アルパインクライミングを目指す泉州山岳会へようこそ! 大阪府山岳連盟所属

ホームリンクサイトマップ
入会募集中
泉州山岳会とは山行記録イベント

会員限定

山行スケジュール役立つ資料の共有EPE

冬山はじめ、立山 19年11月26日

山行期間 2019年11月22日夜~24日
メンバー SGY・ABE・SZK・YSZ・KSI
山行地域 立山
山行スタイル 雪山


冬山準備とクレバスレスキューを練習するため、立山に向かった。当初は唐松岳を予定していたがゴンドラが運行開始しておらず急遽行き先を変更した。
ケーブルは8:40が始発。道中の相談で、雪のコンディション次第だが、立山三山を雄山からラウンドして雷鳥沢に行くには始発に乗りたいという事で7時に起床、行列に加わり8:50の臨時便チケットを入手した。シーズン始まりに沸き立つスキーヤーが多く占める。その中に今は富山に住む元会メンバーが。最近ご結婚されたということで幸せいっぱいのご様子🎶おめでとうございます!

   

 青く晴れ渡った空の下、一ノ越、雄山を目指す。一ノ越まで雪の量も多くなくコンディションも悪くない。メンバーは立山三山ラウンドやる気満々!私も雄山から先は未経験なので行ってみたいが下りに雪が多いと時間がかかるなあ、と思いつつ頂上へ。
神社に荷物を置き空身で山頂に立つ。「すっごくキレイですよ〜!(バックの青空が)」と言われながら記念撮影してもらい、ウキウキでこれから行く稜線を視察しているとヘリがホバリングしたり行ったり来たり。どうやら稜線から滑落があったようだ。

   

気を引き締めて行こう、と再度ルートを間近で偵察する。大汝山への出だしのトレースが夏道となる室堂方面に見当たらず、斜面は凍っている。トラバースに失敗すれば数百メートル一気に落ちてしまう。リーダー、サブリーダーが前爪なら、ロープあれば、など相談するが、メンバーの技術と今回の目的を考慮の上、このまま下り雷鳥沢でレスキュー練習することとした。
雷鳥沢でテント設営後、クレバスレスキューの練習をする。立山連山がロゼワインのようにほわっと色づき周りが写真をとる中、我々はこうかな、ああかな、と一生懸命。寒くてたまらなくなったところで一旦練習は終了。この日はメンバーフル回転で水作りして就寝した。

  

翌日は4:30起床、テント撤収。夜明け前の夜空を見上げると、星が動いている?西から東にかけてほぼ一列に流れる数十個の光。衛星の割には綺麗に並んで流れている。きっとUFOとの結論。はじめて未知と遭遇した。(後に恐らく大量に打ち上げられた人工衛星であろうと結論)
さて、練習はというと、就寝中にリーダーが色々復習していただいてたおかげ(⁈)で、パートナーが滑落した後の確保を3(あらかじめセットしたプルージックの利用、+ムンターミュール、他構築)練習、課題を洗い出した。翌週からのトレーニングで練習しよう!と意気込み新たに今回のプレ冬山を終えた。

(注)雷鳥沢のテント場は閉鎖中。携帯トイレが必要です。室堂で1つ300円で売っています。

11/23  室堂10:30→一ノ越11:45→雄山12:50→一ノ越14:05→雷鳥沢15:35,クレバスレスキュー16:0017:00
11/24  クレバスレスキュー6:008:00,雷鳥沢8:10→室堂9:05

SZK記


爺ヶ岳東尾根の偵察または藪漕ぎ特訓 19年11月17日

山行期間 11月16日ー17日
メンバー MSD KNS DTE
山行スタイル 偵察


大ベテランお二人と年末の偵察に行きましたので報告です。

11月16日 曇り時々雨

前夜に松川の道の駅まで行ってゆっくりめに仮眠し、7時20分取り付きの鹿島集落から出発しました。

取り付きは旧鹿島山荘さんの裏手の石碑やお墓の辺りです。

川沿いを山に向かって右側を行き、堰堤の先を右手の斜面(急登)を登る。

このあたりは冬でも雪が少ないのだろううっすらトレースがあります。

藪漕ぎと聞いていたが案外行けるかもと思ってしまったが甘かった。甘かった〜。

1,500m手前のジャンクションピークから東尾根に入ってしばらくで藪が濃くなりました。

最初は笹の中を歩くだけだがだんだん枝が太くなってきて木になってきて、進まなくなりました(笑)1時間100m登高くらい…?

天気予報どおりのみぞれまじりの雨と深い藪が冷たく、折れた枝が目に突き刺さりかけて魂が抜けていく・・・。それにしても藪にもやっぱり防寒テ○○☆が大活躍でした

1,766mジャンクションピークで正午。この付近の藪は壮絶でした。この先もずっと藪だと聞いていて、P3まで行ってもテント張れるか怪しいのでここで引き返すことにしました。

ここでテント場を探していると、ふと来た方向が怪しくなってきてあたふたしてGPSを確認。危ない。

藪の中の下山は本当に注意が必要です。

1,600m付近まで戻ってテントをはれそうな場所があったので、せっかくお水も担いできたしそこで泊まりました。

標高は低いけどびしょぬれで寒くて冬が始まったな~という感じがしました。夜中すごい風が吹いていたけど樹林帯のど真ん中超安全なテントでした。

11月17日 晴れ

7時に撤収して再び藪の中を帰る。トレースしにきたのか、藪漕ぎに来たのかよく分からない感じですが、無心に藪を行くのはちょっと、楽しかった。。顔がキズだらけアラフォー。

   

