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冬季遭難対策訓練20/01/31

山行期間 2020年1月17日(金)夜〜19日(日)
メンバー SKD TGA MNG KWI SUM SUMI ICK OTA TKH SKB KFC DOIS DOIA
山行地域 八方尾根
山行スタイル 遭難対策訓練

毎年恒例の泉州山岳会の冬季遭難対策訓練が二日間の日程で八方尾根にて行われました。参加者は13名(Mチーム7名、Bチーム6名)です。

主な内容はビーコン捜索、ビバーク訓練、雪上での確保技術、ケガ人の搬送訓練です。

 

9時15分、八方アルペンラインを乗り継ぎ八方池山荘までひとっ飛び。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビーコンチェック後、八方池手前で適地を探し2チームに分かれて訓練開始です。

まずは雪崩における埋没者の捜索訓練と弱層テストです。

流れとしては①消失点の確認 ②ビーコンサーチ ③プロービングです。

その際、二次雪崩の被害を防ぐために見張りを立てることも重要であると教えて頂きました。また事前講習で雪崩埋没者の7割が生存していると言う話を聞き迅速に捜索、救出をしなければいけないと思いました。

 

次は弱層テストです。スコップで直径30 cmほどの円柱を掘り出すとバウムクーヘン状の層が目視出来、指で突ついてみると雪質の違いを確認することができました。その後スコップの上から叩いてみます。この日はびくともしませんでしたが、少しの力で簡単にずれるようであればとても危険です。

少し面倒ですが、雪崩のリスクが大きい地形や降雪後、気温上昇時などは弱層テストをするべきだと感じました。

 

 

 

 

 

12時より、3チームに分かれてビバークのための雪洞を作成。

スノーソーで切り込みスコップで力一杯掘り出していきます。快適さを求め広く天井の高いものを目標にしていましたが、掘り進むにつれ雪が凍ってカチンコチンになっているところが多く困難を極めました。

 

 

 

 

 

一心不乱に掘り続け気がつけば16時前。作業を中断、気象通報を聴き天気図を作成。濡れてビリビリになった天気図を放って作業再開。

チーム一丸となり雪を掘り出し掻き出し日が落ちかけた頃、何とか今夜の宿が完成しました。

さっそく蝋燭を灯し雰囲気抜群の雪洞内で温かく甘〜いカフェラテをひと口。冷え切った身体が解凍されていく感覚は幸せそのものです。

お楽しみの夕食は1年先輩のSUMIさんが用意してくださいました。ポルチーニ茸のペンネにチキン入りのポテトサラダ、そしてクリームシチューという豪華ディナー!!

とっても美味しくって頬っぺたがポトリと落っこちてしまいました。あら、大変!

 

20時半、就寝。

アタック装備でのビバークを想定しているので午前0時まではシュラフカバーのみで寝るという無謀なものです。

雪洞内は0℃以下にはならないと言いますが出入口をツェルトで覆っているだけなのでどうしても隙間風が入ってきます。

なので、さ、さ、さ、寒い、、、他のメンバーも寒さのためかガサゴソと眠れない様子です。

待ちに待った午前0時、透かさずダウンシュラフに潜り込みました。

暗闇の中、あまりの暖かさに自然と笑みがこぼれます。ふふふ、わたしは水鳥よ!!

 

おはようございます。4時半になりました、起床時間です。

ヘッドライトを点けて、ふとチームリーダーMNGさんを見てみるとシュラフカバーのみではありませんか!ギョギョギョ、シュラフは何処に、、、MNGさんには『氷河期が到来しても生き延びることが出来るで賞』を是非とも贈呈したいです。

 

 

 

 

準備を整え雪洞から抜け出すと冬山ならではのキリっとした透明感抜群の空気を感じることができました。冷たい空気をいっぱい吸い込んで気を引き締めます。

さぁ、1日の始まりです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは雪上での確保技術。

12月の例会ではスタンディングアックスビレイを学びましたが、今回はスノーバー、デッドマンなどの道具を使ったものや懸垂下降に最適なボラードや土嚢袋を利用したものを学びました。アイデア次第で活用方法が無限大に広がりそうです。

主にスノーバーを使うことが多いそうですが、柔らかい雪では上手く埋まらず力を加えると抜けてしまいました。もっと深く掘らなきゃですね。

反対にボラードや土嚢袋を使ったものは手間はかかりますが安定感がありました。ボラードとは船を係留させる係船柱のことらしいです。なるほどー

 

最後は積雪期の搬送訓練です。

ロープ、ツェルト、ザック、銀マット、カラビナ、シュリンゲを使い搬送します。

先輩のSUMさん(自己申告体重67キロ)をTGAチームのか弱い女子4名+男子1名の計5名で搬送します。

負傷者を安心させるために声掛けをしながら、踏ん張れるよう足場を作り『せーの』で一斉に引き上げます。これを何度も何度も繰り返しふらふらになりながらゴールです。

想像以上の運動量で朝食のチゲ雑炊も全て消化してしまい胃の中は空っぽになってしまいました。

 

2日間の冬季遭難対策訓練はあっという間に終わりを告げました。

雪山では夏山以上に様々な危険が潜んでいます。

いざという時に落ち着いて対処出来るよう訓練の大切さを改めて感じさせられました。

 

 

帰りに白馬村の山道具屋さん『楽ピー』に立ち寄り、念願の山スキー用の板とビンディング、シールを購入!

2月始めのスキー(ヤマボク)が今から楽しみです。

初心者なのでゲレンデですが。トホホ、、、涙

 

DOIA記