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85期 紀泉アルプス 3月 29, 2025 ( No Comments )

山行期間 3/29
メンバー ICH(CL)、OKD(SL)、ICS(SL) 、AKS、OOM、KNI、Y
山行地域 和泉山脈
山行スタイル ハイキング

2025年3月29日。

85期Bチーム2度目の山行は紀泉アルプス。

高低差はそこまで無いものの、コースタイム9時間弱のロングルートで、スタートは山中渓駅でゴールはみさき公園駅。

前回の六甲山山行で泉州山岳会の洗礼を受け、今回もついていけるか不安な気持ちで参加。

前回はCLからの「のんびりいきましょう!」という感じで始まったのにも関わらずの超ハイペース山行。

今回は「前回よりは高低差も無いと思いますよ~」からの、前日にルートチェックしたらまたもや中々のロングコースという。

まぁアルパインを目指す山岳会なので視座を高く据えなければならないという事で頑張ります。

集合時刻は9時。

YSDさんとOOMは8時18分に着。

早過ぎた。

9時、少し肌寒い気温の中スタート。

山間には桜がチラホラと咲き綺麗。

今回は読図ができる様にというテーマもあったので、慣れないコンパスと紙地図を片手に色々教えてもらいながら歩く。

先日座学で教えてもらった事を思い出しつつ実際に現地でやってみると中々難しい。

ただ、難しい中にも面白味があって、常日頃からヤマップに頼ってきた自分にとっては新鮮に感じました。

今回の山行は同じ様な道が続くロングコースでピークをいくつも踏んでどこの山がどんなだったかの記憶が定かではない。(ついて行くのがやっと。)

序盤は地図を見つつゆっくりペース。

今回はBチームメンバーが先頭を交代しながら進むのでペースはややゆっくりで行けそうかな~と思ったのも束の間、鉄人AKSさんが先頭に立つと一気にペースが上がる。

昇り降りは時折あるだけなのでなんとかついて行く。

自分の先頭の番。

真後ろにぴったりとOKDさんの気配を感じながらペースを落とさない様に歩く。

どちらにせよ中々ハード。

必死に歩く中、眺望の良い尾根から見えた紀の川や大阪湾の景色が印象的でした。

途中、葛城修験経塚巡り?をされている山伏?行者?の装いの集団と出会い、山の中に響き渡る法螺貝の音と般若心経?の読経を真横で浴びるという、何となく有難い体験もできました。

あんな綿100%みたいな服装で登山するって大変やろなぁとか、あの服装にバックパック背負うんや~とかしょうもない事考えながら歩きつつ。

最後、段々と標高を落としつつ岬町の見た事ある風景が近付いて来た時にはホッとしました。

今回もおかげさまで何とか無事山行終了。

9時間弱のコースタイムのところを約7時間半のペース。(しかも所々読図タイム等とりながら)

これが普通なん?ヤバくない?と、まだまだ楽しむ余裕は無いという感じですが、頑張りますのでよろしくお願いいたします。

個人的なメモを少し。

■はっきりとした明確な現在地から大まかな目標地点への方向に合わせる。

■目標地点に着いたら次の目標地点に合わせる。

■細かい曲がりや急なカーブ等は地形図には表現されていなかったりもするので、あくまで遠くの目標物に対しての方向。

■事前に地図にルートを記載する際にはできるだけ細い線で正確にルートをなぞる。(分岐点の少しの違いが大きいミスに繋がる。)

■高圧線や高圧鉄塔は現在地を知るのに非常に良い目印になる。

■地形図に表現されていない分かれ道等もあるので注意。

■逆に地形図で道っぽいところが道では無かったりもするので注意。

■分岐点毎に方角を確認。

先週山岳会の掟?考え方?

■リーダーが休憩の声かけをするまではザックを下ろさない、腰を下ろさない。後続のメンバーと同じ気持ちで待つ。

■山行中は携帯はOFF。場所が分からなくなった場合や、緊急時にしか基本的には使わない。理由がある場合は相談する。

■沢に入った時はGPSを使うイコール敗退(OKDさん曰く)

■装備表に記載がある物以外は持ってこない。

■水も共同装備という考え。外付けにしない。

(OOM記)


85期初山行 六甲山 3月 28, 2025 ( No Comments )

