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冬合宿(水晶岳) 19年12月31日

山行期間 2019/12/27(夜)~2019/12/30
メンバー OSM・TCH・UET
山行地域 北アルプス
山行スタイル ピークハント


リーダーは、3度目、自身は2度目、後輩のTCHは今回が初めての
「厳冬季水晶岳」へのチャレンジです。
過去の経験からリーダーが考案したトレーニングを実施し本番に臨みました。

12/28日
県道槍ヶ岳線は冬季通行止めのため葛温泉ゲートからスタート。
葛温泉から七倉ゲート・高瀬ダムへと進む。天気も良く気持ちよく進む。
今日は、2000m辺りまで高度を上げておく予定であったが、この先ルートの積雪状況と睡眠不足・疲れもあり無理せず湯俣温泉泊りとした。

 

 

 

 

 

12/29日
快晴。絶好の登山日和。高度を上げるにつれて積雪は増しツボ足から
膝あたり、踏み抜くと腰辺りと嵩を増す。昨日の遅れを取り戻したい
ところであるが、なかなか難しい
南真砂手前まで行きたいところであったが、今日は湯俣岳のコル辺りでBV。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12/30日
出発前の予想どおり天候が悪化し、夜半から風雪が強まる。昨夜のミーティングで
現状のペースと明日以降の天候から水晶のピークハントは諦め、アタック装備
で南真砂岳のピストンとしテントを出発。
約二時間、深雪と格闘するが進行スピードと天候の悪化状況を勘案し2500m付近
で撤退することに。残念であるが適切な判断と思う。
予定ではアタック後、BVポイントでもう一泊する予定であったが、強風による
トレース消失、湿雪による衣類濡れ等もあり、時間も早いことから下山することとし
今回の冬合宿を終えた。

 

 

 

 

 

本合宿では、計画に基づきリーダー・後輩共に体をつくっていたが、自分はトレーニング不足と体力低下により全く戦力になれずメンバーに迷惑をかける結果となってしまった。
水晶のピークは果てしなく遠く長い道のり。

また、機会があれば…

【行動記録】
2019/12/28
葛温泉7:10→七倉ゲート7:55→9:25高瀬ダム→林道終点10:35
→名無避難小屋11:15→晴嵐荘12:30(取付き偵察)
2019/12/29
晴嵐荘5:40→槍見石展望台6:40→湯俣岳12:10→BVポイント13:30
→南真砂手前稜線までトレース付14:00→BVポイント
2019/12/30
BVポイント6:00→小休止(2300m辺り)→2524m付近(撤退)8:10
→BVポイント8:45→晴嵐荘13:00→葛温泉18:00


爺ヶ岳南尾根の合宿またはラッセル特訓

山行期間 2019年12月28-30
メンバー DTE MSD Sumi
山行地域 後立山 爺ヶ岳
山行スタイル 雪山登山


12月28日 くもり時々晴れ

扇沢行きの冬季ゲートから一番のりで出発。今年は大人数でワイワイ合宿を楽しみにしていたのに、気付けば3人きりだった・・・。さっさみしい。。

登山口までは関電さんの除雪ありで1時間半。

扇沢出合の柏原登山口。後立山の山域もつい先日まで雪が無かったようですが、出発前日の冬型のため滑り込みセーフの新雪でした。

スキー場大変や

2,300mの南尾根JPまでラッセル、17時までかかりました。

平均膝くらいですが、3人はちょっとしんどい。この日は樹林帯も風があって寒かった~。

尾根にのって1,900mくらいから深いところが多くなって、特にJP手前の等高線あと1個か2個が悪夢のように長く、「ジャンクションピーク」の標識の幻影を何度も見ました。。笹の上の新雪はいじめです。

 

全員グロッキーで日没ぎりぎりでテント場に到着。水を作って寝るのが20時半過ぎていた。

天気予報を確認すると、29日は良いが30日が微妙な感じになっていて、31日は超冬型。

ここまでのペースも考えてBCを上げるのは諦めました。

12月29日 晴れ

展望のすばらしいテント場を6時40分に出発。戸隠、頸城、八ヶ岳から富士山も見えます。

森林限界を超えると雪は飛ばされていた。

9時に爺ヶ岳南峰に到着。稜線に出ると初めて見る厳冬期のつるぎ。超かっこいい・・・。

針の木岳への稜線、SUMIさんのBチーム夏合宿でここを歩かれたそうです。冬にも来れてすごい!

  

お昼前にBCに帰ってティータイム。合宿なのにすみません。

SUMIさんもこの日の行動は物足りなかったことでしょう。。

鹿島はまたがんばってください。すみません。。

測ってみるとJPの積雪は1.5mでした。

 

 

後続の5人パーティも鹿島槍を諦めて降りてこられ、福岡から運転してこられたそうです!

日ごろトレースに関してお礼を言うことはよくあっても、言われることはあまりなかった。

5人の男性に「トレースありがとう」と言われるのはちょっと気分が良いアラフォー。

12月30日 雪

5時40分にBCを撤収。登山口まで2時間でした。登りは3倍以上かかったのにあっけないです。

でも今回は自力で南尾根を切り開けて良かったですね。

冬季ゲートまでの車道がつるっつるでこけまくって今回一番こわかったです。

一番不思議だったのは、南尾根に入っていたのは3パーティだったのに、帰ってくると冬季ゲートにたくさんの車が駐車されていたことでした。どこへ行ったのでしょう?スキーですか??

