アルパインクライミングを目指す泉州山岳会へようこそ!

ホームリンクサイトマップ
入会募集中
泉州山岳会とは山行記録イベント

会員限定

山行スケジュール役立つ資料の共有EPE

桟敷ヶ岳5月 05, 2015

山行期間 2015年4月4日(夜)~5日
メンバー SGY, KWI, KTYF, ABE, TMT, SKM, UZU, KRA, DTE, BAN, NKO, ASI
山行地域 桟敷ヶ岳
山行スタイル 担荷


75期Bチームの第3回山行は、京都北山の代表的な山とされる桟敷ヶ岳(標高896m)に、

リーダーも含めて、12人の参加となりました。

今回からは3月のハイキングとは違い、担荷(ぼっか)トレーニング。その名前の通り、荷物を担いで登るトレーニングです。

前夜泊で、桟敷ヶ岳の入山口となる岩屋橋まで車3台で行き、雨の中、テントを2張り張って、翌朝に備えました。

テント内の行動スペースは、自分が寝袋を敷いて寝る、銀マット1人分(50cm×180cm)のスペースになります。
この上で、着替えや装備の整理や仮眠を取ります。夜は簡単に酒盛りをして、翌朝に備えて就寝。
夜中には鹿が幾度か鳴いていて、山に来たことを感じさせてくれました。

早朝に目を覚まして、朝ご飯の準備。コッヘルとガスを準備してあたためて行きます。
メニューはうどんと、パン、コンソメスープなどでした。朝食を充分に摂り、身体があったまった後に、

個人装備を片付け、テントをたたみます。

出発前、各自、担荷トレーニング用の石ころを土嚢袋に詰めて行きます。
私は、ザックを担いで山を登る感覚を想定しつつ、ザック11.5kg+石11.5kgの23kgを担ぐことに決めました。

担荷トレーニングにはぴったりの雨の降る中、出発。山に入るまでは、アスファルトの上をずかずか歩いて行きます。

この間に、今回の山行に参加されているメンバーと色んなお話をしました。
山に分け入り、雨の中を歩きます。

ぱっと観て、どちらから登る? という問いが出て来る場所も有りました。
倒木の上はぬかるんで滑ることを経験しました。

3月のハイキングでの傾斜が急でしたので、登りの傾斜にはあまり苦を感じません。

どんどん歩きます。途中の休憩で、山ヒルがいることを教えて頂きました。
雨の中の山行は、適切な行動着に拠って、守られて行く事を理解しました。

雨のため、やはり踏み場は、晴れの時よりも滑ります。

春の訪れを感じさせてくれるのは道端にある草花達です。途中の休憩で行動食を取り、

ぐんぐん歩きます。

今回から、リーダーだけではなく、メンバーの中から順に、コンパスと地形図から読図にトライ。

読図を担うメンバーは先頭を歩きます。
勿論、トライが有れば、エラーも起きます。トレース(誰かがあるいた足跡)も頼りに、

地形図を確認しながら、歩いて行きます。
道がずれている事を感じたり、分岐が有る場合には、サブリーダーを軸に声をかけていただき、修正を図って行きます。

私も途中から読図にトライさせて頂きました。これが思ったよりもたのしい!
コンパスを使って地図を読めるようになると、自分の世界観がその道具に拠って広がって行く事を感じる事が出来て、

ぐんぐん進んでしまいます。

思ったよりも早めの桟敷ヶ岳の登頂。担荷の辛さもあまり口にせず、たのしく登って来れました。

行動食を摂り、くだりへ。くだりはぬかるみ、滑ります。着て来たレインウェアも、泥まみれです。

始めての担荷。始めての前夜泊。担いだ荷物は、下山後に肩から降ろすと、まるで蝶になったような身軽さで、爽快感でした。

この一年間、このチームでルーム、山行と繰り返して行く中で、改めて山登りの面白みを味わって行けたらと感じています。

また、今回から、渉外、食当、装備と役割を分けて、参加できる山行時には、

みんなで登山計画を立てていくトレーニングも開始しました。
今回、役割を担って頂いたみなさん、的確な準備、ありがとうございました。

次回以後、私も何か担えるように、心の準備を致します。

(NKO記)