山行期間 | 2010年3月20日(夜)~22日 |
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メンバー | OOU,SGY,MSD |
山行地域 | 野伏ヶ岳、猿ヶ馬場山 |
山行スタイル | 山スキー |
3月21日野伏ヶ岳・22日猿ヶ馬場山
オートルートのトレーニングの一環として山スキー三昧の毎週ですが、最後の仕上げとして、野伏ヶ岳と猿ヶ馬場山に行ってきました。
野伏ヶ岳は、天候も悪く山腹の途中でアイスバーンのため断念しましたが、猿ヶ馬場山は、新雪も降り最高のコンディションの中、完登出来ました。
猿ヶ馬場山は、ルートをうまく取らないと登り返しがある難しいコースです。今回は、新雪が降ったため、尾根のルートを取りましたが雪崩の心配がない時は、谷ルートのほうが登り返しがなくてすみそうです。でも、どちらにしても地図をよく読んでコースを選ばないといけません。
先週、金沢の早川先生が、往路5時間5分、復路25分(驚異的)で往復されたのですが、我々は、往路7時間半、復路3時間半も掛ってしまいました。
山行期間 | 2010年03月19日(夜)~21日 |
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メンバー | NSN、YAS |
山行地域 | 鹿島槍ヶ岳(天狗尾根) |
山行スタイル | 雪稜 |
土曜日午前中は快晴。
日曜は荒れることが予想されていたため北壁を断念。
第1クーロワール下に荷物をデホし天狗の鼻へアタック。
1時半着、北壁の光景を目に焼き付けて強風の中足早に下降。1750m辺りの樹林帯でBV。
19時には月が見えていたのに21時には強風と雨。夜半より地吹雪と落雷。
今回で3回目の敗退。なかなか登らせてくれません。
<下山後の食事>
『わちがい』 ←非常にきれいなホームページです。
古民家を再生、非常に趣があります。2階にはギャラリーあり。
目玉メニューは「おざんざ」「黒豚丼」
「おざんざ」は塩をまったく使わず、納豆の酵素を用いて練り上げた細麺。
「黒豚丼」とともに大盛りを頂きました。
もう一杯は食べれるかも。というぐらいの一品でした。
山行期間 | 2010年3月19日(夜)~21日 |
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メンバー | NGS、KNS、NKZ |
山行地域 | 八ヶ岳 阿弥陀岳 |
山行スタイル | 雪稜 |
去年この同じ3連休に、赤岳から権現岳へと縦走しながら眺めた阿弥陀岳南稜。
その美しい稜線をたどることができました。
1日目 快晴・風強し
朝の舟山十字路。快晴の空のもと、用意する。
6:30出発。
ゲートを進んでいった先行パーティ。何の疑いもなく続く。
林道を歩き、広河原橋を越え、しばらくして渡渉。何の問題もなし。
ホッ。第一関門突破。
おや待てよ?
トレースはそこから尾根に上がっていく。
どうやら旭小屋方面ではなく、左回りルートを進んでいたようだ。
確認して、急登。
稜線に上がってからもどんどん登っていく。
20cmほどの新雪だが、先行パーティのトレースのおかげでズンズン進める。
途中から凍ってツルツルしてきたので、アイゼン装着(2200m付近)
9:00 立場山(2370m)着。
ここを過ぎたところが青ナギ。
感動的に阿弥陀岳と出会える絶景ビューポイント!
広河原沢奥壁までくっきりみえる。
今回は、ハレオさんがいらっしゃるので晴天確約とほくそ笑んでいたが、マジで晴れ。
天晴れ!『ビバ!ハレオ』である。
無名峰を左に曲がるといよいよ南稜だ。
雪庇が張り出している。
P1を抜けて最後の樹林帯でハーネス装着。
風が強い。(ふり返って1枚)
P2を左から巻き上がり、トラバース。
すると先行2パーティがロープを出していた。
ラッセルのお礼を言う。
(先頭の2人パーティの方、声かけれませんでしたがありがとうございました)
しかし天気がいい上に今日はほんとに暖かい。順番待ちしていても寒くないのだ。
後で聞くと、なんとこの日の茅野市の最高気温は20℃だったそう!風が生温かかったはずだ。
しばらくして、取り付く。
1P 雪がついていてステップもできあがっていた。
気分爽快。
バンドのトラバース、ちょっとした岩場を越え(ふり返って1枚)
14:00 阿弥陀岳(2805m)
あいにく富士山は見えなかったけど、くるり360度絶景。
景色を満喫して、さぁ行者小屋へ向けて出発。
注意して下った。
15:30 行者小屋(2354m)着
風が強い。ビュービューだ。
でも快晴。夜は満点の星空。
これが、日付が変わるころから、ビュビュビュビュビューーー
風が吹き荒れ氷粒も激しい。寝ていても揺り起こされた。
2日目 くもり 風強し
朝、ラジオから流れてくるニュースは、関東地方が大荒れの天気で警報続出、交通も乱れているとのこと。すごい低気圧だ。
撤収。
美濃戸口からタクシーで舟山十字路に無事着。
ありがとうございました。
でもでも、これで終わりません。
これから第2章のはじまり!
