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阿弥陀岳 南稜 18年03月18日

山行期間 2018/3/16(夜)~3/17
メンバー OSM, TTH,OKD
山行地域 八ヶ岳
山行スタイル アルパインクライミング


八ヶ岳・阿弥陀岳の南稜を登攀です。P1の手前で幕営、翌朝にアタックの計画。6時30分、船山十字路を出発。ちなみに本日はTTHさんが全行程をリードの予定。林道から南稜下部に取り付き、凍った道はアイゼン歩き。標高2200mを越えたあたりから雪が積もっているものの、しまった雪で踏み抜きも無く10時10分にP1の手前に到着。

 

(右からP1~P4・阿弥陀岳頂上)

 

 

 

 

 

 

時間も早いのでそのまま登攀する事に。P1・P2を慎重に通過しP3のルンゼでロープを出します。全ピッチTTHさんリード、OSMさんビレイ。OKDは撮影係で楽をします(笑)。

風も無く快晴なのは有難いのですが、気温が上がり雪が緩んでいるので、やや嫌らしい感じの雪壁。TTHさんがアイゼンの前爪をしっかり蹴り込んで慎重に登ります。

 

(P3ルンゼ 1ピッチ目)

(1ピッチ目を終えて満面の笑みのTTHさん)

(狭い足場、おしくらまんじゅう状態)

 

 

 

 

 

 

2ピッチ目、右にトラバース後は岩混じりの草付きの雪面を登ります。2ピッチ目を終了し、そこから更に少し登って稜線へ出ました。

 

(ルンゼを抜けて稜線が見えた!!)

(慎重にトラバース)

(後はP4、そして頂上へ)

 

 

 

 

 

 

P4・阿弥陀岳頂上へはロープを出すことも無いのですが、ロープが無いゆえに緊張する個所も。そして待望の阿弥陀岳山頂に到着!!風も無く快晴、最高です!!互いに固い握手を交わします!!リードのTTHさん、お疲れ様でした!!

 

(やはり満面の笑み!!のTTHさん)

(率いてくれたOSMリーダー(左))

(なぜかドヤ顔のOKD(左))

 

 

 

 

 

 

ここからは御小屋尾根を降って幕営地を探します。しかし良い場所が見つからないので、そのまま下山する事に。17時30分、下山。幕営装備を背負っての11時間行動は疲れましたが、充実した山行となりました。あとは温泉&美味しいものが待ってます。お疲れ様でした!!(OKD記)

行動時間:船山十字路(6:30)→2100m(8:10)→2400m(9:20)

→P1手前・登攀準備(10:10)→P3ルンゼ・取り付き(11:20)

→P3ルンゼ上部・稜線(13:30)阿弥陀岳頂上(14:10)

→御小屋尾根2500m(15:00)→船山十字路(17:30)


フリークライミング体験会 瑞浪屏風山・鳳来ガンコ岩 18年03月09日

山行期間 3/2(金)夜~3/5(日)
メンバー KRA、MRJ、INO、YMK、MTD、NGC、FJS、HND
山行地域 東海の岩場
山行スタイル フリークライミング


この度、無事にBチームを卒業し、Mチームに上がられた77期のメンバー達。

以前から、ジムなどでのクライミングのトレーニングに熱心なメンバーが多いと聞いていたので、Mチームに上がったらさっそくみんなでフリークライミングに行こうと計画していた。

せっかくなので、いろいろなフリークライミングを体験してもらいたいと思い、初日は瑞浪屏風山でクラックとスラブ、二日目は鳳来で前傾壁のフェイスクライミング、盛りだくさんの計画です。

 

3月3日(土)瑞浪屏風山

昨夜近隣某所で仮眠し、早朝より現地に向かいましたが、瑞浪は今がシーズン。

我々の到着後、あっという間に駐車スペースも埋まってしまいました。

 

まずはクラックの「エースをねらえ(5.10b)」と、スラブの「ロンパールーム(5.9)」にトップロープを張ります。

ジムでのトレーニングが全く役に立たない、クラックとスラブに、みんな悶絶。

でも負けず嫌いのメンバーばかりで、完登出来るまで意地になって打ち込んでいました。

 

 

 

 

 

その後、クラックの「新人クラック(5.9)」や、「感激(5.10a)」にもトップロープを張りましたが、こちらは新人さん達には難しすぎたようです。

 

 

 

 

これまでと全く異なるタイプのクライミングを体験できて、良かったのではないでしょうか。

 

3月4日(日)鳳来ガンコ岩

この日は、福井から参戦のMRJさんを迎え、鳳来ガンコ岩へ。

まだ少し寒いかと心配していた時期でしたが、暖かくなり、雨も降らず、良いコンディションになりました。

 

まずは「講習会ルート(5.7)」にトップロープを張る。

みんながジムで登っているレベルを考えると、簡単過ぎるグレードですが、なかなか思うようには登れません。

やはりインドアジムと比べると、ホールドを自分で見つけないといけない、ボルトの間隔が長い、など、慣れが必要な部分もあります。

しかし、徐々に外岩の感覚に慣れたのか、2回目のトライから、みんな次々にノーテンションでトップアウトしていました。

その後リードでもトライ。

見事RPしたメンバーもいました。

 

次は「?(5.9)」にトップロープをセットし、順番にトライ。

こちらは上部が少し前傾しているのと、終了点手前で急にホールドが細かくなるので、かなり難しくなります。

このルートで、交代で夕方下山まで打ち込みました。

残念ながら、誰もRPまではいきませんでしたが、昨日からの疲れもあったと思います。

またフレッシュな状態でトライしてみてください。

 

 

 

 

 

二日間を終えて、意外にも、フェイスよりもクラックやスラブが楽しかったというメンバーが多く、今回のツアーを組んで良かったと思いました。

 

