山行期間 | 2022/12.30~12/31 |
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メンバー | MTU.KBO.MTS.TNKYMO |
山行地域 | 伊吹山 |
山行スタイル | 積雪期ピークハント |
今まで順調に来てた新人教育メニューもとうとうコロナの影響で縮小となってしまった。ってことで、前日出発の日帰りでの伊吹山で雪山のピークハント。
12/30夕方、4人をピックアップして大阪を出発。栗東あたりまで行くと予定外の雨が降ってきた。登山口近く道の駅の軒下を借りて幕営することにした。YMOの用意してくれた鴨鍋年越しそばをいただき、おなかもたっぷり満たされて就寝。
12/31(曇のち晴)5時半起床6時半出発で上野の登山口に移動して7時半開始。明け方まで降っていた雨も止んでいる。スタート地点は標高230ⅿ、伊吹山山頂は1377ⅿ。スタートしてしばらくは雪がない。
かなり期待外れ。600ⅿまで上がるとやっと真っ白の雪山となり少し雪も降りだす。700ⅿあたりからは風が強くなりガスも出て来た。980ⅿにある避難小屋超えて1000ⅿあたりから、トレースを避けてツボ足でのラッセルトレーニングを開始する。横1列になり登ってもらう。
プレ冬山で教えた2人はうまく出来てるが、初めての二人は、太ももくらいまである雪の中でズルズルするばかりで進まない。あーだこーだ説明しながらなんとか登っていくと、踏み抜くと腰あたりまで落ち込むようになり、ワカンを装着。二人は初ワカンで装着に時間がかかった。ここに来る前に家で装着練習の指示しなかったことを反省。ワカンをつけると膝までしか沈まない。楽に登れるようになったので、1列編成、直登で山頂を目指す。スピードを上げるように指示。スピードが落ちると交代。みんなはぁはぁ言いながら頑張る。12:30に無事山頂到着。山頂は風が強く記念写真だけとって、ワカンを外して下山。
1200ⅿあたりで滑落停止のトレーニングをする。結構な急斜面だがフワフワの深雪であまり滑らないので、ほぼ形だけの練習となる。続いて遭難救助訓練を始める。プレ冬山に参加した2人は問題なかったが、後の二人は、ついていけてない。ここでも経験の差がでる。初めての二人にもっと丁寧に説明しなかったことを反省。一通りトレーニングを済ませたころには、晴れて来てすごく下界が綺麗に見えてくる。すごく気持ちいいので、ゆっくり下山する。15時半無事駐車場まで下りてくる。残念ながら日帰りになってしまいましたが、それなりにいいトレーニングが出来たと思います。
この度は、新人教育の担当を仰せ預かり楽しい経験をさせてもらいました。ありがとうございました。
皆さんは、もっともっと経験を積んで、立派なアルピニストになってください。楽しみにしてます。
山行期間 | 2022/12.16~18 |
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メンバー | MTU.OKD.SOT.NSM.TNK.YMO |
山行地域 | 三方崩山 |
山行スタイル | 積雪期ピークハント |
冬山といえばラッセル。そんなイメージがあり、ずっと憧れていたラッセルを冬山一発目でさせてもらえる。と少し興奮気味で入山。
はじめの林道では膝下もないくらい。ラッセルできるのか?と不安でしたが、尾根に上がる頃には膝くらいになりワカンをつける。その後はリーダーと先行されていた名古屋山岳会の方にラッセルを教わりながら進む。前の人が作ったステップを崩さないよう蹴り込み踏み固めていく。ラッセルはただ雪をかき分けるだけだと思っていましたが、チームプレイらしいです。途中、テント設営のため名古屋山岳会パーティと別れ、
設営後アタック装備で山頂を目指し出発。練習のため、トレースを外してラッセルする。傾斜が増すと腰上くらいまであり、ピッケルで雪を崩し膝で押し固め蹴り込む。ラッセルっぽくてかっこいい!が、めちゃくちゃしんどい。。。
せめて森林限界までは、とがむしゃらにラッセルしましたが間に合わず天気が荒れる予報もあり1600m付近で撤退することになりました。
夕食はリーダーにトマトニョッキをふるまっていただき、腹いっぱいで就寝。
前日の降雪で薄くなったトレースを見失わないように慎重に下る。登りはラッセルに夢中で気づきませんでしたが、ノートレースを歩くのは気持ちいい反面、方向があっているのかわかりにくく怖い。
