山行期間 | 11/1~3 |
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メンバー | SGY・ABE・SZK・YSZ・KSI |
山行地域 | 富士山 |
山行スタイル | ピークハント |
11/1~3日、晩秋、雪の富士山に行ってきた。今回は吉田口ルートから。全員富士山経験ありとなっているが、雪の富士山を知っているのはリーダ陣のお二人のみだけ。
この時期の4000m近い寒さも、富士山特有の風も、今までのアルプスとはどう違うのか、そんなことを思案しながら情報を共有しながら登山口に立った。
道の駅吉田口で仮眠。
吉田口スバルライン5合目登山口の駐車場に向かう。思いの外、駐車はあるがほとんどが紅葉目当ての観光客ばかりの様子。
準備しながら見上げた富士山は雪と紅葉で美しい。が、吉田口から見ればあの富士山スタイルは違ってほぼ伊吹山に近いなと思った。
入山禁止の柵を超えて土埃が舞う道をいつもよりゆっくり登っていく。
水5Lとテルモス分0.5L。ザックは14~15Kgくらいか。
今回は、高山病対策として呼吸法を各自意識しながら歩いていくことに努めた。
しっかり吐くことを意識して深く吸う。複式呼吸が一番酸素を取り込めるらしいので、歩くリズムと呼吸のリズムを調整しながら取り込んでいった。
初めての富士山トレーニングということもあり、今回は「知る」ことが大事だと思った。
アンダー1枚になって歩き出す。気持ちいいが、やはり風は冷たい。薄手のフーディ1枚足してでちょうど良いくらい。黒いザレた道を順調よく高度を上げていく。
溶岩らしい岩ゴロの道は冬靴のフリクションが良く効いて歩きやすい。土や岩の感じからアルプスの山と違う、火山の山だと改めて認識する。
7合目辺りから積雪がでてきた。長いつづら折の道が始まる。
1時間ほど登ったところでアイゼン装着休憩。
この頃にはすでに呼吸苦の高山病が現れているメンバーもいた。酸素をしっかり取り込み水分を大目に取ることも忘れない。
1ヶ月前に足を痛めたメンバーも痛みを調節しながら今回の山行に参加して頑張っていた。
ここで相談。初日、天候は良いが、天気図では明日富士山に近い所で低気圧が発生。風もかなりの予想。
高度に慣れるという観点から山頂泊の予定をしていたが、あらゆることを考慮、下山時の滑落のリスクを回避優先しようと3000m地点で幕営することを決めた。
アタック装備で山頂に向かう。14:50山頂神社着。
この日は別ルートから登っている仲間がいたので会えるかも・・と「ホーホイ!」
山頂から連呼してみるも残念!
タイムリミットを決めていたのでお鉢廻りはまた今度。テントまで下山開始だ。
下り出しは氷化した雪面と快適な雪面のトラバースが交互にやってくる。猿回しが多用出来たいいトレーニングになったと思う。
初めて見る影富士。ちょっと感動。
テントでは食事も水分もたっぷり取って就寝。
行動中、私自身は高度障害は何も出なかったので余裕をかましていた。なのに高度を下げたテン場での夜中の強い頭痛。
脱水気味なのか、それとも高山病?。。現れ方にも時差があるのでしょうか?これもいい勉強になりました。
翌日、下山は1時間40分で5合目登山口まで。
紅富士の湯で汗を流し、名物吉田うどんを食べて帰阪しました。
行動時間
11/2 吉田口5合目(8:02)-本八合(13:47)-頂上(14:50)-下山開始(15:08)-テン場(16:28)
11/3 3000mテン場(6:20)-吉田口5合目(7:54)
(KSI記)