山行期間 3/15
メンバー ICK(CL)、OKD(SL)、AKS、OOM、KNI、YSD
山行地域 六甲山
山行スタイル ハイキング


3月15日、午前9時阪急芦屋川駅集合。私は5分前に到着したのですが、すでに全員集合しており、皆の気合の入り方がひしひしと伝わってきました。3日前に初顔合わせの85期メンバー4人全員揃っての初山行です。早速、六甲山頂目指して出発です。

高座の滝まではウォーミングアップ(?)、そこで衣服調整とトイレを済ませ登山道に入りました。先頭はCLとSLが交代で引っ張ってくれました。新人の私たちも遅れずに頑張ってついていきます。気温はやや低めでしたが風が穏やかだったので、汗が噴き出ます。順調に登っていき、10時に風吹岩に到着。眼下に拡がる景色に心が癒されます。あいにくの曇り空でしたが、金剛山や葛城山まできれいに見えました。そして食料補給などの小休憩の後、体が冷える前に出発です。ここからは少し傾斜は緩んだのですが、やはり汗は噴き出ます。10時45分に雨ケ峠着。時々、小休憩をはさみながら、さらに順調に登っていきます。CLやSLから、歩き方のアドバイスなどをもらいながら進みます。しかし一軒茶屋に近づいてくると、雪が降り始めて風も強く吹き始めました。

12時前に六甲山頂到着。悪天候のため展望もなく、登頂記念写真だけを撮影して、山頂下の六甲最高峰トイレのベンチに避難して長めの休憩を取りました。そこでは、山の必要装備などについても色々と教えていただきました。今後の参考にしていきます。雪が降ってきているので、レインコートなど雨対策を行って再出発です。ここからは、全山縦走路で宝塚を目指します。しばらく舗装路を歩いてから登山道に入りましたが、入口の道標に“宝塚まで12km”の表示を見てしまい、まだそんなに残っているのかと思ってしまいました。しかし、概ね下り基調の軽いアップダウンの連続で、高度が下がると雪もやんでしまい、会話をしながら歩いていると、思ったより快調に歩くことができました。塩尾寺を通過して、15時過ぎに宝塚駅に無事到着。

約20km、6時間余りのしっかり歩きごたえのある初山行となりました。

引率いただいたCL、SL、本当にありがとうございました。

これからも、色んな山の経験を積んで全員揃って成長していきたいと思います。(AKS記)


84期卒業山行-大山 3月 07, 2025 ( No Comments )

2025年2月23日
メンバー NKN HJR MTD YSD SUM

23日:南光河原駐車場→大山夏山登山口→六合目避難小屋→大山夏山登山口→南光河原駐車場

麓の駐車場で仮眠して、朝は少しゆっくり7時出発。寒波というのもあり、駐車場から大雪の予感。朝からガスガスの夏山登山道を登っていきます。トレースもあり順調に歩を進め、6合目避難小屋まで2時間ほどで到着しました。そこからトレースはほぼなし、視界も悪く、大変なラッセルが予想されます。小屋前で英気を養い、Mさん先頭で登り始めました。さっそく除雪機のような勢いでぐいぐいラッセルしていくMさん。頼もしすぎる。後続の登山者とラッセルを交代しながら、100mほど進んだところでぼっこり盛り上がった雪面が目の前に。ここで、視界なし・帰りのトレースが消える恐れ等からCLのNさんが撤退を決意しました。想定よりも早く降りることになったので、帰りに少しラッセルトレーニングで時間を潰して降りることに。Mさんからラッセルのいろはを伝授していただき、リーダーNが短時間でめきめきと上達していきます。ふと下を向くと、次々と登山者、スキーヤーの集団が小屋前まで上がってくるのが見えて、大山の人気さがよく分かりました。6合目から続々と登っていく登山者たちを横目に、10時半ごろからゆっくり降り始めました。 
11時半に駐車場まで戻ると、宿のチェックインまで3時間ほど時間を潰すことにします。お昼ご飯を食べて、食後のコーヒーを飲み、近くのモンベルに寄って買い物気分を楽しんだり。チェックイン後はのんびり休息して、夕飯にはお腹がはち切れるまで豪華な焼肉をいただきました。
山頂は踏めず天気も良くない一日でしたが、終わり良ければ総て良し! 幸せな満腹感で山行当日を終えられて良かったです。

今回は卒業山行ということで、84期Bチーム最古参のNさんがCL、私HがSLとして、3人の先輩方に来ていただきました。Bチーム主導で成長した姿をお見せするつもりが、何だかんだ山行全体で先輩方にお世話になりっぱなしでした。まだまだ精進が足りないと痛感。今後はMチームとして先輩方から受けた恩に報いられるよう、より一層励んでいきます。
今回来ていただいた先輩方に、第一から第六ステージまでお世話になった先輩方、1年間ありがとうございました!!
今後もよろしくお願いします!


