山行期間 | 2015年2月11日 |
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メンバー | HND,TGA,MYI |
山行地域 | 比良 蛇谷ケ峰 |
山行スタイル | スノーハイキング |
2月11日:鉢伏山、12日:氷ノ山
これが加藤文太郎さんにとって初めての雪山への挑戦 ※諸説有り
そんな意義ある日を讃え、2月11日は恒例!スノーハイキング
昨年の氷ノ山に続いて今年は比良の蛇谷ケ峰へ
グリーンパーク想い出の森から吊り橋、旧いきものふれあいセンターを通過し
与一谷登山口から尾根道へ
さすが人気のお山。トレースはバッチリ
今日は時間がたっぷりあります 各自、思い思いに好きなだけ雪遊び
豪快ジャンプで雪屁崩し滑り台
でも戻ってくるのがちょっと大変???
随分、以前にお知り合いから頂いたまま、眠らせていたというスノーシューがいよいよデビュー!!
果たしてワカンとどれほどパワーが違うのか??
もう少し気温が低ければ霧氷の世界を楽しめたのに・・・と少し残念に思いはしましたが
雪の白というものは空の青でより一層、映えるものであり、気分は文句無しにどこまでも上々
道標が雪で埋まるほどではありますが雪はしっかりと締まっており、歩きやすい
有難く、トレースを拝借するツボ足隊のTGAさん&MYIと相反して
「スノーシューの威力を試したいっっ」と自ら大きくトレースを外れるHNDさん
お疲れ様です・・・
この最後の登りを超えたら
噂通りの好展望!!
名物 白蛇さん♪♬ に存在感溢れる武奈ケ岳を始めとした360度の眺望
せっせ、せっせ と山頂標識を掘り起こすTGAさん 何とも有難やぁ
「スノーハイクは楽しいなぁぁぁぁぁ~」と大満足して下山開始
あれっ見覚えのあるようなお顔の方がまた登って来られる・・・???
同じ時間帯に出発をした為、ちょっとした顔見知りになった方に間違いありませんっ
たしか・・・随分前に山頂を出発されたはず・・・
お伺いするとこのルートは目的ルートとは異なる朽木スキー場へ向かうルートだったようで・・・(冷汗
早く気付けてこれ幸い・・・ただちにルート修正
この先も552m地点の分岐等、丁寧なルート確認は必要です
大阪から朝発でも充分に楽しめ
また今回のような晴天であれば危険箇所も無く、少々のラッセルも楽しさを盛り上げる一つの要素!
雪山を純粋に楽しく満喫出来た2月11日となりました
来年はどこに行こうか
6:00大阪発→8:25 グリーンパーク想い出の森→与一谷登山口→尾根道(与一谷ルート)
→552m地点(釜ノ谷分岐)→11:00 蛇谷ケ峰 山頂→釜ノ谷分岐
→13:15釜ノ谷登山口(グリーンパーク想い出の森バンガロー裏)
山行期間 | 2/7-8 |
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メンバー | HSO、MGW、TRN |
山行地域 | 西穂高 |
山行スタイル | 雪山 |
天候:2/7晴れ、2/8雪
行程: 2/7 ロープウェイ上駅0934~山荘1055/1126~独標12/50~1550途中~・・・1600雪洞堀開始~1755雪洞完成
主たる目的:雪洞を掘ることとスキー滑走ができるかの調査
やはり、ロープウェイがある為かたくさんの人がいました。
さわやか青年、山スキーの兼用靴をはいた人、GOPROをヘルメットに付けて賑やかに一人で歩いている人、同じパーティーの人と間違って私たちの写真を撮ってくれた人、名古屋から来たクロアチア人のスキーヤーなどなど、たくさんの人との楽しい会話があり、いつもと一味違う山。
残念ながら、西穂までは辿りつけず、滑走斜面の調査はできませんでしたが、雪洞という目的は達成。
人間ショベルと化したHSO氏のおかげで約2時間で3人が横になって眠れるスペースを確保することができました。
↑
にしほくん
山行期間 | 2015.1.23(夜)~24 |
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メンバー | HSO,KTM,KTF,TRN |
山行地域 | 妙法山 |
山行スタイル | 山スキー |
岐阜県の妙法山へ山スキーへ。
この山はインターネットの動画サイトでたまたま滑っている動画を発見し、景色が良かったので妙法山にきめました。
三方岩や猿ヶ馬場山なども近く、周辺山域は山スキーがさかん!
まずはおきまりの林道せかせか。
斜面に取り付きHIKE UP!!
急稜なトラバース。雪が緩んで危ない!
天気予報をみていると、平日→降雪 週末→ピーカン照りの良い天気。。
春スキーみたいな極アツな登りでした。
しかーし!あまりにも日射がつよすぎて斜面がきになり、弱層テス・・・ずるっ
むむっ?もういっかい・・・ずるっ
と角柱をつくる側から破壊するというプァーな状態。
ということですぐさま撤退。滑走開始!
スキー場の中級~上級くらいの斜度に密に生える木木木。
去年はすごく怖かったけど、今年はスリリングで楽しい!
朝はパフパフだったけど、日光でべっちょり重たい雪になってしまいました。残念。
でも、いろんな雪質をみたいので、いいのです。
帰りの林道で一部危ないところがあったので、(写真ではつたわらない・・・怖い!)