車はナビに従って南下。
着いたところは、長坂IC近く
蕎麦処『翁』
http://www1a.biglobe.ne.jp/okina/index.htm
自然林に囲まれた落ち着いたお店。
お店に入ると…
久しぶり!!
いつもの笑顔です。
67th-YSNさん
こちらでお蕎麦の修行中。
おいしいお蕎麦をいただきました。
ゆっくり話できなかったけど、会えてうれしかったです。
みなさんもお近くに行かれた際はぜひ!
裏メニューも充実でした。
で、でもこれでも終わらないのだ。
ラストは、前日開通したばかりの第2京阪道へ。
京滋バイパス久御山JCTから門真JCTまで30分!
まだアスファルトが黒々した道をスイスイ走って帰りました。
これからお世話になりますですね。
(これからも安全運転)
盛りだくさんの2日間。
ありがとうございました。
山行期間 | 2010年3月11日(夜)~13日 |
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メンバー | OOU,SGY,KDR,MSD |
山行地域 | 立山 大日岳 |
山行スタイル | 山スキー |
12~13日の2日間の予定でしたが、12日は、11時ごろまで待ちましたが、結局雨は止まず、以前から行きたかった、立山博物館に変遷しました。映画「点の記」で有名になった実物の錫杖と短剣を見てきました。
13日は、3時起きの4時出発で、行ける所まで行こうということで出発しました。
5年前64期の新人さん4人と同じこの頃に行って見事に完登したのですが、今回は、途中林道が土砂崩れのため通過できず、法面をよじ登ったり、ルートがわからなくて行ったり来たりしたため、結局文部省の前進基地までしか行けませんでした。
5年前の完登は、今更ながら、何もかもがラッキーだったことを思い知らされました。このコースは、ハードです。
* 前進基地。文部科学省の冬山研修会は、再開されたそうですが、大日岳は変更になったようです。ですので、この基地が、使われることはあるのでしょうか?
山行期間 | 2010年3月5日(夜)~7日 |
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メンバー | 総勢20名参加 |
山行地域 | 大山 元谷 |
山行スタイル | 雪山遭難対策研修会 |
伯耆大山で、雪山の遭難対策研修会を実施しました。
総勢20名参加。1部、救出及び搬送、2部、ビーコン探査、3部、スーキー搬送の3部にわけて行いました。天気は、初日こそ雨模様でしたが、二日目は、雪になり絶好の遭難訓練日和?になりました。
研修内容も、最新の技術を繰り入れた非常に充実した研修になりました。
6日の夕食は、志Zチーフシェフ、高Oサブシェフによる豪華鍋料理で全員大満足でした。
救助技術はなかなか難しく完全に身につけるのには、相当の努力が必要です。が、救助技術だけが独立したものではなく、救助技術も山の総合技術の一環です。
頭で学習しただけでは、実際の時には役に立ちません。実践訓練を通じて始めて実際の時に役に立つものとなります。
この研修会の時だけでなく、日ごろの山行の時にも、研修会で学んだだことを思い出して実践して自分のものとしてください。
* スタンディングアックスビレー。いままでのもやもやが、解消されました。最新の理論と技術です。
* 弱層テスト。難しいのは、このテストの結果をどう判断するかです。
* スノーボラード。かなりの重量に耐えられます。でも中途半端な知識で使わないように。
* ビーコン探査。絶対必要な装備。最新の機器がやはり性能がよかったです。
山行期間 | 2010年2月26日(夜)~28日 |
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メンバー | HSM、YAS |
山行地域 | 八ヶ岳 摩利支天沢大滝 南沢大滝 |
山行スタイル | アイスクライミング |
最近の急激な気温の上昇のより、当初の「戸台川」から八ヶ岳に転戦。
今シーズン最後?のアイスクライミング?!