冬合宿2‐八ヶ岳 2月 07, 2025 ( No Comments )

2025年1月11~13DOIS日
メンバー SUM DOIS DOIA NKN HJR KTD HRG

11日:美濃戸口-美濃戸-北沢ルート-赤岳鉱泉-硫黄岳-赤岳鉱泉(テン泊)                                                        12日:赤岳鉱泉-行者小屋-文三郎尾根-赤岳-行者小屋(テン泊)                                      13日:行者小屋-南沢ルート-美濃戸-美濃戸口-帰阪

Bチーム4人と先輩方3人の合計7人で冬合宿に行ってきた。金曜日の夜中に美濃戸口に到着。車中で仮眠。

11日:6時40分駐車場を出発。
朝から晴れており、天気が良い予報のためか入山者が多い。
美濃戸登山口でワカンを装着して赤岳鉱泉まで歩く。
しっかりトレースもあり歩きやすい道。
途中川が凍っている箇所があり、改めて八ヶ岳は寒いと先輩方に聞いたのを思い出す。
赤岳鉱泉に着きテントを張りアタック装備を準備する。まだまだテントを張るのに時間がかかるが、前回テントを張った時よりはまだマシかな。
アイゼンを装着していざ硫黄岳を目指す。
天気が良く途中何度も樹林の脇から見える景色に足を止める。
硫黄岳がはっきり見えた。風もなく最高の条件。
厳冬期の2000メートル越えは初めてなので気を引き締めながら山頂を目指す。
登頂した!感動!空の青と雪の白。とても美しい。
下りも気をつけながら赤岳鉱泉のテント場に戻った。
赤岳鉱泉は水があるので水作りをしなくてよい。蝶ヶ岳の山行では作っても作っても水が増えずずっと水作りをしていた覚えがある。
硫黄岳からはやくおりてきたので早い時間から嗜好品を飲んだり夕食をのんびり食べながら先輩方にこれまでの山の経験談をお聞きした。
翌日のメインイベントの赤岳に備えて早く床についた。

12日:翌朝早くテントを撤収し行者小屋に移動。そこでテントを設営しアタック装備になる。アイゼンをつけ、樹林帯はBチームで先頭を交代しながら進んだ。森林限界からは先輩方の後に続いて一歩一歩注意しながら進む。前日と比べると若干風がありガスもあったが方角によっては綺麗に山並みが見えた。昨日の硫黄岳も怖かったが赤岳の方が鎖や岩場は急でとても慎重に進んだ。山頂からは昨日登った硫黄岳が見えた。
目指していた二座を登ることができ大変満足した。
下山も細心の注意を払いながら行者小屋に戻った。
7人で2張りのテントだったので、私たち4人グループはせっかくなので3人のテントに押しかけた。ぎゅうぎゅう詰めで体育座りしかできないスペースで7人で大笑いしながら語り合った。

13日:翌日は少しゆっくりと寝てテントを撤収し駐車場に戻った。
最近の山行は天気に恵まれず悔しい思いをしていたが、今回の冬合宿はBチームの山行を締めくくるに相応しく、最高の景色とBチーム全員が勢揃いし、最高の思い出になった。


冬合宿1-蝶ケ岳 1月 14, 2025 ( No Comments )

2024年12月28~30日
メンバー SUM YSD MTM NKN HJR KTD

28日:沢渡-釜トンネル-上高地-徳澤(泊)                                                        29日:徳澤-横尾-蝶ケ岳(敗退)-横尾-徳澤(泊)                                      30日:徳澤-上高地-釜トンネル-沢渡-帰阪