林道まで下ったところで埋没者の捜索方法、レスキューシートを用いた搬送訓練など、雪上訓練を行いました。そして搬送したまま登山口へ向け下山。
一発目の冬山として最高の山行でした。
ありがとうございました。
YMO記
山行期間 | 2022.10/22夜~10/23 |
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メンバー | MTU.ABE.TRN,OKD,SKT,SZK.ITS,HYS,DOS,DOA,KBO,MTS,NSM,TNK,YMO |
山行地域 | 御在所前尾根 |
山行スタイル | マルチピッチクライミング |
泉州山岳会に入会し8ヶ月、82期生の5人が、ロープワーク、クライミングトレーニングをこなし、その集大成で御在所前尾根にマルチピッチクライミングにチャレンジしてきました。
前日に大阪を出発して夜中に藤内小屋のテン場まで移動して幕営し仮眠。
翌日、3時半起床、3人組で5パーティーもいるので一番乗りが必修。4時半に取付きへ出発するつもりでしたが、予報外の雨が降ってきました。雨でも登れないこともないが、新人だしリーダー達の賛同も難しい。しばらく待機すると5時半くらいに雨がやんだ。岩が濡れてるから嫌だと躊躇するリーダー達を何とか出発してもらい取付きに到着。少々濡れていはいるが全然登れる。ということで、予定通りクライミング開始。まず1番手HYSパーティーのHYSがリードで1ピッチめのチムニーを登る。新人S太郎がホローでスタート、初前尾根だが軽快に登る。その後このパーティーはやたらと早く全然姿がみれなくなった。続いてSUMパーティー、雨で嫌がっていたSUMリーダーもリードで登る。新人MTSは少し緊張気味いきなりヌンチャクの回収を忘れて叱られている。3番手ABEパーティー、さすがABEリーダー還暦になっても軽快です。新人NSMも少し緊張気味。でもさすがレスキュー、体の使い方が凄くいい。そして1ピッチ目のチムニーを登る為の課題トレーニングをクリア出来なかった2名は横から巻いてのスタート。(すいません。厳しくトレーニングさせてもらいました。)ABEパーティーに続いて横から登ろうとした時、別の後続パーティーが登って来てびっくり。1時間以上前からずっと待っていることを伝えると快く待っていただけた。MTUがリードで登り新人TNKが登ってくる。彼は皆勤賞でよく頑張っている。結構スムーズに1ピッチ、2ピッチ、3ピッチその後もロープワーク、コンテも問題なく進んでいる。今回は全パーティーの新人にビレイをしてもらって先輩がサポートする体制で行ってもらってます。ビレイもかなりトレーニングしました。最終組のDOIパーティー、新人KUBもちゃんとのぼれてるみたいだ。
P5の5ピッチ目あたりでようやく矢倉が見えてきた。びっくりすることに先頭パーティーの3人が矢倉に登頂してるのが見えた。
我々パーティーも矢倉に到着。前の2パーティーも順調に矢倉を登っている。新人はA0祭、ヌンチャクを掴んで何とか登っている。我々の番になり心配していたTNKもトレーニングを頑張っていた成果もありスムーズに登ってきた。かなりの成長だ。
全5パーティー矢倉登攀も無事成功。登山道でテン場まで戻り藤内小屋でジュースを飲んでから下山しました。全員怪我もなく無事に下山出来てやれやれです。今年は新人が少ないのが幸いしてみっちりトレーニングも出来ていい結果に繋がりました
新人の皆様よく頑張りました。とてもいい経験になったと思います。引き続き雪山も頑張ってください。
山行期間 | 2022.10/8~10/9 |
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メンバー | MTU,YSZ.MTS.TNK,KBO |
山行地域 | 比良山系 |
山行スタイル | 無雪期縦走 |
10月8日~9日で滋賀県の比良山系縦走を行いました。
道の駅妹子の里で前泊し翌朝そこからスタート。
少し歩くとBチームの同期メンバーのカバンから水が滲み出てくる。ナルゲンの蓋が緩かったらしい。
命の水も扱いによっては牙を向いてくる。
何事にも気を使い優しく接するべきです。
山頂から眺める琵琶湖は、壮大で美しかったです。眺めていると元気が出てくる。これでまた降って登ってを繰り返せる。
テント泊は、八雲が原でしたが、上の方に登ると琵琶湖を眺望できるスペースがあった。次回はここでテント張りたいな。
