山行期間 | 2015 年8 月11 日(夜)~15日 |
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メンバー | KUD KNS MTU SZK |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 縦走 |
雲ノ平を歩きたい!百名山をピークハント三昧したい!そして・・・秘湯中の秘湯・高天原温泉に入りたい!!!はちきれんばかりにそれぞれの思いをもって終結した4人で奥黒部を周回してきました。
8/12 前夜に有峰林道の入り口にて2時間仮眠後、出発。1ヶ月前に折立~太郎平でブヨ軍団に追い回され、この日もやはりブヨ軍団に追い回されますが・・・今回は虫よけネットでへいちゃらです♪
j樹林帯を抜け三角点に来ると剱岳がみえます。剱岳へ夏合宿に行っている皆さんを思いながら「オーホイ!」と言ってみる・・・剱岳合宿の皆様、聞こえましたでしょうか?この日は太郎平を経て薬師峠まで。設営して、薬師岳を往復します。お花畑と、曇ってはいるものの立山方面から槍・穂高、黒部五郎までぐるりと見渡せる眺望にうっとり。
8/13 夜半から雨。この日は、薬師沢から雲ノ平を経て・・・高天原温泉です!薬師沢小屋から雲ノ平まで一気に登り。急坂は岩が滑り足元が悪いですが、黙々と登るとそこは雲ノ平。アラスカ庭園、奥日本庭園などと命名された庭園をめぐるものの、ガスで周りの稜線を背景にした雲ノ平の絶景はなし・・・「奥黒部の山々を背景にした雲ノ平を満喫する」という課題は達成できず宿題を残すことになりました。雲ノ平から高天原山荘まではもったいないほど一気に下り。樹林帯がほとんどですが、幻想的な奥スイス庭園や尾瀬に負けない湿地帯などを楽しめました。山荘についたら・・・タオル片手に温泉にレッツゴー♪びしょびしょに濡れて冷えた体に、硫黄の香り漂う熱めの温泉。いや~最高~~~!お風呂上りには山荘への道沿いにあるブルーベリーが甘酸っぱくてぴったりです。
8/14 時折激しい雨音を聞きながら眠れない夜を過ごして、出発。計画では雲ノ平を満喫する予定でしたが、この日は雨予報。雲ノ平周遊を中止し、水晶、鷲羽を経て三俣山荘もしくは黒部五郎舎までの予定に変更。水晶池やお花畑を楽しみながら稜線へ。冷たい雨とまったく眺望のない稜線歩き。ただただ水晶岳、鷲羽岳のピークハントをこなします。この日は、黒部五郎舎のテント場に泊まりたい♪というメンバーの思いをかなえるべく、一気に黒部五郎舎まで。テント場で思わぬBチームとの出会い。そして雨も上がり翌日に期待が高まります!
8/15 苦行のような前日とうって変わって雲一つない青空。いきなり雄大なカール地形が目に飛び込んできました。このカールをドロップインできずに半泣きだったスキー合宿時とは全く違う風景。黒部五郎岳の名前の由来であるゴーロゴロした岩がいっぱい、お花もいっぱいのまさに楽園。素晴らしい景色にあっという間に五郎の肩。ザックをデポして黒部五郎岳頂上へ。薬師岳の奥には、剱岳~立山、手前から赤牛岳、水晶岳・・・槍、穂高の峰々も見えます。最後の最後に、素晴らしい眺望を思い思いに満喫することができました。(SZK記)
山行期間 | 2015年8月10日(夜)~8月16日 |
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メンバー | MTM,WKM,MSD,KTY,OSM,NKS,NKT,UET,TKD,TGA,HSO,YMG,YDA |
山行地域 | 北アルプス 剱岳 |
山行スタイル | アルパインクライミング |
今回の夏合宿は、総勢13名を大きく3つの隊に分け、尚且つ流動的に編成し、各パーティーが各々の課題に取り組んだ。
日程 コース メンバー
先発隊 8/10~13 源次郎尾根~剱岳~別山尾根 MTM,MSD,WKM,OSM,KTY
中発隊 8/12~16 剱尾根R4~三ノ窓~剱岳~別山尾根 KTY,NGS
八ッ峰下部~熊の岩~剱岳~別山尾根 OSM,NKT
八ッ峰Ⅵ峰Cフェース~熊の岩~剱岳~別山尾根 UET,TKD
後発隊 8/13~16 源次郎尾根~剱岳~別山尾根 TGA,HSO,YMG,YDA
先発隊 源次郎尾根
今回、初の合宿参加で楽しみではあったのですが、体力が持つかちゃんとついていけるかかなり不安でした。
10日の夜。出発の際に家から出た瞬間、ゲリラ豪雨並みの雨に遭遇してちょっと不安になったのですが(他のメンバーは雨も降ってなかったそうで)、無事に出発できました。
夜中、立山の駐車場に到着。車の中で仮眠を取り、翌日に備える。
8/11 朝、30分ほど並んでチケットを購入。お盆前だから空いているかと思いきや、ロープウェーもバスも満席でした。
室堂到着。天気がよくて景色もキレイ。まずは、帰りに登るのがいやだなぁと思わせるコンクリの道を下って雷鳥沢へ。見事な絶景で地図読みも楽しい。剱御前までの登りで軽装の欧米人の家族を見かける。子供はワンピースにスニーカーという軽装で抜きつ抜かれつしながら剱御前へ。この辺なら軽装でも登れるんだと思いつつ。剣御前から綺麗に頂上が見え、そしてここから見る源次郎尾根は、本当に登れるのかと思う急斜面でした。そこから40分ほど下ったら今日の宿泊場所の剣沢へ。空いているかと思ったら結構な数のテントが設営されてました。
荷物を置いたら早速明日の源次郎尾根までの道の偵察に。この道が急だし雪渓は歩きにくい(これは私だけで後の四人はサクサク歩いてました)しで、かなり疲れました。明日もここを歩くのかと思うと…
8/12 取りつきには早目に着いて登りたいということで翌朝、2時半起床、4時出発。暗い中、分岐点で地図も見ずに行きかけたら道を間違えて危うく一般道に行きかけました。こういうときの地図とコンパスなのに、全く学習が出来てません、私。
昨日の偵察のお蔭か雪渓までは順調に行けました。雪渓は凍っていたので、アイゼンを装着して取りつきまで。雪渓の上で登りの準備をして草地まで3メートル程の歩きがまず滑りそうで怖かったです。取り付きまでの急な道に不安を覚えつつ、取り付きへ。初めから2メートル程の岩に苦労し、木を掴みつつ進みます。かなりの急斜面でアップダウンの連続、片側が切れ落ちた断崖と気の抜けないところばかりだったので気を緩めずにしっかり登ろうと思いました。体力的にはしんどかったんですが、結構楽しく登りました。1峰までも遠かったんですが、2峰の懸垂後の道がハイキング的に登れるとあったんですが、いや、今までに比べればハイキング並みなんですが、ここから頂上までがなかなか長かった。頂上に着いたときの嬉しかったこと。
源次郎尾根で力を使い果たしたのか下山がもう長く辛かったです。カニの横ばいは、私の中では一番の核心部でめちゃめちゃ怖かったです。気力の無くなってしまった下山路の長いこと。もう本当に歩くのが嫌で危うく剱岳が嫌いになりそうでした。テント場に着いたとき嬉しくてよかったです。
8/13 この日は夜中から雨が降ったり、止んだりでした。今日は下山だけだったので、朝はゆっくりしてから出発。中発隊と合流するお二方に見送られて出発。途中、中発隊メンバーをすれ違う。山で知っている人と会うと嬉しいもんですねー。少し話をしてから別れる。室堂付近でかなりの風と雨に合いずぶ濡れに、室堂駅はすごい混雑でビックリしました。
