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~春合宿~蒼天の奥大日岳・立山 13年05月10日

山行期間 2013年5月2日夜出発~2013年5月5日帰阪
メンバー MSD,NSN,KNS,ARK,MYG,YSK,KMR,SMD,NNK,MYI
山行地域 北アルプス
山行スタイル 残雪期縦走

春合宿に向け、先輩方の熱く、時に厳しく、

思いやり溢れるご指導の元、トレーニングに励んだ忙しい4月が瞬く間に過ぎ

いよいよ待ちに待った奥大日岳・立山での春合宿となりました。

今回の春合宿は新人の72期生6名と先輩方4名の総勢10名です。

トレーニングの成果を発揮して、みんなでピークを踏めますように★

 

■5月2日

仕事終わりの22時に集合し、夜明け近くに立山到着。駐車場はすでに満車です。

しばしの睡眠zzz・・・

 

■5月3日

目覚めると青空が!!

今回の山行、期待できそうです。

立山よりロープウェイ、バスを乗り継ぎ、室堂へ。

いつかは見たいと思っていた「雪の大谷」を体験でき、ちょっとした観光気分♪

これから始まる春合宿へ想いを馳せ、さらに心ときめきます。

 

 

 

 

 

 

 

室堂に到着!

目に映るのは

「空の青」と「雪の白」

たった2色だけの世界にすっかり心奪われました。

 

歩みを進めると。。。眼下には色とりどりのテントが立ち並ぶ雷鳥沢が見えてきました。

と同時に。。。雪山がまだまだ不慣れな新人には恐るべし斜面が登場。

何度も練習したキックステップを思い出し、恐々と雪面にアイゼンの爪を突き刺します。

「もっと力をこめて雪面に爪を突き刺せ~!!」とリーダー陣からの叱咤激励。

案の定、アイゼンの爪は雪に突き刺さらず、転げ落ちたり。

頭ではわかっていても実際の雪面でのキックステップは難しい。。。

 

ここで滑落停止訓練開始!

リーダー陣のご指導のもと、ごろごろ転がりながらピッケルを雪面に突き刺します。が・・・

まだまだ力が足りず。。。身体が停止するまでに時間がかかりすぎました。

「気合い!!」「ストレス発散!」と力強く雪面にピッケルを突き刺し

即座に滑落停止されるリーダー陣のお姿は華麗すぎました。

自分の身を守る為にも滑落停止技術はこれからの大きな課題です。

 

好天のもと、訓練に励んだ為、汗びっしょり。  ヤッケを脱ぎ捨て、大はしゃぎ!で雪山満喫。

雪山を満喫した後は今日、明日のベースキャンプとなる剣沢BCへ向かいます。

地図上で見るとそこまで長距離では無さそうだったのですが。。。。

新雪に足を取られながらの急登が延々と続きます。

頼れるものは自分の足とピッケルのみ。 気合いで登ろうにも、息は絶え絶え、足は悲鳴。

すぐそこに見えているのにいつまでも辿りつけない剣御前小屋は幻なのでしょうか。。。

やっとの思いで剣御前に登りついたとき、そこには想像以上の素晴らしい眺望が待っていてくれました。

苦しい中、登りとおせたという言い表せない思いでさらにこみ上げるものがあります。

 

剣御前から剣沢BCまでは、なだらかな下りです。

そして剣沢BCが近づいてくるにつれて姿を現したのは

そう、夢にまで見た剱岳。

まさかここまで剣岳の麓にテント場があるとは思ってもみませんでした。

剣岳の懐に包まれて幸せな2日間を過ごせそうです。

寝不足もあり、明日を夢見て19時には就寝zzz。

 

■5月4日 4時起床

今日は奥大日岳に向かいます。

昨日、NSNリーダーが天気図を書いて下さったところ、今日の天気は荒れ模様。

現時点では青空が広がっていますが、強風が吹き付け、体感温度は低く、先が思いやられます。

NSNリーダーの天気予報通り、だんだんと雲が出始めています。

新雪に足を取られ、なかなかの苦しい道のりが延々と続きました。

そしてとうとう、「奥大日岳のピークを踏んだ!」

と思いきや、どこからともなく「??」「???」「????」

リーダー陣の読図でそこは似非ピークと判明したのでした。

似非ピークを奥大日岳と思って、帰っていったパーティも沢山いたようです。

今回はピーク往復だったので、地図を見誤ったとしても「ピークを踏めず残念。。。」で終わりますが

本来であれば読み間違い=遭難です。読図力の重要さをあらためて感じました。

本当の奥大日岳山頂で記念撮影!!

 

強風吹きすさぶ奥大日岳頂上ではビバーク訓練をしました。

チェルトをひっかぶり、暖をとり、お湯まで沸かす、贅沢休憩です。

普段とは違う休憩方法に、はしゃぎながらも普段からのこういった訓練が身を救うと強く感じます。

でもビバークせざるをえない状況は勘弁です。

身体もすっかり温まり、心いくまで絶景を楽しみました。

天気はますます酷くなり、前後左右はガスが立ち込め、距離感が全く掴めません。

昨日、苦戦した剣御前までの延々と続く急登の苦しさは覚悟していましたが

強風と距離感覚を失い始めた状況下で体力も精神も相当に追い込まれ

剣沢BCに帰りついた時には早朝の青空が嘘のように完全にガスに覆われています。

テントで大量の水を作りながら、果てることない山話に花を咲かせて19時30分就寝。

NSNリーダーの天気図予報によると明日は快晴。

どうか予報通りになりますように★

 