また行きましょう。


北アルプス 七倉岳 18年03月08日

山行期間 2018/3/2(夜)~3/4
メンバー OSM, NGS, TTH
山行地域 北アルプス
山行スタイル ピークハント

冬に七倉岳を経由して烏帽子岳まで行ってみたいと考えていて、偵察を兼ねて七倉岳から船窪岳まで行く計画を立てました。若干ある過去の記録から、無理な計画ではないと思っていたのですが、直前に春の嵐となる低気圧が通過したため、厳しいラッセルになりました。

七倉温泉から登山道に入ると、ここから息切れしてしまうラッセルになりました。少し歩いてワカンをつけ、1400 m辺りの尾根を目指していきました。

 

 

 

 

 

厳しいラッセルで全く進まない。予定をしていた船窪小屋辺りまで行くことは絶望的。1550 m辺りの平らなところを目指すことに変更。

 

 

 

 

 

この辺りはどこでもテントを張れる場所があった。放射冷却で、明け方冷えるかと思ったのですが、気温が高く暖かかった。

3/4 7時をめどに引き返すことで、登れるところまで行くことにした。

 

 

 

 

 

下山は、傾斜が強いところでは、滑落に注意する必要がある。

 

 

 

 

 

行動時間

3/3 7:10葛温泉→7:50七倉温泉→9:10 1245m→11:10 1355m→12:18 1475m尾根に出る(標布をつける)→13:30 1500mBV

3/4 5:20出発→6:25 1575m岩右巻き→7:05 1620m引き返す→8:20標布→9:04七倉温泉→9:50葛温泉


蝶ヶ岳 18年03月04日

山行期間 2/22夜発~25
メンバー MSD.WKMT.BN.KS
山行地域 北アルプス
山行スタイル ピークハント


今回、蝶ヶ岳に23日で行ってきました。木曜日夜発で三国ヶ丘、天王寺とピックアップしてもらい出発。
道中では緊急道路工事などで2箇所ほど通行止めがあり、少し大回りしながら道の駅上宝へ。
福井から参加のMRJさんもここで合流、2時間ほど仮眠。

平湯の民宿で駐車させてもらい、予約していたタクシーで釜トンネルに向かいました。
今回、初めてご一緒させて頂いたW本さんともに順調に足を進めながら大正池、上高地バスターミナルと人気のない静けさを楽しみます。
後にM会長とW本さんの絶妙な掛け合い漫才で笑いが耐えないとも露知らず。

徳沢まで快適なスノーハイキングが続きますが、長塀尾根の取り付きに入ると急登で結構滑って歩きにくい。
ここでアイゼンを着用。なかなかの急登はさらにきつくなっていきました。

この日の目標は17001800M地点の幕営地まででしたが、割とスムーズに高度を上げれたので出来たら2480M地点まで行けないか、
それが無理なら20002100M地点で幕営出来そうと地形図とにらめっこ。
結果、2100M手前あたりで幕営しました。

 

 

 

この日のテント生活でW本さんのキャラが炸裂。 M会長の掛け合いがまた絶妙でつぼに入ります。本当にいいコンビ。
その間に女子たち(?)はサプライズの準備・・・

Happy Birthday!

これからもよろしくです。

4時起床。準備しているとテント横を歩いていくパーティの足音。
537分出発。昨夜の積雪はほとんどないが、静かに雪が降る暗い中トレースの後を進んでいく。
明るくなってきたところでテント横を歩いていたであろう先行パーティに追いついた。ここからは私たちが先行パーティとなったが、そこから先はトレースがない。
ピンクの表布がたくさんあるので迷うことはないと思ったが、地図を見て現在地を確認しながら進む。

長塀尾根のピークを踏むと開かれた場所から見渡してもガスで展望は一切ない。
山頂からの景色は望めないな~とちょっと残念。
樹林帯をさらに進んでいくと森林限界を抜け、目の前に蝶ヶ岳の山頂が見えた。

ここから風で雪が飛ばされた岩と一部氷気味の雪の上を歩く。
あまりの強風に足を滑らせないかと踏み込む足に力が入った。
進めば進むほど強風は増し、山頂を目の前にして耐風姿勢が解除出来ない。
にじり寄るようにしてやっと登頂。BNリーダーが根性の記念写真を撮ってくれて即効下山した。

 

 

下りではほんの12時間前に歩いたトレースは消えていていて、表布を頼りに下るが行き過ぎて隣の支尾根に入ってしまった。
元道に戻ってからは調子よく下っていき、テントで少し休憩して撤収、徳沢まで降りてこの日の幕営を済ましました。

最終日、明神岳のかっこよさに何度も足を止め、撮影に余念がありません。
名残惜しさを感じながらもバスの時間が押し迫ってきて皆必死!釜トン出口に着いたのはバス着10分前。

皆さん、お疲れ様でした!
そしてありがとうございました。


野伏ヶ岳 18年02月22日

山行期間 2018/2/17
メンバー MSD TRN UTJ ASI DTE
山行地域 野伏ヶ岳
山行スタイル 山スキー


今年2回目の野伏ヶ岳。1月は快晴の中登頂できましたが、

野伏に関しては4戦4敗中のUTJさんも参加で、試練の吹雪山スキーとなりました。

2月17日 8時

白山中居神社を出発。1月より倍ほど積雪が増えているが、トレースが明瞭で順調に牧場跡まで登る。前夜から降りっぱなしの雪。

ダイレクト尾根へは、池を尾根の末端近くまで周りこんで取り付きます。

短縮しようとしてむやみに急斜面を登らないこと。途中で行き詰ります

前日まで気温が上がって溶けた雪の上に積雪が多いので、雪崩斜面が心配。

尾根の中間くらいで、同時くらいに登っていた4人パーティが引き返しました。

いつものように通常の3倍のスピードでハイクアップする奇跡の50代はUTJさん。

山頂手前の1600mまで行きましたが、

最後の急斜面でさすがに雪崩のリスクが高すぎて、11時半ごろ滑降を開始しました。

すさまじいボーゲンで斜面をめちゃくちゃにしながら降りました。

TRNさんはファットスキーで華麗なる滑降。本当に美しいすべりでした。

同期のASIさん、すごい上手くなっている!!

