山行期間 | 2018/8/12-16 |
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メンバー | WDZ(L), ABE, ASI, DTE |
山行地域 | ヨーロッパアルプス MontBlanc massif |
山行スタイル | 海外登山 氷河 |
8月10日 晴れ
金曜日の仕事を終えて関空に集合→めざすはモンブランの山頂です。
8月11日 晴れ
午後にジュネーブ空港に到着。15時半頃シャモニのスキーステーションに到着。
ここがわが会の定宿らしい。ブレヴァンのリフトのすぐ横で、とってもかわいいレトロなゲストハウスでした。
荷物を置いてすぐ観光協会とガイド協会に情報収集に出かけました。
猛暑によりグーテルートの「グランクロワール」のコンディションが非常に悪く、落石の危険が高まっているという事前情報があったため、ルート変更も視野に入れていました。
観光協会のベルナデッドさんにクロワールの情報を聞いて、クロワールがこの数日ほどの気温低下で通行できそうということ、早朝にクロワールを通過すべきということで、翌朝12日テートルース小屋まで上がり、一泊して13日早朝にグーテ小屋に上がる計画としました。その足でガイド協会へ行き、クロワールの状況を再度聞いて登山届けを提出し、共同装備の買出し。翌朝から山に入るので、レストランで夕食を食べて帰りました。
観光客向けのお店でしたが、ムール・フリットとチーズフォンデュを食べてフランスに来た!という感じがしました。
ムール貝の底なし鍋にバターを入れて、ポテトフライをひたして食べるのが大好きです。
何回もフランス語でdu beurre バターをお願いしましたが、3回目くらいでやっと通じてバターが出てきました。
8月12日 晴れ
シャモニバスでレズッシュまで行って、ベルビューのゴンドラに乗り、モンブラントラムに乗り換えて登山開始です。
スキーステーションの食堂で朝食
テートルース小屋(3,270m)に到着。
ビオナセ氷河の大きさに驚愕。
この日はグーテ側の雪渓で訓練して、ゆっくり高度順応しました。
問題のグランクロワール
午後はガラガラと落石の音がしょっちゅうしていました
8月13日 晴れのち嵐
午後から天気が下り坂の予報。クロワールの状況を考えても、なるべく早く出発したいところ。
ヘッドランプで出発し、核心のトラバースにとりかかるころ夜が明けてきました。
フィックスのワイヤーが下のほうにずれて使えなかったので、こわごわフリーで渡る。ここが全ルート中一番こわかったです。
あとは剱岳の別山尾根のような感じの岩場の登りです。
今回はクロワールの状況を考えてテートルースに一泊したので楽ちん。
2~3時間でグーテ小屋(3,835m)に到着。
翌日も天気が悪い予報なので、誰もきていなくて貸しきり状態のグーテ小屋
外は吹雪いてきました。朝からトランプをして夕食(18時半)までねばりました。寝てはいけない。
さて、翌14日はアタック候補日1日目。午前中まで吹雪くが、午後回復する可能性がある。
夕食後小屋のご主人に天候の最終確認。やっぱり良くない。でも2日しかないチャンスの一日なので行ってみようと思うというと、「もちろん良いと思う」と言ってくれました。カタコトのフランス語に親切に応じてくださいました。
8月14日 風雪
真っ暗な中をグーテドーム目指して出発。
ポワントベイユーの岩を左にみてセラックを右に越えて行くルートを取りたいが、広い氷河の中でクレバスに注意しながらルートを探すのはかなり難しい。
ABEさんとWDZさんで先導してもらい、セラックを左に避けるルートでドームのピーク左に達しました。
二人ともすごいです。ここから広大なグーテのコルに降りると、上にバロの避難小屋が見えるはずですが、視界が全く効きません。ここを今日のピークとし、引き返しました。
小屋に戻ると、単独で出発したフランス人の若者も引き返していました
この日の登頂者は全ルートで7名だったそうです。
翌日はいよいよ最終チャンス。天気予報は晴れ!!です。
翌日の晴天を狙ってどんどん人が小屋に上がってきて、イメージどおり大盛況のグーテ小屋に様変わりしました。
8月15日 晴れ
小屋の朝ごはんは2時、準備をして3時出発です。
作戦はゆっくりのぼって休憩しない。
バロの避難小屋で夜が明けました。
スラムと化したバロ
影モンブラン
ボス稜を登って行きます。
ここからです。
長い長い稜線です
快適な新雪の稜線
風が強くて寒い!!
