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烏帽子左稜線 23年07月09日

山行期間 2023.7/23
メンバー ICH.S HYS
山行地域 小川山
山行スタイル マルチピッチ

烏帽子左稜線

以前同期が連れて行ってもらった時にぜひ行ってみたら良いと言われ、随分前から一度行ってみたいと思っていた。何度か予備案として計画していたが天候が悪く行く事がなかった。

今回は予備案ではなく、このルートを登るために計画した。

18ピッチのルート。

核心はクラックや大チムニー

18ピッチの長いルートの為、ロープワークもスピードが要求される

同期の頼もしい相方とならチャレンジ出来ると思い行ってきた。

まずは、冷たい小川山の渡渉から始まる。

睡眠不足でぼーっとした頭と身体が一気に目が覚める。

気合いが入って丁度良いかも。笑

1時間弱歩いて取り付きに。

相方が最近クラック頑張っているので、そっちを担当してもらい、私が奇数ピッチを行く事になった。

難しくはないが、朝一の1ピッチ目はやっぱり緊張する。

順調に進む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前半部の核心は12ピッチのクラック。

綺麗に1本のクラックが入ってる。

相方が美しいフォームでカムを決めながら登って行く。流石。

 

 

 

 

 

すっきりしたまっすぐなクラック。

自分のハンドジャムを信じて登るが自分の手が信用できず怖くて仕方ない。

クラックの練習がもっと必要だ。

18ピッチのルート後半は、1ピッチ懸垂して1ピッチ登りまた懸垂するとか、めんどくさかった。

最後の大チムニー手前の16ピッチ目終了部は、右へのエスケープルートが明瞭だった。

今回烏帽子左稜線に挑戦する為に見た動画は、最後の2ピッチを登らずにここから下山している人が多かった。

すでに16ピッチ登り疲れているが最後の最後に核心…。

エスケープしたくなる気持ちがよく分かった。

ここで私達も大休憩。

相方にどうする?と聞かれたが、ここまで来て核心登らないとか意味わからん。もちろん行くでしょ!!

相方が前半クラック頑張ったので、後半の大チムニーは私が。

疲れ切った身体とチキンなハートにムチを打ち登る。

バックアンドフットでチムニーの半分くらいまで登る。

そこからが核心。

チムニーに入りすぎているのか?中盤からは、バックアンドフットで登るには狭すぎる。

何もなくフェース登りは出来ない。

バックアンドニーやらハンドやら、もがきながらずりずり少しずつ背中を上げて行く。

ここで6番のカムを使用。

少し安心。

 

 

 

 

 

ずりずりしながら這い上がってくとチムニー出口の左にハーケンが、ありがとう。

そこからは、チムニーから出て左のフェース。

出る所が少し気持ち悪いが、フェースが少し持ててホッと一息。

あとは、フェースのビクトリーロード。

やっぱり18ピッチは長かったが、また一つ行きたかったルートを登る事が出来て嬉しい。

お互い切磋琢磨し、もっと色んなルートに挑戦できたらいいな🎶

下山後は別山行で来ていた同期と小川山名物BBQ楽しかったな。


立山クレバスレスキュー&龍王岳東尾根 23年07月01日

山行期間 2023/6/23~6/25
メンバー SUM SZK DOIS DOIA YSD NKJ FKM TKH

クレバスレスキューの為、立山まで行ってきました。

雷鳥沢から沢を渡りすぐの斜面で2パーティに分かれて講習開始です。

本番のメンバー構成でちょっと緊張した空気感が漂っています。

①まずは墜落者を止めること。

②アンカーの構築。

③テンションの移動。

④引き上げ。

この行程を一人一人が順番に墜落者になり数回繰り返しました。私個人的な反省としては引き上げの際、マイクロプロテクションの向きを間違えてしまい、絶望的な気持ちになりました。「一番やったらあかん間違いやわ」落ち込む時間はありません。とにかく何回も繰り返し練習しました。しかし、テント場に帰ってきてみんなで楽しく夕食を食べているときもこの絶望感を引きずり、なかなか気分が晴れません。今もそのままです。

