アルパインクライミングを目指す泉州山岳会へようこそ! 大阪府山岳連盟所属

ホームリンクサイトマップ
入会募集中
泉州山岳会とは山行記録イベント

会員限定

山行スケジュール役立つ資料の共有EPE

リベンジ!積雪期 大山 20年03月01日

山行期間 2020年3月1日
メンバー ABE SGY YSZ BAN KSH SZK
山行地域 大山 弥山尾根
山行スタイル 積雪期登攀


2月7日、大山登攀ならず、夏道往復となった。
元谷小屋で帰り支度の際、思わず、リベンジしたいです、と口にすると、帰途の車内にて次回の山行日程で再び大山への山行計画が決まった。
直前、土曜日は低気圧通過が予想され、曇または雨の予報。日曜日に日帰りすることとした。

真夜中の到着時には星や月が綺麗に見えていたが起床後は霧雨。低気圧が東に離れていき天候は良くなることを期待して元谷を目指す。暗い中たどり着いた小屋では泊まりのパーティーが準備中であった。我々もここでハーネスをつけ出発。
小屋を出始めてしばらくすると空が白みだし雲がとれてきた。それまで暗さと霧で見えなかった北壁が姿を表す。いつ見ても絵になる光景だ。いよいよ取り付けるか、と緊張する。
踏み跡を着実にたどり高度を稼ぐ。たまに崩れる部分もあるがリーダーが頼もしくぐいぐい進む。別山尾根と弥山尾根の間の弥山沢を少しあがったところでアイゼンをつけ尾根に沿ってトラバースしていく。当初はすぐに尾根に乗り上げようとしたが昨年の経験者であるBANさんがトラバースで少し進んだことを記憶しており、かつ、踏み跡もあることから数10mトラバースしてから左手の尾根に乗り上げた。乗り上げた地点の直下は細い馬の背で雪も少しついているだけ。少しトラバースしてから取り付くこのルートが正解のようだ。
サブリーダーSGYさんーKSHさん、BANさんー私、リーダーABEさんーYSZさんの組み合わせなのでその順で登れるところまでロープを出さずに行くことにした。SGYさんに不安だったら言ってくださいと声かけしていただく。怖がりの私は、はい!(もちろん)と元気よく答える。不安があればお知らせする気満々だ。

踏み跡を着実にたどりながら登る。アックスがよく効いて快適だ。雪の塊りのラクに注意しながら、だいぶ進んだなあと思ったときに、すでに半分くらい進んでいるとのこと。安定している箇所で少し休憩。このままだとロープなしになりますが練習でロープ出しますか?とSGYさんが尋ねてくださったが、ロープなしで登れるならこのまま、、、と答えてしまい、稜線まで。
稜線が見えてからたどり着くまでは景色が素晴らしく、たどり着きたい気持ちと終わってしまうことが惜しい気持ちが混ざりあった。

帰りは大山や蒜山の特産品を各自買い込み帰阪。鳥取の素晴らしさを満喫した。

 


大山 積雪期登攀

山行期間 2020/02/08
メンバー ABE SGY SZK YSZ SOT KSH BAN
山行地域 大山
山行スタイル 積雪期登攀

駐車場発 5:25
元谷小屋着 6:50
元谷小屋発 7:30
6合目小屋着 9:13
頂上小屋着 10:10
頂上小屋発 10:45
6合目小屋着 11:26
元谷小屋着 12:30

大山の弥山尾根西稜と別山尾根中央稜での積雪期登攀トレーニング。
昨シーズンの弥山尾根西稜では、初めての長いピッチの登攀練習ができ充実した山行だったので、今年は同じコースを行くことでまた違ったトレーニングができる。と楽しみでした。
とはいえ、やはり登攀だし、2日目には別山尾根中央稜と初めてののコースだったので出発前から緊張していました。

今年は今までにないほどの暖冬で雪がない・・と話すことが多かったが、2月入り寒波到来!うれしくはあったが、山行直前での降雪と山行期間の思わしくない天候に決行できるのかと思いながら集合場所へ向かいました。
大山に向け出発はしたものの車中では「この状況は雪崩などのリスクがありそう」と話しており、現地判断ということになりました。

4:00起床で駐車場出発。
昨年は多くの人でごった返していた元谷小屋には誰もおらず、小屋手前は腰ほどのラッセル状態。

北壁の様子、今日明日の悪天を考えるとリスクしかないという判断で登攀は中止し、夏道で頂上に行くことになりました。
ラッセルの練習になるかと思いきやそこまでの雪ではなく、小屋から夏道に合流するとどんどん人が登ってきて天候が悪くてもこれほどの人が来ることに驚きでした。
登っていくほどにホワイトアウトし風も強かったが、アッという間に頂上小屋到着。

少し休憩をとり下山。
明日も天候は回復しないとわかっており小屋に戻っても昼過ぎだったので、数時間ラッセル練習をした後、帰阪となりました。

ラッセルを再度指導していただき、各自離れてラッセルで稜線目指して登っていくことになったのですが、稜線までたどり着けるかなと思いながら、ひたすらラッセル!
ラッセルといえば、2017年年末の五竜冬合宿でのスキー場から腰ラッセルでとにかく足が踏み込めないことを思い出します。あの時を思えば、足が踏み込める状態なのでしんどいけれど前には進めました。
途中、夏道を下山している方と出会う度に、“どうしたの?”という様子で見られました。

積雪登攀ができず、心残りがありながらの帰阪となりました。


八ヶ岳 シーズンイン 20年02月02日

山行期間 令和元年11月29日(金)夜〜12月1日(日)
メンバー SKD/MTU
山行地域 八ヶ岳
山行スタイル アルパインクライミング


11月29日(金)