年末の大町はいつもより賑わっていて餃子もカツ丼も満員。

240gレモンバターハンバーグを食べて帰阪しました。

行動記録

28日 6:45 冬季ゲート ~8:15 扇沢出合 ~17:00南尾根JP

29日 6:40 JP~9:00 爺ヶ岳南峰~11:45JP

30日 5:40 BC~7:40扇沢出合~冬季ゲート

 

 


冬の例会:加賀と飛騨の国境の山(野谷荘司山・三方岩岳) 19年12月17日

山行期間 2019年12月13日発~15日
メンバー TYK SKD ABE MSD KNS OSM UET UZU YSZ DTE MRZ TCH KWI SUM KSU DOI DOI TKH
山行地域 野谷荘司山 三方岩岳
山行スタイル 雪山縦走


毎年恒例の12月の冬の例会。
今回は石川県と岐阜県の県境にある野谷荘司山と三方岩岳に行く予定を立てました。
この山は2年前にも同時期に例会で計画されたのですが、その時は大雪でスタートから大ラッセルを強いらて、
途中敗退となった山。
しかし今回は運良く、いい感じの積雪量で、ちょうど良い雪山はじめとすることができました。

朝7時にスタート。樹林帯の中を歩きはじめました。

午前中は天気も良く、青空の中。

お昼頃にはガスってきて、どんどん天気が悪くなってきた。
この日は野谷荘司山へ行くのは辞めにして、三方岩岳へと向かう分岐近くで早々にテントを立てることとしました。
今日はここで終了。14時ころ。

翌日15日㈰、予定では野谷荘司山をピストンし三方岩岳への稜線を歩くつもりであった。
しかしみんなの意見も聞きながら、最終的にはリーダーである私TYKとサブリーダーのSKDさんと協議をして、
三方岩岳へ行くことはせずに、このあと野谷荘司山へ行き、往路を引き返す行程に変更させてもらいました。
18名という大所帯であり、歩きのペースもさまざまであり、当初の予定のコースでは時間がかかるのではないかという結論になりました。

朝7時にテント場を出発し野谷荘司山へ。
山頂からの景色は素晴らしく、遠くの北アルプスまで見ることが出来ました。

昨晩の積雪で、昨日歩いた尾根の自分達のつけたトレースもすっかり消えており、誰の足跡もない真っ白な山を先頭で歩いていた私TYRは大変気持ちよく歩かせていただきました!

下山途中に手頃な場所で各グループに分かれて、雪上訓練をしました。               
昼頃まで雪上訓練を行い、その後下山となりました。

予定のコースではなく、野谷荘司山のピストンとはなりましたが、その分余裕を持った山行や雪上訓練をすることができ、山頂からも良い展望が得られたので、リーダーとしては満足のいく今回の例会でした。


冬山はじめ、立山 19年11月26日

山行期間 2019年11月22日夜~24日
メンバー SGY・ABE・SZK・YSZ・KSI
山行地域 立山
山行スタイル 雪山


冬山準備とクレバスレスキューを練習するため、立山に向かった。当初は唐松岳を予定していたがゴンドラが運行開始しておらず急遽行き先を変更した。
ケーブルは8:40が始発。道中の相談で、雪のコンディション次第だが、立山三山を雄山からラウンドして雷鳥沢に行くには始発に乗りたいという事で7時に起床、行列に加わり8:50の臨時便チケットを入手した。シーズン始まりに沸き立つスキーヤーが多く占める。その中に今は富山に住む元会メンバーが。最近ご結婚されたということで幸せいっぱいのご様子🎶おめでとうございます!

   

 青く晴れ渡った空の下、一ノ越、雄山を目指す。一ノ越まで雪の量も多くなくコンディションも悪くない。メンバーは立山三山ラウンドやる気満々!私も雄山から先は未経験なので行ってみたいが下りに雪が多いと時間がかかるなあ、と思いつつ頂上へ。
神社に荷物を置き空身で山頂に立つ。「すっごくキレイですよ〜!(バックの青空が)」と言われながら記念撮影してもらい、ウキウキでこれから行く稜線を視察しているとヘリがホバリングしたり行ったり来たり。どうやら稜線から滑落があったようだ。

   

気を引き締めて行こう、と再度ルートを間近で偵察する。大汝山への出だしのトレースが夏道となる室堂方面に見当たらず、斜面は凍っている。トラバースに失敗すれば数百メートル一気に落ちてしまう。リーダー、サブリーダーが前爪なら、ロープあれば、など相談するが、メンバーの技術と今回の目的を考慮の上、このまま下り雷鳥沢でレスキュー練習することとした。
雷鳥沢でテント設営後、クレバスレスキューの練習をする。立山連山がロゼワインのようにほわっと色づき周りが写真をとる中、我々はこうかな、ああかな、と一生懸命。寒くてたまらなくなったところで一旦練習は終了。この日はメンバーフル回転で水作りして就寝した。

  

