり滑ります。慎重に体重をかけながら、歩いていきます。
流れがゆったりとした、ナメ地帯で、前鬼ブルーの景観を楽しみました。途中、中洲でお昼ご飯を食べます。涼しい川で食べるオニギリは最高でした🍙
休憩後は、少し体温は下がりましたが、フラッドラッシュ上下で川の水の冷たさに耐えます。
ルートの終了点近くでは滑り台のようなとこがあり、そこで滑ったり、飛び込んだりして楽しみます。川壺の流れも緩やかで、危険度が少ない場所です。その後終了点では、プールと言われる場所で、泳ぎで楽しみました。その後の長い下山に向けて、しっかり体温を下げます。
下山は2時間ほどかかりましたが、Mさんに読図を教えてもらいながら、ルーファイしながら、下山します。
沢のルートの方はすごく難しく、遡行図と地図を併用しながらではないとルーファイは難しいです。沢で一旦ルートを間違えると延々に続く藪漕ぎをしないといけなくなったり、登山道より、遭難のリスクが高くなります。しっかり知識のある先輩に学びながらこれからも安全に沢登りをしたいと思います。
前鬼ブルーと言われるだけあり透明度があり素晴らしい避暑地で、とても楽しい沢登りになりました。
サポートしてくれたMZN先輩、同期のMRKありがとうございました。

後立山 24年08月02日

山行期間 2024年7月19日~21日
メンバー TNK YSZ
山行地域 後立山
山行スタイル 縦走

夏合宿に向けたトレーニングとして猿倉~不帰ノ嶮~唐松岳を計画しました。前夜の天気予報では1日目朝のうち小雨、その後土日曜とも晴れ予報、これは気持ちよく後立山の岩稜歩きを楽しめそう。と離阪しました。

猿倉駐車場で仮眠し6時ごろに出発、当初予定の白馬大雪渓が通行止めのためエスケープルートだった白馬鑓温泉を経由し天狗山荘へ向け出発。しばらくすると小雨が降りだす、「予報通りね。」などと余裕で歩いていましたが、次第に雨脚が強くなり大雨に、登山道は川のようになり次第に滝のように水が流れ沢歩き状態に。高山植物の綺麗な時期ですが、愛でる余裕な~し。

雪渓トラバース

白馬鑓温泉に10時半ごろ到着、雨宿りし天候の回復を待つ。待機している間にも身体は冷えて寒い。ここから天気は回復予報だが風はあり、稜線は強風と情報を得ていたので、低体温症のリスクがあるので今日はここまでとすることにした。

幕営し、先ずは温泉に入り冷えた身体を温めホッとする。そこからは濡れたウエア類、靴をせっせと乾かす。

  午後から天気は回復し青空になりましたが、風は強くなって来ました。

明朝の天気が良ければ早朝出発で不帰から唐松岳へ行こうと話していましたが、夕方の予報では夜半から雨予報、残念ですが明日はこのまま下山とすることに決め、また温泉に入りまったりすることに、、、。

翌朝4時、天気予報を確認すると霧雨から曇りの予報に変わっている、急いで用意し稜線までピストンすることにする。鎖場を通過しお花畑辺りになるとガスが湧いてきて風が強くなる。

稜線に着くと強風で辺りは真っ白。寒い!写真を撮って速攻下山。

  白馬槍ヶ岳もガスの中

風を避けて雨具を着ると同時に霧雨が降り出してきてたので急ぎ足で下る。テント場に戻ったころ雨があがり、ゆっくり休憩して猿倉に向け下山する。次第に長野県側から晴れ間が広がり気温も上昇、日差しがきつくなり喉が渇くほどに。今度は暑い!暑い!と言いながら無事下山。

天候が予報より荒天し目まぐるしく変わる2日間でした。縦走はできませんでしたが色々と経験できました。TNKさんは雨の中の山行経験があまりなかったそうで学ぶことがあったようです。判断の難しいお天気でしたがお互いにまた一つ経験値を上げれましたね。

またリベンジしようと話しながら帰阪しました。

 

 

 

 