稜線が遠くに見えます。真っ白♪♪

東尾根は取り付きから1,500mくらいまでたくさんテープが付けられていましたが、せっかく持ってきたので念のためテープを増やしてきました。

降りているとなんと一人で日帰り偵察のお兄さんが上がってこられました。

私たちを見て、ピーク行ったんですか?!と聞かれましたが下りがこわいのでアイゼンをつけていただけです。。また年末に~~^^/

昨年の同じ時期に土日でピークまで行って赤岩尾根を下山しているNGY山岳会さんの記録もあって、すごいなーと思いました。

ベテランお二人も久しぶりの本格的な藪漕ぎにお腹いっぱいの様子で、雪が少ないようだったら南尾根から行こう!と話しながら信濃大町でカキフライスープカレーを食べて帰阪しました。

メンバーの皆さん鹿島は遠いです。がんばりましょ!!(^o^)//

行動記録

11月16日

7:20 鹿島山荘

9:20 爺ヶ岳東尾根1,476mJP

12:00 1,736mJP

13:00 1,650mBV

11月17日

7:20 BV

10:00 鹿島山荘


西穂高岳 19年11月12日

山行期間 2019年11月8日(夜)~9日
メンバー UET、OSM
山行地域 北アルプス
山行スタイル ピークハント

 冬合宿のトレーニングで西穂高岳に行ってきました。雪がある岩場を期待しての計画でしたが、全くなく、単なる無雪期の登山になってしまいました。天気は快晴だったので、気持ちのいい登山だったのですが、登攀具や冬の装備を担いでの登山だったので、周りと比べて明らかに重装備でした。

 UETさんは冬の服装で来られていたのですが、OSMは暑すぎるのではないかと思い、秋山のような服装で行ったため、あまり汗をかかなかったので正解でした。

   

 当初、雪があったら日帰りでどこまで行けるかと思っていたのですが、小屋で泊まっている方が下山してきて、全く雪がないと聞いたので、ピークまでは楽勝で行けると確信しました。独標でヘルメットを装着しました。

 快晴の中、気持ちよくピークに到達し、下山することにした。槍ヶ岳や乗鞍岳は雪があったので、3000mぐらいの標高でないと雪がなかったと思います。

   

行動時間

9:00西穂高口駅→9:40西穂山荘→10:30独標→11:30西穂高岳→12:30独標→13:06西穂山荘→13:50西穂高口駅


蝶ヶ岳とトンネル祭り 19年11月11日

山行期間 2019年11月8日夜~11月10日
メンバー TGA,KWI,YMK
山行地域 北アルプス(蝶ヶ岳&上高地~奈川支所)
山行スタイル ピークハント&路上歩き

80周年section6のウォーキングにあわせ、上高地起点の山行を、ということで蝶ヶ岳へ。

沢渡から上高地までバスで移動、そして徳沢へ。テントを張って、荷物をデポ。

長塀尾根を登ります。妖精の池をすぎ、2620mあたり展望が開け、いきなりの槍ヶ岳。

 

景色が素晴らしい!目の前には槍ヶ岳、眼下には梓川。

危惧していた雪はほとんどありませんでしたが、風が強い。早々に下山しました。

 

3人とも初めての晩秋の蝶ヶ岳。人も少なく、静かな北アルプスを楽しみました

徳沢にもどりホッと一息。ご飯を食べ、18時就寝。

 

今日はウォーキングです。テント撤収後上高地へ。これからトンネル祭りです。

下り始めのトンネルは歩道がしっかりしていたのですが、途中から歩道が腐っていることがあって、車道に降りざるを得なくて怖い思いもしました。

沢渡でテント装備を車へ戻したら荷物が軽くなり、足取りも軽くなりますが、先はまだまだ。

紅葉がすばらしいので長い距離もなんとか耐えれました。奈川ダムで一息ついたら、奈川支所まで。

奈川支所でタクシーをよび、沢渡まで。車だとあっという間でした。白骨温泉で疲れた体を癒して、帰路につきました。

山行前日まで体調崩していたのでいろいろ心配でしたが、同行のお二方にフォローしていただき完歩できました。

ありがとうございました。こんなことがないと絶対歩かないコースです。思い出に残る山行となりました。

(YMK記)

【行動記録】

11/8(金) 大阪(夜)発20:30-沢渡駐車場

11/9(土) 5:00起床

沢渡駐車場6:00 =(バス)= 上高地6:40 - 徳沢(テント張&デポ)― 長塀山11:30 -12:15蝶ヶ岳12:50 ― 15:00横尾  ― 16:00徳沢

11/10(日)4:30起床

5:40出発 ― 上高地7:00 - 10:30沢渡駐車場11:10 - 12:45奈川ダム13:00 ー 14:40奈川支所 =(タクシー)= 沢渡 ― 白骨温泉 ― 帰阪

 


富士山トレーニング 19年11月10日

山行期間 2019.11/2~11/3
メンバー MSD、KNS、KWI,YMK,ICH,KUS
山行地域 富士山
山行スタイル ピークハント

富士山 御殿場コース

 

9月の吉田口ルート以来、久しぶりの富士山でのトレーニングです。

今回は初の御殿場コース

数日前に富士山で滑落し死亡事故もあり、雪の積もった富士山にビビりながら出発です。

久しぶりの冬装備に水4.5ℓで重い。

道は火山砂利で歩きにくい。

ひたすら砂利の登山道を歩き続けます。

3000mを超えたあたりからちらほら雪が出てきました。

どんどん標高が高くなるにつれ雪は増えていきましたが、天気も良く、雪は

ゆるくアイゼンはつけずに登りました。

ゆっくり息を吐く事に意識して登りますが、途中から急に眠気が。

ここ数日、寝不足だったせいもあるのか?

高山病か?

ペースダウンです。

3300m辺りで皆んなの疲れもMAXに。

日は傾き影富士が綺麗でした。

どんどん日は落ち、暗くなります。

後で知りましたがら皆んなテント貼る場所を探しながら登っていたみたいです。

しかし、そんな私達の甘い考えを吹き飛ばすMSDリーダーの一声が!!