 

 

 

 

 

 

尾根からの下降で、少し南の急斜面に入り込みすぎて、無数のツリーホール地獄の中私は窮地に陥りました。

「会長!!穴に落ちます!!」と下のほうに向かって叫ぶ。

「落ちるな!!」と怒られます。

大騒ぎしながら尾根を降りました。みなさん吹雪の中お待たせしてすみませんでした。

牧場から下の林道ショートカットも思いのほか難しく、すさまじいギャップや登り返しもあって大変でした。

なんとか3時ごろに神社へ下山できました。

スキーのラッセル力は本当にすごくて、ワカンでもとても入っていけないような深さの雪の中に、簡単に入っていけます。

でもまだまだ自力では行けない。なせなら登れても、降りるのが難しいのが山スキーです。

泊まり装備のヤッホー!!スキーを目指してがんばります。

DTE記

 

 


Bチーム 山スキー

山行期間 2018/1/27-28
メンバー MSD UTJ YSZ KWI YMK NGC FJS SUM
山行地域 大日ヶ岳
山行スタイル ゲレンデ・山スキー


1/26(金)  三国ヶ丘集合 Bチーム3名がスキー持参。重い重い。あれYSZさんのスキーが既に会長のクルマに? 何はともあれ出発! 今夜は道の駅「大日」にて前泊。

1/27(土)  晴天とはいかないが、大きく崩れることはなさそうな天候の中スキー場入り。スキースクールに入る3名がダイナランドのスキー教室に予約していたため、今回はダイナランドがベースとなる。 リフト券購入後、スクールに入る3名とゲレンデ&山スキー組5名がここで別れた。

ここからはゲレンデ&山スキー組日記。 早速リフトとゴンドラで上へ上へ。UTJ さん先頭で滑る滑る。数本滑って、山頂で休憩。11時

ここで重要決定。翌日予定していた大日岳山スキーを前出し決行することに。KWIさんは、山スキーをしないのでここで別行動。SUMを除く3名は、道具を取りに戻った。 やがて準備も整い出発。既にしっかりとトレースがあるので借用。スキーとシールの威力でグングン距離と高度を稼ぐ。シールデビューした1名からは、普通の登山よりキツ~イ!と少しだけ泣きが入っていました。 途中、 S字シュプールが 大きく描かれた斜面が見えたが、そこへのチャレンジは技量と時間から断念。

 

 

 

 

 

スタート地点から山頂まであまり標高差もないことから1時間もせずに到着。  山頂では太陽は拝めないが広範囲の景色を堪能できました。寒さも厳しくなってきたので速攻でシールを外して滑降開始。しかしSUMのスキーが滑らない?なぜ?焦り! シールののりが一部残り、雪がダンゴに。ダンゴ雪を取り払うと滑るようになった。

 

 

 

 

 

やっと、ヤッホー! 短い斜面をつなぎながら、ところどころパフパフのフワフワを楽しめた。あっという間に、ゲレンデに戻った。久しぶりの浮遊感に満足。 (明日も出来れば。心の叫びが聞こえた)

そしてスクール組と合流。さあ、最後の一本、とリフト乗り場に差し掛かったところで、ハプニングorサプライズ。

“サル”とカメラを持った女性が近づいてきた。 「あの~、名古屋テレビの朝の情報番組ですが取材させてもらってよろしいですか?」 おっ、なんだこれは?皆が色めき立つ。 「背中の荷物が大きいですね。どうしてそんなに大きな荷物を? 何が入っているのですか? 見せてもらえますか?」 ここでUTJ さんが、懇切丁寧に取材対応。 山スキーに必要な道具を説明するため、中身をすべて取り出し店開き。 「へ~、こういう道具が、必要なんですね。安全に気を配っておられるんですね。」 UTJ さん、ところどころで「SAC」を挟みこんで宣伝(?)していたことは言うまでもない。 月曜には、中部地方で大きな話題になったとか、ならなかったとか?。

結局、最後の一本は滑れなかったのだが、取材の途中に若干2名が、そ~っと抜け出し、最後の一本を楽しんだことは、神のみぞ知る。。。

 

この後、夕食に向かったが、高速道上下線が通行止めで周辺道路が大渋滞。渋滞が解消するのを見込んでメシ&フロとなった。フロのあとはポカポカの休憩室で約1時間まったり。全員が軽い寝息を立ててスヤスヤ。この後、渋滞が解消した道を戻り、寒いテン場へ。

1/28(日) 晴天ではないが昨日より雲は高い。 山スキー組は念のため山スキー道具を背負って出発。2日目もダイナランドをベースに滑るぞ! 8人全員がダイナランドから高鷲SPに滑り込みゴンドラで最高点に到着。

ここでまたもや重要決定。「今から大日岳を目指そう!」とUTJさん。(ヨシッ! SUMの心が叫んだ。)
山スキー4名は、シールを付けて昨日と同じルートで登坂開始。昨日より雲が高いおかげで、遠く3000m峰までの景色を楽しみながら登ることができた。ほぼ昨日と同じ所要時間で山頂着。行動食をほおばったのちシールを外して滑降開始。SUMさんは、昨日の二の舞にならないようにダンゴ雪の有無を入念に確認。

そして、ヤッホー! 昨夜からの新雪もあり、パフパフの範囲が広がっておりフワフワを多く楽しめた。 1ヵ所振り返ると、きれいなS字が描けていた。少し自己満足。またもや、あっという間にゲレンデへ。

その後、全員が集合し、皆で上から下まで滑り無事終了となった。

とにかくMSD会長の底なしパワーに感嘆した2日間であった。

 

