山行期間 | 2015年3月8日(日) |
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メンバー | YMM, TMT, YMS, SKM, UZU, KRA, MTD, KNZ, NKO,ITN, SGY, KTYF, KWI, ABE, IND, MKM |
山行地域 | 金剛山 |
山行スタイル | ハイキング |
今回は、75期Bチームの第一回の山行で、新人が多く、
リーダーも含めて16人でのハイキングとなりました!
前日の雨も上がり、気温も上がり、登山日和です。
タカハタ道から登り始め、沢筋を通って、数カ所、フィックスロープのある岩場もあり、
変化のある楽しいルートでした。
登っていくにつれて、どんどん暑くなりましたが、途中に湧き水があり、
こんなにおいしい水は初めてでした!
急登が終わり、尾根に出ると少しひんやりします。
金剛山の山頂に到着!ここで記念撮影をしました。
山頂で行動食と水分を補給して、紀見峠を目指して歩き始めます。
杉林の中を歩いていきます。
なだらかな道ですが、数々のアップダウンを乗り越えて、ジワジワ足に響いてきます。
休憩では、皆さん様々な行動食を持ってきていて参考になります。
初めてで必死についていき、足や膝がガクガクになった人もいますが、
最後まで全員で紀見峠に到着。予定より早く下山できました。
リーダー陣の方々は足取りがスムーズで、自分達も、先輩方のように
なれるように1年間のカリキュラムに取り組んでいきたいと思います。
リーダー陣の方々、Mチームの方々、心強いメンバーと一緒で、安心して登ることができました。
ありがとうございました。(KRA記)
〈行動記録〉
金剛登山口9:20→タカハタ道→金剛山社務所10:40→千早峠12:45→紀見峠15:40
山行期間 | 2015年2月20日(夜)~21日 |
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メンバー | SGY, KWI, UET, MKM, TKD, MSD, YDA, YMG, KBT |
山行地域 | 浅間山 |
山行スタイル | 雪山ピークハント |
六甲山のハイキングから始まり早1年。
遂にBチーム卒業山行の日がやってきた。
今回の山行は日帰りで、下山後は旅館に泊まる計画である。それもちょっと奮発していい旅館!「山に行く」と言うよりは「旅行」という感覚で浮かれていたため、油断は禁物と思い直し、行きの車中で気を引き締める。
この1年間で最高の天気に恵まれ、浅間山荘登山口を出発。
アイゼンを装着し、ザクザクと気持ちよく雪を踏みしめる。雲一つない真っ青な空を眺めながら登る。他にも登山者がおり、トレースもあるため難なく登れる。
一の鳥居、二の鳥居と抜け、ようやく火山館へ。プリンのような形の浅間山が徐々に近づいてくる。賽の河原は雪の下にゴロゴロと岩が転がっており、足を捻りそうな所もある。斜面を斜めに登り稜線に出る。
風のない快晴で本当に良かったと思う。
浅間山の火口付近は立ち入り禁止のため、外輪山の前掛山のピークへと向かう。緩やかな登り道を進み、到着。眼下には北アルプスから富士山まで360°のパノラマが広がっている。
本当に絶景!!
「あの山何かな~?」と聞かれても、どの山の名前を答えても正解するくらい全部見えている。山頂では、景色を楽しみつつゆっくり休憩。周りは雪が積もっているが、地熱で雪が融けている所もあり、寝転がってみる。ほんのり温かい。自然の力は壮大だ。
下り道では、以前なら怖いと思っていたような斜面も今ではヘッチャラ。この1年で多少は強くなったかな~と思う。楽しく写真を撮りながら下山。
下山後は旅館のリンゴ風呂で汗を流し、体を癒し、美味しい夕食をいただきました。ビンゴ大会も盛り上がり、楽しい時間を過ごせました。翌日の蕎麦打ち体験、いちご狩りとレジャー三昧で、大満足の卒業山行でした。
1年間、ご指導いただいたリーダー陣に感謝致します。
そして、同期メンバーとは今後も繋がりを大切にして共に山を楽しんでいけたらと思います。
(YMG記)
<行動記録>
浅間山登山口6:45→二の鳥居7:40→火山館8:55→外輪山11:10→浅間山頂上11:50~12:30→火山館→浅間山登山口
山行期間 | 2015年2月7日(夜)~8日 |
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メンバー | SGY, KNS, IND, YMG, YDA, UET, KTH, MSD, TKD, MTM, MKM, YMS, UZU |
山行地域 | 伊吹山 |
山行スタイル | 雪上訓練 |
初参加!!登山の団体行動は小学校の耐寒登山以来で、どうなるか少し不安になりながらも、でっかい荷物で電車に乗り込み集合場所へ。
SGYさんが絶妙な感じで大量の荷物を車にはめこみ?いざ出発。
さぁどうなることやらということで、伊吹山雪上訓練に参加してきました。
テン場は道の駅!?
