山行期間 | 2025/8/23(夜)~8/24 |
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メンバー | OOS(CL),TCH(SL),YSZ(SL),AKS,OOM,KNI,YSD |
山行地域 | 大峰山系 |
山行スタイル | 沢登り |
Bチーム第3ステージ最後の山行は前鬼川の沢登り。
そもそも沢登りで難易度の高い場所に行きたいとの理由から山岳会に入る検討をし始めたOOM的にはとても楽しみだった山行。
23日(土)は前泊だったのですが、午前中に海釣りに行こうか悩んだ結果、沢に備える為行かないと決意。
緊張感のある前日を過ごす。
前泊場所に向かう車の中では鉄人AKSさんの普段のトレーニング等の話題に。
日課で20km走っていたりとか(最近はそこまで走っていないとの事ですが、AKSさんの「そこまで走っていない」は当てにならない。)
大阪から九州まで走って行った事があるとか。
今でも自分の聞き間違いでは無いかと疑っている。
そんなAKSさんは、休息日とかはとらないんですか?との質問に、「僕にとったら明日が休息日みたいなもんですから」と....。
山行舐めるなとMチームの方には叱っていただきたい。
緊張して山行に臨んでいるOOMやKNIさんの気持ちを少しは考えて欲しい。
YSDさんも河内長野から日本海まで自転車で行くとかいう訳の分からないスケールの話はやめて欲しいので同罪です。(Bチームの年長者2人が体力おばけ過ぎで怖いです。)
AKSさんは前回の夏合宿でKNIさんが体調を崩した際に、先行してテン場まで行き、登ってきた道を戻り、KNIさんの荷物を担いでまたテン場まで行くという仲間想いのナイスガイなのですが(笑)
あまりに話がそれ過ぎました。
閑話休題。
前泊場所は道の駅 吉野路上北山。
川沿いに降りてテントが張れるという事でOOM・KNIさんの2人は個人テント。
AKSさん・YSDさんは川沿いに直接マットを敷きワイルド野宿。
リーダー陣は車中泊。
前回の沢山行時にOOS会長はその辺で寝ると言っていたのでてっきりワイルドに野宿するのかと思って、どこで寝るんですか?と聞くと車中泊。
「虫が多いからね~」と....。
話が違う気がする....。
OOS会長はもちろん頼れるリーダーなのだが、どこか飄々としており面白い。
夜の宴会時に「熊に襲われた時の話はしたかな?」等と軽々しく恐ろしい話を語る。
腐った木の棒を手に持ち戦う覚悟を決め振りかざすと、立ち去ったとの事。
熊は目が悪いらしく、大きく見えたのかもと言う話は学びになりました。
夜も老け、各々就寝。
テント内はフライをかけていると暑く、少し寝苦しかったものの、途中フライを開け空気が通る様にすると川のせせらぎが心地よく、朝までぐっすり寝れました。
朝YSDさんに野宿は気持ちよく寝れたか聞いてみると、川の音がうるさくてあまり寝れなかったと。
真逆の感性。
それに、この人はいつも「寝れていない」と言いながら誰よりぐっすり寝ているので、あまり信用はできない。
そんなチャーミングさに、年齢を重ねるならこうありたいと思わされる。
またまた話がそれました。
という事で8月24日の朝、5時半起床。
天気が悪くなっていく予報だったので、期待はせずにそそくさと準備→出発。
前鬼川駐車場まで車で1時間弱。
日が昇り明るくなるにつれて青い空が見えてくる。
否応無しに期待感が高まる。
駐車場に到着し、装備を整えていざ入渓。
沢に足を入れると冷たい。
木々の間から射し込む光が美しい。
これぞ沢。
絶好の沢日和。
黙々と進むとついに見えてくる「前鬼ブルー」
嬉しくて心が弾む。
TCHさんの先導でずんずん進む。
小滝の連続と美しいナメ。
時折腰まで冷たい水に浸かる。
ほとんど難しいところはなく、快適に遡行。
途中、巻道で少し危険な部分でOOS会長がお助け紐を出してくれて、肩絡みでの引き上げを実際に見させてもらえました。
この部分も下から見ると、簡単に上がれるだろうとタカをくくっていたが、登ってみると意外と危ないのが理解でき、下から見て初心者を連れてきている際の適切な判断ができる様にならなければと感じました。
同様に先導のTCHさんの判断で巻いた部分も多数あり、自分的に登れると思ったところはチャレンジしてみたりもしましたが、結局登れなかったり、登れても自分の体格だから登れるといった部分もあったりで、自分がどこまで登れるかの把握と、立場が変わればリーダー・先導者としてどう判断すべきかという事は勉強になりました。
一般登山道と違い、行く道は自分で選ぶという沢特有のルートファインディングが難しさもあり楽しさもあるなと思いました。
そして、突然始まる懸垂下降。
Dボルで練習して以来の約1ヶ月ぶり。
2025年4月5日に初めてロープを触ったぐらいのクライミング超初心者にとって1ヶ月の空きは中々のもの。
ですが、練習とMチームの方々の指導の成果もあり問題なくセットし懸垂下降でき、自分の成長を感じる事ができました。
リーダー陣にとってはロープを出さなくても降りれる部分だったとは思いますが、経験の為と安全への配慮をして下さってありがとうございます。
無事、誰も怪我する事なく垢離取場に到着。
先行パーティーを追い抜かして到着したので、独占状態のプライベートビーチ。
静かに美しく青く透き通る淵。
荷物を下ろし、泳ぐ。
AKSさんはゴーグルを装着し、本格的。
日頃の垢離(身についた罪・穢れ)を取るべくYSDさんにも入水を促すが、あまりに垢離が多い様で「濁る」からやめておくとの事(笑)
暫し休憩し脱渓。
沢靴を脱ぎ登山靴に。
ここから下山するわけですが、下山と言いつついきなりの急登。
事前に地図で確認済でしたが、足が重い。
涼しかった沢が恋しい。
全身水で濡れて寒いぐらいだったのに汗をかくぐらい。
おまけに先導のTCHさんがかなりのハイペース。