■5月5日 3時30分起床

テントを一歩でると

そこには雲一つなく、果てない空が広がっています。

昨日は姿を見せてくれなかった剱岳が悠然とそびえていました。

今日は立山三山縦走。

昨日の天気が悪かった分、今日の快晴にさらに気持ちを高まります。

東から太陽が昇ってきました。

太陽の位置も地図読みの大きな目印となるとNSNリーダーより読図講習をして頂きます。

剣御前まで行き、別山へ向かうと思っていたのですが

なんとこの雪壁を登って別山に向かうとNSNリーダーより発表がありました。

今回の合宿で一番の核心部が立ちはだかり, 心穏やかではありません。

「もっと雪しぶきがあがる位に力をいれてアイゼンを突き刺すように!」

「中途半端な力で歩くと滑落するぞ!」とリーダー陣の声が響きわたり、緊張の中、力を振り絞ります。

だんだんと体力も失われ、ますますアイゼンを突き刺す力も弱まっていきます。

そんな中、MSDリーダーより「雪山は楽しいなあ~」とのお声。

新人を励ます想いを感じ、緊張と体力不足で行き詰る皆の雰囲気が一瞬、柔らかくなりました。

「この壁の向こうにはどんな世界が待っているのだろう? 」

その想いとリーダー陣のご指導と励ましを受け、登り続けます。

最後には四つん這いになって全身で雪壁に張り付きました。

雪壁の向こうには

360度 北アルプスをはじめとする、神々しい光景が広がっていました。

 

今回の核心部を乗り越えた、という想いと360度の雄大な光景に誰もが思わずガッツポーズ。

 

まだまだ蒼天の立山縦走は続きます。

岩場と雪が入り混じる登りと下りが続き、技術が必要な箇所も多くありながらも

リーダー陣に根気強く、丁寧にご指導頂いたお陰で無事、春合宿を終える事が出来ました。

今回の春合宿が成功できたのもリーダー陣のご指導のおかげです。

アイゼンワーク、雪山の危険回避術、軽量化、最短時間での準備、など

経験豊富なリーダーとご一緒させていただくことで多くの課題にも気付く事が出来ました。

壮大な山を楽しめた、と同時にこれからも山を楽しむ為に

技術の必要性をあらためて感じた貴重な山行となりました。

 

【行動記録】

5月3日 立山→室堂→雷鳥沢→剣御前→剣沢BC

5月4日 剣沢BC→剣御前小屋→室堂乗超→奥大日岳→剣沢BC

5月5日 剣沢BC→真砂岳→大汝山→雄山→一の越→室堂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


月例会 残雪の焼岳 13年04月17日

山行期間 2013年4月12日(晩)~4月14日
メンバー KTY、KTF、WKM、KDA、MTU、MYG、YSK、ITN、TGA、IND
山行地域 北アルプス
山行スタイル 残雪期登山

4月の月例会として北アルプスの焼岳に登って来ました。

今回は経験の若いメンバーが中心だった為、残雪期の山で学ぶ事が多かったと思います。

 4/12

午後10時に離阪。

現地の天気予報は「降雪」となっていたので路面の状況が心配でした。

案の定、上高地まであと30分という処でアイスバーン状態。

 

 

 

 

 

 

 

当然ながらノーマルタイヤ車はチェーン装着。

 

 

 

 

 

 

 

そして無事現地に到着、平湯バスターミナルで仮眠。

 

4/13

朝起きると上高地は真冬の様相でした。

 

 

 

 

 

 

 

大阪では既に桜が散っているのに…。

車で中の湯登山口に移動、今回の参加者10人で山頂目指し出発。

 

 

 

 

 

 

 

想通りトレースは無し。加えて序盤からかなりの急勾配。

   

 

 

 

 

 

 

 

 

交代でラッセルしながら高度を稼いで行きます。

傾斜が緩くなって来ました、地図に載っている「リンドウ平」でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

最後の急勾配。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

標高2,000メートル付近まで登ってきたので、ここで幕営。

 

 

 

 

 

 

 

荷物をデポし、アタック装備で前方に見える焼岳山頂を目指します。

 

 

 

 

 

 

 

右手に奥穂高岳~前穂高岳が見えて来ました。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは霞沢岳。       

 

 

 

 

 

      

 

山頂が近づいて来ました。活火山の証しです。       

 

 

 

   

 

 

 

そして山頂到着、360度の大展望です。

笠ヶ岳、抜戸岳方面。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは乗鞍岳。

 

 

 

 

 

 

 

穂高連邦をバックに記念撮影。

 

 

 

 

 

 

 

素晴らしい景色を満喫し、BCに戻って来ました。

 

 

 

 

 

 

 

夕食はMTUさんが用意してくれた中華丼。その後7時就寝

 

 2/14

午前4時起床。

今日の朝食は何と「すいとん」。

 

 

 

 

 

 

 

全員満腹になった処で下山開始。

急勾配の下り、特に笹の上はよく滑りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下山開始から約1時間程で中の湯登山口に戻ってきました。

 

 

 

 

           

 

 

次回の例会も楽しみです。

                  (IND)


70期 同窓会山行 13年03月21日

山行期間 2013年3月19日(夜)から3月20日
メンバー KNS、SMZ、KMT、TKO、KSM、ARK、OSM
山行地域 鈴鹿山系
山行スタイル ピークハント

 70期の同窓会山行で藤原岳に福寿草を見に行きました。元会員のSMZさんとTAOさんにも参加していただき、三国ヶ丘駅で久しぶりの再開に話が盛り上がりました。SMZさんが「もう2時やで」というまで話が続き、誰かが止めないと朝まで続いたかもしれませんでした。

仮眠用テントと駐車場。この時期の藤原岳は福寿草を見に来る人が多いので、朝早くに来ないと無料の駐車場には止めれません。

登山口と休憩所。ここの休憩所は5-6人なら十分に寝れるスペースがあるのでいいですよ。

福寿草。曇っていたので満開とはならなかったです。

  

頂上に到着。天気が良ければなぁ...