怪我もなく無事に下山が出来て、温泉にお寿司が食べれてよかったです。(MSD)
中発隊 剣尾根R4
昨日の雨がうそのように、いい天気だ。剣尾根のドームを仰ぎながら、早朝の池ノ谷を下る。まったく日がささず、暗い。おまけに寒い。R4の取り付きで、しばらく右往左往した。というのも、ルンゼの中は濡れているし、それに浮き石だらけで、どうにも状態が悪かったのだ。
残念だけど、今回はR4の登攀を中止し、引き返すことにした。また今度、すっきり状態の良い時に出直すことにしよう。(KTY)
中発隊 八ツ峰下部縦走
天候不良で今回は下半部のみの縦走となりました。
下半部の取付きから1.2のコルへ行くには剱沢雪渓から長次郎谷に入り3本目のルンゼを詰める。ルンゼ入口の雪渓の状態が薄くなっていたり、シュルンドが開いていたりとイマイチだったので、スノーボラードを作り懸垂することも検討したが、1カ所降りることができる場所がありました。
ルンゼ入口では先行するガイドパーティがいましたが、あっという間に見えなくなってしまう。
1.2峰のコルの取付きまではそのまま素直にルンゼを詰めると辿り着きます。途中、草付きの巻道に入ったりしたが、踏み跡は不明瞭。目印となる岩屋も入口にあるのか、途中のそれらしき岩穴か、どちらも快適にテントは張れそうに見えなかったので解りませんでした。
1.2のコルに到着し、折角なので1峰を登頂することにしました。1峰の出だしの岩場は切れ落ちていて、緊張するのでロープをだしました。途中草付きをトラバースする時も慎重に。かすかにトレースがあり、30分ほどで1峰頂上に到着。凄い高度感と気持ちのいい眺めです。2峰からは先はトレースが確認できました。懸垂支点も解りやすい。
高度感はあるが天気が良く風もない、気持ちの良い登りが続きます。4峰のピークは広々としていて休憩にちょうど良い。向かいの源次郎尾根から後発チームの呼びかけが聞こえてきた。Cフェースの登攀を終わらせたUET,TKDペアもテン場から手を振ってくれている。仲間が同じ山域にいると嬉しくなりますね。
4.5峰のコルはけっこうガレていて、落石を避けるため横に逸れてロープ回収しようとしましたが、うまく引けない。真下で慎重に回収しました。
下半部の最終5、6峰のコルへの下りは50mギリギリを含む2回の懸垂で済むらしいが、草付きをトラバースして3回懸垂するルートを選びました。2ヵ所ある懸垂支点の低い方の懸垂支点から下降を開始した結果、ロープの屈曲なども考え、懸垂を4回することになりました。下調べしていても現場で臨機応変に対応する事が大事ですね。
コルから長次郎谷へ抜ける道もガレガレで、落石には十分注意する必要がありました。
結局、懸垂下降以外でロープを出したのが1峰の行帰りだけで、個人的には帰りの熊の岩までの雪渓トラバースが一番怖かったです(OSMさんは全く平気だったようですが)。それほど八ツ峰下半部は快適に縦走することができました。(NKT)
中発隊 八ツ峰Ⅵ峰Cフェース
当初の登攀予定は、チンネ(中央チムニー~Aバンド~Bクラック)であったが、
直前に八ツ峰Ⅵ峰Cフェース(剣稜会ルート)に変更となり十分な下調べが
出来ないまま、Mチーム新人2名でアタックすることとなった。
8/15(土)
昨日迄の雨模様から一転し、快晴の中、AM6:00熊の岩BVポイントを出発。
ここからCフェースの取り付きは、長次郎谷の雪渓をトラバースするのみで
アプローチが非常にいい。
先行パーティーが2組ほど居たので、準備をしながら順番を待つ。
AM6:30 1ピッチ目TKDリードでクライミングスタート。
スラブを順調に登っていく。35mほど登ったところのテラスで1Pの終了点。
フリクションもよく、ホールドも程よくあり非常に登りやすいようだ。
2Pは、交代しUETがリード。元々高いところは苦手な自分は、なるべく下を見ない様にしながら、多すぎると思われるぐらいランニングをとりながら進む。
広いテラスのところで、先行者に追いつき左端のリッジ側に支点を確保。
このあたりで、少し時間的なものと心の余裕も出てきて、今日初めて写真を撮る。
天気も良くテンションが上がる。ここから上は、高度感満点の切り立ったナイフ
リッジとなる。恐怖心はあるものの抜群の眺望で気持ちいい。
この後順番にリードを交代し、5PでCフェースの頭に到着。
自分にとっては、ゲレンデ以外の初本番で非常に緊張はしたものの充実した
登攀となった。
8/16(日)
昨日に引き続き、快晴の朝。今日は「剱」のピークを目指す。
午前5時長次郎谷の左俣を長次郎のコルめがけ登攀開始。
程よくしまった雪で、アイゼンがよく効いている。
熊の岩からの上部は傾斜が半端ない。すぐに息が上がるが、人生初の
「剱岳」に気合が入る。約1時間で長次郎のコル到着。一息いれる。
ここから本峰まで北方稜線を歩く。本峰直下でBVしていた後発隊と
合流し頂上へ。登山を始めた頃から「いつかは剱へ」の思いがようやく
叶った瞬間となった。
快晴・無風の頂。ここまで来れた喜び。登りきった充実感。感無量の
ひと時だ。しばらく余韻を楽しみ、室堂に向け、一般ルートを下降する。
一般ルートといってもそこは「剱岳」気を抜かずしっかり確保しながら
下りていく。登り返しが体にきついが午後1時室堂に到着。
充実した4日間が幕を閉じた。
人はこうして、願い・思うことで努力をする。今日のこの感動を胸に次の
目標に向けて、頑張っていきたい。(UET)
後発隊 源次郎尾根
初日は室堂~剱沢キャンプ場まで。前日から続く雨で、この日も朝から小雨。お盆休み終盤、天気も回復が予想されるためか立山駅は早朝から登山客で賑わっていた。雨足が弱まるのを待ち、8:40に室堂を出発。11:00には剱御前小屋に到着。ここで思いがけない出会いがあり、しばしワイワイと過ごした後に早々に剱沢キャンプ場に到着。
2日目(8/15) 4:30にテン場を出発し、5:30過ぎに源次郎尾根に取り付く。事前に調べたネット情報の通り、最初の難関。我々は全装備を担いで登っていたため、登ろうにも重い。ザックを下して身一つで登り、ザックを回収。身軽であればどうってことは無い。しかし、狭い場所で上から荷物を回収するのが一苦労。そこを抜けると噂通りの木登りが始まる。枝と枝の間を走り高跳びのベリーロールのようにしてすり抜けてみたり、枝に引っかかりながら進んでいく。樹林帯を出ると八ツ峰が見え、小さく人影が見える度に「ホーホイ」の掛け声や中発隊の仲間の名前を呼んでみる。すると、「ホーホイ」のコールバック!みんなで同じ山に挑んでいるという一体感を感じた。喜びも束の間、とにかくⅠ峰が長い。登攀が難しいという所はほぼ無いが、とにかく体力勝負。危険な場所は、支尾根から本流に合流する手前のガレ場。崩壊が進んでおり、滑り落ちそうで怖かったのでロープを出してもらった。Ⅰ峰のピークに到着してからは40分程でⅡ峰のピークに到着。懸垂支点は約70年の年代物?との噂もあるが、難なく下降。そして13:30剱岳山頂へ。この日は頂上直下でBV。
3日目(8/16) 中発隊のメンバーと合流し、別山尾根を下山する。さすが剱、一般道であるがなかなか気を抜けない下りが続く。ゴールの室堂で、夏合宿の成功を喜び合ったその顔は、みんな疲れ果てていた(笑) が、高原バスの中では次に狙う山の話題も…。どれだけ疲れても、やっぱり山が好きなのである。
