山行期間 | 2018年3月30日(夜)~4月1日 |
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メンバー | MSD,SOM,YSZ,YMK,NGC,MTD,FJS |
山行地域 | 唐松岳 |
山行スタイル | ピークハント |
3月30日夜〜4月1日で唐松岳へ行ってきました。
春合宿(剱岳長次郎谷)に向けた、雪上訓練を目的とした山行でしたが、年末の冬合宿で強風のためリフトが動かず、唐松岳山行が中止になった77期メンバーにとってはリベンジという気持ちも。
道の駅松川で仮眠を取り、ゴンドラとリフトを乗り継いで今回は無事八方池山荘まで到着。
サングラスが欠かせない快晴で、行く先を見ると日帰り登山者やスキーヤーの列が続いていました。
下ノ樺までは比較的緩やかなアップダウンでしたが、腐った雪に足を取られて足への負担はそこそこ。
11時にはテント場となる下ノ樺へ到着。テントを設営し、みんなで試行錯誤してトイレ場を作り(笑)、12時より雪上訓練を開始。
まず雪面の上り下りを練習。上りはキックステップで、下りは腐った雪では真下に踏み込みながら下るとのことでしたが、慣れない歩行方法に苦戦する人も。
次にトラバースの練習。常に山側に強く蹴り込みながら体重をかけて歩くようにし、アイゼンを履いている場合は、谷側の足底をすべて雪面につけアイゼンを効かせて歩くようにすると教えていただきました。斜度のきつい、締まった雪斜面のトラバースはとても怖いですが、とにかく歩行技術を習得し、アイゼンを信用するしかないなあと思いました。
続いて、初めての滑落停止練習。実際には身構えて滑落しないため難しいだろうと思いますが、ピッケルをしっかりと胸前で構えること、また足を上げておくことがポイントかと思いました。胸より上の位置でピッケルを構えると止まりが悪く、ずるずると滑っていってしまいました。最後には斜面上にあった小さな雪庇の上から、雪庇を踏み抜いた設定で怖々滑落し、停止!
14時頃までたっぷりと雪上訓練を行い、その後はテントでゆっくり。18時頃には就寝しました。この頃より徐々に風が強くなり、終始台風の中で寝ているようでした。初めて稜線上にテントを張った私は、風の強さとテントの強さにちょっとびっくりしました。
翌日は3時起床。普段より起床時間が早く、早すぎる朝食にお腹がびっくりしたのか、胃が重ーくなりました。春合宿はあと1時間出発が早いことを考えると、朝食はお腹への負担が少なく、しっかりエネルギーの取れるものが良いのかなと思いました。
4時30分出発。ヘッテンを点けながら順調に登っていきます。途中見た日の出がとても綺麗でした。主稜線まで出ると、剱岳が!来月にはあそこの頂上に立っていたいな〜と思いつつ、山頂へ。記念撮影をして、7時にはテント場へ戻りました。その後、テントを撤収して下山。
下山後は温泉に入り、美味しいポークハンバーグを食べ、時間があったためSOM号は大町の山岳博物館へ寄り、帰阪しました。
久しぶりにちょっとのんびりした、でも春合宿に向けてしっかりとトレーニングを積めた楽しい山行でした。たくさんの新人をまとめ、ご指導くださった会長、ありがとうございました。春合宿が楽しみです。
3/31
8:00ゴンドラ乗車〜9:05八方池山荘発〜9:40八方ケルン〜11:00下の樺着、テント設営〜12:00雪上訓練開始〜14:00雪上訓練終了
4/1
3:00起床〜4:30出発〜6:20唐松岳山頂着〜7:10テン場着、テント撤収〜7:55下の樺発〜8:45八方池山荘着、リフト乗車