【摩利支天沢大滝】
今週は雨のアプローチを覚悟していたが、うまい具合に雨は止んだ。
摩利支天沢は入口がわかりにくい、ということであったが、トレースが残っていました。
入口には古い標布あります。
小さな滝を越えると、『摩利支天沢大滝』がどんと姿を現します。
<摩利支天沢大滝>
シーズンも後半なので、スカート(傾斜の緩い下部)が大きく、垂直部分が短いような・・・。
(実際、50mロープでトップロープセット可能)
両サイドは激しく水が滴り落ちているので、真中を登りトップロープをセット。
朝は青空が覗いていましたが、次第にガスが立ち込め、とどめには
ビレイ中に滝上から雪の塊が降ってきたのにはビックリ!
トップロープ中でよかった・・・。
たまたまか?と思いきや2度目の落雪を前に、退却。
ちょっと早いけど・・・。
<流れ落ちる雪塊>
今日は行者小屋にて、テント泊。
人は少なく、静かな夜でした。
【南沢大滝】
昨晩からの降雪10cm。 おかげで新雪を気分良く、南沢に向けて歩けました。
で、たどりついた『南沢大滝』。・・・ずいぶんとやせ細ってる・・・。
<南沢大滝>
せっかくなので、1本ぐらい登ることにする。
が、トップビレイ中、ビレイヤーが表層雪崩で下半身埋没した模様。
今日も早いが、これにて撤収。
南沢小滝も見てみましたが、昨年より傾斜がありませんでした。
地球温暖化は深刻のようです。
帰りは諏訪南I.Cすぐの『白山』で定食。
高原サラダ&コーヒーが無料・セルフで付いてきます。
コーヒーはお腹一杯で飲めませんでした・・・。
来シーズンこそ、脱ゲレンデ!と行きたいところです。
山行期間 | 2010年2月19日(夜)~21日 |
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メンバー | HSM、YAS |
山行地域 | 尾白川流域 ガンマルンゼ、ベータルンゼ |
山行スタイル | アイスクライミング |
今シーズン、絶好の冷え込みに尾白川流域に行ってきました。
【岩間(ガンマ)ルンゼ】
トポによると『全体で10ピッチ、400m余のルート長さ』とある。期待で胸ふくらませて出発。
林道すぐにF1が見えるので、取り付きを間違うことはない。
<ガンマルンゼのF1>
F1はやや水っぽいが、このぐらいのほうがバイルがよく刺さる。
さほど傾斜もなくロープ一杯伸ばす。
さて、次は・・・あっ、少し歩くのですね。
2P目:やや氷の発達が悪い。最近崩れたような跡と岩のトンネル。中途半端な位置でピッチを切ってしまった。
さて、次は・・・お、また少し歩くのですね。
3P目:登ろうとした氷の先は、岩でふさがれている模様。
引き返して、岩のトンネルをゆく。
やっぱり少し歩いて4P目、氷が途切れているが、なんとかなるだろうと(ガイドが先行)、HSMリード。
氷が途切れて、アイゼンはガリガリ、アックスはベルグラ。フォローでも恐ろしいパートであった。ここが核心だった。
あとは、ふらふら歩いて、適当に尾根にでて、何度か懸垂下降を交えつつ、トレースをたどって林道に戻る。
トポをよく見ると、全10ピッチのなかにⅠ~Ⅱ級がちりばめられている。『Ⅰ~Ⅱ級=歩き』だったのですね・・・。
小滝を超え、正面のルンゼ状を詰めていく。
トポには“氷のナメ”とあるが、二股手前でロープを出す。
「クッ、これがナメか・・・。」
小滝を越え、『三本槍の滝』があるはずだが・・・。
いまいちわからんかった。 けど『松竹梅の滝』はすぐわかった。
傾斜もなく、楽勝かと思われたが、
ふくらはぎ が攣りそうになった。 上部では氷が全崩壊しそうで怖かった。
懸垂で同ルート下降。
今回の2つのルートは下車40分で取り付ける、快適なゲレンデです。八ヶ岳のように震えながらビレーすることもありません。
よく冷えたシーズンにお勧めします。
アプローチの林道より、甲斐駒ケ岳の雄姿が。
やっぱり甲斐駒はカッコええなぁ、と下山する。
お疲れ様でした。
山行期間 | 2010年2月10日(夜)~11日 |
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メンバー | OUE,KDR,MSD |
山行地域 | 銀杏峯 |
山行スタイル | 山スキー |
銀杏峯に行ってきました。
福井の定宿化となったKDRさん宅で仮眠後、取り付きを6時45分に出発。順調に登って、9時50分銀杏峯頂上の祠に到着。
記念撮影もそこそこに、山スキー最大の楽しみ下山にかかる。が、ぽつぽつと雨が降ってきた。
そして、前日に降った雨を大量に吸い込んだ雪に(水雪と命名)、生まれながらのスキーヤーKDRさんにしても
バタンバタンと転倒させられる。増して我々は推して知るべし。
緩斜面は、プルークボーゲン、急斜面は、斜滑降&キックターンで下るしかありませんでした。
横滑りもままならない雪でした。取り付きに帰ってきたのは、12時を過ぎていました。
こんな山行でしたが、お風呂の後、話し合ったのが「とんでもない雪やったけど、楽しかったね!」
やっぱり我々は、ちょっとおかしな連中なのでしょうか?