次の日は晴天のなか、龍王岳へ登りました。岩稜帯歩きのスキルアップの為です。一の越山荘でハーネス、ギア類を着ける。少し下ると取り付きです。目の前にそびえ立った岩山に少しビビりながらトップをいくDOIAさんの後ろを必死でついていきます。まず、階段状の岩場。特に問題はないがアタック装備といえども荷物を背負っているのでバランスが大切。

次は草付きのスラブ。ハイマツが広がる。邪魔に感じたり、枝をもたせてもらい感謝したりしながら進む。スラブは苦手。特に登山靴では恐怖。先に行くdoiaさんはスラブをぐいぐい行くが、私は横道のハイマツ帯に逃げる。1峰2峰3峰と続くがどれがそうなのかがよくわからないまま3点支持を意識して登っていく。このあたりは浮石が特に多くて、手の置く場所、足をのせる場所、落石をおこさないように意識してのぼる事、がとても大切だと思います。実際、私は落石をおこしてしまいました。すいませんでは済まされない事だ。しっかりしろ!私!

暑くて喉がカラカラ。水分をとりたいがザックをおろしてのんびりもしていられない。こんな時はザックの中に水の袋をセットしておいて、水をちゅうちゅうと飲めるハイドレーションがいいのかな。

つぎはフェースだ。ここでロープをだす。左にまけばフリーで登れるらしいが、今回はトレーニングの意味もあるのであえて使う。60mシングルロープ。担いでくれたのはDOISさん。ありがとうございます。そして見上げると、ちょっと古めのハーケンが見えた。うーん、少し高い位置やなー。トップを行ってくれることになったDOISさんはなんなく登りつめていかれました。続いて登るひとはタイブロックをセットして安全を確保して登っていきます。3番手の私は、2番手のYSDさんの登りをカンニングしました。