八ヶ岳のアイスのシーズンインだが、気温が高く前日に小屋に確認したが、水が流れているとの情報…

中止にするのも嫌なので、とりあえず八ヶ岳に向けて車を走らせた。

裏同心ルンゼがダメだったら小同心クラックの予定だ!とりあえずどっか登ってこようとの話で相方とは話がまとまった。

赤岳山荘までの林道にも雪は全くなく路面も凍ってない…

特に危ないこともなく赤岳山荘駐車場まで到着。車で30分ほど仮眠…

11月30日(土)

全く寝ていないが、とりあえず出発。

北沢登山道をノンストップで赤岳鉱泉まで歩く。小同心クラックは人気ルートなのでなるべく早くに取り付きたいとの一心で歩いた。

赤岳鉱泉にはほとんど雪はなかった。

 

 

 

 

 

幕営後、用意をして裏同心を見に行くが、思いっきり川が流れていたので、ダメだと思い大同心稜に登り一路小同心へ。

 

 

 

 

 

大同心南陵に取り付く所で別パーティーに会い、小同心の情報を得るがまだ小同心のパーティーは無いとのこと。大同心から小同心へのトラバースが雪がなくやらしかったが、なんとか通過して小同心の取り付きへ。

誰も登っていない!トップを取れた!

とりあえず、用意をして相方と男気?ジャンケン!

勝った私が1p目を担当。寝ずの体を叩き起こして、1p目に取り付く。左上して凹角に入る。支点はほどんとないが、慎重に登ればスタンスも全く問題無い。カムやナッツを使用できなければシビアな感じの1p目終了!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2p目は相方。凹角からのフェイス。これも支点はなくピナクルやNPを使って終了した。

 

 

 

 

 

3p目は少し早めに2p目を切ったので、凹角からのトラバース。上部は簡単な様子だったのでとりあえず終了点まで上がった。

 

 

 

 

 

小同心の頭からは横岳まで登る。最初は雪稜を少し歩くが、途中から少しやらしくなってきて、岩稜帯になってくる。

 

 

 

 

 

横岳直下まで来たが相方と相談して逃げずに横岳に突き上げたいとの話でまとまったのでちょっとやらしい岩稜を1pロープを出す。雪が中途半端についているので、かなりやらしかった。本日の核心部だった…

20mほどで横岳に飛び出してクライミング終了。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後は、地蔵尾根まで一般道を行く。

この時期の稜線は中途半端な雪で歩きにくい…休憩しながら地蔵の頭まで到着。

雪があれば地蔵尾根も簡単に降りれるが、雪がなかったら梯子や階段が長く、積雪している時よりかなり時間がかかった。

行者小屋に着く頃には薄暗くなってきて、疲れている体を引きずって赤岳鉱泉まで。

残業になってしまった。(反省…)

赤岳鉱泉で水をもらって夕食を食べて、就寝。

12月1日(日)

二日目は、アイスの予定だったが、発達途中の氷瀑を割ってまで登るのも気がひけるので、ヨーロッパで使用する同時登攀の練習をして、温泉の時間に合わせて下山。

いつもはこの時期にアイス始めだったが、今年は暖冬の影響で氷の発達が遅いようである。

下界では、寒いのは勘弁してほしいが、山に入ると雪や氷が恋しくなってくる。

今年のアイスシーズンは短そうだなっと思いながら下山した。

下山後は、お決まりのラーメン!

登ったカロリー消費を0にしてきました!


冬季遭難対策訓練 20年01月31日

山行期間 2020年1月17日(金)夜〜19日(日)
メンバー SKD TGA MNG KWI SUM SUMI ICK OTA TKH SKB KFC DOIS DOIA
山行地域 八方尾根
山行スタイル 遭難対策訓練

毎年恒例の泉州山岳会の冬季遭難対策訓練が二日間の日程で八方尾根にて行われました。参加者は13名(Mチーム7名、Bチーム6名)です。

主な内容はビーコン捜索、ビバーク訓練、雪上での確保技術、ケガ人の搬送訓練です。

 

9時15分、八方アルペンラインを乗り継ぎ八方池山荘までひとっ飛び。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビーコンチェック後、八方池手前で適地を探し2チームに分かれて訓練開始です。

まずは雪崩における埋没者の捜索訓練と弱層テストです。

流れとしては①消失点の確認 ②ビーコンサーチ ③プロービングです。

その際、二次雪崩の被害を防ぐために見張りを立てることも重要であると教えて頂きました。また事前講習で雪崩埋没者の7割が生存していると言う話を聞き迅速に捜索、救出をしなければいけないと思いました。

 

次は弱層テストです。スコップで直径30 cmほどの円柱を掘り出すとバウムクーヘン状の層が目視出来、指で突ついてみると雪質の違いを確認することができました。その後スコップの上から叩いてみます。この日はびくともしませんでしたが、少しの力で簡単にずれるようであればとても危険です。

少し面倒ですが、雪崩のリスクが大きい地形や降雪後、気温上昇時などは弱層テストをするべきだと感じました。

 

 

 

 

 

12時より、3チームに分かれてビバークのための雪洞を作成。

スノーソーで切り込みスコップで力一杯掘り出していきます。快適さを求め広く天井の高いものを目標にしていましたが、掘り進むにつれ雪が凍ってカチンコチンになっているところが多く困難を極めました。

 

 

 

 

 

一心不乱に掘り続け気がつけば16時前。作業を中断、気象通報を聴き天気図を作成。濡れてビリビリになった天気図を放って作業再開。

チーム一丸となり雪を掘り出し掻き出し日が落ちかけた頃、何とか今夜の宿が完成しました。

さっそく蝋燭を灯し雰囲気抜群の雪洞内で温かく甘〜いカフェラテをひと口。冷え切った身体が解凍されていく感覚は幸せそのものです。

お楽しみの夕食は1年先輩のSUMIさんが用意してくださいました。ポルチーニ茸のペンネにチキン入りのポテトサラダ、そしてクリームシチューという豪華ディナー!!