KDRさん宅の近所で、福井名物ソースカツドンを食べて帰りました。このカツドンは、癖になりそうです。
山行期間 | 2010年2月6日(夜)~7日 |
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メンバー | YAS、YMC、NKZ |
山行地域 | 御在所岳3ルンゼ+αルンゼ |
山行スタイル | アイスクライミング |
この冬のアイスクライミングはダブルにおいしい。
アイス&クラック、アイス&スキー、そして今日はアイス&ラッセル!!
節分寒波の到来でこの冬一番の冷え込み。
各地で大雪だ。
冷えてる!
きゃっほー!いいじゃん!いざアイス!
初めて新名神自動車道を通って四日市へ。
途中からものすごい吹雪。
でもトンネルを抜ければ落ち着いていた。
深夜0時まであいているスーパーでごちそうを買い込み、おなかいっぱいで就寝。
朝起きるとまだ雪がしんしんと降ってる。積ってる。
こんな御在所岳見たことない。
6時すぎ
パフパフの中ゲート前出発。
少しずつ雪はおさまってきた。
月が明るい。
スカイラインの積雪50cm。
一番乗りでラッセルの始まり!
ひさしぶりの裏道登山道。
崩壊後、冬に来るのは初めてだ。
工事用道路を進むと、右手にログハウスがあり電気が灯ってた。
何の小屋だろう。
視界が開けると、春にはまだ残っていた日向小屋が完全に撤去されていました。
再建はどの辺りにされるのだろうか。
そのすぐ横には新しい堰堤の土台部分が作られていました。
鎖も雪に埋もれてて気付かず。
丸太橋を渡って再び右岸に。
あそこにあった水場はどうなったんだろう?
もう埋もれちゃったのかな。
今日は雪に埋もれてます。
藤内小屋へ。
煙が上がってます。
おじさんがおられました。
この冬初めての雪おろしをしたそうです。
すでに8時。
この先もパフパフパウダーが続く。
まってろアイス。
やーーっと2ルンゼに到着!
ここまでずーーっとラッセル。
がんばったなー。
が、しかし、ここも薄い。
後ろ髪を引かれつつ(?)3ルンゼへ。
ここからは途中から違うルートをとった後続パーティのトレースがばっちりついていた。
道や道!
3ルンゼは人がいっぱい。
氷結は、良し!!
カシッカシッ
いいねー。よく刺さります。
ホッホーさんゴキゲン!
上部に抜けるのに最後にまたまたラッセル。
抜けたところはロープウェイ駅下。
さて、次はαルンゼへ。
裏道登山道を下りて途中から沢に入る。
うっすら残るトレースをたどって取りつきへ。
ここも氷結は、良し!
