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燕岳 12年11月29日

山行期間 2012年11月23日(晩)~25日
メンバー EMR,KTF,IND
山行地域 北アルプス
山行スタイル 雪山登山


11月に入り北アルプスでは本格的な雪山シーズンとなり、待ちわびた様に燕岳に登って来ました。

 11/24 

朝起きると雪が降っていました。中房温泉登山口を出発。

 

 

 

 

 

 

天気が少しずつ回復して来ました。雲海も奇麗です。

 

 

 

 

 

 

 

標高2,000m付近でアイゼンを装着しました。

 

「合戦小屋」に到着。

 

 

 

 

 

 

 

地形図を見ると、ここから山頂までは傾斜が緩やかな様です。

 

槍ヶ岳です、素晴らしい!

 

 

 

 

 

 

 

ここまで登ると周囲が開けて来ました。「合戦沢ノ頭」で槍をバックに記念撮影。

 

 

 

 

 

 

 

今日の目的地の燕山荘が見えて来ました。  

 

 

 

 

 

 

 

登山口から4時間程で燕山荘に到着。ここで幕営をして、お散歩気分で燕岳山頂を目指します。

 

 

 

 

 

 

 

そして晴天の山頂で満足げな3人。

 

 

 

 

 

 

 

テン場に戻ると沢山のテントが張られていました。

 

 

 

 

 

 

 

食事の用意をしていると周囲が騒がしいので外に出てみると綺麗な夕焼けです。

 

 

 

 

 

 

 

明日もいいお天気になりそう…。

 

11/25 

起床後、朝食の準備中ふと外を見ると空が赤く染まっていました、当然ながら食事の用意を中断して撮影タイムになりました。

 

 

 

 

 

 

 

そして御来光です。

 

 

 

 

 

 

 

同時に槍ヶ岳や、目の前の燕岳も赤く染まり始めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

周囲のギャラリーからも歓喜の声が上がります。

そして富士山も!

 

 

 

 

 

 

 

しばしの間、赤く染まった北アルプスの素晴らしい峰々に見とれながら、時間を

忘れてシャッターを押していました。

しかし名残り惜くも下山開始、最後に槍をバックに…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麓に降りてからも車を停めて白い峰々を眺めていました。

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり我々は山大好き人間の様です。

                            (IND)


ヨーロッパ遠征 2012夏 12年11月03日

山行期間 2012.7.25-8.14
メンバー ARN、WKM、NGS、KNS、MNO、KDR、TRN
山行地域 ヨーロッパアルプス


昨年の予定だったが、大震災があり、延期となっていたヨーロッパ遠征を無事に行えることができた。

 

 

昨年行く予定だったがいけなくなった人、今年だからこそ行けるようになった人、総勢7名の遠征隊となった。

 

それぞれの都合もあり、前半と後半に分かれて、モンブランの登頂をめざした。

 

 

***先発隊***

7月25日に日本を出発して、ドバイ経由でジュネーブ入り。

電車とバスを乗り継いで、シャモニーへ。

お天気も良く。

さすが、ヨーロッパ、雄大です。

シャモニーの宿泊所から除く山々。

 

 

シャモニーに到着後は、街の散策と情報収集。

 

スーパーの場所やお天気の具合を確認して回ります。

偵察に出かけたクールマイヨールの町。

おいしいピザを頂く。

 

 

到着してから、お天気がよく、ミディのロープウェイが動かなかった。

動かないからと言って、ぼんやりすくこともできないため、高所順応のためにイタリア側にバスで移動。

 

ツールロンドとダンデジュアン(両方とも途中までですが)で高所順応を行いました。

さすがに登山1日目は体が高さに慣れていないため非常に疲れましたが、日本とは異なるヨーロッパの山の大きさを感じることができました。

 



 

 

***前半隊モンブラン登***

やはり、旅程には限りがあるので、天気を優先にして、モンブランを目指すことになりました。

通常のグーテルートを登りたかったのですが、グーテ小屋が改装中のとれず、取れなかったため、コスミック小屋から行くスリーマンツルートを登ることとなりました。

 

その名の通り、3つの山を登ることになるのでグーテルーテより時間を要します。

 

高所に体を慣らすことも考えて、前日にコスミック小屋まで行ってゆっくり休んで、早朝出発となりました。

 

コスミック小屋は広く快適です。

諸国からの登山者がたくさん滞在しています。

一緒になったイギリスやドイツの人とお話ししながら、食事を楽しみます。

食事も大変おいしいです。

デザートもちゃんとついてきます。

 

 

 

まだ暗い4時にに出発です。

たくさんの人が登っているので道ははっきりついています。

迷うことは全くありません。

モンブラン山頂。

携帯がつながるようで、私たち以外の登頂者は電話をしていました。

たぶん「今、モンブラ~ン!」とでも話していたのでしょう。

焼けないために必死の対策。

モンモディの下り。

登りも下りも順番待ちです。

これ大丈夫?と思ってしまうフィックスが張ってあります。

頂上まではたんたんと歩くことが大半のため、凍ったこの箇所はループを出したりとかなり楽しいです。

下山は上部にてスタンディングアックスで確保をしていただき、下降しました。

 