後発隊の夏合宿は、天候にもメンバーにも恵まれ、苦しさも楽しさに変えてしまえるくらい、とても楽しい山登りとなりました。(YMG)
山行期間 | 2015年7月19日(夜)~20日 |
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メンバー | OSM,NKZ,KTYF,MYG |
山行地域 | 岐阜 |
山行スタイル | 沢登り |
この三連休、台高の堂倉谷に行く予定でしたが、台風の影響により予備に考えていた阿木川本流に変更しました。増水していたため思っていたより簡単な沢ではありませんでしたが、きれいでいい沢でした。増水していないときにまた行きたいと思わせる沢でした。
神社。すぐ入渓できます。
ちょっと水圧が強く、水の中はなかなか歩けないです。
普段であれば泳いで登れるのでしょうけど、ちょっと無理でした。
地図見て、現在地の確認中
ライフジャケットの威力は素晴らしいです。
今度こそ堂倉谷に行きましょう。
行動時間
6:20風神神社→8:20 830mあたり→9:00ウツロ谷分岐→10:10林道→10:15風神神社
山行期間 | 2015年7月11日(夜)から12日 |
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メンバー | OSM,KTYM,NKZ,KTYF,MYG |
山行地域 | 台高 |
山行スタイル | 沢登り |
昨年の前鬼川に続き、今年も渡渉訓練を行いました。本流で簡単な沢ということで選んだのですが、雨が続いたためか水量が多く、いいトレーニングとなりました。沢自体はきれいで、心配していたヒルはいませんでした。
トップがムンターとカラビナスルーでの渡渉を比較した場合、今回はカラビナスルーのほうが動きやすく、十分に制動がききました。
渡渉ラインにロープを張りカラビナスルーで渡渉。
ラストは振り子のようにして渡渉。
後ろから押して進む練習をしましたが、流れが強く、ちょっと流されました。
いろいろなところで練習をしましたが、水に浸かっている時間が長くなるため、寒かった。渡渉や泳ぎが続く沢は服装を考えないと駄目ですね。
屏風滝
渡渉の練習をしていると、五色湯跡を発見。体が冷えていたけど、一気に温まりました。
きれいないい沢です。
まだまだ渡渉の練習をしなければいけないとは思っていますが、少しずつ本チャンにも取り組んでいきたいと思っています。皆さん、ご協力ありがとうございました。
山行期間 | 2015.7.11~12 |
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メンバー | mtz kud kns sug |
山行地域 | 白山 |
山行スタイル | お花見 |
Bチームでお世話になった、当時のリーダー二人
かなり懐かしい感じです。
すごいいい天気です。
? ? やまぐるま ? ?
梅雨の晴れ間で花が生き生きしてます。
あざみ? はくさんなんとか きぬがさ草 赤つつじ ? ?
雪渓を超えると去年出来たばかりの避難小屋に到着
ハクサンフウロ ?? ねこじゃらし なでしこ ?
シラネ?? 綺麗なお花ばたけを抜け、 湿原を渡ると 室堂到着。 珍しいクロユリが咲いてました。
室堂から3人で山頂に
松浦「ダチョウのポーズで~。」
松浦、杉山「ダァー」
木下「ガァー」
記念撮影
三人でふらっと、お池めぐり
本日の宿泊地
南竜ヶ馬場キャンプ場に到着
雪が多いため、宿のスタッフが、チェーンソーで雪をかき分け水道管を一生懸命探してました。
晩御飯は、
そとで、鍋パーティー
食材は、各自持参。
ウインナーやら、ハムやら、チーズやら、キノコとか
木下さんは、腐った水菜と、腐った紫蘇を持ってきてくれました。
翌朝、天気がいいので、ちかくの丘まで三人で、ご来光を観にいきました。
天気に恵まれ、景色もよく
梅雨の晴れ間で花が生き生きしていて最高のお花見山行でした。
しかも、楽しい4人組みで本当に楽しい山行でした。
しかし・・・・
虫が多くて、気を付けないと
こうなります。
山行期間 | 2015.6.5~2015.6.7 |
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メンバー | UET,OSM,MTM,TKD,YOD,YMG |
山行地域 | 尾瀬 |
山行スタイル | ハイキング |
74期Bチームの時に台風で中止になった尾瀬、至仏山、燧ヶ岳。
夏がく~れば思い出す~♪と言うことで、まだ夏は来ていないけれど、尾瀬の美しい景色を見に行きたいと思い、ようやく実現しました。
6月6日(土) 曇り時々雨
9時間かけて早朝に戸倉第一駐車場に到着。すでにたくさんのハイカーが訪れていました。
乗合タクシーで鳩待峠に移動し、ワクワクしながら木道を歩き始める。間もなく水芭蕉をちらほら発見。みんなテンションが上がり、序盤だというのに写真を撮りまくる(笑)
今日の行程は余裕があるので、山の鼻ビジターセンター辺りで早速ティータイム。普段はこんなに悠長に休憩していられないので、のんびり過ごす時間を楽しむ。カッコウの鳴き声を聞きながら各々温かいコーヒーやお茶で体を温め、ほっこり。
至仏山への登り口手前の湿原は水芭蕉が咲き誇っており、またまたテンションが上がる。その後も水芭蕉と小川の美しいコラボレーションが続く。ただ、ハイシーズンのため人で混雑しており、木道は長蛇の列。途中で止まって景色を楽しむこともできず、ただひたすら黙々と歩く。それも、雨で木道が濡れて滑りやすくなっているので下を向いたまま黙々と
随分早く進めたため回り道して尾瀬を楽しむ。見晴を越えた辺りからはハイカーの数も少なくなる。
段小屋坂辺りからは残雪もあり、春山の景色になる。大阪は真夏日が続いているというのに、尾瀬はようやく春が訪れたようです。
この日は午後から晴れの予報も、一向に晴れる気配はなく、どんよりした景色が続く。74期の雨男、MTMさんはみんなに散々いじられていたが、後にこの天気が功を奏することになるとは…。
14時過ぎに長蔵小屋に到着。テン場の予約が取れなかったため小屋泊り。部屋には炬燵が置いてあり、なんと快適なことでしょう!ぬくぬくと過ごすことができました~。
4時に小屋を出発。沼から湯気?が立ち上り、幻想的な風景。朝から天気が良く、昨日とは打って変わって山々がキレイに見える。
長英新道から燧ヶ岳のピークを目指す。1900mくらいまでは開けた樹林帯の中を進む。標布が細かく付いているので迷うことはないが、この標布が無ければルートファインディングは相当難しいだろうな~と思いながら登る。難しい所でも自分で地図読みできるようにならなきゃな~。
俎嵓、柴安嵓からの景色は最高!北関東や東北の山が遠くまで見える。眼下には美しい尾瀬の沼。登ってきてよかったと思う景色だ。頂上でものんびりティータイム。
下山する頃には締まっていた雪もザクザクになり、雪解けの泥水の小川の中を歩くので泥だらけ。尾瀬沼に到着する頃には湿原の水分も少なくなり、水芭蕉が腐ったようにへたっている。天気が良いのは沼の景色には好都合だが、水芭蕉にとっては雨で潤っている方が美しい。
雨の日と晴れの日で、尾瀬の美しい景色を両方楽しめました!