2番手にAKSさんがぴったり付いているので、おそらくAKSプレッシャーを感じてペースが上がっているのでしょう。
TCHさんは山行自体がかなりの久しぶりだったそうですがそんな風には見えない。
急登を一気に登り切り、閼伽坂峠へ到着。
ここから小仲坊へは緩やかに下っていく。
小仲坊で小休止。
山道はここで終わり、舗装路を歩き駐車地迄。
沢終わりの不快な状態で上北山温泉 薬師湯へ移動。
オープンまで30分程時間があったので昼食→温泉。
汗を流しさっぱり気分でゆっくりしながら外を見ると突然の大雨....。
遡行中に遭遇していたら危険なレベル。
雨足が少し弱まったのを見計らって車へダッシュ。
せっかくさっぱりしたのに、雨に打たれる。
そんなこんなで帰りの車内。
印象深い話題を2つ程。
【喫茶〇鳥の話】
春合宿帰りに立ち寄った喫茶店は、注文できるメニューがほとんどなく、コントのようだった。
店内は良く言えばレトロ。
しゅうまい定食は用意できるがしゅうまいの数が少なくなる。
結局食べれる物が無かったので店を後にしたが、次回こそ気になる「冷奴定食」に挑戦するのか否か。
【味覚の話】
AKSさんは味覚ゼロ。(失礼w)
とにかく量が食べられればそれで良い。
何でも美味しく食べられる方が「勝ち」だと宣っておられましたが、帰ってから考えてみると中々深い話だなと。
何をもって勝ちとする価値観なのか。
何でも文句を言わず美味しく食べられた方がストレスを感じにくいし、出された物を何でも美味しそうに食べるので作り手からの印象も良いのかもしれない。
食べられるだけで満足という価値観はシンプルで幸せ。
一方、食に拘りを持っている方が人生は豊かでは無いか。
美味しい物に出会った時の喜びが大きく、人生に彩りが生まれる。
作り手からしても、拘りのある人と無い人の「美味い」は全く違う価値になるのではないか。
味に妥協できないストレスは抱えるかもしれない。
ただ、僕自身は拘りはあるものの、好きな物に関してはストライクゾーンが広めになる傾向にあるので、ストレスまではいかない。(カレーは好きで拘りがあるが、カレーを食べたい時はレトルトでも良いと思えるレベル)
大きな喜びを少しだけ味わうのか。
小さな満足を広く味わうのか。
どうせなら大きな喜びをたくさん味わいたい。もはや山岳会のブログに書くような話では無いのでそろそろやめにしようと思います。
簡単に言うなら「綺麗だった」「気持ちよかった」だけで済ませられる山行。
けれど、そこに至るまでの人とのやりとりや、学び、笑いこそが記憶を豊かにしてくれる。
前鬼ブルーの鮮烈な水の色とともに、仲間と過ごした時間をきっと長く忘れないだろう。
という事でご容赦ください。
長文駄文失礼しました。
(記:OOM)
山行期間 | 2025/8/8(夜)~8/10 |
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メンバー | NGS(CL),YSZ(SL),DOIS(SL),DOIA(SL),AKS,OOM,KNI,YSD |
山行地域 | 後立山 |
山行スタイル | ピークハント |
8/8大阪出発。Bチームは22時に扇沢到着。すでに無料駐車場はほぼ満車。そこをなんとか駐車。酷暑の大阪と違い、あまりの涼しさに感動しながら仮眠。
今回の合宿では、私が車を出しました(ハイエース)。責任感あふれるKNIさんは、自分も交代で運転をしなければいけないと思い、普段は軽自動車しか運転していないためレンタカーでハイエースを借りて、事前に練習までしてきてくれました。その成果を存分に発揮していただき、快適な運転で扇沢までたどり着けました。その責任感の強さと律義さに驚かされましたが、とても感謝しています。これからも機会があれば、ハイエースの運転よろしくお願いします。
Mチームは、午前2時半ごろ扇沢到着。ほとんど仮眠も取れないまま登山開始となってしまい、仮眠できたBチームとしては申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいです。
当初は2泊での縦走予定でしたが、2日目以降は大雨予報のため、残念ながら1泊の往復登山に変更となりました。
午前5時過ぎ、扇沢より出発。天気は晴天。近畿の低山とはちがって、北アルプスでは歩くと暑いですが滝汗にならず快適です。およそ1時間で大沢小屋に到着、しばし休憩。私は行かなかったのですが、ここのトイレはお香が焚かれており、女性陣の評判がすこぶる良かったです。
大沢小屋を後にしてしばらく登ると、針ノ木大雪渓の取り付きに到着。CLの指示で、軽アイゼンやチェーンスパイクを装着。先輩方に雪渓の歩き方などを指導してもらい、今回の合宿の大きな楽しみの一つである雪渓歩きの始まりです。直登のためややきつかったですが、雪渓を吹き下ろす風が冷たく、非常に心地よかったです。DOISさんに先導していただきながら、高度を上げて行きます。後ろを振り返ると、爺ケ岳や後立山連峰の稜線が非常にきれいで癒されます。雪渓終了後、少し登ると最終水場に到着。明日までの必要な水を汲んだのですが、その重さが肩にずしりとのしかかります。しかし、今日の宿泊地の針ノ木峠(針ノ木小屋)まではあとひと踏ん張りなので、頑張って登りました。
午前9時30分針ノ木峠到着。峠に登りきると、眼の前に槍ヶ岳や穂高連峰が見えたので感無量でした。
ここのテント場のトイレ、その名も“槍見トイレ”。和式トイレですが、しゃがんで用を足すと、眼の前の小窓から槍ヶ岳が見えるという贅沢なトイレでした。でも、小窓の位置が低すぎて、小柄な僕でも、しゃがんだ上にさらに覗き込むように頭を下げないと槍が見えないというのはご愛嬌。
