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木曽駒ケ岳・宝剣岳24/04/30

山行期間 2024/4/28
メンバー YSD FKM TKH
山行地域 木曽駒ケ岳・宝剣岳
山行スタイル 縦走 ピークハント

 春合宿前のトレーニングとして、木曾駒ケ岳、宝剣岳に行ってきました。

天気も良く、気温も高く(千畳敷駅の温度計では13度)、気持ちの良い登山日和の一日でした。

暑かったので、登るときはメリノウール一枚と下はタイツと雨用のズボンでしたが、それでも暑く感じました。

雪は水分を多く含んだシャリシャリの雪でしたが、まだまだそれなりにたっぷりありました。今回はスキーやスノーボードの人が多くいて(菅の台からのバスの中の1/4くらい)春山スキーを楽しんでおられました。

木曽駒ケ岳・宝剣岳ともにメンバー三人共積雪期経験ありでしたが、いつも強いリーダーがいてくれていわば

「ついていく山行」でした(私個人的には)ので、自分がリーダーをして、女性3人で積雪期の宝剣岳に登るということは、楽しみでもありましたが、どちらかといえば不安の方が大きい計画でした。

今回は春合宿の剱岳のトレーニングでしたので、宝剣岳に優先的に登り、時間の許す範囲で木曽駒ケ岳に登るという予定でした。

千畳敷駅から宝剣山荘まで50分。山荘前で休憩をしていると、男性二人が宝剣岳から戻ってきましたので、山頂までいったか聞いたら、途中で引き返してきたとのこと。理由は「死にたくないから。途中、凍っていますよ。」と。その一言で、私はビビッてしまいました。でも、とりあえずは自分の目でたしかめないことには、と思い3人で出発しました。

以前の記憶だと、一か所トラバースがあり、そこが難所かなと思っていました。今回はそのために30mロープを1本持ってきました。「私、ロープを持っているので、先頭いきます!」と、YSDさん。頼もしい!登っていくと

男性が一人また降りてきて、この方もそのトラバースを前に引き返してこられた。「この先凍ってますよー」と。

私も一瞬ひるみましたが、やはりとりあえず自分たちの目で確認しましょうとGO!することに決めた。

ピナクルにスリングをかけ支点をとり、ロープをはる。多分、5~7メートルくらいの距離だと思う。これはYSDさんがやってくれました。ありがとう!YSDさん。次に、FKMさん、カラビナスルーをしながら慎重に、時にはダブルアックスで進んでいきました。カッコイイ!最後に私。ヨタヨタとビビりながら、二人に励まされトラバースを通過。ヤレヤレ。あとは、フィックスされた鎖をもち、アイゼンをひっかけないよう注意しながら登りました。山頂についたときは満足感で一杯でした。2931mからの眺めは最高で、特にうっすら雪のかかった御嶽山が素晴らしく立派に見えました。写真を撮りまくり、あとは恐怖の下山です。慎重に、とにかく慎重に下山し宝剣山荘に戻って来たときは、ドッと疲れがでました。「あー先に宝剣岳登っといて良かったー」と、つくづく思いました。後は登山日和のなか、木曽駒ケ岳山頂までいき少し長めの休憩をとり下山しました。

今まで幾度となく登っている木曽駒ケ岳ですが、今回は特別でした。残雪期ですが雪のある時に女子3人で宝剣岳に登れたこと。YSDさん、FKMさん、本当にありがとうございました。三人で力をあわせての山行。とても楽しかったです。

先輩がおっしゃていました。「リーダーは奪ってでもやるべき」だと。

<行動記録>

4/28  7:15菅の台バスセンター→8:30頃千畳敷駅→9:20浄土乗越→10:50宝剣岳山頂→12:00宝剣山荘→

13:00木曽駒ケ岳山頂→14:00浄土乗越→14:30千畳敷駅

以上。

TKH記