『皆んな山頂までもうちょっとや!!』と

ですよね。

山頂まで行きますよね。

そんな予感はしていました。

標高残り400がなかなか進まない。

残り400mを登るのに3時間程かかりました。

山頂に着いたのは夜7時。

コースタイムは7時間半。

装備も重かったとはいえ。大幅にコースタイムをオーバーしています。

まだまだトレーニングが足りないようです。

山頂に着き、MASリーダーが吉田口から登っているパーティを探しに行きましたが見つかりませんでした。

もうこの時間にはとっくに下山されていたそうで、見付からないはずです。

やっとテントを張り嗜好品を飲みますが気分が悪くもどしてしまいます。

他にも気分の悪い人もいて高山病のようでした。

 

睡眠不足と高山病どう克服するか難しい問題です。

 

11/2日 7時半 御殿場5合目

19時半御殿場山頂

11/3日 7時半御殿場山頂

11時半 御殿場5合目


富士山

山行期間 11/1~3
メンバー SGY・ABE・SZK・YSZ・KSI
山行地域 富士山
山行スタイル ピークハント


11/13日、晩秋、雪の富士山に行ってきた。今回は吉田口ルートから。全員富士山経験ありとなっているが、雪の富士山を知っているのはリーダ陣のお二人のみだけ。

この時期の4000m近い寒さも、富士山特有の風も、今までのアルプスとはどう違うのか、そんなことを思案しながら情報を共有しながら登山口に立った。

道の駅吉田口で仮眠。

吉田口スバルライン5合目登山口の駐車場に向かう。思いの外、駐車はあるがほとんどが紅葉目当ての観光客ばかりの様子。

準備しながら見上げた富士山は雪と紅葉で美しい。が、吉田口から見ればあの富士山スタイルは違ってほぼ伊吹山に近いなと思った。

入山禁止の柵を超えて土埃が舞う道をいつもよりゆっくり登っていく。

5Lとテルモス分0.5L。ザックは1415Kgくらいか。

今回は、高山病対策として呼吸法を各自意識しながら歩いていくことに努めた。

しっかり吐くことを意識して深く吸う。複式呼吸が一番酸素を取り込めるらしいので、歩くリズムと呼吸のリズムを調整しながら取り込んでいった。

初めての富士山トレーニングということもあり、今回は「知る」ことが大事だと思った。

アンダー1枚になって歩き出す。気持ちいいが、やはり風は冷たい。薄手のフーディ1枚足してでちょうど良いくらい。黒いザレた道を順調よく高度を上げていく。

溶岩らしい岩ゴロの道は冬靴のフリクションが良く効いて歩きやすい。土や岩の感じからアルプスの山と違う、火山の山だと改めて認識する。

7合目辺りから積雪がでてきた。長いつづら折の道が始まる。

1時間ほど登ったところでアイゼン装着休憩。

この頃にはすでに呼吸苦の高山病が現れているメンバーもいた。酸素をしっかり取り込み水分を大目に取ることも忘れない。

1ヶ月前に足を痛めたメンバーも痛みを調節しながら今回の山行に参加して頑張っていた。

ここで相談。初日、天候は良いが、天気図では明日富士山に近い所で低気圧が発生。風もかなりの予想。

高度に慣れるという観点から山頂泊の予定をしていたが、あらゆることを考慮、下山時の滑落のリスクを回避優先しようと3000m地点で幕営することを決めた。

アタック装備で山頂に向かう。1450山頂神社着。

この日は別ルートから登っている仲間がいたので会えるかも・・と「ホーホイ!」

山頂から連呼してみるも残念!

タイムリミットを決めていたのでお鉢廻りはまた今度。テントまで下山開始だ。

下り出しは氷化した雪面と快適な雪面のトラバースが交互にやってくる。猿回しが多用出来たいいトレーニングになったと思う。

初めて見る影富士。ちょっと感動。

テントでは食事も水分もたっぷり取って就寝。

行動中、私自身は高度障害は何も出なかったので余裕をかましていた。なのに高度を下げたテン場での夜中の強い頭痛。

脱水気味なのか、それとも高山病?。。現れ方にも時差があるのでしょうか?これもいい勉強になりました。

翌日、下山は1時間40分で5合目登山口まで。

紅富士の湯で汗を流し、名物吉田うどんを食べて帰阪しました。

行動時間

11/2 吉田口5合目(802)-本八合(1347)-頂上(1450)-下山開始(1508)-テン場(1628

11/3 3000mテン場(620)-吉田口5合目(754

(KSI記)


湯川JAMJAM日記 19年11月07日

山行期間 11/2-4
メンバー INO WDZ DTE
山行地域 湯川
山行スタイル フリークライミング


フリークライマーINOさん(a.k.a.はんなりさん)に来ていただいて実現しました!

湯川でクラックにチャレンジ3DAYS。

初日は有名クライマーのSGNさんの講習を受けました。(講習は全てトップロープです)

①テレポーテーション5.10dの下部のみ(5.9??)

INOさん、WDZさんノーテン。DTEはトップアウトできず。

先生曰く「クラックにはジャミングの前にレイバックとステミングが必須なので」まずこれが課題になるそうです。これで5.9なのかーと泣きそうになりました。

②うたかたの日々5.9(2P目は5.10a?)

INOさんWDZさんノーテン。DTEは下部で1回と上部で複数回テンション、ビレイありがとうございました。。この後ジャミングの仕組みを教えてもらう。できるかな~?

③コークスクリュー5.10a★★

INOさんは「うまい!リードできるよ」と先生に褒められ、WDZさんも「しんどい」と言いながらノーテン。

 

DTEは何回もぶら下がりながらトップアウト。無理だー。と思ったけど途中で降りてはいけない雰囲気だった。何をしに来たんやー!