こういうところがまだまだ力不足で自分が情け無くなるところです。

全体的にはⅡからⅢ級ぐらいのグレードとの事。

山頂に着いてみんなで写真を撮って室堂まで歩きます。まだ、雪の残る道をあるきながら、今度は積雪期にまた来たいなーと思いました。

今回は学ぶべきことの多い山行でした。身体も疲れたけど頭も疲れました。

帰りはもちろんあのお寿司屋さんで美味しいお寿司をいただいて帰りました。

皆様、お疲れ様でした。

TKH記


春合宿 小豆島拇岩赤いクラック 23年06月20日

山行期間 22023.5
メンバー MTR、STR
山行地域 小豆島
山行スタイル クライミング

予定していた穂高縦走が中止となり壮太郎と2人で海を渡って小豆島に向かった。

予定よりフェリーの到着が遅れてテン場を確保していたら

初日に予定していた赤いクラック登攀の時間がなくなり

吉田の岩場でフリークライミングで明日の為にウオーミングアップとした。

スラブを中心に登った。ゲレンデは2人だけで貸切。

1人6本づつ登り、ほどほどにして景色のいい浜辺でBBQをして栄気を養い明日に備えた。

2日目

5時半起床、7時出発。朝ごはんを海を見ながら気持ちよくのんびりと過ごしました。

8時、赤いクラック取付き到着

じゃいけんで壮太郎から登ることとなる。

1P 5.9 ,壮太郎赤いクラックを登る。入会1年だが、かなり身のこなしがよくなって、しかも力強さも感じる。

スイスイ登って終了。

2P目 5.9 少し登って左へトラバース。

すいません。本来の終了点の2ⅿほど手前で切ってしまった。

3P目 5.9 残した2ⅿをトラバースしてもらってそのままP3に突入してもらう。

その為、途中のケミカルボルトで切ることになる。

3.5P目 短いのであっという間に終わる。

というわけで、革新のP4は壮太郎がいくことになる。つるべルールです。

4P目 5.9/A0 最後の乗り越す2手が難しい。でもアブミを使えばすんなりいくはず。

でも壮太郎はアブミを使いたくないらしい。素晴らしい。だが、

核心部、右から行けばいいのに、左からの攻める。

残念ながらテンション連発、結局、右からアブミで通過。

一息ついて最終の5P目へ

5P目 5.9 アブミをフル活用して直登。気持ちよかったです。

フォローで壮太郎も登頂。

4時間かかりました。

下山は、ダイレクトルートを偵察しながら下山。

ちょっと難しそう。

でも。壮太郎はピンとピンの間が狭いから大丈夫という。

1ピッチがけでも、登攀したかったが、懸垂中でロープが絡まり

登り返しで時間がかかりダイレクトルート登攀は次回の楽しみにする。

その日も、浜辺でBBQをして今後の山行計画を夜遅くまでミーティングし就寝。

翌朝も、のんびり朝食をとり、吉田の岩場にフリークライミン。

昼までクライミンを楽しみ、温泉に入って御飯をたべて

船に乗って帰りました。

楽しい小豆島クライミン合宿でした。

9月に、再渡航です。ではでは。

 


春合宿 明神岳東稜 23年06月02日

山行期間 5月3日〜5月5日
メンバー DOIS DOIA SUM TKH MTM YSD
山行地域 北アルプス
山行スタイル アルパインクライミング

2023年GWの春合宿は明神岳東稜。

予めタクシーを予約していたのでスムーズに上高地に到着。

明神館を過ぎた所を左に入り取り着きます。

 

ガレ場を登っていきますが行き過ぎた様でいきなりの薮漕ぎになる。うっすら踏み跡がある樹林帯に戻る。

樹林帯を抜けると次はひょうたん池を目指す。雪渓のトラバースでアイゼンを着けた。ひょうたん池迄の登りが地味につかれる。ひょうたん池は残雪で覆われていた。さぁここからが本格的なバリエーションになる。気合いが入ります。岩と薮のmixで歩き難い。登山靴では登り難い岩場もあって難しく感じる場面が何度かあった。少し残業になりやっとこさラクダのコルに到着。雪を掘ってテントが滑らない様に安全対策した。

 

さぁいよいよ2日目は核心部のバッドレスだ。

アイゼンを細かい岩の切れ目に入れて登るがなかなか登れない。先行で登ったDIAリーダーは流石だった。リードで登るのは怖かったと思う。技術的にもまだまだな自分だと思った。帰って又練習に励もう。

確保したりコンテで登ったりして進んでいくがなかなか思った様に進まない。誰もがそう感じていたかも知れない。

遂に明神岳主峰に着いた!かなり疲れていたが終わりが少し見
えてホッとした瞬間でもあった。

ここからは懸垂下降一回して奧明神沢のコルへ。第二の核心部でもある。数日前に悲しい事故があったばかりの奥明神沢なので神経を集中させて下る。安全を取ってバックステップで全員

降りた。途中で大きな落石があり非常に危険だったが、当たらなくて良かった.当たっていたら命はなかっただろう。


総合的に落石で緊張する山行となった。浮石が多くグラグラする岩ばかりで怖かった。もう少しパワーアップして又チャレンジしたい明神岳東稜になった。

リーダー、一緒に登った皆さんありがとうございました。

 

 

 

 

 

 


大峰 前鬼川 23年06月01日

山行期間 2023.5.20
メンバー OSM, OKD, KMR
山行地域 大峰山系
山行スタイル 沢登り

何度か企画しては雨で中止になった前鬼川に久しぶりに行ってきました。前日に雨が結構降ったため、増水しているか心配しつつ入渓地点に行きました。

駐車地で準備していると早速ヒルがいました。雨上がりは活性しているのだろうか?