翌日は4:30起床、テント撤収。夜明け前の夜空を見上げると、星が動いている?西から東にかけてほぼ一列に流れる数十個の光。衛星の割には綺麗に並んで流れている。きっとUFOとの結論。はじめて未知と遭遇した。(後に恐らく大量に打ち上げられた人工衛星であろうと結論)
さて、練習はというと、就寝中にリーダーが色々復習していただいてたおかげ(⁈)で、パートナーが滑落した後の確保を3(あらかじめセットしたプルージックの利用、+ムンターミュール、他構築)練習、課題を洗い出した。翌週からのトレーニングで練習しよう!と意気込み新たに今回のプレ冬山を終えた。

(注)雷鳥沢のテント場は閉鎖中。携帯トイレが必要です。室堂で1つ300円で売っています。

11/23  室堂10:30→一ノ越11:45→雄山12:50→一ノ越14:05→雷鳥沢15:35,クレバスレスキュー16:0017:00
11/24  クレバスレスキュー6:008:00,雷鳥沢8:10→室堂9:05

SZK記


爺ヶ岳東尾根の偵察または藪漕ぎ特訓 19年11月17日

山行期間 11月16日ー17日
メンバー MSD KNS DTE
山行スタイル 偵察


大ベテランお二人と年末の偵察に行きましたので報告です。

11月16日 曇り時々雨

前夜に松川の道の駅まで行ってゆっくりめに仮眠し、7時20分取り付きの鹿島集落から出発しました。

取り付きは旧鹿島山荘さんの裏手の石碑やお墓の辺りです。

川沿いを山に向かって右側を行き、堰堤の先を右手の斜面(急登)を登る。

このあたりは冬でも雪が少ないのだろううっすらトレースがあります。

藪漕ぎと聞いていたが案外行けるかもと思ってしまったが甘かった。甘かった〜。

1,500m手前のジャンクションピークから東尾根に入ってしばらくで藪が濃くなりました。

最初は笹の中を歩くだけだがだんだん枝が太くなってきて木になってきて、進まなくなりました(笑)1時間100m登高くらい…?

天気予報どおりのみぞれまじりの雨と深い藪が冷たく、折れた枝が目に突き刺さりかけて魂が抜けていく・・・。それにしても藪にもやっぱり防寒テ○○☆が大活躍でした

1,766mジャンクションピークで正午。この付近の藪は壮絶でした。この先もずっと藪だと聞いていて、P3まで行ってもテント張れるか怪しいのでここで引き返すことにしました。

ここでテント場を探していると、ふと来た方向が怪しくなってきてあたふたしてGPSを確認。危ない。

藪の中の下山は本当に注意が必要です。

1,600m付近まで戻ってテントをはれそうな場所があったので、せっかくお水も担いできたしそこで泊まりました。

標高は低いけどびしょぬれで寒くて冬が始まったな~という感じがしました。夜中すごい風が吹いていたけど樹林帯のど真ん中超安全なテントでした。

11月17日 晴れ

7時に撤収して再び藪の中を帰る。トレースしにきたのか、藪漕ぎに来たのかよく分からない感じですが、無心に藪を行くのはちょっと、楽しかった。。顔がキズだらけアラフォー。

   

稜線が遠くに見えます。真っ白♪♪

東尾根は取り付きから1,500mくらいまでたくさんテープが付けられていましたが、せっかく持ってきたので念のためテープを増やしてきました。

降りているとなんと一人で日帰り偵察のお兄さんが上がってこられました。

私たちを見て、ピーク行ったんですか?!と聞かれましたが下りがこわいのでアイゼンをつけていただけです。。また年末に~~^^/

昨年の同じ時期に土日でピークまで行って赤岩尾根を下山しているNGY山岳会さんの記録もあって、すごいなーと思いました。

ベテランお二人も久しぶりの本格的な藪漕ぎにお腹いっぱいの様子で、雪が少ないようだったら南尾根から行こう!と話しながら信濃大町でカキフライスープカレーを食べて帰阪しました。

メンバーの皆さん鹿島は遠いです。がんばりましょ!!(^o^)//

行動記録

11月16日

7:20 鹿島山荘

9:20 爺ヶ岳東尾根1,476mJP

12:00 1,736mJP

13:00 1,650mBV

11月17日

7:20 BV

10:00 鹿島山荘


西穂高岳 19年11月12日

山行期間 2019年11月8日(夜)~9日
メンバー UET、OSM
山行地域 北アルプス
山行スタイル ピークハント

 冬合宿のトレーニングで西穂高岳に行ってきました。雪がある岩場を期待しての計画でしたが、全くなく、単なる無雪期の登山になってしまいました。天気は快晴だったので、気持ちのいい登山だったのですが、登攀具や冬の装備を担いでの登山だったので、周りと比べて明らかに重装備でした。

 UETさんは冬の服装で来られていたのですが、OSMは暑すぎるのではないかと思い、秋山のような服装で行ったため、あまり汗をかかなかったので正解でした。

   

 当初、雪があったら日帰りでどこまで行けるかと思っていたのですが、小屋で泊まっている方が下山してきて、全く雪がないと聞いたので、ピークまでは楽勝で行けると確信しました。独標でヘルメットを装着しました。