最後にスキースクール組からふたこと。

<1人目FJSさん> スキーは12,3年ぶりだったため、他の2人とともに1日スキー教室に参加しました。 以前はボーゲンで頑張って滑っていた程度と記憶していたため、スキーへの不安は大きかったです。1本滑ってみると、まあまあなんとか。 教室ではパラレルで滑れるよう練習するのだと思っていましたが、カーブでの基本の滑り方や傾斜による滑り方の違い等を練習し、足は慣れてくれば自然と揃ってくるため、揃えるよう意識する必要はないとのことでした。 繰り返し滑ることで随分スピードが出て来て、ちょっと気持ちよく滑れるようにはなりましたが、まだまだ怖さがあるためスピードを制御していまい、すごく足が疲れました。とにかく慣れみたいなので、もっとリラックスして気持ちよくロングコースが滑れるよう、また機会を見つけてゲレンデスキーから頑張りたいなと思いました。ありがとうございました。。 以前はボーゲンで頑張って滑っていた程度と記憶していたため、スキーへの不安は大きかったです。1本滑ってみると、まあまあなんとか。 教室ではパラレルで滑れるよう練習するのだと思っていましたが、カーブでの基本の滑り方や傾斜による滑り方の違い等を練習し、足は慣れてくれば自然と揃ってくるため、揃えるよう意識する必要はないとのことでした。 繰り返し滑ることで随分スピードが出て来て、ちょっと気持ちよく滑れるようにはなりましたが、まだまだ怖さがあるためスピードを制御していまい、すごく足が疲れました。とにかく慣れみたいなので、もっとリラックスして気持ちよくロングコースが滑れるよう、また機会を見つけてゲレンデスキーから頑張りたいなと思いました。ありがとうございました。

<2人目YMKさん> 1日目、77期のアイドル3人娘(?)はパラレル目指し、初級者対象のスクールに入りました。 先生はおしゃべり好きなおじさま先生で、優しく教えて下さいます。 まず、谷側の足に体重をかけること、胸も谷側に向けることを教わります。 傾斜が緩いところでは出来ているように思っても、傾斜があるところでは思うように動けません。 ひざを曲げて伸ばしての加重のかけ方、抜き方も、教わります。 お昼休みを挟んで、昼からはスピードに慣れることに重点をおきました。スピードがでないようにブレーキをかけて滑るから、無駄に力を使って、太ももがはってくるんですね。わかっていても、怖さには勝てず、レベルアップしたのかしなかったのか。だいたいできてるよーと、先生からはゆるい合格点を貰いました。 2日目はK先生に見守ってもらい、楽しく滑りました。ゆるく、大丈夫よー、とこぶこぶゲレンデにも連れて行かれ、へろへろになりながら落ちていったり。 いつかはかっこよく滑れる日を夢見て、帰路につきました。スピードに少しは慣れたかなー。

 

(SUM記)


大峯 大普賢岳地獄谷アイスクライミング ブライダルベール・アイスガーデン 18年02月20日

山行期間 2/17夜~2/18
メンバー HSO、WDZ、DTE、HND
山行地域 大峯
山行スタイル ゲレンデアイスクライミング


今シーズン縦爪アイゼンを購入し、やる気満々のDTEさんと、たまにはアイスの練習でもと、地獄谷に行くことにした。

他のメンバーにも声をかけ、結局4人でのトレーニングになった。

大峯は関西なので、登れる時期はかなり限定されますが、タイミングが良ければ、近くて良いゲレンデになります。

今回も、直前の情報を運良く入手できたので、これなら大丈夫と現地へ向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

国道から山葵谷沿いに進む。

 

 

 

 

 

 

 

 

まずはシェークスピア氷柱群を目指す…つもりでしたが、トレースにつられてブライダルベールに着いてしまいました。

状態も良さそうで、何より誰もいないので、とりあえずここで登ることに。

 

 

 

 

 

 

 

 

Ⅳ級ぐらいのラインから、HNDリードでトップロープを張る。

 

 

 

 

 

 

その後、トップロープで登りこみ。

途中から大パーティーが来て混雑したが、我々のラインを避けて登ってくれたので、一人4~6本、たっぷり登りこむことができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼からはアイスガーデンへ移動。

主な目的は、HSOさんのリードトライ。

 

 

 

 

 

 

リード開始まで、HSOさんの腰は重かったが、登ってみると簡単だったようで、自信がついた様子。

左と中のⅢ~Ⅳ級の2本、リードで登った。

全員で2本ずつ登って撤収。

 

短時間で効率よくトレーニングで来て、みんな満足して帰阪した。


御在所藤内壁 前尾根 ~再び~

山行期間 2/16夜~2/17
メンバー HSO、HND
山行地域 鈴鹿山系
山行スタイル 冬季登攀


この冬、あまり山行に参加できていない我々。

HSOさんより、久しぶりにしっかりアイゼン登攀をしたいとお誘いをもらったので、それならと前回P7だけで終わってしまった、前尾根に行くことにした。

 

 

 

 

 

 

 

いつも言っているが、御在所は本当に近くて良いトレーニングの場所だと思う。

今回は日帰りなので、P7からスタートするか、P6からにしてヤグラを狙うか迷ったが、HSOさんの希望でP7から行けるところまで、ということになった。

1月に来た時は雪が多く登攀が難しかったが、今回は雪と氷の付き方がほどほどで、非常に快適に登ることができた。

前回苦しんだP7の2P目も、しっかりホールドが見えていた。

P5はノーマルルートではつまらないので、左のクラックに回り込んだが、今回はここが一番苦しかった。

P3までで時間切れとなり、ヤグラのコルから下山となったが、最後まで残置無視で突破できて充実した。

 

来シーズンも来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はカメラを置いて行ったので、写真はこれだけ…


八ヶ岳・・・雪稜入門編 18年02月18日

山行期間 2018年2月9日(金)夜~11日(日)
メンバー S田、T蔵、Tが
山行地域 八ヶ岳
山行スタイル 雪稜登攀

今回は3連休を使用して以前から狙っていた中山尾根を目的に山行を企画しました。

金曜日夜に集合して大阪を離阪して、2時半ごろ美濃戸へ到着!