入渓すると、ちょっと水量が多いかなと思ったが、滝上の渡渉がある10mの滝までは行くことにした。

前鬼ブルー?前に行った時ほど青くは見えなかった。

10mの滝。水量が多い。左岸にロープがあり、そこを巻き上がった。滝上での渡渉が厳しいようであれば、ここで引き返すことにした。

ロープを出しても、危ないかもわからない。そのまま左岸を巻くとロープがあったのでそこから下りて、念のためロープで確保して渡渉した。

この後も通常の水量であれば渡渉できるところが、難しいためこれまで行った時より厳しいルートを取ることになった。

垢離取場。ここで装備を解除して、登山道を下山した。

前鬼は今回で4回目であったが、増水していると結構手ごわくなった。しかし、ロープで確保するなどいい経験になったのではと思います。

行動時間

6:25林道ゲート→6:40黒谷と前鬼川本流の合流→7:20 630m釜滝→7:55 650m左から枝沢→8:38 670三重ノ滝→10:04垢離取場→10:55峠→11:50駐車地


南紀 小口川 滝本北谷 23年05月25日

山行期間 2023/5/20
メンバー MZN、MTM
山行地域 南紀 小口川 滝本北谷
山行スタイル 沢登り


今年の沢始めは同期のMZNさんと南紀 小口川 滝本北谷へ行ってきた。

MZNさんとは以前から6月頃に一緒に沢に行きたいと話していたので、少し早いが南紀なら行けるかと思い誘ってみた。

今までは先輩に連れて行って貰っていただけだったが、ちゃんと自分達で経験してみたいと思い計画した。

 

夜大阪を出て、旧滝本小学校近くの空き地で仮眠。

朝一は水温が低そうなので少し遅めの出発。

アプローチも短く入溪地点は判りやすかった。

滝も何度か出てくるが、巻き道がしっかり有り判りやすい。

巻き道は前日の雨でぬかるんでいたので気持ち悪かったが、各所しっかりロープが有ったので問題無く通過できた。

 

全体的に距離も短く、滝やナメ床や巨岩帯等が有り色々と楽しめる良い沢だった。


滝本北谷 沢登り 23年05月24日

山行期間 令和5年4月22日
メンバー OSM、UTJ、OKD、KMR、MTST、TNK
山行地域 和歌山県新宮市
山行スタイル 沢登り

南紀の滝本北谷で沢登りをしました。

 

4月21日夜に離阪し、道の駅熊野川で仮眠。
翌日、滝本小学校跡地付近まで車で行き、林道を抜けて、6人で沢に入って行きました。
天気は快晴。
美しい谷で、沢山の滝やナメ床・ナメ滝が絶景!!
気が付けばお昼になっており、あっという間に遡行終了点まで到着していました。
遡行終了点である取水口堰堤から戻り始め、発電所の導水路伝いに滝本小学校跡地前まで戻りました。
とても美しい谷で、とても気持ちよかったです。
皆さん、お疲れさまでした。

慰霊の日 23年05月22日

山行期間 令和5年5月21日


去る5月21日、泉州山岳会慰霊の日におきまして、慰霊碑の除幕式ご法要が執り行われました。この日は会員の他、ご来賓や元会員の方達を含め、100名を超える方にご参加いただき、盛大に開催する事が出来ました。ご参加いただいた皆様には、ここに改めて御礼申し上げます

本来であれば3年前、慰霊碑の完成直後にご披露の予定でしたが、コロナ禍により開催はかなわず、今年になってようやくお披露目することができました。これからは毎年の慰霊の日にこの慰霊碑の下に集まり、安全登山を誓いたいと思います。


仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳 23年05月13日

山行期間 2023年5月2日(夜)〜5月4日
メンバー OSM、OKD、UET、TNK、MTS、KMR
山行地域 南アルプス
山行スタイル ピークハント


今春よりMチームにあがったお二人を加えて、春合宿に行ってきました。
メンバーの日程の都合により1泊2日の山行で、1日目に仙丈ケ岳、2日目に甲斐駒ヶ岳へのピークハントです。

通常、南アルプス林間バスは北沢峠まで運行しているのですが、残雪期はその手前の歌宿まで。
このバスはいつもプチ観光(山の紹介)をしながら運転してくれるので、個人的に大好きです。今回は道沿いに咲いている高山植物を教えてくださり、その間はゆっくり走行してくださるという優しさに触れました。