大台 サマーコレクション 24年07月28日

山行期間 2024/7/7
メンバー YMZ,ABE(記)
山行地域 大台ヶ原
山行スタイル マルチピッチクライミング


行きたかったサマーコレクションに行って来ました。

YMZさんは2回目です。
梅雨でしたが、天気が良くなりそうなので、西大台利用調整地区の立入認定証の申請しました。当日は朝から良い天気です。

前夜発で、当日朝一番の朝8時30分のレクチャーを受けます。大台ヶ原ビジターセンターに早く着きすぎたので、私は付近を散歩してました。朝から暑いです。

大台ヶ原ビジターセンターで、10分程度のビデオを見て、出発します。
遊歩道から外れる標識は意外に遠いと感じました。(しかし、帰り、標識から駐車場はもっと遠く感じました)
遊歩道から外れて、踏み跡をトラバース。木に白と黄色のテープが巻き付けられている所から降ります。悪い降りと聞いていましたが、やはり悪い。先を歩くYMZさんに遅れながらも降りて行きます。右手にサマコレの岩が見えてきました。沢に出てしまい、降り過ぎたかとウロウロ。YMZさんが見覚えのある所に出たらしく岩の方へトラバース。岩の基部を巻いて行き、サマコレの取り付きに。ネットで見たサマコレのルートが目の前にあります。下から見るとボルトが太陽の光を受けてキラキラ光っています。ここまで来れました。暑そうです。喉が乾きます。水は1Lしか持って来ていないのに。
2P、4Pが核心とのこと。
ハーネスつけて、ザイルを結びます。ザックは1つにまとめます。
1P YMZさんリード ルンゼを左上していく。簡単に登れそうだけど、ザックがあるとチムニー状の所が辛い。
  ザイルつけていて良かった。1 Pを登ると、サマコレのプレートにつきます。
2P ABE リード 「左上に上がり、右にトラバース。横カチを持って行きます。1ピン目が抜けているので、慎重に行ってくださ
 い。」とルートをおしえてもらう。右へトラバース途中に、抜けたピンの芯(針金)が残っている。トラバースして、1ピン目に
 クリップする、ホッ。
 ここからは「ガバで気持ち良い」と聞いていたが、岩が熱い。ガバでも無い。緊張する。ビレイピンについてホッとした。
 もうこのピッチで充分満足。自分のリードはあと3Pあるので気持ちを切らさないように頑張ろう。
3P YMZさんリード 左に行ってから上へロープを伸ばす。
4P ABEリード。ハングに行くまでにバランスが悪いところで何度もやり直す。ハングはYMZさんよりルートをおしえてもらう。
 迷わず、そのルートで登る。
5P YMZさんリード。ブッシュに入っていった。
6P ABEリード。トラバースしていくが、思った以上にトラバースします。岩に打ってあるハンガーボルトがルートですが、
 ボルトがなくなり、どこまでトラバースするか分からず、行ったり来たり。
 「そこ上に登れそうですか?」の声にルンゼを上に登っていく。あまり登って無さそうな所でこのまま登るのも不安になる。
 「ビレイはハンガーボルトになっているからわかりますよ。」と言われるが、ハンガーボルトは見つからない。木でビレイを
 取り、YMZさんに登って来てもらうことにした。登ってきたYMZさんは、すぐ下で「ここにビレイビンありますよ!」
 見落としてました!
 ビレイしていた木にザイルをかけて、下からザイルを出してもらいクライムダウン。
7P YMZさんリード ビレイ点から右側を直上し、左にトラバースしてカンテへ行くハイライトの箇所。
 高度感があって見栄えが良い。
 
8P  ABEリード  カンテを登って行く。だいぶん高く登って来た。高度感がある。
 今回ビレイ点ではいつもクライミングシューズを脱いでゴムを足首に引っ掛けていたが、このビレイ点で左足のクライミング
 シューズを落としてしまった。
 ビレイ点で左足を踏み替えた時、ゴムが足首から抜けて、一瞬空中を落ちていくのが見えた。
9P YMZさんリード
 ショックは大きかったが、残った右足のクライミングシューズと左足にアプローチシューズを履いて、セカンドでのぼる。
 ハングでテンションをかけた。
ここから駐車場までの道のりが長い。
ザイルをYMZさんに持ってもらい、喉の渇きを抑えながら黙々と歩く。
ビジターセンターの自販機で喉を潤す。
暑い1日だった。
ルートミスやクライミングシューズを落としてしまうミスもあったが、登れたことに感謝です。
ビジターセンター 8:50→サマコレ取り付き11:10→終了 16:30→ビジターセンター 17:45

剱岳 源次郎尾根

山行期間 2024/7/13-7/14
メンバー NGS DOIA OTK SZK
山行地域 剱岳 源次郎尾根
山行スタイル バリエーション


3連休は八峰縦走(下半~上半)を予定していたが、天候不順の予報。3日の予定を2日に切り上げ、天気のよさそうな1日目に源次郎尾根を登ってしまう予備案に変更となった。源次郎尾根に行くのは初めて。ワクワク!