尾瀬沼から大清水までの道程も爽やかな風吹く森の中で、気持ちよかったです。
大阪から群馬までアクセスは大変だけど、充実した2日間でした。
行動時間
6/6
6:00戸倉― 6:30鳩待峠― 7:30~8:30山の鼻ビジターセンター― 9:30竜宮小屋― 10:30東電小屋―11:10~11:30見晴― 12:55沼尻― 14:10長蔵小屋
6/7
4:00長蔵小屋― 7:10俎嵓― 7:40~8:10柴安嵓― 11:00長蔵小屋― 12:40一ノ瀬休憩所― 13:30大清水
山行期間 | 2015年5月30日(夜)~31日 |
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メンバー | OSM,NKZ,MYG |
山行地域 | 比良山系 |
山行スタイル | 沢登り |
台高の黒倉又谷を候補に考えていたのですが、天気がいまいちなので、予備に考えていた白滝谷に行ってきました。以前に行ったときには明王谷に泳ぎがあったので、今回は泳ぎとへつりの練習を考えていきました。あとは7月にBチームが行くのでその偵察も兼ねていました。
寒くても泳ぎをするはずが、まさかのアンダーの長袖をわすれてしまい、「寒い!」、泳ぎどころではなくなってしまい、へつりの練習となりました。MYGさんには泳げるところは泳いでもらいました。
明王谷の入渓です。
MYGさん頑張れ
二ノ滝
三の滝、右岸から巻きました。ここは練習も兼ねてロープを出しました。
口の深谷と奥の深谷の分岐に来ました。Bチームはここから入渓してもらいます。
だいたいは直登できるのでMYGさんには直登してもらいましたが、Bチームは巻きのほうが無難ではということで、巻きルートに行って確認しました。
きれいないい沢なので、75期の皆さん、楽しみにしておいてくださいね。
時間記録
6:00坊村駐車場→7:05三ノ滝→9:00奥の深谷分岐→10:20布ヶ滝→11:50夫婦滝→14:20坊村駐車場
山行期間 | 2015年4月30日(夜)~5月4日 |
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メンバー | KKD WKM |
山行地域 | 剣岳北方稜線 |
山行スタイル | 撮影山行 |
ハシゴ谷乗越から劒沢雪渓を経て三ノ窓にて撮影と言うのがが今回の山行の大義です
5/1
早朝と言うか深夜に扇沢駐車場に到着、車で仮眠後朝一番のトロリーバスに 合わせて起床、
が、少々訳があって白馬市内まで引き返して用事を 済ませてから11時30分のバスに乗り、
黒四からほぼ夏道どおり黒部川 左岸を下り、内蔵助出会い手前で一旦右岸へ渡ってから再びス
ノーブリッジを渡って 落石とデブリだらけの内蔵助谷を恐る恐る対岸へのブリッジを物色しな
がら 内蔵助平へ、今日はもうこれで危ういブリッジや落石の心配をしなくて済む。
後は標高2020mの宿、ハシゴ谷乗越めがけて只ひたすら一歩一歩登るだけ
5/2 昨日は扇沢を発つのが予定より5時間ほどおくれてしまい、焦ってしまったが何事もなく明るいうちに、1泊目の
ハシゴ 谷乗越に到着して気分的にゆとりが出来ました。3時30分に起床し、ここからの劒はあんまり優美とは言えない
が 折角だから撮影を済ませてから出発する。近藤岩の有る二股までは真砂沢、劒沢と下るのみだが、そのあとは文字通り
今 回最大の山場である三ノ窓までの急登、高低差1000m、これが高齢者には応えますが一歩一歩登るしかありません
仙人新道は前回仙人峠でテント泊した時よりも積雪は多いように見えますが相変わらず登り難そうに口を開けています。
右側の三ノ窓尾根、左の八ッ峰側からもデブリや崩落しそうなブロックを恐々伺い見ながらの登高、二股から6時間強 か
かって三ノ窓に到着、ザックを放り投げてしばらく放心状態。
5/3
朝から三ノ窓周辺でチンネ、池ノ谷などを撮影。最近撮影に執着心が無くなってきた様に思う、考えられないようなミス
に気が付かずそのまま撮影続行という事がよくあり、情けなく思う、今回もファインダーで画面を隅から隅までよく確認
しいれば防げた事を怠って中途半端なフレーミング等が有り、重い機材を何のために担ぎ上げたのかと思うと実に情けな
い思いがします。体力はもちろん気力も怪しくなってきたと思うと憂鬱ですがこればっかりは、どうもがいても抗えない
事と受けとめ、スンナリ受け入れる事にしました最近は。三ノ窓雪渓から2人パーティーのスキーヤーが登ってくる、ト
レースを見た限りはほとんどシール登高の様だ。劒沢雪渓から来て今日中に往路を引き返すらしい。復路の二股で今度は
三人のスキーヤーと出会う、それぞれがピック付きのB/D制ストックを2本ずつの装備で気合十分、高岡から来たとい
う、今日中に番場島へ下る予定とのこと、装備も軽そうで十分可能だろう、この時点で8時20分、池ノ谷大滝がこの
時期は雪で埋まっていて、夏道の小窓尾根を登らなくてもダイレクトに白萩川へ行き帰出来るらしい、無雪期には数パー
ティーしか突破していないという、池ノ谷大滝の雪渓を登って三の窓へ絶対登ってみたいものである。
時間に余裕があったのと明日の天気が昼から雨の予報だったので、ハシゴ段乗越をそのまま下って内蔵助平でキャンプ、
角田さんが作ってくれたテーブルにてお袋のお茶で少々寒いが野点としゃれ込みました。
5/4
何時ものように内蔵助谷のブリッジには怖い思いをしながらも出会いまで、なんとかたどり着きほっとしてしばし小休止
黒四の登り返しで、当然ですが角田さんに大きく離されながらもヘロヘロになってバス停に着く。
行動記録
5/1 11:30扇沢バス停 →12:15黒四 →13:45内蔵助出会 →16:10内蔵助平
→18:20ハシゴ谷乗越
5/2 6:50ハシゴ谷乗越 →7:40二股 →14:35三ノ窓
5/3 8:20三ノ窓 →10:00二股 →15:00ハシゴ谷乗越 →16:50内蔵助平
5/4 5:30内蔵助平 →8:30内蔵助谷出会 →11:00黒四
山行期間 | 2015年5月9日(夜)から5月10日 |
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メンバー | OSM,KMD,MYG |
山行地域 | 南紀 |
4月に南紀の赤倉谷を計画していたのですが、現地まで行って雨が降ってきて帰ってくるという悲しい思いをして、今回は泊りで行く予定が雨の予報で嫌な予感がしていたのですが、10日が天気だったので日帰りに変更していきました。
沢自体は難しいところはなかったのですが、二ノ滝手前の巨岩をどうやってクリアーするかがポイントでした。ただ下山にてこずってしまったのは予想外でした。
入渓点は登山道を登って行けばここだろうという所に行きつきます。
今年初の沢でいい感じの雰囲気です。
一の滝に到着。ええ感じです。右岸を巻きました。滝の直上におりましたが、ちょっと厄介でした。もう少し上流にいいところがありました。
二ノ滝手前の巨岩。左岸の流木にお助けひもを巻き付け、あぶみを作り、プルージック登攀にして登りました。