到着するなり、先輩方がうろうろと場所探し。なんと本当にこんなところにテントを張るのか?女性陣もまったく物怖じしないでテキパキテントが完成していく。で、あっという間に幕営完了&就寝。
翌日5時半起床。
早い。いや速い。“ピピィ”、“ガバッ”、“ボッ”アラームなるなり、中央で寝ていたお二方が起きるとほぼ同時に、ガスに火がつく。朝食をさっさと済ましテント撤収。
ただいま6時。
さていよいよ登山口に到着。ビーコンを受け取り装着。小雨が・・・、準備を整えいざ出発。雪はなく道はグチャグチャ。どうなるんだ・・・、という感じでひたすら登る。すると、2合目を越えたあたりでやっと雪山っぽくなってきた。このあたりでアイゼンを装着。トレーニングの屯鶴峯の岩肌だけを削ってきた可哀相なアイゼンもいたようで、いよいよ雪山デビューらしいです。
黙々と高度を上げて、あと一息というところで勾配がきつくなり、視界も悪くなってここまで。
残念ながら登頂できず、ここで雪上訓練を始めることになりました。(あと100m位だったらしい)滑落停止とスタンディングアックスビレイの練習を行う。滑落停止は前情報で聞いていたが面白い。ロープワークもかなり面白い!! が、かなりの練習が必要な気がする。数回やっただけでは、命を預けられる様なものではないなぁと実感した。
今回の参加では、特に団体行動と個人山行の違いに驚き、学ぶことが出来ました。皆様方、ありがとうございました。
3月からは新期でのデビューとなりますが、がんばりたいと思います。
(UZU記)
<行動記録>
伊吹山登山口7:10→3合目8:40→1250m地点(最高到達点)11:30→雪上訓練11:30~13:30→3合目14:00~登山口15:00
山行期間 | 2015年1月23日(夜)から25日 |
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メンバー | SGY,KWI,TKD,YSZ,YMS,UET |
山行地域 | 福井 |
山行スタイル | スキー |
今回は年間を通じてBチームで唯一のスキー山行です。スキー好きの私自身、ゲレンデスキーと山スキーを一度に体験できる贅沢三昧の山行なので、行く前から期待していたイベントのひとつでした。しかし、Bチームの参加者は、土日2日間は2名、日曜のみ参加2名と少々さびしい山行になりましたが、しっかり技術をマスターしたいと思う。
金曜日夜、各参加者をピックアップして一路福井に向け出発。今日は、恐竜博物館の駐車場脇の売店の軒下をお借りして幕営、快適な夜を過ごす。翌朝、6時起床。ここから「ジャム勝山スキー場」までは約15分程度と近いこと、リフトの営業開始は7時半からのこともあってゆっくりとした朝の準備となる。
初日
ゲレンデ駐車場に着き、朝食後スキーの準備を始める。準備をしてしばらくするとBチームメンバーのTKDさんが、ブーツに足の一部が当たるようで、かなり痛そうにしている。何とか履けたものの、午前中数本滑ったところで、結局、スキー場内のチューンショップでブーツのシェル整形をすることとなった。やはり、山スキーの購入にあたっては、新人は経験・知識もほとんどないので、可能な限り経験豊富な先輩等に帯同してもらい、相談しながら購入するほうが、後のトラブルを回避できるのではないかと思った。
初日午前中は、リーダー、Bチームメンバーそれぞれ自分の技量に合わせ自由にゲレンデで足慣らしをする。昼食時に集合し、午後は本日の参加者全員で、ゆっくりペースでゲレンデを一周、滑りを確認しつつ、充実した一日を終える。