当日最終のロープウェイで下山予定でしたが、間に合わず、もう一泊コスミック小屋に宿泊。

コスミック小屋からどこかの国が小屋まで登ってくるのを応援してくれました。

到着した時には、「よぉ、頑張ったなぁ~」なんて言われながら、肩をぽんぽんとねぎらってくれました。

応援してくれた人たちは明日出発とのこと。

私たちは、おいしい食事をいただき、ゆっくりと休んで次の日、下山となりました。

 

次の日も良い天気です。

小屋から見えるミディです。

 

 

***コスミック山稜***

後半隊も無事に到着し疲れていたのですが、この後天気が崩れそうっだたのでに、次の日、高所順応のためにすぐにミディに。

モンブランタキュルの肩まで登り、コスミック小屋で一晩休みます。

一晩寝ることも高所順応の一環です。

後半隊はさすがに疲れていたようで、夕食までの間、眠ってしましました。

前半隊の私は、ぼんやり山を見ながらでっかいタルトをいただきます。

 

次の日コスミック山稜を登り下山。

3時間くらいの予定だったのが、結局6時間近くかかってしましましたが、楽しいひと時でした。

 

 

 

ミディを登っている人たち。

いつか登ってみたいですね。

 

 

***後半隊モンブラン登頂***

天気が悪く、シャモニーでは降雨、山では降雪があったため、コスミックのルートは危険ということになり、グーテルートとなりました。

しかし、小屋はやはり取れないため、急遽テントを担いで登ることに。

 

シャモニーには何でもあります。

テントやシュラフを貸してくるお店があるのでそこで一式借りることとなりました。

ただ、すべての道具が大きめです。

ヨーロッパでテントを張るのもおつな経験。

軽い小さなリュックで行く予定がでっか移動のときに使うでっかいリュックがまさかの大活躍です。

 

グーテではテントを張れなかったため、テートルースで幕営。

そうなると、2日目の登頂までの時間が長くなりますが無事に登頂です。

 

(登っている横をモンブランを半ズボン?で走って登っていた人がいたそうです。。。さすがです。いろんな人がいますね。)

 

 

 

 

***ツールロンド***

モンブランに無事に登頂できたので、ツールロンドのマリア様に会いに。

 

***パラパウント***

宿の向かいがパラグライダーのスクールだったので、せっかくの機会なので飛んでみました。。。

景色が大きく広がって、とっても気持ちよいです!!


千石嵓 サンダーボルト 12年10月20日

山行期間 平成24年10月20日
メンバー KSM、HND
山行地域 大台ケ原
山行スタイル マルチピッチフリークライミング

先月サマコレを登った我々は、次はサンダーボルトにも行ってみたいね、と話していました。

直前になって二人の都合が合い、急きょ登攀を計画しました。

二人の力を考えると、何とか全ピッチオンサイトを狙える、ぎりぎりのグレーディングと思われ、挑戦しがいがあります。

前夜の作戦会議で、奇数ピッチをKSMさん、偶数ピッチをHNDがリードすることに決め、オンサイトを誓い合ったのでした。

 

取付から見上げる

 

 

天気は良く、岩のコンディションも良さそうです。

 

今回はKSMさんのリードで登攀開始。

以後、つるべで。

 

 

 

 

 

1P目(5.10-、40m)KSM

70~80°位の緩いフェースを登る。

 

ウォーミングアップにちょうど良い。

 

朝一の緊張するクライミングですが、落ち着いて登ってくれました。

 

 

 

 

ビレイ点

 

9P目までの全てのビレイ点は、写真のようなリングがかかっていました。

25m以上のピッチでは、中間にも同様の下降点があり、50mシングルロープでの登攀を前提にルートを作成してありました。

開拓者に感謝です。

 

 

2P目(5.10、45m)HND

70~80°の緩いフェースを登る。

 

1P目よりは少し難しい印象。

 

適度に支点があり、安心して登ることができました。

 

 

 

 

3P目(5.9、35m)KSM

ビレイ点の少し下を、左に大きくトラバース。

ラペルステーションが出てきたら、そこから左上。

 

はがれそうなフレークが有り、要注意。

 

ここまではまだ余裕の表情?

 

 

 

4P目(5.10、15m)HND

出だしの小ハングを越え、やや傾斜の立ってきたフェイスを直上する。

 

最終ピンをとってから抜ける所が核心。

 

細かいカチを頼りに一気に足を上げたら、奥の方にガバがありました。

 

 

 

 

5P目(5.10、15m)KSM

一旦右へ出てからフェイスを登って、左へトラバースし、最後に小ハングを越える。

ビレイ点からはサンダー2の支点が目立つので、間違いやすいと思われ、注意が必要。

 

写真の位置が浸み出しで濡れていた。

ハングの部分も細かく、難しい。

 

この直後に、涙のフォール。

濡れている所でのスリップだった。

トラバースの部分は、フォローでも怖かったです。

 

6P目(5.9、25m)HND

簡単なスラブを左上したあと、草付き伝いに登る。

 

草付きでのスリップに注意。

 

核心の4~5P目のあとなので、易しく感じます。

 

7P目(5.10-、25m)KSM→HND

クラックから右のフェース。

 

最終ピンから右のフェースがもろく、ビレイ点の真上になるので、落石に注意。

 

途中から、不調のKSMさんに代わって、HNDがリード。

ジャミングを使わなくても登れます。

最後のフェースは少し左から逃げてしまいました。

本来のルートから外れてしまったかな?