  

唯一開いていた福寿草。

下山後、温泉に入って三国ヶ丘に戻って、二次会。二次会からはOKDさんも参戦。

次は第三回の同窓会山行をやりましょう。みなさん御参加ありがとうございました。

行動記録

6:45大貝戸登山口→8:05八合目→9:00頂上→11:20大貝戸登山口


一徳防山 奥立岩 13年03月18日

山行期間 2013年3月16日
メンバー TRN、OSM
山行地域 和泉山脈
山行スタイル アルパインクライミング

 ネットで見つけた日帰りで行ける面白そうなコースだったので、ビブラムで登る練習も兼ねて奥立岩に行ってきました。ピンもあるし立木もあるのでどこでも支点は取れます。問題は岩がもろいので落石に注意する必要があります。

 次行くときは権限山と立岩からタツガ岩に登るコースにも行ってみたいと思います。

取り付きとその横にある堰堤です。これより少し上流に駐車スペースがあります。

 

写真では傾斜がきつく見えますが、簡単です。しかし奥立岩ではここが一番難しいと思います。1Pで上まで行けます。

しばらく林道を歩いて、次の岩場です。5Pで登りました。

  

途中で見えた、左が権現山の岩場でピンがあるみたいです。右が奥立岩のフリーのルートみたいです。近づくには危なそうだったので見に行きませんでした。

 

一徳防山に到着。稜線に出てからは踏み跡がたくさんあるのとペープが結構貼っているので、注意が必要です。

一徳防山の三角点から見た景色です。ここでPLの花火を見るときれいでしょうね。

タツガ岩からの景色と編笠山です。

 

林道から見えた立岩。次はここにも行きます。

奥立岩です。

ビブラムで登る練習やアイゼン(岩がもろいので危険かもしれませんが)の練習にはいいかもしれませんね。

行動記録

8:30出発→10:50岩登り終了し稜線に上がる→11:40縦走路に合流→12:10一徳防山→13:20編笠山→15:00駐車場


新人歓迎会~笠置~ 13年03月17日

山行期間 平成23年3月17日
メンバー IGC、NSN、KNS、YAM、YAN、WKM、KTF、OSM、KSM、ARK、KUD、IDN、TGA、MYG、SMD、SKD、YSK、KMR、NNK、HND
山行地域 笠置
山行スタイル ボルダリング


今日は、新たにMチームに上がってこられた72期のみなさんを歓迎して、笠置でボルダリングに。

今年の新メンバーはなんと総勢10名!うち、8名もの方が参加してくださいました。

ボルダリングは、我々もほとんど行くことがないので、新人そっちのけで楽しんでしまいました。

ローカルな電車に揺られ、笠置の駅に降りる。

駅から川沿いに10分ほど歩くと…

ゴロゴロと大きな岩が転がってます。

 

ボルダリングは単純明快。この岩に登るだけです。

 

 

 

 

 

 

 

今年の新人の皆さんは、根性があります^_^;

思い思いの課題を、真剣に何度も取り組んでおられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我々も先輩の威厳を何とか保とうと、普段以上に(?)頑張りました。

 

 

 

ぽかぽか陽気で、とても良い雰囲気です。

 

ボルダリングもたまには良いものですね。

 

 

 

 

 

こんな方もいましたが、山での楽しみ方はあなた次第です!

 

 

 

 

 

 

 

 

午後からは、キャンプ場に移動して、お待ちかねのバーベキューです。

NSNさんから、三田牛の差し入れもあり、お腹一杯食べました。

食べ過ぎ?運動の後だから、今日は気にしません。

 

 

 

 

バーベキューから参加してくださった、YSKさんとKMRさん。

自己紹介では、これからの目標や山への熱い思いを語ってくれました。

山への真摯な思いを忘れかけていた私にとって、みなさんとの楽しいひと時はいい刺激になりました。

 

 

 

 

 

みなさん、お疲れ様でした!