下山後、あわら温泉で入浴・食事後、福井北ICで後発隊と待ち合わせをしていたが、到着が遅れたため、前日と同じ「恐竜博物館」に先に移動し、後発隊を待つ。午後11時半頃無事合流し、翌日に備える。
2日目
後発隊2名とKWIリーダーは、本日はゲレンデスキー。SGYリーダーとTKD、UETは、山スキーで経ヶ岳目指すため、リフトを利用してゲレンデトップへ。ここでパトロールに声をかけられる。最近、BCスキーヤーの遭難が多いことから、山行届の提出を求められる(県警には事前に提出済)。我々の山行に配意いただいていることに感謝するとともに、お世話にならぬよう気を引き締める。
そしていよいよ今シーズン新調した、山スキーにシールをセット。初めてシール登行を開始する。「ワカン」で苦労したひざ下程度のラッセルも、余裕で登れる。なんという機動力か。少々の斜度なら、直登してもなんともない。少し感動した。このあと、下りの場面では、シールを付けた状態でどの程度滑れるのか、斜度のきついところでのスキーの取り回しなど、様々なシチュエーションを経験できた。残念ながら時間の関係(やる気の問題?)でピークに至らず折り返すことになったが、おおむね登行技術は吸収できたのではないかと思う。シールを外してのBCスキーは、長く滑走できる斜面がなく、ほとんど体験できなかったが、樹林帯の滑走など、今後経験していきたい。
あと1か月程で、Bチームの年間計画も終了予定。卒業後は、Mチームの皆さんに少しでもついていけるよう、残された期間、様々な技術を習得しておきたい。(UET記)
<時間記録>
1/24(日)ジャム勝山ゲレンデトップ9:45→1,450m地点11:45→ジャム勝山ゲレンデトップ14:05
山行期間 | 2015年1月9日(夜)から12日 |
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メンバー | SGY,KWI,TKH,IZT,UET,YDA,MTM,MKM,TKD |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | ピークハント |
初めての日本アルプスは常念岳だった。雪も無くテントも持たず小屋泊。天候も良かった。それでも高山病でフラフラしながらもなんとか登りきった覚えがある。その時頂上から見た蝶ヶ岳への稜線を見て恐怖を感じた。森林限界をこえて強い風が吹いており、道もかなり細い。アルプスは怖い・・・、そう思って帰路についた。
それから早3年、積雪期テント装備で蝶ヶ岳に挑む日が来た。泉州山岳会74期Bチーム冬合宿、蝶ヶ岳。1年間の努力の成果を見せる時である。今まで途中敗退もあったが是非とも今回はピークを踏みたい。そんな思いと一緒に家を出た・・・。
1/9(金)
深夜に出発地点である沢渡(第二駐車場)に到着。かなり寒い。もちろん地面も凍っている。急ぎテントを張り、仮眠に入る。シェラフはとても暖かかった。
1/10(土)
タクシーに乗り合わせ釜トンネルへ。真っ暗な道を進みいきなりヘッドランプの出番。トンネルを抜けると車道を歩いて上高地まで進む。これから冬山での体験を思うとアスファルトの道も楽しく進めた。
上高地到着
夏は観光客でいっぱいだが、今は自分たち以外だれもいない。観光名所の河童橋も貸切状態である。記念撮影をして次へ進む。
雪が深くなってきた。長い長いラッセルが始まる。荒島岳で練習はしてきたが、どうもうまくいかない。体重のかけ方が悪いのか、足場の固め方が悪いのか、頻繁に雪を踏み抜き無駄な体力を使う。先輩達のアドバイスを頂きつつ徳沢ロッジまで進む。最後の人工物であるロッジで休憩をし、急激に斜度の上がる登山道を見上げる。