スキーを履いていると滑り出すととまらなさそうなのでつぼ足でしっかり通過。
妙法山山スキーでした、
やっほーーー
行動記録
野谷橋林道入り口P(0550)~尾根取り付き(0700)~・1128(1020)~1300m(1140)滑走開始~尾根取り付き(1230)~野谷端入り口P(1330)
山行期間 | 2015.1.1-3 |
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メンバー | HND・SKD |
山行地域 | 南アルプス |
山行スタイル | アイスクライミング |
今回冬合宿を三峰川の岳沢を予定していましたが、年末年始の天候悪化で中止になり、代替え山行の戸台でのアイスクライミングに行きました。
1月1日
19:00に集合して、いざ戸台へ・・・と思いましたが、名阪国道が大雪の為大渋滞!!!
動きません!前を見てみると坂道で登れなくなった車やスリップして横を向いている車などがあり、下道へ降りました。下道を5分ほど進むとまた車が止まっていました。
一般道なので降りて車を押したりして時間がかかりましたが、何とか高速に乗り、無事現地近くの道の駅までたどり着きました。本日は車中泊です。
1月2日
早朝に起床して、朝食をとり、服を着替えたりして、戸台の駐車場まで行きました。例年より雪が多いとのことです。
戸台の河原の駐車場について、いざ丹渓山荘まで向かいます。
河原歩きです。ダラダラと長かったです・・・
3時間ほどで丹渓山荘に到着しました。
山荘は廃業しているので、中を見てみると1PTが幕営していましたので、我々も山荘の中に幕営しました。
登攀準備を整えて、氷瀑目指します!!!
初日は時間があまりないので、近場の氷瀑に行きました。
「舞姫の滝」の基部に山荘から20分ほどで到着しました。
1P目はSKDリードで登攀開始です。
3P目は大滝です!下から見上げたら2本ぐらいルートが取れそうでした。
HNDさんが空身になりリード開始です!
兵庫県の山岳会が1PTおり、左側にトップロープを張っていましたので、我々は右側の所を登りました。Ⅴ級は腕がパンプしてしまいました・・・
終了点に着くとあまり時間がないので、ここでトップロープでトレーニングすることに・・・
トップロープを張り終えると、隣のPTから「こっちのロープを使って登ってください」とのお言葉がありましたので、お言葉に甘えて左側も登ることができました。
中央のラインは傾斜があり、難しかったですが、左側は少し傾斜が落ちて登りやすかったです。
トップロープは安心して登れますが、リードを想定して登ると体に力が入ってしまい、きちんとレストしないとすぐにパンプしてしまいます・・・
まだまだ経験不足です・・・・。
2時間ほどトップロープでトレーニングをして丹渓山荘に戻りました。
山荘にいたPTから翌日行く予定の「駒津沢」の情報を聞き、かなりのラッセルで時間がかかるとの事です。前日の大雪で、雪崩が発生して苦労したそうです。前日入っていたPTが高巻きを失敗して滝壺に落ちたとの情報もありました。
雪は多いようですが、、降雪より2日たっていますので、予定通りに駒津沢へ行く予定で就寝しました。
1月3日
起床して、朝食を食べて本日行く駒津沢のルートを確認して出発しました。
途中までトレースがありましたが、雪に埋もれた沢を渡渉時に雪を踏み抜いてしまわないように注意しながらあるきました。
1時間ほどでほとんどトレースがなくなり、ラッセルになりました。
腰ぐらいの雪ですが、吹き溜まりになるとかなり埋まってしまいます。
途中から傾斜が増してきましたので、胸ラッセルになりました。
2時間ほどで五丈の滝の基部に到着しました。
基部で用意をしていると近くから「ドン!」と大きな音が聞こえ、二人で「雪崩か?」と上を見上げましたが、雪は落ちてきませんでした。
その後も何度か「ドン!」と我々の反対側からの音におびえながら、登攀準備を整えました。
1P目はHNDさんリードでスタートです!
スクリューを2本打った所で、トップから指の感覚がほどんどない・・・とのことですので、ロアーダウンして指の回復をしました。30分ほどで感覚を取り戻して気持ちを入れ直し再登攀!
10mほど登った時です・・・「ドン!」と嫌な音が近くから聞こえました。
リードしているHNDさんの前の氷が薄くなるのが見えました・・・・!