 

8P目(5.10、35m)HND

コーナーからフェイス。

 

コーナーの中の木が邪魔。

コーナーを抜けた後のフェイスも、破砕帯の岩に触らないように注意が必要。

 

ビレイ点から見上げると、威圧感のある垂壁に一瞬ひるみましたが、コーナーをうまく使えば傾斜を殺すことができます。

木が邪魔で分かりにくいですが、コーナーの中はホールドも豊富です。

 

9P目(5.9、30m)KSM

ビレイ点右のフェイスを少し直上した後、トラバース気味に右上。

 

終了点が分かりにくいが、捨て縄のある木まで登るのが正解。

 

特に難しい所はないものの、ここまでの疲労がそろそろ出てきます。

 

 

 

 

最終10P目(5.10-、35m)

ハングを越え、次のハングを左から回り込む。

 

出だしのハングが核心で、ボルダームーブになる。

ハングを越えたら簡単。

百日紅の木まで。

 

立木を使ってプレクリップしたら、安心して核心にトライできる。

このハング越えのムーブが面白かったが、リーチがないと少し苦労するかも?

 

 

少しミスもあり、10ピッチ全てをオンサイト!とはいかず、悔しさが残りましたが、サマコレをオンサイトできたらぜひ登ってほしいルートです。

ただし、もろい部分が何か所か出てくるので、初心者にはお奨めできません。

グレーディングについては、私個人的には甘めかな?と感じましたが、全てのピッチが油断できないという点で、サマコレよりも精神的、肉体的なタフさが要求されると感じました。

 

 

サンダー2や、最終ピッチの右ルートにも後ろ髪をひかれながら、千石嵓をあとにしました。


千石嵓 サマーコレクション 12年10月06日

山行期間 2012.9.22
メンバー HND KSM
山行地域 西大台ケ原
山行スタイル フリー マルチピッチ

 

2012,9,22 西大台ケ原 千石嵓 オールボルトのフリーマルチピッチ「サマーコレクション」へ。
西大台ケ原は利用調整地区のため1日の入山者の制限があり、要事前予約。1,000円の手数料もかかります。晴れてよかった!大台ケ原ビジターセンタで7:30からのレクチャーを受け、8:20に駐車場を出発。
大台ケ原ビジターセンター駐車場よりシオカラ谷へと下り、この看板より右の踏み跡へと入ります。  約10分ほどで赤テープの目印が。ここより急なルンゼを下っていきます。 落石に注意しつつ、ことのほか悪いルンゼを約40分。 沢のほぼ手前まで下り、右へトラバース。まず最初にサンダーボルトが、さらに進むとサマーコレクションの取り付きに到着です。

 

2P
60mシングルロープにザック1つで登攀開始。1Pめはボルトなし。セカンドのみ確保してもらう。  開拓者のプレート。「1995 Summer Collection」17年前です。 2P HNDリード。スラブぎみのフェイス。左側から取り付くと右にトラバース気味にいくのが気持ち悪くセカンドのKSM早くもテンション。

 

3P KSMリード。ボルトの間隔も短いため、ルートに迷うこともなく快適。
4P HNDリード 先行パーティに追いつく。15mのルートで10c/d。きびしめを予想していたがなんなくクリア。   5P KSMリード 中央バンドの立ち木にて終了点。    6P HNDリード 先行パーティと入れ替り、先に行かしてもらう。草付きバンドを左へトラバース。リードのHNDさんから「痛いっ、いばらがっ」の声が。逃げ道があるわけでもなくいばらに突進するのみ!ほんとに痛かった…
7P KSMリード サマコレのハイライト、小ハング下から左へのハンドトラバース。ボルト間隔も短く手もがっちり。気持ちよく高度感あるトラバースを楽しめます。
8P HNDリード
9P KSMリード
いよいよ最終ピッチ。その前にここまでのルートを振り返ってみる。順調!カンテから立ち木テラスに入って終わりかと思いきや最後にややかぶりのハングが。これをのっこえたら終了!
登攀開始より4時間20分で終了。若干待ちの時間もあったのでまずまず。何よりお天気にも恵まれ、サクサク順調に登攀でき、大台の景色も堪能でき満足の1本でした。

ボルトの間隔も短くルートもわかりやすく、岩も脆くなく、安心してマルチを楽しめるルート、オススメです!次はサンダーボルトに挑戦か!