気のきくDOIさんが切符を事前に手配してくれていたのでスムーズにケーブル、バスで室堂へ!

雷鳥沢から剱御前小屋まではしんどい登り。本当に苦手。メンバーに遅れがちになる。剱沢小屋で水を汲み、剱沢を降りる。まだまだ序盤。

平蔵谷出合から踏み跡をたどりとりつきへ。ほんまにここかなあ、といろいろ周りをみてみるが、ほかに登れそうなところはないので、難しそうなところを登る。ロープを出してOTKさんトップ。私は最後。難儀しながら乗り上げたところでNGSさんに作っていただいたアブミを回収する際に長シュリングを落としてしまった。すみません・・・

源次郎尾根は木登り、と聞いていたがその通り。足元が濡れてずるずる滑る急斜面が本当に怖かった。右手におそらく残雪期に使うルンゼが見え上部にはニッコウキスゲが咲き乱れていた。本当にきれい。

その後ロープを2回出したがどちらもOTKさんがトップで大活躍、ありがとうございます!

日暮れまでには頂上にたどり着きたい、そうであれば18時までには懸垂しておきたい、と話しながら登る。I峰まで本当に長い。II峰までも長い。ようやくII峰にたどり着いたときは17時、懸垂の準備をする。それまで暑くて汗が噴き出していたが夕暮れとともに気温が下がり一気に体が冷え、私だけ震えだす。危険を感じ、雨具を着てようやく落ち着いた。

「素晴らしいロケーションのなか豪快な」と表現される懸垂下降は、そんな状態のため安全に懸垂下降することに必死で景色はほぼみていない。

3連休の天気予報がよくないせいか、熊の岩には誰もいない。去年と同様雪も少なく、お盆も誰もいない熊の岩になりそうだ。

岩を乗り越え浮石だらけの斜面を登ると・・・・DOIさんが、見えた!と頂上の社を示してくれた。ここでメンバーがそろうのを待って、みんなで頂上!

日の入り後だったので記念写真は翌朝にお預け。BV地を探しテントを張る。雪渓から水をとるのは難しそうなのでゴミ袋に雪渓を崩し集め水を作ることに。ここで大きな雪の塊を作り出すことにやりがいを感じていたけど鍋にはいりにくく融かしづらい。こういうときは小さいものをとることが〇。

翌日は剱沢 で雨が降り出したため立山稜線を歩くことはあきらめ剱御前から雷鳥沢に向けて下降。雷鳥沢から室堂までは本降りで瞑想修行。

7/13 8:10 室堂ー11:20剱沢キャンプ場ー12:03平蔵谷出合ー16:37源次郎尾根I峰ー17:30源次郎尾根II峰ー19:40剱岳ーBV地

7/14 5:28剱岳ー8:15剱沢キャンプ場ー10:22雷鳥沢キャンプ場ー11:07室堂


大滝入門 御在所 百閒滝 24年07月25日

山行期間 6/15
メンバー MTU,OTK,YMO
山行地域 御在所 東多古知谷
山行スタイル 大滝登攀

大滝登攀をしに、御在所にある百閒滝(ひゃっけんたき)に行ってきました。

 

憧れの大滝登攀。危ないイメージがあるし迷ったが、この百間滝は入門で、記録も多く、沢登りの経験がほとんどない自分でも行けそう?とおもえたのでこの滝を1本目に選んだ

 

表道登山道から入山。

↑入渓点

登山口すぐ近くの堰堤うえから入渓して、いくつか小滝を越える。

 

谷は藤内沢のような茶色っぽい花崗岩で御在所っぽいなあという感じ。

 

 

最後10m斜瀑を越えると百閒滝に出る。

落差は70m。出だし以外は寝ているせいか、威圧感はあまりない。けどでかい。

 

 

クライミングシューズに履き替えて取り付いた。

 

出だし核心で、ハンドクラックとガバで思い切って体を上げる。

あとは階段、と思いきやその後の凹角が少し悪い。チムニー登りみたくズリズリ上がって、終了点へ。M1年目のOTKさんはチムニーどころか外岩も数回程度だがズリズリ(ノーテン)で突破。す、すげえ…というかチムニー1発目がこんなところですみません…

 

終了点は芯だけのボルトなのでナッツのワイヤーを引っ掛けて作成する。なので要ナッツ。

 