バスを降り、歌宿から北沢峠まで林道を歩きます。
地味に上っているのと、アスファルトなので地味にしんどいです。、

長い林道を経て、テン場へ到着。
今日は快晴で、登山日和。
登山客も多いだろうとテン場の心配をしていたのですが、意外と少なかったです。

テント設営し、出発準備。 ここで、メンバーの一人の足裏に水脹れができ靴連れしていることが発覚。残雪期の割には暖かい気温と長いアスファルトの歩行で、冬靴の中が蒸れてしまったのが原因と思われます。
靴擦れ用バンドエイドで処置をして、仙丈ヶ岳へ。

82期の二人が先頭を交代で歩きます。
登り始めは雪は全くなかったのですが、1時間ほど歩くとところどころ残雪がでてきて、雪の量が次第に多くなってきました。
凍っているところもでて、ちょっと怖いなっとなった時にアイゼンを装着。
ときどき踏み抜きながら、登っていきます。
テン場からおよそ3時間ほどで、小仙丈ヶ岳へ到着。
景色が綺麗。
富士山や鳳凰三山のオベリスク、御嶽山、乗鞍と名峰が見え、癒されます。


後ろを振り向けば、明日の目標の甲斐駒ヶ岳が見えます。
あれ? 雪がない。。。 バスから見えた甲斐駒ヶ岳にはしっかり雪が積もっていたのですが、南側はとけてしまっているようです。

そして、ここからは急登が続きます。 きつい。


坂を登りきったらピークが見えるかな?と思っては、新たな坂が出てくるという、山のあるあるを何度も繰り返し、やっと見えたピーク。 手前のカールをぐるっと回って、最後の急登を登り、無事にピークへ。

景色を堪能して、下山開始。
雪が溶けかかっているので慎重におります。
ある程度下まで降りると、雪と岩が交互に出てきて、アイゼンを外すタイミングがなかなか難しかったです。
リーダーからは下山も同じ道を通る時は、登りの時にどのあたりまで雪が積もっているかなど、下山のことを考えて登るようにとご指導がありました。

そして長い下山道を経て無事にテン場へ到着。

翌日は3時起きの4時出発。
昨日、登山前に靴擦れになったメンバーは山行中に症状が悪化し痛みがかなりあるとのこと。今日の山行は諦めテントでお留守番することになり、5人で出発。
林道を歩く時間とバスの時刻もあるので、8時になったら下山すると決めました。

登山開始から早々に道が凍結していて、何度も滑りそうになりながら歩きます。
しばらくして、樹林帯を抜け、視界がひらけたところにでて後ろを振り返ると、山の一部にモルゲンロートが。 美しい。

岩場を抜けると、急登が始まります。
昨日、かなり足を使い、体力、筋力のない私はすでに筋肉痛。
ベーステントで、2日続けて3000mはわかっていたものの、やはりかなりキツイ。 バテバテになってしまいました。

駒津峰に6時47分に登頂。

このペースでは甲斐駒ヶ岳に8時までに登頂することは難しいとのことで、ここで少しゆっくりして下山することになりました。

余裕のある時間にテン場へ到着。 ティータイムでまったり過ごしテント撤収。
無事に帰路につきました。

ご指導いただいたリーダー達、ご一緒いただたメンバーのみなさん。 ありがとうございました。


宝剣岳、雪上訓練 23年05月10日

山行期間 4/21夜~4/23
メンバー SUM、DOIS、DOIA、TKH、YSD、NKJ、FKM、MTM
山行地域 木曽駒ヶ岳、宝剣岳
山行スタイル トレーニングトレーニング


4/22(土)~23(日)で宝剣岳、木曽駒ヶ岳へ雪上訓練に行ってきた。

目的はクレバスレスキューの理解と練習の為だ。

 

4/21(金)夜離阪、菅の台バスセンター駐車場にて仮眠。

 

1日目

朝一のバス、ロープウェイを乗り継いで千畳敷に到着。

午前8時50分頃千畳敷出発で極楽平を目指す。

天気良く最高の気分だ。

極楽平でハーネス、ヘルメットを着けて宝剣岳を目指す。

冬の宝剣岳は初めてで少し緊張したが問題無く進めた。

宝剣山荘で少し休憩して木曽駒ヶ岳に移動、山頂下で2組に分かれロープにて滑落者を止める練習をたっぷりとして初日が終わった。

  