 

 

 


搬出訓練 12年09月30日

山行期間 2012年9月30日
メンバー NSN,KNS,KKT,HSM,HND,KSM,MSD
山行地域 槙尾山
山行スタイル 遭難対策訓練

台風17号が近づいている中、搬出訓練を実施しました。

まず、背負い懸垂と引き上げをしました。

新しい装備、パス(安全なJDチェーン)、PETZL  のMICRO TRAXIONマイクロトラクション(戻り止めの付いた滑車)は、優れもの。

担架搬送の新しいやり方。

細い立ち木2本にカッパの上着の腕のところに2着以上を通して担架にするもの。

思った以上に運ぶ方も運ばれる方も楽。立ち木を調達するのが難しいですが、ストックでも出来そう。

ここまで雨がもってくれました。

やはり実際に訓練してみないといろいろな問題点が分りません。まして、本当に使うときには習熟していないと中途半端な技術では危険です。

みなさんも機会のあるときには、訓練に参加してください。

 

 

 

 

 

 


マキマキ苅安谷 12年09月26日

山行期間 2012年9月22日
メンバー KKD,NKN,IGC,WKM,KTF,FJN,OHN,NKZ
山行地域 大峰滝川水系
山行スタイル 沢登り

笹ノ滝遊歩道をテクテク歩き、滝をみる。

そして越えるため登山道を登っていく。

やがて道は消え・・・次に沢床にたどりつき、エメラルドグリーンの水に浸ったのは行程を半分以上すすんだ四ツ滝でした。恐るべし巻きの連続。苅安谷の紹介です。

 

笹之滝谷橋手前からりっぱな案内板のある遊歩道へ入る。

と、笹ノ滝がドン。

さあ高巻きでスタート。

注意深くトラバースして2回の懸垂下降でやっと落ち口に到着。

ここからもトラロープに導かれてさらに左岸を高巻いていきます。

まだまだーと進む進む。

やーっと下りたところには、トレビアンなホホゴヤ谷にかかるローソク滝25m。

ここで大休憩。 美しいものを撮る者はポーズも美しい。

本谷に戻るとここにもよい滝が。

またまた「高巻き」です。

足下の美しい滝と釜。でも近づけない。この谷の滝はツルツルに磨かれているのです。

この四ツ滝も高巻きで越えていきます。

沢に戻ってやーっとピチピチチャプチャプ沢遡行。

うれしい。

して、ここはどこ?

一気に、左岸から何本もの滝が流れ落ちるところまで来ていました。

さあ!どんどん水と戯れましょう!

たのしい!

わーいわーい!

るんるん進むとあっというまに夫婦滝に到着。

右手にある雌滝(水量多め)

さっそく大休憩

=撮影ターイム!

いいよ、いいよぉと雄滝に語る。

もちろんここは右岸から高巻きなのだが、こっちがスキとガッツリIGCさん。

クーッ、かっこいい。

登りあがると、そこから谷は穏やかになって、しばらく行くと右岸にトタン板がみえて遡行終了。

沢装備を解いて、修行場を通らせてもらってテクテク2時間。

闇が迫る中、無事に笹之滝谷橋に到着しました。

 

前回と真逆の高巻き三昧・苅安谷。

楽しいメンバーと楽しく遡行できました。

今回もありがとうございました。

 

 


ベリーアップダウン~烏帽子岳から船窪岳~ 12年09月24日

山行期間 2012年9月15~17日
メンバー NGS,KDR,NKZ
山行地域 北アルプス裏銀座
山行スタイル 縦走

「この区間を歩いたらつながるんだぁ」

新穂高から親不知までの北アルプス南北大縦走。

これで達成できるというKDRさんと一緒にこの稜線を歩いてきました。

 

1日目・・・まずはタクシーで高瀬ダムへ。

出発は、ダムの土砂運搬用トラックが36台通るというトンネルから。

トンネルをこえると濁沢です。

上部は崩壊が進んでいるので取っても取っても追いつかない。でも取ります。

水を汲んで、北アルプス三大急登のひとつブナ立尾根へ。

12から番号がついていて、減っていくのがありがたい。

ひたすら登ると烏帽子小屋です。

今日はここまで。小屋は満室とのこと。テント場もいっぱいでした。

夜は少し寒かった(寒いなんてひさしぶりっ)。

 

2日目・・・朝日を浴びて出発!

スラッと烏帽子岳

この辺りは砂礫でコマクサの群生地。夏の名残りの一株。

そして季節は秋へ。

何してるのぉ?

実りの秋・・・収穫中です。

きれいな四十八池ゾーン。癒されるぅ。

正面に南沢岳。

その南沢岳をこえると濁沢上部。

グリーンな高瀬ダムが見えてます。

そして、またしてもアップダウンの連続。

たわわなベリーちゃんが栄養源!(ファイト!)

すると、どんどん近づく剱立山連峰。

おおっと槍ヶ岳もみえました。

不動岳をこえると崩落は激しさを増す。

船窪岳まで鎖やハシゴの整備場所多数。ハンパじゃない。しかもアップダウン。

途中、小屋の方が道普請されていました。有難いことです。

鍛えに鍛えられてようやく船窪岳テント場に到着。

お水がおいしい!(ザレ場にある水場まで往復15分)

夜は台風の影響か風がぴゅーぴゅー強かった。

 

3日目・・・朝日をみに船窪小屋へ

雲海からご来光。

ガスの向こうに船窪小屋(ランプのすてきな小屋でした。こちらも満員だったそう)

ガスが晴れる・・・と朝日に輝く剱立山連峰。

ちっちゃい秋がいっぱいの船窪新道。

天狗の庭からの景色

(Q:高瀬ダムはどーこだ?)

こちらも急な樹林帯をトントン下って七倉ダムに到着。

マニアックなにおいぷんぷんのくるっとコース。

ぜひ静かに鍛えられてください。

 

そしてKDRさんおめでとう。

お次はどこですか?