スクリューがとれるポイントまでちょっと遠い。
が、そこは安定した登りのYさん。
スカイラインは除雪車が入っていた。
ところどころでスケート。
ゲート着18時。
ながーくたのしい一日でした。
山行期間 | 2010年1月29日(夜)~30日 |
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メンバー | YAS、HSM |
山行地域 | 八ヶ岳 大同心大滝 |
山行スタイル | アイスクライミング |
1月30日(土) 快晴
あのクラック熱はどこへやら、といった感じのアイス熱。
今年は氷が当たり年?な感じなので、年末にはやらないって決めてたアイスクライミングだったが、ここにきてがぜんやる気になってきた。
今週は八ヶ岳大同心大滝。グレード的にはアプローチの危険も少なく、ゲレンデなのでお気楽アイスクライミングなはずなんだけど、なんせ、今年は歩いてない。はじめての雪山(山ではないけれども)で、ちょっと疲れました。
美濃戸まで根性で車で入って、8:30赤岳山荘~10:00赤岳鉱泉、11:00大同心大滝とりつき。
YASさんは上部の傾斜のきつい所をとりあえずリベンジ、というのが今回の目標なので、下部の簡単なところをHSMリードで開始。
下部はめっちゃしょぼいパートですが、やはりリードは緊張しました。
Yさんは難しい上部を無事RP。私はフォローで上がったけど、めっちゃ難しかった。氷が固く、もろくて難しかった。案の定、手がおかしくなった。凍傷ちっくな痛み。脇の下に入れること5分。いやもっとかな。Yさん、なんどもお待たせしてすいませんでした。手の甲にホッカイロ貼ってたけど効果なし。なんかいい方法あるのか、ご存知の方おしえてくださいな。
その後はトップロープで2本ずつ。上部ー下部を一気にのぼったので、パンプしまくりだった。
夕方5時までのぼって、赤岳鉱泉にもどった。夜はあんがい気温が高く、全く寒くなかった。
1月31日(日) 曇り
やはりぬく~い朝。今日は手は大丈夫かなあ?今日は念のため両手にホッカイロ貼り付けて手袋をはめた。
今日はYASさん、下部から上部まで1ピッチで抜ける。スムースに落ち着いてリードされた。
HSMはもちろん、フォローで1ピッチで・・・中段で手がおかしくなった。アイススクリューでセルフビレイを取ってしばし脇の下で温める。血が通って痛みが出てくるまでしばらくかかったけど、一度血が通うとその後は冷たくならないことを発見。どんな機序だろう?
その後はやはりトップロープで2本ずつ。YASさんはザックを担いで2回ともノーテン。HSMは空身で最後でようやくノーテンでのぼれた。
12時に撤収して13時半美濃戸山荘前、入浴後帰阪しました。
まだまだアイス修行は続きます~~ガンバ!
山行期間 | 2010年1月15日(夜)~17日 |
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メンバー | HSM、YAS、NGS、NKZ |
山行地域 | はもずし、瑞浪 |
山行スタイル | アイスクライミングとフリークライミング |
氷と岩』
2010年最初の山行は、贅沢な組み合わせでスタート。
1月16日(土)
大寒波の後の週末。たんまり積もった雪の中、まずは今季初アイスへ!
行先は、御嶽山7合目、標高1,800mの高所にある濁河(にごりご)温泉。
そこにある「はもずし」(鱧寿司?)。
橋の手前に駐車場。
そのすぐ先から濁河川に下ります。
氷を確認?右手手前から下ります。
川の両岸には、凍ったアイスたちが!
先行グループが登っていました。
みなさんいい感じ。
バイルの音が響く。
夕刻までびっちり登って本日の宿泊先へ移動。
→→→
「ひゅって 森の仲間」
源泉掛け流し濁り湯
&合鴨鍋に馬刺し、ニジマスの開きなどなどの豪華夕食。
食べすぎました…。
1月17日(日)
朝の気温ー15℃。
でもお宿は床暖房のおかげでぽっかぽか。
朴葉味噌に温泉卵にあまごちゃん…おいしい朝食をいただいて出発。
宿から徒歩3分の展望台から見える『緋の滝』
凍ってますよ~。
次の目的地は、瑞浪。
御嶽山をぐるりと回ります。
すばらしい天気にすばらしい極上パウダースノー!
NGSさんゴキゲン。
(Nさんの足跡ではありません)
開田高原を経て
(おぉ、ふり返れば今度は形を変えた御嶽山!)
瑞浪エリアに到着。
フリーだよ、フリーの岩場。フリークライミング。
こんなとことか(ロンパールーム)
3ヶ所触らせていただき、お世話になり、終了。
ひゃあ~。
十二分でございました。
さあ、来週も極上パウダーに会いにいきましょう。
(パフパフ)
山行期間 | 2010年01月8日(夜)~10日 |
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メンバー | KTY、ARN、NSN、SGY、KNS、MSM、MNO、YAS |
山行地域 | 八ヶ岳 赤岳 |
山行スタイル | 雪山 |
今回、花を持って雪山に行ってきました。
長い間 山にの登っていると、いろいろあるものです。
目指す山の頂付近は雲に包まれていましたが、私たちが到着するころには、快晴。
太陽の光を十分に浴びているのに、山頂付近は目出帽が必要です。
厳しい条件で見るから、風景がよりいっそう美しく見えるのかな?