やっと着いたあ~~
9時45分 全員無事に登頂できました。モンブラン(4,810m)
ヨーロッパアルプスの景色はマニフィークです
みんな無事下山。
8月16日 晴れのち曇り
グーテ小屋の店主さんが親切で、3泊目も同じベッドを確保してくれて早朝下山の手筈。
ところが登頂時から体調不良だったメンバー一名が翌朝、高度障害が重くなったためグーテ小屋から病院へヘリ搬送されることになりました。
登攀中に救助要請することにならなかったのは幸いでしたが、
高度順応に対してはかなりシビアな自己管理が要求されるということを実感しました。
残りの三人も、早々に名残惜しいグーテを出発。
下りのクロワールはやはり少し落石が見えましたが、例のトラバースは通行者が増えたた通りやすくなっていて、走って通過しました。
名残惜しいアルプスの風景
帰りのトラムは満員でしたが、小屋で仲良くなったガイドのロロさんがガイド用の予約チケットを譲ってくれて、すぐ乗ることができました。
そしてスキーステーションまで車で送ってもらいました。
ガイドお願いしてないのに、みなさんに本当に親切にしていただき、有難かったです。
登頂祝いのケーキはもちろんモンブラン
死ぬほど甘いのがいい
最後に、われわれにはものめずらしかった小屋食シリーズです。
前菜チーズ、スープ、メインにパスタかポテトかお米、でかいデザートが必ず出てきます。
これだけの栄養をつけて、ふかふかのベッドで3泊もしたらそりゃ登頂できるだろという感じです。
でも、4800mとはいえ高度は絶対に侮れません。
山岳会に入るとき入会シートの目標に書いたモンブランでした。
一緒にトレーニングを行ってくれたメンバー、クレバスレスキューやルートの指導をしていただいた先輩、会の皆さまのおかげです。
御殿場ルートでの20kgの歩荷は、今までいちばんめげてしまいました。
トレーニングでは十分な負荷を、本番では細心の管理を。
DTE記
山行期間 | 8/11-8/14 |
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メンバー | SGY、NGS、TKD、SOT、BAN、KIS、YSZ、TRD、HJS |
山行地域 | 剣岳 |
山行スタイル | アルパインクライミング |
8/10 深夜22:00の室堂、天候は雨、頭が痛くてたまらない。
そんな状況でやっていることはチケットの列に並ぶ事である。朝の5時くらいまではこのまま居続けなければならない。寝れるようにマットも敷いてある。問題ない。
新しい職場の上司にこの事を話すと驚きが隠せない顔をしていた。夜を徹して車でここまで来る他のメンバーからしたら楽な方なのになぁ…と独白。
2018年夏合宿、場所は通いなれた劔岳である。先日大阪から転居した自分も声をかけて頂けるだけありがたい話である。現地に近い別動隊である自分は率先してチケット売り場に並んでる。初日の行動時間に影響するので基本的に始発をキープである。それにしても頭が痛い。吐き気もしてくる。起きてても仕方ないので強引に寝る。
8/11 深夜3:00 大阪からのメンバーが到着先日の小川山で顔を合わせたおなじみのメンバーに挨拶 出発時間を決めてお互い少しでも体を休める。さすがに完徹では体の負担が大きい。
5:00 チケット売り場で無事切符を購入する。人心地である。マットと荷物を回収して人の邪魔にならない所へ移動する。他のメンバーは寝ているだろう。邪魔するのも悪いかと思いその場で荷物整理をする。途中で我慢できずにトイレで吐く。なかなかの体調不良だ。いつも通りなら時間が解決してくれるはずなので我慢する。
6:20 少し遅れ気味になったが無事室堂を出発、途中で薬をもらって飲む。メンバーに医療関係者が多いのはありがたい。
11:10 これもいつもの剣沢に到着。ここから進めるかどうかである。事前情報ではこの先の長次郎の状態が悪い。左又は無理、右又も要注意らしい、事前に教えてもらっていたガイドのブログには「死のにおいがする」なんて物騒な単語が書いてあった。メンバーの体調も(自分以外)問題ないようなのでそのまま予定通り熊ノ岩を目指す。
12:25 長次郎谷出会いから雪渓をつめる。ここらあたりから致命的にメンバーから遅れ始める。まずいとは思うのだが体が動かない。途中の岩場で休憩しつつ、自前の薬の追加。
現状の症状はシャリバテに近いと思われる。吐き気のせいであまり行動食を取っていなかったかもしれない。頭痛が落ち着いてきてから水と食べ物を体にいれる。なんとかなりそうだ。熊の岩が見えてきたあたりでSGYリーダーが様子を見に来て下さる。申し訳ございません、この体調不良は「二日酔い」です。今晩から山にはいるというのに新しい職場で進められた日本酒を断れなかったせいなんです。一緒にいったメンバーの方も申し訳ないです。熊ノ岩についてから上部の左又、右又の偵察。やはり左の方が状態が悪い。年々雪が少なくなってきているように思う。どちらも半分地肌がでていた。やはりいくなら右かという話で今回はまとまり就寝。昨晩から皆まともに寝れてないのですぐに意識を手放す。
8/12 本日も少々天候霧がかかってはいるが活動できると判断3PTに分かれて六峰フェイスの登攀である。メンバーと相談して最初はベーシックな「Cフェイス剣稜会ルート」
上部のリッジの高度感以外はなんて事の無いルート、自分も経験しているルートだけに安定してリードできた。最後のピッチだけ少しロープが足りなかったので後輩の二人にリードしてもらう。自分もよく初めてのピークを先輩に譲って頂いた記憶が思い出される。少し感慨深くなる。Cフェイス下降路も慣れたものでいつもの懸垂下降位置まで移動。前回来た時より立派な支点になっていた。安心して使う。続いて「Aフェイス魚津高ルート」先ほどの剣陵会ルートより難しく、途中でA1ルートに分岐する為、ルートファインディングも難しい。これを後輩のメンバー二人でリードしてくれた。感無量の気持ちになる。今後も頑張ってくれるだろう。
