| 山行期間 | 2012年10月5日(金)夜~8日(月) |
|---|---|
| メンバー | SGY, KNS, KWI, ITN, MYI, NNK, YSK |
| 山行地域 | 八ヶ岳 |
| 山行スタイル | 縦走 |
いつか縦走してみたい!と思っていた八ヶ岳。
縞枯山から阿弥陀岳までのコースが発表された時からとても楽しみでした。
ピラタスロープウェイ山麓駅で最後の荷物の調整をしました。
ここで、KWIリーダーがメンバーに赤くて大きなトマトを配ってくれました。
この甘く美味しいトマトのおかげで、あの長い距離を歩けたのかもしれません。
ロープウェイを降りた山頂駅は標高が2,237mであり、少し肌寒く感じました。
空は雲に覆われていましたが、だんだん晴れの確率が高くなるという天気予報に期待して出発しました。
坪庭を通り青い屋根の縞枯山荘までは歩きやすい道でしたが、そこから大きな岩がゴロゴロしている道を進みます。
この歩きにくい道を登ると少ししんどくなりましたが、落ち葉が赤や黄色に色づいているのを見て、楽しく登ることができました。
縞枯山を過ぎてもまだ続く足場の悪い道に、前に進んでいる感覚がなくなりそうでしたが、
やっと茶臼山に到着。展望がよく、これから歩く山々がきれいに見えました。
麦草峠を過ぎ、丸山、中山と樹林帯の中を黙々と歩き、1日目のテント場黒百合ヒュッテに到着した時はホッとしました。
15時半ですが、テント場は沢山のテントが張られており、なんとか小屋の前に張る場所を確保しました。
今日の晩御飯はMYIさんのワンタンスープです。野菜たっぷり生姜入りで体がぽかぽか温まりました。
翌朝、起きると外は雨が降っていました。
小さいテントは床に水が溜まったということでしたが、ITNさんとKNSさんは朝食の間にテントを乾かし、
あっという間に荷造りをしてすぐに出発です。
雨はだんだん止んできましたが、東天狗岳はガスで真っ白。
夏沢峠で少しガスが晴れてきました。
連休ということもあるのか家族連れ、若い学生の集団、ツアー客、老夫婦・・・いろいろな人が登っていました。
硫黄岳の大ダルミで挨拶した60代ぐらいの女性、「ずっと来たかったんだけど今回始めて登れて嬉しい!」
と笑顔で話されて、いつまでも憧れを持ち続けている姿が素敵だなあと印象に残りました。
大同心、小同心の横を通り過ぎ横岳に到着。山頂にはクライミングの格好をされた方もいました。
赤岳展望荘の向こうに山頂までの急な登りが見えたときには、頂上までの道のりがとても長く見えましたが、
しばらく登ると赤岳頂上小屋、山頂が見えてきました。
文三郎尾根を下りながら、中岳・阿弥陀岳がガスの中から少し姿を見せました。
行者小屋のテント場で早々就寝したのですが、この夜はこの山行の中で特に気温が下がり、
何度かうとうとと目が覚めました。
起床時間になりテントを出ると、空には月が出ていて良い天気です。
もしかしたら、富士山が見えるかもと思うと、出発してからの阿弥陀岳までの登りが、
それほどしんどく感じられませんでした。
阿弥陀岳の山頂に着くと、360度の青空と、富士山から南・中央・北アルプスの展望がとてもきれいで、
しばらく写真撮影会が続きました。山頂には霜柱が立っていましたが、
もうざくざくとした音が出るところがないくらいメンバーに踏み固められてしまいました。
さて、御小屋尾根を下山します。
最初は鎖場があって、少し怖いなと思うところもありましたが、
樹林帯に入ると少しずつ歩きやすくなっていきました。
あとは美濃戸口まで歩くだけだとのんびり歩いていましたが、
前を歩いていたメンバーがピタッと止まり、
「クマだ!」の一言で頭が真っ白になりました。
どうやら、右前方にごそごそと動く黒い生き物が・・・
とりあえず、少し距離を置くためメンバーは後退したものの、
こっちに向かってきたらどうしよう・・・不安でいっぱいでした。
しかし、KWIリーダーが「本当にクマか?どれ」と再確認に行っていただき、
真っ黒なニホンカモシカであることが分かり、ホッとしました。
初めて会ったカモシカは大人しく、登山道を横切って山の中に消えていきました。
途中こんなハプニングもありながら、
無事に美濃戸口に到着し縦走を終えることが出来ました。
(NNK記)
<行動時間>
10月6日 ピラタスロープーウェイ山頂駅8:35→縞枯山9:20→茶臼山10:15→麦草峠11:30→丸山12:40→黒百合平15:15