「クラックのほうがスポートルートよりもっと引き付けの力が要るので、腕ではなく肩甲骨で引き付けるように。あと足がふにゃっとなって全然決まってないです」

ぶら下がっている間に、INOさんとWDZさんは④サイコキネシス5.10d★★★の下部に挑戦されていたけどこれは難しかったようです。

④バンパイア5.10c★★★

これはINOさんのみトライで見事ノーテン!先生も他の受講生もINOさんの一撃にびっくりしていた。

⑤北京の秋5.10b★

フィンガージャムの仕組みを教えてもらってトライ。INOさんはうっかり1テンで悔しい!WDZさんは指のサイズが全然はまらないようで諦めていた。私は何となく指でリングを作る感覚を味わって下のほうで降りてきました。ルート名が素敵です。

 

2日目

今日からINOさんにリードしてもらいます。INOさんOS祭りの日。

 

①デゲンナー5.8

INOさんOS、WDZさんノーテン。DTEは手がスカスカで決まらず、足も悪くて複数回テンション。5.8~~。小川山レイバックより難しいです。

②台湾坊主5.9★

INOさんOS。WDZさんノーテン。ほとんどステミングとぴったりサイズのフィストジャムで登れるので、DTEも今回唯一のノーテンションでした。やってみてよかった・・・!

③北風小僧5.9

INOさんOS、WDZさんノーテンDTEは1回テンション。これもレイバックでほとんど登れるのに最後に力尽きて落ちました。

④うたかたの日々 再び

初日に1回落ちた下部だけトライさせてもらった。INOさんがリードしてくれたが、ロープがテラスの角に引っかかったためWDZさんが再度リードしてくれることに。終盤でサイズの合うプロテクションがなくてちょっとこわかった。。でも無事RPされました。さすがー。

がんばって張っていただいたありがたいTRなので落ちないように必死に登りました。下部だけですが・・・。

INOさんのリードクライミングは知的で美しく、感動的だった。強い。かわいい。エレガンス。先輩もがんばって・・・。

 

3日目

お名残おしく湯川、最終日です。

①無名ルート5.8~5.9でアップ。INOさんOS。WDZさんノーテンDTEテン。

②フォーサイト5.10a/b★ INOさんのOSトライ!!みんな10abよりは難しい。と言っています。

下のほうが左手だけずっーとレイバックらしく、惜しくも中盤で1回フォール、テンション。ルートの最後はクラックがなくフェース登りになっていて、そこがINOさんのお好みに合っていたようでした。

惜しかった~!!かっこいい~~

③デゲンナー5.8 WDZさんリードトライでRP。

デゲンナー。。。DTEは結局登れずでした。足が決まってない。だから手も決まらない。湯川に行く前、会長に「クラックは足ですよ」と散々言われて来たのにできませんでした。でも一緒に行ってくれた二人のおかげでたくさんクラック体験ができて本当に勉強になりました。

INOさんのリードは本当にお見事でした。なんと1年ぶり(!!)のクラックを満喫されたようでよかったです。

WDZさんもなんだかんだでほとんど落ちずに登っていた。

リードだけでなくかわいい愛車やキャンプセットを用意してくれたINOさんをはじめ、湯川の皆さん。ピースフルクライマーたちです。本当にありがとうございました!!

来年も行けるようにがんばります。

 

 

 

先生のジャム筋

 

 


ありがとう藤内沢 19年11月06日

山行期間 10/27
メンバー WDZ TYR DTE
山行地域 御在所藤内壁
山行スタイル クライミングトレーニング


いつもお世話になっている藤内沢と仲間に感謝。

季節はクライミングシーズン真っ盛りの一の壁です。

 

3ルートⅣ+(DTE)と2ルートⅣ(TKR)でアップして、

メインイベントでTKRさん左ルートⅤのOSトライです。

ハングの上の一手がこわい。ねばった末に「ずるします!」と自己申告してからナッツを引っぱって登った真面目なTKRさんでした。今年は何回も藤内トレーニングに付き合っていただきました。ありがとうございました。

最後にWDZさんがいやいや右ルートⅤのOSトライでした。

カメラを持ったままするすると登っていかれた。

中尾根のアプローチのほうに台風19号による崩落があったようで、いろんな山岳会から集まったボランティアの方々が大きな道具を担いで復旧作業に来られていました。ありがとうございます。

次は冬に、、来れるかな!?


小川山烏帽子岩左稜線 恐怖と歓喜の18ピッチ 19年10月31日

山行期間 2019.10.18~21
メンバー SKT、MTU
山行地域 小川山
山行スタイル アルパインクライミング


 

10/18(金)の夜から小川山に行ってきました。

狙いは、烏帽子岩左稜線のマルチピッチ18P

10/19AM5:00到着するも雨。車で9:00まで待機

雨があがったところで、取付き偵察。

無事に偵察出来たので、フリークライミングをしに父岩に向かうも、増水のため渡渉が出来ず渡渉敗退。

気を取り直して、温泉に行くことにする。

そして、毎回のBBQ。

キャンプ場は貸切状態。

翌朝、4時起床。5:30出発

突堤を渡渉。

二つ目のケルンを左折。

正面の烏帽子岩めざしガレ場を登る。。

10分ほどガレ場を登りケルンを右へ

前日に下見したのですいすいと取付きに6:00到着。

すぐに準備をすませ登攀開始。

1p 5.6 20m 2p5.7 20mを一気に登る。L松浦

これが、えげつなくヤバかった。岩は濡れてるしグラグラ。

これで、18ピッチもいけるのか、恐怖のマルチピッチの始まりとなる。

3P 5.6 20m L関田 クラックは、濡れていてヤバかった。

4P 5.8 40mL松浦 トラバースして岩峰にあがる。かなり苦労したが残置ピトンに助けられかろうじて突破。

5P 5.4 40m L関田 歩き

6P 5.5 30m ほぼ歩き。やっと楽にクリア。L松浦

7P 5.5 30m L関田

朝からのガスが取れない

8p5.5 15mR松浦 9P 5.7 35m L関田  5P~9Pは、楽にクリア

10P5.6 20m 死ぬほど怖いトラバース。泣きながら突破。L松浦

11P5.6 20mも続けて楽にクリア。

 