2024年末に蝶が岳を目指して冬合宿1-2泊3日の山行に出かけた。

1日目 前日に大阪を出発し、沢渡で仮眠をとった後タクシーで釜トンネル入口まで向かう。
07:30ごろ 釜トンネルの入り口に到着した。ビーコンの動作確認をしていよいよ出発。トンネル内は微妙に上り調子で確かに長く感じる。先輩方がこのトンネルを嫌がっていた理由が少しわかった。トンネルを抜けて、大正池や帝国ホテルを横目にひたすら歩く。いつもはバスで素通りするだけの道を実際に歩くのは新鮮だ。しかも、ふかふかの雪道でトレースもある、大阪生まれとしては、雪を見れるだけでわくわくする。前に体を動かすたびに踏み出した足がほんの少し沈む。コンクリートや土の地面だとこうはならない。歩きにくいはずなのに謎の安心感がある。最初はただ歩くだけで気分がよかった。ただ1時間もすると疲れてきて楽しむ余裕がなくなっていった。何事も最初が一番楽しい。
10:30ごろ 上高地バスターミナルで休憩。無雪期だと登山者や観光客の姿でにぎわいを見せているが、今は風の音しか聞こえない。それが心地よい。
ここからわかんを装着して横尾を目指す。毎度のことだが、横尾までの道のりがまあ長い。しかも、雪でいつもより時間がかかる。ただただ無心で歩いた。途中トレースが消えて少しラッセルをする区間があった。しんどいが気分転換になる。ひざ下ぐらいの積雪かつ、ふわふわの新雪ですいすい進む。雪をかき分けて自分でトレースを作るのは快感だ。いつだったか小型犬が狂ったように雪をかき分けていく動画を見たことがある。たぶん同じ感覚なのだろう。動物の本能に訴えかけるような魅力がラッセルにはあるのかもしれない。
ただこの日は日没までに横尾に着けず、徳沢で一泊することになった。
2日目
05:50 徳沢を出発し横尾まで3時間程度。やっとこさ蝶が岳のスタートラインに。一応トレースはあるのだが、秋の偵察時に付けた標布を確認しながら少しずつ登る。
10:00 CLから撤退を告げられる。時間オーバー。残念だが仕方ない。そのまま徳沢まで戻ってまた一泊。次の日には帰阪した。

10月の偵察に続いてまたまたピークを踏めずでしたが、雪の上高地を堪能できました。いつか必ずこの雪辱を果たしにまた来ます。


歩荷トレーニング(紀見峠駅~金剛山) ( No Comments )

2024年12月8日
メンバー SUM YSD MTM NKN HJR
紀見峠駅→山の神(歩荷)→金剛山→本道→登山口バス停

納山祭の次の日、紀見峠から金剛山まで歩荷に行ってきた。
まだ酔いが残っている体を無理やり動かして、まずは駅まで。馬鹿みたいに呑んだ昨日の自分を恨む。しんどいが、歩いていると徐々に回復してきた。
登山口からしばらく歩いて歩荷用の石積みスポットである山の神に到着。本番はここからだ。
重量計で重さを量りながらザックに石を詰めていく。合計するとだいたい20キロ後半になった。ザックを担ぐとずっしりと重い。ここからゴールまで10何キロか歩かねばならない。
歩荷が始まってすぐに急な階段を上がっていく。もう少し軽くすれば良かったとさっそく後悔。必死についていった。途中で雪がちらついてくる。林道に雪が降るとどこか幻想的で、まだ頑張ろうと思えた。
歩荷で急坂を登っていると、おしりの真ん中あたりに負荷がかかる感覚がある。スクワットをした時の負荷に似ている気がするが、歩荷運動でかかる負荷として適切なのかは分からない。急な登りが続き、おしりの筋肉への負荷に耐え切れなくなったら、肩への荷重を増やす。肩が痛くなってきたら、腰への荷重を増やす。この繰り返しで頻繫にウェストハーネスをいじる。たぶんスマートなやり方ではないが、試行錯誤しながら歩荷を続けていった。
金剛山に近づくにつれ、雪の量もどんどん増えていった。
山頂付近では道が凍結していて、何度もこけそうになったが、なんとか山頂に到着。
凍結した道を歩荷したまま下るのは危険だろうと、歩荷解除を許可してくれた。早く荷を降ろしたいという祈りが届いたのだろうか。
詰めた石を捨ててザックを背負いなおすと、あまりの軽さに感動。無性に走りたくなる衝動に襲われたが抑えた。この感動を味わうために苦しい歩荷を続けてきたのだと思った。
その後、軽い足取りで下山してしっかり休養をとりました。また歩荷頑張ります。


歩荷トレーニング(武田尾-中山) 12月 19, 2024 ( No Comments )


2024年11月9日
メンバー SUM YSD NKN 体験OMS KNI
11/24 8:10 JR武田尾駅→10:00大峰山→12:00中山→13:30阪急中山観音駅