10月7日 黒百合平6:00→東天狗岳7:20→根石岳7:55→夏沢峠8:40→硫黄岳9:45→横岳11:20→赤岳13:40→行者小屋15:15
10月8日 行者小屋5:30→阿弥陀岳7:00→御小屋山9:15→美濃戸口11:05
| 山行期間 | 2012年9月22日(夜)~23日 |
|---|---|
| メンバー | SGY、KNS、KDR、KDA、MYI、TGA、SKD |
| 山行地域 | 鈴鹿 |
| 山行スタイル | ピークハント |
藤原岳~御池岳までのピークハント。
前夜に出発し、車に便乗させていただき、いざ登山口へ…
大阪から約3時間ほどで藤原岳登山口の近くへ到着!しかし、登山口の駐車場がナビで出ないことが分かり、急遽、三岐鉄道西藤原駅に設定をやりなおす。西藤原駅からはスマートフォンの地図とにらめっこしながら、なんとか迷わずに駐車場に到着!予定では駐車場にテントを張る予定でしたが、隣接した登山者専用休憩所を覗いてみると、すごく綺麗で、ちょうどシュラフで寝れそうな所もあり、休憩所で一夜を明かすことにしました。
一足早く着いていたKDRさん車中泊。一緒に来た4人で一足先にプチ宴会!リーダーの到着を待たずに寝ようとしたとき、SGYリーダーの到着です。藤内壁前尾根を登っていたという先輩のKDAさんも急慮参加されることになり、総勢7名で山行になりました。夜中に雨が降ってきて、雨音が止むことを祈って就寝・・・
朝目を覚ましても、まだ、雨は降っていて、雨の中の山行にまりました。簡単な朝食をすまして、レインコートを着て出発です。登山道の前半部分は登りやすい杉林の道でした。みんな黙々と登っていました。
しかし、途中の休憩から悲劇の始まり・・・ヒルです!!
みんなの足にヒルがついていました。女性陣は悲鳴を上げていましたが、みんなで協力しながらヒルチェックをし、その後は、テンポよく歩いて、それほど被害はなく藤原岳にたどりつきました。
展望を楽しみにしていましたが、あいにくの雨の為、頂上はガスっていて、5メートル先も見えません。早々に藤原岳を後にして、御池岳に向かいました。そのころになると雨は小ぶりになってきました。
途中の天狗岩で休憩。天狗岩というのは大きい岩かと思いましたが、岩がたくさんあって、風雪などで削れた奇妙な岩群が目の前に現れました。天狗岩からは登山道が不明瞭になり、途中でルートを見失うも、GPSを使って的確にルート修正し、白船峠に到着しました。この時点で昼過ぎになっていたので、御池岳をあきらめて下山することになりました。
白船峠から木和田尾を下山することになったのですが、木和田尾は先日の豪雨で寸断され、クレバスのようにえぐれていたところもありました。途中で登りのときのような杉林があって、天的のヒルを避けるため、足早に下山しました。今回は御池岳に登頂できなかったのですが、天敵のいない季節に再度挑戦したいと思います。
(SKD記)
<行動時間>
登山口休憩所7:30→8合目9:05→藤原小屋10:00→藤原岳10:45→藤原小屋11:00→天狗岩11:40→白瀬峠12:45→木和田尾登山口15:30
| 山行期間 | 2012年9月7日(夜)~9日 |
|---|---|
| メンバー | SGY、KNS、KWI、ITN、KMR、NNK、MYG |
| 山行地域 | 富士山 |
| 山行スタイル | ピークハント |
9月8日
2ヶ月半ぶりの山行。他のメンバーについていけるか、邪魔をしないか。そんな不安でいっぱいであったものの、どうしてもこの山だけは登りたかった。3,700mの高度で自分の身に何が起こるのか?それを確かめられるのはこの山、富士山しかない。高度障害を体験せずに、その先へと繋ぐことはできないのだから。
午前6時10分、吉田口5合目より2kmほど手前の駐車場を出発。曇りのち午後より雨。前日の天気予報はみごとに外れ、見上げた視線の先には、真っ青に澄んだ青空が。登山日和だ!このまま良い天気でありますように。そう願いながら、胸を躍らせ歩き始める。緑に包まれた山腹の緩やかな登りは、まさしくハイキング気分。踏みしめた黒砂の柔らかな感触が心地いい。
6合目からのジグザグ道を登り、居並ぶ山小屋のテラスを通り抜ける頃には、足元は岩盤や岩礫へと変わってゆき、傾斜も少しずつきつくなってゆく。あいかわらず息が上がり、汗があふれ出す。それとは対照的に、リーダーのずっしりと重いザックを担ぎ、「重いです」を連呼しながらも、平然とした顔で力強く登ってゆく女性の姿が。NNKさん、あなたのパワーには感服つかまつりました。