 

 

 

 

 

 

 


赤木沢 12年09月19日

山行期間 2012年9月14日(夜)~9月17日
メンバー TRN、OKD、OSM
山行地域 北アルプス
山行スタイル 沢登り

 14日の夕方に立山方面がかなり雨が降っていたようで、3連休の天気もイマイチとの予報だったので嫌な予感がしていましたが、予想がはずれてこれ以上は望めないというぐらいの快晴でした。

 しかし赤木沢は有名なためか、ヘルメットやハーネスをなしで沢登りをやっている人(釣り師だと思います)がいて、今後事故などが増えてくるのではと心配な気もしました。

9/15

 折立の駐車場に空きがあまりないであろうと経験上予測をしていたので、14日の夜に有料道の入口に止めて車で仮眠とし、出発しました。予想どうり数台しか止める場所がなく、5番目以降に来た車は路駐でした。

 天気は快晴で、順調に太郎平に行きました。

 10時過ぎには薬師峠のテン場に着き、時間があまりにもあるので薬師岳に登ろうかどうか検討はしたのですが、明日のことを考えてやめることにしました。結果的にはこの後雨が降ってきたのでやめて良かったです。

 晩飯はOKDさんのパスタ。うまかった。

9/16

 4時半起床、天気は快晴、沢登りにはベストな状態です。

 

 薬師沢小屋に到着後、沢登りスタイルに変身。

 奥ノ廊下

 

 上流からとった写真ですが、水が冷たく出来るだけ沢に入りたくなかったので、初めは右岸をへつっていこうとしましたが、落ちるとまずいと思い、左岸をへつって水の中に入り突破しました。他パーティ(長崎から来た人達)も続きました。しかし写真右に赤い服を着た人が映っていますが、この人たちが釣竿を持ってヘルメットとハーネスなしのグループです。2番手の人が赤い服を着た人の辺りから数m下に落ちて、幸い怪我はなかったのですが、長崎グループのリーダーが厳しく注意していました。ほんと困った人たちです。

 ミニナイアガラ。ここでしばらく釣りタイム。30分ぐらい粘りましたが1匹も釣れず、あきらめました。

  

 奥ノ廊下を離れて、赤木沢に入りました。

  

  

  

 大滝に到着。滝の左岸すぐ横をロープを使って巻いているパーティがいましたが、私達は通常どうりの巻き道を選択。

 

 滝に登って二俣に分かれる所でティータイム。私達は右俣に行くつもりでしたが、左俣が本流なので間違えてそちらに向かうパーティーが結構いました。

 滝の上から。

 

  

 源流に到着。沢装備を解除。写真はわかりにくいですが、水が湧いています。

 草原。私達は沢筋を行ける所まで登っていったので、ハイマツの中をそれほどかき分けることはなかったのですが、早い段階で草原に出たパーティは私達より相当遅れていたので結構大変だったと思います。

  

 北ノ俣岳。稜線に出てから曇ってきました。暑くなくて良かった。

  

 テン場に戻ってから乾杯。夕食はチーズカレー、うまかった。

9/17

 さよーなら薬師岳(登ってないけど)。

 下山後、富山市内のスーパー銭湯に行って、すし玉とういううまい回転ずしに行きました。11時の開店前にはすでに並んでいて、私達が出ていくときには1時間待ちだそうです。時間を調べておいて良かった。

行動記録

9/15 7:00折立→9:50太郎平

9/16 5:00薬師峠のテン場→6:50薬師沢小屋→8:20赤木沢出合→10:50大滝の上→12:00源流地点→13:00北ノ俣岳と赤木岳の間の稜線→13:25北ノ俣岳→15:00薬師峠のテン場

9/17 5:45薬師峠のテン場→8:20折立


比良山系 白滝谷 12年09月07日

山行期間 2012年8月31日(夜)~9月1日
メンバー TRN、OKD、OSM
山行地域 比良山系
山行スタイル 沢登り

 比良山系の白滝谷に沢登りに行ってきました。経験の浅いメンバーだったので、初級コースとしてこの沢を選んだのですが、ほとんどの滝は直登できるし、巻き道もはっきりしているし、エスケープするための登山道がすぐ横にあるし、沢自体もきれいだったので、楽しめる沢でした。

 坊村駐車場から神社への橋を渡った所から明王谷に入渓しました。明王谷は泳がなければならない結構深い淵が多いなという印象です。

 すだれ状の堰堤です。左岸にはっきりした巻き道があってトラロープもあり、迷うことはないです。堰堤の右端にハシゴがかかっていたのですが、しっかり固定されているかわからなかったので、巻くことにしました。

 二ノ滝。

 三ノ滝。右岸を巻きました。ロープは使わなかったのですが、不安な人がいる場合はロープを使った方がいいと思います。直登も可能らしいですが、確認するために泳いで行かなければいけなさそうなので、やめました。たぶん滝の右側だと思います。

 口ノ深谷への分岐。

 右岸を巻くこともできたのですが、泳ごうということで泳ぎました。

 テーブル状の滝。

 左が奥ノ深谷で右が白滝谷。

 

 白石谷の分岐。奥に見えるのが布ヶ滝。

 岩の左下をくぐりました。

 ちょっと滑りそうな所がありましたが、直登可能です。

 