花を供え、しばし黙とう。
いろいろ考え過ぎるのは、これでもういいと思う。
今回ここにいるのは8人だが、皆同じ時間を過ごし、同じ空を見ている。
山には様々な魅力がある。
山で何か失うこともある。
それでも好きだから登り続けると思う。
そして、仲間が山で困った場合、
一番最初に駆けつけるのは、自分たちでありたい。
山行期間 | 2009年9月20日(夜)~22日 |
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メンバー | NKN,ICI,NKZ |
山行地域 | 白山山系別山カラスノ谷 |
山行スタイル | 沢登り |
渋い!
渋すぎる!!
白山の沢は厳しいと聞いてはいましたが、百聞は一見にしかず!
しっかり鍛えられてきました。
*1日目(9月21日)くもりのち晴れのちくもり
6:45 きれいに整備された石徹白(いとしろ)登山口を出発。
470段余りの石段を登るとそこには『石徹白の大杉さま』。
樹齢1800年。とても大きい。
映画『Ballad 名もなき恋のうた』をみたばかりの私は、『川上の大クヌギ』を思い出した。
そこから神鳩ノ宮避難小屋まで、森の博士の解説を聞きながら登っていく。
小屋はとても清潔に整備されていて、ちょうど小雨模様だった私たちは、ずいぶん後ろ髪を引かれる思いをした。沢装備で出発。
さて、稜線に出て鞍部にあるというブナゴヤ谷への下降点を探す。
9:50 ここ!と定めてガサッと笹を分け入る。すると枝に黄色いテープが巻きつけてあった。
<>
はじめは藪こぎ。程なく源頭部。水が流れ出した。
セロリの匂いのする草があった。
水流にそって下りていくと、大きな滝にぶつかる。
ここは右岸から懸垂下降。
この頃には青空ものぞき始め、爽快だ。
下るにつれて両岸が高くなってきた。小滝も淵も釜も美しい。きらきら輝いておいしそう。
そして、側壁の切り立った滝にぶつかる。
ここはどうしようもないので、予定通り右の尾根に入りひとつ南となりの谷へ藪藪こぎ。うまい具合に下りることができた。
そうしてようやく別山谷に到着。
時刻は13:40 意外と時間がかかった。急がねば。
河原歩きを約1時間。やっと二股。左がカラスノ谷だ。
沢らしい様相になる。巨岩が増える。
15:50 とても細かい快適な砂地を見つけ、幕営地と決定。
さっそく焚き火の用意。
下り坂という天気を気にしつつ、行く夏を惜しむ焚き火をこれまた遅くまで楽しんだ。
*2日め(9月22日)くもりのち雨
朝食はICI博士のために用意したチーズリゾット。これで力をつけていただく。
7時出発となる。が、まだ雨は降っていない。
大きな淵の奥に滝。ローカだった。
2週間前なら迷わずちゃぷん!だが、泳ぐには寒すぎる。ううぅと周りを見渡し高巻く。
これが本日第1回目。草付きを微妙に高巻くのだ。たぶん雪のために木は生えないのだろう。いやらしい感じ。
そこから谷を曲がれば、滝!といったかんじばかり。
高巻く→滝→高巻く→滝・・・と合計7回!
どれもこれも高巻きC難度。。。
途中5回目で、懸垂下降1回。そこには残置シュリンゲがあった。あんな激しい藪の中に人の軌跡があると、ちょこっとほっとする。私もがんばろう、と思う。
(この辺りで、小雨が降り出す)
最後7回目は、大高巻き!尾根をひとつ越えるというウルトラC!
しかし、すべての厳しい高巻きも、我らがタカマキラーNKNさんの冴えたルート取りでちゃんと落ち口にぴったりたどりつくのだ。完璧。しかも7回とも。グレイト!
(微かにわかる?踏み跡)
そうしてやーーっと大滝ゾーンも終わり、谷は狭まり傾斜が急になり、高山植物も咲き出した(って、もう9月中旬ですよ)。
水が涸れた頃、岩場が出てきた。急傾斜だ。ずーっと続いてる。ハッと気づく。これは噂の大平壁では!?もろい岩が続く。微妙だ。しかも濡れてるし。高度もだいぶある・・・だろうけど、それは雨のおかげで下が見えなくて助かったかも。
岩が終われば、草付き。ズルズル。
頂上はどこだーと探しつつ、もう上りやすいルートをついて登るしかない。
ズルズル草付きからハイマツ帯に逃げ込む。根っこをギュッと握ってグングン上る。いったいどこが稜線???