ここからが本当の雪山だ。トレースなんてものはない、全て自分達で切り開いて行くのだ。ワカンを装備し、膝まで埋まる新雪の斜面をラッセルで進む。足を蹴り込み、踏みしめ、じんわり体重をかけ、次の足を出す。さらさらの雪はどれだけ踏みしても固まりにくく苦労をする。なんとか進めるか?と騙し騙し進んでいたら熊笹の上に積もっていた雪を踏み抜いた。腰まで埋まり身動きが取れないため、後続の人にラッセルを代わってもらい必死に抜け出す。ただ進むだけではなくどこが安全で楽な道か見極めも必要だと感じた。よくよく見ると変に雪が盛り上がっている箇所がある。小さな木や熊笹の上に雪が降り積もっているのだろうか?あそこは避けよう。
標高1,800m地点
少し平らな場所があり、ここにテントを張った。八ヶ岳で習った雪上のテントの張り方を思い出しながら設置。雪を削り、平に整地、テントを張って、綱やペグで固定。時間はかかるが安全で快適なテントを作るのに必要な事だ。今日の食事は粕汁にとろろご飯。乾燥で粉になったとろろがあるとは知らなかった。粕汁もうまい。身体が温まる。明日の行動中のテルモス、朝食用の水を作り就寝。
1/11(日)
アタック装備で出発、テントは張りっぱなしなので、個別に袋に入れているシェラフとマットの個装袋をテントに放り込む。共同装備の嗜好品も不要との事で放り込む。この時の装備の取捨選択が後に大きな影響がでる…。
長塀尾根
今日も必死にラッセル。先輩からのアドバイスもあり、ピッケルの使い方がわかってきた。限界まで雪に突っ込みながら進むのがコツのようだ。今回は参加できなかったOSMリーダーがラッセルをするのに、ピッケルを両手持ちで突っ込みながら進んでいた姿を思い出す。
皆で交代しながら、ラッセルラッセルまたラッセル。トレースなんてものは無い。自分たちで切り開いて行くのだ。強くなってきた風に備え目出し帽を引っ張り出す。ゴーグルもつけてみたがすぐに曇る、手袋で拭おうとしたら既に凍って霜になっていた。簡単には取れない・・・、ゴーグルの使用を諦める。
蝶ヶ岳稜線
13時頃なんとか稜線まで到達。話には聞いていたがすごい風だ、雪も混じっていて何も見えない。地面と空の境界まで曖昧である。これが噂のホワイトアウトか?耐風姿勢で風が弱まる時間を見計らい、うっすらと見える頂上目指して進む。高山病の症状が出てきたようで頭が痛い、深呼吸をしようと思いっきり鼻から空気を吸い込んだら鼻の穴の中が凍った感触がする。すごい場所に来てしまった事を実感。
蝶ヶ岳頂上
急ぎ写真を撮り、樹林帯に戻る。頂上の先に冬期避難小屋もあるらしいが何よりも早く帰らなければならない。頭痛と焦りで注意力が散漫になっていたらしい。石楠花の上に積もっていた雪を踏み抜く。KWIリーダーに助けて頂いた。
長塀尾根
予想外に風と雪が強い。雪もサラサラなのでトレースが跡形もなく消えていた。未熟な自分たちでは道がわからずSGYリーダーの読図頼みでテントを目指す。フラフラついていく、休憩中もボンヤリしていると、TKHリーダーが心配して行動食や水を勧めてくれる、ありがたい。ふと気がつくと少し薄暗い、そうか冬だから日が短くなっている事を思い出す。あまりはっきりとしない頭で考えているとSGYリーダーが立ち止まり言った。
「ここでビバーグします。」
ぼんやりした頭でもやっと事の重大さに気がつく。確かにもう日が暮れてきている。道はトレースもなくはっきりしない。夜間の行動は自殺行為だ。まだ半分信じられず、もたもたしながらツェルトの設営を手伝う。地面をならし、ツェルトを木でつり、スコップ、ピッケル、カラビナなどある物でツェルトを設営していく。もうすでに外は暗い。そこから、長い夜が始まった。
ビバーク