テント設営などを終えて、針ノ木岳に向けて出発。ここからは、アタック装備なので足取りも軽くなりました。テント場から1時間ほどで、針ノ木岳頂上到着。運よく雲などの影響はなく、雪渓をまとった剱岳や立山連峰、深いエメラルドグリーンの黒部湖、透き通った青空からなる最高の眺めが頑張って登ったご褒美になりました。頂上にてのんびり休憩しながらこの雄大な景色を堪能しました。後ろ髪をひかれる思いで下山開始してテント場に無事帰着。この時、睡眠不足のMチームの先輩方は、睡魔に襲われていたようです。そんな中、登頂に導いて頂き本当に感謝しています。ありがとうございました。
その後、小屋前のテーブル&ベンチで、ティータイム開始。十分に水分補給をしながら先輩方より、色んな山談義などを楽しく聞かせていただきました。時間的には少し早かったのですが、ティータイムからそのまま夕食に突入となりました。
夕食は、気合の入った食担OOMさんこだわりの肉団子鍋です。食材の白菜、しいたけ、なすなどを、OOMさん自身が手間をかけて乾燥野菜にしてくれていました。それらを針ノ木岳アタック前に、水に浸して準備していました。降り注ぐ日差しが暑すぎる中の鍋でしたが、やはり登頂を成し遂げた後に皆で揃って食べる鍋は最高においしかったです。そのため、箸もどんどん進み予定変更で不要になった2日目の食材も一部食べてしまいました。満腹になったところで、就寝となりました。
天気予報よりも数時間早く夜半前には雨が降り始めました。
2日目は3時30分起床。テントをたたく雨音が時折強まります。Bチームもテント泊に慣れてきましたが、やはり先輩方の手際の良さには感心させられます。見習って出発に向けて頑張って準備をすすめます。最後はレインコートを着用して雨の中での撤収です。協力しながら比較的手際よく撤収できたように思います。Bチームにとって初めての雨中テント泊となりましたが、いい経験になりました。5時下山開始。雨が降りしきる中、足元に注意しながら下っていきます。雨のため沢は増水しています。大雪渓まで下りてきたのですが、融雪が進んだため昨日我々が通過した後に通行止めになっていました。そのため雪渓下りはできませんでしたが、ギリギリのタイミングで登れただけでも幸運でした。雪渓を高巻きして迂回、そして順調に下ります。扇沢に到着する少し前には、アルペンルートを黒部ダムに向かうバスの中の乗客が、雨の降りしきる中を大きなザックを担いで歩いている私たちに優しく手を振ってくれたのは嬉しかったです。そしてほどなく、扇沢に到着して無事に下山完了。
天候不順のため日程が短縮されたことは残念でしたが、先輩方の指導やサポートのおかげで大変楽しく有意義な山行となりました。Bチーム一同、心より感謝しております。本当にありがとうございました。これからも、我々の成長を暖かい目で見守ってください。
(AKS記)
山行期間 | 2025/7/26(夜)~7/27 |
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メンバー | NGS(CL),YSZ(SL),DOIS(SL),DOIA(SL),AKS,OOM,KNI,YSD |
山行地域 | 鈴鹿山系 |
山行スタイル | ピークハント |
第3ステージ3回目の山行は御在所岳。今回は来月の夏合宿の装備一式を担いで御在所岳と国見岳に登るトレーニングで、前日の土曜日の夜に集合して現地到着後テントを張りミーティングの後、仮眠を摂りました。
翌日の朝4:30に起床、裏道登山口駐車場まで車で移動して5:25登山スタート。中登山道は、おばれ岩倒壊のおそれの為通行禁止なので、裏登山道からの入山となりました。天気予報では晴れのち曇りで日中は暑くなりそうなので汗をかかないように序盤は速度を抑え気味に歩いたつもりですが、5:52藤内小屋に着いた時点で私はすでに汗だくでした。
登山道を登っている間、日差しはそれほど無かったが雲のせいで眺望も無く、汗は滝のように出るし、比良の武奈ヶ岳山行と同じような苦行ぶり。おまけに夏山ならではのアブがまとわりついてくる始末。しかし暑さやアブぐらいで弱音を吐けない。MチームのDOIAさんは一昨日前、ハチに6箇所も刺されたのに平然としている。凄く強いメンタルと身体だ。私がMチームに昇格するには、まだまだ「心技体」を鍛えなければならないと痛感しました。
7:32御在所岳山頂に到着。山頂は日が差していたが日陰は涼しく快適で、ここで少し休憩を摂って今度は国見岳に向かいます。一旦国見峠に戻ってから国見岳への登り返しがあり、せっかく乾きかけていた衣服もまたしても汗でずぶ濡れになりました。
8:36国見岳に到着し、下山は国見尾根を下る。途中で「石門」、「天狗岩」、「ゆるぎ岩」などの御在所岳ならではの奇岩を鑑賞する時間を設けてもらい、少し観光気分を味わいました。この後は樹林帯の急傾斜をひたすら下るのですが、途中リュックが木や地面に引っかかり思い通りに動けない事が何度かあり、やはり歩荷訓練は登りも下りも必要だと思いました
10:06藤内小屋に到着し休憩を摂る。小屋前はこれから登りの人たちで賑わっていました。これから更に気温が高くなるので、彼らは私たちより暑い中での登りを強いられると思うとやはり「登山は早出早着」と言われる理由の一因がよく分りました。
10:35裏道登山口駐車場に帰着。ここでCL NGSさんにそれぞれの装備が適切か、過不足が無いかをチェックしていただき、DOISさんにもMチームになったら装備はもっと厳選するようご指摘を頂きました。
この後は入浴と食事をして無事に帰阪しました。個人的には下山中のかけ声の練習と美味しい昼食がとても印象に残りました。
今回の山行も勉強になることが多く、暑い中でのエネルギー補給、休憩の取り方、ペース配分等はもちろん、疲れてくると読図や足運びが雑になりがちなので集中力を維持し続ける事も大切なトレーニングだと思いました。
山行中はBチームを後方から見守り指導していただいた諸先輩方、本当に有り難うございました。 (YSD記)
山行期間 | 2025/7/12(夜)~7/13 |