みんな良い顔をしてます。こんなに良い顔をして山を楽しんでいるみなさんは、きっと素晴らしい岳人になることでしょう。

 

 

 

帰りに梅田の山道具屋さんに寄ると、あらら、もう73期のメンバーが買い物に来ていました。

73期は今日が初山行。新人は3人でのスタートとか。

また仲間が増えるのが、今から楽しみです。


阿弥陀岳 南稜 13年03月12日

山行期間 2013年3月8日(夜)~3月10日
メンバー TRN、OSM
山行地域 八ヶ岳
山行スタイル アルパインクライミング

 冬期のバリエーションルートに行きたいと候補を探していたら、NKZさんたちが以前ここに行っていたことがわかり、アドバイスをいただいて決定しました。初級者コースとはいえ緊張していたのですが、P3のルンゼはほとんど雪はなく、ロープは使ったのですが必要ない状態でした。P4もトレースがしっかりあり怖いと思うところはなかったです。御小屋尾根の下りも全く問題なく行けました。30分ぐらい下ると樹林帯に入るので、テントを張ることは可能ですし、御小屋山周辺まで下りるとどこでも張ることはできます。

3/9

舟山十字路に駐車して、旭小屋に到着。

立場岳、トレースはばっちりあり。

阿弥陀岳が見えてきました。P3とP4を確認。

 

富士山と平らなところが青なぎ。

P1とP2のコルにツェルトを設置。誰かが掘ったのを使わせていただきました。

テン場から見える阿弥陀岳と赤岳。

 

11時過ぎにP1に着いたのでこの日のうちに抜けてしまおうかとも話をしたのですが、気温が高かったので、雪がしまる早朝をねらうことにしました。

3/10

4時に起床して明るくなり始めるころに出発。先行パーティなしでP3の取り付きに到着。雪はほとんどなし。どう見てもロープなしで行けそうに見えましたが、ロープを使うことにしました。ピンは埋まってなかったですし、しっかりした木もありました。3ピッチで稜線に出ました。写真撮るのを忘れてました。

P4を左から巻いています。

阿弥陀岳山頂に到着。

左が権現岳で右が赤岳、文三郎はアリの行列のように人が登っていました。

 

午後からは雨が降りそうだったので、急いで御小屋尾根を下りました。

いろいろとアドバイスをいただいた皆様、ありがとうございました。

行動記録

3/9 6:30舟山十字路→7:20旭小屋→9:40立場岳→10:50無名峰→11:10P1とP2のコル

3/10 5:50出発→7:40阿弥陀岳→9:35御小屋山→10:50舟山十字路


八ヶ岳でアイスクライミング 13年02月20日

山行期間 2013年2月16~17日
メンバー HSM、HND
山行地域 八ヶ岳
山行スタイル アイスクライミング


今回我々が向かったのは八ヶ岳。

阿弥陀岳北西稜の登攀と南沢大滝でのアイスクライミングを計画していましたが、諸事情により阿弥陀岳北西稜の登攀は断念しました。

美濃戸山荘。週末にしては人が少ない。

ここまで車で入れれば良かったのですが、今回は大雪のため無理。

 

中央道の大渋滞などもあり、かなりの出遅れです。

 

 

 

 

アプローチにトレースはなく、腰から胸までのラッセル。

明日のために、トレースをつけておく。

 

 

 

 

 

 

 

 

南沢大滝。

下部は雪で埋まっており、高さは25~30m。

 

見学だけして帰る。

この夜は冷え込みが激しく、ゆっくり眠れませんでした。

 

 

 

翌日。

冷え込みは激しいですが、天気には恵まれました。 

 

HSMさんのリード。

落ち着きのある登りです。

 

 

 

 

 

 

HNDもリードする。

 

この日の氷は崩れやすく、プロテクションも信用できませんでした。

上部の氷が特にもろく、かなり焦る場面もありました。

 

 

 

 

この後、トップロープで何度か練習をして撤収しました。

アイスクライミングは、同じルートでも時期によって氷の表情が異なり、改めて難しいと感じました。

ようやく慣れてきた頃に、もうシーズンが終わりに近づくので、なかなか上達しません。


レッツトライ! 山葵谷から大普賢岳へ 13年02月18日

山行期間 2013年2月17日(日)
メンバー KNS,NGS,KTF,TRN,OSM,NKZ
山行地域 山葵谷(地蔵谷)~大普賢岳~和佐又
山行スタイル 雪山

4年前に行ってとってもよかったこのルート。(→ http://senshu-ac.sblo.jp/article/27070040.html

もういっぺん!と挑戦しましたが、さてさて・・・

 

いざ、ゲート前出発。

久しぶりの道をサクサク進んでいきます。

目指す先には、朝焼けに染まる大普賢岳。

わさび谷の柵をくぐって先を進む。

ちょっと雪は少ない感じ。

ずんずん進んで渡渉して。凍った滝にぶつかったのでアイスバイル取り出して、カシッ。

クゥー! いい感じで刺さります。

傾斜が強くなって、大岩を左から回り込むと、ジャーン!

しっかり凍ってます!

でもこれはシェークスピア氷瀑群ではない。。。

すでに左方向に入っていたようです。

ここを巻き上がると、さらに傾斜が増して、雪が薄く岩が出てきたのでロープを出しました。

高度が上がって、遠くの白い山並みも見えてきた。

左に行き過ぎたので、急斜面をていねいにトラバース。

やっとコルにつなじる谷に出ました。

ここからは、昨日積もったパフパフ雪をひたすらラッセル、ラッセル!

ラッセル、ラッセルー!

そして、今回もバッチリ到着!