さて、吉田口ルートもここからが本番。8合目を過ぎると、足元もザラザラとした砂礫に変わり、傾斜はさらにきつく。登れど登れど、見上げる頂上には一向に近づかず。やはり富士山はでかい。そんな中、ITNさんのゆったりしたテンポのよい歩みに導かれ、頂上を睨めつけながら本8合目、高度3,380m、僕にとって未知の高度へと突入。ITNさん、あいかわらず歩きもダンディーでした。
9合目、久須志神社の鳥居付近。本当に、ここまでかと観念しそうに。胸が重く、すぐに息がきれ足が止まってしまう。少し登っては、立ち止り息を整え、また登る。気力も弱り、ただひたすらこれを繰り返しているだけの状態。お互いにゼーゼーいいながら一緒に登りましょうと言ってくれたKMRさんや、他のメンバーの後ろ姿に元気をもらい、しがみつきながら、なんとか頂上を踏みしめることができました。久しぶりの山行にもかかわらず、ゼーゼー息も切らさずに登りきったKMRさん。さすがです。
高度約3,700m、気圧約632hPa、酸素分圧約60%の環境下で体感した、高度障害と推測される症状は、軽微な頭痛、胸の圧迫感、少しの運動での息切れ、倦怠感、顔のむくみ、のどの渇きでした。水分の補給により、かなり症状はおさまり、一泊したあとではのどの渇き以外、ほぼ症状は治まっていました。
やはり水分補給はかなり重要だと認識したところで、赤茶けた玄武岩に沈む夕日をぼーっと眺めながら、いただいた梅酒をごくごくと。至福のひと時でした。
9月9日
午前4時過ぎ。すでに山頂には日の出を待つ人の群れが。おまけに、9合目からの登り道には、ヘッドランプの明かりがぎっしり連なってゆらゆらと登ってくる。そこまでして富士山からの日の出を見たいものかと、半分呆れていたのも束の間、眼下に広がる雲海のずっと向こうから、ゆっくりと朝日が昇りゆく光景は、幻想的で、思わず唸りそうになるほどすばらしい。冬の冴えきった空を、光で満たしてゆく朝日は、もっとすばらしいとのこと。次は冬にここへ来ないではおられません。
たっぷり日の出を堪能した後は、名残惜しみながらも下山道へ。今まで経験したことのないほど快適な下山道を、一気にころころ転がるように降りてゆきました。あれだけしんどい思いをして登った山なのだから、もう少し味わいながら下りてもよかったかなとも思いますが・・・・
「富士山は万人の摂取に任せて、しかも何者にも許さない何物かをそなえて、永久に大きくそびえている」と、深田久弥は『日本百名山』の中でそう語りましたが、遠くから眺めても、その懐に入って眺めても、様々な様相で人を魅了する、能面のような不思議な魅力をもった山なのだなと感じました。
<行動時間>
9/8(土)駐車場6:10→吉田口5合目6:40→7合目8:15→本8合目10:50→吉田口頂上12:30(お鉢巡り)→富士山最高峰13:50→吉田口頂上14:50
9/9(日)吉田口頂上5:25→8合目5:50→吉田口5合目8:00
| 山行期間 | 2012年8月25日(夜)~26日 |
|---|---|
| メンバー | KKT、SGY、HND、KNS、KWI、KJW、EMR、MTU、MYI、ITN、TGA |
| 山行地域 | 大峰 |
| 山行スタイル | 沢登り |
MチームBチーム合同山行として大峰の白子谷を遡行しました。Bチームとしては今夏2回目の沢登り。CLは大峰に精通されたKKTさん、Bチームメンバーは前回の木屋谷川と同じくMYI、ITN、TGAの3名でした。沢登りは遡行の難易度に従って1級(易)から6級(難)までに分類されるのですが、この白子谷は遡行1級、下山3級だそうで、その意味は現場に行ってやっと理解できました。
25日は天川村役場の駐車場にてテント。遠路お越しいただいたKJWさんともここで合流し、星空のもとの宴会後はすぐにZZZ…。
翌早朝に、あまりの狭さに国道とは思えないような309号線で川迫川沿いに遡り、白子谷出合で下車して入渓。出合自体が小瀑状で、その左岸を乗り越してから水の中を歩いて行くが、基本的にはゴーロ歩き。沢の中には時々倒木があったり、右岸が崩れている箇所がいくつもあり、昨秋の台風12号の爪痕が残っているようです。
