山行期間 | 2015年4月30日(夜)~5月4日 |
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メンバー | KKD WKM |
山行地域 | 剣岳北方稜線 |
山行スタイル | 撮影山行 |
ハシゴ谷乗越から劒沢雪渓を経て三ノ窓にて撮影と言うのがが今回の山行の大義です
5/1
早朝と言うか深夜に扇沢駐車場に到着、車で仮眠後朝一番のトロリーバスに 合わせて起床、
が、少々訳があって白馬市内まで引き返して用事を 済ませてから11時30分のバスに乗り、
黒四からほぼ夏道どおり黒部川 左岸を下り、内蔵助出会い手前で一旦右岸へ渡ってから再びス
ノーブリッジを渡って 落石とデブリだらけの内蔵助谷を恐る恐る対岸へのブリッジを物色しな
がら 内蔵助平へ、今日はもうこれで危ういブリッジや落石の心配をしなくて済む。
後は標高2020mの宿、ハシゴ谷乗越めがけて只ひたすら一歩一歩登るだけ
5/2 昨日は扇沢を発つのが予定より5時間ほどおくれてしまい、焦ってしまったが何事もなく明るいうちに、1泊目の
ハシゴ 谷乗越に到着して気分的にゆとりが出来ました。3時30分に起床し、ここからの劒はあんまり優美とは言えない
が 折角だから撮影を済ませてから出発する。近藤岩の有る二股までは真砂沢、劒沢と下るのみだが、そのあとは文字通り
今 回最大の山場である三ノ窓までの急登、高低差1000m、これが高齢者には応えますが一歩一歩登るしかありません
仙人新道は前回仙人峠でテント泊した時よりも積雪は多いように見えますが相変わらず登り難そうに口を開けています。
右側の三ノ窓尾根、左の八ッ峰側からもデブリや崩落しそうなブロックを恐々伺い見ながらの登高、二股から6時間強 か
かって三ノ窓に到着、ザックを放り投げてしばらく放心状態。
5/3
朝から三ノ窓周辺でチンネ、池ノ谷などを撮影。最近撮影に執着心が無くなってきた様に思う、考えられないようなミス
に気が付かずそのまま撮影続行という事がよくあり、情けなく思う、今回もファインダーで画面を隅から隅までよく確認
しいれば防げた事を怠って中途半端なフレーミング等が有り、重い機材を何のために担ぎ上げたのかと思うと実に情けな
い思いがします。体力はもちろん気力も怪しくなってきたと思うと憂鬱ですがこればっかりは、どうもがいても抗えない
事と受けとめ、スンナリ受け入れる事にしました最近は。三ノ窓雪渓から2人パーティーのスキーヤーが登ってくる、ト
レースを見た限りはほとんどシール登高の様だ。劒沢雪渓から来て今日中に往路を引き返すらしい。復路の二股で今度は
三人のスキーヤーと出会う、それぞれがピック付きのB/D制ストックを2本ずつの装備で気合十分、高岡から来たとい
う、今日中に番場島へ下る予定とのこと、装備も軽そうで十分可能だろう、この時点で8時20分、池ノ谷大滝がこの
時期は雪で埋まっていて、夏道の小窓尾根を登らなくてもダイレクトに白萩川へ行き帰出来るらしい、無雪期には数パー
ティーしか突破していないという、池ノ谷大滝の雪渓を登って三の窓へ絶対登ってみたいものである。
時間に余裕があったのと明日の天気が昼から雨の予報だったので、ハシゴ段乗越をそのまま下って内蔵助平でキャンプ、
角田さんが作ってくれたテーブルにてお袋のお茶で少々寒いが野点としゃれ込みました。
5/4
何時ものように内蔵助谷のブリッジには怖い思いをしながらも出会いまで、なんとかたどり着きほっとしてしばし小休止
黒四の登り返しで、当然ですが角田さんに大きく離されながらもヘロヘロになってバス停に着く。
行動記録
5/1 11:30扇沢バス停 →12:15黒四 →13:45内蔵助出会 →16:10内蔵助平
→18:20ハシゴ谷乗越
5/2 6:50ハシゴ谷乗越 →7:40二股 →14:35三ノ窓
5/3 8:20三ノ窓 →10:00二股 →15:00ハシゴ谷乗越 →16:50内蔵助平
5/4 5:30内蔵助平 →8:30内蔵助谷出会 →11:00黒四