とっても美味しくって頬っぺたがポトリと落っこちてしまいました。あら、大変!

 

20時半、就寝。

アタック装備でのビバークを想定しているので午前0時まではシュラフカバーのみで寝るという無謀なものです。

雪洞内は0℃以下にはならないと言いますが出入口をツェルトで覆っているだけなのでどうしても隙間風が入ってきます。

なので、さ、さ、さ、寒い、、、他のメンバーも寒さのためかガサゴソと眠れない様子です。

待ちに待った午前0時、透かさずダウンシュラフに潜り込みました。

暗闇の中、あまりの暖かさに自然と笑みがこぼれます。ふふふ、わたしは水鳥よ!!

 

おはようございます。4時半になりました、起床時間です。

ヘッドライトを点けて、ふとチームリーダーMNGさんを見てみるとシュラフカバーのみではありませんか!ギョギョギョ、シュラフは何処に、、、MNGさんには『氷河期が到来しても生き延びることが出来るで賞』を是非とも贈呈したいです。

 

 

 

 

準備を整え雪洞から抜け出すと冬山ならではのキリっとした透明感抜群の空気を感じることができました。冷たい空気をいっぱい吸い込んで気を引き締めます。

さぁ、1日の始まりです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは雪上での確保技術。

12月の例会ではスタンディングアックスビレイを学びましたが、今回はスノーバー、デッドマンなどの道具を使ったものや懸垂下降に最適なボラードや土嚢袋を利用したものを学びました。アイデア次第で活用方法が無限大に広がりそうです。

主にスノーバーを使うことが多いそうですが、柔らかい雪では上手く埋まらず力を加えると抜けてしまいました。もっと深く掘らなきゃですね。

反対にボラードや土嚢袋を使ったものは手間はかかりますが安定感がありました。ボラードとは船を係留させる係船柱のことらしいです。なるほどー

 

最後は積雪期の搬送訓練です。

ロープ、ツェルト、ザック、銀マット、カラビナ、シュリンゲを使い搬送します。

先輩のSUMさん(自己申告体重67キロ)をTGAチームのか弱い女子4名+男子1名の計5名で搬送します。

負傷者を安心させるために声掛けをしながら、踏ん張れるよう足場を作り『せーの』で一斉に引き上げます。これを何度も何度も繰り返しふらふらになりながらゴールです。

想像以上の運動量で朝食のチゲ雑炊も全て消化してしまい胃の中は空っぽになってしまいました。

 

2日間の冬季遭難対策訓練はあっという間に終わりを告げました。

雪山では夏山以上に様々な危険が潜んでいます。

いざという時に落ち着いて対処出来るよう訓練の大切さを改めて感じさせられました。

 

 

帰りに白馬村の山道具屋さん『楽ピー』に立ち寄り、念願の山スキー用の板とビンディング、シールを購入!

2月始めのスキー(ヤマボク)が今から楽しみです。

初心者なのでゲレンデですが。トホホ、、、涙

 

DOIA記


中央アルプス 経ヶ岳 20年01月26日

山行期間 2020年1月25日
メンバー OSM, OKD, MRJ
山行地域 中央アルプス
山行スタイル ピークハント

 雪山にしばらくブランクがあるOKDさんとMRJさんとで中央アルプスの経ヶ岳に行ってきました。2年ほど前にも行ったのですが、その時よりも雪が少なかったです。前回は仲仙寺から登ったのですが、台風の影響で倒木が多いとの情報をネットで得たので、今回は大泉ダムの登山口から登ることにしました。

1700mぐらいまではほとんど雪はなかったです。トレースは残っていました。8合目ぐらいからはトレースから外れるとずぼっとはまるぐらい雪があるので、トレースが消えるぐらい雪が降った場合は、ワカンがあったほうがいいと思います。

 

8合目。景色がすごくよく、御嶽山と木曽駒、八が岳がきれいに見えます。

  

頂上。景色はよくないです。

ちょっと標高差はありますが、初心者や雪山にブランクがある方にはいいところだと思います。

7:00大泉ダム登山口→7:56 四合目→8:50 1790m→9:40 1980m→10:15八合目→11:30頂上→13:05 1765m→

13:50四合目→14:30駐車場


経ヶ岳(福井の山)

山行期間 2020年1月24日(金)夜~25日(土)
メンバー SGY, ABE, YSZ
山行地域 福井の山
山行スタイル 雪山


今年は暖冬のため雪が少なく、日帰り山行で雪のあるところを探すのに苦労した。

当初は比良の堂満岳中央稜での登攀を考えていたが、比良には雪がなさそうということで、スキージェム勝山のゲレンデトップから登れる福井の山・経ヶ岳(三百名山)に行くことにした。

スキー場の駐車場付近は雪化粧程度で、リフトが動き出す時間というのに、駐車場に停まっている車はまばらであった。

リフト2本を乗りついで高度を稼ぐと、上部はそれなりに雪があって、スキーやスノーボードを楽しんでいる人たちの中を縫いながらき、ゲレンデトップの法恩寺山のコルにたどりついた。

目の前には、周り込んだ尾根の向こうに、双耳峰のような北岳と経ヶ岳のピークが横たわっていた。

夕方4時までに、1本目のリフトの終点まで戻って来なければ、スキー場の下まで歩いておりなければならないので、結構、時間的に厳しそうだった。

例年なら、出だしの樹林帯は雪で埋まっているはずだが、今回は藪漕ぎから始まった。

 