まだまだゴーロ歩きだが、ゴーロというよりも巨岩累々と言った感じで、KKTさんも「変だな~」と首をひねっている様子。白子谷の核心は100m以上続くナメ床とのことだが、いつまでたってもそんな気配は全くなく、渓相それ自体が変わっているようでした。先ほどからの巨岩といい、ナメ床に行き当たらないことといい、どうやら昨秋の台風による土崩れで沢がかなり埋まってしまったようです。これでは1級にも相当しないかもしれません。
それでも、ナメ床がわずかに残されており、その中の小滝を直登する楽しみもありました。KWIさんは小滝を登りきる手前のあと1手で(お約束通り?)ツルリと滑って滝壺へとはまっていかれました。KKTさんは途中途中でしっかり被写体を見出しては撮影されていたようです。
本谷出合(二俣)の滝は念のためにザイル出して左岸を登り、奥の二俣からは右岸の斜面に取り付いて鉄山へ。斜面途中で1回ザイルを出した以外は順調に稜線へ向かい、ヤブを漕ぐこともなく登山道へ出た後は左手へ進んで鉄山に到着。途中で雨がポツポツ来たこともあって、頂上は霧の中。KKTさんが「なんも見えね~~」と絶叫されるので、「KKTさんを手ぶらで返すわけにはいかない」と言いたかったが、どうやらお手元には素晴らしい写真で一杯だったようで、心配無用でした。
そこからが本日の核心部。急な下りが延々と続き、途中何か所も台風で登山道が崩壊していました。どうやらこれが3級の下山のようです。ひたすら下って、夕方近くにようやく国道309号線へ到着。「沢登り」と思っていたからか、3級以上にも感じられた下山路でした。
帰りは洞川温泉で汗を流し、天川村で食事をして帰阪。暑い大阪とは違い、天川村はもうすっかり秋の空でした。渓相が変わるほどの台風の猛威を感じるとともに、亡くなられた方々が多数いらしたことにも改めて想いをはせました。
<行動時間>
白子谷出合・入渓6:50→本谷出合(二俣)9:00→奥の二俣10:10→遡行終了10:20→支尾根11:30→主稜線12:25→鉄山13:30→大川口16:00
| 山行期間 | 2012年8月10日(夜)~14日 |
|---|---|
| メンバー | SGY、KWI、YSK、SMD、NNK、ITN |
| 山行地域 | 南アルプス |
| 山行スタイル | 縦走 |
8月10日夜、畑薙第一ダムに向かって私たち6名は車に乗り出発した(車中1泊)。椹島から南アルプスを縦走するためである。計画は、悪沢岳(東岳)(3,141m)~赤石岳(3,120m)~聖岳(3,013m)、そして上河内岳から茶臼小屋、横窪峠を下山し、畑薙第一ダムに14日に帰ってくるルートである。実際には、13日は聖平小屋キャンプ場でテントを張り、天候悪化のため、14日はエスケープルートをとって聖岳登山口経由で椹島に下山した。
初日は千枚小屋のキャンプ場まで。背中に富士山を見ながらの登りで、天気は良かったもののテントを張り始めると雨が降り始め、夜には大雨となり、テントの上からは雨もりが激しく、下からは雨水が浸透し、レインウエアを着ての眠りとなった。
2日目は心配した天気も晴れ、遠くの山まで見渡しながら、千枚岳、丸山、悪沢岳、中岳、小赤石岳、赤石岳、百間洞山の家まで縦走した。この日は、東海フォレスト送迎バス利用の関係で山小屋宿泊を経験する。
私にとっては、北アルプス、中央アルプス、八ヶ岳は何度か登山経験があるものの南アルプスは初めてであり、どのような経験をするのか期待と不安を持っての山行であった。振り返ってみると、南アルプスは大きく深く、縦走といっても一つ一つの山の標高差が大きく、アップダウンの厳しさに、急登では足が前に出なくなり、「ハアハア」と息をきらしながら、赤石岳,聖岳では頭がクラクラするほどしんどく苦労の連続であった。しかし3つの山を踏破したことは達成感と充実感を大きく感じる経験であった。また行く先々で白、黄色、赤、水色のお花、またお花畑が美しく咲いていて、イワギキョウ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、フウロ、マツムシソウ、オタカラコウの群生など、その他にもたくさんの高山植物に出会えたことが印象的で心を和ませてくれ、これほど高山植物に恵まれている山だとは思っていなかったため、深く感動した場面が何度もあった。