2日で30km程、歩きました。まだまだ歩けるように体力つけていきたいです。
皆様お疲れさまでした。 記 TNK
山行期間 | 2022/8/27 |
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メンバー | OSM(CL),OKD(SL),UET(SL),SMD(SL),MTM(SL),TNK,YMO |
山行地域 | 台高 |
山行スタイル | 沢登り |
Bチーム2回目の沢登り山行。
駐車場から大台ケ原への登山道を経て入渓点にむかう。石橋を渡ると入渓点。
いきなりいくつかの滝が見えるが巻く。登れるらしいですが時間がかかるとのこと。
なので実際は巻き終わってから入渓。沢に入るとヌメりがひどく、歩くだけで転げるところもあった。途中なぜか、カエルが多かった。岩をつかんだつもりがカエルをつかんでいたほど。
前回の元越谷の15m滝のような大滝はないが、垂直に近い6~8m滝が連続したり、巨岩があったりと迫力を感じさせられる沢だった。徐々に浅くなり、植林小屋までくると遡行終了。左岸を上がると下山路があるはずだが、林業用の踏み跡があったり、踏み跡が出たり消えたりでややこしい。読図をしながら進んだが、結局明瞭な踏み跡が見つかり無事下山した。
この山行が第三ステージ最後の山行でした。
第三ステージリーダーの皆さん、
ありがとうございました。
山行期間 | 9月11日 |
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メンバー | MTU(CL),OKD(SL),SZK(SL),UET(SL),HYS(SL),MTK,KBO,MTS,YMO,TNK |
山行地域 | 蓬莱峡 |
山行スタイル | クライミング・歩荷トレーニング |
宝塚駅8:20集合。この日のトレーニングメニューは蓬莱峡、屏風岩での登攀練習と蓬莱峡から宝塚駅までの歩荷トレーニング。
蓬莱峡はクライマーのメッカでとても有名な場所だそうで初訪問だが、山男山女たちで埋め尽くされていた。胸の高鳴りとワクワクが止まらない!!
登攀具を装備していよいよ岩に取り付きトップのビレイ、セカンド登攀、懸垂下降、トップ登攀、終了点でのセカンドのビレイの順でトレーニングをした。
トップでの登攀は先輩方にロープでバックアップをされているとはいえ緊張感があった。本番では、バックアップがないことを想像するとフィジカル、メンタル、テクニック共に鍛えトップ登攀できる山男になれるよう鍛錬したい。
基本的なロープワーク、ギアのセット方法、支点構築等手順を大切にしその一つ一つに自身の命、バディの命がかかっていることを忘れずストイックに楽しみながら上達していきたい。
蓬莱峡から宝塚駅までの歩荷トレーニングは座頭谷の沢沿いに堰堤をいくつも乗越てみつばちハニー農場を経て、六甲全山縦走路の終点付近に合流して宝塚駅に至った。沢沿いを登っているときは、ザックの重さ(28kg)と暑さでフラフラになったのが印象的だった。
途中、水不足になり先輩方から分けていただいたりとパーティーに迷惑をかけてしまったことは反省した。次回は水を多めに持っていくことと、飲み方に気をつけたい。
歩荷トレーニングは人生初の体験だったので、とても貴重な経験になった。
今回もメニューを考えてトレーニングを企画してくださった先輩方に感謝申し上げます。
今後の山行もとても楽しみです!
(MTS記)
山行期間 | 2022.9/4 |
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メンバー | MTU.SKT,TRN.HYS,MTS,KBO,TNK,YMO |
山行地域 | 百丈岩 |
山行スタイル | クライミングトレーニング |
Bチーム 第4ステージ山行(ロープワーク・クライミング)で、神戸市北区の百丈岩に行ってきました。
8時10分に道場駅集合で午前中は、武庫川沿いの歩道付近でロープワークの練習。
今までの知識は体が覚えてるはず!!
覚えてなかったら、繰り返し練習して体に刻み付けるのみ!!
午後は、百丈岩の東陵へ実践だ~!
マルチピッチで2チームに分かれて登りました。
それにしても暑い。
岩場は影がなくて、とても暑い。
頂上に登ると、さわやかな風が火照った体を癒してくれました。
もっともっと練習して、うまくなるぞ~!