法恩寺山には雪上訓練などで何度か訪れていて、雪洞も掘ったことがあるが、雪上訓練ができるほど雪はなかった。

いつもならラッセルで時間切れとなり、経ヶ岳にはたどり着かなかったが、今回は、初めてピークに立てるかもわからないということで、気合が入った。

経ヶにはいくつかルートがあって、六呂師スキー場から登るルートが有名。

しかし、私は、日帰り山行ながらほとんどが稜線行動というスキージャム勝山からのルートが好きだ。

これまでに何回か歩いた樹林帯の前半部を通り過ぎると、ようやく、このルートの全貌が目の前に広がった。

    

ワカンを履いて幅の広い尾根を進んでいくと、尾根の幅が狭くなって樹林帯を越え、きれいな雪稜が目の前に広がった。

まだ、遠くに見える経ヶ岳の頂上には、六呂師スキー場から登ってきた登山者の人たちが見える。

経ヶ岳の頂上は、いくつかの小ピークを越えたまだまだ先にある。

 

ナイフリッジの雪稜を下る必要があり、アイゼンに履き替えた。

北岳からは、赤兎山に続く雪尾根と白山山系が目の前に広がっている。

天候は快晴で暖かく、快適な雪稜で雪が締まっていて、先を急ぐ。

引き返すタイムリミットとして12時を設定していたが、ピークはもう目と鼻の先である。

最後の登りを越えると、12時少し過ぎに、広い頂上にたどりついた。

経ヶ岳は360度の展望に恵まれていて、六呂師スキー場から登ってきた登山者に、写真を撮ってもらった。

(SGY記)

<行動記録>

リフト2本目の終点8:50→法恩寺山のコル9:10→1360mのピーク9:30→北岳11:50→経ヶ岳12:10→北岳12:30→1360mのピーク14:20→法恩寺山のコル14:50→リフト1本目の終点15:40


瑞浪屏風岩

山行期間 2020/1/25
メンバー HND DTE
山行地域 瑞浪
山行スタイル フリークライミング


まいどDTEですo(^o^)oまだまだですがまえから行ってみたかった瑞浪に連れて行っていただきました。

私は全部TRで特に成果もなしですが、、普段あまりできないクラックとスラブの練習ができました。

 

ロンパールーム(5.9)スラブ。私は最初のさかい目から乗りあがるところで落ちてしまいました;;

 

 

 

 

エースをねらえ(5.10b★)右上の岩からオフウィドスサイズでしかも岩にヘルメットがあたって大変でした。私はもちろん落ちました。

瑞浪のお世話をいろいろしてくださっているクライマーのIさんがパッシブ限定RPをされてました。すごー!!

 

秀則コーナー(5.9)

ハンドサイズでコーナーなのでできるはず・・・!とチャレンジするも二回とも終了点手前で落ちました。。最後に急にクラックのサイズが微妙に浅くなりました。

最近Iさんが終了点を新しくしてくださったそうです。

また挑戦したいです。

原住民(5.10bc)★★

新人クラックが混んでいて、秀則コーナーの隣にあり下から見ると登れそう?

これが意外に難しく思わぬところでフェースクライミングの罠にはまりました^^

私は1ピン目のところさえ乗りあがれなかった。。

 

そして本日のメインイベント!?新人クラック(5.9)です。

新人”いじめ”クラックと呼ばれているそう。

行きの車で「絶対さわった方がいいですよw」と言われていた。

 

サイズはハンドでもかぶったクラックですごい奥まで手を入れないといけないので、引きつけの力が全然足りません。超ぶら下がりながら「クライミング」というより「もがき」で終了点に。。

サイズと長さが新人なのかー。

 

 

無名?スラブ(5.10bc?)

最近Iさんが開拓されたというスラブにHNDさんがOSトライ。

私はもちろんトップロープでやってみると3ピン目まですごい傾斜(私にとっては;)で、ピンも遠くよくこんなところをリードできるものだと思いました。。やっぱり鉄人や…。上部は傾斜が一気に緩んで快適スラブでした。

 

最後に原住民をもう一度やって、日没間際にクライミング終了。

トップロープできるのでまたみんなでトライしに行きましょう♪♪

 


赤岳天狗尾根 20年01月13日

山行期間 2020年1月11日–12日
メンバー DTE TGA
山行地域 八ヶ岳東面 赤岳
山行スタイル アルパインクライミング


1月11日 晴れ

美しの森Pにはまだ私たちだけで、一番乗りで出合小屋に向けて出発しました。

出合小屋までと出合小屋から赤岳沢に入ったところで計5回の渡渉がありました。

私がもっとも恐れていたのはこの渡渉で、計画書の「注意箇所」にも「赤岳沢の渡渉」!!と書いていたのですが。

この写真のあと悲劇が起こります。その瞬間はゲームオーバーかと思いました。

 

 

 

 

 

しかし動じることなく続行。私だったら泣いて帰っていたと思います。さすがです!!