おぉっ!!!
またもややりました!上りきると別山頂上!
ダイレクトルート達成!!気分爽快!とともに、一般道にたどりついて、ほーっと笑顔の3人でした。
時刻はなんと16時 いやはやいやはや。
さっさと片づけして、長い長い下山路へ。
そしてまたしても癒してくれるのは、ベリーちゃん。
しかも葉っぱは紅葉している。
元気でる。が、今回は程ほどに。
三ノ峰避難小屋着。
ここも快適空間だ。寒さに震える体を熱い飲み物で暖めてGO!
途中からはヘッドランプを点灯。3つの蛍が、ヌルッとした道に足をとられつつも、大杉さまに無事のお礼をいい、駐車場に着いたのは22時過ぎでした。
そして大杉さまの清水をいただき、ザリガニ臭のまま一気に帰阪となりました。
白山の沢・・・大いに鍛えていただき有難うございました。
山行期間 | 2009年9月5日(夜)~6日 |
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メンバー | NSN,YAS |
山行地域 | 大峰・弥山川 |
山行スタイル | 沢登り+岩登り |
一般登山道から眺める弥山川の滝(一の滝、二の滝、双門滝)はとてもじゃないが、登れるものじゃないと思っていた。
今回、20数年前に通い詰めた大先輩とともに、このゴルジュ帯に足を踏み入れる機会を得た。 その結果は・・・
なるほど、登ろうと思って見てみると、一の滝は左岸のチムニー、二の滝は右岸だ。
続くは三の滝、昔に比べ、水量は激減らしい。昔は右岸アブミトラバース後、カンテからフェイス直上だったらしい。 右岸3メートルほど上にリングボルトを発見。 当時のものか。。。
今回は左のチムニー状を登る。
<三の滝中間テラスより見下ろす>
当時は右岸フェイスだったらしいが、テラスから新しくできているボルトラダーをたどる。(もちろんアブミ)
抜けぐちはヘキセンがばっちり効いていた。
三の滝からは普通に歩けると、大先輩。
ところがロープを出すこと数回。。 ひとつひとつの岩が、やたらと大きいのです。
私にとっての難所はここ(↓)のトラバース?。
細い木の枝を頼りにクライムダウンするというラインに、かなりビビった。
*左上に人がいます。
昔のトポ(遡行図)にある『ダイヤモンドゴーロ』には気がつかず、『大C.S.滝』に到着。
ここは2ルート開拓したとのこと。
1.左岸『肩車ルート』
2.C.S下『魔宮の伝説ルート』
『肩車ルート』は、開拓時、肩車してハーケンを打ったから。当時はA0で突破したらしい。とてもそんな風に見えないが・・・。
ここの淵にも渓流魚がゆったりと泳いでおり、心和む。
ロープを濡らすのが嫌なので最初は『肩車ルート』に取りつくがあえなく敗退。(私がビビりすぎ。)
で、『魔宮の伝説ルート』に変更。 なので足回りもワラジに変更。
シャワーを浴びつつ、テラスにでて、ここからクラック(岩の境目?)をたどる。 上部は光がさしているものの、あの岩は動かすことができるのか? 見た目には小さそうだが・・・。
岩の隙間にシュリンゲを通して、アブミをかける。 次はフレンズを放り込んでまたアブミ。 次も・・・と思っているとフレンズがすっぽ抜けて墜落。 まあ、大した距離ではないものの、トップ交代。
<脱出!>
ナッツがばっちり効いて、上部の岩も退かせることができた。
こういう悪いところでもスムーズに対応できる先輩は偉大だった。
光がさして、よく見ると昔の記録のとおりハーケンが確認できた。
やっと双門滝へ。 近づいて滝下に行く時間もなく、ルンゼを詰めあがり、一般道へ。
ここからは長い長い梯子の連続ですが、なんとかヘッドランプ行動になる前に駐車地に戻ることができました。
チョックストーンとチムニーはしばらく見たくない!といた感じでしょうか。。
<行動記録>
熊渡(06:00)→一の滝(07:30)→三の滝上(11:00)→
→大C.S滝下(13:00)→大C.S滝上(16:00)→一の滝(17:30)
→熊渡(?)