帰り道は最悪捨てシュリンゲの同路懸垂下降を考えていたが、踏み跡らしきものを探すとハイマツの根元に捨て縄を発見さらに進んで藪の中でもう一つ発見。こういう勘が働くようになってきた自分に少し驚きの気分がでてくる。
少し遅めの17:00くらいに熊ノ岩に帰還。ここで明日の行動予定を会議する。予定では八峰上部に行くのだが、天候が悪い。下降路予定の長次郎の状態も悪い。おそらく登れはするが下るのに手間がかかるだろう時間的に厳しい。最終的に全PTメンバーの意見を統合すると「ピークが踏みたい」という思いが強かった。よくよく考えると春、夏含め複数回撤退したメンバーが多いのだ。当然だろう。安全面、ピークを踏むのを優先して八峰をあきらめて長次郎右又を越えて早月尾根に抜けるルートとなる。
8/13 6:05 熊ノ岩出発。天候は雨、昨晩は雷すら鳴ってた。少しでも弱まってくれて助かる。先頭はNGSリーダーがルートを探してくれている。雪渓を踏むのを最低限にして極力地肌がでている場所を抜けているようだ。勉強になる。比較的危なげなく北方稜線上まででる。NGSさんのルーファイの賜物だろう。「死のにおい」はしなかった。雨に濡れている事もあり、北方稜線上で2回ほどロープを出す。そして10:40剣岳ピークを踏む。涙を流してるメンバーも複数人いる。こちらももらい泣きしそうだ。名残惜しいが、天候はあまり良くない。早めに下山を目指して下降を始める。途中で半袖短パンにコンビニのビニールカッパで頂上にきている若者たちとすれ違う。若さってすごいなぁ…。マネできそうにない。(そう思っていたが彼らもセルフビレイ用の安環ビナとシュリンゲを持っていた。)
14:10 早月小屋到着。天候は晴れてきていたが皆の体力を考慮し宿泊する。天候がわるかった影響でヘリが飛ばず水がかなり制限されていた。今後来るときも注意しておきたい。
8/14 後は下るだけ9:30に馬場島着。
今回はメンバー達のレベルアップが見れてうれしかった。今後の山岳会も安泰だと勝手に安心していた。
あ、そういえば天候悪かったのにライチョウいなかったな、残念。
TKD
〈行動記録〉
8/11(土)室堂7:45→雷鳥平8:25→別山乗越10:25→剱沢11:10→長次郎谷出合12:25→熊ノ岩15:00
8/12(日)八ッ峰六峰Cフェース・剣稜会ルート、Aフェース魚津高ルート
8/13(月)熊ノ岩6:05→池ノ谷乗越7:50→長次郎のコル10:10→剱岳10:40→早月小屋14:10
8/14(火)早月小屋5:55→馬場島9:30
山行期間 | 8/5 |
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メンバー | MUR、NGC |
山行地域 | 御在所岳 |
山行スタイル | アルパインクライミング |
今回は、夏合宿に向けての最終トレーニングでもあり、夏合宿を実行するための条件でもある、御在所中尾根にMURさんと登ってきました。前尾根とはうって異なり、中尾根は傾斜がきつく、信頼できるピンの本数も少ない為にナチュラルプロテクションをとり、一部岩が崩壊しているのでアブミを使用して登る必要があります。またグレードも、Ⅳ~Ⅴ+と自分が経験したことのないものです。私と先輩の心は一つで、「絶対すべて登り切って、合宿行くぞ!」でした。
取り付きをみつけるまでに少々時間がかかりましたが、何とか到着。隣の前尾根には同じ会のメンバーがおり、合図を出し合ってお互いを応援しあいました。
P4はグレードⅤ。ナチュプロとチムニーです(中尾根はチムニーばっかりでした)。先輩のクライミングがサクサクすぎて、自分がいざ登るときになると「うわ、ようこんなんリードでいきはったなぁ」とばっかり思っていました。汗で掌が滑ってしまい、十分にグリップを効かせることが出来ないときがありました。手がねっちょになる方はチョークバック、必要かもしれません。1ピッチ目はチョックストーンをくぐっておしまいです(そういうのは得意です)。
P3はまたしてもグレードⅤ。ナチュプロとチムニーです。すでに心が折れてますけど先輩は気丈にすいすい登られます。いつか自分がこんなところリードできる日は来るのかなぁ(10年後かなぁ)。景色が私を励まし続けてくれます。
P2、グレードⅣ、いよいよアブミ。前回練習した通りうまく浮上できるのか?あと荷物が邪魔になるということで、私と荷物を同時引き上げして下さることに。A0してもそんなすいすい登れへんて、と思うくらい先輩の足取りはなんとも軽やか。自分が登る番では、アブミは何とかなったもののピンが少なくて振られそうなところでのトラバースがあまりにも怖い。荷物と同時引き上げなのでロープが緩んだ時が怖くて心折れてました。なんとか先輩のもとにたどり着き、先輩と3分の1で荷物の引き上げ。覚えてないので復習が必要。
最後のP1、ついにきたグレードⅤ+(意味が分からない)。先輩の表情に緊張があり、ビレイする私も今まで以上に緊張します。ザックを持ったまま登って行かれたのですが、核心部でザックが邪魔になり登れなくなりました(そこでデポ)。そこからは空荷で岩に思いっきり背中をつっぱって登られます。そして終了点にたどりつかれたとき、「やったぞー」と喜びの声が。こちらまでうれしくなりました。次は自分の番と、最初からザックを背負わずにのぼります。今回の山行でチムニーとレイバックがめちゃくちゃ鍛えられた気がします。核心部もレイバックでクリアし、最後のガバをつかみ取るまでいろんな体制になり手を思いっきり伸ばし(神の助けである引き上げもあり)、やっと終了点に立つことが出来ました。「やったー」としかこんな時言葉として出てこないんですよね。先輩にここまで連れてきてくれたお礼を言いました。目の前の景色を目に焼き付け、そこそこでおります。名残惜しいけど、又いつか来ますと心に誓って。
下山は懸垂であっという間でした。全身疲れ、もうくたくたでした。
今夜からいよいよ本チャンの「瑞牆山 トムソーヤの冒険ルート」です。今回の山行で得た知識、経験を活かし、安全に楽しんでこようと思います.