美しい樹氷が迎えてくれました。

 

下山は小普賢岳経由。ここからは鎖場と鉄の階段の連続です。

『次はどのルートで行きましょうか?』

石ノ鼻からの大展望。

和佐又のコルでは、無事おかえりとブナの大木が迎えてくれました。

 

いろんな鍛え方をしてくれるこのコース。

しっかり鍛えてまた来ます。

 

 

 


冬合宿 白馬岳 13年02月17日

山行期間 2013年2月8日(晩)~2013年2月11日
メンバー MSD、MEM、WKM、EMR、IND
山行地域 北アルプス 後立山連峰
山行スタイル 雪山登山

正月休みに予定していた白馬岳山行が天候不良の為一旦延期となり、今回2月の3連休を利用して再チャレンジとなりました。

 

2/9

朝6時頃に栂池スキー場に到着、仮眠も無しで出発。

 

 

 

 

 

 

 

この日は冬型の気圧配置にしては異常な程な好天、まるで春山の様な陽気です。

麓からの景色。

 

 

 

 

 

 

 

ゴンドラ乗り場。

 

 

 

 

 

 

 

ゴンドラを降りるとすぐにワカン、スノーシューを装着。

 

 

 

 

 

 

 

しばらくは圧雪された林道を快調に進みます。

 

 

 

 

 

 

 

ここからも白く染まった綺麗な峰々を楽しみながら…。  

 

 

 

      

  

 

 

 

しかし少し歩くと圧雪された道は無くなり、有るのは獣の足跡のみ…。

 

 

 

 

 

 

 

ビジターセンターに到着。

 

 

 

 

 

 

 

ここからは本格的なラッセルの開始。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも思ったより積雪量は少なく、山スキーのトレースも有りましたが、時間に余裕が有りそうなのでトレーニングを兼ねてトレースの無い処を交代でラッセルしながら進みます。

天狗原直下の急坂を登り切りました。

 

 

 

 

 

 

 

少し休憩。

 

 

 

 

 

 

 

ここまで来るとBC予定地の天狗原はもうすぐです。

そして出発後4時間半程で到着、すぐに幕営。

 

 

 

 

 

 

 

寝る迄に時間があったのでメンバーの方と話をしたり撮影を楽しんだり、下界から解放された自由時間を楽しみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2/10

午前1時起床。

昨日とはうって変わって吹雪の中、白馬岳山頂を目指す事になりました。

ヘッドライトの光とコンパスの指針だけを頼りに暗闇の中を進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

稜線に出ると当然風も強く、視界も数メートルと悪コンディションな為一旦休憩。

 

 

 

 

 

 

 

ツエルトを張り暖かい飲み物を喉に入れました。

 

 

 

 

 

 

 

この直前に自分自身少しアクシデントがあったので、この一時で落ち着く事が出来ました。

やはり気持ちにゆとりを持つ事が凄く大事であると実感しました。

そしてCLの判断でここから下山する事に。残念ですが仕方無いですね。

乗鞍岳山頂付近。

 

 

 

 

 

 

 

登りの時に所々立てておいた標布を探しながら歩きますが中々見つかりません…。

 

 

 

 

 

 

 

少し迷いましたが無事テントまで戻って来ました。

 

2/11

午前4時起床。

この日は更に天気が荒れており、強い吹雪の中テントを撤収しました。

 そして腰まで浸かりながら交代でラッセルをし…。

 

 

 

 

 

 

 

 

無事ゴンドラ駅まで戻って来ました。

 

 

 

 

 

 

 

今回は白馬岳山頂には程遠かったですが、悪天候の中のルートファイティングやラッセルなどいい経験になったと思います。

そして皆さん大変お疲れ様でした。

                    (IND)


甲斐駒ケ岳 黒戸尾根 13年02月14日

山行期間 2013年2月8日(夜)~2月10日
メンバー TRN、OSM
山行地域 南アルプス
山行スタイル ピークハント

 Bチームの時の冬合宿で甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳の両方に登れなかったのでリベンジに行ってきました。2月に計画したため、トレースがないと厳しいだろうなと思っていましたが、人気があるコースなのか結構人がいました。黒戸尾根は景色はきれいですけど、「なが~い」ですね。

 神社の橋を渡ったところから凍っているので、早いめにアイゼンを付けたほうが無難かと思います。このルートの一番のポイントは梯子ですね。私達はロープを使わなかったのですが、どのように凍っているかによっては必要かと思います。ルートは尾根がはっきりしているし、いたるところに目印が付いているので、迷うことはないと思います。

刃渡り。危ないと感じる所はなかったです。

刃渡りから見えた八ヶ岳と富士山。

 

五合目小屋あたりの祠。でも小屋はなかったです。大きいテントを持って行く場合はこのあたりで張るか、七丈小屋まで行かないと適当な場所はないです。

七丈小屋に向かう橋。このあたりにテントを張りました。

2/10 

富士山と八ヶ岳。

 

いよいよ頂上に近づきました。

頂上から富士山、鳳凰三山?、仙丈ケ岳、八ヶ岳。

   

お疲れさんです。

来年は仙丈ケ岳にいこ。鋸岳にも行きたいですね。

行動記録

2/9 7:10竹宇駒ケ岳神社→9:40笹ノ平→13:20五合目小屋→14:30テント設置

2/10 6:30出発→6:50七丈小屋→7:55八合目御来迎場→9:30頂上→11:25テン場→12:30五合目小屋→16:00駐車場


越百山

山行期間 2013年1月11日(夜)~1月13日
メンバー TRN、OSM
山行地域 中央アルプス
山行スタイル ピークハント

 ちょっとアップが遅れましたが、中央アルプスの越百山に行ってきました。年末に行かれた方に、ラッセルがかなり厳しいのと小屋付近のルートがわかりにくいので注意した方がいいとアドバイスをいただきましたが、トレースがばっちりあったので、何とか頂上にはたどり着きました。しかし、目印があまり確認できないのと小屋付近まで上がると直登せずに巻いて行くので、ここを間違えて直登すると結構厳しいかと思いました。