山行期間 | 2009年8月27日(夜)~30日 |
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メンバー | ICI,YAS,NKN,NKZ |
山行地域 | 北アルプス・金木戸川小倉谷 |
山行スタイル | 沢登り |
濃厚な3日間。
山の要素がすべて組み込まれたダイナミックな沢山行。
7月のチャレンジは、濁流によって流れてしまった。
夏の終わりに再度アタックです!
1日目(8月28日)くもり
金木戸川林道を車は進む。
このところ続いている晴天のおかげで、川は穏やかに流れている。
まるっきり違うのだ。7月と。
通過が予想される前線がいつやってくるか?
空を見上げつつ、GO!
6:25 第1ゲート前に車をデポ。
3時間のロング林道ハイキングに出発。
小鳥や小動物やヒトに会いながら予定通りダムに到着。
(ダム付近が工事中の為、第1ゲートから閉まっていたようだ)
私以外の3人は、去年の夏に双六谷を詰めている。
今回の水量の少なさに驚き喜んでいる。
泳ぐことまで考えた完璧な装備で、GO!
が、やっぱり水は痛いくらい冷たかった。
10:15 小倉谷入渓
この谷は、前半がゴルジュ、後半がナメと大滝である。
ミニゴルジュに始まって、次から次へとゴルジュ帯がやってくる。
というわけで、今日の課題はゴルジュ突破。
しかし、水量が少ないおかげで、泳いだのは1回だけですみました。
(やっぱり冷たかった)
明日の天気を心配して、ゴルジュ帯は絶対に通過したかったので、みんなホッとする。
おっと、ごほうびのデザートだー!
濃い赤のベリーちゃん。乱獲。
16:15 幕営適地を探し、本日はここまで。
さっそく火起こしさ。
今日のメニューは、きちんと豚肉入り豚汁。
おいしい。焚き火も美しい。
小雨が降ったりしてきたので就寝。
2日目(8月29日)くもり
夜中、雨が降っていた。
明け方、やんだ。
起床時間の6時になったら、また降り出した。
ねる。
7時、まだ降ってる。
8時過ぎ、小雨になったので起きて朝食。
(トマトリゾットがおいしい)
川は10cmほど増水していた。
雲はまだ重いが、もう降ることはないだろう。
GO!
ゴルジュ帯を完全に越える。
待ち構えているのは、大きな滝たち。
ほとんどを高巻く。
この滝を巻きあがった落ち口は、なんと大きな一枚岩!
気持ちよすぎ~。
おっと、本日のデザートもあるではないか。
青いベリーちゃん。
せっせと収穫。
15:15 二股の滝の手前に幕営適地。本日はここまで。
さっそく火起こし。
薪集めもしぶい。
今日もいい火だ。
空には星も見えだした。天気回復。
今日のメニューは炙りジャーキーに始まり、杏仁豆腐ブルーベリー添えでしめる。
デリシャス!
明日は、ハードロングコースとなるというのに、いつまでも焚き火をしている4人だった。
3日目(8月30日)くもりのち晴れ
3:30 起床。外で朝ごはんするが寒くない。
5:15 明るくなってから出発。
ここからは、連続する小滝を登っていく。
谷もずいぶん狭まってきた。
お花も咲き出す。
NKNさんに名前を教えてもらう。
(ちゃんと覚えてる?)
わからない花は、ICI博士がボイスレコーダーでチェック。
源流の様相になる。
高山植物が次々と現れる。
まだこの時期でも残っているなんて、今年はラッキーだな。
知らぬ間に水は涸れ、急なガレ場を摘めていく。
白いペンキの○印を見つける。
が、目指すは笠ヶ岳山頂ダイレクトルート!
ガレから板状岩が積み重なった悪路を落石に気をつけながら登り進む。
もうすぐか?
「ぴったりー!」
8:40 NKNさんの声。
なんと、ほんとのほんとに山頂標識と三角点にたどりついていた。
やったー。
さて、あとは槍見温泉に下るだけ。
と、いえどもコースタイム6時間のロングコースだ。
さぁ、GO!
曇っていて視界はあまりよくない。
ふと見ると、チングルマの花が咲いていた。
稜線沿いの下りは、赤と青のベリーの宝庫!!
立ち止まること多し。+1時間?
タクシーの予約電話をして、クリヤ谷目指して下る。
雲が切れて晴れると暑い。
沢音が聞こえると涼しくいい気分。
14:20 槍見温泉着。
タクシーに乗ってふりだしのゲートへGO。
ほんとにバラエティに富んだ濃い楽しい山行でした。