今年MにあがったT氏が新型フォレスターを購入したので、そのまま赤岳山荘の駐車場へ上がります。

凍結の情報もあったので、チェーンをタイヤに巻いていざ林道へ・・・

所々凍結していたようですが、新型4WDはいとも簡単にあがっていきます。

15分ほどで赤岳山荘の駐車場へ到着しました。

2時間半ほど仮眠をします

2月10日(土)

〇時〇分出発

南沢をつめて行者小屋まで約2時間ほどで到着!

この2時間で下界とは別世界です。行者小屋へテントを幕営してアタック装備を整えて本日は短いルートの石尊稜へ・・・

石尊稜の取り付きまで約1時間ぐらいで到着!トレースはばっちりあったので先行PTがいるか不安でしたが、一番のりで到着!

 

 

 

 

<下部岩壁への取り付き雪壁、雪がついて快適!>

 

素早く登攀装備を整えて下部岩壁へ!

下部岩壁は雪が少なく凍った土へアックスを決めて快適な登攀が続きます!

途中全く雪がなく右から容易に上がれそうでしたが、左の軽くハングしている草付きへ…

少しピリッとした数mでした!

2ピッチほどで雪稜セクションへ…

雪稜セクションのすぐにスラブ状の数mのミックス壁が現れ、フリーでなんとか乗り越えましたが、ここはロープを出したほうが良かったです…(今回の反省です)

 

 

 

 

<核心のスラブ後は、快適な雪稜が続きます>

 

その後は、快適な雪稜が続きましたが、天候が悪くなり視界が悪く、風が強くなってきました。

スピードを上げて登攀します!


 

 

 

<所々傾斜が増します>

 


 

 

 

<上部壁ぐらいではかなり風が強くなってきました>

 

上部壁はT氏のリードで登ります!


 

 

 

<T氏の安定した登り>

 

上部壁は2ピッチ登ると終了します。

もう1ピッチで稜線付近にトップアウトしますが、凍ったガレ場が続きます。

今回は風が強くロープをだしたら余計に危険が増すのでフリーソロで登ります。

容易なセクションですがスリップは致命傷なので確実なアイゼンワークが必要です。

稜線にトップアウトしましたが、西風が強く素早く下降を開始します。

この頃になると雪も強くなってきました。

下降路の地蔵尾根の上部は危険なのでなるべく早い時間に下降に取り掛かりたいと思い、縦走路を急ぎます!


 

 

 

<地蔵の頭ではほとんど視界がなくなってきました>

 

地蔵尾根上部の鎖ゾーンは問題なく通過できましたが、樹林帯への雪壁部分でトレースを失い少し迷いました…

迷ったら合ってる部分まで戻り目を凝らしてみると、一瞬視界が晴れ下降する樹林帯が見えました。

そこまで素早く駆け下ります。

樹林帯に入るとトレースも薄く残っていて安全地帯に入りました。

行者小屋へ〇時〇〇分到着!

今回は残業なしで終了することができました!


 

 

 

<無事テントへ到着>

 

夜半ぐらいから風雪が強くなってきて、明日の行動が気になりました。

起床後積雪が少なく、風が弱かったら出発することにしました。

2月11日(日)

4時起床して、外を確認します。

風はそれほど強くありませんが、テント場で30cm以上の積雪でした…

メンバーでかなり悩みましたが、今回は中止することにしました…

今回も敗退…なんとも言えない気持ちでしたが、他の2人は石尊稜を登れて充実していたようで良かったです。

また次回!!リベンジ!!


 

 

 

<アックスとアイゼンが雪に埋もれて探すのに難儀しました…>

 

 


八ヶ岳東面 旭岳東稜 18年02月14日

山行期間 2月9日夜~2月12日
メンバー HND・ABE・UET
山行地域 八ヶ岳
山行スタイル 雪稜登攀


一年ぶりの八ヶ岳東面。今回もHNDリーダーに声をかけて頂きご一緒させていただいた。まだまだアルパイン初心者今回も学ぶことの多い山行になりました。

2/9日 HND号でUET・ABEと順番にピックアップしていただき午前3時前美し森駐車場に到着。軒下にテントを張り暫し仮眠をとる。

 

 

 

 

 

 

 

2/10日 午前6時起床。少し遅い目のスタートとなったが、今日は2500m付近のBVポイントまで高度を上げる予定。積雪の深さが気にかかるが、直近に降雪がなかったためかトレースがあり順調に進む。

 

 

 

 

 

 

 

約2時間で出合小屋に到着。ここでハーネスを装着。権現沢を少し登ったところで尾根末端から取り付く。ここから先はノートレースであるが、膝程度の雪深度なのでラッセルというほどではなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所々あらわれる急斜面や切り立った尾根を慎重に通過していく。天候も下り坂の予報なので早めにBVポイントに着きたい。雪がちらつき始めた午後3時前五段の宮基部に到着し急いでツェルトを設営し明日に備える。夜中じゅうツェルトに降り注ぐ雪の音に少し気が滅入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2/11日 午前4時半起床。6時出発の予定であったが、曇天で薄暗く小雪が舞っているため、明るくなるまで待機することにした。午前7時ツェルトを出て登攀準備を始める。HNDさんリードでスタート。小雪が舞い視界が悪い中五段の宮の一段目に取り付く。昨晩からの雪が付きホールド・スタンスが悪いのか時間をかけ慎重に探っている。HNDさんがこれだけ時間がかかるのであれば、自分は果たして登れるのだろうか一抹の不安を感じる。しばらくして、私の心中を察していただいたのか、一旦戻り左方の雪壁からルートに変更になった。灌木が多くランニングには事欠かないが、雪の状態が悪く表面の雪は崩れ、薄い氷は割れ岩が露出するなど、セカンドで登る自分は非常に苦労した。さらにそのあとを登るABEさんには迷惑をかけたと思う。

(ちなみに、HNDリーダーは、気持ちのいいクライミングだったでしょうと言ってましたが...)