ツェルトは風雨をしのいでくれた。外にいるよりはもちろん過ごしやすい。このままの積雪量ではうもれる事はないと思う。手持ちの防寒具は全て着た。ダウンのスパッツを持っていたのはありがたい。非常食はちゃんとある。明日の朝食、行動食を残し、食べれる物はすべて食べる。水分はリーダーの持っていたバーナーと食器で雪を溶かす事ができた。非常用のメタよりスムーズに水を作れる。人数分のテルモスに湯を入れ、明日の分を確保する。嗜好品は無かったが、てもりのアミノ酸サプリを溶かして飲んだ。翌日の体調を考えればもちろん良いだろうし、何より普通の湯よりはうまかった。今日できる事はすべてした。あとは寝るだけだ。覚悟はしていたがやはりこれが一番難しい。実は自分は、アタック装備に必要なシェラフカバーを置いてきてしまった。薄い銀マットの上に横にはなってみるがとても耐えられない。ザックの上で三角座りをしてみる。寒さは幾分ましであるがとても寝れそうにない。隣のSGYリーダーは銀マットの上で横になってた。さすがだ・・・。最終的にはザックの上で猫の香箱座りのような形で落ち着く。そのまま少し寝る、寒さで震えながら起きる・・・、というのを繰り返す。人間ここまでガタガタ震えれる物なのかと驚嘆する。少しでも休まなければならないと必死に横になる。そして待ちに待った夜明け。寒さで強ばった体を起こし、撤収して出発。今日はなんとしても帰らなければならない。
帰路
体力のある者が率先して前を歩き、ラッセル。読図のできるSGYリーダーが2番手、GPSを持つMTMさんが3番手につき慎重に進む。後続の者も必死に他の登山者が残していた赤テープを探す。食料、燃料も限られている、これ以上のビバーグはできない。そのまま下って3時間、ついにテントまでたどり着いた。「帰って来れた!」頂上についた時よりもうれしいとの声も聞こえる。テント内で待っていてくれたMKMさんが皆に嗜好品を作ってくれる。ものすごく美味い・・・。帰ってこられた事を実感する。そのまま急ぎ撤収、帰路につく。天気は快晴になり、穂高連峰がとても綺麗だった・・・。(TKD記)
<時間記録>
1/10(土)中ノ湯7:20→上高地9:15→徳沢11:15 →1,800m付近B.C. 14:50
1/11(日)B.C.6:10→長塀山10:55→蝶ヶ岳13:00→2,600m付近ビバーグ16:30
1/12(月)ビバーグ地点6:30→B.C.9:20(テント撤収)→徳沢11:35→明神13:35→上高地15:10→中ノ湯17:10
山行期間 | 2014年12月26日(夜)から28日 |
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メンバー | SGY,OSM,MEG,YDA,MSD,KTH,YMG,TKD,UET,MKM |
山行地域 | 八ヶ岳 |
山行スタイル | 縦走 |
12月26日夜、梅田モンベル前と三国ヶ丘駅に集合した10名は、一路高速道路をひた走り、ピラタスロープェー山麓駅に到着しました。待合室が解放されていて暖房まで入っています。おまけにトイレはウォシュレットで、感激です。
始発のロープウェイに乗り、1771mから2237mまで一気に上がりました。山頂駅にある坪庭を通っていよいよ縦走開始です。天気は快晴で、トレースもしかりついています。木は完全に雪をかぶり雪の塊のようになり、山全体が雪だらけです。樹林帯では、トレースがあっても足が沈みます。縞枯山を過ぎ、茶臼山にさしかかり眺望が広がります。
空は、雲一つない濃いブルー色です。エメラルドブルーとでもいうのでしょうか。はじめての本格的な雪山でこんなに天気が良く素晴らしい眺めでいいのでしょうか?