3日目は2時起き、朝食をとって3時すぎに、満天の星オリオン座が見える中出発した。明け方が近づくにつれ次第に曇ってくる。ガスが覆い、風も強くなり雨となったが、雷や土砂降りにはならなくて、ラッキーという思いであった。この日は中盛丸山、小兎岳、兎岳、そして聖岳、雨・風・ガスの中を縦走し、聖平小屋のキャンプ場までやってきて、ここでテントを張ることになった。聖平に下山する手前では、オタカラコウの見るも鮮やかな黄色一色のお花畑が迎えてくれた。雨とガスの中、上河内岳から茶臼小屋キャンプ場までのルートが中止となった。雨の中テントを張り、その後、次の日の昼ごろまで雨が続いた。
最終日は4時に起床し、椹島へ向けて下山となった。
前夜泊3泊4日の夏合宿、南アルプス縦走は、事故もなく、また体調を崩すこともなく無事に終えることができました。南アルプスは深く大きかったこと、しんどかったこと、お花がきれいだったこと、何よりも南アルプス南部の中心をなす3つの山を踏破した達成感、満足感を、今、大きく感じています。
(ITN記)
<行動記録>
8/11 椹島8:20→清水平12:10→千枚小屋15:15
8/12 千枚小屋4:45→千枚岳5:45→悪沢岳7:25→荒川小屋10:00→大聖寺平10:55→赤石岳12:45→百間洞山の家15:30
8/13 百間洞山の家3:20→兎岳7:40→聖岳10:10→聖平小屋12:35
8/14 聖平小屋4:00→聖平登山口9:00→椹島9:50
| 山行期間 | 2012年7月28日(夜)~29日 |
|---|---|
| メンバー | SGY, KMT, YMU, KWI, EMR, MYI, ITN, TGA |
| 山行地域 | 台高山脈 |
| 山行スタイル | 沢登り |
初めての沢登り。それは印象深い「暴風雨の観音峰」以上に自然を感じ、冒険心をくすぐられた楽しい一日でした。
いつもの通り、前夜に出発です。
快調に進んでいましたが、もう少しで到着という所であいにくの通行止め。
急遽、目的地手前の駐車場でテントを張ることになりました。
いつもであればここで「宴会」となりますが、「明日は早い」ということで残念ながら??
すぐに就寝・・・のはずがどこからともなく、「プシュゥっっ」
紛れもなく缶ビールを開ける音が・・・その音につられ、次々とその引き金が引かれ。。。
それに加えて今夜の宿は宴会に打ってつけのEMRさんの広々テント。
さあ、宴会スタートです。
おなじみITNさんの日本酒に、今回はKMTさんの百貨店コロッケなど豪華なおつまみ。
経験豊富なリーダー方のお話を聞くのは毎回本当に楽しく、つい時間を忘れ・・・
というわけは勿論無く、決めた時間が来たら即撤収&即就寝。
リーダー曰く「山は時間との勝負」毎回ながらオンとオフの切り替えの早さ、さすがです。
目が覚めるといよいよ人生初の沢登りの始まりです。
予定より手前からのスタートとなった為、いそいそと足を進める中、途中途中に現れる数々の土砂災害の痕跡。
被害の甚大さを目の当たりにしてあらためて自然の脅威を感じ、さらに緊張しながらいよいよ入渓地へ。
真新しい渓流シューズに心浮かれながらも恐る恐る初入渓。
その瞬間、「ひんやり」、この冷却感、猛暑の大阪を思うと何とも贅沢です。
そしていよいよ沢登りスタート。
ごろごろと転がる大小の岩や水の流れ、など無いかのようにKMTさんをトップにすいすい進まれるリーダー陣。
続いて進もうとするも足場は浮石だらけであんな風には決して進めません。
「足取りをついて来なさい」とKWIさんの力強いお言葉や、
もはやマンツーマン状態のSGYリーダーのご指導の元、どうにか感覚を掴めてきたような。
必死さから少し解放されて周りを見渡すと、大喜びで飛び込むYMUさんや、小滝を滑り台にして滑り落ちるTGAさん。
立派な大人の皆様が子供のように無邪気で楽しそうです。
足がつかない深さの中、ザックを浮き袋に泳いだり、おたまじゃくし達やまるで岩と一体化したような蛙さんとの遭遇。
「大人の川遊び」というリーダーの表現通りです。
沢登り、噂通りにものすごく楽しい!!
が、しかしこのままでは終わらないのが自然相手の遊びです。
現れたのは3mほどの滝。人生初のシャワークライミングです。
「難しそうですね・・・」とつい呟くと、「楽しそうじゃないんですか?」とリーダーのお言葉。
(そうか、ここからが沢登りの本当の楽しみなんだ。。。)と冷や汗ながら覚悟を決めます。
今回の滝は難易度があるということで、いよいよロープが出現。
一体、トップのKMTさんはどうやって登ったのでしょうか??