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メンバー | OOS(CL), OKD(SL), AKS, OOM, KNI, YSD |
山行地域 | 比良山系 |
山行スタイル | 沢登り |
Bチーム第三ステージ2回目の山行は比良・白滝谷での沢登り。前泊するため、Bチームは土曜日の20時に三国ヶ丘駅に集合。坊村の駐車場に22時半頃到着。先輩方とは現地で合流した。24時頃就寝して翌日に備える。先週の武奈ヶ岳山行での前泊は気温が高く寝苦しい夜だったが、この日は到着の時点で25度ほどだったので眠りやすくありがたかった。(むしろ明け方は肌寒くシュラフカバーにくるまったほどだった。)
翌日は6時起床。6時40分に出発。入渓点までは林道を歩く。傾斜の緩やかな道だったので先輩方の山行の話や沢登りでの注意点などを伺いながら向かう。 7時20分頃入渓点に到着。ここで沢登りの装備を身につける。いよいよ沢登りの始まりである。まずは地図を出しコンパスを向かう方角に合わせる。自分の地図は印刷が小さく文字が読みにくかったり細かな地形を拾いにくかったりしたので次回にこの反省を活かしたい。SLのOKDさんが先頭、Bチーム4人が続き、最後尾をCLのOOSさんが行く。自分は初めての沢登りだったので靴や服を濡らしながら沢を登っていくのが不思議な感覚だったが、すぐに慣れて濡れるのが楽しくなる。昨晩から朝にかけて肌寒かったのが気になっていたがスタートしてみれば寒くもなく暑すぎることもなくちょうど良い気温かつ晴れで天気に恵まれた山行となった。
沢登りでは地図読みが大事ということでCLのOOSさんが要所要所で足を止め地図を広げ説明してくださった。自分は読図が苦手なので、次回沢登り時は今回教えていただいたポイントを意識して事前にもっと地図を読んでから臨みたい。
途中、急峻な巻道を登ったり足元が滑ったりはしたが、先輩方が常に安全に気を配ってくださったこともあり怪我もなく楽しい沢登りとなった。ゴール地点となる夫婦滝を目に焼き付け沢を後にする。
道にあがって沢登りの装備を解き、軽食をつまむ。11:20頃、下山へ。沢登りの最中は楽しすぎて気づかなかったが思っている以上に足が疲労している。細く崩れそうな道を進むような箇所も多く気が抜けない。途中何度か渡渉もあり、せっかく履き替えた登山靴を濡らしてしまい気持ちが下がる。広い林道に出た時はホッとした。13:00頃無事下山。
怪我もなく、ヒルの被害にも遭わず、天気にも恵まれた良い山行となった。 ご指導いただいた先輩方、車を出して運転してくれたOOMさん、ありがとうございました。(KNI記)
7/13 6:50出発→7:50入渓点→8:20 500m左岸枝沢→9:35 620m右岸枝沢→10:10白滝滝(左岸巻き)→10:50夫婦滝→13:00駐車地
山行期間 | 2025/7/5夜~7/6 |
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メンバー | NGS、DOIS、DOIA、AKS、OOM、KNI、YSD |
山行地域 | 比良山系 |
山行スタイル | ピークハント |
第3ステージ夏山の初回の山行は武奈ヶ岳。
前泊で道の駅妹子の郷で仮眠。
サクッと仮眠して明朝早くに出発するんだなと軽い気持ちで考えていたのは大きな間違いだった。
山行はここから始まっている。
7月初旬山間部の夜間とはいえうだる様な暑さ。
そして暴走族のバイクの排気音が度々鳴り響く。
道の駅なので人の出入りも頻繁にある。
テントの中に入り目を瞑り眠りにつこうとするが、ジワジワ汗が滲む。
これは熱中症の危険性もあるなと思いつつ我慢。
熱中症に我慢は禁物というのは当然周知の通りですが、ではどうするべきなのか....。
結局眠りに付けたのは少し涼しくなってきた3時頃。
5時起床なのに、暑さで4時半には目覚める。
デリケートなOOM以外のメンバーは意外と寝ていた様子でしたが。
6時頃に道の駅を出発。
今回のルートは以下。
イン谷口-金糞峠-中峠-ワサビ峠-武奈ヶ岳-イブルギノコバ-北比良峠-カモシカ台-イン谷口
駐車地点のイン谷口からスタート。
ちなみにイン・谷口なのかイン谷・口なのかという話をDOIAさんから伺う。
正解は後者らしいですが、真実か否かは定かではない。
通過地点の名称の由来とかも先に調べておくと面白いかも。
まずは序盤、金糞峠までグッと高度を上げていく。
道がザレていて歩きにくい。
湿度も気温も高く汗だくに。
特に見所の無い樹林帯。
山頂からは琵琶湖が見えるというのを楽しみに歩く。
金糞峠から少し下り、奥ノ深谷から谷筋に入り中峠→ワサビ峠に向かう。
所々、沢伝いの歩きで個人的には好きな雰囲気。
ワサビ峠から稜線に抜けて武奈ヶ岳頂上へ。
ガスってて眺望はイマイチで残念。
霧がかった静寂の中、無数のトンボが舞う。
夏山の空気と静けさは良かったが、琵琶湖ビューが見たかった。
後はひたすら下山。
つま先が痛いな~、長いな~、暑いな~と思いつつ歩く。
途中の八雲ヶ原というテン泊に適してそうな場所は雰囲気が良く印象的。
湿原好きの自分としては気に入りました。
池の中には沢山のアカハライモリが生息。
黒い体がどっかのブランドのロゴみたいでなんだか可愛い。
誰が言ったか、アカハライモリの卵?みたいな物が池沿いの草むらにぶら下がっていたが、帰ってからアカハライモリの卵を検索すると違うっぽい。
カエルの卵なのか?不明。
下山時の見所はそんなところ。
トラブルもなく無事駐車場まで戻りふと気付く。
昨晩はこの登山口辺りでテン泊してたら涼しかったのではないのか?(張れそうな場所は沢山あった。まともなトイレが無いのは問題か。)
ともかく12時少し前に山行を終え、比良とぴあにて汗を流す。
その後、お昼ご飯は近くのobertonというスパイスカレーのお店にて。
googleマップの口コミにあった「サラダの様に消えていくカレー」という言葉が気にかかっていたが問題なく美味でした。
