山行期間 | 2012年8月10日(夜)~8月14日 |
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メンバー | KTY、OSM |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 沢登り |
夏合宿に雲ノ平周辺の沢登りに行ってきました。合宿前半は天気が何とかもったので上ノ廊下の下降と赤牛沢の遡行はできたのですが、後半は崩れてしまいオプションとして考えていた祖父沢と赤木沢は中止となりました。
充実した合宿でしたが、体力的には結構きつかったですね。
8/11
有峰林道が6時に開門なので、7時過ぎに折立を出発しました。
太郎平小屋の到着するころから雲行きが悪くなり、薬師沢小屋への下降中は雨がぱらついていました。
薬師沢小屋から上流方面。おそらく赤木沢に行くであろうパーティがいました。
ここから大東新道を通ってA沢の出合いまで下降しました。この道は増水時は危険ですね。
A沢です。この写真の左にツェルトを張りました。
A沢出合から左が上流、右が下流。
夜、雨が降ったりやんだりしていたので、明日は無理そうな予感がしていました。
8/12
前夜の予想が外れて、この日は快晴でした。いよいよ上ノ廊下の下降です。
ここは滝はないのですが、注意しなければいけないのは徒渉ですね。
立石奇岩
立石奇岩を越えた所がこの日の核心でした。徒渉をするには流れが強すぎる。右岸を高巻いて行ったのですが、ルートを間違えていると判断して戻ってきました。結局、下の真ん中の写真で左岸(右側)をロープを出してへつっていきました。
岩苔小谷の出合い。この日はここで泊り。
ここは結構イワナがいました。虫の脱皮した抜けがらを川に浮かべただけで食いついてきましたから。
8/13
天気はいまいちでしたが、いよいよ赤牛沢の遡行です。赤牛というだけあって岩が赤いです。
赤牛沢。最初の滝は滑りやすそうな感じで、乾いている所を選んで登りましたが、雨で濡れていたり水量が多かったりするとちょっと厄介だと思います。その他ロープを出したところはあったのですが、特に難しいと感じるところはなかったです。
稜線に到着。雨風が結構ありました。
この後、温泉沢ノ頭から高天ヶ原温泉に行く予定でしたが、天候から温泉沢を下降するのが危険と判断して、水晶小屋を目指すことにしました。
水晶岳
水晶小屋にはテン場がなく、雲ノ平までは時間的に厳しいので、小屋に泊ることにしました。夜どうし雨が降ってました。
8/14
雨。赤木沢の遡行は中止として、下山することにしました。
雲ノ平
雲ノ平にいた雷鳥の雄。
薬師沢小屋から左が上流、右が下流方面。すごい濁流でした。
太郎平小屋に近づくころから天気が回復し始め、無事折立に下山して、亀谷温泉に入って戻ってきました。帰りは大渋滞。
今回の合宿はトレーニングを含めていい経験が出来ました。沢登りは夏の暑い中水に入って気持ちよさそうなイメージとは裏腹に、危険性や難しさを感じました。もっと経験を積んで安全な沢登りが出来るようにならないといけませんね。
行動記録
8/11 7:10折立→9:55太郎平小屋→12:00薬師沢小屋→13:00A沢出合
8/12 5:00出発→8:10立石奇岩→11:00岩苔小谷出合
8/13 5:00出発→5:15赤牛沢出合→6:15大崩壊→6:50二俣(左俣を遡行)→9:15稜線→10:20赤牛岳→12:30温泉沢ノ頭→13:40水晶岳→14:30水晶小屋
8/14 5:00出発→6:00祖父岳→7:00雲ノ平→9:10薬師沢小屋→11:10太郎平小屋→13:40折立