先輩方の足取りを記憶に残し、最後尾から2番目、いよいよ順番が回ってきました。
記憶した通りに腕と足を置いたつもりがツルっと滑って宙吊り。
何度トライしても同じ・・・
頭の上から降り注ぐ、激しいシャワーで体力も奪われ、息も出来ません。
見かねたSGYリーダーの肩に足を置かしてもらいましたがまた滑り落ち。
結局、全員でロープを上まで引っ張り上げて頂きました。
人間一人を引っ張り上げるのも重いはずなのに、水に濡れた衣服やザックも、となるとさぞや重かったと思います。
本当に有難うございました。
そして、ロープの有難さを痛感したと同時に、「あの滝、次は絶対超えたい」と目標が一つ増えたのでした。
少し進むとまた新たな大きな滝が現れました。木漏れ日の中、色濃い緑に囲まれた滝を真下から見る。
それは登山道からでは決して見ることが出来ない神秘的な光景。
沢登りの新たな魅力を発見です。
さすがにこの滝は登らず高巻く事になりました。
つまり前週に復習したフィックスロープの実践応用です。
実践というのは練習より厳しいもので、そこは片足さえ置くスペースが無い、というよりただの斜面。
前後に控えて下さるEMRさんとTGAさんより注意点をアドバイス頂き、第一の関門は何とか切り抜けます。
この調子で第二の関門も切り抜けよう、と思ったのも束の間。
一瞬、何が起こったのかわからず、しばらくしてやっと状況に気付きました。
足場が崩れ落ち、宙ずりです。
またしてもロープに助けられました。。。
EMRさんのアドバイスに従い、何とか通過が出来たのですが、今思い返すと恐ろしい経験でした。
逆にしっかりとしたロープワークをしていれば自身の身を守れる、と体感した事で、
どこかまだ信じきれていなかったロープへの信頼度が増したのは大きな収穫でした。
その後は涼しく、緑豊かで穏やかな川を満喫。時間も迫ってきたので登山道に戻り、下山することになりました。
「登山道」なら歩きやすい、と思ったものの、またしてもスリリングです。
「これが本当に山道なのか?」と疑いたくなる、道というより斜面をひたすら降り、
無事、キャンプ地に戻れたのでした。
いろんな事が凝縮した一日となりましたが沢登り、噂以上に楽しかったです。
リーダーの皆様、今回も本当に有難うございました。
いつかリーダー方と同じ感覚で沢登りを楽しみたいです。
が、そんなすぐの成長は難しそうなので、取り急ぎ、次回沢登りでは、
今回と同じようにご指導よろしくお願い致します。
(MYI記)
<行動記録>
林道駐車場6:00→木屋谷川本流取り付き7:20→木屋谷川下流部遡行→奥山谷分岐11:30(遡行終了)→林道駐車場14:35
| 山行期間 | 2012年7月21日(夜)~22日 |
|---|---|
| メンバー | SGY, KNS, KMT, EMR, KJW, MTD, ITN, MYI, YSK, KMR |
| 山行地域 | 蓬莱峡 |
| 山行スタイル | 岩登り |
72期生5回目の岩登り講習を蓬莱峡で実施しました。
蓬莱峡は、初心者の入門的な岩場として知られていますが、近年、大屏風の岩場がフリー化され、
さらに魅力的な岩場に変わっています。
午前中は、大屏風で、岩登りのシステムの復習を行いました。
また、来週から始まる沢登りに向けて、前回に引き続き、フィックスロープの通過の復習を行いました。
これからは、沢登りや岩稜歩きの本番の山行に、岩登りの技術を応用していきましょう。
(SGY記)
| 山行期間 | 2012年7月14日(夜)~16日 |
|---|---|
| メンバー | SGY, KWI, ITN, TGA, MTD, YSK, MYI, NNK, KMR |
| 山行地域 | 北アルプス |
| 山行スタイル | 縦走 |
数日前より梅雨前線が日本に停滞しており九州に大雨を降らせていました。この山行をとても楽しみにしていたので、準備をしながら何度も天気予報を確認。梅雨前線は動きそうになく、不安定な天候での大阪出発となりました。
翌朝、天気は小雨。昨夜到着時は真っ暗で何も確認できませんでしたが、扇沢の駅を雄大な山が囲んでいるのが見えます。
6時20分扇沢を出発。扇沢駅はすでに標高1433mあり、普段と違う環境でチームのペースについていけるか不安でしたが、体調不良もなく歩くことができました。
柏原新道の半分ほどで進行方向を仰ぐと遠くに種池山荘が見えます。種池山荘に着くまでにどんどん雨は強くなっていきました。体温調節をこまめにとリーダーからアドバイスがあり、雨具を着たり脱いだりしていましたが、種池山荘に着く頃には服が雨でどろどろになっていました。山荘の中に入っても寒く感じました。このまま雨が続いて気温が下がったら体温を維持できないかもしれないと不安になりながらも種池山荘を出発します。