確かにビリヤニみたいなご飯?がさらさら口の中で消えていく。
調べてみるとバスマティライスというものっぽい。
スパイスの効いた本格的なチャイも美味しかったです。
■今回の個人的な反省点
・カシミールで出力した地図に地名等を書き込んでおくべきだった。主要な地点名が分からなかったので、○○で休憩します。とか○○に向かいますと言われても認識できなかった。読図しながらコンパスを見つつ自力で行けたとは思うが、地名が分からなければ看板等を見て現在地の照合等もできないので良くない。初歩的なミス。
・地図を見て事前情報を調べるべきだった。せめて谷筋や尾根筋、上り下りのポイント等をイメージしておけば良かった。単純なルートだとタカをくくっていると道迷いの原因になりそう。
・暑くて食べ物を身体が受け付けない。行動食におにぎりを持ってきていたが、残った。ゼリーは良かった。夏特有の状況を考えて適した行動食を検討する。食べたくないから食べないという選択をするとバテてしまう。汗の量が凄かったので塩分をしっかりとれる様に考える。
・水を常温で持っていったが、保冷水筒に氷を入れてきて水を冷やしつつ飲めば良かったかもしれない。身体が暑く、熱中症の危険性もある。深部体温を下げれる様にしておいた方が良い様な気がする。緑茶を持って行こうとしていたが、やめといて正解??カフェインが入っていると利尿作用があるので脱水になりやすいと見た気がするが、今再度調べてみるとそうでも無さそう??正解が分からなくなっていますが、とりあえず疑わしい不安材料は取り除いておく。(OOM記)
山行期間 | 4/26-27 |
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メンバー | ICK(CL),ICS(SL),AKS,OOM,KNI,YSD |
山行地域 | 四国 剣山-三嶺 |
山行スタイル | 縦走 |
4月25日(金)
21:00 三国ヶ丘駅で集合し、2台の車に分乗し途中で神戸のKNIさんを乗せて徳島へ向かう。夜間走行のうえに、美馬ICから見ノ越までの区間は道幅も狭く距離もあり、運転は大変だったと思います。車の提供と運転を担って頂いたICKさんとAKSさんには大変感謝しております。
4月26(土)
1:00には見ノ越第1駐車場に到着し、(CL)ICKさんの指示により車内で仮眠を摂り6:00起床で6:30出発となりました。
6:30見ノ越第1駐車場で今日の行動予定、注意事項等の確認をして出発です。まずは登山口のある劔神社への参道を進み、全員で安全登山を祈願しました。
スタートして15分くらいでKNIさんが少し体調不良になり、小休止を摂りました。聞けば昨夜は緊張して睡眠不足だったそう。軽い酸欠状態になったようでした。
少しの休憩後、KNIさん先頭で自分のペースで歩いてもらいフォローとして2番手にICS(SL)さん、最後尾はICK(CL)さんの隊列で再スタート。
7:31リフト西島駅に到着。私はここで記録係にもかかわらず、ボールペンのインクが出ないという致命的なトラブルが発覚し、ICS(SL)さんにペンをお借りして事なきを得ましたが、予備のペンを持って来なかった事を後悔しました。
小休止後、剣山頂への最短ルートで8:09剣山頂上ヒュッテを経て、綺麗さが評判のあわエコトイレに立ち寄り、8:30剣山頂1955mに到着。
山頂手前ぐらいから風が強く吹きだし、やはり今日は強風下での稜線歩きになるのかと少し不安になりました。
山頂からはOOMさんが先頭で9:17次郎笈1930mに到着。まだまだ先は長いので再びKNIさんに先頭になってもらい、10:26丸石1684mに到着。風もほぼ感じられず順調に進んでいたが、避難小屋を過ぎた辺りから稜線の北側の祖谷渓でかなり強く風が吹くようになり、時には風の音も鳴り響くほどでした。しかし山行には、さほど風の影響は無く、11:50髙ノ瀬1740mに到着。
平和丸の手前で小休憩を摂り、13:30平和丸1701mに到着。そしてようやく13:52本日の幕営地、白髪避難小屋1665mに到着しました。
すでに何張りもテントは張られていましたがテント場は広く、私たちは適当な場所を直ぐに選んでテントを2張り(4人用テントに3人ずつ)設営しました。
14:20テント設営を終えて小休憩の後、水場へ水くみに向かいます。事前調査では注意点は「急なザレ場を50mほど下る」とのことでしたが、実際に大変なのは戻る際の登りで、私は2Lのプラティパスと1Lのボトルだけでしたが、鉄人AKSさんは10Lもの水を難なく運び上げていました。
15:19水場から戻り、16:00のNHK気象通報までお茶を飲んで談笑しました。
16:00からはラジオで気象通報を聞きながら天気図作成でした。テント内で集中して文字を書き込み、天気図を完成させる事は、字を書く機会がすっかり減ってしまった私には相当な努力が必要だと痛感しました。
17:00からは待望の食事の時間です。メニューはツナコーンクリームパスタとオニオンスープ。本格的な食材でしかも、コッヘルに残ったクリームソースをスープ用のお湯を沸かすことでコッヘルをきれいにするというよく考えられた内容。今回食担は初めてというKNIさんが担当で、わざわざこちらのテのントに出向いて出来映えを聞いて下さって、心遣いがとても有難かったです。もちろんお味は最高に美味しかったし、お腹もいっぱいになりました。
食後はお茶を飲みながら談笑タイムで、ICK(CL)から泉州山岳会での心構えや所作の注意点、今後の活動内容、泉州でのかけ声の作法など色々なお話が聞けてとても充実した時間でした。
暗くなる前に各自トイレ場所の確認をしておき、翌日の予定を確認して19:00に就寝となりました。