2日目

AM4時30分頃起床、テント撤収後千畳敷へ向かう、今日も朝から最高の天気だ。

  

 

千畳敷付近で、昨日の2組に分かれてクレバスレスキューのシステムの理解とクレバスに落ちた事を想定して、メンバーで話し合いながら何度も繰り返し練習し昼過ぎに下山しました。

 

いつも思うが、練習中は覚えていても後日思い出そうとすると忘れている事が多いので、

定期的に繰り返し何度も練習する事が大事だ。


雪彦山地蔵岳東稜 23年05月02日

山行期間 2023年4月29日
メンバー SUM,FKM,NKJ,MZN
山行地域 雪彦山
山行スタイル アルパインクライミング

地蔵岳へマルチピッチクライミングをしに行ってきました。

前泊をし、まだ薄暗い中ヘッドライトをつけてのスタート。

取り付きまで少し、さまよいながら1P目。

 

今回のメンバーは4人。それぞれ2人ずつ。

難所の3P目もザックが引っ掛かりながらもなんとかクリア。

ここを過ぎると気分もだいぶ楽に。

ただ、雨予報のため風が強い。寒い…

お湯を持ってきて正解でした。

地蔵岳の山頂で記念撮影。

休憩をしていると少し雨が降り出してきたので急いで下山。

 

 

今回は久しぶりのクライミングだったので、あまり力を発揮できませんでしたが、

次までにもっと登れるように練習しておかないとと反省。

 


雨飾山(P2) 山スキー 23年04月11日

山行期間 2023年4月5日
メンバー MSD, SZK, YSZ, DOIS, DOIA
山行地域 妙高
山行スタイル 山スキー


雨飾山に山スキーに行ってきました。

今回のコースは「初心者でも大丈夫」と大先輩のリーダーMSDさん。ならばと間髪入れず参加表明!!

世間は仕事をしているであろう平日に長野県小谷村への日帰り山行。なんて贅沢な!

45() 山田旅館の手前に駐車。

さぁ、スキー板にシールを装着してスタート!と言いたいところでしたが、雨飾山荘までの林道は除雪していて雪が無い…(-_-;)

スキー靴とスキー板を担ぎ、まさかのスニーカーでの出発となりました。

雨飾荘を越えたあたりでスキーを装着していよいよスタートです!

林道終点の雨飾高原キャンプ場から沢沿いを登り、南尾根のコルへとハイクアップしていきます。狭い斜面なので滑れるのかが少し不安になりましたが、先輩方がついてるから大丈夫と自分に言い聞かせ標高を上げていきました。

1510mのコルにあがると絶景が待っていました。やっと雨飾山の姿が見えたのですが、雪解け、全層雪崩により雪が少なーい。

スキー初心者の私達(DOSDOA)がいることもあり、リーダー判断で目標のP2(1838m)までは行かずにここからの滑降となりました。

SZKさんを先頭に(ルーファイありがとうございました!)  YSZさん、DOADOSMSDさんの順に狭い谷筋を横滑りや小刻みにターンしながら下りていきました。先輩方は颯爽と滑降していきます。早くあんな風に滑りた〜い!

少し開けたところでは気持ちよく滑ることが出来、大満足。

なんだかんだとあっという間に林道に合流し、これにて終了。

今までのものとは違い、とってもアドベンチャーな山スキーでした!勉強になったし、楽しさも百倍!!

アフタースキーは山田旅館で日帰り入浴。情緒あふれる素敵な旅館で温泉もとても素晴らしかったです。来年は是非とも泊まってみたいですね。

温泉のあとは、栄食堂で鱈汁をたらふく食べて幸せいっぱい!

よく遊び、よく食べ、よく笑った1日でした!