 

 

 

 

 

 

 

 

雪壁を2ピッチ登ると、五段の宮上部の稜線に出た。ここからは両側がスッパリ切れ落ちた雪稜になる。キノコ雪や雪庇に細心の注意を払い「必死のパッチ」で進む。最後の1ピッチは、頂上直下でロープが足りずピッチを切ったため、ノーロープで行くことになったが視界が悪いのが幸いしたのか、無事ピークに到達することができた。山頂は、予報どおり西からの激しい風が吹いており、写真を撮るとすぐにツルネに向けて出発する。

 

 

 

 

 

 

 

ツルネからツルネ東稜を樹林帯まで下がり、そこで今日初めての休憩をする。約6時間夢中で登っていたせいか空腹感はなかったがのどはカラカラになっていた。行動食を口にしてようやく落ち着く。ここから先は、安全地帯であるが疲れた体に容赦がなく、駐車場までとてつもなく長い道のりであった。

今回の山行では、雪壁の登攀・ナイフリッジの通過・装具の準備・行動計画・天候判断等学ぶものが多く実りのある山行になったと思う。機会を与えていただいたHNDリーダーありがとうございました。

 

 

【行動記録】

2/10日(土)

美し森駐車場07:10-09:15出合小屋09:30-10:10尾根取り付き-14:45五段の宮基部BV

2/11日(日)

五段の宮基部BV07:30-12:10旭岳頂上12:12-13:30ツルネ-16:00出合小屋16:10-18:10美し森駐車場


堂満岳 中央稜 18年02月13日

山行期間 2018年2月7日(夜)~8日
メンバー TGA、SOT、KSH
山行地域 比良山系
山行スタイル アルパインクライミング


2/7~8日、堂満岳中央稜に行ってきました。
今年何度目かの寒波到来で、雪はいかほどだろうか、行けるのかしらと少し心配でした。
と言うのも、1~2日前のネット情報で積雪のため平とぴあにしか駐車出来ず、中央稜取り付きまでラッセルに時間を要し、
付いたのが14時という記事を読んでいたので心配でした。
ところが、麓は残雪のみ、イン谷口から橋の手前まで難なく行くことができて駐車。
凍結はあるものの、昨夜はほとんど積雪がなかったとみられる状態でした。

大山口からルンゼへの取り付きまで雪も締まった状態楽々歩き。天気は曇り、時折ガスが晴れ琵琶湖も綺麗に見えます。
取り付きからはトレースがしっかり残っており、雪の状態から判断してワカンを木の根元に残して、いざ。

 

 

 

ルンゼの途中、分岐を左に進むとおそらく1ピッチ目と思われる岩が見えます。(写真左横の岩)

各自準備、確認してビレイ開始。Tリーダーがトップ、セカンドにSさん、最後に私の順番。
待っている間に冷えてくるので、一人変な踊りで自己発熱しながら待機。

1ピッチ目、アイゼンを岩に掛けバイルが効くところを探し進みますが、雪の下の草付きの土が軟らかく岩も脆く刺しては崩れるのでそこが少し難儀でした。
でも、バイルが岩をカチッと掴めるとガッツリ登れる感覚が楽しい。

2ピッチ目は少し岩を回りこんで進みますが、1ピッチ目よりは短かく切ります。
要領もつかめてくると、もう少し長いピッチを歩きたい気持ちになってきます。

この後、ビレイ無しで少し上り詰めます。3ピッチ、4ピッチと進むと、バイルを使うよりも木を掻き分けるほうが大変でした。
5ピッチ目の先はノートレース。岩を撒いてTリーダーが確認に行くとそのままビレイ無しで進めるとわかって私たちも進み抜けます。
ここで岩は終わってしまいました。

後はトレースのある急登を登るだけなので、ロープを回収し、ウサギの足跡を眺めながら小休憩して山頂へ。
13:37 堂満岳山頂。


全体的にラッセルは無く、トレースもあり、雪も締まった状態だったので歩きやすい堂満岳でした。
ザイルの流れが悪く短くピッチを切って登ったということもあり、少し時間は掛かったかも知れませんが
冬の初級積雪期バリエーションは楽しくて達成感がありました。
新人2人を指導してくれたTリーダーに感謝です。ありがとうございました!

Tリーダーには下山途中に弱層テストも教えていただきました。
その後で、リーダー指導の元、絶叫アトラクションにも劣らない遊びを3人でしたことは忘れません!
てか、またやりましょう(笑)
あ~、動画を撮りたかった!!

行動時間

駐車場          7:06
堂満ルンゼ取り付き  8:08
中央稜スタート     9:30
堂満岳山頂      13:37
駐車場         15:30


冬合宿 五竜岳遠見尾根 18年02月11日

山行期間 2017年12月27日(夜)~29日
メンバー OSM, OKD, MSD, ABE, SZK, BAN
山行地域 北アルプス
山行スタイル ピークハント

冬合宿に五竜岳の遠見尾根に行ってきました。大阪を出発する日の昼まで大雪警報が出ており、2泊3日でピークを踏むのは無理だろうと思っての出発だった。スキー場の駐車場までは、除雪がしてあったので、思っていたより苦労することなく行くことができた。テレキャビンを下りると、アルプス平は風が強く、ここから目出帽をつけることにした。ゲレンデの終わりで、ワカンをつけた。予定では地蔵の頭は巻くことにしていたが、ルートがわからず、頭に上がることにした。

   

しかし、まさかのバンザイラッセル。進まない。ザックを下してラッセルを交代することにした。ここでこれだったら、小遠見山まで届かないのでは?