 快晴の中、気持ちよくピークに到達し、下山することにした。槍ヶ岳や乗鞍岳は雪があったので、3000mぐらいの標高でないと雪がなかったと思います。

   

行動時間

9:00西穂高口駅→9:40西穂山荘→10:30独標→11:30西穂高岳→12:30独標→13:06西穂山荘→13:50西穂高口駅


蝶ヶ岳とトンネル祭り 19年11月11日

山行期間 2019年11月8日夜~11月10日
メンバー TGA,KWI,YMK
山行地域 北アルプス(蝶ヶ岳&上高地~奈川支所)
山行スタイル ピークハント&路上歩き

80周年section6のウォーキングにあわせ、上高地起点の山行を、ということで蝶ヶ岳へ。

沢渡から上高地までバスで移動、そして徳沢へ。テントを張って、荷物をデポ。

長塀尾根を登ります。妖精の池をすぎ、2620mあたり展望が開け、いきなりの槍ヶ岳。

 

景色が素晴らしい!目の前には槍ヶ岳、眼下には梓川。

危惧していた雪はほとんどありませんでしたが、風が強い。早々に下山しました。

 

3人とも初めての晩秋の蝶ヶ岳。人も少なく、静かな北アルプスを楽しみました

徳沢にもどりホッと一息。ご飯を食べ、18時就寝。

 

今日はウォーキングです。テント撤収後上高地へ。これからトンネル祭りです。

下り始めのトンネルは歩道がしっかりしていたのですが、途中から歩道が腐っていることがあって、車道に降りざるを得なくて怖い思いもしました。

沢渡でテント装備を車へ戻したら荷物が軽くなり、足取りも軽くなりますが、先はまだまだ。

紅葉がすばらしいので長い距離もなんとか耐えれました。奈川ダムで一息ついたら、奈川支所まで。

奈川支所でタクシーをよび、沢渡まで。車だとあっという間でした。白骨温泉で疲れた体を癒して、帰路につきました。

山行前日まで体調崩していたのでいろいろ心配でしたが、同行のお二方にフォローしていただき完歩できました。

ありがとうございました。こんなことがないと絶対歩かないコースです。思い出に残る山行となりました。

(YMK記)

【行動記録】

11/8(金) 大阪(夜)発20:30-沢渡駐車場

11/9(土) 5:00起床

沢渡駐車場6:00 =(バス)= 上高地6:40 - 徳沢(テント張&デポ)― 長塀山11:30 -12:15蝶ヶ岳12:50 ― 15:00横尾  ― 16:00徳沢

11/10(日)4:30起床

5:40出発 ― 上高地7:00 - 10:30沢渡駐車場11:10 - 12:45奈川ダム13:00 ー 14:40奈川支所 =(タクシー)= 沢渡 ― 白骨温泉 ― 帰阪

 


富士山トレーニング 19年11月10日

山行期間 2019.11/2~11/3
メンバー MSD、KNS、KWI,YMK,ICH,KUS
山行地域 富士山
山行スタイル ピークハント

富士山 御殿場コース

 

9月の吉田口ルート以来、久しぶりの富士山でのトレーニングです。

今回は初の御殿場コース

数日前に富士山で滑落し死亡事故もあり、雪の積もった富士山にビビりながら出発です。

久しぶりの冬装備に水4.5ℓで重い。

道は火山砂利で歩きにくい。

ひたすら砂利の登山道を歩き続けます。

3000mを超えたあたりからちらほら雪が出てきました。

どんどん標高が高くなるにつれ雪は増えていきましたが、天気も良く、雪は

ゆるくアイゼンはつけずに登りました。

ゆっくり息を吐く事に意識して登りますが、途中から急に眠気が。

ここ数日、寝不足だったせいもあるのか?

高山病か?

ペースダウンです。

3300m辺りで皆んなの疲れもMAXに。

日は傾き影富士が綺麗でした。

どんどん日は落ち、暗くなります。

後で知りましたがら皆んなテント貼る場所を探しながら登っていたみたいです。

しかし、そんな私達の甘い考えを吹き飛ばすMSDリーダーの一声が!!

『皆んな山頂までもうちょっとや!!』と

ですよね。

山頂まで行きますよね。

そんな予感はしていました。

標高残り400がなかなか進まない。

残り400mを登るのに3時間程かかりました。

山頂に着いたのは夜7時。

コースタイムは7時間半。

装備も重かったとはいえ。大幅にコースタイムをオーバーしています。

まだまだトレーニングが足りないようです。

山頂に着き、MASリーダーが吉田口から登っているパーティを探しに行きましたが見つかりませんでした。

もうこの時間にはとっくに下山されていたそうで、見付からないはずです。

やっとテントを張り嗜好品を飲みますが気分が悪くもどしてしまいます。

他にも気分の悪い人もいて高山病のようでした。

 

睡眠不足と高山病どう克服するか難しい問題です。

 