 

 


鹿島槍ヶ岳 東尾根 23年04月06日

山行期間 2023年4月1日〜4月2日
メンバー NGS, DOIS, DOIA
山行地域 北アルプス
山行スタイル 雪稜登攀


鹿島槍ヶ岳東尾根に行ってきました!

藪漕ぎあり、スリルあり、体力勝負ありのとっても大満足な山行となりました。

416時半、大谷原登山口を出発。

林道を進み東尾根に取り付きます。ピンクの標布が目印。

一ノ沢ノ頭からニノ沢ノ頭にかけて痩せ尾根が続くので慎重に行動。(一ノ沢の頭でアイゼン装着)

12時、宿泊予定地である第一岩峰手前の2300m地点に到着。整地をして幕営。

テント幕営適地としてはニノ沢ノ頭の方が景色もよく最高だと思います。

4月2日4時半に出発。

第一岩峰取り付きまで100mほど高度を上げていきます。早朝なので雪は締まっていて歩きやすかったです。

第一岩峰(2P)

第一岩峰は雪が多ければルンゼをフリーで登る予定をしていましたが、基部に大きな雪の割れ目がありロープを出しました。

1P目はルンゼの左側の岩から取り付き、途中からルンゼに入ります。支点構築はピナクルで、岩を一段上がったところに残置ハーケンがありランニングをとりました。

2P目を終了後はコンテニュアスで。雪壁を稜線まで上がり稜線沿いをトラバースすれば第二岩峰取り付きです。

第二岩峰(2P)

1P目。ピナクルと残置ハーケンで支点構築。終了点はチムニー手前の残置ハーケンです。

2P目は少しハング気味のチムニーです。残置ハーケンが豊富にありましたが2番のカムでもう一つ保険にランニングを取りました。

左足を決め、ステミングで体を上げると右手で岩を掴むことができ、ホッと一安心。そのまま勢いをつけて岩を乗っ越しました。終了点はリングボルト。

ここだけの話、グローブで登る勇気はなく素手で登りました。お天気が良くて良かったです。笑

鹿島槍ヶ岳北峰への登り、南峰へのアップダウンの試練を受けやっとのことで鹿島槍ヶ岳南峰登頂!鹿島槍ヶ岳ヤリマシタ!!

さぁ、ここからが長い長い下山です。

布引山を越え、冷池山荘を越え、赤岩尾根を下っていきます。

雪も弛みだし、踏み抜きも多発。

西俣出合に出てやっとアイゼンから解放されました。

あとは林道を駐車場までテクテク…

 

行動記録

1日目  6:30大谷原登山口→10:00一ノ沢ノ頭→11:10ニノ沢ノ頭→12:00BV地

2日目  4:30BV地→5:30第一岩峰→8:00第二岩峰→10:40鹿島槍ヶ岳北峰→11:50鹿島槍ヶ岳南峰→13:45冷池山荘→16:00高千穂平→18:40大谷原登山口

 

 

 

 