11月24日、8:10JR武田尾駅に集合。SUMとNKNは前日の百丈岩でのアイトレから引き続き。YSDと体験の2人と出会い出発。1kmほど歩いて、まず歩荷用の石を廃線敷入口で積む。私は、前日のトレーニングでワカン、アイゼン、ダブルロープ等を使用したので石を積まずとも既に重量20kg。これまでの最大重量の歩荷だ。重さだけでなく荷物が大きいのでとてもバランスが取りにくい。
ヘッドランプを使うと聞き、何故?と思っていると廃線跡なのでトンネルを通るということだった。一つ目は短いが二つ目は長めのトンネルで真っ暗。なるほど、と思いながら枕木もあり楽しいコースだった。今の季節は見られないが、春になると桜が美しいコースらしい。また桜の時期に来てみたい。
30分毎に休憩をとり10:30に大峰山山頂に到着。荷物が大きいので途中何回かザックが枝にひっかかり体が引っ張られることがあった。自分の荷物の大きさにも気を配って行動しないとザックが引っかかってバランスを崩すこともあると分かった。
今日はBチーム一人なので私が先頭を進む。地形図と踏み跡を見ながら進んでいくが、途中どちらに進むか分かりにくい箇所があった。樹林帯で目印もなく分かりにくい場所の中で現在地を把握することの難しさを感じた。10:00に大峰山、12:00中山山頂に到着。もっと先かと思っていたが思いのほか早く着いた。
その後中山寺奥之院、中山寺へと参詣道を下っていった。中山寺は11月ということで七五三の参拝客で賑やかだった。
中山寺に着くまでに歩荷解除となったが、私は石を積む前から20kgだったので行動食と水の重さが減っただけだった。13:30に阪急中山観音駅に到着した。
第1ステージで初めて歩荷をした時は、15kgの荷物でもフラフラで、先輩の歩くスピードがとても速くとても辛かったのを覚えている。今回も初めて20kgの荷物を持ちとてもしんどかったが、第1ステージの歩荷よりも辛さが軽減した。以前より体力がついてきたのかなと実感した。
今後も歩荷トレーニングを取り入れ体力をつけていきたい。

(所感) 一人の参加で終始先頭を歩いてもらい、初見のルートで雪に覆われていることを想像してもらった。冬合宿ではルーファイを意識しながら登頂を目指しましょう。


アイゼントレーニング (蓬莱峡) 11月 16, 2024 ( No Comments )

2024年11月9日
メンバー DOIS DOIA MTM HJR NKN KTD HRG 体験NKT
11/9 宝塚駅集合→バス→蓬莱峡→アイゼントレーニング→下山

本日は宝塚駅集合で蓬莱峡へアイゼントレーニングに行ってきました。この日はたまたまMチームの先輩方も、同じ場所でアイトレをしてらっしゃいました。
街の中はいまだに暑くて冬どころか秋の到来もあやしいですが、アイゼン歩行の練習と聞けば冬山が着々と近づいてきている気がして朝からわくわくです。

まずはアイゼンをつけての歩行練習。アイゼンをつけての練習というのはどういった地面の上でやるのか初めての私には見当もつきませんでしたが、爪が刺さるくらいの硬さの土の斜面を登ったり下りたり、少しトラバースしたり、ちょっと岩っぽい質の急斜面で前向きに歩いてみたりといったものでした。

お次は少し移動して、フィックスロープを設置して、そこにプルージックを用い、岩の斜面の登降をしました。通称、「さるまわし」と呼ばれる練習形態だそうです。経験のない私にとっては、どれだけ岩のくぼみやでっぱりに、爪をひっかけておけば自分の身体をのせられるのか、皆目見当もつかないのでゆっくり足場を確かめながら登ったり、まずは階段状になっているところを利用して降りたりしました。勿論、先輩チームはその横で、斜面をどんどんどんどん降りてらっしゃいました。
足を前向きに置こうとするも結局、これでひっかかっているのかわからず横に起きなおして横向きに降りてしまうなんていう場面や、意識しても足幅大きくなりがちになったり、重心落とそうとしたら結局お尻ついちゃったり、この膝の向きではこけた時確実にアウトだろみたいな足の置き方をしそうになったり、「爪がひっかかるから足の置きかえってめっちゃ不自由だな」「実際の雪の斜面の硬さってこの岩と比べた時にどれくらいなんだろう」だとか、色んなことを知り考え、先輩方に丁寧に教えて頂いた初めてのアイゼントレーニングでした。

(所感)初めてのアイゼントレーニングで面食らったのではないでしょうか。冬が始める前にこのトレーニングをしっかりやっていて良かったと感じる場面があると思います。毎シーズン続けましょう。