地蔵のコルに向かって下りているときに、まさかのトレース発見。ガスがかかっている中、声が聞こえる。よーく見ると数人のパーティが登っている。トレースを使わせてもらい追いつくと、大学のワンゲル20数人が、ラッセルの練習で小遠見山まで日帰りでトレーニングをしていた。

追いついた辺りから樹林がなくなり、強い風。ここからはワンゲルと別々にラッセル。さすがに若いし、荷物も日帰りなので離されてしまった。それでもだいぶんついて行けたと思う。

 

大学のパーティは、先に撤退。一ノ背の髪でさらに風が強くなり、撤退することにした。大学生が先に撤退してトレースをつけてくれたので良かったが、もしなかったら苦労したかもしれない。

このまま帰ることもできたが、地蔵のコルで泊まることにした。テント設置後からコル辺りも猛烈な風が吹き始め、寒かった。トイレに行くのも一苦労だった。運良く、寝るころには風が収まり、快適に寝ることができた。

2日目は、下山することにした。テレキャビンの時間まで、ラッセルの練習で上がれるところまで練習した。

   

   

まさか小遠見山まで届かないことになるとは、思っていませんでした。しかし、中途半端な雪の状態よりは、メンバー全員にいい経験になったのではないかと思います。

 


御在所山アルパイン道場(積雪期編) 18年02月01日

山行期間 2018/1/27-28
メンバー HND, ABE, WDZ, DTE
山行地域 御在所藤内壁
山行スタイル アルパインクライミング


年に一度の小屋泊山行といえば、HNDさんの藤内小屋アルパイン道場。

一年ぶりの不動アイゼントレーニングで前尾根はヤバイなと思って、立爪デビューでアイゼンを新調してまたまた装備に頼ることにした私でしたが…。

1月27日 雪

6時。引き続き強い寒波が日本列島上空に留まり、前夜から湯の山温泉にもしんしんと雪が降り積もる。前尾根の取付きまで行けるのか?と思いながら裏道登山道1合目から出発。

積雪はくるぶし〜膝、と深くなっていくが、ふかふかの新雪なので小屋まではラッセルという程ではなく、7時20分に藤内小屋。

藤内沢にはまだ誰も来ていません。登攀準備をしているうちに、1パーティが小屋に到着さしましたが、一番乗りで8時頃前尾根に向けて出発。

小屋の先、藤内沢はしっかりラッセルでした…。重い装備を担いで先頭を行ってくださるHNDさんに、代わります!

と言いたいところでしたが、追いつくこともできず。

クライマーオンリーの看板から藤内沢を渡ったくらいから、腰くらいのラッセルになりました。

 

アプローチも大変

9時半くらいに前尾根取付き。雪で埋まっているので沢からテスト岩が近く感じました。

P7も上まで雪で埋まっていたらいいのに…。

そんなはずはなく、ちゃんとp7のクラックからスタートです。

今回、リードはHNDさんのみで、セカンドWDZさんにバッグロープを引いてもらいDTE、ABEさんと登る作戦です。

P7 1ピッチ目

大量の雪を被った岩でアックスとアイゼンのポイントを探すのに、掃除が大変な仕事になっている模様。しかも、凍っているわけではないのがドライツーリング。

それでもすんなりクラックの上まで抜けるHNDさん。

 

続いてWDZさん。テンションが世界一憎いWDZさん、クラックでフォールされ、テンションだだ下がりの様子(笑)それでも次の次くらいのトライで上手くクラックを抜けられ、2人ともさすがだなーと思いながら私も出発しました。

案の定、全然歯が立ちません。あらかじめWDZさんに頼んでおいた長めのクイックドローでA0してなんとかクラックを登りました。セカンドが掃除した雪が降り注ぎ、顔中雪まみれです。

指の冷たさとパンプで、A0するのも大変でした。まだまだ冬の前尾根には修行が必要です。

ABEさんはA0しました〜と言いながらもサクサク登ってこられます。

P7 2ピッチ目

ここが核心でした。バランスの悪いスラブ壁に雪が被っているので、さすがのHNDさんでもついに残置ボルトの積極的使用に踏み切られ、ビレイしながら私は登れないかも、と思いました。

セカンドWDZさん。ノーテンションで行かれました。さすがです。

私は、スラブ壁でぶら下がって何度も下ろしてくださいと言いそうになりながら、上からスタンスの位置を教えてもらい、なんとかビレイ点に到着しました。アイゼンを買った甲斐がありました。

寒い中長らくお待たせしたABEさん、このピッチもサクサク登ってこられ、さすがです。

このピッチを全員登った時点で敗退リミットの15時まであまり登攀を続ける時間が残らず、ここまでとなりました。

15時半に藤内小屋に戻り、年に一度の小屋食、宴会、フォークセッションなどを満喫しました。

アイスクライミングのお客さんで満員の藤内小屋でした。

1月28日 晴れのち雪

奥又でトップロープの練習をしてから、3ルンゼに行く計画でしたが、ラッセルと氷壁の混雑が懸念されます。

6時に朝食をお願いし、7時出発。土曜日に続きラッセルの取付きです。

アプローチもけっこうこわい

奥又に着いたのが9時頃で、ほぼ同時にもう1パーティが入りわれわれを含め2本のトップロープが張られました。

10時にABEさんが左のアイス壁を登り始め、もう1パーティも同じルートを登られるので、なかなか順番が進みません。

同じルートの下では、1ルンゼ中又から敗退してこられた5人パーティがリードで登り始め、なんだかロープが錯綜してきました…。

ABEさんに続き、HNDさんは右側バーチカルの氷柱を登られました。隣のパーティの進捗を待ちながら氷柱の上でも地面に立っているかのような姿勢。

続いて私もチャレンジアイスクライミング、氷柱の下まで行っても左のアイス壁には5人パーティで混雑しているので、氷柱の下からもう下りていいですか〜?と叫んでみましたが、ダメです、と断られ氷柱にトライしました。