次行かれる方はアイゼン装着をおすすめします(笑)

出合小屋にもまだ誰も来られてなくて赤岳沢〜天狗尾根にトレースはなしでした。

尾根末端ではなく赤岳沢に少し入ってから取り付きです。テープが巻いてある木があったのでそこから尾根に上りました。

 

 

 

 

 

今回は勝手に雪稜リーダー講習なので自分でルーファイとラッセルをがんばりました。

TGAさんは3回目の天狗尾根。

先週硫黄岳から見えた天狗尾根は黒かったのでなめていましたが、尾根上はそれなりにずぼずぼ踏み抜く感じでちょっと苦労しながらカニのはさみまで上がりました。14時。

 

 

 

 

 

手前の樹林帯の末端斜面は風が当たらないのでそこを掘りましたが、新雪すぎて固まらない傾いたボコボコ斜面で、イスカ280で熟睡しました。気温は高かくて助かった。

1月12日 晴れのち雪

4時に起きて準備して、明るくなってきたころに出発。

 

 

 

 

 

 

 

まずはカニのかさみを右側に回りこんで、右側のフィックスロープのところをトラバースすると第一の核心のルンゼでした。

 

 

 

 

 

 

 

雪の状態が良くルンゼはロープは出さずに上りました。次に第2の核心の大天狗ですが、そこに行くまでのルートと大天狗の取り付きが初見だと少し分かりにくいかもです。TGAさんに教えてもらいました。

大天狗は1P10m程度の簡単な岩を登って右側を巻きます。

昔HND会長が行った左のルートだけは行っては行けないと、渡渉の次に恐れていた部分を無事通過。右に行けば超簡単です。

50mロープを担いでいったのですが、ここを通過して30mロープでよかったと思いました。

慣れていたら敗退も30mでなんとかなりそう??です

小天狗の横を通過して9時40分に稜線に出ました。雪が降ってきたので速く進まなければー。

 

 

 

 

 

 

 

キレット小屋に下りる道は一部急で後ろ向きで下りたりしましたが、年末のSGYさんたちのトレース?^^に助けられました。

上ってきた天狗尾根が見えます。

 

 

 

 

 

 

 

今回一番焦ったのがキレット小屋の周辺で、思ったより雪が深くラッセルになって、これでツルネ東稜にトレースが無かったらもう一泊決定でした。わかんを置いてくるなんて攻めすぎだった。。

今回はロープは30mでわかんを持ってきたらよかったなぁと思いました。

会長の”アルパインのすすめ”(葛城第389号)にも「トレースがなかったらツルネの下降は意外と難しい」とありますね。

12時ツルネ到着で目標タイム達成^^

 

 

 

 

 

そして!!ツルネ東稜にはトレースがあったのでした。下降している人と、上ってくる人がいたのでエスカレータのように出合小屋まで降りられました。ありがとうございました。出合小屋に2時30分。

昨日は無人だった出合小屋にもたくさんの人が来ていました。翌日天狗尾根に行く人と話してお礼を言われてちょっとうれしいアラフォー。

美しの森Pに4時45分に帰ってきました。お疲れ様でした。

帰りは安定の海鮮丼→日付けが変わる前の帰阪でした。

 

 

 

 

 

 

行動記録

1月11日

6:40 美しの森P

9:00 出合小屋

14:00 赤岳天狗尾根カニのはさみ手前(2,500m付近)BV

1月12日

6:40 BV

8:40 大天狗

9:40 稜線

12:00 ツルネ

14:30 出合小屋

16:45 美しの森P

 


三度目の正直 七倉岳 20年01月12日

山行期間 2019年12月20日~22日
メンバー UET,OSM,TCH
山行地域 七倉岳

自身の体力に少し自信が付き始めたこの頃、二度敗退した七倉岳に次こそはと臨み葛温泉に到着すると、見上げる山々に雪がない!

七倉岳の麓に入っても雪はなく前回の山行で四時間強かかった野営地点(1700m付近)まで二時間も経たずに到着する。

 

 

 

 

 

 

 

もとは冬合宿の体力作り、ラッセルの練習にと選んだ山行でもあるのでこれでは練習にならないのではと少し焦ったが1800メートルほどから少しずつ雪が見え始め、2000メートルほどから膝下まで積もるようになり、天狗の庭の手前から船窪小屋までは更に雪が深くなりひたすらラッセルで登って行くなかなか厳しい行程となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天狗の庭から二時間ほどで船窪小屋に到着。冬季避難小屋にテントを張り、アタックに必要のないものはその場に置いて行き、七倉岳へ向かう。船窪小屋から引き続き水平な稜線をそのまま渡って行くと少しだけ高い場所がありそこにポツンと七倉岳山頂の標識があった。登頂の瞬間は「あっ、ここ山頂なんや、、、、」とぼんやりとした気持ちだったが、自分たち以外に人が踏み入れていないとても静かな山と360°すべてを見渡せる風景があり、のんびりと一息つくことができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登り始めは雪量の少なさに少し不安を感じたが十分に登りごたえのある山行だった。むしろ去年の山行と同じ雪量ならおそらく登頂は1泊2日では難しいかもしれない。

次は船窪岳まで!

 

12/21 7:10葛温泉→7:50七倉温泉→9:30 1700m→12:12 天狗の庭→13:50船窪小屋→14:30七倉岳山頂

 

 


塩見岳 20年01月11日

山行期間 2020/1/11-1/13
メンバー ABE, SGY, SZK, YSZ, BAN, SOT
山行地域 南アルプス
山行スタイル 積雪期縦走

ゲート手前の空き地に車を停め石でごろごろの地面にテントを張りイタタ!といいながら仮眠。

翌朝は、鳥倉登山口までは林道歩き。時折凍っている箇所があるもののおしゃべりをしながら歩きます。 登山口からしばらくは汗をかくくらい、前半はヤッケなしでも大丈夫。そのうち、アイゼンなしではツルツルとなり木の根をつかみながらなんとはない登山道を這い上がりながら分岐点まで。分岐点でアイゼン装着!その後、三伏峠まではトラバース気味に高度を上げます。 三伏峠小屋以降はトレースが薄くなりズボズボなのでワカンに変更し、登っていきます。本谷山を越えて幕営地とする(したい)予定でしたが本谷山頂上直前の素敵な景色が望める適地で幕営。(すみません、私の体力不足です。)