山行期間 | 20180714-16 |
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メンバー | SKD,TGA,NGC |
山行地域 | 立山、剱 |
山行スタイル | アルパインクライミング |
7月14日、ついにこの日がやってきた。今回私たちが行くのは、Cフェイスからとりつき八ツ峰上半部を歩き、剣岳本峰に登頂後別山尾根を下山するという、自分が経験したことがない超超ロングルート×はじめての本チャンアルパインだ。ルートを完遂して私の目標、達成することができるだろうか?いつもとは違う緊張感があった。
室堂~まずは剣御前小屋を目指す。夏の立山はというと当たり前だが春来たときとは全く景色が違う。こんなところに池が…こんなところにこんな道が、雪のついていないけど別の美しさがあって、見るものすべて新鮮だった。私は多分下りの方が得意であるので、下りは楽々と降りることができたのだが、雷鳥沢からの登りでは暑さとザックの重さに負けてしまい、T先輩にフライを持つわと言われてしまった(自分にも負けた)。このフライと私のザイルはこの山行中何度も行き交うことになりました(T先輩すみません)
剣沢~熊の岩のBV地に向けて、長次郎谷をひたすら登る。目の前に熊の岩が見えているのになかなか着かず、心が折れる。先輩方は自分以上に重い荷物を持ってくださってるのに足取り軽く、凄いなぁと。自分もいつかあんな風に歩ける日は来るのかな。熊の岩に着くと、先輩方がテントを張ってくださっていた。申し訳ない気持ちで既に一杯だった。
翌朝3時半、ラッパの目覚まし音に起こされ、5時に登攀開始となる。リードをT先輩が、ビレイを私が行う。最初のスタートは、雪渓があったためルートから少し外れた感じになったが、着々と進んでいくT先輩があまりにも格好いい。そして追いたてられるように、私もセカンドとして登っていく。後続パーティーが続々と同じルートを登ってくるので、急かされ焦る。Cフェイスの終了点に8時頃に立ち、はいポーズ。今度来るときはここでリードができるようになりたいなと思いながらその場をすぐに立ち去った。
八ツ峰の頭、本峰までの景色は覚えているが、その間は常に誰かに追われてる状態で心が落ち着くまもありまもなかった。先輩は『焦らず急げ』となんども声をかけてくださったが、余計に焦ってしまう。焦ってもどうもならないことは理解しているが、自分ではうまくいかずヤキモキした。今後もこのフレーズは自分の山行のテーマになりそうだ。
本峰までの道のりがあまりにも長くて、険しくて、心も体も疲れ果ててしまった。そんな私を見守ってくださる先輩がたの心遣いが暖かくてとても励みになった。本峰直前に、S先輩が『疲れた。先に行って』と座り込まれ、私が先に行くとそこがもう本峰だった。先輩の粋なはからいと、今までの辛さ、怖さほか色んな気持ちがどっとあふれでて、泣いてしまった。
本峰からの下山もひたすら長くて歩きづらい別山尾根だった。これが一般道?、まじかと何度も思った。日が沈んできた。雷鳥沢に戻ることが出来なかった。フラフラしながら剣沢のテンバに到着、生きて帰ってこれて良かった…大袈裟かもしれないけどそう思った。晩飯は疲れすぎて食べるがおこらなかった。
翌日、下山。剣 立山の素晴らしい景色を見ながら、また来るよと心にちかった。
約三日間にわたって先輩がたには沢山のことを教えてもらった。感謝と申し訳なさで一杯である。今後の山行に今回の山行をいかせるように精進したい。そして、剣は私に『試練と憧れ』をくれた。今度は連れてもらうのではなく、私が誰かをつれていけるようになりたい。
山行期間 | 7/21~22 |
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メンバー | HND・SGY・NGS・UZ・DT・SOT・KS・・TRD・FJSW・YMKW・KWI |
山行スタイル | マルチピッチフリークライミング |
猛暑の中、御在所山籐内壁前尾根にクライミングに行って来ました。
総勢12名の4パーティ編成。今回は北岳バットレストレーニングの仕上げでもあります。
私は昨年の春にT先輩に連れて行ってもらった以来であの時と今日の自分がどう成長したのか楽しみで一番に取り付きたくアプローチを足早に進みました。
途中、道を間違えかけましたが、何とか約1時間ちょっとで駐車場から取り付きに到着。
5:00 一番乗りに着いたパーティから準備を進め、5:25SGYパーティ(SOT・KS)がトップで行きます。
「今日は最初から最後まで2人で登って貰います」というSGYさんの言葉。「どっちがリードする?」まだリード経験の浅い私、ここはSOTさんにお願いします。
私は緊張から手汗が半端なくて液体チョークの効果は無し。案の定手が滑ってテンション。初っ端から気持ちにひびが・・。