この頃にはテント場に風がだんだん強く吹きはじめ、かなりの強風がテントに吹きつけるようになり、テントがひしゃげそうなくらいに揺れ出しました。幾度となく風が止んだと思ったらいきなり突風が起こり、轟音が響く事を繰り返し、結局2:00くらいまでその状態が続きました。その間、ICK(CL)さんは何回もテントを出ては重しの石を置き直して張りを調整してくれていました。私も交代しなければと思いながらもグズグズしていたらいつの間にか風は収まっていて気付いた時にはすでに起床時間が迫っていました。
4月27日(日)
3:30起床時間になり、お湯を沸かして朝食を作る。その後はテントの撤収と出発の準備です。暗い中ヘッデンを点灯しての慣れない作業でしたが、風もすっかり収まっていたので割と速やかに片付いたと思います。
4:45白髪避難小屋を三嶺に向けて出発。他のテントでは未だ就寝中。今日の目標は縦走の後半をしっかり踏破しつつ名頃バス停10:45発のバスに乗る事。
昨日と同じくKNIさん先頭のオーダーで歩くが、この日は体調がすっかり回復したKNIさんが大活躍で、ICS(SL)さんにサポートされながらも颯爽とナビゲーションを務めている。前回の山行で水分補給が少ない事を指摘されたので、今回はテント内でもしっかり補給を心がけたそうです。
昨日は比較的なだらかな稜線歩きでしたが、カヤハゲ(東熊山)に向かう道はガレ場が多く特に下りは滑りやすいので慎重に歩きました。そのうちに東方面が明るくなり初め、眺めていると剣山と次郎笈の辺りからゆっくりと朝日が昇るのが見られました。
5:30カヤハゲ(東熊山)1720mに到着。西側は防鹿柵が設置され進入禁止となっていました。一旦下った後に今回の山行で一番の急勾配をよじ登ります。鎖は設置されていますが、いかんせん足場が脆く崩れやすいので石を落とさないように注意しながら足を運びます。
6:23三嶺1894mに到着。山頂からの眺望も素晴らしかったのですが、山頂は風が強く、狭い割に人も多かったので移動して三嶺ヒュッテで休憩を摂ることにしました。三嶺ヒュッテは山頂から50mほど下った広い窪地にあり傍らが池になっています。このような地形を「線状凹地」と言うそうです。
6:46三嶺ヒュッテに到着。ヒュッテ内では20代くらいの男女のパーティが出発準備をしていて、ICS(SL)さんが話しかけられると某大学の探検部だそうで、どうやら私たちと同じく名頃バス停を目指して10:45発のバスに乗車する計画らしく、そうなると、こちらは6人で彼らは10人ほどの団体。バスの定員によっては乗れなくなる可能性も出てきたが、とりあえずは安全に下山することが重要なので慌てずに休憩を摂り、学生パーティの後から下山を開始しました。
下りだして間もなく衣服調整をしていた件の学生パーティを追い越して軽快に下ります。
7:47ダケモミの丘1514mに到着。この辺りから暑さを感じるようになってきたので衣服調整と補給の小休憩を摂って三嶺登山口を目指します。
植生は針葉樹のダケモミから広葉樹のブナ林へと変わり、緩やかな下りを進みます。今日は日曜日という事もあり沢山の登山者とすれ違いました。
広い樹林帯での下りは、一見どこにでも進めそうな地形で、そのうえ踏み跡が不明瞭だととても迷いやすいものでしかも目印のテープがあちこちにあり、危うくテープに惑わされて計画ルートと違う方向に進みかけてしまいましたが、ICK(CL)さんの指摘で事なきを得ました。改めてこういう場所でこそ、慎重な読図が必要だと思いました。
9:00三嶺登山口917mに到着し無事に下山、9:05名頃バス停903mに到着となりました。
ICK(CL)さんの提案で大型タクシーを呼んで見ノ越まで戻る事になり、おかげで予定より1時間以上早く見ノ越に戻ることが出来ました。
9:50見ノ越第1駐車場に帰着。一旦結びのミーティングをしてから入浴と食事をしに移動。日曜ではありましたが到着時間も早かったので混雑も無く入浴・食事を済ませて無事に帰阪する事が出来ました。
今回初めての合宿で、皆さんの色々な話が聞けて勉強になりました。また感動的な絶景も堪能できて合宿がこんなに楽しくて良いのかと思えるほど、私にとっては思い出深い山行になりました。様々なトラブルや悪条件も良い経験になるとは思いますが、今後そのような事態に遭遇してもしっかり対応出来るように研鑽していきたいと思います。
今回、CL・SLを務めて頂きご指導いただいたICKご夫妻、本当にありがとうございました。また今回ご一緒できませんでしたが、第1ステージでご指導いただいたOKDさん、ありがとうございました。皆さん今後ともご指導よろしくお願いします。
そして同期のAKSさん、OOMさん、KNIさん、それぞれの役割を務めていただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。
<行動記録>
4/25 21:00三国ヶ丘駅→22:00神戸摩耶→01:00見ノ越第1駐車場(車)
4/26 6:30見ノ越登山口→7:31西島駅前→8:30剣山→9:17次郎笈→10:26丸石→11:50高ノ瀬→
13:30平和丸→13:52白髪避難小屋(テント泊)
4/27 4:45泊地→5:30カヤハゲ(東熊山)→6:23三嶺→6:46三嶺ヒュッテ→7:47ダケモミの丘→
9:00三嶺登山口→9:05名頃バス停→9:50見ノ越第1駐車場(タクシー)→帰阪
山行期間 | 4/11-12 |
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メンバー | ICK(CL),OKD(SL),ICS(SL),AKS,OOM,KNI,YSD |
山行地域 | 金剛山地 |
山行スタイル | 歩荷 |
2025年4月11〜12日
85期Bチーム、3回目の山行は金剛山にて
春合宿を見据えテント泊も兼ねた歩荷トレーニング。
紀見峠〜山の神(テント泊)〜行者杉〜久留野峠〜伏見峠〜金剛山ロープウェイ前バス停
4月11日の22時に紀見峠駅集合後、ヘッドライトをつけていざ出発。