 白滝。直登もできるらしいですが、右岸を巻きました。メンバーによってはロープを出した方がいいかもしれません。

 2条15m、直登です。

 夫婦滝。ここで遡行を終了。

 夫婦滝の上が登山道になっているので、下山も楽で良かったです。

行動記録

6:00坊村駐車場→6:50三ノ滝→7:45口ノ深谷の分岐→8:10奥ノ深谷の分岐→9:40白石谷の分岐→10:20白滝→10:50夫婦滝→12:30坊村駐車場


葛川本流でスイムクライミング! 12年09月04日

山行期間 2012年9月2日
メンバー KKD,NKN,IGC,WKM,KTF,FJN,NKZ
山行地域 大峰・北山川水系
山行スタイル 沢登り

残暑のキビシイ今年の夏。

そんな時にはやっぱり沢に行かなきゃ。それもcool な沢。

ということで、葛川本流へ行ってきました。

上流の下葛川集落に車をデポして、遡行開始地点の田戸橋に移動。ライフジャケットを装着してGO!

急な斜面を下降して遡行開始。水量は少なめなよう。

だが、いきなり両岸が壁になる=泳ぎです。さすが。

S字淵70m

泳いで泳いで最後は富山からはるばる参加のFJNさんが突破!

「今日の目的は泳ぎです!」

それからも廊下が続きます。

孤高の写真家KKDさん撮影中

撮っていたのは『ミニナイアガラの滝』

 

次々出てくる淵&小滝をスイム&クライミングで突破していきます。

美しい。

癒される。

写真家は大忙しです。

「休憩。休憩お願いしまーす。」

 

しばらくすると空からぽちぽち落ちてきました。

が、

「もうぬれてるもーん」余裕のNKNさん

雨宿りの後、一ノ滝にチャレンジ!

泳いで

登る

エンジョイ!スイムクライミング!!

そのあとはナメも登場。きもちいい。

すると二ノ滝20mに到着。

おお、すごいなぁ。

ここでまたしても雨が降ってきた。

ここのところ西日本は大気の状態が不安定です。

しばらく雨宿りした後、すぐ上にある林道にぬける道をみつけたので遡行終了。

てくてく歩くうちにお空は青空。

きれいな青空。

 

折しも9月1日は防災の日。そして1年前の9月3日は、台風12号が紀伊半島を襲った日でした。

五條から国道168号線を十津川村へ向かいましたが、深層崩壊や土石流の爪痕が何ヵ所もみられ、

改めて自然の恐ろしさを感じました。私達の訪れた2日も追悼行事が催されたそうです。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに1日も早い復興を心から願います。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 


北アルプス 湯俣岳 12年08月27日

山行期間 2012年8月24日(夜)~8月26日
メンバー OSM
山行地域 北アルプス
山行スタイル ピークハント

 山岳会に入って山の温泉巡りをやりたいと思っていて、その第1弾として湯俣温泉に温泉を掘りに行ってきました。このような野湯に入るのは秋田県の川原毛大湯滝以来で、この時もそうでしたが温度調節が難しいですね。

 山ノ神トンネルの入り口。トンネルはヘッドランプなしで歩けます。

 高瀬ダム。斜めに線が入っている所が車道です。この上までタクシーが行ってくれます。

 

 ダム湖。

  

 名無避難小屋。わりときれいでした。すぐ横に沢があるので、水の確保もできます。

 高瀬川。

 

 湯俣温泉晴嵐荘のテン場に到着。本日一番乗りでベストポジションを確保。水もあるしトイレも小屋のを使っていいとのことでした。写真の斜め左上にある小さな水たまりが、宿の人が掘った温泉です。ここが一番いい湯加減でした。

 湯俣岳に向かって出発。温泉により明らかに水の色が変わっています。

 展望台から見た左が東電の調整池、右が天然記念物の噴湯丘がある所。

 

 湯俣岳に到着。真中が南真砂岳で、右が雲の中に槍ヶ岳が見えるそうです。

  

 テン場に戻った後、いよいよ温泉を掘りに出発。

 北鎌に向かう方面です。

 天然記念物の噴湯丘です。湯が噴き出しています。

 

 川の中からもなにやらきのこのような突起物が噴き出しています。

 

 私が掘った温泉です。30cmも掘れば限界です。スリッパは必需品です。お尻には座る用の石を置かないと火傷します。常に撹拌しておかないと今回は右半身だけ熱いです。混ぜていると適温でした。

  

 テン場に戻って晩飯の豚しゃぶしゃぶ、しめはうどん。これはうまくできた。

 宿の人が掘った温泉。夜に入ろうと思っていたら女性の団体さんが宴会を始めたので、あきらめて日本酒を飲みながら足湯にしました。

 26日は10時に葛温泉の高瀬館が入浴可能なので、それに合わせて下山。入浴後、ネットで見つけた信濃大町駅近くにある「こばやし」というソバ屋で昼食。めっちゃうまかった。この近くにある「豚のさんぽ」というラーメンやも評価が高かったのですが、12時前には並んでいました。今度ここにいこ。