2p目、そのまま左岸を上がると階段だが、階段すぎたので、思い切って水線真ん中を行ってみた。

真ん中はスラブだったが、意外にフリクションが効きうまい具合にクラックも走っているので、プロテクションも取れる。そのまま直接落ち口へ抜け、立ち木で切った。落ち口手前がランナウト気味ですこし気持ち悪い。

 ←落ち口にて。OTKさんとMTUさん。

落ち口で大休止。夏のクライミングではフライパン状態が常だが、今回は寒いくらいだった。

ハーケンの練習をしたりしてしばしのんびり。

 

百閒滝を登った後は同ルート下降する予定だったが、時間もあったのでそのまま遡行し山頂まで行くことにした。

 

 

この東多古知谷はロープ不要の小滝が多く、ずっと滝を登っているような感じ。

 

 

 

水流が少なくなり登山道と合流するとそこでガチャ類をしまい、30分くらいで山頂へ。

御在所の山頂は初めてだったが人の多さにびっくりした。ロープウェイがあるためか街着の人やオサレ登山者が多く、

圧倒的場違い感。

この場違い感にももう慣れてきましたけど、さむいしさっさと下山。はよ帰ろう。

 

下山は表登山道で。途中で今回登った百閒滝をみれる場所があり、ちょうど登っている人がいた。この日はたぶん3パーティくらい取りついていた(自分たち含め)

休日に行く際は、はやめに取りつくのが吉。

 

アスファルト道を出たあと、せっかくなのでとなりの西多古知谷の大滝も見学した。

あれは百閒滝よりも数段難しいらしい。

いつか行ってみたい

 

 

見学後、駐車地にもどり帰阪

 

 

百閒滝、たった2ピッチでありながら、クラック、チムニー登り、スラブと楽しい登攀でした。

また、百閒滝の登攀自体は言うほど入門か?という感じだったがクラックやリスが多く、プロテクションはとり放題。あとフリクション抜群(このときは)。こういうところが入門なのかなと思う。

 

大滝登攀(沢登り)をやっていれば総合力つきそうだし、本チャンの悪いところも快適に感じること間違いなし、だと思うので少しずつやっていきたいです。

使用ギア

ハーフロープ×2、カム0.3~3×2セット(多すぎた。0.75~2だけ2セットで十分)、ナッツ、ハーケン数枚、ハンマーなど

 

 

 

YMO


小同心クラック 24年07月09日

山行期間 2024/07/07
メンバー HYS、MTM
山行地域 八ヶ岳
山行スタイル バリエーションルート


7月7日小同心クラックに行ってきた。

計画では6日(土)に登る予定だったが天気が悪いため翌日に変更した。

赤岳山荘駐車場を5時30分スタート1時間半の退屈な北沢歩き、

赤岳鉱泉着後少し休憩、昨夜の深酒で顔面蒼白の自分はペースが上がらず。

このままだと自分がリード時にビレイヤーにまき散らさないか心配になった。

8時30分大同心基部に到着、下山ルートを確認しながら小同心クラック取付きへ

前に2パーティいたのでゆっくり準備しながら登る順番を決めた。

1ピッチ目と3ピッチ目は自分がリード、2ピッチ目をHYSさんがリードとなった。

1ピッチ目 MTM 40M 出だしは緩い傾斜を左上しチムニーに入ると傾斜は強くなるが手足も豊富。

2ピッチ目 HYS 25M?テラスか右に出てチムニーに入り込む、25M辺りで先行パーティが2ピッチ目を切っていたのでそこで切る。

3ピッチ目 MTM 25M?スタート部のチムニーだけが登りづらいがあとは快適

  

小同心の頭でロープを片付け、最後はフリーで。

3ピッチ共難しい所も無く気持ちよく登る事が出来た。

途中待ち時間は有ったが1時間程度で山頂到着。

後続パーティが知り合いだったので登って来るまで休憩。

 

下山は天気も良く稜線歩きも気持ち良さそうだったが、大同心ルンゼからのクライムダウンとした。

 

 

帰りはJ&Nで入浴後、遅めのランチを食べて帰宅。

 