「HNDさんの前の氷が落ちました、危険なので降りてください~~~!」と叫び・・・
トップから死ぬ気でクライムダウンするので、お願いします!と言って、驚異のクライムダウン
無事に着地することができました。
先ほどから鳴っていた音は、氷瀑の裏側が落ちている音でした。
そのまま登っていたら・・・と思うとぞっとします・・・
駒津沢は敗退をして、時間が残ったので、明日行く予定だった舞姫ルンゼへ行きました。
舞姫ルンゼは氷の状態も良く、40mの大滝です。
スクリューの本数が限られていたので、本数に注意しながらHNDさんのリードです。
途中でスクリューが足りなくなったので、降りて回収、登り返して、また回収・・・
トップロープをはりSKDも登ります。
懸垂は少し細い木が支点でした。
心細かったですが、無事登攀を終了できました。
夕刻になってきたので、山荘まで戻り、翌日行くルートがなくなったので、下山を決定して、ヘッドランプで下山しました。
毎回ですが、下山が長かった・・・
日本のアイスシーズンももう少し・・・
できるだけ登ってトレーニングをしたいと思いました。
山行期間 | 2015年1月10~11日 |
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メンバー | KTF、SKW、HND |
山行地域 | 八ヶ岳 |
山行スタイル | アルパインクライミング |
正月の寒波でまとまった積雪があり、直後の週末のため、今回は猛ラッセルも覚悟して入山した。
1/10(土)
未明に美し森駐車場に着き、仮眠。他に車は無し。
目覚めると2台駐車されており、進むべき登山道には真新しいトレースが。
「先を越されて残念」と言いつつ、その本心は「楽できて良かった」。
出合小屋までのアプローチでは、楽をしたいのが人情というものです。
美し森駐車場
しばらくは林道歩き
自然に沢に出て、いくつかの堰堤を超える
途中、立派なカモシカに出会う
出合小屋。思ったより遠かった。
出合小屋から先にも、トレースがばっちり。どうやら、先行パーティーも天狗尾根に向かったようだ。
しかし、トレースがあるにもかかわらず、目指すべき方向と地形が頭の中で何となく一致せず、しばしの彷徨。
30分ほどうろうろして、ようやく自分の愚かさに気付き、トレースを辿ることに。
どうやらルートファインディングでは、先行パーティーが一枚も二枚も上手だったようです。
先行パーティーは大きいテントなので、2400m付近の平らになった場所で幕営。
ここまでのラッセルのお礼を言い、我々はもう少し前進します。
激しいラッセルになるかと思いましたが、何日か前のトレースがうっすらと残っていたので、激しいラッセルになることはありませんでした。
赤岳沢。
左から落ちてくる沢筋からのトレースを利用させてもらいました。
正午過ぎ、天狗尾根核心部の岩稜帯に到着。
目印のカニのハサミを確認して、すぐ下の斜面をならして幕営することにした。
明日は一番で取付けること間違いなし。
昼過ぎに、岩稜帯に到着。
岩稜帯直下の急な斜面を切って幕営。雪が多かったからなせる業。
1/11(日)
まだ暗い中、ヘッドランプを付けて出発。
カニのハサミは難なく通過。その後、突き当たった壁でルートに迷う。
トポやネットでは右からとなっていたのだが、一旦右にルートを探るも暗くてよく分からない。戻って左上するランペにルートをとる。
これが失敗。
途中から難しくなり、ランニングも取れず、困難なクライミングを強いられる。今回はワートホッグに何度か助けられました。
結局大天狗手前まで、5ピッチザイルを伸ばした。
大天狗は右上に弱点の凹角を登ると簡単。1ピッチで抜けられました。
まだ暗い中の出発。慎重に。
一旦右にルートをとるが、仕切りなおして登攀開始。
この時は簡単に見えた、左上するランペ。
核心となった3ピッチ目。もろい岩とランナウトの恐怖に耐える。
この後、カメラの不調により写真無し。
大天狗から先は、ザイルを出すほどではなく、稜線まで慎重に登攀する。
下降はツルネ東稜。
ツルネ東稜は、出だしが分かりにくいように思う。
トレースが無かったら、ルートファインディングに苦労したかもしれません。
稜線に到着。やっぱり人工物を見ると安心します。
登攀終了。ありがとうございました&お疲れ様でした。
今回は、全員が初めての山域ということで、時間に余裕を持った計画にしました。
八ヶ岳東面には、まだ楽しそうなルートが多数。
でも、関西からだと普通の土日では、かなりタイトなスケジュールになりそうですね。
山行期間 | 2014年11月22日夜 大阪発~11月24日 |
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メンバー | KTM、KTF、SZK、NKT、HSO、MYI |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 雪山縦走 |
前回の冬合宿「爺ケ岳」で多くの事を教えて頂いたお二人、そして愉快で元気なMチーム1年目のメンバーで
冬合宿:槍ケ岳に向け、偵察に行ってきました。
~1日目~
■6時 新穂高温泉 出発
林道が長い・・・
■7時15分 穂高小屋
だんだんと深くなる雪の感触に あぁぁぁ 雪山の季節が来たなぁ、と肌で感じます。
ああぁぁぁぁぁぁ・・・この感じ・・・。その歩きづらさに雪山の苦しさも思い出してきました。
前年の同ルートでの冬合宿では槍平に13時半頃到着と聞いていたので今回もそれなりに時間がかかると覚悟していましたが
白出沢、滝谷避難小屋を過ぎると思いのほか、すぐに藤木九三レリーフ。槍平まで予想より早く到着できそうです。
いや・・・ちょっと待て。このルートをあのベテラン勢で13時半までかかったということは・・・1ケ月後、どれだけ厳しいラッセルが待っているのだろう・・・
■10時20分 槍平小屋
「荒天での視界不良時には今見えている景色は一切見えない。そのような状況でどの方向に進むのか」KTMリーダーより。
各地点でコンパスでの方位チェック、奥丸山の取付点など1時間ほど入念に偵察。
奥丸山取付のあまりの急登に「雪崩ないか」と不安を感じた途端、ゴロッガラガラ。
耳をふさぎたくなる嫌な音が。。。
小さな落石ではありましたが異様に身震いがしたのを覚えています。
■13時50分 千丈分岐 幕営
「あれが中崎尾根、そして千丈乗越」
KTMリーダーより飛騨沢側から見た冬合宿時に実際に行くルートの確認をして頂きました。
千丈乗越。遠目から見ても鋭く険しい面持ちです。
今日は幸いにもほどよく優しいこの山域が冬合宿時には一体どれほどの厳しい山に様変わりしているのか。
その想像で不安と緊張にまみれた1日目がようやくここで終わりました。
緊張がほぐれると少し余裕も生まれ 今回が滅多に無いほどの好天に恵まれていることに気付きました。
青空と真っ白な雪、そして槍ノ肩を背に!!