二ノ滝。左岸の水際を登れそうな感じでしたが、巻きはロープ出さなくてよさそうだったので巻きました。
三の滝。
三の滝を越えると河原歩きです。11時に引き返すことにしました。
帰りに堰堤を懸垂で降りた後、右岸の登山道を下り、地図で尾根越えのルートに上がり始めると、途中で尾根を巻くような登山道が見つかりました。それに行ったのが失敗でした。途中で道がなくなり厄介なトラバースの連続でした。取水堰堤まで沢下りをするべきでした。三の滝の上に下りるつもりが、下に下りてしまい、導水管まで登り返しました。導水管から東屋への登山道も間違えて変なところに入ってしまい、散々な下山でした。
時間記録
5:50東屋→6:15一の滝→7:30二ノ滝→10:50標高425mあたりで引き返す→13:10三の滝下→13:50導水管分岐→東屋
山行期間 | 2015.5.1(夜)~5.4 |
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メンバー | TKH,YMG,YDA |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 春山 縦走 |
今回は春合宿です。
私達B班は他のグループとは合流せず、単独での行動です。
女子3人、偶然にもみんな同じ職業…。
楽しい山行になりそう!と期待しながら、扇沢の登山口をスタートしました。
5/2 晴れ
雲ひとつない快晴のスタートです。
初めは、石で整備された柏原新道をゆっくり登ります。
1時間ほど登ったところで八ッ見ベンチに到着。ここから先は冬道に入り、南尾根を進みます。
ここまで雪はほぼゼロ。
この先もしばらくは雪がなさそうです。
休憩をはさみなから登りを続けると、所々に雪が残っています。高度が上がるとさらに雪の量が増え、初めは樹林帯を登っていましたが、ついに雪の斜面に出ました。まずまずの急斜面でしたが、冬山の経験を思い出しながら手足を使って進みます。
ジャンクションピークまで来ると、まだまだ冬山だなーという感じで雪が積もっています。ここから見上げるのは爺ヶ岳の南峰で、鹿島槍ヶ岳まではまだまだの行程。
今日はとにかく冷池山荘まではと気を抜かずに歩き続けます。
爺ヶ岳の南峰、中峰、北峰を過ぎると、冷池山荘が見えます。
爺ヶ岳には雪がほとんどなかったのに、山荘周辺はかなり雪が積もっていました。
到着してから、ツエルトを張りご飯の準備です。天気が良かったので、雪の上でしたがツエルトでも快適に寝ることができました。
5/3 晴れ
朝ごはんを食べ、今日は鹿島槍ヶ岳を目指します。冷池山荘からしばらくは雪道を進み、また途中から樹林帯や岩場などを登ります。
鹿島槍ヶ岳の南峰を見上げると、西側は雪がなく、東側には雪庇が見られます。
私達の進む道は西側のため、日陰にはなっていましたが、夏道のように快適に登ることができました。
最後の岩場を過ぎると南峰の頂上に到着です。
頂上から360°山々が見渡せます。
どうせなら北峰まで!とスリル満点(私にとっては)の岩場を一度下り、北峰まで登りました。他に登山者はいなかったので、私達だけで貸し切りです。
日焼けも忘れて、しばらくのんびりしました。
帰りはジャンクションピークで1泊し、予定通り5/4に下山することができました。
天気が崩れてくるとの予報でしたが、ほとんど雨にもあたらず、暑いぐらいのとても快適な山行になりました。
少人数で行く山行は初めてでしたが、怪我もなく予定通りの行程で進むことができました。
メンバーのみなさん、ありがとうございました。
山行期間 | 2015年5月2日~5月6日 |
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メンバー | KTY ARN OSM NGS NKT UET TKD |
山行地域 | 北アルプス 鹿島槍ヶ岳 |
山行スタイル | 雪稜登攀 雪上訓練 |
【合宿計画】
A班;CL.KTY ARN NGS
5月2日 大谷原→天狗尾根→天狗の鼻BV
5月3日 BV点→最低コル→ピークリッジ→天狗尾根を下降→西俣出合
B班;CL.TKH YDA YMG
5月2日 駐車場⇒柏原新道登山口~出合⇒爺ヶ岳南尾根⇒冷池山荘BV
5月3日 ⇒BV地点⇒布引山⇒鹿島槍ヶ岳往復⇒BV地点
5月4日 BV地点⇒扇沢駐車場⇒帰阪 5月5日 予備日(最終下山連絡日時;15時)
C班;CL.ARN NKT
5月4日 大谷原→西俣出合→東尾根→第2岩峰付近BV
5月5日 BV点→鹿島槍北峰→(五竜岳往復)→冷池BV
D班; CL.OSM KTY NGS UET TKD
5月4日 大谷原→西俣出合→鎌尾根→八峰BV(※または、冷池BV)
5月5日 BV点→五竜岳往復→冷池BV
全体
5月6日 早朝、赤岩尾根を下山開始 途中から西俣へ入り、適地で雪上訓練および確保技術研修を実施
午後、大谷原へ下山
5月7日 予備日
2015年春合宿は、当初各班それぞれの登攀ルートで残雪期の鹿島槍ヶ岳に臨む計画であったが、諸般の事情により計画を変更し、D班に合流のうえ「大谷原~鎌尾根」ルートで鹿島槍ヶ岳を目指すこととなった。
5月4日(月)大谷原ゲートで先発隊と合流。気温は暖かいものの、事前の天気予報のとおり薄曇りの朝を迎える。午前5時、大谷原ゲートを出発、林道を進む。約1時間程で、西俣出合に到着。一息入れる。
ほどなく、鎌尾根の取り付き付近に到着。どのあたりから尾根線に乗るか判断が難しい。この季節明確なルートがあるわけでないため、状況に応じトラバースと直登等を取り混ぜ高度を稼ぐ。地図やコンパス、周りの景色から、進行方向を適宜確認し、臨機応変にルートを変える。これが積雪期登攀の醍醐味か。
徐々に傾斜がきつくなりアイゼン装着。切れ落ちた斜面のトラバースにはロープで確保しながら安全確実に歩を進める。パラついていた雨は、時に強さを増す。雪面は、雨と高い気温から緩んでおり気を抜く暇がない。ミスの出来ない張りつめた緊張感と悪雪による歩行困難から疲労を増していく。要所要所で、実践的かつ的確なアドバイスを受けながら、集中力を落とさない様、必死に登攀を続ける。午後3時半、ようやく稜線に到達。ここまで約10時間。肉体的にも辛かったがよく頑張れたと思う。短い休憩のあと、鹿島槍ヶ岳のピストンをキャンセルし布引山経由で、冷池山荘近辺のビバークポイントへ移動。雪面を整地しツェルトを設営、翌日の行動を控え早々に就寝。
5月5日(火)午前2時半起床。4時出発、うっすらと白み始めた稜線を赤岩尾根分岐に向けて歩き始める。稜線上はほとんど雪がなく夏道がでている。降下ポイントから、立山連峰、後立山北部等絶景の朝焼けを目に焼けつける。しばらく景色を楽しんだ後、気を引き締めて下降開始。稜線上の登山道とは一転し赤岩尾根は積雪も豊富で、昨日の雨と明け方の冷え込みもあり表面がクラストしている。アイゼンはしっかりと効くものの奥には雪の柔らかい弱層があり、下降も同様に気は抜けない。2300m付近で赤岩尾根を離れ、西沢上部の雪渓に入る。ここで再び急斜面の下り方・アイゼンワーク等技術的なレクチャーを受ける。一瞬の油断や判断ミスが重大な事態を招くことを頭に叩き込み、慎重に歩く。下ること約1時間、傾斜の緩んだ1600m付近で小休止。
