山行期間 | 2010年2月19日(夜)~21日 |
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メンバー | HSM、YAS |
山行地域 | 尾白川流域 ガンマルンゼ、ベータルンゼ |
山行スタイル | アイスクライミング |
今シーズン、絶好の冷え込みに尾白川流域に行ってきました。
【岩間(ガンマ)ルンゼ】
トポによると『全体で10ピッチ、400m余のルート長さ』とある。期待で胸ふくらませて出発。
林道すぐにF1が見えるので、取り付きを間違うことはない。
<ガンマルンゼのF1>
F1はやや水っぽいが、このぐらいのほうがバイルがよく刺さる。
さほど傾斜もなくロープ一杯伸ばす。
さて、次は・・・あっ、少し歩くのですね。
2P目:やや氷の発達が悪い。最近崩れたような跡と岩のトンネル。中途半端な位置でピッチを切ってしまった。
さて、次は・・・お、また少し歩くのですね。
3P目:登ろうとした氷の先は、岩でふさがれている模様。
引き返して、岩のトンネルをゆく。
やっぱり少し歩いて4P目、氷が途切れているが、なんとかなるだろうと(ガイドが先行)、HSMリード。
氷が途切れて、アイゼンはガリガリ、アックスはベルグラ。フォローでも恐ろしいパートであった。ここが核心だった。
あとは、ふらふら歩いて、適当に尾根にでて、何度か懸垂下降を交えつつ、トレースをたどって林道に戻る。
トポをよく見ると、全10ピッチのなかにⅠ~Ⅱ級がちりばめられている。『Ⅰ~Ⅱ級=歩き』だったのですね・・・。
小滝を超え、正面のルンゼ状を詰めていく。
トポには“氷のナメ”とあるが、二股手前でロープを出す。
「クッ、これがナメか・・・。」
小滝を越え、『三本槍の滝』があるはずだが・・・。
いまいちわからんかった。 けど『松竹梅の滝』はすぐわかった。
傾斜もなく、楽勝かと思われたが、
ふくらはぎ が攣りそうになった。 上部では氷が全崩壊しそうで怖かった。
懸垂で同ルート下降。
今回の2つのルートは下車40分で取り付ける、快適なゲレンデです。八ヶ岳のように震えながらビレーすることもありません。
よく冷えたシーズンにお勧めします。
アプローチの林道より、甲斐駒ケ岳の雄姿が。
やっぱり甲斐駒はカッコええなぁ、と下山する。
お疲れ様でした。