お昼ようやくガスが抜けていく。

ここらでやっと気持ちよくなってくる。

しかし、少々時間がかかり過ぎてる。

12P 5.5 30m やさしいリッジ L関田

13P 5.7 15mの大嫌いなクラック。足が痛い。L松浦

登りきったところが烏帽子岩のトップ。あとは下降路に向かってアップダウンのトラバース。

14P懸垂

15P5.5 25m

16P懸垂

17P 5.7 35mワイドクラック L松浦

岩も乾いていて、問題なく登れる。

そしてフィナーレのチムニー。たたずまいがカッコよかった。

18P 5.8 15m チムニー(最終ピッチ)L松浦

後半かなり狭くなり、ザックをはずす。セカンドのザックと2つを3分の1で引き揚げる。

15:30無事、登攀終了。9時間半もかかりました。

スピードアップという今後の課題が残るものの

恐怖を乗り越えての登頂成功に達成感で機嫌よく下山出来ました。

 

帰りの渡渉はつべた過ぎて痛い。

達成感でご機嫌なBBQのCLでした。

翌日はフリーのゲレンデでフリークライミング。

5.11aをクリアすることが出来て、念願のイレブンクライマーとなり、

ご機嫌で大阪に帰りました。


日帰り剱岳 早月尾根 19年10月18日

山行期間 2019年10月5日
メンバー ABE SZK YSZ BAN
山行地域 剱岳
山行スタイル ピークハント

強歩トレーニングとして、早月尾根の日帰り剣岳に行ってきました。

台風直後で不安定な天気予報。

トレーニング日だけは何とか天気がもちそうなので出発したが、
道中は時折激しい雨でした。
馬場島到着そのまま車中で1時間ほどの仮眠、10月に入って夜明けも遅くなり、
暗い中準備をし出発。馬場島の到着が遅かったのもあり、歩行開始が6時過ぎになりました。

今回のタイムスケジュールについては、早月尾根は木の根が多く雨天で滑りやすいので、明るい間にできるだけ下の方まで下山したいが、登りもそれなりに時間はかかるだろうと話し、往路7時間をタイムリミットとし下山することになりました。

登り出しから急登だが、先頭のABE CLの好ペースで快調なスタートとなる。
その後、1時間を目処に先頭を交代しながら進みました。霧雨から雨となるが、それほど強くならず、その後も順調に標高を上げていく。途中、1:00から登り御来光をみてきたという男性とすれ違うが、なんと往復7時間のペースに驚く・・・


徐々に空も明るくなり、9:46早月小屋着。速くはないが予定通りのペースで歩けている。
天気も好転し小屋から上は快晴。剱岳が見ながら小休憩をとり頂上目指して出発。

   

視界も良くなり歩きながら室堂方面、小窓尾根、雲海の景色を見ることができた。
小屋を超えてからはガレ場、鎖場が出てくるが、足元が濡れていないので歩きやすい。

      
しかし、私の足に痛みが出てきてしまい、ペースが上がらず13:05頂上着。
頂上で360度のパノラマを楽しんだ後、長い長い下山の始まり。

   

下りはあまり休憩をとらず、まずは早月小屋まで。
小屋からは樹林帯で、夕方は動物が出る、熊もいる。と聞き要注意です。
動物に会いたくないので少し大きな声で話しながら、時々”ホーホイ”と言い合いながら、

濡れた木の根が多い山道の注意払いながら歩く。 

小屋出発が16:10となり、明るい間にできるだけ下りようとSZKさんが

スピードアップしながら牽引してくれ、ほぼ予定通りの時間で下山することができました。

日帰り剱岳は初めてで当初はどうなるかと思っていましたが、途中引き返すことなく強歩トレーニングができました。

離阪目的地到着後、1時間に仮眠、13時間歩行、温泉とご飯もササッと済ませ、

2時間半ほどの仮眠をとり帰阪。一般的にこの年齢の女性4人でこんなことしてないよね。

と笑い話になりました。

BAN記

登山口 6:08→ 1660m 8:18 → 早月小屋 9:46着 → 2,600m 11:14 → 山頂 13:05

山頂発 13:23 → 早月小屋15:53着 → 下山19:18


前穂北尾根 19年09月25日

山行期間 2019年9月14日(夜)~17日
メンバー TYK DTE WZU
山行地域 北アルプス 前穂高岳 北尾根
山行スタイル アルパインクライミング


9月15日~17日の日程で前穂高岳北尾根に行ってきました。

初日15日は上高地~涸沢まで。

涸沢について、すぐに5.6のコルへ偵察に行き、翌日に備える。

二日目16日は3時起床。4時に出発。ヘッドランプをつけて5.6のコルへ。

5.6のコルには5時過ぎに到着。辺りが明るくなるのを待ち、5時半にスタート!

いろんな記録にあったように、4峰は大きな浮石がゴロゴロしており、落石に注意。

「4峰が核心」と聞いていたが、まさにその通りであった。

3.4のコル近くからの景色。なかなかの眺め。

3峰の眺め。

3峰は2ピッチ目が核心とのことであるが、チムニー右のルートをとれば全く問題なし。

感覚的には3級もないかもしれない。

3峰頂上でしばし休憩。

2峰からの15メートルの懸垂下降。

9:57 前穂高岳山頂!!