ここで、今回の山行の目的でもある雪上訓練を始める。雪上訓練は、自然物やデッドマン・土嚢等を利用した支点の構築、スタンディングアックスビレイ等確保技術の実技等、現場でしかできないことを約3時間じっくりと取り組むことができた。まだまだ、覚える必要のある技術は枚挙に遑がないが、また次の機会に取り組みこととし、大谷原に向かう。
今回自分が参加したC班の合宿行程は、Bチームを卒業し雪稜登攀経験の少ない我々のために組んでいただいた山行と理解している。雪稜登攀は、登山の基本となる要素を余すことなく盛り込まれており、読図、ルートファインディング、雪上歩行、危険回避措置、確保技術、ツェルトによるBV等、経験することができた。雪稜登攀技術をマスターした訳ではないが、このような合宿を通じ、今後も経験を重ねていきたい。
余談
大谷原に到着直前、この山の主のようなカモシカがこちらを見ていた。
「またおいで」と言っているように感じたのは、自分だけでしょうか・・・。
山行期間 | 5月2日~5日 |
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メンバー | HSO、MSD、MGW、TRN |
山行地域 | 北アルプス |
山行スタイル | 山スキー |
このところ山スキーを積極的にするようになり、はじめての山スキー春合宿がHSO氏を中心に進められ、無事に当日に初日を迎えることができた。
5/2 晴れ
高山で東京発をピックアップして、飛越トンネルへ。
トンネルのかなり手前から駐車がある。
通過可能なところまで車を前進させて、準備開始。
スキーヤがかなりいる。
トンネルまでの道のりと積雪が少ないとの前情報があったため、スニーカーを履いてトンネルまで向かう。(結果的にはスニーカーの出番はここだけ)
トンネルからは谷をわたり、かなりショートカットできる。
昨年も北ノ俣に山スキーに来ていたので、ルートに問題はなく、避難小屋周辺で幕営。
5/3 晴れ/曇り
早朝、雪面が硬いため、スキーアイゼンを装着して、北ノ俣を目指す。
山頂かなり手前から雪がなく、先が思いやられる。
山頂左側は雪がつながり、トレースもありそうだが、その先はどう見ても藪漕ぎの様子。
安全策を取り、板を担いで山頂に向かう。
「この山を越えた向こう側には雪はあるのか??」という何とも言えない不安を抱えながら、無事山頂につき、日本オートルートに乗っかった。
不安をよそに雪はあったので、一安心。
赤木平に滑り込む予定だったが、そこはカットして、中俣目指してトラバースしながら滑り込む。
黒部五郎を滑っているスキーヤーを見ながら登る。
かっこよく滑りこんでくるスキーヤーを眺めるのはかなり楽しく、心が浮き立つ。
が、視線を戻すと結構な登りで浮き立った心はどこかに行く。
登り切り、翌日以降の天候や今後の行程を考えながら進退について相談し、先に進むことになる。
行くと決めたら、夏道を少し下り斜度のゆるそうなところからカールに滑り込む。
融雪が進み、滑るたびに表層がシャラシャラと音を立てて、流れていく。。
トラバースしながら進むことはやめて一旦底まで滑り降り、五郎小屋まで登り返すことなく無事にたどり着く。
今晩はありがたく小屋にとめていただく。
小屋の中はやはり快適である。
5/4 曇り/雨
天候が崩れる予報のため、早めに出発。
天候不良のためか、雷鳥を見たいと切望していた青年の願いは聞き入れられた。
何回も雷鳥に遭遇したため、数度目の遭遇時にはありがたみはぐっと減ってしまった。
三俣蓮華まではスキーを担いだり履いたりを繰り返す。
本来ならばもう少しスキーを活かせるのだろうか?と思うが例年がどの程度なのかわからないため、担ぐことにさしてためらいは感じず。
双六小屋までは山頂をまいて、中道を滑る。
高度を維持して、トラバースしていたが、途中で下りすぎたようである。
スキーでの滑走は思いがけず高度を下げてしまうことを実感。
結果、小屋がわからず、雨も少しずつひどくなりそうだったので、幕営。
幕営後、MGW氏の読図とGPSの緯度経度から25000分の1の地図にどんどん線を引いて、現在地を確定。
ガスが出ていたため、稜線ルートをとも思ったが、滑りたいという誘惑にまけたのと、高度を維持してトラバースすれば大丈夫という気持ちから滑り降りてしまったことを反省。。。
5/5 晴れ
翌朝は晴れた。
50mほど登り返して、トラバースの予定だったため、テントを撤収。
昨日の反省も込めて、スキーは担ぐ。。。(早朝なのでバーンがカタいというのもあったが)
アイゼンとピッケルで登り返すと、槍が見える。
槍が見えれば迷うことはありませんでした。
しばしトラーバースすると無事に小屋が見えました。
小屋のあたりには登山者が。
これほど登山者にあえてうれしくなったことはないというくらいうれしかった。
双六小屋であった登山者に小池新道の様子をうかがい、そのまま新穂高に下山することに決定。
弓折まで行き、弓折から鏡平を通らずに沢を滑り込むことにする。
この3日間は今日の滑走のために頑張ってきたのだと思えるくらい快晴の中の滑走。
最終日で滑りを満喫。
ただ、雨が多かったためか縦溝があり少々滑りにくかったですが、前日までのことを考えるとそんなことは些細なこと。。。
下部になるほどはデブリや落石が多くありましたが無事にに新穂高まで下りてくることができました。
<行動記録>
5/2(土) 晴れ
駐車場所 1260m(8:50)~飛越トンネル(9:42~10:03)~神岡新道出会い(11:40)~寺地山(14:03/14:20)~北ノ俣避難小屋周辺幕営(15:20)
5/3(日)晴れ/曇り
幕営地(6:15)~北ノ俣稜線(9:05/9:25)~北ノ俣(9:50)~中俣乗越(11:30)~黒部五郎(13:30/14:30)~五郎小屋(15:40)
5/4(月)曇り/雨
五郎小屋(4:30)~三俣蓮華岳(7:00)~双六小屋周辺(10:00~11:30)幕営
5/5(火)晴れ
幕営地(4:40)~双六小屋(5:40~6:00)~弓折岳(8:10)~弓折尾根滑走開始(9:10)~ワサビ平(11:10)~新穂高(13:00)
山行期間 | 2015年4月25日(夜)~28日 |
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メンバー | KTM,YMG |
山行地域 | 北アルプス 霞沢岳 |
山行スタイル | 縦走 |
4日間で霞沢岳~常念岳。行けるところまで。天気も良さそうだし、案外行けるかも!?と言う淡い期待は1日目にして打ち砕かれました(´Д`)
救いは、どこから覗いても穂高の山々が色んな表情で顔を出してくれること。疲労と緊張感で毎日クタクタな私の心とは裏腹に、真っ青に澄み渡った空と雄大な穂高の山々を3日間堪能することができ、ロケーション的には最高の山行でした。
4月26日 晴れ