その後は一気に下って麦草峠です。こんなところに国道がという風景です。麦草ヒュッテ前で休憩し、丸山に向かいます。途中の樹林帯で雪が深くなり、ワカンを装着し丸山へ。途中で出会った人から樹林帯をすぎるとワカンはいらないとのことで外して歩きました。丸山を越えて下りきったところが高見石小屋です。
この時点で午後3時過ぎです。風邪気味で体調不良の人や足に力が入らないでふらふらする人が出ました。ここから、今日の幕営予定の黒百合ヒュッテまでだらだらとした登りで2時間以上はかかる模様です。黒百合ヒュッテに行くのは断念することとなりました。高見石小屋で幕営すると決まり、雪を掘り、均して幕営です。幕営後、高台に上がったところで夕日に染まる絶景が見えました。
そして翌日下山するとの判断でエスケープルートを使って渋の湯に下山しました。途中下山でしたが、快晴に恵まれ、十分満足でした。こんな経験をさせてくださったリーダー陣に感謝です。(MKM)
時間記録
12/27 9:00ロープウェイ山頂駅→9:20雨池峠→9:55縞枯山→11:00茶臼山→12:00麦草峠→13:15丸山手前のコル→15:10高見石小屋
12/28 7:00高見石小屋→8:00渋の湯
山行期間 | 2014年12月13日(夜)から14日 |
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メンバー | OSM,KWI,UET,MKM,TKD,MSD,YMS,YSZ,MTM |
山行地域 | 福井 |
山行スタイル | ピークハント |
ワカン装着時の歩行訓練とラッセル練習の為、福井県は荒島岳での日帰り山行です。
当日は大寒波に見舞われ、福井県は大雪注意報が発令されており、決行するか否か出発直前までリーダー陣を悩ませていました。
降雪次第では道路がどうなるか分かりませんが、とりあえずは行ける所まで行くことになりました。
道中、橋が閉鎖されていましたが、迂回して無事に勝原駅まで辿り着けました。道路の積雪も多かったです。また、勝原駅には無料の休憩所があり、シュラフのみで快適に眠ることが出来ました。トイレも清潔で仮眠には最適の場所でした。
翌日、いよいよ雪上訓練開始です。予想した通り雪が多く、荒島岳の登頂は厳しいため、勝原スキー場跡からシャクナゲ平を目指すことになりました。ワカンを装着し、ビーコンチェックを澄ませ、曇り空の下いざ出発です。
前回の越百山では雪が全く無かったので、初めてワカンを履いて歩くメンバーも多く、膝上まで雪に埋もれ、悪戦苦闘しながら一歩一歩登っていきました。
リーダーにワカンでの歩き方を教えて貰いつつ、Bチームメンバーそれぞれに、少しずつコツを掴んでいきましたが、標高820m付近であえなくTIME UPとなりました。
山行中、晴れ間がのぞくことはありませんでしたが、満開に広がった白い桜のような樹氷に冬山シーズンの到来を感じることが出来ました。
また、大寒波のおかげで、訓練としては非常に有意義なものとなりました。
いよいよ、冬山合宿に向けての準備が整いました。合宿本番が楽しみです!(MTM)
時間記録
7:40スキー場駐車場→9:00 580mあたり→11:00 845mあたり→12:10駐車場
山行期間 | 2014年12月7日 |
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メンバー | KWI,OSM,UET,TKD,KBT,YDA,MKM,MSD,YMS,YSZ |
山行地域 | 大阪 |
山行スタイル | アイゼンワーク、担荷 |
山行前夜はルームで納山祭が有り、当日の朝は、ルームに宿泊組と合流組が一緒に現地へ向かう。この日は前日までの寒さとは打って代わり、暖かくよい天候に恵まれました。
始めのアイゼンワークトレーニングでは、経験者はKWIリーダー組、中途入会の私を含む初心者の三名はOSMリーダー組に分かれてのご指導でした。
OSMリーダーのアイゼンは先が丸くなっていて「滑りやすいんですよ。」と言いながらもスイスイと歩いて教えてくれる。同じように体を動かしているつもりだが、斜面に恐怖心が有るのかへっぴり腰になり、膝を曲げてうまく使うことがなかなか難しい。やっと少し慣れてきた頃に約2時間の練習が終了となる。
ここからMチームのMTMさんも合流し、昼食を取った後12:00よりおまちかねの歩荷です。YMSさんと私は冬山装備の12キロのみでしたが、みなさんは早速と石をつめだし登り始める。二上山へは急登な階段が続き、段差も大きいため歩幅がうまく合わず、前を行くYDAさんの足の運びを参考に、一歩一歩ふみしめてついて行く。
