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八ヶ岳 シーズンイン20/02/02

山行期間 令和元年11月29日(金)夜〜12月1日(日)
メンバー SKD/MTU
山行地域 八ヶ岳
山行スタイル アルパインクライミング


11月29日(金)

八ヶ岳のアイスのシーズンインだが、気温が高く前日に小屋に確認したが、水が流れているとの情報…

中止にするのも嫌なので、とりあえず八ヶ岳に向けて車を走らせた。

裏同心ルンゼがダメだったら小同心クラックの予定だ!とりあえずどっか登ってこようとの話で相方とは話がまとまった。

赤岳山荘までの林道にも雪は全くなく路面も凍ってない…

特に危ないこともなく赤岳山荘駐車場まで到着。車で30分ほど仮眠…

11月30日(土)

全く寝ていないが、とりあえず出発。

北沢登山道をノンストップで赤岳鉱泉まで歩く。小同心クラックは人気ルートなのでなるべく早くに取り付きたいとの一心で歩いた。

赤岳鉱泉にはほとんど雪はなかった。

 

 

 

 

 

幕営後、用意をして裏同心を見に行くが、思いっきり川が流れていたので、ダメだと思い大同心稜に登り一路小同心へ。

 

 

 

 

 

大同心南陵に取り付く所で別パーティーに会い、小同心の情報を得るがまだ小同心のパーティーは無いとのこと。大同心から小同心へのトラバースが雪がなくやらしかったが、なんとか通過して小同心の取り付きへ。

誰も登っていない!トップを取れた!

とりあえず、用意をして相方と男気?ジャンケン!

勝った私が1p目を担当。寝ずの体を叩き起こして、1p目に取り付く。左上して凹角に入る。支点はほどんとないが、慎重に登ればスタンスも全く問題無い。カムやナッツを使用できなければシビアな感じの1p目終了!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2p目は相方。凹角からのフェイス。これも支点はなくピナクルやNPを使って終了した。

 

 

 

 

 

3p目は少し早めに2p目を切ったので、凹角からのトラバース。上部は簡単な様子だったのでとりあえず終了点まで上がった。

 

 

 

 

 

小同心の頭からは横岳まで登る。最初は雪稜を少し歩くが、途中から少しやらしくなってきて、岩稜帯になってくる。

 

 

 

 

 

横岳直下まで来たが相方と相談して逃げずに横岳に突き上げたいとの話でまとまったのでちょっとやらしい岩稜を1pロープを出す。雪が中途半端についているので、かなりやらしかった。本日の核心部だった…

20mほどで横岳に飛び出してクライミング終了。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後は、地蔵尾根まで一般道を行く。

この時期の稜線は中途半端な雪で歩きにくい…休憩しながら地蔵の頭まで到着。

雪があれば地蔵尾根も簡単に降りれるが、雪がなかったら梯子や階段が長く、積雪している時よりかなり時間がかかった。

行者小屋に着く頃には薄暗くなってきて、疲れている体を引きずって赤岳鉱泉まで。

残業になってしまった。(反省…)

赤岳鉱泉で水をもらって夕食を食べて、就寝。

12月1日(日)

二日目は、アイスの予定だったが、発達途中の氷瀑を割ってまで登るのも気がひけるので、ヨーロッパで使用する同時登攀の練習をして、温泉の時間に合わせて下山。

いつもはこの時期にアイス始めだったが、今年は暖冬の影響で氷の発達が遅いようである。

下界では、寒いのは勘弁してほしいが、山に入ると雪や氷が恋しくなってくる。

今年のアイスシーズンは短そうだなっと思いながら下山した。

下山後は、お決まりのラーメン!

登ったカロリー消費を0にしてきました!