一緒に行ってくれたMRIへーさん、楽しい時間をありがとうございました。


西穂高岳 24年07月06日

山行期間:6月28夜~6月30日

メンバー:MNG.YSZ.TKH

山行地域:西穂高岳

今回は夏合宿のトレーニングなので、上高地から登ります。

梅雨のこの時期、天気予報を常にチェックしていたのですが、なかなか予報通りにはいきません。

29日の朝には雨はあがる予報でしたので、仮眠をとっていた、あかんだな駐車場で雨がおちつくまでしばらく停滞していました。

なかなか雨があがる気配はなかったのですが、天気予報を信じてバスに乗り込みました。

登山口である上高地帝国ホテルについたのは8時くらい。そこからは、一気に天気が回復し、気持ちもあがりましたが、あがったのは気持ちだけではなく、気温もあがり、暑くて大変でした。途中の登山道は西穂山荘の方々が整備してくださっていて、周りの笹などもキレイに刈り込まれていたし、木道も作ってくださっていて歩きやすい道となっていました。

 

熱中症にならないように、途中何度か休憩をとりながら、西穂山荘のテンバについたのは11時くらい。そこから、テント設営し、西穂山頂を目指しましたが、私が暑さと疲労で足をひっぱり、なかなか前に進めず、チャンピョンピークまでで時間切れとなり、そこから、引き返しました。

YSZさん、MNGさん、本当にすいませんでした。。。。

30日は雨の中(予報通り)、1時間40分くらいで上高地まで降りてきて、近くの温泉で汗を流して大阪まで帰ってきました。

体力不足を痛感した山行でした。合宿に向けてトレーニングをしなければと反省しきりです。

体力だけではなく、その他もろもろ山に登るための力量が足らないと思い知らされました。

記:TKH

 


立山スキー 24年06月19日

山行時期:5/14夜~5/16

メンバー:MZN,DOI-S,DOI-A,YSZ

山行スタイル:山スキー

立山で山スキーを楽しんできました。

5月15日 晴天

平日ですが、立山からの立山アルペンルートのネット予約チケットは既に完売。当日券について問い合わせると、連日100人ほどの当日チケット待ちだとか、インバウンド恐るべしです!チケット窓口が開く前から並んで、無事始発のチケット購入でき室堂へ。

 

室堂平からまず雷鳥沢キャンプ場へ滑って行きます。みくりが池から先は人影もほとんどなくとても静か。

テントを設営し荷物をデポして、ようやく重荷から解放されました。

  

まずは足慣らしで山崎カールと一ノ越の間の斜面へ、シールを装着し来た道を戻ります。

次第に傾斜がきつくなってきます。私たちが登りやすいようCLが圧雪しながらトレースつけて登ってくれます。

ちょっとした平らな場所に到着。短い緩斜面をまず1本目。雪面に縦溝があり少し緊張します。

今度は右寄りに登り2本目。斜面に慣れてきました。

3本目、山崎カールのローソク岩を目指しカール内を登ります。先のコースをトラバース気味に登り返し、さらに急登を登っていくと、次第にガスが出てきて視界が悪くなってきました。CLの判断でローソク岩まで行かず滑走することとなりました。ロングコースを一気にテント場へ。

無事テント場に戻り、夜はDOIさんが用意してくれたキムチ鍋を食します、美味しかった。身体が温まりよく寝れました。

 今回、過去最高に雷鳥に出会いました。まさに雷鳥の沢でした。

5月16日

昼前には天気が崩れる予報なので、今日は1本しか滑れないということで、テントを撤収し泊装備担いで雷鳥荘まで登り返し、荷物をデポして室堂山ルートへ向かうことにする。

雷鳥荘に着き、私のシールを見ると剥がれて板から浮いた状態に、劣化によるものの様でこれでは先の斜面をシール歩行で登れない。CLから板を担いでつぼ足で登るようアドバイスもらうが、「それだとゆっくりしか登れないので、今日は時間もないので、私ここで待ってますので行ってきてください」と返事すると、CLが私の板をサッと自分のリュックに取り付け「せっかく来たから、板持つから一緒に登ろう」と担いでくれました。もう申し訳ない気持ちと感謝しかありません。

みなさんに遅れないようにと何とか室堂山頂に到着。記念撮影してるとガスが一瞬取れ素晴らしい展望が。

  ←モジモジ君います。

 

  ←滑っています。

前夜に雨が降ってザラメがさらに良い感じになり、昨日より滑りやすくなっている、ザラメ天国!