~2日目~
■6時出発
まだ暗い中ではありますがトレース有り。 しかし朝一番の登りは非常にこたえます。槍ノ肩に着く頃にはすっかり明るくなっていました。
目の前に槍ケ岳。
山荘前に荷物をデポし、ここからはKTFさんを先頭に山頂を目指します。
KTFさんに指示を頂きながら後に続き、登るも私なんかの今のレベルではここに来るべきではなかった。
登り始めた途端、すぐにその思いに打ちのめされました。
上を見ても、下を見ても、左右どこにも安心できる場所なんてものはほんの僅かも無く。
雪と氷が入り混じった鋭く冷たい傾斜の勢いに飲み込まれ、背筋、手、足、そして気持があっという間に凍りつく。
何をどうやったかKTFさんの助言もあり何とか山頂に立てたものの、私個人的には非常に厳しい槍ケ岳となりました。
1ケ月後、またここに立てるかな・・・。立てますように。
槍ケ岳山荘前に戻ると今から向かう大喰岳への方位チェック、状況の悪い雪山での装備の工夫や行動について
KTMリーダー、KTFさんより様々なアドバイスを頂きます。
■10時過ぎ 大喰岳
山頂から西尾根取付。西尾根から飛騨沢合流までの方位チェックをこまめに行うメンバーについていくだけで精一杯。
槍ケ岳ですくみがどうも未だ後を引きます。
「あれが宝の木です」KTMリーダーより。飛騨沢合流への大きな目印。
ヒヤリとする切り立った箇所が少なくない西尾根からやっと昨日から馴染みの飛騨沢へ合流し一安心。
■13時半 槍平小屋
ここからアイゼンを外します。足元が軽いっ!! アイゼンってこんなに重かったのか・・・
しかしアイゼンを外した途端、ツルつる・・・滑る・・・「重いっっ」と文句を言ったことをすぐに反省(--〆)
あらためてアイゼン様の有り難みを感じます。
白出沢までツルツル滑りながらつぼ足訓練をし、そこからの長い長い林道を乗り越え、気付けばどっぷり夕暮れどき。
16時45分 新穂高温泉
今回の偵察山行 終了。この2日間は本当に長かったぁ。
偵察に加え、雪山での行動、装備、テント生活など今までの山行以上に学ぶ事が多く
また冬合宿でどのような厳しい山に挑戦しようとしているのかを目の当たりにする事が出来た意義ある2日間でありました。
この経験をどれだけ活かし、槍ケ岳に挑めるか。
あと1ケ月。まだまだ始まりです。
~冬合宿に続く~
山行期間 | 2014年12月13日夜発 12月14日 |
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メンバー | KNS、MTU、IND、SZK、MYI |
山行地域 | 大日岳 |
山行スタイル | ラッセルトレーニング |
冬合宿目前
塩見岳チーム、北八ケ岳チーム、槍ケ岳チームの一部メンバー合同で
深雪に埋もれ、
いえいえ
誰もが羨む、果てしなく続く白銀の世界でのふかふか新雪を思う存分、堪能してきたのであります。
■6時
今回は「ピークを踏む」というより「ラッセル」練習が第一の目的。
11時をリミットとし、行けるところまで行くこととなりました。
リフト沿いに大人しく進みます。
今回の目的を応援??してくれたのか有難いことに・・・
早速すぎる 猛烈っっっ!! ~ラッセル劇場開幕~
パチパチ♪ 大歓声♪
この時点で「ピークは遥か彼方」とうすうす勘づきましたが
そんな感情はグッと飲み込み、見て見ぬふり。
全員でピークを目指して強気で果敢に挑むのであります!!
が、カラ元気をあざ笑うかのように・・・
あの明かりが近いようで ちっともかんとも近づいてくれません(涙
ラッセルの先頭を交代し協力しあう。これぞ ザ・チームワーク。
でもやっぱり明かりはまだまだ遠い・・・
一山越えると小洒落たスキーヤー、ボーダーが行き交うスキー場ど真ん中
スキー場の皆さんにご迷惑をかけないよう、そそくさとスキー場を横断。
Sさん曰く、かるがも親子の横断であります。
スイスイ~と気持ちよさげに極上パウダーを滑りゆく格好良い滑走者に逆走し
地味ではありますが、自分の足でこつこつとワカンを頼りに登るのであります。
ここから先は賑やかだったスキーヤー、ボーダーとはお別れし、いよいよ大日岳へ。
つまり核心部。さらなるスノーパラダイスが待っているのであります。
~ラッセル劇場第二幕~ 満員御礼 感謝!!
苦しくったって♪
辛い中でも皆が楽しく力を合わせれば へっちゃら なのであります!!
気持ちはへっちゃら!!でも現実は大雪に阻まれ・・・ほとんど進めず。
「ピーク登頂」を信じる気持ちは降ってはすぐに溶けゆく雪のごとく、あっけなく散りゆきました・・・
こうなったら本来の目的を120%達成するのみ!横一列になり、各自ラッセル練習に励むのであります!!