赤岳主稜

山行期間 2023.3.29〜3.30
メンバー SOT TKD
山行地域 八ヶ岳
山行スタイル アルパインクライミング


3/28夜〜1泊2日で八ヶ岳・赤岳主稜を登ってきました。

バリエーションとかアルパインとか、よくわからない時から「赤岳主稜」という言葉は何度も聞いてきました。毎年誰かが計画して登っており、初級アルパインルートとして定番中の定番らしい。みんな一度は行っている赤岳主稜、なんか語感がカッコいい赤岳主稜、僕も御多分に洩れず赤岳主稜に挑戦させてもらいました。
約2週間前に赤岳・天狗尾根を登っているので全然久しぶりではないですが、今回はメジャーな美濃戸方面からスタートです。
前日夜に美濃戸口にて仮眠し、3/29、4:00スタート。やまのこ村まで真っ暗な林道を約1時間、思いのほか疲れる南沢を約2時間半で、7:20行者小屋に到着。最初は雪が少ないかと思いましたが、前日にも降雪があったりでしっかり積雪していました。テントを張り、登攀装備を身につけ、いらない荷物はデポします。少し軽くなったザックを背負い8:30頃いよいよ主稜へと向かいます。
文三郎尾根は樹林帯終盤から傾斜がかなり出てきて、急登続きにふくらはぎを相当酷使しました。9:40主稜取付直前、噂のトラバースです。雪は安定している、雪崩リスクもなさそう、ステップは崩れない、しかし怖い!カニ歩きで確実に通過し、僕は一度も下を見ないようにしました。これを終えるとようやく取付に到着です。
ロープを用意して少し休憩。10:00頃登攀開始しました。振り返ってみれば、この時点で登山開始から6時間。
1P目TKDリードにてスタート。以降はツルベで登ります。チョックストーンをステミングで越えます。雪の締まりがイマイチで、アックスの効きが悪いため怖いです。ロープの流れが悪くなるので、ルンゼを登り詰めたところで切ります。
2P目は岩場を回り込むようにトラバース。ランニングが取れないので怖いです。
あとはあんまり覚えてないのですが、とにかく中間支点が取れない印象でした。外れるのが目に見えている浅く出た岩にスリングをかけたり、なんとか使えそうなクラックを探したり(おかげで持っていってた#0.5〜#2は全て使いました)。前日にあった降雪のせいもあり、アックスが効かないのにも参りました。
上部の岩場もなんとか登り、ハンガーボルト2個で終了、といきたいところだったのですが、安心してフリーで登れる雪の状態ではなかったので追加で3ピッチほどロープを伸ばし、一般道に合流する頂上直下までスタカットで登りました。全部で10ピッチくらい?
個人的にはやはり高山病症状なのか息の上がり方が半端じゃなくて、まるでヒマラヤ8000mを登るが如く、数歩すすんではゼェゼェいう始末で、超スローペースになってしまいました。
そんなこんなで、赤岳頂上には15:30到着。主稜登攀に、実に5時間半もかかっていました。天気が良くて風も無かったのが幸いでした。しかし、この日の赤岳は好天にも関わらず殆ど人が入っていない模様で、文三郎尾根もトレースなし。急な下降やトラバースを慎重にこなし、時間をかけて下りました。
行者小屋に着いたのが17:30。13時間半行動になりヘロヘロで、その日のうちに完全下山することは諦め、ここで一泊。疲れていたので良く眠れました。
翌日、南沢と林道を淡々と下りて終了となりました。初めての赤岳主稜、なかなか厳しかったです。

中央アルプス 経ヶ岳(権兵衛峠) 23年04月04日

山行期間 2023年4月1日(夜)~ 4月2日
メンバー OSM、OKD、KMR、TNK、MTS
山行地域 中央アルプス
山行スタイル ピークハント


春合宿に向けてのトレーニングで長野県の経ヶ岳へ行ってきました。権兵衛峠経由のルートは初めてです。この時期は権兵衛峠登山口まで車が入れません。カモシカを発見しながら舗装された林道を所々ショートカットしながら歩きます。

 

10日前での情報では全面雪道だったはずが、すっかり溶けて姿かたちも有りません。電波塔、北沢山と順調に進みます。晴天で各方面アルプスも良く見える絶景です。登山道はきれいに整備されていてとても歩きやすいです。

 

ちらほら残雪が見え始めた頃に岩場通過の直進路と迂回路の分岐。残雪の状況が判らないので迂回路を選択。残雪をズボズボ踏み抜きながら急登を登ると経ヶ岳山頂に到着です。

山頂は以前来た時より視界が開けて見晴らしが良くなっています。風の無いぽかぽか陽気の中を下山。予想以上に気温が上がり、シャツ一枚でも暑くなってきました。電波塔を過ぎてしばらく降った水場で美味しい湧水を飲み下山。がっつり雪が積もってる季節にまた来たいです。

行動記録 6:20(出発)-7:20(権兵衛峠登山口)-8:00(電波塔)-8:30(1884m)

-9:50(2043m)-10:40(西の肩)-11:00(経ヶ岳山頂)

―11:30(下山開始)-12:20(迂回路)-13:30(電波塔)-14:10(水場)―14:40(終了)