23時に山の神前に到着。早速テントを張っていきます。
私は人生初のテント泊でしたが先輩方や同期に助けられ、
テントを張る際の注意点やポイントを教えていただきながら無事完成。
テント完成後、お茶を飲みながらのしばしの雑談でお互いの理解が深まった気がします。
24時に就寝。買ったばかりのシュラフに包まれ、川の音や葉音を聞きながらこれがテント泊かと感動。
ちなみに初めてのテント泊は、緊張していたのとその日うっかり昼寝をしたことであまり眠れませんでした。
翌朝は6時起床の7時出発。
起床から朝食用の湯沸かし準備までのコツやテントの撤収を教わり時間通りに出発。
少し歩いた脇道で石を拾っていよいよ歩荷トレーニング開始。
私は初心者かつ女性ということで15キロでしたが、それでも肩にずっしりくる重さ。
歩荷開始早々、階段地獄の洗礼を受け、朝のひんやりした空気にも関わらず額や背中に汗が滲みます。
無心に一歩づつ歩を進めることに集中している内に厳しい登りが終わりしばらく歩きやすい勾配が続く道に。
そうは言っても慣れない重さを担いでいるため必死で、斜面に生えた可愛い花に気づく余裕すらありませんでした。
行者杉で最初の休憩。眺望が望める場所でしたがこの日は若干霞んでいました。
肩の痛さが気になっていましたが、皆それなりに我慢して歩いていることを知り
ただ単に自分が慣れていないだけなのだなと気を取り直して出発。
ここからは下って登るを繰り返しながら標高を上げていく道が続きます。
よろけるとバランスを崩し危ないので集中して黙々と歩いていきます。
中葛城山で2度目の休憩を取った後、久留野峠を経て伏見峠を目指します。
久留野峠へ下ってからの伏見峠までの登り返しがしんどかったのですが
11時20分、伏見峠に着くと歩荷解除を伝えられ、一気に身も心も軽くなります。
下山まで歩荷を続けると思っていたので、膝に不安がある自分は正直ありがたかったです。
12時過ぎにバス停に着いて無事終了。
トレーニング日までは15キロも背負って歩くことに不安を覚えていましたが
経験を積んだ先輩方や同期の皆さんと登ることで頑張れる力をもらっていると感じています。
ありがとうございます。
次はいよいよ春合宿。
引き続きよろしくお願いいたします。
(KNI記)
山行期間 | 3/29 |
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メンバー | ICH(CL)、OKD(SL)、ICS(SL) 、AKS、OOM、KNI、Y |
山行地域 | 和泉山脈 |
山行スタイル | ハイキング |
2025年3月29日。
85期Bチーム2度目の山行は紀泉アルプス。
高低差はそこまで無いものの、コースタイム9時間弱のロングルートで、スタートは山中渓駅でゴールはみさき公園駅。
前回の六甲山山行で泉州山岳会の洗礼を受け、今回もついていけるか不安な気持ちで参加。
前回はCLからの「のんびりいきましょう!」という感じで始まったのにも関わらずの超ハイペース山行。
今回は「前回よりは高低差も無いと思いますよ~」からの、前日にルートチェックしたらまたもや中々のロングコースという。
まぁアルパインを目指す山岳会なので視座を高く据えなければならないという事で頑張ります。
集合時刻は9時。
YSDさんとOOMは8時18分に着。
早過ぎた。
9時、少し肌寒い気温の中スタート。
山間には桜がチラホラと咲き綺麗。
今回は読図ができる様にというテーマもあったので、慣れないコンパスと紙地図を片手に色々教えてもらいながら歩く。
先日座学で教えてもらった事を思い出しつつ実際に現地でやってみると中々難しい。
ただ、難しい中にも面白味があって、常日頃からヤマップに頼ってきた自分にとっては新鮮に感じました。
今回の山行は同じ様な道が続くロングコースでピークをいくつも踏んでどこの山がどんなだったかの記憶が定かではない。(ついて行くのがやっと。)
序盤は地図を見つつゆっくりペース。
今回はBチームメンバーが先頭を交代しながら進むのでペースはややゆっくりで行けそうかな~と思ったのも束の間、鉄人AKSさんが先頭に立つと一気にペースが上がる。
昇り降りは時折あるだけなのでなんとかついて行く。
自分の先頭の番。
真後ろにぴったりとOKDさんの気配を感じながらペースを落とさない様に歩く。
どちらにせよ中々ハード。
必死に歩く中、眺望の良い尾根から見えた紀の川や大阪湾の景色が印象的でした。
途中、葛城修験経塚巡り?をされている山伏?行者?の装いの集団と出会い、山の中に響き渡る法螺貝の音と般若心経?の読経を真横で浴びるという、何となく有難い体験もできました。
あんな綿100%みたいな服装で登山するって大変やろなぁとか、あの服装にバックパック背負うんや~とかしょうもない事考えながら歩きつつ。
最後、段々と標高を落としつつ岬町の見た事ある風景が近付いて来た時にはホッとしました。
今回もおかげさまで何とか無事山行終了。
9時間弱のコースタイムのところを約7時間半のペース。(しかも所々読図タイム等とりながら)
これが普通なん?ヤバくない?と、まだまだ楽しむ余裕は無いという感じですが、頑張りますのでよろしくお願いいたします。
個人的なメモを少し。
■はっきりとした明確な現在地から大まかな目標地点への方向に合わせる。
■目標地点に着いたら次の目標地点に合わせる。
■細かい曲がりや急なカーブ等は地形図には表現されていなかったりもするので、あくまで遠くの目標物に対しての方向。
■事前に地図にルートを記載する際にはできるだけ細い線で正確にルートをなぞる。(分岐点の少しの違いが大きいミスに繋がる。)
■高圧線や高圧鉄塔は現在地を知るのに非常に良い目印になる。
■地形図に表現されていない分かれ道等もあるので注意。
■逆に地形図で道っぽいところが道では無かったりもするので注意。
■分岐点毎に方角を確認。
先週山岳会の掟?考え方?