福栃橋。ここが越百山と南駒ケ岳の分岐。ここでサングラスを車に忘れたのに気付き、取りに帰りました。1時間以上のロス。

南駒ケ岳。左のちょっとコブになっているところに、冬合宿ではツェルトを張りました。

避難小屋の前にテントを張りました。

1/13アタック装備で頂上に向けて出発。

越百山。

御嶽山。

頂上に到着。風が強かった。

 

真中が甲斐駒ケ岳、左が鋸岳、右が仙丈ケ岳。

富士山。

仙涯嶺と南駒ケ岳方面。ここの縦走にもいつか行ってみよ。

2日間とも天気に恵まれたので良かったです。14日は荒れたようなので、この日を含めてなくて良かった。

行動記録

1/12 6:30今朝沢橋駐車場→8:20福栃橋→9:30下のコル→13:30避難小屋

1/13 7:10出発→8:40頂上→9:30小屋→12:40福栃橋→13:25駐車場


戸台アイスクライミング 13年02月10日

山行期間 2013年2月9~10日
メンバー HSM、HND
山行地域 南アルプス 戸台川流域
山行スタイル アイスクライミング


今週は戸台でアイスクライミング。

HNDは今シーズン2回目のアイスになりました。

 

平坦な戸台川のアプローチ。

雪が少なく、氷の状態が心配になる。

 

 

 

舞姫ノ滝に到着。

少し水が滴っていましたが、何とか登ることができそうです。

先行パーティーにも励まされ、HSMさんのリードでF1を登攀開始しました。

 

F1、F2をリードのHSMさん。

傾斜は無く短いが、やはり登り始めは緊張します。

 

 

ハイライト、F3の舞姫ノ滝。

全長約35mの発達したヴァーティカルアイス。

 

快晴で暖かい。

 

 

 

 

 

 

HNDもリードの練習をしました。

氷が適度に緩み、登りやすかったので安心して登れました。

 

 

 

 

 

 

今回は上部は登らず、時間までF3でトレーニングをしました。

今日の好天で、氷がどんどん解けてしまっていました。

戸台はそろそろシーズンの終わりでしょうか?


冬山遭難対策訓練 13年01月22日

山行期間 2013年1月18日(晩)~2013年1月20日
メンバー HND、EMR、SGY、MNO、TGA、IND
山行地域 大山
山行スタイル 冬山遭難対策訓練

毎年恒例となった冬山遭難対策訓練が大山の麓で行われ、冬山が大好きなMチーム一年目のINDは興味深々で参加して来ました。

1/19(1日目)

麓の駐車場をいざ出発。

 

 

 

 

 

 

大山寺を過ぎてからは、トレースは有るものの膝上ラッセルになり、交代で先頭を歩きます。

 

 

 

 

 

 

 

元谷避難小屋に到着、少し休憩して早速訓練開始。

 

 

 

 

 

 

 

①    弱層テスト。

〈その1〉ハンドテスト

 まず直径30㎝・高さ70㎝程の円柱を作ります。

 

 

 

 

 

 

 

 そして上部に手をかざし、軽く手首を振ると…。

 

 

 

 

 

 

 

表面から15㎝位の処に弱層があり、綺麗に崩れました。

 

 

 

 

 

 

 

〈その2〉シャベルテスト

 今度はシャベルの面積より少し大きい角柱を作ります、そしてシャベルを上にかざし、手で軽く叩くと…。

 

 

 

 

 

 

 

写真では解り難いですが、シャベルからはみ出した雪が弱層のある処で崩れます。

 

 

 

 

 

 

 

 個人的には少し判断が難しい感じがしました。

②    ビーコン探索訓練。

埋没者が発生した場合、ビーコンを「サーチモード」にし、表示している矢印と距離に従って探します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

位置が断定出来たら、プロ―ブを差し込み、埋没者を探し…。

 

 

 

 

 

 

 

手ごたえがあればその場所を掘り起こします。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで少し休憩、午後からは③搬送訓練。

まず手持ちのテントもしくはツエルトを敷きます。(今回は訓練の為ブルーシートを使用しています)

その上にザック、銀マットを敷き…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

搬送者を寝かせます。

 

 

 

 

 

 

 

そしてカナビナとロープで固定して完成。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日は実際にこの状態で搬送をしてみます。

③    確保技術。

まずは「スタンデイングアックスビレイ」

支点を「谷足側」にするか「山足側」にする議論になりましたが、(写真は谷足)その時の状況で使い分けるのが良い様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に「スノーバー」「デッドマン」と呼ばれる物を使用して支点作り。

 

 

     

 

 

 

 

どうもスノーバーは柔らかい雪では効きにくい様です…。

④    雪胴堀り。

写真は斜面や大木を利用した「半雪洞」と呼ばれる物ですが、一時的な休憩には十分風をしのげるで使えると思います。

 

 

 

 

 

 

 

そして小屋に戻りHNDさんが用意してくれたキムチ鍋を囲み1日目が終了。

 

 

 

 

 

 

 

 

1/20(2日目)

