山行期間 | 2020年3月1日 |
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メンバー | ABE SGY YSZ BAN KSH SZK |
山行地域 | 大山 弥山尾根 |
山行スタイル | 積雪期登攀 |
2月7日、大山登攀ならず、夏道往復となった。
元谷小屋で帰り支度の際、思わず、リベンジしたいです、と口にすると、帰途の車内にて次回の山行日程で再び大山への山行計画が決まった。
直前、土曜日は低気圧通過が予想され、曇または雨の予報。日曜日に日帰りすることとした。
真夜中の到着時には星や月が綺麗に見えていたが起床後は霧雨。低気圧が東に離れていき天候は良くなることを期待して元谷を目指す。暗い中たどり着いた小屋では泊まりのパーティーが準備中であった。我々もここでハーネスをつけ出発。
小屋を出始めてしばらくすると空が白みだし雲がとれてきた。それまで暗さと霧で見えなかった北壁が姿を表す。いつ見ても絵になる光景だ。いよいよ取り付けるか、と緊張する。
踏み跡を着実にたどり高度を稼ぐ。たまに崩れる部分もあるがリーダーが頼もしくぐいぐい進む。別山尾根と弥山尾根の間の弥山沢を少しあがったところでアイゼンをつけ尾根に沿ってトラバースしていく。当初はすぐに尾根に乗り上げようとしたが昨年の経験者であるBANさんがトラバースで少し進んだことを記憶しており、かつ、踏み跡もあることから数10mトラバースしてから左手の尾根に乗り上げた。乗り上げた地点の直下は細い馬の背で雪も少しついているだけ。少しトラバースしてから取り付くこのルートが正解のようだ。
サブリーダーSGYさんーKSHさん、BANさんー私、リーダーABEさんーYSZさんの組み合わせなのでその順で登れるところまでロープを出さずに行くことにした。SGYさんに不安だったら言ってくださいと声かけしていただく。怖がりの私は、はい!(もちろん)と元気よく答える。不安があればお知らせする気満々だ。
踏み跡を着実にたどりながら登る。アックスがよく効いて快適だ。雪の塊りのラクに注意しながら、だいぶ進んだなあと思ったときに、すでに半分くらい進んでいるとのこと。安定している箇所で少し休憩。このままだとロープなしになりますが練習でロープ出しますか?とSGYさんが尋ねてくださったが、ロープなしで登れるならこのまま、、、と答えてしまい、稜線まで。
稜線が見えてからたどり着くまでは景色が素晴らしく、たどり着きたい気持ちと終わってしまうことが惜しい気持ちが混ざりあった。
帰りは大山や蒜山の特産品を各自買い込み帰阪。鳥取の素晴らしさを満喫した。