その後は難なく登れましたが、ここでは早く切りすぎてしまい1Pのところを2Pで終了。SGYさんから色々指導を受けてコンテでP6に向かいます。
P6・リッジルート SOT→KS。
P5ノーマルルート KS。難しくはなかったのですが、ピンが少ないため練習も兼ねてカムを幾つか使う。
P4凹角ルート SOT→KS。 カムを使うのが楽しい。
P3 KS→SOT。
1P確保後、他のパーティが私たちの横を抜いていき、2P目確保する姿を目視。リードのSOTさんは彼らのいる2Pを通過したようでロープが出て行きます。「ロープ半分!」の声までは届いてましたが、どんどん出て行き「あと5M!」の声が届いたかは不明。
終了点に着いたであろうトップからビレイ解除の声が聞こえない。こちらからの張り上げる声も届かない。ロープを3度強く引っ張ってみるが反応は返ってこない。こういう時に何か決まった合図が出来ればいいのにとぼやいたら、進んだ時のリスクをSGYさんに教えて頂きます。行くタイミングを図っているとSGYさんがセカンドで行ってくれました。
実際、登ってみるとロープの張り具合で相手がビレイしてくれていると分かりました。SOTさんはホイッスルも鳴らしたそうですが、こちらには全然聞こえませんでした。これが初めての岩だとさらに判断が難しいのでしょう。とてもいい経験になりました。
10:00ヤグラ着。 私は初めてのヤグラです。ここはSGYさんにリードをお願いしました。日差しもさらに強くなってきて夏空絶景の中、ヤグラに到着!ようやくこの景色が見れました。すぐ下にはリード中のUZさん、P4~P3あたりにいる後続のメンバーの姿もよく見えました。ここからは懸垂下降して集合場所である藤内小屋まで先に下山です(13:30着)。
1時間後には全パーティが集合、無事終了となりました。
各パーティいろいろあったと思いますが、あの猛暑の中、皆様大変お疲れ様でした。
セカンドビレイやその他のロープワークは実践回数をこなすほどロープの流れ方や作業のスムーズさも見えてきて、今まで先輩方が教えてくれていたことの数々がようやく繋がってきた感じがしてとても充実したクライミングでした。CLのHNDさん、SLのSGYさん、NGSさん、UZさん、DTさん、本当にありがとうございました。
ロープウエイ乗り場付近で仮眠 3:00起床―3:30出発
駐車場(3:50)…藤内小屋(4:20)…取り付き(5:00)…P7スタート(5:25)…第1パーティヤグラ着(10;00)…藤内小屋(13:30)全員集合(14:30)…帰阪
(KS記)
山行期間 | H30.7.12~H30.7.24 |
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メンバー | KKD(CL)・UET |
山行地域 | フランス・モンブラン |
山行スタイル | ピークハント |
モンブランに向けて出発 7/17日(TUE)
今日は、ロープウェイを2本乗り継ぎコスミック小屋まで
エギュイ・ドュ・ミディで装具を装着
ロープは出口
稜線を下りコスミック小屋へ
夜明け前に出発(AM2:30)
難所の順番待ち(モンブラン・ドゥ・タキュール)
モンモディ
モンブラン
夜明け
バロ避難小屋
モンブラン
グーテ小屋からの下り
テートルース小屋
ニー・ディグルからグーテを見上げる。
ここから、登山電車・ゴンドラに乗り継ぎシャモニーへ
【その他】
クライミングワールドカップ開催中(左・中央)
村のお祭り(右)
W-CUPフランス優勝で町は大騒ぎ(左)
イタリア側に散策(アオスタ)(中)
毎週土曜日は、朝市(右)
メール・ドウ・グラス氷河(左)
アパート(キッチン・ベッドルーム・シャワーブース付)
夕食
パラグライダー
山行期間 | 2018年7月21日(夜)~22日 |
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メンバー | OSM、OKD |
山行地域 | 南紀 |
山行スタイル | 沢登り |
昨年に続き、南紀の静閑瀞に行ってきました。とにかく暑い日が続いていたため、泳ぎ中心の沢にすることにしました。終了点の神社に車おおいて、入渓点の滝本の集落まで歩いて行きました。朝6時に出発しましたが、とにかく暑かった。
後半に泳ぎが続くため、前半は水にあまり入らないようにしましたが、時々浸からないとたまらないぐらい暑かった。
昨年はものすごくぬめっていると思ったのですが、今年はそうでもなかったです。フェルトでそれほど滑るとは思わなかった。アユ釣りをしている方が数人いたので、注意しました。いよいよ、後半の泳ぎです。
終了点に到着。ワーヤーに流木が引っかかっている。増水するとここまで水が上がるのだろうか?