■リミットの11時:1500m付近
あと1時間足らずで辿りるけるピークを目指す、11時のリミットをもって下山する、という2つの意見が交錯しましたが
当初の予定通り、 11時をリミットに下山となったのであります。
「帰りはラクで早いだろう」という予想はいとも簡単に裏切られ・・・
~猛烈ラッセル劇場 番外編 下山~
どこまでも沈み込む新雪ふかふか状況の下山では登り同様、ラッセル筋が悲鳴をあげ・・・
スノーパラダイスはまだまだ続くのであります。
スキー場から聴こえてくる軽快な音楽や
スイス~イとあっという間に滑っていかれるスキーヤー、ボーダーと並行してのラッセル。
いつもとは違う雰囲気の中での下山は何か変な気分であります。
最後の最後までラッセル練習という目的はおおいに達成でき
また私個人的には冬合宿へ向け、課題としていた装備チェック等も確認ができ
得ることが多いトレーニングとなったのでありました。
~冬合宿に続く~
■
山行期間 | 2015年1月10日 |
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メンバー | TRN,MEK,HSO |
山行地域 | 野伏ヶ岳 |
山行スタイル | 山スキー |
天候:曇り/雪
コースタイム:白川駐車場0545~牧場跡0740~北東尾根取付0830~北東尾根(1450m)1100~牧場跡1220~白川駐車場1330
週末につれ天気が悪いことが発覚!
直前になって不安を抱えつつも牧場跡までは林道で危険が少ないことと、天気が悪い時等いろんな雪質を見ておきたいと思いとりあえず出発!
道中一部は天気が悪かったものの、現地は降っておらず一安心。
4時30分起きとし、2時間仮眠。ゆっくり寝ている暇はありません!!
朝。ヘッデンをつけて出発。
トレースがのこっており、林道もショートカットでぐんぐん進む。
牧場跡は快適な雪原スノーハイク。スキーで歩くだけでも楽しい!
トレースを追っていったものの、どうやら北東尾根とは少し外れてきたのでトレースをはずれて尾根へと取付く。
スキーも沈むパウパフラッセルでしきりに「かわりましょかー、かわりましょかー?」の声。
出ましたっっ、寺西さんのNEWファット板!浮力抜群!
北東尾根はふっかふっかのパウダー
地図で見ていたよりも広い尾根で意外と木も多かった。
1時間で200mづつのペースで高度を上げ1450mのところで雪面がクラストしてちょっとすべるのは難しそう。
ということでここから滑走開始!!!
最初はクラストガリガリくん。
すぐに最高のパウパフ!
2時間のハイクアップがものの5分で終了。
しかし、この瞬間がたまらんのですよ!
帰りの牧場跡も、たまの晴れまでこの通り。
のんびり林道ツーリングをして終了。
お疲れ様でした。
山行期間 | 2014.12.28~30 |
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メンバー | KNS・MAT |
山行地域 | 塩見岳 |
山行スタイル | 雪山ピークハント |
あけまして
おめでとう
ございます。
木下チームは、南アルプスの塩見岳に挑みました。
そのために、雪山三点セット購入しました。
スコップ、ビーコン、自撮り棒(^^)v
いつもの行動食のカロリーメイト
12月27日(夜)帰阪
夜中の3時、登山口駐車場到着。
28日5時起床6時いよいよ出発
初日の予定は、三伏峠小屋
トレースもあり、13時に到着
冬季小屋には、先客がいましたが、スペースがあったので、小屋にテントを張り就寝。
翌日、29日は、アタックで登頂が目標。
しかし、前夜のかなりの降雪でトレースが、全く無く、一泊ビバークを覚悟でのアタックとなる。
6時15分出発。
太ももまでのラッセルと、頭まで落ちることもしばしばで、ペースが遅すぎ。
10時30分に本谷山、到着。
あまりにも、ペースが遅すぎます。
ズッポリ、消えるぐらい落ちました。
出てくるのに、かなり時間がかかる。
ここで、一泊しても登頂は無理と判断。
そして、無理をせず、撤退し引き返すことにする。
引き返していると、雪もやみ、きれいな塩見岳が見える。
自分の作った、綺麗なトレースをたどって帰る。
2時過ぎに、小屋に戻ると、ラーメンを食べながら、反省会。
計画の段階で、甘すぎたなぁ~と反省。
夜に、豚汁を食べながら、来年の構想をねりながら就寝。
翌日、登りで7時間かかった道も、3時間で下山。
沢道も、2か所ほど雪崩箇所があり、ビーコンの必要性を感じた。
それと、今回の山行は、自撮り棒が大活躍しました(^。^)y-.。o○
来年、計画を練り直し出直しま~す。
次回の塩見岳メンバー募集で~す。(おしまい)
山行期間 | 2014年12月28日~30日 |
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メンバー | KYM,NGS,KYF,WKM,MYI,HSO,NKT,IND |
山行地域 | 北アルプス槍ヶ岳付近 |
山行スタイル | 雪山縦走 |
ちょうど1年前、無念の途中撤退を強いられた中崎尾根~槍ヶ岳ルート。
http://senshu-ac.jp/sacblog/?p=6481
「何時はリベンジを!」と思っていたが、以外と早くそのチャンスはやってきた。
◆12月28日(快晴)
昨晩は良く冷えた。道路に出ていた温度計は何と「-14℃」を表示していた。
底冷えする新穂高を、今回のメンバー8人が出発。
空は雲一つない快晴。
白く染まった北アルプスの峰々の景色を楽しみながら、今日の幕営地である槍平を目指す。
今回も序盤からはっきりしたトレースがあり、それに助けられながら順調に進む。(トレースを付けて下さった方に感謝!)