車中で仮眠した後にバスで大正池へ。大正池の向こうに聳える穂高の山々が池の水面に美しく映っている。写真を撮りつつ、砂防事務所に着き、そこから西尾根へ。雪は無く、藪漕ぎが続く。いつまでたっても雪が出てこない。藪、藪、藪。笹が行く手を阻む。すぐにリーダーが見えなくなるくらいの私の身長程ある藪の中を進む。こんな藪漕ぎは初めてだったので、暫くするうちに何だか楽しくなってきた。笹の流れに抵抗せずに合間をぬって…と楽しく感じたのは一瞬で、高度が上がるにつれハイマツに身も心も打ちのめされる。前進しようとしてもハイマツが全身を捕まえる。何度もハイマツの牢獄に閉じ込められ身動きが取れずにもがいているうちに、このままハイマツに呑み込まれてハイマツの妖精になってしまいたいと思うほど、私の心はやられていた。途中、危険な岩場はロープで確保してもらいながら通過。私はもうヘトヘトです。そして、また、ハイマツ地獄へ。「さっきよりもモスンターが弱まってるやろ~」とリーダー。確かにモンスター度は下がっていましたが、それでも私にとっては大ボス級でした(笑)
私が藪漕ぎに苦戦している間も、リーダーは冷静に現在地を確認されていた。どうやって現在地を割り出しているのか尋ねると、地図から尾根がどのように繋がっているのかを把握し、現場の状況と照らし合わせるとのこと。私は、地図とコンパスと高度計とのにらめっこしかしていなかったので、また1つ勉強になりました。
1日目は霞沢岳ピークの少し手前で幕営。ツェルトの設営も初めてだったので、指導いただき、立派なねぐらができました。
4月27日 晴れ
この日も快晴で、穂高周辺がキレイに見渡せる。出発後3分で再びハイマツゾーンに突入。またか…。昨日の悪夢が蘇る。何とか抜け出し、ようやく霞沢岳頂上到着。稜線上は夏道も現れているが雪も残っている。気温が高いので踏み抜く所も多く、歩きにくい。K1を過ぎた辺りで急斜面の下り。急すぎて数m先が見えない。2人なので、私を確保してもらうには私が先に歩かねばならない。恐る恐る足を出すせいで、体重のかけ方が悪く何度も滑る。アイゼンワークのトレーニングに参加していてもこの状態なので、経験していなかったらどうなっていたことか…。しかし、岩と雪では感触が違うので、緊張感はMAXだが、実際に雪上で経験できたのは良かったと思う。そんなことを何度か繰り返し、その度に通過に時間を要し2日目もあまり進めなかった。この雪の状態と今後の行程を考えると、この先大滝山に進んでも山行期間内に下山できないため、翌日以降の予定を変更し、徳本峠に荷物をデポし大滝槍見台まで往復し下山することになった。ということで、この日はジャンクションピークで幕営することに。自分が足を引っ張っているのが本当に申し訳なかったが、優しくフォローしていただいたことが有難かった。
4月28日 晴れのち曇り
3日目も好天気。気分よく歩き始めたのも束の間、急な下りが出現。一気に緊張感が高まる。ロープで確保してもらいながら通過。30分程かかって通過し、その後は夏道も出てくる。この2日間私たち以外誰とも出会わなかったのだが、徳本峠の手前で霞沢岳に登る人を発見。なぜか下界に下りてきた気がして安堵した。徳本峠小屋から大滝槍見台まではなだらかなアップダウンが続く。それまでの行程に比べ、とても歩き易かった。標布は所々あるものの、開けた樹林帯で、どこが正解ルートなのか少々悩む。私は標布を頼りに必至に探すのみであるが、リーダーは地形の様子から推察されているようだった。そのポイントをもっと聞いておけばよかったと今になって後悔。爽やかな風が吹く中、大滝槍見台に到着。槍見台は崩壊していたが、梯子に登り、槍を拝む。正直、もっと大きく槍を眺められると期待していたので、拍子抜けしてしまった(笑)30分程ゆっくり滞在し景色を堪能し、徳本峠に戻る。3日目は徳本峠で幕営し4日目に下山予定であったが、天気が下り坂であるのと、春合宿の準備もあるため3日目で下山することとなった。上高地に着く頃に小雨が降り始めた。
〈時間記録〉
4/26 6:30大正池→8:00 1700m地点→10:10 2050m地点→12:30 2400m地点→15:00 2570m地点
4/27 7:00出発→7:20霞沢岳頂上→7:40 K2→8:10 K1→10:00 2450m地点→11:35 2270m地点→13:40ジャンクションピーク
4/28 6:00出発→7:40徳本峠小屋~8:35出発→11:10大滝槍見台→13:20徳本峠小屋→16:20上高地
山行期間 | 2015年4月25日~28日 |
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メンバー | SGY, KDA |
山行地域 | 毛勝三山 |
山行スタイル | 雪山縦走 |
4/25(土)
朝、大阪を出発し、夕方、魚津ICで高速を降りる。登るであろう雪山が目前に見える。
片貝第2発電所手前ゲートで50cmほどの雪の上に強引に車を停め、魚津市の管理する無料宿泊所である片貝山荘へ向かう。事前予約してあるので、今夜はこちらで宿泊する。
建物の中は見かけよりきれいだが、トイレの水は外へ出て下の用水をバケツで汲まなければならない。
4/26(日)
5:20出発
今回は昔から登られている毛勝谷ではなく、西北尾根を登る。
登山道は雪に埋まり不明慮なので、地図とコンパスを頼りに2時間ほど歩いてやっと道らしきものに合流した。思ったよりよく踏まれている。
1,800mを越えたあたりから雪の切れ目が無くなる。振り返るとすっきりとした尾根が見渡せた。
2,020m付近まで登り、幕営することにする。眺望がすばらしい。
北は富山湾の海岸線、能登半島までくっきり見える。南を見れば明日登る毛勝山。
4/27(月)
6:00出発
真っ青な空に陽射しに照らされ白光りしている毛勝山。
ピークへの最後の急登を越えると景色が変わる。まず北峰、そして南峰。
次に向かう釜谷山と猫又山の姿が見えた。
毛勝山から釜谷山、猫又山に道はないので、積雪期のみ登れるルートだ。
雪の状態がいい時間帯にできるだけ進みたい。吹き飛ばされた雪で雪庇が張り出している。
12:30猫又山頂上、三山制覇。後立山連峰が一望できる。
明日降りる猫又谷の手前まで行くことにする。
午後になり雪はザラメ状態。猫又谷下降点のコルに到着。目前に剱岳が見えるすばらしいテント場だ。
4/28(火)
猫又谷を一気に下る。長大な谷である、開放的というべきか明るく末端まで見通すことが出来る。上部の斜度は40度くらい、早朝で雪はがちがちだが、踏み跡が残っているので使わせていただく。左右の谷からのデブリが大量にある。
900m付近まで降りて沢が出てきた、1,000m以上もまっすぐな気持ちのいい谷である。
林道や市道、あらゆる道が崩壊している。
デブリでずたずたの道を乗り越え足を進めていくと除雪のトラクターに出会う。挨拶をして通り過ぎたが、初日に会った山菜採りのおじさん以来の里人だ。
カタクリ、イワウチワ、ショウジョウバカマ、キクザキイチゲ、お花畑に目を細めながら車を停めていたゲート付近へ到着。
あたりはすっかり雪が溶け、春になっていた。
(KDA記)
<行動記録>
4/25(土)片貝第2発電所手前のゲート16:00→片貝山荘18:20