山行期間 | 8月11日〜13日 |
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メンバー | UTJ(CL), KMR(SL), NSM, YMO, TNK |
山行地域 | 北アルプス(笠ヶ岳~槍ヶ岳) |
山行スタイル | 縦走 |
笠ヶ岳と槍ヶ岳、どちらもピストンするだけでも十分な山行になるのだが、今回は真夏の笠ヶ岳から槍ヶ岳にかけての縦走。
楽しみの気持ちも大きかったが、笠新道や西鎌尾根など、ハードで有名なルートを経由するので体力的にとても不安だった。
当日はお盆休みということもあり、予想通りの満車で直近の駐車場には停められず、鍋平高原に駐車する。あまり整備のされていない登山道を下り、新穂高ビジターセンターに到着。物凄い人の量でテレビのニュース撮影も来てるほどだった。
ここにいるみんな無事に怪我なく下山出来ることを祈りながら出発する。
左俣林道を約1時間ほど進むと左手に笠新道の看板が見えてきた。いつもはこんなキツそうなルートをよく行くなぁと横目に見てきたのだが、今回はいよいよ挑戦するときがきた。
入り口には冷たい湧き水があり、日が昇ってから溶けそうなくらいの身体にはとても心地良かった。少し休んで気合を入れてから出発する。
進んでも進んでも樹林帯。しばらく進むと木々の間に穂高連峰が見える。あぁ、北アルプスにやって来たんだなと実感出来るほどの異様な雰囲気を醸し出す岩稜帯を目にしてテンションが上がる。
時折、風穴もあって皆でクールダウンした。森林限界に近づくと、ニッコウキスゲ、コバイケイソウやイワギキョウなど高山植物が群生していたりと写真好きの自分にとってはかなりのサプライズだった。
またしっかりと写真を撮りに行こうと思う。
そのまま杓子平まで進むと、目の前にはドーンと岩の壁があり、その先には笠ヶ岳山頂が見える。
目的地が見えるともうすぐと感じたが、いつまで経っても距離が縮まらず苦しい場面もあった。
無事にテント場に到着し、テント設営後にみんなで夕食を作る。
夕食はパスタにカレーをかけて食べようとしたのだが、水分が足らず、ドロドロのカレーに玉になったパスタと酷い見た目になってしまったのたが、カロリーは十分だったのでそれはそれで問題ないと思う。(山では)山飯も一度家で練習するのが大事だと学んだ。
夕食後の自由時間は写真撮影のために小屋まで上がり、Yさんとアーベントロートに染まる槍ヶ岳を待った。しかし途中までは順調だったが、最後はガスに飲まれてしまったので、またリベンジしたい。
静かな山が唸るような絶景を魅せてくれる瞬間は自分にとっては特別で、それを感じるために山に登る目的もある。
そのまま夜を迎え、風も強くなり時折雨も降ってきた。リーダーの判断で明日は下山することに。
来た道を引き返して下山後、温泉に入り、近くのひがくの湯で食事をしたのだが、サービスで天然の鮎の塩焼きを出して頂いて凄く美味しかった。
帰りは同乗のTさんと山トークで盛り上がり帰った。
山行期間 | 7月31日(日) |
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メンバー | OSM(CL),UTJ(SL), OKD(SL), SMD(SL), KBO,YMO |
山行地域 | 鈴鹿 |
山行スタイル | 沢登り |
元越谷 沢登り 2022年7月31日
今回の山行も、人生初体験が多くてたまらない。
前泊は道の駅の軒を借りて野宿。一人こそこそテント張ったり、車中泊というのはこれまでもあるが、そのままマットとシュラフで寝てしまうというのは、初体験だ。案外テントなしでもいけるものだと感心すると同時に、自身のアウトドアの世界が少し広がったことに、満足感を覚える。
国道477号線沿いに車両を止め、野洲川を越えて行くと、スタート地点の河原に着く。
天気も快晴!青い空の下、開けた河原で、慣れない初めての準備をするも、気分は最高だ。
沢登り準備のメインはフェルト地の沢靴だ。個人的に靴の購入は、サイズ調整に思い悩むことが多いので苦手なのだが、この沢靴に至っては一発でドンピシャだった。本番もいい感じの履き心地だ。
6時40分、初体験の沢登り。浅瀬に足を踏み入れていく。
「靴に水が入ってくるんですけど、、、」
山行では何かとやらかしてしまうが、ここでも見当違いなことを口走ってしまった。
「水が入ってくるよー」
UTJさんがさらっと流してくれる。
先頭のSMDさんは、率先して水深のある箇所を攻めていかれる。私は逸る気持ちを若干抑えて、適度に水深をとっていく。フェルト地の沢靴は、しっかりと岩をつかんでくれている。木漏れ日がなんとも気持ちいい。
OKDさんとは春合宿以来の顔合わせとなった。金剛山での初担荷時、一人25キロの荷を担いで、上りではゼーゼー言いながらも、下りもしくは平坦時には、小走りに追いついて来られるというOKDさんのイメージが、私の脳裏に焼き付いてしまっている。涼しく沢登りしているOKDさんが、私にはどうもしっくりこなかったのがおかしかった。
先輩諸氏が言われていたように、山登りと比較して水分補給が少なくて済むのも実に有り難かった。その分体力的にもきつくない。快適だ!