11/2日 7時半 御殿場5合目

19時半御殿場山頂

11/3日 7時半御殿場山頂

11時半 御殿場5合目


富士山

山行期間 11/1~3
メンバー SGY・ABE・SZK・YSZ・KSI
山行地域 富士山
山行スタイル ピークハント


11/13日、晩秋、雪の富士山に行ってきた。今回は吉田口ルートから。全員富士山経験ありとなっているが、雪の富士山を知っているのはリーダ陣のお二人のみだけ。

この時期の4000m近い寒さも、富士山特有の風も、今までのアルプスとはどう違うのか、そんなことを思案しながら情報を共有しながら登山口に立った。

道の駅吉田口で仮眠。

吉田口スバルライン5合目登山口の駐車場に向かう。思いの外、駐車はあるがほとんどが紅葉目当ての観光客ばかりの様子。

準備しながら見上げた富士山は雪と紅葉で美しい。が、吉田口から見ればあの富士山スタイルは違ってほぼ伊吹山に近いなと思った。

入山禁止の柵を超えて土埃が舞う道をいつもよりゆっくり登っていく。

5Lとテルモス分0.5L。ザックは1415Kgくらいか。

今回は、高山病対策として呼吸法を各自意識しながら歩いていくことに努めた。

しっかり吐くことを意識して深く吸う。複式呼吸が一番酸素を取り込めるらしいので、歩くリズムと呼吸のリズムを調整しながら取り込んでいった。

初めての富士山トレーニングということもあり、今回は「知る」ことが大事だと思った。

アンダー1枚になって歩き出す。気持ちいいが、やはり風は冷たい。薄手のフーディ1枚足してでちょうど良いくらい。黒いザレた道を順調よく高度を上げていく。

溶岩らしい岩ゴロの道は冬靴のフリクションが良く効いて歩きやすい。土や岩の感じからアルプスの山と違う、火山の山だと改めて認識する。

7合目辺りから積雪がでてきた。長いつづら折の道が始まる。

1時間ほど登ったところでアイゼン装着休憩。

この頃にはすでに呼吸苦の高山病が現れているメンバーもいた。酸素をしっかり取り込み水分を大目に取ることも忘れない。

1ヶ月前に足を痛めたメンバーも痛みを調節しながら今回の山行に参加して頑張っていた。

ここで相談。初日、天候は良いが、天気図では明日富士山に近い所で低気圧が発生。風もかなりの予想。

高度に慣れるという観点から山頂泊の予定をしていたが、あらゆることを考慮、下山時の滑落のリスクを回避優先しようと3000m地点で幕営することを決めた。

アタック装備で山頂に向かう。1450山頂神社着。

この日は別ルートから登っている仲間がいたので会えるかも・・と「ホーホイ!」

山頂から連呼してみるも残念!

タイムリミットを決めていたのでお鉢廻りはまた今度。テントまで下山開始だ。

下り出しは氷化した雪面と快適な雪面のトラバースが交互にやってくる。猿回しが多用出来たいいトレーニングになったと思う。

初めて見る影富士。ちょっと感動。

テントでは食事も水分もたっぷり取って就寝。

行動中、私自身は高度障害は何も出なかったので余裕をかましていた。なのに高度を下げたテン場での夜中の強い頭痛。

脱水気味なのか、それとも高山病?。。現れ方にも時差があるのでしょうか?これもいい勉強になりました。

翌日、下山は1時間40分で5合目登山口まで。

紅富士の湯で汗を流し、名物吉田うどんを食べて帰阪しました。

行動時間

11/2 吉田口5合目(802)-本八合(1347)-頂上(1450)-下山開始(1508)-テン場(1628

11/3 3000mテン場(620)-吉田口5合目(754

(KSI記)


湯川JAMJAM日記 19年11月07日

山行期間 11/2-4
メンバー INO WDZ DTE
山行地域 湯川
山行スタイル フリークライミング


フリークライマーINOさん(a.k.a.はんなりさん)に来ていただいて実現しました!

湯川でクラックにチャレンジ3DAYS。

初日は有名クライマーのSGNさんの講習を受けました。(講習は全てトップロープです)

①テレポーテーション5.10dの下部のみ(5.9??)

INOさん、WDZさんノーテン。DTEはトップアウトできず。

先生曰く「クラックにはジャミングの前にレイバックとステミングが必須なので」まずこれが課題になるそうです。これで5.9なのかーと泣きそうになりました。

②うたかたの日々5.9(2P目は5.10a?)

INOさんWDZさんノーテン。DTEは下部で1回と上部で複数回テンション、ビレイありがとうございました。。この後ジャミングの仕組みを教えてもらう。できるかな~?

③コークスクリュー5.10a★★

INOさんは「うまい!リードできるよ」と先生に褒められ、WDZさんも「しんどい」と言いながらノーテン。

 

DTEは何回もぶら下がりながらトップアウト。無理だー。と思ったけど途中で降りてはいけない雰囲気だった。何をしに来たんやー!