楽しすぎて笑いながら滑ってしまいます。雷鳥荘に到着しみんな満面の笑みでハイタッチ! 最高の1本でした♪

滑りを楽しみシーズンを終えることが出来て、ご一緒してくれたみなさんに感謝です。

 下山後は、MZNさんお勧めのモツうどんを食べに「 糸庄 」へ、美味しかったです。


御嶽山 24年06月18日

山行期間:5/4夜~5/5

メンバー:MTD,YSZ

山行地域:御嶽山

5月5日(日)残雪の御嶽山へ日帰りで行ってきました。濁河温泉市営駐車場で仮眠し、標高1800mの濁河温泉登山口からスタート。

しばらくは夏道を進みます。新緑と苔の世界で気持ちが良いです。

 途中バイカオウレンが群生している箇所があり見頃でした。

2350m付近から残雪が出てきます。朝は締まっていて歩きやすかったですが、下山時はすっかり雪が緩み、踏み抜きに注意しながらの通過でした。日ごとに融雪が進んでいる様子。

雪上トラバースは慎重に通過し、次第に雪が無くなり、また夏道となりました。

 飛騨頂上に到着。

五ノ池小屋はまだ営業されていません。誰もいないテラスで素晴らしい景色を眺めながら休憩します。この日のお天気は最高によかったのですが風が冷たく長居はできませんでした。

   

小屋から少し進むと左手にドラゴンアイで有名な三ノ池です。開眼まじかでした。

 風が強く、ここからはバラクラバ着用し魔利支天山へむかいます。

 この先は、夏道を行かず岩の尾根通しで進みました。

今回は、12本アイゼンも持ってきましたがノーアイゼンで行ける程度の雪質でした。

 摩利支天山(2959m)に到着。

 遠く白山、北アルプス、乗鞍岳、中央アルプス、南アルプスが見渡せます。

  御嶽山剣ヶ峰。

霊峰御嶽山、神聖な雰囲気が漂っていました。登山者の少ない静かな山に登れ、雄大な景色を堪能することができました。

 

 

 


滝畑 上山谷 24年06月07日

山行期間  6/1

メンバー 松浦 山岡

山行地域 滝畑

 

滝畑の上山谷。入会前からずっと登りたいと思っていたが、ロープが必要だったりで行けなかった。

そこから4,5年、入会から3年目に入ってもういけるやろと思いハーケンの練習も兼ねて行ってきました。

 

滝畑湖畔レストランから橋を渡ってすぐ左手の階段を登り、用水路を歩いて入渓点に到着。

ここまで徒歩一分くらい。それでいてゴルジュあり登攀ありの谷。よくこんなところ見つけたな。

 

出だしから小滝が続く。途中5m滝で念の為ロープを出した。

しばらくするとゴルジュっぽくなり10m洞窟滝に差し掛かった。

その名の通り洞窟になっており滝の裏側に入れる。サンダーバードの基地みたい。

 

 

 ←裏側から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左側の壁から取り付いてハーケンを打ってみたりしながら右上ぎみに落ち口へ。

 

 

続いて2つ目のゴルジュでは、5m斜瀑を登ったあとに10mハング滝が現れる。

巻けるがせっかくなので直登した。

あーだこーだ話し合ってラインを決める。

水線の左側から登り、右上して落ち口へ。残置もあったがここでもハーケンを打ちながら登った。

近くにある奥立岩のようにもろいのを想像していたが、

意外に岩は硬い(ハーケンが効く程度には)   

それにこの沢はクラックやリスなど節理が多くハーケンの練習にはちょうどいいかもと思った。近いし。

 

 

 

  ←落ち口から松浦さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

胸まで浸かる釜から小滝をのっこすと3つ目のゴルジュに入る。

奥には前日の雨で明らかに増水したシャワー。直登してみたかったが間違いなく頭からかぶるので寒いし巻いた。

巻きはシャワー滝手前のクラック沿いをロープを出して登った。ここでも練習でアングル一本でランニング。(いらんけど)

あとはいくつかの小滝を登り、適当なところでハーケンを打ったりしながらダラダラ歩いた。

なんか長いなあ、と思い始めたところで木材集積所跡についた。小休止後、下山開始。

下山は沢沿いに続く踏みあとを下っていけばダイトレに合流して下りられる。踏みあとを登っても

合流できるらしいが大周りになる。1時間くらいで湖畔レストランへ下山。

 

念願の上山谷。とても面白い沢でした。特に10mハング滝。乾いていればⅢ+程度の登攀だと思うが

濡れた壁を自分たちでラインを決めて、支点をつくり登るのは緊張感があり楽しかった。

こういうのがやりたかったのかもと思った。

あと、いつもはめったに使わない超長スリング(240cm)が今回は終了点作成に大活躍。

こんなんいつ使うねんと思っていたが、次からは持っていこう。

 

ありがとうございました。

YMO記


春合宿 長次郎谷 24年05月12日

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