翌日、アタック装備で塩見岳を目指します。本谷山頂上へは15分程度で一つテントが張られていました。その後下っていくと1時間ほどで樹林帯の幕営適地がありました。次回はここで幕営できるように頑張りたい。権右衛門山は山腹をトラバース気味に通過し、森林限界を抜けるといよいよ塩見岳のメインコース!ずっとワカンできましたが、森林限界を抜けてからすぐにアイゼンが必須になりアイゼン装着。あぶないあぶない、森林限界を抜けたと同時にアイゼン装着をすべきでした。 塩見小屋で登攀装備を装着し塩見岳を目指します。風も強く心が折れそうになりながらも進みます。頂上直下でリーダーがダブルアックスで進んでいった箇所に二番手の私はどうも手も足も出ませんでした。蒼氷、ロープ無。落ちればどこまで落ちるのかわからないくらいの斜面。私の実力では無理!と思い後ろのサブリーダーに「私はここから行けません」宣言をしてしまいました。サブリーダーは「我々の力ではここまでですね」ということでリーダーと相談いただきここで終了。ここから下っていくことになりました。 二泊目は三伏峠小屋にお世話になりました。火をたくたびに天井から結露が垂れて雨が降り荷物も自分も濡れましたが就寝時にツエルトを張るとぽかぽかで本当によく眠れました。

下山後は塩見岳を含む南アルプスを見渡せる温泉、おいしいとんかつ定食を堪能。お土産にりんごを購入し帰阪となりました。厳冬期塩見岳、ぜひリベンジしたいです。 (SZK記)

1/11    6:15 鳥倉冬期ゲート-8:35 鳥倉登山口-10:39 分岐 アイゼン装着-13:00 三伏峠-15:00 2615㍍ 本谷山頂手前テント幕営 1/12 4:55 幕営- 5:11 本谷山- 8:13 塩見小屋-9:40 撤退 -10:40 塩見小屋 – 13:24 本谷山 15:10 三伏小屋 1/13 4:32三伏小屋-5:55分岐-6:50鳥倉登山口-9:20 駐車場

  


八ヶ岳、アイス始めました 20年01月05日

山行期間 2020年1月2日夜~4日
メンバー DTE,HSO
山行地域 八ヶ岳西面
山行スタイル アイスクライミング


新年あけましておめでとうございます!

いやいや、山登らねば「あけまして」とは言えません。

ということで早速八ヶ岳で登り始めです。

 

1月3日(金)

初日は赤岳鉱泉にベースをはり、ジョウゴ沢F1,F2で練習に行きました。

今年は(というかここ数年?)雪が少なくアイスには快適な気候

まだまだ下部も埋まることなく、かつ温度も高く氷の状態はばっちりです!

 

 

 

 

ぼちぼち混んでいましたが、DTEさんアイスクライミング初リードです!

新年早々めでたい!!

アップもおわったところで早々と切り上げテントで小宴会し7時就寝。

 

1月4日(土)

6時30分起床。11時間半の睡眠(笑)

今日は裏同心ルンゼだ。

周りにアイスクライミングの人が多そうだったので、渋滞回避で若干遅めにテントを出発するも、、、

取りつきに他パーティー11名!皆考えが同じだったか。。。

しかし他パーティーはフリーで登って行ったので待ち時間なしで登攀開始できた。

 

F1 DTEリード

まずは階段状の登り、安定した登攀でクリア

 

 

 

 

 

F2 HSOリード

一気に3段こなす。氷の状態もバッチリで気持ちいい。

 

 

 

 

 

F3 DTEリード

やや立ってるが、臆することなく果敢にトライ!

 

 

 

 

 

F4 なめ滝はほぼ埋もれてフリーで通過

F5 HSOリード

バッチリアックス効くのでパワーでクリア

 

 

 

 

 

合計4本であっさり終わった。

天気も良く、快適そのものであった。

 

HSOは生活環境が変わりしばらく山にいけなくなりそうなので、わがままを言って硫黄岳のピークに行くことに。

大同心稜を登り一般道にでて、硫黄岳に向かう。この登りはけっこうやらしかった

 

 

 

 

風はあるが、やはり例年に比べて気温も高く冬山?なのに快適そのもので初ピークをゲット

というわけで、改めて、

「あけましておめでとうございます!」

 

初登りもめでたいところでベースキャンプに戻り、その日のうちに下山した。

 

 

行動記録

3日 駐車場(0800)~赤岳鉱泉(1000~1200)~ジョウゴ沢F1,2(1230~1500)~赤岳鉱泉(1530)

4日 BC(0750)~裏同心ルンゼとりつき(0820)~終了点(1040)~大同心稜終(1200)

~硫黄岳(1300)~赤岳鉱泉(1430~1530)~駐車場(1700)

 

 

 


冬合宿 八ヶ岳(権現岳~硫黄岳) 20年01月01日

山行期間 2019年12月27日夜~12月30日
メンバー SGY、SZK、YSZ、ABE
山行地域 八ヶ岳
山行スタイル 縦走


12月28日(土)

28日、29日は天気が良いとの予報。朝、雲一つない青空が広がっています。

天女山登山口から登ります。

トレースが続いています。

樹林を通り、前三頭くらいから樹林が途切れたときに展望が広がります。

南アルプスが見え、富士山が近く見えます。

 

三ッ頭を越えると、権現岳が目の前に迫ってきます。

あの山を越えて行くのか~

一昨日、昨日は雪だったようで、雪の深いところがありますが、トレースに助けられて進んでいきます。

日帰りで権現岳から降りてきた登山者とすれ違います。

 