2、3歩で腕がパンプしてテンションをかけた際、私のロープが左側のクライマーのじゃまになったので、そこまでとしました。

バーチカルの氷柱はしんどいですが、隙間がたくさんありアックスをかけやすく、アイゼンの調子も良かったので、もう一度トライしてみたかったです。

最後はWDZさん。アイスクライミングキライと文句を言いながら、お見事例の氷柱を上まで抜けられました。

今回まだまだでしたが冬の藤内壁に連れて行っていただき、しかも初回限定特典で空身参加、他のメンバーには装備を担いでいただきました。アイスクライミングには日ごろ前傾壁などで持久力をつけることや、ドライツーリングにはやはりクライミングのバランスが絶対的に必要だと感じ、私のような者でも挑戦させてもらえる会の環境とメンバーに改めて感謝の意を表します。

 

DTE 記

 

 

 

(行動記録)

2018/1/27

6時 御在所岳ロープウェイ駐車場

7時20分 藤内小屋

9時 前尾根取付き

14時 P7 2ピッチ目終了点

15時30分 藤内小屋

1/28

7時 藤内小屋

9時 〜13時 奥又

14時20分 藤内小屋

15時30分 ロープウェイ駐車場

 

 


中央アルプス 経ヶ岳 18年01月17日

山行期間 2018年1月7日
メンバー OSM, NKZ, MKM, SKM, TTH
山行地域 中央アルプス
山行スタイル ピークハント

新年の初山行は、難しくないところに行こうと思った。どうせなら雪山にほとんど行っていない方でも参加OKとして、声をかけたところ、久しぶりや経験がほとんどないメンバーが集まった。行く前は、ちょっぴり不安であったが、初心者を連れて行ってもワカンやアイゼンを付けての歩行などを練習できるいい山であった。また、八合目の景色はすごくきれいで、近くにテントを張れる場所があり、日の出や夕日が見れるいい場所だと思った。

仲仙寺の駐車場にはトイレがあった。

    

夏道には踏み跡があり、カチコチに凍っていた。下山時にはアイゼンを付ける必要があると思った。

トレースがあり、1800m辺りからトレースがなければワカンをつける必要があるぐらい雪があった。

   

八合目。八ヶ岳や南アルプス、御嶽山がきれいに見えた。せっかくなので、ここでワカンをつけることにした。

   

時間を考えると、ここで引き返すべきだったが、天気も良く、ピークを踏むチャンスだと思ったので、ピークを目指すことにした。

  

しかし、ペースがかなり落ちたため、九合目半で引き返すことにした。下山にも時間がかかってしまい、最後はヘッドランプでの下山となった。

今回は、久しぶりの雪山にもかかわらず、メンバーが本当によく頑張ってくれたと思います。

行動時間

7:40仲仙寺駐車場→10:10 1825m六合目→12:30八合目→13:45九合目半(引き返す)→15:15七合目→17:30駐車場


阿弥陀岳南稜と北稜 18年01月09日

山行期間 2017年12月22日(夜)~24日
メンバー TGA TKD TYK
山行地域 八ヶ岳阿弥陀岳
山行スタイル アルパインクライミング


12月23-24に阿弥陀岳北稜と南稜という予定で八ヶ岳に行ってきました。

以前から冬の八ヶ岳は好きな山域で、山岳会入会以前に何度か個人でも、そしてBチームのときの冬合宿でも冬の八ヶ岳には

来ていた。しかし所謂バリエーションルートと呼ばれる一般登山道ではないルートへのあこがれはあったものの、そこへ踏み

出すことはこれまではなかった。それが今回阿弥陀岳の南稜と北稜に行こうという話を先輩からいただき直ぐに飛びついた。

八ヶ岳には色々なバリエーションルートがあるが、阿弥陀岳南稜と北稜は比較的易しいルートとされており、私にはピッタリ

である。早速、山岳会の過去の山行歴やインターネットで情報を集めた。

 

22日の夜に大阪を出発し、船山十字路という登山口の駐車場にてテントを張りその晩は仮眠をとった。

23日早朝発、阿弥陀岳南稜の北面から稜線へ。天気も良く、トレースもばっちりで快適に高度をあ

げて行く。一般登山道となんら変わりのない道である。なんだか拍子抜けな感もあるが、無名峰を越

えたあたりでようやくロープの出番である。事前にリーダーには、「練習のためになるべくロープを

出すようにしてほしい」とお願いしており、P3と呼ばれるルンゼのところでロープを出した。支点のない場所での支点の作

り方、ビレイ時の注意点やちょっとした工夫など勉強できた。

この経験だけでも今回ここに来た甲斐があったと思う。アイスアックスの使い方などまだまだ不慣れなため、先輩からの助言

はとても有難い。2ピッチ目はリードで登らせてもらった。

阿弥陀岳山頂到着後、予定では赤岳にも行けたら行こうとなっていたが、話し合いの結果、中岳沢を下って行者小屋へ向かった。

 

行者小屋は大変な賑わいであり、小屋にもテント場にもたくさんの登山者であった。この日はクリス

マスイブイブであり、クリスマスリースが飾られているテントも見かけた。行者小屋は直ぐ近くに水場があり

冬でもしっかり水が取れるのでありがたい。

24日、予定では阿弥陀岳北稜を登ることになっていたが、昨晩メンバーのひとりが体調不良を訴え

たため北稜はやめておこうとなっていた。行者小屋からいちばん近い美濃戸口へ下山することも考えたが、体調も大分回復し

ており、最終的には昨日下ってきた中岳沢を登り返して阿弥陀岳へ向かい、御小屋尾根を歩いて船山十字路へ戻ることとなっ

た。

北稜に行けなかったのは残念ではあるが、今回先輩からたくさんの助言をいただき、そして色々な経験ができたので満足でき

る八ヶ岳山行となりました。