訓練2日目は雪崩に巻き込まれた事を想定し、埋没者の掘り起こし~搬送を行いました。

小屋から稜線までを少し登りますが途中ではラッセルの練習を兼ねて雪壁状の処を登ります、これが中々大変でした…。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして昨日予習したビーコン探索訓練を行いながら、埋没者を掘り起こします。

埋没者を掘り起こした時に、すぐに体温保護を行う必要があるので、あらかじめツエルトを用意しています、その隣では別の人間が同時に搬送の準備をしています。

 

 

 

 

 

 

 

人数がいる場合はこの様に手分けをしながら作業を行います。

 

続いて搬送に移りますが、今日はこの原稿を投稿しているINDが搬送者の体験をしてみました。

昨日の要領で搬送準備を行い…。

体温保護の為、ダウンジャケットを身にまとい、更にビニール水筒に湯を入れ「湯たんぽ」代わりにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

搬送準備が完了すると周りの立木でビレイをとりながら移動させますが、引っ張る側はかなり体力が要る様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実際に搬送された感想ですが…。

・十分な体温保護対策が必要である。

搬送開始後すぐに足が冷たくなって来ました(当然保温材入りのレザーブーツを履いています)、そして15分位で上半身に寒さを感じる様になりました。

・周りが見えない為に不安を感じる。

当然ながらシートに巻かれている為、外部の状況が解らず結構不安になります、この場合は搬送している者とされる者とが定期的に会話を交わす事で(意識があればですが)多少の安心感が得られると思います。

・ブッシュの上などを通過するときに身体が痛い。

これは出来るだけその様な場所を避けて通るしか仕方ないでしょうか…。

以上の訓練を行い、充実した2日間が終了しました。

 

皆さんお疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

今後もこの様な訓練には積極的に参加したいと思います。

(IND)


冬合宿(剱岳早月尾根) 13年01月21日

山行期間 2012年12月31日(月)夜~01月05日(土)
メンバー CL小門、中野、有永、角田
山行地域 剱岳早月尾根
山行スタイル 雪稜登攀


平成25年01月01日 雪

08:50伊折集落に車を駐車し、いざ、出陣!
馬場島までは林道を8km程、歩く。
馬場島の富山県警で情報収集、登山計画書のチェックと山タンをお借りし、早月尾根に取り付く。
ここ数日の天候不良で年末より入山していた他partyの下山トレースがあったので、予定どおり松尾平にてB.V。

平成25年01月02日 くもり後風雪

深夜の降雪で昨日のトレースもある程度、消えていたので、ワカンを履いて出発。
午後より天候は下り坂と踏んでいたので、標布をつけながら、出来るだけ午前中に高度上げる。
時折、晴れ間も覗く。
午前中は時折、吹く左からの風雪に耐えるような状況で高度を上げたが、時間が経つにつれ、強風が吹く間隔が短くなり、12:00頃になると、稜線に立っていると思える程の風雪となった。
計画ではもう少し、高度を上げるつもりであったが、想像以上に疎林であり、このまま高度を上げ、翌日の荒天に耐えられるようなテン場適地が現れるかも不明であったため、1,920m付近にて雪洞を掘る。
90分程度で雪洞窟完了。雪洞内は暖かい。そして、何より風でテントが壊れないか心配する必要がなく、快適そのもの。
折角なので、ローソクにて雪洞照明とした。

平成25年01月03日 雪

本日は沈殿と決めていたが、想定していたより風はなく、深々と雪が降っている。この分だと、明日の行動が心配だ。
昨日は雪洞とはいえ、それなりに冷えた。ガスの消費量も気になる。時間もあることから、雪洞の修復及び拡幅作業を行い、雪洞内にテント設営。
昨日に比べ、格段に温かいし、静かで本当に快適だ。テントであったなら、2時間おきに除雪作業を強いられていただろう。

平成25年01月04日 くもり後晴れ

予備日の使用は計画では前進で1日、後退で1日を想定していた。そうすると、今日は前進もあり得るが、昨日の降雪を見て、どんなに遅くとも今日中に下山に取り掛かると決めていた。あとは、いつ、下山に取り掛かるかだ。午前中少しでも高度を上げ、偵察し、午後から下山するか、もしくは今すぐにでも下山するべきか。
従って、起床するとすぐに外を見たかった。当然ながら、入り口は雪で閉ざされ、脱出するのも一苦労。
外に出て驚いた。数日前に見た地形と違っている程、積雪がある。2mは積雪しているだろう。ツボ足であれば、トンネルラッセルしなければならない程である。
前進どころではない。今すぐにでも下山に取り掛からないと、いつ下界に降りられるか予測できない。
今日の天気は午後より回復すると踏んでいた。視程も200mはある。日の出を待ちすぐに下山。
5、6回雪を固めて、何とか腰ラッセル。
日本海特有の重い雪で下りも一苦労。
埋まることも想定し、出来るだけ高い位置につけた標布も雪で埋まっている。
今冬合宿、初めての一眼レフ撮影
一番の核心、松尾平。重く、深い雪に四苦八苦。
夕暮れ時、久しぶりの日差し。

平成25年01月05日 晴れ

天気図通りの晴天。後ろ髪を引かれながら、松尾平を後にする。
『試練と憧れ』の石碑と山タン。
今日であれば、ピークを狙えたか?早月尾根をバックに記念撮影。
剱に別れを告げ、往路同様林道をトボトボ歩きながら
伊折集落に無事下山しました。
(小門 記)
【行動記録】
12/31 南海三国ヶ丘駅集合 離阪(/18:00)
01/01 伊折(/08:50)→馬場島(12:30/13:00)→松尾平B.V(15:05/)
01/02 松尾平(/05:30)→1,350m付近(07:00/07:15)→1,600m付近(09:00/09:15)