1時間ばかり登っていくと、かわいらしい滝と河原のあるエリアに出た。しばし休憩だ。「あー、疲れた」という気分がなく、ひたすら気持ちいいので、精神的にはいつも以上に余裕があった。
今回のBチーム参加者は、私の他にはYMOさんのみ。彼は滝つぼを泳ぎで渡ったりしながら、積極的に楽しんでいた。さすがに元気がいい。
後半には、だんだん水量が減ってくる。私たちを追い越して行った男性2人組は、帰りの山歩きに備え、コッヘル片手に嬉々として水浴びをしていた。
最後はぬかるんだ急登を、沢靴に力を込めて登っていく。踏ん張らないと足が流されるが、そんなこともほんのわずかの間だった。
登山道に出たところで、人生初の沢登りは終了した。
今回はリーダーのOSMさんの段取りだった。ツアーさながらのスムーズなスケジュールの流れには恐れ入った。これも経験のなせるところなのだろう。
ありがとうございました。
山行期間 | 7月16日〜17日 |
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メンバー | SMD(CL), UTJ(SL), KMR(SL), NSM, MTK, KBO,YMO, TNK |
山行地域 | 後立山連峰 |
山行スタイル | 縦走 |
Bチームの初アルプス
白馬岳〜唐松岳縦走。
初めての後立山、白馬大雪渓、不帰の嶮。
2週間前頃からイメージし緊張していました。
しかし直前のルームミーティングで、天候悪化の予報により中止か、縮小して決行かの話し合いになりました。
雨天での山行、テント泊は私たちBチームの経験値になり
必ず今後に役立つことだと先輩達が言ってくださり、しぼみかけていた気持ちがまた前を向くことが出来ました。
1日目
午後猿倉駐車場に到着、白馬尻小屋跡まで1時間ほど歩く間に、小雨が降り始め、やがて到着する頃にはしっかりと降り出しました。
ここでは、レインウェアリングの着脱やテントを手際良く設営するコツなどを先輩達にレクチャーいただきました。
テントではまずお湯を沸かし、暖かい飲みものをいただきながらホッとひと息、先輩の経験談などをたくさん聞かせていただいて有意義な時間を過ごさせていただきました。
食担のかたが用意してくれた夕飯を美味しくいただき、雨音が大きくなってくるなか就寝の時間になりました。
夜中中、テントをたたく雨の音と近くの沢の音が凄くて何度も目が覚めました。アルプスの自然の大きさを感じ畏れを感じながら浅く眠りました。
2日目
翌朝、目が覚めて外に出ると雨は止み、
うっすらと白けてきた空と昨日は見る余裕のなかった大雪渓の始まりが見えました。
よし!雪渓を登り切るぞ!と思いました。
テントを撤収する手際のコツを先輩からレクチャーいただきながら、荷物をまとめて出発しました。
ほどなく雪渓の手前に到着し、少し手間取りながら軽アイゼンを装着し、
雪渓を登り始めました。
わたしは初めての雪渓歩きでした。
ところどころ凍っている急直登でのルート、谷なので落石が常にあることなど、
雪山登山道とは全く違うと実感しました。
しばらく登っているあいだにまた天候が変わり雨が降り出しました。
アイゼンを付けたままレインを着ることに手間取りかなり濡れてしまいました。
結局タイムオーバーとなり、頂上小屋までは行けませんでした。
雪渓を降り始めほどなく雨は止み、本当に山の天気はコロコロと変化する、どう備えるか大切なことだと実感しました。
アイゼンやウェアリングの着脱は少しの時間で出来るように慣れておくこと。
経験を積んでまたいつか白馬大雪渓、白馬岳、リベンジしたい
唐松までの縦走をチャレンジしたいと思いました。
今回雨天のなかリードしてくださった先輩方、アドバイスや経験談をたくさん聞かせていただいて本当に有難うございました。
また、ご一緒したBチームの皆さんも食担、渉外など担当有難うございました。
この経験を活かして、これからも山を楽しんで行きたいと思います。
(MTK記)