6:00出発→7:50入渓地点→8:45 1つ目の橋→8:50 2つ目の橋→9:54 2つ目の中州→10:10左岸枝沢→12:04終了
山行期間 | 2018年6月1日(夜)~3日 |
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メンバー | M・Bチーム 計30名 |
山行地域 | 富山 国立登山研究所 |
山行スタイル | 遭難対策訓練 |
6月2,3日の2日間、富山県にある国立登山研究所で夏の遭難対策訓練がありました。岩場でのセルフレスキューを身につけることを目的として、7班に分かれて訓練を行いました。
1日目は外のロッククライミング施設にて、まず一般的な懸垂下降とムンターによる懸垂下降、また懸垂下降中のロープの結び目通過を練習しました。その後介助懸垂、カウンターラッペルなどケガ人を降ろす懸垂下降を練習しました。ケガ人を降ろす際は、救助者から出ているシュリンゲとケガ人から出ているシュリンゲの長さの調節具合によって降ろしやすさが全く異なるなど、様々に工夫が必要でした。
その後、私の班はフィックスロープ登高を練習しました。
最後は全員で斜張りを練習しました。どんな状況の時に用いるのか、また下部のロープ設定はどんなところに注意すれば良いのかなど、ちょっと私にはイメージしにくく難しかったのですが、特に沢で有効な新しい救助方法を経験することができ、良かったです。
17時には訓練を終了してお風呂に入り、18時より夕食をいただきました。その後、遭難時の救助者側の対応や予備日の設定等について、座学を行いました。今年になって複数件事故を経験しているため、その経験から新たに気づくことや考えられることは多いですが、特に予備日の設定については考え方の統一が難しいなと感じました。
2日目は、体育館にてケーススタディ(3人パーティで登攀中、トップが落ちた場合の救助について)を班ごとに行いました。実際にこの場面に遭遇した際、本当にケガ人のところまでフィックスロープ登高できるかなあ… 1本のロープのみにケガ人と救助者の荷重がかかるのは怖いなあ… など考えること、感じることが様々にありました。私の班では、残りの時間で1/3引き上げ、1/5引き上げも練習し、昼頃には訓練を終了して、その後解散となりました。
今回、経験豊富なOBの方にも参加いただき、貴重なアドバイスをたくさんいただくことができました。
去年参加した際は手順の理解で精一杯でしたが、今年はどんな状況でこれを使用するのか、その際困りそうなこと、危険なことは何かなど、クライミングを少し経験したこともあってか、実際をイメージしながら練習に取り組むことができたように思います。普段使わないロープワークも多々あり、久しぶりに思い出すことが多かったです。
また去年は行わなかった練習も多々含まれており、いかに様々な救助方法があるか、ということも感じました。
いつも自己脱出を練習する度に、忘れてしまってるなあと思いますが、思い出すまでの時間は早くなってるように思うため、積み重ね、繰り返しがやっぱり大切だなと思いました。
とても有意義な訓練でした。お世話になった皆さま、ありがとうございました。
山行期間 | 5月27日 |
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メンバー | M・B合同合計26名 |
山行地域 | 百丈岩 |
山行スタイル | 夏の遭難対策訓練 |
夏の遭難対策訓練として、百丈岩で第一弾が実施されました。
今年も、次週に実施される遭難対策訓練の基礎訓練として、「自己脱出」「背負い搬送」を復習しました。
またヤグラを使用した、確保訓練も行いました。
これは大阪労山のN様にお越しいただき、支点にかかる衝撃力を測定する装置を使用させていただきました。
これによって、スタティックビレイ、ダイナミックビレイの違いを体感することができ、大いに参考になりました。
今後の訓練に活かしていきたいですね。
自己脱出の練習をします。
毎年やっているが、手順が複雑でまだ自信がないメンバーも多かった。
何故このような手順になるのか、理解することが必要です。
中堅のメンバーが中心となって、初心者の指導に当たります。
普段から練習して習得しておくことが大事です。
次は確保訓練。Nさんに指導いただき、準備していきます。
今回は75kgの重り。ロープは約10メートル出して、落下係数は0.4です。
かなりの衝撃なので、確保者は緊張します。
セルフビレイをとっていないと、女性は吹っ飛ばされます。
支点にかかる衝撃は、スタティックビレイでは7~8kN、ダイナミックビレイで4~5kNになりました。
背負い搬送。ザックと雨具で準備中。
岩登りは少人数で行くことが多いので、背負い搬送ができないといけません。
女性も頑張りました。
お疲れ様でした。来週の遭対につなげていきましょう。
山行期間 | 2018年5月12日(夜)~2018年5月13日 |
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メンバー | OSM,OKD,TCH |
山行地域 | 奥飛騨_下多古川 |
山行スタイル | 沢登り |
5/13日の下多古川の沢登りです
前回登った沢上谷と違いゴツゴツした岩が多く登って楽しい沢でした
中の滝-滝の中腹に大きな割れ目がありギリギリまで入れるらしい。今回は寒いのでパス
琵琶滝
遠くに見える涸沢ヒュッテ
さあ行こうかい
遠くに富士山が見えてます
登っても登っても小屋は近づかない
5/20朝焼けの奥穂高。
さあいよいよ滝谷クラックへ向け出発
まずは取付き部になるB沢入り口までキレット方向へ雪渓を150m程下降