蝶ケ岳(冬合宿偵察) ( No Comments )

2024年10月18日(夜)~10月20日
メンバー SUM DOIS DOIA YSD HJR
10/19 沢渡05:00→上高地→横尾→蝶ケ岳稜線分岐(撤退)→横尾15:00
10/20 横尾05:30→上高地→沢渡08:30

10/19
前日夜から出発し、沢渡で数時間仮眠しました。5時ごろに起床し、上高地までバスで移動します。土曜は1日雨ということでテンションは下がり気味でスタートしました。河童橋から見える山容もガスってて、いつもより観光客の数も少なく感じます。仕方ないので、バス停から横尾までただ黙々と歩いていきました。 
徳沢ではキャンプ場付近を徘徊しているサルたちに遭遇。襲いかかってくる気配もなく、横をふつうに素通りしていきます。人も少ないし山から出てきたのでしょうか。適切な距離感で共存していきたいですね。
 横尾からは先頭を交代し、HJRが標布を手に持って登っていきます。冬の間は夏道が消えて一面が雪道になるとのことで、ピンクの標布を変化点のあるところや間隔があきそうなところに付けていきました。冬合宿にまたここを通ることを意識しながら、迷いそうな箇所を探します。他にも読図しながら、緊急時のビバーク地点の目星もつけながら登るとけっこう神経をつかいました。ただ、今までは既につけてある目印をたどるだけで、自分たちでマーキングをするなんて考えたこともなかったので新鮮でした。

 稜線に近づくほどに上から聞こえてくる風音も大きくなってきて、木々も大きく揺れているのを感じます。この雨風のなか、稜線をしばらく歩いてテントも設営しないといけないのかと考えると憂鬱でした。
 いざ森林限界を超えて歩き始めるとあまりの風に体が何度もよろけます。さすがに危ないと、リーダーが撤退を判断して、そそくさと横尾まで下山することになりました。下りでもマーキングを確認しながら、必要な箇所にはまた標布をつけます。15時ごろに横尾まで下ると、テントを設営して早めに就寝しました。

10/20
 朝起きると雨は完全に上がっていて、前日より気温もひんやりとしていました。テントを撤去すると、バス停までのほぼ平らな道をのんびりと歩いていきます。予定よりも早くに上高地に戻ってこれたので、白骨温泉でゆっくり露天風呂に浸かってから帰宅しました。
 今回の偵察では蝶ヶ岳山頂を踏めず撤退することになりましたが、偵察の目的は一応達成できたので良かったです。冬合宿では万全の体制で蝶ヶ岳にリベンジしたいです!

(所感)途中敗退の偵察となったが、自分で標布を設置する経験を通じて所期の目標は達成できた。本番には山頂を踏みましょう。


10/27百丈岩  11月 09, 2024 ( No Comments )

百丈岩で第4ステージ最後のクライミングにいってきた。 

 0900 やまびこ茶屋前の岩場で、まず自己脱出の訓練を始めた。さっそくOさんに実演をしてもらう。事前にイラストの資料をもらったが、正直よく分からなかった。ミュールノットやマリナーノットなど知らない結び方がでてくるうえに、複雑な手順が連続する。こちとら8の字結びで精いっぱいだというのに。とりあえず見よう見まねでやってみる。 

 何度も教えてもらいながら少しずつ理解していった。頭がこんがらがってムンターヒッチとクローブヒッチが急にゲシュタルト崩壊したりと、思わぬところでつまづいたりしたがなんとか自己脱出の全工程を体に覚え込ませていく。 

慣れてきたところで実際に人をビレイした状態で練習してみた。緊張したわりには上手くいって、YさんSさん等に褒めていただけた。 

途中プルージックに移した荷重をミュールノットで固定したロープに移す際に、一気にやるのではなく、じわじわ荷重を移すよう気を遣った。いきなり荷重を移すと上で吊るされてる(想定)クライマーにいらぬ負荷をかけることになるからだ。実際に自己脱出する場面でもこの点は忘れないように注意したい。 

1230 昼飯 

 午後から下部岸壁と東陵を登った。この季節にしては少し暑いが、さわやかな楽しいクライミングだった。 

 第4ステージ全体を通して、基本のロープワークやフィックスロープの通過方法など、多くのことを学ばせてもらった。実践形式で何回も反復できたし、ベテランたちの助言は非常にためになった。本当にリーダー、サブリーダー陣には感謝しかない。 

 今後の山行でも学んだ技術を活かせるよう精進していきます。