■リーダーが休憩の声かけをするまではザックを下ろさない、腰を下ろさない。後続のメンバーと同じ気持ちで待つ。
■山行中は携帯はOFF。場所が分からなくなった場合や、緊急時にしか基本的には使わない。理由がある場合は相談する。
■沢に入った時はGPSを使うイコール敗退(OKDさん曰く)
■装備表に記載がある物以外は持ってこない。
■水も共同装備という考え。外付けにしない。
(OOM記)
山行期間 | 3/15 |
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メンバー | ICK(CL)、OKD(SL)、AKS、OOM、KNI、YSD |
山行地域 | 六甲山 |
山行スタイル | ハイキング |
3月15日、午前9時阪急芦屋川駅集合。私は5分前に到着したのですが、すでに全員集合しており、皆の気合の入り方がひしひしと伝わってきました。3日前に初顔合わせの85期メンバー4人全員揃っての初山行です。早速、六甲山頂目指して出発です。
高座の滝まではウォーミングアップ(?)、そこで衣服調整とトイレを済ませ登山道に入りました。先頭はCLとSLが交代で引っ張ってくれました。新人の私たちも遅れずに頑張ってついていきます。気温はやや低めでしたが風が穏やかだったので、汗が噴き出ます。順調に登っていき、10時に風吹岩に到着。眼下に拡がる景色に心が癒されます。あいにくの曇り空でしたが、金剛山や葛城山まできれいに見えました。そして食料補給などの小休憩の後、体が冷える前に出発です。ここからは少し傾斜は緩んだのですが、やはり汗は噴き出ます。10時45分に雨ケ峠着。時々、小休憩をはさみながら、さらに順調に登っていきます。CLやSLから、歩き方のアドバイスなどをもらいながら進みます。しかし一軒茶屋に近づいてくると、雪が降り始めて風も強く吹き始めました。
12時前に六甲山頂到着。悪天候のため展望もなく、登頂記念写真だけを撮影して、山頂下の六甲最高峰トイレのベンチに避難して長めの休憩を取りました。そこでは、山の必要装備などについても色々と教えていただきました。今後の参考にしていきます。雪が降ってきているので、レインコートなど雨対策を行って再出発です。ここからは、全山縦走路で宝塚を目指します。しばらく舗装路を歩いてから登山道に入りましたが、入口の道標に“宝塚まで12km”の表示を見てしまい、まだそんなに残っているのかと思ってしまいました。しかし、概ね下り基調の軽いアップダウンの連続で、高度が下がると雪もやんでしまい、会話をしながら歩いていると、思ったより快調に歩くことができました。塩尾寺を通過して、15時過ぎに宝塚駅に無事到着。
約20km、6時間余りのしっかり歩きごたえのある初山行となりました。
引率いただいたCL、SL、本当にありがとうございました。
これからも、色んな山の経験を積んで全員揃って成長していきたいと思います。(AKS記)
2025年2月23日
メンバー NKN HJR MTD YSD SUM
23日:南光河原駐車場→大山夏山登山口→六合目避難小屋→大山夏山登山口→南光河原駐車場
麓の駐車場で仮眠して、朝は少しゆっくり7時出発。寒波というのもあり、駐車場から大雪の予感。朝からガスガスの夏山登山道を登っていきます。トレースもあり順調に歩を進め、6合目避難小屋まで2時間ほどで到着しました。そこからトレースはほぼなし、視界も悪く、大変なラッセルが予想されます。小屋前で英気を養い、Mさん先頭で登り始めました。さっそく除雪機のような勢いでぐいぐいラッセルしていくMさん。頼もしすぎる。後続の登山者とラッセルを交代しながら、100mほど進んだところでぼっこり盛り上がった雪面が目の前に。ここで、視界なし・帰りのトレースが消える恐れ等からCLのNさんが撤退を決意しました。想定よりも早く降りることになったので、帰りに少しラッセルトレーニングで時間を潰して降りることに。Mさんからラッセルのいろはを伝授していただき、リーダーNが短時間でめきめきと上達していきます。ふと下を向くと、次々と登山者、スキーヤーの集団が小屋前まで上がってくるのが見えて、大山の人気さがよく分かりました。6合目から続々と登っていく登山者たちを横目に、10時半ごろからゆっくり降り始めました。
11時半に駐車場まで戻ると、宿のチェックインまで3時間ほど時間を潰すことにします。お昼ご飯を食べて、食後のコーヒーを飲み、近くのモンベルに寄って買い物気分を楽しんだり。チェックイン後はのんびり休息して、夕飯にはお腹がはち切れるまで豪華な焼肉をいただきました。
山頂は踏めず天気も良くない一日でしたが、終わり良ければ総て良し! 幸せな満腹感で山行当日を終えられて良かったです。
今回は卒業山行ということで、84期Bチーム最古参のNさんがCL、私HがSLとして、3人の先輩方に来ていただきました。Bチーム主導で成長した姿をお見せするつもりが、何だかんだ山行全体で先輩方にお世話になりっぱなしでした。まだまだ精進が足りないと痛感。今後はMチームとして先輩方から受けた恩に報いられるよう、より一層励んでいきます。
今回来ていただいた先輩方に、第一から第六ステージまでお世話になった先輩方、1年間ありがとうございました!!
今後もよろしくお願いします!