 

権現岳の小屋

 

 

 

 

 

赤岳の方にトレースが続いているのが見えました。

メンバーの調子も良いので、予定通りキレット小屋を目指します。

 

 

 

 

権現岳から長いハシゴを降ります。

 

 

 

 

 

旭岳。

 

旭岳を越え、ツルネを過ぎ、トレースに感謝しながら順調に進んでいきます。

キレット小屋が見えて。もうじきキレット小屋だと思ったのですが。

前の人のトレースがハイマツに入り、樹林の急な坂を下っていき。。。

「夏道のルートから外れているのでは?」

SGYリーダーから「このままだと、日が暮れてしまうから。ルートだとわかるところまで戻ります。」

「近くにキレット小屋があると思うのですが・・・」

トレース従いすぎて、ルートを外してしまいました。

17時前、少し戻り、傾斜がゆるくなったハイマツのところでテントを張ることに。

テントの中に入ってみると、傾斜がきつく。

YSZさん「置いている物が全て下に(滑り)落ちてしまいます~。」

ザイルや銀マットで平な部分を作って、なんとかガスを焚き、炊事します。個装袋などを腰や足元に敷いて

段差を緩めて寝ます。

 

12月29日(日)

出発前、SGYさんから「ここ夏道ですよ。」赤いテープが続いているのが見えます。

夏道ルートの横にテントを張っていました。

少し進むと、前の人のトレースが右から合流して、またトレースに感謝して進みますが、トレースに惑わされて

しまったので、キレット小屋には行かずに、稜線上を進みます。

 

赤岳が近づいてきます。

 

 

 

 

 

鎖やハシゴを通り。

 

 

 

 

赤岳頂上が見えてきました。

 

 

 

 

 

赤岳頂上

渋滞です。

 

 

 

 

赤岳から先は、沢山の人が歩いています。

硫黄岳方面から来る人とトレースを譲り合ったりしながら進みます。

硫黄岳が遠くに見えます。

SZKさん「日陰に入ると冬山~。日なたに出ると春山~。」日差しがきついです。

 

 

大同心でしょうか。登攀を終えた人が見えます。

 

 

 

 

 

やっと、硫黄岳に着きました。

ここから赤岳鉱泉に降ります。

赤岳鉱泉では、平らなところにテントを張れました。

幸せを感じます。(平らなところに張ったつもりが、下に石がありました。。。)

 

12月30日(月)

赤岳鉱泉から美濃戸口へ下山。

途中の赤岳山荘でタクシーを予約し、美濃戸口に着くとタクシーが待ってくれていました。

タクシーで、車を置いている権現岳登山口まで移動しました。

(ABE記)

 

12/28 天女山登山口7:20→天女山7:45→天ノ河原8:15→前三ツ頭11:20→三ツ頭12:30→権現岳14:20→旭岳15:40→キレット小屋手前のピーク(幕営)16:50

12/29 幕営地6:40→赤岳10:00→地蔵の頭10:55→三叉峰11:50→横岳12:15→硫黄岳13:30→赤岳鉱泉15:00

12/30 赤岳鉱泉6:25→美濃戸山荘7:35→美濃戸口8:25


冬合宿(水晶岳) 19年12月31日

山行期間 2019/12/27(夜)~2019/12/30
メンバー OSM・TCH・UET
山行地域 北アルプス
山行スタイル ピークハント


リーダーは、3度目、自身は2度目、後輩のTCHは今回が初めての
「厳冬季水晶岳」へのチャレンジです。
過去の経験からリーダーが考案したトレーニングを実施し本番に臨みました。

12/28日
県道槍ヶ岳線は冬季通行止めのため葛温泉ゲートからスタート。
葛温泉から七倉ゲート・高瀬ダムへと進む。天気も良く気持ちよく進む。
今日は、2000m辺りまで高度を上げておく予定であったが、この先ルートの積雪状況と睡眠不足・疲れもあり無理せず湯俣温泉泊りとした。

 

 

 

 

 

12/29日
快晴。絶好の登山日和。高度を上げるにつれて積雪は増しツボ足から
膝あたり、踏み抜くと腰辺りと嵩を増す。昨日の遅れを取り戻したい
ところであるが、なかなか難しい
南真砂手前まで行きたいところであったが、今日は湯俣岳のコル辺りでBV。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12/30日
出発前の予想どおり天候が悪化し、夜半から風雪が強まる。昨夜のミーティングで
現状のペースと明日以降の天候から水晶のピークハントは諦め、アタック装備
で南真砂岳のピストンとしテントを出発。
約二時間、深雪と格闘するが進行スピードと天候の悪化状況を勘案し2500m付近
で撤退することに。残念であるが適切な判断と思う。
予定ではアタック後、BVポイントでもう一泊する予定であったが、強風による
トレース消失、湿雪による衣類濡れ等もあり、時間も早いことから下山することとし
今回の冬合宿を終えた。

 

 

 

 

 

本合宿では、計画に基づきリーダー・後輩共に体をつくっていたが、自分はトレーニング不足と体力低下により全く戦力になれずメンバーに迷惑をかける結果となってしまった。
水晶のピークは果てしなく遠く長い道のり。

また、機会があれば…

【行動記録】
2019/12/28
葛温泉7:10→七倉ゲート7:55→9:25高瀬ダム→林道終点10:35
→名無避難小屋11:15→晴嵐荘12:30(取付き偵察)
2019/12/29
晴嵐荘5:40→槍見石展望台6:40→湯俣岳12:10→BVポイント13:30
→南真砂手前稜線までトレース付14:00→BVポイント
2019/12/30
BVポイント6:00→小休止(2300m辺り)→2524m付近(撤退)8:10
→BVポイント8:45→晴嵐荘13:00→葛温泉18:00