5.6のコルから4時間30分で登攀終了となりました。

4峰でのルーファイ、3峰での時間ロスなどがなければもう少し時間短縮できるかな。

この後は、ながーい吊り尾根歩き、そして奥穂高岳へ

奥穂高岳には12時前に到着。

奥穂高岳~穂高岳山荘(12:30着)~涸沢(14:24着/50発)~横尾(16:51着)でした。

 


Mt Fuji!タイムトライアル!(モンブランチーム) 19年09月21日

山行期間 2019年9月14日~15日
メンバー MSD ICK YMK KWI KSU HYS
山行スタイル ピークハント トレーニング

目指せモンブラン!!ということで、モンブランチームで高度順応も兼ねて、富士山へタイムトライアルに行ってきました。

モンブランの標高は4,810m 技術的には決して難しい山では無いといわれてますが西ヨーロッパでは最高峰。長時間歩ける体力と、高所耐性、そしてより早く、より安全に頂上へ達する為のスピードが求められます。

9月14日 晴れ

各々、共同装備、個人装備、水5リットル程を担ぎザックの重量は15キロ~14キロ程でしょうか。

富士スバルライン5合目駐車場を7時10分にスタート。今回はタイムトライアルということで各々のペースで山頂へ向かいます。6合目辺りまではメンバー同士で和やかに会話しながらのんびりと進みました。

6合目を過ぎた辺りから身体も慣れてきたこともあり、自分のペースで進むことにしました。初めて登る富士山。こんなにも見晴らしがいいのですね。 有難いかどうかは別にして、頂上までの距離がなんとまぁ分かり易い事(笑)

9月10日で閉山した富士山ですが、スバルライン駐車場には車が沢山止まっておりました。登山者の数も比較的多く、デニム姿の海外の方達や、軽装の方もたくさんおられました。日帰りでこの時期に富士山に登られる方がこんなにも多いことにビックリ。

7合目辺りまでは細かい砂地で左右にトラバースするような形で徐々に高度を上げていきます。この辺りまでは空気の薄さもそれほど感じられずに快調にペースを上げて進みます。私は普段からあまり歩調のペースを変えずに、足を一定のリズムで前に出す様な歩き方を意識しているのですが、今回もなるべく歩調のリズムは変えることなく、息の切れ方、足の疲れなどに応じて、足を出す歩幅を変えたり、踏み込む時の重心の取り方を少し変える事によって足の筋肉に掛かる負荷の位置をずらしながら登る事を意識しました。

7合目辺りからは登山道の様子が変わり、足場の悪い岩場に変わって少し体に疲れを感じ始めました。8合目~9合目では少しずつ息苦しさを感じ始めました。これは空気が薄いせいなのか?足を出す一歩が重く感じられます。苦しいながらもなるべくペースは変えない様に意識しながら一歩一歩足を前に出すことだけを意識し続け・・・なんとか吉田口頂上へ。

 

 

メンバーも続々と登頂します。登っている最中は全く感じなかったのですが、頂上到着後すぐに物凄い頭痛を感じ始めました。動くのが辛く、楽な姿勢を探しては体勢を変えて体を休めます。他のメンバーも不調を訴えます。元気なのは最年長のMSDリーダーのみ。MSDさん、流石でございます。

私はと言いますと、おはち巡りをして剣が峰に到着した頃には、体を動かすことが出来ない程の頭痛と吐き気。。寒気もひどく感じ、日が射しこむ場所を探して倒れこむように横になります。ただ、テントに入り少し休憩したら良くなるだろうと思っていました。泉州会に入り山行を重ねるに連れて、自分の体調のパターンの様な物が少しずつですが分かってきたような気がします。

 

日も暮れ始め、御鉢周りにも人が少なくなって来たのでテントを張ることにします。私たちのほかにも数組テントを張っておられる方が。テント内では下からKSUさんが担ぎ上げてくれた0.5キロの月見団子を頂きました(笑)写真撮っておけばよかった(笑)

テント内では水分を意識的に取り、身体を休めたことで私の体調は徐々に回復していきました。しかし、私の他にも体調不良を訴える者が数名。先ほどよりもあきらかに辛そうです。。食欲が出ずに殆どご飯も食べられない様な状態です。私はというと、先ほどの体調不良は何処へやら。モグモグパクパク(笑)

 

山でどんなにバテても疲れていても「食べる事が出来る」というのは・・強みかもしれない(笑)

 

そんなこんなで早々に就寝。次の日は、泉州会に入ってから一度もゆっくりと眺めたことのないご来光をこの日ばかりはゆっくりと眺める事が出来て幸せでした(笑)お疲れさまでした^^

コースタイム

7時10分スバルライン5合目 8時20分7合目 10時35分8合目 13時吉田口頂上


北アルプス 高天ケ原 3泊4日縦走 19年09月17日

山行期間 2019年8月9日(夜)〜13日
メンバー YMK、KWI
山行地域 北アルプス
山行スタイル 縦走

出発1週間前、Mリーダが参加予定でしたが、約1週間前に参加できないとの連絡が入り、私たちのみで行くかどうかの検討から始まった。正直今までMリーダに色々任せてしまったことを反省し、私たちは当初の計画を少し変更し、山行することにした。出発前からとても不安であった。

8月9日〜8月10日 晴天

折立に到着すると、予定通り林道手前で多くの車が並んでおり、他の車と同様に並び、車内で仮眠をとる。翌朝林道のゲートが開くと同時に多くの車が動き出した。折立に到着。登山口には多くの人がおり、ツアーのバスも到着。登山口から登り始めたが、大勢の人で混雑していた。人の速度に合わせたり、抜きつ抜かれつつでした。強引に下る方もおられるので驚いた。五郎平小屋まではずっと人ごみの中を歩いている感じであった。五郎平小屋から薬師峠までは少し人もまばらになったが、やはり多くの人が登っていた。薬師峠には早めに到着しないとテント場がなくなると聞いていたので、足早で行った。薬師峠の手前にはニッコウキスゲなど綺麗な花が沢山咲いていてYMKさんに花の名前を教えてもらいながら歩いた。薬師峠には多くのテントが張られていたがまだ時間も早かったのでなんとか場所の確保はできた。テントを張る。私は初めて使用するテントでどのように使うのか考えながら作業をした。途中でボキッと変な音がしたと思ったら、1カ所が入らない。少し割れ目が入ってしまった。初日のテント設営でとあせったが修理具を取り出しなんとか完成。時間も早かったのでとても暑かったが2人ともとても疲れていてテント内で16時の天気予報を聞く時間まで休憩をした。

  