白出沢出会からは綺麗な奥穂高方面が見える。
滝谷出会からは迫力ある滝谷ドームがはっきりと!
出発後5時間半で、今日の目的地である槍平に到着。
既に何張りかのテントが張られていた。
我々も早々に小屋の隣に幕営する。
午後4時の気象予報から天気図をとる。
CLより「明日以降天候が崩れる。縦走は断念し、大喰西尾根からアタック装備で山頂を目指します」との指示が出た為、すぐさまテント内でアタック装備の確認を行なう。
その後夕食のスープパスタを食べ、7時就寝。
◆12月29日(雪時々晴れ)
昨晩はまとまった雪が降った様で、朝外に出ると新雪が30㎝程積もっていた。
当然雪崩も気になる。
6:45アタック装備を身に着け行動開始。
30分もたたないうちに、CLより「これ以上進むのは危険と思います」との話があったので、止む無く引き返す事にする。
この瞬間、2年連続で(個人的には…)、「冬の槍ヶ岳登頂」の夢が消えた。
そして味気なくBCに戻る。「このまま下山するのは勿体ない」との皆の想いが一致したので急遽雪上訓練を行う事にする。
1.ビーコン探索訓練
これはビーコンの特性(くせ)を確認する上でも繰り返し行う必要があると思われた。
2.埋没体験
雪崩に遭遇し、運悪く埋まってしまった時の状況を身をもって体験してみる。
今回はメンバー全員が交代で埋まってみた。
3.積雪断面観察
雪崩事故に巻き込まれない為にも、是非とも身に着けたい項目である。
弱層テストについては、今回「シャベルテスト」を重点的に行った。
4.雪洞堀り
雪洞は天候の悪い時のビバーク時に重宝する。
掘る時には、一人ひとりが手分けしながら効率的に作業を行いたい。
以上の充実した訓練を行い、テントを撤収した後、下山開始。
途中白出沢出会で一泊した後、新穂高に戻り、今年の冬合宿が終了した。
(IND 記)
【行動記録】
・12/28 新穂高駐車場7:30~穂高平9:10~白出沢出会10:25~滝谷小屋12:30~槍平14:00
・12/29 槍平(出)6:45~槍平(戻)7:30 遭対訓練7:30~12:00~撤収12:00~12:50~白出沢出会15:00
・12/30 白出沢出会6:35~穂高平7:30~新穂高駐車場9:00
山行期間 | 2014年11月22~23日 |
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メンバー | SKW、HND |
山行地域 | 八ヶ岳 |
山行スタイル | アイスクライミング |
このエリアでは最も氷結が早いと言われる裏同心ルンゼ。事前情報では、氷結不十分で、中上級者以上なら登れると…
メンバーの都合により、日程の延期が難しいため、ダメ元で現地に向かいました。
11月22日(土)
アプローチ。ほとんど雪はないが、ところどころ凍結している。
大同心、小同心方面は、谷筋にうっすらと氷の筋が見える。
赤岳鉱泉にBC設営。
小屋で氷結状態を最終確認する。
当初の予定では、初日はジョウゴ沢で足慣らしの予定であったが、比較的状態が良いと思われる裏同心ルンゼを少し登ってみることにした。
予想外に氷結良好、快適に登攀する。
今日は途中まで登り、同ルートを下降するつもりでしたが、結局最後まで登る。
登攀後は、大同心稜を下降。
11月23日(日)
予定では裏同心ルンゼ~小同心クラックを継続登攀の予定でしたが、昨日裏同心ルンゼを最後まで登ってしまったため、計画変更。
今回はアイスクライミングのトレーニングと割り切って、氷結今一つのジョウゴ沢に向かうことにした。
F2までは、水がドバドバと流れ、まだとても登れる状態ではない。
F1は左岸、F2は右岸から巻く。
F3から登攀開始。
本谷大滝は、登れそうにも見えるが、かなり水が流れていて気持ちが悪かった。
大滝は下部10m位がバーチカルで楽しい。
てことで、硫黄岳まで沢を詰める。が、結構きつい。
八ヶ岳には結構来ているが、ピークを踏んだのは何と二人とも初めてでした。
天候に恵まれ、快適に登攀でき、シーズン初めの良いトレーニングになりました。
三叉峰ルンゼも良かったかも…
山行期間 | 2014年11月17日 |
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メンバー | OSM |
山行地域 | 台高山地 |
山行スタイル | ピークハント |
山岳会に入る前から大杉谷に行ってみたいと思っていましたが、今年ルートが整備されたと聞いたので、秋になったら行こうと考えていました。10月ぐらいまではヒルがいるそうなのですが、この時期はいませんでした。計画では17日に堂倉避難小屋まで行って、18日に日出ヶ岳でご来光を見て戻ってくるつもりでしたが、18日に天気が崩れる予報だったので(崩れなかったみたいです)、堂倉滝までの往復としました。10月に下ノ廊下に行ってきたので、それほど感動はしませんでしたが、滝はすべて見ごたえありました。いろいろと事故はあるみたいですが、危険個所はないと思います。
登山道からは樹林帯であまり峡谷が見えませんでした。
千尋滝
獅子ヶ淵
ニコニコ滝
七ツ釜滝
光滝
隠れ滝
堂倉滝
崩壊していたところです。
時間記録
6:30第1乗船場→7:40千尋滝→8:00獅子ヶ淵→8:45桃の木小屋→9:00七ツ釜滝→9:30光滝→10:00堂倉滝→11:10七ツ釜滝→12:00ニコニコ滝→13:55第1乗船場