「クラックのほうがスポートルートよりもっと引き付けの力が要るので、腕ではなく肩甲骨で引き付けるように。あと足がふにゃっとなって全然決まってないです」

ぶら下がっている間に、INOさんとWDZさんは④サイコキネシス5.10d★★★の下部に挑戦されていたけどこれは難しかったようです。

④バンパイア5.10c★★★

これはINOさんのみトライで見事ノーテン!先生も他の受講生もINOさんの一撃にびっくりしていた。

⑤北京の秋5.10b★

フィンガージャムの仕組みを教えてもらってトライ。INOさんはうっかり1テンで悔しい!WDZさんは指のサイズが全然はまらないようで諦めていた。私は何となく指でリングを作る感覚を味わって下のほうで降りてきました。ルート名が素敵です。

 

2日目

今日からINOさんにリードしてもらいます。INOさんOS祭りの日。

 

①デゲンナー5.8

INOさんOS、WDZさんノーテン。DTEは手がスカスカで決まらず、足も悪くて複数回テンション。5.8~~。小川山レイバックより難しいです。

②台湾坊主5.9★

INOさんOS。WDZさんノーテン。ほとんどステミングとぴったりサイズのフィストジャムで登れるので、DTEも今回唯一のノーテンションでした。やってみてよかった・・・!

③北風小僧5.9

INOさんOS、WDZさんノーテンDTEは1回テンション。これもレイバックでほとんど登れるのに最後に力尽きて落ちました。

④うたかたの日々 再び

初日に1回落ちた下部だけトライさせてもらった。INOさんがリードしてくれたが、ロープがテラスの角に引っかかったためWDZさんが再度リードしてくれることに。終盤でサイズの合うプロテクションがなくてちょっとこわかった。。でも無事RPされました。さすがー。

がんばって張っていただいたありがたいTRなので落ちないように必死に登りました。下部だけですが・・・。

INOさんのリードクライミングは知的で美しく、感動的だった。強い。かわいい。エレガンス。先輩もがんばって・・・。

 

3日目

お名残おしく湯川、最終日です。

①無名ルート5.8~5.9でアップ。INOさんOS。WDZさんノーテンDTEテン。

②フォーサイト5.10a/b★ INOさんのOSトライ!!みんな10abよりは難しい。と言っています。

下のほうが左手だけずっーとレイバックらしく、惜しくも中盤で1回フォール、テンション。ルートの最後はクラックがなくフェース登りになっていて、そこがINOさんのお好みに合っていたようでした。

惜しかった~!!かっこいい~~

③デゲンナー5.8 WDZさんリードトライでRP。

デゲンナー。。。DTEは結局登れずでした。足が決まってない。だから手も決まらない。湯川に行く前、会長に「クラックは足ですよ」と散々言われて来たのにできませんでした。でも一緒に行ってくれた二人のおかげでたくさんクラック体験ができて本当に勉強になりました。

INOさんのリードは本当にお見事でした。なんと1年ぶり(!!)のクラックを満喫されたようでよかったです。

WDZさんもなんだかんだでほとんど落ちずに登っていた。

リードだけでなくかわいい愛車やキャンプセットを用意してくれたINOさんをはじめ、湯川の皆さん。ピースフルクライマーたちです。本当にありがとうございました!!

来年も行けるようにがんばります。

 

 

 

先生のジャム筋

 

 


ありがとう藤内沢 19年11月06日

山行期間 10/27
メンバー WDZ TYR DTE
山行地域 御在所藤内壁
山行スタイル クライミングトレーニング


いつもお世話になっている藤内沢と仲間に感謝。

季節はクライミングシーズン真っ盛りの一の壁です。

 

3ルートⅣ+(DTE)と2ルートⅣ(TKR)でアップして、

メインイベントでTKRさん左ルートⅤのOSトライです。

ハングの上の一手がこわい。ねばった末に「ずるします!」と自己申告してからナッツを引っぱって登った真面目なTKRさんでした。今年は何回も藤内トレーニングに付き合っていただきました。ありがとうございました。

最後にWDZさんがいやいや右ルートⅤのOSトライでした。

カメラを持ったままするすると登っていかれた。

中尾根のアプローチのほうに台風19号による崩落があったようで、いろんな山岳会から集まったボランティアの方々が大きな道具を担いで復旧作業に来られていました。ありがとうございます。

次は冬に、、来れるかな!?


小川山烏帽子岩左稜線 恐怖と歓喜の18ピッチ 19年10月31日

山行期間 2019.10.18~21
メンバー SKT、MTU
山行地域 小川山
山行スタイル アルパインクライミング


 

10/18(金)の夜から小川山に行ってきました。

狙いは、烏帽子岩左稜線のマルチピッチ18P

10/19AM5:00到着するも雨。車で9:00まで待機

雨があがったところで、取付き偵察。

無事に偵察出来たので、フリークライミングをしに父岩に向かうも、増水のため渡渉が出来ず渡渉敗退。

気を取り直して、温泉に行くことにする。

そして、毎回のBBQ。

キャンプ場は貸切状態。

翌朝、4時起床。5:30出発

突堤を渡渉。

二つ目のケルンを左折。

正面の烏帽子岩めざしガレ場を登る。。

10分ほどガレ場を登りケルンを右へ

前日に下見したのですいすいと取付きに6:00到着。

すぐに準備をすませ登攀開始。

1p 5.6 20m 2p5.7 20mを一気に登る。L松浦

これが、えげつなくヤバかった。岩は濡れてるしグラグラ。

これで、18ピッチもいけるのか、恐怖のマルチピッチの始まりとなる。

3P 5.6 20m L関田 クラックは、濡れていてヤバかった。

4P 5.8 40mL松浦 トラバースして岩峰にあがる。かなり苦労したが残置ピトンに助けられかろうじて突破。

5P 5.4 40m L関田 歩き

6P 5.5 30m ほぼ歩き。やっと楽にクリア。L松浦

7P 5.5 30m L関田

朝からのガスが取れない

8p5.5 15mR松浦 9P 5.7 35m L関田  5P~9Pは、楽にクリア

10P5.6 20m 死ぬほど怖いトラバース。泣きながら突破。L松浦

11P5.6 20mも続けて楽にクリア。

 