4/26(日)片貝山荘5:20→(毛勝山西北尾根)取付き6:10→稜線8:00→1479m三角
点 10:30→2020m幕営地14:20
4/27(月)幕営地6:00→毛勝山8:05→南峰8:50→釜谷山10:30→猫又山12:30→猫又
谷のコル14:05
4/28(火)猫又谷のコル6:15→(猫又谷)1450m地点7:35→985m地点8:45→片貝南
発電所10:00→片貝第2発電所手前のゲート12:20
山行期間 | 2015年3月27日 (夜) から29日 |
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メンバー | HSO、KTY(M)、TRN、KTY(H)、WKM、SZK,UET |
山行地域 | 唐松岳、白馬稗田山 |
山行スタイル | 山スキー |
2月下旬に、HSOさんが計画したこのプランに同行の予定でしたが出発直前、さーぼちぼち家を出ようかなーと思っていたら電話があり、急に仕事が入り休めなくなってしまったとの事、可哀そうに。
もっとも私みたいに毎日休みというのも、一番可哀そうなんはあんたや、と言われそうな気がしなくもないですが、3月1日からEPEのニセコのゲレンデスキーに参加予定でしたので、スキー板やウエアーの選択や携行、搬送方法等の悩みからは幾分解放されました。
これまでのわずかながらの、山スキーの経験と比べて、かなりハードルが高く、正直不安な面も有りました。
1850メートル地点位までリフトで上がれるとはいえ、参考書などでは適期は4月、尾根上はアイゼンを履かなければならないようなら危険、丸山の斜面は雪崩の危険、稜線直下は急斜面で滑落の危険、唐松岳山頂へは雪が飛ばされていてアイゼン登高となる、無理をしないで唐松山荘で引き返すのが良い、等と載っていて無雪期も含めて、初登頂かつ初滑降の私は腰が引けて当然、ですが、当日、天候に恵まれたことや、精鋭揃いのメンバーの達に助けてもらいながら、なんとか思いを達成出来て、大変幸せな気分でした。
もちろんこれがナンバーワンの山行であった、又、山スキーに行きたいと思っています、あと何年体力が持つかわかりませんが、「もうWKMさんはお誘いしませんなん」て言われるまで。
唐松岳(28日) 深夜勝手に喋る自販機に悩まされながら、道の駅にてテントで仮眠、八方尾根スキー場駐車場で身支度、一番のゴンドラ、リフトと乗り継いで八方池山荘前からシールで登高開始,八方ケルンを過ぎて第3ケルン(八方池)この辺りから顕著な尾根筋を登る、右は無名沢で、ここからトラバースぎみに滑って、登り返さなくても尾根に戻れるという手もあるらしい。
斜度が増してきた所でシールプラス、クランポンで登る、クラストはしていないので、たいして違和感はなく歩けるが、きつい登りなので息が切れる、止まっては登るの繰り返し、前を行くメンバーの1人も立ち止まって一息入れている、いつもはひょいひょいなのに今回は調子が悪いのかなあ、後で、そうか待っていてくれたんだと、気が付く(大阪へ帰ってから)
丸山ケルンを過ぎて2500メートル地点辺りでWKMだけスキーを雪面に深く突き立て、主の帰りを待ってもらう事にして、アイゼン登高、他の皆さんはスキーをザックに八の字に固定して登っていたが更に50メートル先の地点でデポ、稜線は風もそこそこきつかったので体重の軽い私だったら飛ばされそうで、かなり歩きづらいと思う。
2650メートルのキャンプ場で行動食と休憩、ソルティーライチを意識して飲んでいたのに、アイゼン登高になってから足がつりだしてしまい、休憩中もマッサージやらストレッチをしたり、冷えないように足踏みやらで対処しましたが秘薬?の芍薬甘草湯の効果かそのうちに治まってやれやれでした。
キャンプ場で私が更にザックをデポ。唐松岳まで直線距離であと500メートル。
目指すピークは見えているのに、なかなか迫ってこないが、天気は最高で眺めも良いし、まあ時間通りのペースで来ているので慌てることはない。
スキーよりも登山者のほうがが圧倒的に多いように思う。
さーいよいよ頂上に着きました。八方池山荘から歩き出して約4時間半、みんなで喜びえを分かち合ってからKTYさんの一眼レフカメラで記念撮影、後で写真を見たら全員こぼれんばかりの笑みで、見ているこちらもついニヤケテしまいました。
目の前、北には不帰劍その向こうは白馬三山、振り向けば五竜岳の雄姿、めったに出会えない冬の大パノラマを満喫たら、いよいよスカイラインの滑降、2450メートル地点で、はやる心をおさえてデポしたスキーを履く、尾根北側はクラスとしていて危険なので尾根上、又は南側は雪質もまあまあで、シュプールにスキーを取られないように下る、要所要所で待っていてくれるので追いついては又下るの繰り返し、はるか下の白馬の市街地に向かって下っているが滑っても滑ってもまだまだだ、日野正平ではないが人生下り坂サイコー!やっとリフト駅の八方池山荘にたどり着く、ここからはリフト沿いにゲレンデは滑ることになるが、これがなかなか難題でした。
ゲレンデが掘れてコブだらけのモーグルコース並みに荒れていて、登りで体力を使い果たしてしまったのか、秘薬の副作用か、早い話が加齢現象なのか、(本人は往生際が悪くてなかなか認めたがらないんですが、)踏ん張りが利かず数回ターンしては尻餅をえんえんと繰り返すもんだから、HSOさんが見かねて私のザックを自分のザックと2つ担いでくれました。
彼は任務のトレーニングでは自分の体重位の重量を担ぐらしいので、バズーカもタマ入っていない私のザックなんかちょっと大きなおにぎり位の感覚かもしれません有り難くも下までがしてしまいました。ありがとうございました。
行動記録 7:30リフト乗り場 → 8:55八方池山荘 → 11:00丸山 → スキーデポ地点(2500m)→ 13:20唐松山荘 → 13:35唐松岳 → 15:43八方池山荘 → 17:05リフト乗り場
白馬コルチナスキー場のリフトを1443メートルの終点で降りてたらゲレンデを左に見て黒川沢お目指して樹林をトラバース気味に滑る。
きつくない傾斜でシュプールも残っていてコースもはっきりしている、昨シーズンの八方岩岳以来の樹林帯だが、此処の方がまばらな感じで滑りやすい。
稗田山からほぼ真っ直ぐ南下して、1000メートル地点で黒川沢を渡ったら、南東に沢沿いを下り810メートからべつのリフトで1000メートルまで登り返して始発駅にまた下るというほぼ円を描くコース。
今日の私のコンディションは昨日のような様な事はない模様ですが、皆さんの綺麗なフォームとは比べものにはなりません。が本人が楽しいいということが一番と言い聞かせる。
他のパーティーと遭遇することも無く、天気も何とか持って、2本滑ったところで、帰りの身支度で待ってもらわなくて済むように一人早じまいしましたが、今回はスカイラインと樹林と両方楽しんだので、まだ残雪のスキーはシーズン中だが、来年はロッカースキー で、 パウダーの雪煙に我が身が隠れる位思いきりシュプールを描きたいものです
山行記録 3/2 9:00リフト乗り場 → 稗田山 → 9:55リフト乗り場、以下2回くり返し12:30終了