雪渓をバックステップで下っていきます
前日の登りの疲れが効いてきます
B沢下降部到着
風が吹けば
あちこちでカラカラ~
時折ガラガラ~
バックオーライ
恐々
ガレガレ~
雪渓越えて
最終ピッチ登れば北穂高小屋の真裏に到着
無事ゴール。
お槍さんをバックにイェイ
で、そうなんです
山は登ったら下るんです
長~い下り
山行期間 | 2018年5月11日(夜)~12日 |
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メンバー | OSM,OKD,TTH |
山行地域 | 奥飛騨 |
山行スタイル | 沢登り |
今年度のBチームの沢登りの偵察を兼ねて、奥飛騨の沢上谷に行ってきました。いい沢でした。私たちが入渓する前に、釣りの方が入っていたため、沢からルートを外れることが多く、特に蓑谷大滝は滝つぼに近づかないでほしいと言われたため、下から見れなかったのは残念でした。
入渓してすぐ。水が刺すように冷たい。
五郎七郎滝への分岐。10mの滝、右岸にロープがありそこから登る。
五郎七郎滝。
本流に戻ってから、次は岩洞滝を目指した。
岩洞滝。滝の裏にまわれます。
本流に戻って、次は蓑谷大滝。巻きの下降点にはロープがあります。
5mと10mの滝がある二俣。ロープが垂れており、そこを登りますが、結構滑ります。
これを突破したら、あとは癒し系のナメです。
7:30出発→7:45 五郎七郎滝への分岐→7:56 五郎七郎滝(引き返す)→8:15本流に戻る→8:41 岩洞滝への分岐→8:52 岩洞滝→9:22本流に戻る→9:47蓑谷大滝→10:26 蓑谷大滝の上(左岸を大きく巻く)→10:30 二俣(右俣)→11:00林道(橋あり)→12:22駐車地
山行期間 | 2018年5月1日 |
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メンバー | HSO,外1名 |
山行地域 | CanyonLands National Park(USA) |
山行スタイル | キャニオニング |
映画127時間でみた憧れの地キャニオンランズ国立公園へ
拠点はMOABという町。アウトドアマンには最高の町!
キャンプ場のロケーションがやばい!
今回は未知の世界だったので高いお金を払ってガイドを雇う
天候不良で残念ながら映画の場所 ”Blue John Canyon”にはいけなかったが、
代わりのルートとして、Browny Canyon 右ルートで上り左ルートで下る
キャニオン入口には車をとめられる
入口からツッパリ棒で登っていく
「バックパック、服はきょう一日でごみ箱いきだぜ」
尺取虫登攀もだんだんなれてきた
ここキャニオンランズ国立公園ではピンの打ち込みは一切禁止されており、
ナチュラルプロテクションのみである。
そのため、小さい詰まった石にスリングを巻きつけてアンカーをとる
上り右股全景 この細い凹がルート
一本目上り終了。天候はいまいち。
雨が降ると15分でスロットは満水、死亡である。
下りもスロットで挟まれながら下る。
気持ちい~~懸垂下降
支点はもちろんおちてるでかい石だけ(しかもちょっとうごく)
下りのキャニオンの入口と全景
下りのほうが危険なため2度ほど確保しながら下りていく。
挟まれながら滑り台のように落ちていく
エレベーターゴーイングダウン~
一本目のキャニオンが終了し、すぐ隣の LApped Corn Canyonへ
移動し、キャニオン入口で休憩
こっちのルートはより危険だけとやばいぜ!
小銃弾、ショットガン弾がおちている。。。危険すぎやろ!
いままでの歩きはごみ箱や!ごみ箱!こっからが最高の場所!
いよいよスロットも最強の狭さに
ビール腹のガイドつっかえてちょっとおそい
登攀にもなれ最高のクライミング
核心部分をぬけいったんスロットを抜ける
天気が悪くなってきたので、往路を下山(ガイドはお腹がつっかえて遅い)
スロットを抜けた瞬間スコールがきた。危なかった~~
ということで、超超おすすめのキャニオンランズ国立公園スロットキャニオンでした!
ルートトポがあれば個人でも行けそうです。
山行期間 | 4月27日 |
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メンバー | HSO、外1名 |
山行地域 | Yosemite National Park |
山行スタイル | ハイキング |
GWはアメリカ国立公園巡りへ行ってきました。
備忘録を残しますので、計画する際の計画になればと思います。
4月27日
関西国際空港を16時ごろ出発し、過去にさかのぼること当日朝10時にサンフランシスコ国際空港に到着。
入国審査を済ませて「dollerレンタカー」にて車をピックアップ。日本代理店で予約するとより割引が効いて大型SUVのレンタルは一番安く、保障もしっかりつけれておすすめだ。カウンターでアメリカらしい適当なやり取りを済ませ、飛行機到着から2時間半ほどで車をゲットできた。
その後空港すぐ近くにある「san bruno town center」というショッピングセンターにて食料と現地携帯SIM($47)を入手。Tモバイルと、AT&Tがあるが自分たちはTモバイルを入手。電波的にはAT&Tがよさそう。値段は同じくらい。これで車のナビもまかなえた。
街中はすごい渋滞でうごかない
1ピッチ目はサンフランシスコ市街を通る大渋滞のI80を通りダブリンという町にあるアウトドアショップREIにて休憩。
現地メーカーは安く買えると思ったがそれほど安くないし、あまり見慣れないメーカーも多かった。それほど行く価値はないかも?