お昼ようやくガスが抜けていく。

ここらでやっと気持ちよくなってくる。

しかし、少々時間がかかり過ぎてる。

12P 5.5 30m やさしいリッジ L関田

13P 5.7 15mの大嫌いなクラック。足が痛い。L松浦

登りきったところが烏帽子岩のトップ。あとは下降路に向かってアップダウンのトラバース。

14P懸垂

15P5.5 25m

16P懸垂

17P 5.7 35mワイドクラック L松浦

岩も乾いていて、問題なく登れる。

そしてフィナーレのチムニー。たたずまいがカッコよかった。

18P 5.8 15m チムニー(最終ピッチ)L松浦

後半かなり狭くなり、ザックをはずす。セカンドのザックと2つを3分の1で引き揚げる。

15:30無事、登攀終了。9時間半もかかりました。

スピードアップという今後の課題が残るものの

恐怖を乗り越えての登頂成功に達成感で機嫌よく下山出来ました。

 

帰りの渡渉はつべた過ぎて痛い。

達成感でご機嫌なBBQのCLでした。

翌日はフリーのゲレンデでフリークライミング。

5.11aをクリアすることが出来て、念願のイレブンクライマーとなり、

ご機嫌で大阪に帰りました。


日帰り剱岳 早月尾根 19年10月18日

山行期間 2019年10月5日
メンバー ABE SZK YSZ BAN
山行地域 剱岳
山行スタイル ピークハント

強歩トレーニングとして、早月尾根の日帰り剣岳に行ってきました。

台風直後で不安定な天気予報。

トレーニング日だけは何とか天気がもちそうなので出発したが、
道中は時折激しい雨でした。
馬場島到着そのまま車中で1時間ほどの仮眠、10月に入って夜明けも遅くなり、
暗い中準備をし出発。馬場島の到着が遅かったのもあり、歩行開始が6時過ぎになりました。

今回のタイムスケジュールについては、早月尾根は木の根が多く雨天で滑りやすいので、明るい間にできるだけ下の方まで下山したいが、登りもそれなりに時間はかかるだろうと話し、往路7時間をタイムリミットとし下山することになりました。

登り出しから急登だが、先頭のABE CLの好ペースで快調なスタートとなる。
その後、1時間を目処に先頭を交代しながら進みました。霧雨から雨となるが、それほど強くならず、その後も順調に標高を上げていく。途中、1:00から登り御来光をみてきたという男性とすれ違うが、なんと往復7時間のペースに驚く・・・


徐々に空も明るくなり、9:46早月小屋着。速くはないが予定通りのペースで歩けている。
天気も好転し小屋から上は快晴。剱岳が見ながら小休憩をとり頂上目指して出発。

   

視界も良くなり歩きながら室堂方面、小窓尾根、雲海の景色を見ることができた。
小屋を超えてからはガレ場、鎖場が出てくるが、足元が濡れていないので歩きやすい。

      
しかし、私の足に痛みが出てきてしまい、ペースが上がらず13:05頂上着。
頂上で360度のパノラマを楽しんだ後、長い長い下山の始まり。

   

下りはあまり休憩をとらず、まずは早月小屋まで。
小屋からは樹林帯で、夕方は動物が出る、熊もいる。と聞き要注意です。
動物に会いたくないので少し大きな声で話しながら、時々”ホーホイ”と言い合いながら、

濡れた木の根が多い山道の注意払いながら歩く。 

小屋出発が16:10となり、明るい間にできるだけ下りようとSZKさんが

スピードアップしながら牽引してくれ、ほぼ予定通りの時間で下山することができました。

日帰り剱岳は初めてで当初はどうなるかと思っていましたが、途中引き返すことなく強歩トレーニングができました。

離阪目的地到着後、1時間に仮眠、13時間歩行、温泉とご飯もササッと済ませ、

2時間半ほどの仮眠をとり帰阪。一般的にこの年齢の女性4人でこんなことしてないよね。

と笑い話になりました。

BAN記

登山口 6:08→ 1660m 8:18 → 早月小屋 9:46着 → 2,600m 11:14 → 山頂 13:05

山頂発 13:23 → 早月小屋15:53着 → 下山19:18


前穂北尾根 19年09月25日

山行期間 2019年9月14日(夜)~17日
メンバー TYK DTE WZU
山行地域 北アルプス 前穂高岳 北尾根
山行スタイル アルパインクライミング


9月15日~17日の日程で前穂高岳北尾根に行ってきました。

初日15日は上高地~涸沢まで。

涸沢について、すぐに5.6のコルへ偵察に行き、翌日に備える。

二日目16日は3時起床。4時に出発。ヘッドランプをつけて5.6のコルへ。

5.6のコルには5時過ぎに到着。辺りが明るくなるのを待ち、5時半にスタート!