爺ヶ岳の中峰(2669.8)を通り過ぎハイマツ帯の中を歩いていると、左手に白い立山連峰が見えてきました。雨もだんだん小雨になり冷乗越に着く頃にはガスも晴れてきました。冷乗越から赤い屋根の冷池山荘が見え、目的地が見えた安心感から少し景色を楽しむことができました。
冷池山荘のテント場で夕食の準備。本日の夕食はアルファ米のご飯と、マーボーと麩、サラダです。美味しい夕食でずいぶんと疲れが取れました。こんな眺めのいい場所で早く寝るのはもったいない気がしましたが、明日の準備をして日が沈む前に就寝。
翌朝3時に起床し朝食を済ませてテントを出ると、夜と朝の間の不思議な空間が広がっていました。空に見とれている間にどんどん東の空から明るい光が広がっていきます。4時20分テント場を出発。
歩きながら私は東の空に夢中で、もうすぐ御来光?もう御来光?と何度も足を止めてしまったので、ご来光のために一度小休憩をとっていただきました。東の空だけではなく立山連峰も朝日を浴びて美しいです。
布引山からは爺ヶ岳の稜線がきれいに見えました。
鹿島槍ヶ岳の南峰までは傾斜が急なところもありましたが、足元を見ると白や黄色のお花が朝の光を浴びて咲いており、お花の可愛い姿にとても癒されました。
鹿島槍ヶ岳南峰に立つと爺ヶ岳から立山連峰にかけて周りの山々がきれいに見えました。風が強くすぐにガスで見えなくなってしまいます。
北峰を目指して出発。岩場のどこが登山道か分からないようなところを進んで行きます。ガスが強くなっていましたが、北峰に着くとガスのむこうに五竜岳が見えました。
テント場まで戻りテントを撤収し赤岩尾根から大谷原に向かいます。
赤岩尾根は滑りやすい岩場ばかりで、時々ハシゴや鎖もある道でした。体力のない私は途中から足ががくがくしてきたのですが、メンバーに遅れないよう気をつけながら後を歩いて、やっと大谷原に着いたときはほっとしました。
この山行で自分の体と相談しながら登る大切さをあらためて感じました。水分摂取では、沢山水分を取ったつもりでしたが飲んだ量に比べてトイレに行くことが少なかったのでやはり、体のどこかで必要としていたのかと後で考えました。これから、もっと暑くなるので脱水症状にならないよう気をつけて登りたいです。
(NNK記)
<行動記録>
7/15 扇沢6:20→柏原新道登山口6:35→種池山荘10:15→爺ヶ岳中峰11:45→冷乗越13:00→冷池山荘13:15
7/16 冷池山荘4:20→鹿島槍ヶ岳南峰6:10→北峰7:05→南峰7:55→冷池山荘9:15~10:00→高千穂平11:00→大谷原登山口14:00
| 山行期間 | 2012年6月23日(夜)~24日 |
|---|---|
| メンバー | SGY, KWI, SMD, MTD, ITN, YSK, TGA |
| 山行地域 | 伊吹山 |
| 山行スタイル | かもしか山行 |
今回の山行は伊吹山を夜間に登る「かもしか山行」である。夜間山行を「かもしか山行」と昔から言っているが、そもそもなんで「かもしか」なんだろうか?本物のニホンカモシカは昼行性の動物だよなぁ~などとツマラナイことを考えつつ、彦根市の上野登山口に到着。
三ノ宮神社前のガラ空きの駐車場に車を止め、ヘッドライトを着けて出発。伊吹山には何回も登っているというITNさんが先頭である。私は2回目、17~18年振りの伊吹山だ。フクロウの鳴き声のする樹林の中を黙々と登る。黙々と登る。黙々黙々黙々黙々黙々…。「ここが1合目です」、ITNさんの声が闇と沈黙を突如として破った。「?合目まであるのですか?」との質問に「そりゃー10合目まででしょう」という返事のみで、再び黙々黙々。アーまだ残り9合か~、と思っていると視界が開け、草原に出る。
曇天で星はほとんど見えないが、長浜の夜景と琵琶湖が眼下に広がる。KWIさんから「真夜中なのに電気がいっぱいついとるな~~」とのコメント。もうすぐ夏です、みなさん節電に努めましょう。3合目で休憩を取って再出発。登るたびに夜景が広がり、「きれいやなー」のコメントも頻出するようになり、樹林の中とは打って変わった登行となる。
ITN谷さんの言われるように、3合目から先は傾斜があるものの距離は短く、すぐに5合目に到着。訪れるひともいない真夜中の5合目では自動販売機が煌々としており、少し場違いな感じがする。やっぱり節電しましょう。
そうこうするうちに伊吹山頂に到着。登山口から約3時間で到着。SGYさんも早いペースでの到着にご満悦の様子。登頂記念の写真を撮影してから駐車場へ向かう。一般民間人的発想なら頂上でご来迎を拝む ということになるのだろうが、夜間登山そのものが目的であるからして目的を達成したならば早々に就寝。