山行期間 | 2014年10月18日(夜)から19日 |
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メンバー | OSM、TKH |
山行地域 | 南紀 |
山行スタイル | 沢登り |
今年2度天候不良で中止にした滝本北谷にやっと行くことができました。ネットで見ててもきれいな沢だと思っていましたが、関西にもこんな所があるのやと思ったほど、素晴らしい沢でした。沢自体は巻き道もはっきりしており、トラロープや標布もあるので難しい所はありません。問題は下山です。読図をしっかりやらないと迷うと思います。私達は尾根をまっすぐ巡視路まで下りました。あと、車で滝本までたどり着くのが、結構道が細くて大変です。
筆藪滝。釜の水がめっちゃきれいです。
開けていい感じです。
猿手滝と部屋滝。
ナメ滝
ケヤキ原滝。これは立派でした。
屏風滝とその上にある亀壺ノ滝。きれいだった。
ナメの連続。良かった。
比丘尼滝。紅葉にはちょっと早かった。
取水堰堤
ここからは、地図を片手に下山開始です。
遡行図(行った日は異なります)
時間記録
6:50集会所→7:20筆藪滝→8:40猿手滝→10:25ケヤキ原滝→12:20比丘尼滝→12:50取水堰堤→15:30集会所
山行期間 | 2014年10月10日(夜)から12日 |
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メンバー | OSM、TRN、MTU |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 縦走 |
ずいぶん昔、歩いてしか行けない温泉巡りの本で、欅平から水平歩道を経て阿曽原温泉に行き、仙人温泉に入って、室堂に抜けるのを読んで、いつかそのルートに行ってみたいと思っていました。昨年の秋に黒部から下ノ廊下を経て阿曽原温泉に泊り、欅平に抜けるルートをHPで発見し、10月であれば雪渓がないので問題なく行けると書いてありました。その時、池ノ平までより道をすれば仙人温泉にも入れると思い、今年は下ノ廊下に行こうと昨年から考えていました。残念ながら車の回収と時間の関係で水平歩道には行かず、温泉にも入らずに終わりましたが、いつか温泉巡り山行をやろうと思っています。
計画では2泊3日ののんびり山行のはずでしたが、台風による影響が13日にはでそうだったので、1泊2日で抜けることにしました。初日は結構しんどかった。
10/11
扇沢に3時ぐらいに着いて2時間ほど仮眠をして5時半にはバスに並びました。始発は6時半でしたがもうすでに並んでいたので、早く行って正解でした。
黒部ダム。下ノ廊下に行くであろうという人たちがたくさんいました。
紅葉はもう1週間ぐらい後の方がいいでしょうか。
スケールがでっかいです。
これは立派な滝でした。
人見平に12時に着かないと池ノ平まで行くのはしんどいと考えていたので、誰にも抜かされないハイスピードで歩いて行きました。こういう所はそういう山行をする所ではないのでしょうね。それでも写真を撮るためにちょくちょく止まりました。
十字峡。十字には見えなかった。
景色に慣れてきたのか豪快さを感じなくなってしまった。
予定通り12時に人見平(仙人ダム)に到着。
池ノ平を目指して出発。この滝も立派でした。
紅葉はきれいでしたが、疲労と暑くて、楽しめる余裕はありませんでした。
仙人温泉小屋。
仙人池ヒュッテ手前で力尽きました。
食事担当のMTUさんの料理はおいしかった。星もきれいでした。
10/12
昼過ぎから曇り、場合によっては雨かもと予測していたので、何とか12時には黒部ダムに戻るべく、出発しました。
池ノ平山?
紅葉がいい感じでした。
下ノ廊下に帰ってきました。
黒部ダムに到着
台風が来るので登山の人はほとんどいなかったですね。天気が持って良かった。次はもう少し余裕を持っていきたいですね。
時間記録
10/11 7:00黒部ダム→9:15黒部別山谷出合→10:35十字峡→12:00人見平→14:35尾根頂上(1629m)→15:05仙人温泉小屋→16:30泊
10/12 5:10出発→6:40二股吊橋→10:10内蔵助平→11:35下ノ廊下出合→13:00黒部ダム
山行期間 | 2014年10月11日~13日 |
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メンバー | HND・SDW |
山行地域 | 唐沢岳 |
山行スタイル | アルパインクライミング |
10月の三連休を使って、行きたかった唐沢岳「幕岩」へ行くことに、この計画は、夏ぐらいから計画していたので、すごく楽しみでした。
しかし・・・!!!ちょうど台風が発生して、三連休のどこかに直撃ルートを通るという予報でした・・・
とりあえず出発日まで台風のルートと天気予報とにらめっこして、月曜日には天気が崩れる予定ですが、土曜日&日曜日は天気がよく登攀できそうなので、山行中止メールがたくさん届く中、予定通り出発しました。
七倉ダムの駐車場について、車中泊しました。
睡眠は2時間の予定でしたが、ゲートが開いていないようなので、もう一時間ゆっくりしてから出発することに・・・
二人とも所見の所なので、取り付きなどをきちんと覚えるように注意して行きます!!