いろんな記録にあったように、4峰は大きな浮石がゴロゴロしており、落石に注意。

「4峰が核心」と聞いていたが、まさにその通りであった。

3.4のコル近くからの景色。なかなかの眺め。

3峰の眺め。

3峰は2ピッチ目が核心とのことであるが、チムニー右のルートをとれば全く問題なし。

感覚的には3級もないかもしれない。

3峰頂上でしばし休憩。

2峰からの15メートルの懸垂下降。

9:57 前穂高岳山頂!!

5.6のコルから4時間30分で登攀終了となりました。

4峰でのルーファイ、3峰での時間ロスなどがなければもう少し時間短縮できるかな。

この後は、ながーい吊り尾根歩き、そして奥穂高岳へ

奥穂高岳には12時前に到着。

奥穂高岳~穂高岳山荘(12:30着)~涸沢(14:24着/50発)~横尾(16:51着)でした。

 


Mt Fuji!タイムトライアル!(モンブランチーム) 19年09月21日

山行期間 2019年9月14日~15日
メンバー MSD ICK YMK KWI KSU HYS
山行スタイル ピークハント トレーニング

目指せモンブラン!!ということで、モンブランチームで高度順応も兼ねて、富士山へタイムトライアルに行ってきました。

モンブランの標高は4,810m 技術的には決して難しい山では無いといわれてますが西ヨーロッパでは最高峰。長時間歩ける体力と、高所耐性、そしてより早く、より安全に頂上へ達する為のスピードが求められます。

9月14日 晴れ

各々、共同装備、個人装備、水5リットル程を担ぎザックの重量は15キロ~14キロ程でしょうか。

富士スバルライン5合目駐車場を7時10分にスタート。今回はタイムトライアルということで各々のペースで山頂へ向かいます。6合目辺りまではメンバー同士で和やかに会話しながらのんびりと進みました。

6合目を過ぎた辺りから身体も慣れてきたこともあり、自分のペースで進むことにしました。初めて登る富士山。こんなにも見晴らしがいいのですね。 有難いかどうかは別にして、頂上までの距離がなんとまぁ分かり易い事(笑)

9月10日で閉山した富士山ですが、スバルライン駐車場には車が沢山止まっておりました。登山者の数も比較的多く、デニム姿の海外の方達や、軽装の方もたくさんおられました。日帰りでこの時期に富士山に登られる方がこんなにも多いことにビックリ。

7合目辺りまでは細かい砂地で左右にトラバースするような形で徐々に高度を上げていきます。この辺りまでは空気の薄さもそれほど感じられずに快調にペースを上げて進みます。私は普段からあまり歩調のペースを変えずに、足を一定のリズムで前に出す様な歩き方を意識しているのですが、今回もなるべく歩調のリズムは変えることなく、息の切れ方、足の疲れなどに応じて、足を出す歩幅を変えたり、踏み込む時の重心の取り方を少し変える事によって足の筋肉に掛かる負荷の位置をずらしながら登る事を意識しました。

7合目辺りからは登山道の様子が変わり、足場の悪い岩場に変わって少し体に疲れを感じ始めました。8合目~9合目では少しずつ息苦しさを感じ始めました。これは空気が薄いせいなのか?足を出す一歩が重く感じられます。苦しいながらもなるべくペースは変えない様に意識しながら一歩一歩足を前に出すことだけを意識し続け・・・なんとか吉田口頂上へ。

 

 

メンバーも続々と登頂します。登っている最中は全く感じなかったのですが、頂上到着後すぐに物凄い頭痛を感じ始めました。動くのが辛く、楽な姿勢を探しては体勢を変えて体を休めます。他のメンバーも不調を訴えます。元気なのは最年長のMSDリーダーのみ。MSDさん、流石でございます。

私はと言いますと、おはち巡りをして剣が峰に到着した頃には、体を動かすことが出来ない程の頭痛と吐き気。。寒気もひどく感じ、日が射しこむ場所を探して倒れこむように横になります。ただ、テントに入り少し休憩したら良くなるだろうと思っていました。泉州会に入り山行を重ねるに連れて、自分の体調のパターンの様な物が少しずつですが分かってきたような気がします。

 

日も暮れ始め、御鉢周りにも人が少なくなって来たのでテントを張ることにします。私たちのほかにも数組テントを張っておられる方が。テント内では下からKSUさんが担ぎ上げてくれた0.5キロの月見団子を頂きました(笑)写真撮っておけばよかった(笑)

テント内では水分を意識的に取り、身体を休めたことで私の体調は徐々に回復していきました。しかし、私の他にも体調不良を訴える者が数名。先ほどよりもあきらかに辛そうです。。食欲が出ずに殆どご飯も食べられない様な状態です。私はというと、先ほどの体調不良は何処へやら。モグモグパクパク(笑)

 

山でどんなにバテても疲れていても「食べる事が出来る」というのは・・強みかもしれない(笑)

 

そんなこんなで早々に就寝。次の日は、泉州会に入ってから一度もゆっくりと眺めたことのないご来光をこの日ばかりはゆっくりと眺める事が出来て幸せでした(笑)お疲れさまでした^^

コースタイム

7時10分スバルライン5合目 8時20分7合目 10時35分8合目 13時吉田口頂上