山行期間 | 9/14~17 |
---|---|
メンバー | NGS・UZ・DT・KS・YMKW・MTD |
山行地域 | 南アルプス |
山行スタイル | マルチピッチフリークライミング |
北岳バットレスに臨むべく行ってきました。
天気予報は思わしくなく直前まで悩みましたが、とりあえず行って現地判断することにしました。
15日、8:10 広河原インフォメーションセンター発、大樺沢ルートで二俣へ。
このルートは台風で橋が流されていましたが、直前で復旧。二俣でデポして取り付きへの偵察、その後白根御池小屋で幕営予定としました。
雨は降り続き、雨具の防水もあまり効かず止まっていると汗で冷えます。
二俣に着く頃、メンバーの1人が体調思わしくなく、雨脚も弱らないことから偵察は止めてテント場へ向かうことに。
早い幕営となりましたが、身体は乾かず中々辛いものがあります。
アイロン大会しても時間はたっぷり。明日どうするか・・・。天気予報では曇りとなっているが雨は止むのか・・・怪しいくらい降っていました。
計画書の予定ではAM3時にテン場を出発でしたが、岩が乾くのを待ちたいと出発を6時に変更。することもないので16時食事、17時に就寝、5時起床としました。
16日、明け方まで雨は降り続き、5時起床時では一応雨は止みました。だけど・・これで行けるん・・?諦めムードの中取り付きへ向かう足はちょっと重め。
バットレス沢の入り口は目印の巨岩が分かりやすかったもののそこからの足場が悪い。
悪い上にガスガスで取り付きがどっち方面なのか全く見えない。歩くこと2時間、やっと下部岸壁Bガリー大滝に着く。
先行P(4人)が一組いたが、彼らも濡れた岩を見て様子見の状態でした。私たちが着く前は滝だったという。
どうしようか・・NGSリーダーかなり悩みます。私とM君はマッチ箱を境にリード交代を予定していたので、濡れた岩(特にマッチ箱の垂壁)を登るのは正直怖いなと思いました。
Bガリーをとりあえず登ってみて様子をみるという流れになったので、覚悟を決めて準備を始めたらメンバーからのトラブルが発生。
「岩のコンディションも悪いし敗退しましょう!」とSL。
これにて敗退決定となりました。
先行Pを見送ってからせめてと皆で1P登り、撤収、帰阪と相成りました。
今回、挑戦出来なかったことは残念でしたが、あの天気の状況でも諦めないNGSリーダーの粘りには勉強させてもらいました。
少しでしたがバットレスの岩の感触も触れることが出来、次こそは絶対登る!とリベンジを約束しました。
皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。
KS記