8月11日 5時半出発 晴天

太郎平小屋から薬師沢の途中で私は木で滑ってその場で転倒。右膝を打撲。少し強く打撲してしまったので少し歩きにくかったもののさほど影響はなかった。後日YMKさんはこの時に始まったばかりなのに敗退しないといけないかと心配したそうだが本人はそんな事を考える事もなく普通に進んだ。薬師沢小屋周辺はとても綺麗な川が流れていて涼しく、しばらく涼んでいたいと思ったが今日は高天原まで行きたかったので、足早に出発した。薬師沢から少し急騰でここも人が多かったので、待ちながらの登りでした。雲ノ平に近づくと木道が綺麗に整備されていて、歩きやすかった。雲ノ平山荘の場所は見晴らしも良くとても素敵な場所にあった。珍しい白濁りのビールも置いてあり、次回はここでゆっくりしたいと思った。雲ノ平から少し行った所で分岐があったが少し行き過ぎてしまったがすぐ戻り、高天原山荘までの道を進んだ。ここまで来ると人にはほとんど会わなくなった。高天原峠までは急な下り坂も多いものの梯子があちこちかけられていた。長い梯子は少し戸惑いながら慎重に進んだ。高天原山荘には予定通り到着し、その後少し歩いた所にある温泉に行き、しばしの休息をとった。男性はほとんど裸で温泉横の川を歩いているので目のやり場に困った。

8月12日 4時半出
発 この日も晴

昨日の急下りとは違う道で緩い登りで鷲羽岳へ向かった。鷲羽岳付近は岩場が多くすれ違うのもやっとの箇所もあった。3日目にして初登頂で嬉しかった。鷲羽池もよく見えた。その後、三俣山荘へ向かう。三俣山荘から三俣蓮華岳はコースタイム90分の距離ですが、非常に暑かったからか足が思う様に動かず150分近い時間がかかり、かなりYMKさんには待ってもらったと思う。三俣蓮華岳から黒部五郎キャンプ場までは暑かったがなぜか楽になった。黒部五郎キャンプ場へ行く途中にはチングルマの群生があり、癒しの空間が広がった。

8月13日 4時半出発 晴天

黒部五郎岳の肩についたので、頂上へはザックを置いて登った。黒部五郎岳から赤木岳は遠くなかなか着かないなと思いながらも、今日は最終日で何としてでも折立に時間通りに到着しないと帰れないという思いでひたすら歩いた。急登はないものの非常に暑く、目標がはっきり見えない中歩くのはしんどかった。

折立には15時までに到着したかったので、ぎりぎり予定通り到着しホットした。

今回の山行中ずっと晴天で非常に恵まれており良かった。天候が悪かったらもっとトラブルが発生し、予定通にはいかなかったと思います。又、登山道が非常に整備されており、高山植物も多く見られ、癒し空間も多かったので、経験の浅い私にとってはとても良かったと思いました。又、2人で山行することにより今まで以上にもっと事前準備が必要だと痛感した場面もあり、良い経験になったと思います。(KWI)

 

8/10折立7:30 → 三角ベンチ9:12 → 五光岩10:25 → 五郎平小屋11:34 → 薬師峠キャンプ場13:52

8/11 薬師峠キャンプ場5:30 → 太郎平小屋5:50 → 薬師沢小屋7:55 → 雲ノ平山荘11:02 → 高天原峠12:54 → 高天原山荘13:52

8/12 高天原山荘4:40 → 鷲羽岳9:22 → 三俣山荘10:36 → 三俣蓮華岳12:34 → 黒部五郎キャンプ場14:22

8/13 黒部五郎キャンプ場4:30 → 黒部五郎岳6:38 → 赤木岳9:16 → 北ノ復岳9:50 → 太郎平小屋11:56 → 折立14:57

 


北アルプス 真川 鳶谷

山行期間 2019年9月13日(夜)~15日
メンバー OSM、TCH
山行地域 北アルプス
山行スタイル 沢登り

以前から行ってみたいと思っていた真川の鳶谷に行ってきました。天気が良かったこともあり、開けていてすごくきれいな沢でした。とにかく長いので荷物を担いで歩ける体力と、巨岩群、奥の二俣以降をどう突破するかが、ポイントだと思います。

折立から岩井谷橋まで車道を歩く。工事の車がたくさん走っていました。岩井谷橋から堰堤2つを越えて(左岸)から沢装備になりました。3つ目の堰堤は右岸から越えました。

   

初日(14日)は最低でも最初の二俣、できれば奥の二俣、あわよくば2400mよりも上まで行きたいと考えていたため、イワナがいることはわかっていたが、釣りをせずひたすら巨岩群を突破することにしました。

   

奥の二俣に14時半に到着。微妙な時間だった。さらに進みたかったが、もしロープを出すなど時間がかかってしまうとやばいかもしれないので、無難にここで泊まることにした。

   

2日目(15日)、もう1パーティに先を越されてしまった。第2の核心は、最初の滝をどうしようか迷ったのですが、右岸を巻くことにした。それ以降戻れなくなってしまい、核心の上まで巻くことになった。

   

核心の後の2つの滝は、左岸の階段状になっているところを登った。

   

ロープを出さなかったので、思っていたよりは速く突破できた。2400m辺りはどこでもテントを張ることができるスペースがあり、初日のここまで登ったらよかったと、来てから思った。

   

稜線に到着後、太郎平に行き、折立に下山した。16時になった場合は、大阪に帰ると夜中になるので、折立に泊まるつもりだったが、13時半に下りてきたため、大阪に帰ることにした。

今回、予想よりかなり速く行動できたことは、今後の山行を計画するのに幅が広がると思った。

行動時間

9/14 7:05折立→8:10岩井谷橋→9:50鳶谷分岐→13:50 2000m最初の二俣→14:30奥の二俣BV

9/15 6:15出発→7:27第2の核心終わり→9:55稜線→10:55太郎平→13:30折立


夏の風物詩~北岳バットレス第4尾根 19年09月03日

山行期間 2019/9/1~2
メンバー TKR DTE
山行地域 南アルプス 北岳
山行スタイル マルチピッチクライミング


毎年誰かしら行ってる夏の風物詩です。

(冬は赤岳主稜ですね。)