→1,800m付近(12:00/12:15)→1,920m付近B.V(13:15/)→雪洞作業(13:15/14:45)
01/03 沈殿
01/04 1,920m付近(/07:45)→1,700m付近(10:40/11:00)→1,300m付近(13:30/13:50)→松尾平B.V(16:20/)
01/05 松尾平(/06:30)→馬場島(09:30/10:20)→伊折(13:00/)

ネパール訪問記Ⅱ~後編~再びパンチャムル村へ 13年01月17日

山行期間 2012.12.29~2013.1.4
メンバー TKH,TKM,ART,NKZ
山行地域 ネパール・シャンジャ州
山行スタイル 訪問

〈カトマンズ・スワヤンブナート〉

ヒマールの峰々だけでなく、ネパールの人々とのふれあいでも癒されあったかくなったこの旅。

旅の後半は、TKHさんのアマ(母)TKMさん&ARTさんと合流してふたたびパンチャムル村を訪れました。

 

*1日目*カトマンズ⇒ポカラ

初めての飛行機でのポカラ行き。

小型プロペラ機は右側座席を確保。カトマンズの街がすぐに小さくなる。

すると、待ってました!ヒマール!!

〈7000m峰が連なるガネッシュ山群〉

〈マナスル三山。左端がマナスル(8613m)!〉

30分の贅沢フライトで、ポカラ着。

タラップを降りるとこの景色! 気持ちいい〜〜。

ホテルからも夕暮れに彩られたマチャプチャレ(6993m)がみえました。

 

*2日目*ポカラ散策

フェワ湖対岸の丘の上に立つ日本妙法寺(1113m)へ。

〈妙法寺からの眺め〉

ポカラは標高約800mなので、ちょうどいい半日ハイキングでした。

登山口まではタクシーで行ったのですが、帰りはフェワ湖側に下りてボートに乗ってユーラユラ。

ちょうど新年を祝うフェスティバル中で、広場には移動遊園地もやってきて、町は大盛り上り。

〈民族衣装を着てパレード中〉

コンサートも行われていたようで、夜中まで大音響が続いていました。

 

*3日目*ポカラ⇒セティドバ→パンチャムル

朝、大きなザックを村を通るバスに託しました。ピックアップは7時間後!

私たちは、景色を楽しみながらトレッキングです。

農村部に入ると、人々の暮らしが見えます。

〈燃料の薪を運ぶ女性(30kgは優に超えていますね)〉 〈家畜の飼料となる枝草を運ぶ少年〉

〈藁で屋根ふきの作業中〉                〈水牛の乳搾り〉

豊かさについて考えさせられました。

半日かけて無事パンチャムル村(約1900m)に到着。

グルンさん宅でおいしいダルバートをいただき、かまどを囲んで歌い踊り・・・楽しい夜はすぐに更けていきました。

 

*4日目*パンチャムル→シルバリ

学校がお休みということで、近所の子供たちをお寺に集めてもらって交流させてもらいました。

まずはTKHさんの歯磨き指導。

そして、私はまず歌を。ネパール語で『幸せなら手をたたこう!』

トレッキング中に教えてもらって覚えたのですが、これでグッと距離が近づいた感じでした。

次は色鉛筆でお絵かき。

子どもはもちろんのこと、お母さん達も一生懸命描いてくれました。

最後はストロー飛行機作り。キャーキャーいって飛ばしていました。

楽しんでもらえたようで、うれしかったです。私もたくさん笑顔をいただきました。

終わったあと、このお寺で初詣もさせてもらいました。こんなところでお参りさせてもらえるなんて。いいこと絶対ある!

 

そして、グルンさん宅のジャッキー先導で、1時間ほど離れたシルバリにあるティナさん宅へ移動。

去年訪れた学校と建設中の病院。

ティナさん宅でもおいしいダルバートをいただき、そのあとなんと『あやとり』で盛り上がりました。

近所の人たちも集まってとても賑やかで楽しい時間を過ごしました。

 

*5日目*シルバリ⇒ポカラ

朝7時のバスに乗るべく5時半に起床。もう火をおこしてくれていました。

ご挨拶してとことこバス道まで降りていきます。

あっという間だったなぁ・・・感慨深くバス乗車。

乗ればそんなこと言ってられない。

強烈にガタガタゴトゴットンと揺さぶられ、人や荷物がドンドコ乗ってきて、急坂をグイグイ下っていきます。タクマシイ!

〈まだ混み具合序の口の頃〉

ポカラに戻って、湖に浮かぶバラヒ寺院へ。ボートに乗ってお参りに行ってきました。

今年も良い年でありますように。

 

翌日、バスでカトマンズへ。そして翌々日、帰国の途に。  〈カトマンズ・ボダナート〉

『ありがとう。元気でねー。』

何度も手を振って、TKHさんと、ネパールと、神々の座とお別れしました。

〈エベレスト(左奥)に見送られて〉

 

ヒマールとともに暮らすネパールの人々。

砂埃にまみれた服は洗濯したら綺麗に流れ落ちたけど、心にひっついたあったかい思いはポッポッと今も灯り続けています。

また会いに行きたいな。そして、がんばれTKHさん。