しばらくし、鉄塔でさらに石を追加し重量を調整していく。「ここの石、軽すぎるねん!」と石を探す様子、こんな台詞は初めて聞きました(笑)。リーダーからYMSさんと私は追加なしの声に内心ホッとする。二上山馬の背に向かう階段も、相変わらずアップダウンが続き大量に汗をかく。折り返し点での休憩時にMTMさんに分けてもらったチョコクッキーの美味しかったこと!!ここから当初の予定コースだと日没までに下山は難しいので、ショートコースで戻る事になる。リーダーよりヘッドライトの確認が有った。
万葉の森まではゆるい下り坂で周りの紅葉などを見ながら、ほんのひとときのトレッキング気分でした。トイレ休憩後、またもと来た道に戻りひたすら階段の登山道となる。後半の下りは湿った落ち葉で滑りやすく、急階段は疲れた脚にきます。ここを暗くなってライトの明かりで歩くのは大変だろうと思い、迅速なリーダーの判断に感心しました。
17:00前の明るいうちに終了。
みなさん15~30キロの重量を背負っているのに、終止軽やかに歩いていてびっくりです。今回、初山行ということで、ついて行けるのか不安な中での出発でしたが、道具の扱いやザック収納など不慣れなところなどをフォローをしていただいて、無事に第一歩を終える事ができました。ありがとうございました。
(YSZ)
山行期間 | 2014年11月22日(夜)から24日 |
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メンバー | OSM,SGY,KWI,TKH,IND,IZT,YMG,UET,MTM,MKM,TKD |
山行地域 | 中央アルプス |
山行スタイル | ピークハント |
11/22日(土)
今回の山行は、前回の歩荷訓練に引き続き、冬山合宿に向けての雪上訓練。アイゼン・ワカン歩行やラッセル技術の習得、冬装備を背負ってのピークハントと、合宿本番に向けて仕上げとなる山行です。今回予定している「越百山」の積雪状況は、週の初めに積雪はあったものの後半暖かい日が続いたため、積雪量は少ないことが予想され、ラッセルの練習にはならないと思っていた。
今回も、藤井寺・三国ヶ丘の2か所に分かれ8時半集合。最近は、大阪東南部にもメンバーが増え集合場所が近く便利になりました(集合場所を、柔軟に対応していただきありがとうございます)。今日は、御在所SAで待ち合わせ、合流後中津川ICから登山口へ向かいます。国道から登山口に向かう林道の通行止めの情報を事前に把握していたので、一部ルートをロストするが、無事登山口に到着。広々した駐車場に幕営し翌朝に備える。
11/23日(日)
6時起床。身支度を整え、7時行動開始。まずは準備体操と当日の行動予定のレクチャー。ビーコンのチェックを終え、冬山に向けての鼓動が高鳴り期待と不安が交錯するなか、1日目がスタート。
予想通り積雪のない林道を2kmほど進み福栃橋に到着。ここから、つづら折りの急登をズッシリと重い装備を担ぎ黙々と登りつめる。途中、下のコルで小休止。息を整えホット一息。7合目の水場では、本日の水を確保(積雪が少なくテント場で飲料水を確保できない場合を想定し、全員空のボトルに水を補給)。
12時半、本日の幕営地となる避難小屋に到着。幕営の準備を始めるが、小屋付近に雪が少なく幕営に適した場所が見つからないため、やむなく避難小屋に退避(宿泊)することになりました。
その後、時間も十分にあるため、明日に予定している越百山へのアタックをこの日のうちにすることになる。避難小屋からは、短い急登区間、やせ尾根を経て約30分程度でピークに到着。山頂は、快晴で最近の天候不順を払拭するように、見事な眺望に恵まれる。360°雲一つない絶景に各自思い思いに至福のひと時を過ごす。
夕食は、YMGさんの食担によるパスタ&ソーセージ・オニオンスープ。パスタの茹汁をそのままソーセージのボイルに利用し、さらにオニオンスープのべースに再利用するなど無駄を排し、極めて合理的によく考えられたメニューであるとともにとてもおいしく、充実した食事でした。
11/24日(月)