名前が超有名でカッコいいです

“これが北岳東壁、大樺沢奥壁という名前だったら・・・”

(『チャレンジ!アルパインクライミング』より)

何回行くねん。と言われたけど下部岸壁の取りつきまでしか行ってませんでした。

TKRさんありがとうございました。やっと行けました。

9月1日

5時50分の乗り合いタクシーに乗って広河原、8時10分に白根御池小屋にチェックイン。早すぎて一日どうしましょう。昼寝です。偵察省略。

  

アプローチは二人とも知っていて、一応行こうかなとも思いましたがTKRさんは任せろ!!と言っているし雨もぱらぱらしてアプローチシューズがぬれると重くなるので。

9月2日

2時に起きてBガリーに向けて出発。大樺沢の登山道を登っていって大きなボルダーの上、C沢側から入ってBC間尾根をBガリー大滝まで登って行きました。尾根末端からも踏み跡ありです。

準備しながら夜明けを待って、5時15分にスタート。

前日白根御池でお話した茨城県の山岳会のお二人パーティ、下部フランケからDガリー奥壁を狙っておられましたが(すごい!!)天候がいまいちでアプローチも時間を使ってしまった、ということで4尾根でええか。とBガリーに上がってこられました。絶対抜かされるー。

Bガリー大滝

・1P目(Ⅲ)TKRさんリード

・2P目(Ⅱ~Ⅲ)DTEリード 途中ビレイ点があったが50mいっぱい近く伸ばしたら下部の終了点まで行けました。

ふみ跡をCガリーのほうへ行って、Cガリーをトラバースして右のきわを登っていくと、消えかかった「4おね」というペンキがあり、その上にヒドンスラブがあります。

   

 

逆層で苔むしたヒドンスラブです。ビレイ不要、時間短縮。とTKRさんが登ってくれた。

6時40分、第4尾根主稜取付き。

 取付きから富士山。

・1P目(Ⅳ+)TKRさんリード

私はクラックの出だしが難しくていきなりやばいー。と思いました。でも、この辺はまだ岩が乾いていたのだった。

・2P目(Ⅱ)階段状 DTEリード

晴れているのは取付きまで。4尾根はガスに包まれ。

・3P目(Ⅲ)緩傾斜のクラック TKRさんリード

・4P目(Ⅲ)簡単なフェースから垂壁前テラスまで。DTEリード

 

7月に大雨で懸垂敗退したときに残置したスリングを無事回収。

ここからBガリーまで懸垂で降りていくなんてほんとに大変だったと思います。SOTさんお疲れさまでした!!また行きましょう!!リードお願いします(泣)

・5P目(Ⅳ+)TKRさんリード

クラック沿いにハーケンが連打されている(冬用??)けど右のカンテのほうに早めに登ってリッジに出ます。次にマッチ箱(どのへんがマッチ箱なのか?)から懸垂です。ガスとにわか雨が続いていたためか、岩がつるつるになってきました。

・6P目(Ⅳ)TKRさんリード

コーナーを登って上のクラックに出ますが、岩がむっちゃしけっている。TKRさんがずるっと滑るのを見た瞬間に私のメンタルが崩壊しだしました。

そして・7P目(Ⅲ+)TKRさんリード

DTEの担当のはずですが、右のカンテか左のルンゼか迷う。

TKRさんはカンテやろと言ってるが、岩がモイスチャーすぎてルンゼのほうが易しく見える。

うーもっと記録をチェックして来るべきだった。

逡巡タイム5分?くらい使ってしまって、「怖かったら行きますよ」とTKRさんが言ってる。。

カンテのほうに登りかけたが怖くて足が出ないので、もう「お願いします」と言ってしまいました。

これで今日の私の出番はなくなった・・・。

TKRさんもカンテはやっぱこわいわーと下りてきてルンゼを行きました。この上が枯れ木テラスです。

枯れ木がありました。ここが2010年に1P分丸ごと崩落したのですね・・・。

・8P目(Ⅱ?)DTEリード ハンドトラバースで城塞チムニーの取り付きへ。ガスガスで高度感がなかったのがよかったかもしれません。

・9P目(Ⅳ+)Dガリー奥壁城塞チムニー TKRさんリード

チムニーは水が滴っていましたが、TKRさんはすごいがんばって迷わずパワーで抜けられました。強い!ザック荷揚げしますか?チョーク貸しましょうか?という私の心配はむちゃうざかったと思います。

TKRさんの登ってコールのとき10時40分くらいだったので、フォローの私は11時までにトップアウトしようと思って登り始めましたが、ハングのところが何回やっても身体が持ち上がらないので、あぶみで登りました。はい。A0どころがA1でした。

後ろのパーティの方が、下から「枯れ木のテラスってどこですかー」聞いてこられて、「そこでーす」と答える。あっギリ抜かされなかった!

10時50分 無事第4尾根終了点。

終了点で。

 終了点~登山道のふみ跡。お花畑の残骸。

大阪まで帰れますね、ということで白根御池までかけ下りて、テント撤収。ザックに入れてきたのに帰りにはなぜか入りきらない荷物を外付けしまくって、15時広河原の乗り合いタクシーに乗れました。

 

最後に御在所トレーニングに行ったときは、何回前尾根ばっか来るのかと嘆いてしまいましたが、裏道登山道から前尾根のアプローチ1時間強+前尾根3時間でトレーニングすることはやっぱり有効よなぁと行ってみて思いました。会長の教えです。

行ってみると私はまだまだだった。

 

9月2日 (行動記録)

白根御池小屋 2時49

二俣3時09
下部岸壁取付着4時43
登攀スタート5時15
四尾根主稜取付着6時40
マッチ箱懸垂降8時40
終了点10時58
北岳山頂11時35
肩の小屋11時50
白根御池小屋着12時49
下山開始13時12
広河原山荘着14時50