 次は、高天ヶ原温泉か阿曽原温泉か本沢温泉に行きたいですね。

行動記録

8/25 5:40七倉山荘→6:50高瀬ダム→9:10晴嵐荘→11:20湯俣岳→13:00晴嵐山荘

8/26 6:10晴嵐山荘→7:00名無避難小屋→高瀬ダム→9:40七倉山荘


夏合宿 槍ヶ岳~北穂高岳縦走 12年08月19日

山行期間 2012年8月11日(晩)~14日
メンバー MSD(CL),KTF,KDO,MTU,IND
山行地域 槍ヶ岳~北穂高岳
山行スタイル 縦走


Mチームに上がり初の夏合宿として槍ヶ岳~北穂高岳を縦走して来ました。

に大キレットは以前から一度歩いてみたいと思っていたので「遂に!」といった感じで出発当日を迎えました。

ただ数日前から天気予報との睨み合いになりましたが…。

8/12 

予想に反して(?)青空の下、起点の新穂高ロープウエイ前を出発。

白出沢出合を経由して槍平小屋に到着、隣には雄大な牧場がありました。ここで少し休憩し、槍ヶ岳を目指します。

  

槍平小屋を出発してから一時間を過ぎたあたりから登りがきつくなってきました。

「千丈分岐点」で稜線側のルートをとります。しかし稜線に乗るとガスが出てきました。

   

槍ヶ岳山荘に到着。槍ヶ岳山頂には沢山の人が登っていました。

アルプス一万尺小槍の上~で♪

今日の幕営地である殺生ヒュッテのテン場を目指してここから少し下ります。

 テン場に着き早速幕営。いい陽気なのでテントの外で食事をしました。

    

そして明日の天気を心配しながら一日目が終了…。

 8/13 

午前3時起床。テントを撤収していると雨がポツリポツリと降ってきました。

今日はいよいよ大キレットを通過します。

まずは槍ヶ岳山頂に、ガスで何も見えません!

 (メガネが…)

 槍ヶ岳を降り、次は大喰岳を目指します。稜線に出ると何と下から強い風雨が降って来ました。

中岳を経て南岳に。

そしてここから大キレットの鞍部に向かってクライムダウンして行きます。

         

流石に濡れた岩はよく滑る為、慎重に一歩々手足を運びます。

 キレット前半はさほど危険箇所も無かったですが、後半は「長谷川ピーク」

「飛騨泣き」と言った危険箇所があるので気が抜けません。

    

   

 そして無事北穂高岳に到着。ここまで来ると全員ホッと…。

ここから今日の幕営地である涸沢ヒュッテを目指します。

テン場に到着。周囲にはまだこの様な雪渓が残っていました。

   

今日は雨も降っておりテントの中で食事をしました。

明日の天気はどうでしょうか…。

8/14 

夜中に雨がテントを叩く音で何度も目が覚めました。  

一旦は3時に起きたものの、雨が激しいので再度シュラフの中に…。

この日はザイデグラードで稜線まで戻り奥穂高岳に登った後、白出沢で下山する予定でしたが、天候が回復しそうにないので上高地側に降りる事にしました。

 出発直後はこんな雪渓の上を歩きながら…、横尾から徳沢を経て無事上高地に降りて来ました。

   

 皆さん、お疲れ様でした。

                                                                                                                                                                         (IND)


夏合宿 雲ノ平周辺の沢登り 12年08月18日

山行期間 2012年8月10日(夜)~8月14日
メンバー KTY、OSM
山行地域 北アルプス
山行スタイル 沢登り

 夏合宿に雲ノ平周辺の沢登りに行ってきました。合宿前半は天気が何とかもったので上ノ廊下の下降と赤牛沢の遡行はできたのですが、後半は崩れてしまいオプションとして考えていた祖父沢と赤木沢は中止となりました。

 充実した合宿でしたが、体力的には結構きつかったですね。

8/11

 有峰林道が6時に開門なので、7時過ぎに折立を出発しました。

 

 太郎平小屋の到着するころから雲行きが悪くなり、薬師沢小屋への下降中は雨がぱらついていました。

 薬師沢小屋から上流方面。おそらく赤木沢に行くであろうパーティがいました。

 ここから大東新道を通ってA沢の出合いまで下降しました。この道は増水時は危険ですね。

 A沢です。この写真の左にツェルトを張りました。

 A沢出合から左が上流、右が下流。

 

 夜、雨が降ったりやんだりしていたので、明日は無理そうな予感がしていました。

8/12

 前夜の予想が外れて、この日は快晴でした。いよいよ上ノ廊下の下降です。

  

 ここは滝はないのですが、注意しなければいけないのは徒渉ですね。

 立石奇岩

 

 立石奇岩を越えた所がこの日の核心でした。徒渉をするには流れが強すぎる。右岸を高巻いて行ったのですが、ルートを間違えていると判断して戻ってきました。結局、下の真ん中の写真で左岸(右側)をロープを出してへつっていきました。

  

 岩苔小谷の出合い。この日はここで泊り。

 ここは結構イワナがいました。虫の脱皮した抜けがらを川に浮かべただけで食いついてきましたから。

 

8/13

 天気はいまいちでしたが、いよいよ赤牛沢の遡行です。赤牛というだけあって岩が赤いです。

 赤牛沢。最初の滝は滑りやすそうな感じで、乾いている所を選んで登りましたが、雨で濡れていたり水量が多かったりするとちょっと厄介だと思います。その他ロープを出したところはあったのですが、特に難しいと感じるところはなかったです。

 