5時半起床。朝食(鳥雑炊)をいただき、7時行動開始。避難小屋を少し上り返した樹林帯で、ワカンの装着訓練とビーコンの操作説明・模擬操作訓練を実施。ワカンの装着は、昨年からの残留組は既に経験しているため無難にこなしていたが、初めて装着するメンバーは、それなりに装着したもののリーダー陣から様々な装着のコツについてレクチャーを受け参考になったと思う。続いてビーコンを利用した埋没者の捜索訓練を実施。一通り使用方法を聞いたうえ、実際にビーコンを埋設し実地さながらの実習をさせていただき、非常に理解しやすかった。実際に、雪崩に遭遇した場合は、15分以内に助け出さないと救命率が劇的に下がることなので、利用する機会があってはならないが、いざというとき迅速・的確に実行できるよう繰り返し機会があれば練習しておきたい。
訓練終了後、少し早いが下山開始。11時半。全員無事に登山口に到着し2日間の短い日程であったが、充実したプレ冬山を体験できた。
今回の山行で、ラッセルの機会には恵まれなかったが、次回の能郷白山は、12月中旬かつ福井県嶺北地方で雪深い場所なので、ラッセルを本番までに是非経験しておきたい。(by UET)
時間記録
11/23 7:10今朝沢橋→7:40福栃平→9:00下のコル→11:00上の水場→12:30越百小屋→14:05越百山→15:05越百小屋
11/24 7:10出発→10:20下の水場→10:50福栃平→11:30今朝沢橋
山行期間 | 2014年11月8日夜~9日 |
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メンバー | SGY, KWI, IZT, IND, UET, YMG, MKM, MSD, YMS, KTH |
山行地域 | 屯鶴峯 |
山行スタイル | アイゼンワーク&担荷 |
今回初めての参加となりました。
リュックに持参物を全て詰め終え、いざ出発!とリュックを担いだ瞬間、想像以上の重さに足下がよろよろ・・・となり、歩く早さも普段の数倍遅く、のろのろと歩く亀になった気分でした。
上ノ太子駅で合流し、真っ暗のなか、ヘッドランプを点けて屯鶴峯を目指して歩きはじめ、このときに初めてヘッドランプってこんなときに活躍するのか!と役割を知りました。私はというとそんな大事なものをリュックの奥底へ詰めてしまい、探しても探してもでてこず。「ヘッドランプはリュックの一番出し入れしやすいところに入れるんやで~」と教えて頂き、早速ひとつ学びました。
1時間ほど歩き、屯鶴峯に到着。アイゼンとピッケルを1か所にまとめて置き、素早くテントを張り終え(本当に早業でした・・・!)荷物ともどもテントの中へ。テントの中でも持参した道具の使い方など教えて頂き、買い立てほやほやの寝袋で就寝。ふかふかしていて、想像以上の寝心地のよさに感動しました。朝6時に起床し、準備をととのえ、いよいよアイゼンワークスタートです!
ザックザックと岩肌にアイゼンの爪が食い込む感じが面白く、斜面での足の運び方やピッケルを上手く使いながら登る方法を教わり、練習をしました。あっという間に2時間が経ち、次は担荷です。雨が本格的に降り出してきたのでカッパを着用し二上山へ。登り階段が続きます。しばらくして、小休憩かと思いきや「石つめるぞー」の号令でリュックに石を詰めていきます。華奢な女性陣でさえ、15~18kg、男性陣は更に上回る30kg近く担ぎ再出発です。途中から永遠に続くのではないだろうかと思われる登り階段をみると心が折れていまいそうになるので、足下をみながら前にいるKWIさんやYMGに必死に付いて行きました。
上空の景色はあまり覚えていないのですが、どんどん歩いていく度に葉っぱの絨毯の色が黄色や茶色、赤、黄緑と様々な色に変わっていくのが綺麗で印象的でした。「休憩!」という号令をこれほど待ち望むことは普段ありませんでした。葛城山に入り「あともう2時間ほどで頂上着くで~」と聞くと俄然頑張ろう!と。
なんとか無事ロープウェイにも間に合い、下山でき一安心。こんなにも汗をかいたのは初めてで、KTHさんにわけていただいた暖かいコーンポタージュが疲れた身体に染み渡りました。皆さんいい表情で、私もあれ程しんどかったにも関わらず、終わってみれば次はどんな感じだろう・・・と楽しみになっています。出かけるときはぴかぴかだった道具たちも、山行を終え、いい具合に汚れて一仕事おえましたという雰囲気。こうしてはまっていくのですね。
今回、初めての山行という事で、歩き方や行動食の意味等々アドバイス下さったり、重い荷物を持って頂いたり、着替えを貸して下さったり、皆様のあたたかいフォローがあったからこそ、無事に登りきる事ができました。本当にありがとうございました。次回に活かしていきたいと思います!
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
(YMS)