5時に起床し、美しい琵琶湖の景色と白山の遠景を眺めながら朝食を摂った後、頂上へ登り返す。山頂周辺のお花畑を見ながら、今回2度目の頂上へ到着。
KWIさんから頂上にある日本武尊像と羽曳野市との関連(白鳥伝説について)やアイスクリームとソフトクリームの相違について、などなど有難い解説を拝聴しつつ下山。下りも約3時間で登山口着。途中、地元の方々が登山道の整備に大勢繰り出してきていました。有難いことです。
温泉(姉川温泉:ここに来るだけでも価値あるなーとの声しきりでした)で身ぎれいになってから帰阪。自分の筋肉痛のピークは月曜日だったので、それほど身体が衰えているようでもなさそうだ?!などとひとりで満足できた山行でした。
(TGA)
<行動記録>
6/23 上野登山口23:10→3合目0:10→伊吹山頂1:55→ドライブウエイ駐車場2:15
6/24 ドライブウエイ駐車場7:30→伊吹山頂8:10→上野登山口10:30
<かもしか山行の由来>
「かもしか山行というは私が創案したといわれる山行で、夜ねむらないで歩くのがミソである。これは実のところ富士登山などにむかしからよく行われてきた登山様式であってとくに私が工夫したわけではないが、これを一般の山行に通用したのは確かに私である。それで私のペンネーム、加茂鹿之助を冠して、加茂鹿之助式夜行日帰り山行、略して「かもしか山行」または「かもしか行」というのだ」
『山と高原の旅』(中村謙著、朋文堂)(1937年)
「兎角誤解されるんですが、マラソン式に速く歩くというのではないので、要は、我我は時間も(金も)ないからニ日なり、三日なり要して行く處を(夜をこめて)一日で歩くということです」
『山と渓谷』1947年4月号(中村謙談)
| 山行期間 | 2012年6月16日夜~17日 |
|---|---|
| メンバー | SGY, KNS, KDA, MTD, MYG, SMD, KMR |
| 山行地域 | 百丈岩 |
| 山行スタイル | 岩登り |
初夏の風に肌も汗ばむ頃、Bチームとしては4回目、私としては3回目のクライミング講習となった。当初は烏帽子岩が予定されていたところ、あいにくの雨となり百丈岩での講習となった。
神戸市北区に位置する道場駅という、いかにも言われがありそうな駅に集合し、今回のキャンプ地へ向かう。雨のなか力強くホタル舞う川沿いの細道を、ブロロロロと進み、目的の地、『キャンプ場手前』に到着。すでにタープを貼り宴会を繰り広げるヨーロッパチーム。物腰にはどこか遠い異国の地を連想させる、泉州山岳会屈指のベテランチームである。小雨舞う中、負けじと猛スピードでテントを貼り終え、始まるいつもの宴会。泉州山岳会での山行で飲まなかったことはあろうか。いやない。よい。
さて、クライミングに移ろう。今回は来月頭に予定されている遭難対策講習会の予習である。基本の結び方であるエイトノットに始まり、クローブヒッチ、ハーフクローブヒッチ(ムンター)、ダブルフィッシャーマン、プルージック、バッチマン、マリナーノット等々復習した。シチュエーションとしては、クレバスに落下した時、自力でザイルをよじ登る自己脱出、トップ墜落時におけるテンション解除、3分の1吊り上げシステム等、何れも非常時のものだ。普段と違って技術的要素が高く、自己脱出の理論は実に画期的なものだと感じた。
クライミングは特にそう思うが、熟練者から学ぶことで正しく美しくリズミカルに技術が磨ける。お酒ばっか飲んだくれるBチームの面倒を見てくださるリーダー陣には頭が下がる思いだ。
お酒といえばBチームでは梅酒が流行っている。梅酒といって思い出すのは、富山の実家、流しの下を開けると必ず入っているあれだ。一体どれほどの砂糖が使われているのか、水で何倍にも薄めないと飲めたものではなかったのを遠い記憶が覚えている。さて、この一般的な梅酒に使われるスクロースは体内で短時間に分解されエネルギーとなる。非常時に使えるか?と考えてみた。 人間の脳は、ブドウ糖だけがエネルギー源という。冷静な判断を下す時、糖分が足りなければかなり辛い。かといって酔っ払っても本末転倒なので、利尿作用を排除するためにもまず熱すればよい。しかし人間の体組成とはかなり異なるため、何れにしても真水が必要か?
と、いったところで脱線を戻して今回の山行を振り返ると、非常時における技術講習はもちろんのこと、ホタルの習性、やぶ蚊の恐ろしさ、枕の重要性、トイレの正しい開け方、MYGさん、SMDさんの心ときめく出会いの話、日曜は通行禁止になる武庫川東河川敷など今回も得るものが多く楽しい一日でした。
(MTD記)