日本にはない景色にいちいち感動のドライブ
2ピッチ目はマリポセという玄関口で交代し、山道を通って予約していた”Yosemite big tree lodge”という南の玄関口で泊まる。グーグルマップでは5時間もないと思っていたがやはり初日の移動は買い出し等々時間がかかり10時過ぎの到着となってしまった。ここは100年以上も歴史のあるロッジで雰囲気も良くかなりオススメ!
どの国立公園も公園内の宿、キャンプ場は予約でいっぱいで、行くとするならば3ヶ月以上前からWEBで予約が必須である。多額のお金を積めば解決はできるようだが。。。
公園内の渋滞を回避する為朝5時に宿を出発。公園のグネグネ道を通りビジターセンター前の駐車場に車を停め、ビジターセンターで情報収集。
結局9時からだったのであまり早出の意味はなかったかも。キャンプ4のキャンプ場は朝9時から抽選(今日は連泊者が多く抽選すらなし)がある。センターによるとマジェスティックヨセミテホテルの前のキャンプ場は、バックパックを持って歩かないといけないからもしかしたら取れるかも?とのことだったが予約は10時からとのこと。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ひとしきり概要もつかんだところで巡回バスに乗りハーフドームビレッジへ。今回はミストトレイルを登ってジョンミュアトレイルで下る計画だ。道も多くはコンクリートで整備されてトレイルというよりは散歩歩道といった感じ。アメリカ人はでかくてバーっと一気に歩くがすぐバテて休憩。で抜かしてまた抜き返される。ペース配分とかできんのかな??
最初は日本とは景観の全く違った景色とナッツばっかり食べる外人を眺めながらしばらく行くと、いよいよバーナル滝が轟音をあげる!迫力半端なし!ちょっとマイナスイオンと思っていたらあれよあれよと体はびしょびしょ。道は水たまりだらけだ。雨具は必須!
ここを抜けるとすぐに滝の上にある休憩テラスにでる。
外人、すぐ脱ぎ、すぐ寝転がる。しばし休憩しネバダ滝へ向かう
しかし、すぐ飽きてきた(疲れた)ので滝をみたところで下山開始。
ロングトレイルで有名なジョンミュアトレイルを下ってヨセミテ渓谷内を歩いてビジターセンターまで帰る。
ハーフドームビレッジのキャンバステント(汚い)
ビジターセンターはギア類も売っていて楽しい。
人気のマジェスティックヨセミテホテル
中に入るのは自由だ。
下山後足を進め、地球の歩き方にあるフレズノで泊まろうとしたが治安が悪そうな町だったのでパス。あまりお勧めできない。
キャンプ場等はネット予約ができるので予定される方は3か月以上前から必死になってとったほうがいいだろう。
当日枠もあるが、連泊客が占有してるので希望は少なそう。
やつらは巨大トレーラーで連泊しよる
*ガソリン給油について
外国人のクレカはスタンドのマシンで使えない場所が多く、いったんマシーンに駐車しレジにお金を払うシステムになっている。
スタンドナンバーと値段を告げお金を払う(クレカ可)
山行期間 | 2018年5月12日 |
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メンバー | TGA |
山行地域 | 鈴鹿 竜ヶ岳 |
山行スタイル | ピークハント |
鈴鹿の竜ヶ岳へ行ってきました。
白い花の咲くツツジの1種シロヤシオで有名な山です。ちょうどシロヤシオが花盛りでした。
宇賀渓キャンプ場を出発して金山尾根を登ります(結構な急登の連続)。樹林帯を抜けるとすぐに満開のシロヤシオの木がありました。
眺めの良い稜線上のあちらこちらにシロヤシオがあります。
広々とした竜ヶ岳頂上からは伊勢湾が遠くに眺められます。天気が良いと琵琶湖も見えるそうですが、今日はちょっと霞んでいてこちらは無理でした。
標識の向こうに琵琶湖があるハズですが...
頂上から振り返ると笹原に花の咲いたシロヤシオの木が散在しており、「羊の放牧」と言われているそうです。
羊の放牧
石榑峠へはシロヤシオの林の中をくぐりながらの下降です。
途中の重ね岩にはハーケンがいくつか打たれていました。どのルートもマア、Ⅲ級でしょうか。
石榑峠からは長尾滝経由の道で下りましたが、ところどころ渡渉があり、道の不明なところがままあるのが難点です。途中、至近距離でシカ2頭を見ました。梅雨時にはこのシカに取りついてヒルがばらまかれるのでしょうね。
ヒルもおらず、シロヤシも咲いていて楽しい山行でした。5月連休明けがお奨めですね。
宇賀渓5:55発ー金山尾根ー竜ヶ岳ー石榑峠ー宇賀渓11:15着