 稜線に到着。雨風が結構ありました。

 

 この後、温泉沢ノ頭から高天ヶ原温泉に行く予定でしたが、天候から温泉沢を下降するのが危険と判断して、水晶小屋を目指すことにしました。

 水晶岳

 水晶小屋にはテン場がなく、雲ノ平までは時間的に厳しいので、小屋に泊ることにしました。夜どうし雨が降ってました。

8/14

 雨。赤木沢の遡行は中止として、下山することにしました。

 雲ノ平

 

 雲ノ平にいた雷鳥の雄。

 薬師沢小屋から左が上流、右が下流方面。すごい濁流でした。

 

 太郎平小屋に近づくころから天気が回復し始め、無事折立に下山して、亀谷温泉に入って戻ってきました。帰りは大渋滞。

 今回の合宿はトレーニングを含めていい経験が出来ました。沢登りは夏の暑い中水に入って気持ちよさそうなイメージとは裏腹に、危険性や難しさを感じました。もっと経験を積んで安全な沢登りが出来るようにならないといけませんね。

行動記録

8/11 7:10折立→9:55太郎平小屋→12:00薬師沢小屋→13:00A沢出合

8/12 5:00出発→8:10立石奇岩→11:00岩苔小谷出合

8/13 5:00出発→5:15赤牛沢出合→6:15大崩壊→6:50二俣(左俣を遡行)→9:15稜線→10:20赤牛岳→12:30温泉沢ノ頭→13:40水晶岳→14:30水晶小屋

8/14 5:00出発→6:00祖父岳→7:00雲ノ平→9:10薬師沢小屋→11:10太郎平小屋→13:40折立


北山川水系 樫原谷 12年07月31日

山行期間 2012年7月28日(夜)から7月29日
メンバー KTY、OSM
山行地域 南紀
山行スタイル 沢登り

 合宿の最終トレーニングとして樫原谷に行ってきました。入渓点ですが、カーナビがないと暗いうちはわからないと思います。夜のうちに確認した後、道の駅のおくとろで仮眠をとりました。翌朝、そこから入渓点の少し手前に向かって左側に駐車スペースがあるので、そこに車を止めて出発しました。

 入渓点の写真です。下山後に撮りました。国道からすぐに入渓できます。

 入渓点の水量は少なく、その後立派な滝が現れてくると資料には書いてあったのですが、ここ最近の天気のせいか水が枯れている所が多かったです。下の写真が多い方でした。

 水がほとんどなく、滝がこんな感じです。

 

 上の右の写真が、おそらく遡行図で最後の15mの滝だと思うのですが、それを越えると杉の倒木だらけの中をひたすら登りました。

 禅舎ノ倉

 下山は禅舎ノ倉から樫原谷の左岸尾根を450m地点まで下り、そのまま入渓点まで続く尾根を下りるか、竹原の集落にある神社に下りるかを考えていたのですが、神社に下りて国道を歩いて駐車地点に戻りました。

 ここはヒルが結構います。塩スプレーが効果を発揮しました。

 水量が少なかったのは残念でしたが、ロープを出さなければいけないところが何ヶ所かあり、ロープワークの練習ができたことは良かったと思っています。

行動記録

5:10出発→11:00最後の15mの滝→12:00禅舎ノ倉→14:00竹原集落の神社→14:30駐車地


大台ケ原 東ノ川 12年07月25日

山行期間 2012年7月13日(夜)~7月15日
メンバー KTY、NKZ、OSM
山行地域 大台ケ原
山行スタイル 沢登り

 大台ケ原の東ノ川に沢登りに行ってきました。心配していた天気は、晴れ間も見られるぐらいで良かったです。しかし、とにかく厳しい山行でした。最後はフラフラになり、歩けないと何度か思いました。

 7/14

 大台山上駐車場から尾鷲辻に行き、尾鷲道を堂倉山方面に向かいました。

 ここから少し南に下ったところで、白崩谷を下降しました。

 下降の開始点です。写真で見るより、かなり急な下り坂です。

 とにかく、水がきれいです。

 大滝です。

 写真で見ると大きく見えませんが、20-30mはあると思います。これからでっかい岩の連続です。

 東ノ川の出合い。この時点では膝が疼いていました。厳しい下りでした。

 左が東ノ川上流方面で、右が白崩谷方面。

 

 ツェルトを張れそうな所に到着後、たき火をして宴会準備。夕食はほんとうまかったです。

7/15

 朝、川の音でアラームが聞こえなかったので出発時間が遅れましたが、ラーメンを食べて5時半ぐらいに出発。

 このでっかい岩の隙間を行こうとしましたが、ちょっと無理でした。

 やっと西ノ滝が見えてきました。スゲー。

 中ノ滝

 

 このあたりで、ほぼ体は限界にきていました。

 東ノ滝。やっと終わりそう。

 ヘッドランプを点けることなく、シオカラ谷吊橋まで到着。大変疲れましたが、合宿前の良トレーニングになりました。

行動記録

7/14 4:50大台山上駐車場→7:20堂倉山→8:10白崩谷下降地点→9:30大滝→13:20東ノ川出合→14:50テン場

7/15 5:30出発→14:50西ノ滝→18:40東ノ滝→19:10シオカラ谷吊橋→20:00大台山上駐車場