爺ヶ岳南尾根の合宿またはラッセル特訓

山行期間 2019年12月28-30
メンバー DTE MSD Sumi
山行地域 後立山 爺ヶ岳
山行スタイル 雪山登山


12月28日 くもり時々晴れ

扇沢行きの冬季ゲートから一番のりで出発。今年は大人数でワイワイ合宿を楽しみにしていたのに、気付けば3人きりだった・・・。さっさみしい。。

登山口までは関電さんの除雪ありで1時間半。

扇沢出合の柏原登山口。後立山の山域もつい先日まで雪が無かったようですが、出発前日の冬型のため滑り込みセーフの新雪でした。

スキー場大変や

2,300mの南尾根JPまでラッセル、17時までかかりました。

平均膝くらいですが、3人はちょっとしんどい。この日は樹林帯も風があって寒かった~。

尾根にのって1,900mくらいから深いところが多くなって、特にJP手前の等高線あと1個か2個が悪夢のように長く、「ジャンクションピーク」の標識の幻影を何度も見ました。。笹の上の新雪はいじめです。

 

全員グロッキーで日没ぎりぎりでテント場に到着。水を作って寝るのが20時半過ぎていた。

天気予報を確認すると、29日は良いが30日が微妙な感じになっていて、31日は超冬型。

ここまでのペースも考えてBCを上げるのは諦めました。

12月29日 晴れ

展望のすばらしいテント場を6時40分に出発。戸隠、頸城、八ヶ岳から富士山も見えます。

森林限界を超えると雪は飛ばされていた。

9時に爺ヶ岳南峰に到着。稜線に出ると初めて見る厳冬期のつるぎ。超かっこいい・・・。

針の木岳への稜線、SUMIさんのBチーム夏合宿でここを歩かれたそうです。冬にも来れてすごい!

  

お昼前にBCに帰ってティータイム。合宿なのにすみません。

SUMIさんもこの日の行動は物足りなかったことでしょう。。

鹿島はまたがんばってください。すみません。。

測ってみるとJPの積雪は1.5mでした。

 

 

後続の5人パーティも鹿島槍を諦めて降りてこられ、福岡から運転してこられたそうです!

日ごろトレースに関してお礼を言うことはよくあっても、言われることはあまりなかった。

5人の男性に「トレースありがとう」と言われるのはちょっと気分が良いアラフォー。

12月30日 雪

5時40分にBCを撤収。登山口まで2時間でした。登りは3倍以上かかったのにあっけないです。

でも今回は自力で南尾根を切り開けて良かったですね。

冬季ゲートまでの車道がつるっつるでこけまくって今回一番こわかったです。

一番不思議だったのは、南尾根に入っていたのは3パーティだったのに、帰ってくると冬季ゲートにたくさんの車が駐車されていたことでした。どこへ行ったのでしょう?スキーですか??

年末の大町はいつもより賑わっていて餃子もカツ丼も満員。

240gレモンバターハンバーグを食べて帰阪しました。

行動記録

28日 6:45 冬季ゲート ~8:15 扇沢出合 ~17:00南尾根JP

29日 6:40 JP~9:00 爺ヶ岳南峰~11:45JP

30日 5:40 BC~7:40扇沢出合~冬季ゲート

 

 


冬の例会:加賀と飛騨の国境の山(野谷荘司山・三方岩岳) 19年12月17日

山行期間 2019年12月13日発~15日
メンバー TYK SKD ABE MSD KNS OSM UET UZU YSZ DTE MRZ TCH KWI SUM KSU DOI DOI TKH
山行地域 野谷荘司山 三方岩岳
山行スタイル 雪山縦走


毎年恒例の12月の冬の例会。
今回は石川県と岐阜県の県境にある野谷荘司山と三方岩岳に行く予定を立てました。
この山は2年前にも同時期に例会で計画されたのですが、その時は大雪でスタートから大ラッセルを強いらて、
途中敗退となった山。
しかし今回は運良く、いい感じの積雪量で、ちょうど良い雪山はじめとすることができました。

朝7時にスタート。樹林帯の中を歩きはじめました。

午前中は天気も良く、青空の中。

お昼頃にはガスってきて、どんどん天気が悪くなってきた。
この日は野谷荘司山へ行くのは辞めにして、三方岩岳へと向かう分岐近くで早々にテントを立てることとしました。
今日はここで終了。14時ころ。

翌日15日㈰、予定では野谷荘司山をピストンし三方岩岳への稜線を歩くつもりであった。
しかしみんなの意見も聞きながら、最終的にはリーダーである私TYKとサブリーダーのSKDさんと協議をして、
三方岩岳へ行くことはせずに、このあと野谷荘司山へ行き、往路を引き返す行程に変更させてもらいました。
18名という大所帯であり、歩きのペースもさまざまであり、当初の予定のコースでは時間がかかるのではないかという結論になりました。

朝7時にテント場を出発し野谷荘司山へ。
山頂からの景色は素晴らしく、遠くの北アルプスまで見ることが出来ました。

昨晩の積雪で、昨日歩いた尾根の自分達のつけたトレースもすっかり消えており、誰の足跡もない真っ白な山を先頭で歩いていた私TYRは大変気持ちよく歩かせていただきました!

下山途中に手頃な場所で各グループに分かれて、雪上訓練をしました。               
昼頃まで雪上訓練を行い、その後下山となりました。

予定のコースではなく、野谷荘司山のピストンとはなりましたが、その分余裕を持った山行や雪上訓練をすることができ、山頂からも良い展望が得られたので、リーダーとしては満足のいく今回の例会でした。