一日目(土曜日)・・・
取り付きにアルミ梯子が・・・登ってみると間違っていました!!
沢に戻り、唐沢を順調につめていきました。
沢筋はぬめっている所も多く、転倒しないように慎重に歩いていきました。
アルミ梯子を登ります。増水していたら靴を脱がないといけないかも・・・
フィックスロープがあるのですが、落石で切れているロープや、切れかかっているロープがほとんどで、残置ロープに体重をかけるのは、すごく怖かったです・・・
金時の滝から唐沢に降りるクライムダウン!木を使って降りました。
この降りた場所をきちんと確認したつもりだったのですが・・・
金時の滝から30分ほどで、やっとはっきり幕岩が見えてきました。
このまま唐沢をつめていき、B沢の分岐あたりから、大町の宿に到着する予定でしたが、B沢をつめすぎてしまい、左方ルンゼの方まで行ってしまいました・・・
ちょうど畠山ルートを登攀予定でしたので、取り付きなどを確認して、大町の宿に向かいます。
大町の宿に行くにも少し迷ってしまい、予定時間よりオーバーして到着しました。
大町の宿は快適な岩小屋です。今回は大き目のテントを持っていたのですが、全然余裕で張れました!
この日に、大凹角を試登予定でしたが、時間がないので、大凹角ルートの取り付きの偵察に行きました。
大町の宿から20分ほどで右稜のコルに到着して、そこから左に少し登り気味のトラバースで大凹角の取り付きです。
取り付きには、ビレイ点がリングボルト3本ほどで構築されていました。
取り付きを確認して大町の宿に戻り、今後の予定を立てました。
台風で川が増水することも考えられますので、当初予定していた畠山ルートは中止にして、大凹角を登攀して、その日のうちに下山することにしました。
土曜日は明日の行動時間が長くなるので、早めに就寝しました。
二日目(日曜日)・・・
AM4:00に起床して、朝食を終わってもまだ夜明けまで少し時間があるようでしたので、少しゆっくりしてから
大凹角の取り付きに出発。
前日に下見をしているので、スムーズに取り付きに行くことができました。
登攀準備をしていると、明るくなってきて、ちょうど良い時間になりましたので、さっそく1P目
草付きを直登して、凹角をA1で登ります。
A1はそれほど傾斜がなく登りやすかったです。濡れていなければフリーでも行けそうですが、フリーは緊張しそうです。
それほど難しくないようですが、コケがついていてホールドがほとんどありません。
フットホールドも気持ち悪かったです。Ⅳ級くらいのフェイスにはほとんど支点がなく、NPを使えそうなクラックなどもありません。失敗することはできません・・・
簡単な登りです、上部に見えている上部城壁の大凹角に向かって登っていきます。
すこし左側に行き過ぎてしまい、右側にトラバースするのに草付きにアイアンクローしながらトラバースしました・・・
大凹角の取り付きは濡れていてすごく気持ち悪かったです・・・
たぶん乾くようなことはないかもしれないほどの凹角なので、常に濡れていると思います。
最終ピッチは垂直以上のフェイスをA1で直登し2歩ぐらいトラバースすると傾斜が落ちます。
終了点までは、細かい落石に気を付けて登れば終了です。
終了点からはすばらしい絶景が見えました。
登攀具をしまって懸垂下降のとりかかります。
右稜ルンゼを下降するとは以前の記録などからわかってはいたのですが、懸垂下降の始まりが分かりません。
懸垂1P目は恐怖の空中懸垂とありますが、空中懸垂ではなく、藪漕ぎ懸垂になってしまいました。
間違っているようですが、登り返す訳にはいけないので、右稜のコルを目指して藪漕ぎ懸垂を10Pほど繰り返し降りました。
予定より大幅に時間がかかってしまい、右稜のコルについたころにはヘッドランプ装着時間です。
すぐにデポを回収して下山します。
真っ暗の中フィックスロープの下降や、闇の渡渉などを繰り返し降りましたが、金時の滝への巻き道が分かりません。
かなり探しましたが、これ以上は危険ということで河原でBVすることに。
次の日には、雨予報ですので、雨が降ったらすぐに撤収して下山しないと増水して降りれないことが考えられます。
朝方に雨音で目が覚めました。
すぐに出発準備をして、少し明るくなるまで待って出発しました。
金時の滝の巻道は、思った以上に下流にあり、そこまでの滝を懸垂で降りたりして、無事に金時の滝のルンゼまで来れました。
古いフィックスは信用できなかったので、懸垂2Pでガレ場を下ります。
ここを過ぎれば核心部は終了です。
唐沢を忠実に降りていきました。
無事に唐沢出合まで来たらホッとしました。
七倉の駐車場まで、1時間ほど歩きます。
途中には親方が迎えてくれました。
今回二人ともが所見ということで、迷ったりして予定通りにはいきませんでしたが、ルートやアプローチはしっかり覚えることができました。
あまり慣れない道で、暗い中の下山は危険ですね・・・
二人とも大きな怪我なく下山できてよかったです。
温泉では、二人とも戦いの傷がありました・・・(笑)