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御在所前尾根 初マルチピッチ 18年05月11日

山行期間 2018年5月11日夜~5月12日
メンバー SKD、NGC、YMK
山行地域 御在所前尾根
山行スタイル マルチピッチ


昨年10月Bチームで山行予定がありましたが、残念ながら雨のため、取り付き探しとP7トップロープ体験のみでした。ようやく念願のマルチピッチ山行です。

Bチーム卒業以来初めての少人数山行でもあり、緊張と期待で、心ははらはら、体は緊張気味です。

 

5/11(金)22時頃集合し、登山口へ。藤内小屋近くの幕営地到着は夜中1時ごろ。リーダーの4時起床の声にあわててシュラフにもぐりこみます。

5/12(土)4時起床。朝ごはんを済ませ、アタック装備で出発。空は気持ちよく晴れています。取り付きには6時到着。先客はなく、一番乗りのようです。装備を装着し、いよいよです。前回は荷物無しのトップロープでしたが、今回は荷物を背負っての登りです。不安な気持ちと、昨年トップロープでしたが登っているので、何とかなるかという気持ちが交互に繰り返す中、始まりました。

まずはリーダーがリードで。すいすいと登っていかれます。2番手はNGCさん。初めてなはずですが、それなりに登っていきます。いよいよ自分の番。最初の出だしが難しい。ただ登り始めると夢中で、あっという間でした。初心者はエスケープすることもあるというルートでしたが、何とか登りきりました。初心者ではなくなったということでしょうか。うれしさを噛み締めます。

 

P7取り付き

自然の岩場は、手をかけるところがなさそうに見えて、手探りで探せば意外なところにあったり、バランスを変えれば指2本でもかかるだけで安心して登れたり。背中と足をつっぱって、体全体を使って登ったり、インドアの壁ではできない動きが楽しい。外岩ならではの楽しみを感じました。スラブではところどころ3本爪の形に削れている箇所があり、それがよい目安になり、登りやすかったり。後からリーダーにアイゼンで登った跡だと教えてもらいました。アイゼンで登るなんて、まだまだだと思いながら、高度を上げていくと、伊勢湾も見え、景色を楽しむ余裕も出てきました。NGCさんと交代でビレイしながら、リーダーの華麗な後姿を眺めながら、どんどん登っていきます。

P3

後ろから別のパーティの声がしてきたので、少しあせりだしたところで、P2の櫓に。ここはザック無しで登ります。身軽に登れて楽しい。後続パーティがいるので頂上では達成感を感じるも、感動もそこそこに懸垂下降して終了。後続パーティーと会話をすると彼らも初心者レベルらしく、ゆっくりだったみたいで、おかげであせらずに登れました。(ずっとリードをしてくださったリーダーは別の意見かもしれません。)

P2

イワカガミがたくさん咲いていて、さわやかな初マルチピッチとなりました。

P2コルから下山

今回、「取り付きには一番に」ということを実感しました。そして、これからの課題として、「手早い行動(そのためには山に入る経験を重ねること)」「次の行動の準備をして、手の空いている時間を作らないこと」をリーダーより指摘がありました。

これらを目標に、これからの山行で努力したいと思います。

当初の予定を前倒ししていただいて、岩登りを楽しませて下さったリーダーに感謝です。

NGCさんもありがとう。(YMK記)

 

【行動記録】

5/11 22時集合—24時半駐車場—25時就寝

5/12 4時起床—5時幕営地発—6時クライミング開始—11時クライミング終了—14時幕営地着

—15時駐車場—入浴後250gのトンテキで晩御飯—帰阪


春合宿 蓮華岳丸石尾根 18年05月06日

山行期間 2018/5/3(夜)~5/5
メンバー OSM、NGS、TTH、OKD
山行地域 北アルプス北部 後立山
山行スタイル ピークハント


当初は丸石尾根から蓮華岳・針ノ木岳を経て爺ヶ岳に縦走する計画でしたが、天候不良のため出発日を遅らせ、計画を縮小して挑むことに。春合宿スタートです!!

装備を整えて扇沢駐車場を出発、いきなり雪降ってます、 数センチ積もっています・・・。

 

 

 

 

しばらくは丸石沢を進みますが傾斜が強くなると雪崩の心配が有るので、丸石尾根に向かって樹林帯に突入。しばらくは藪漕ぎ続き。開けた雪面に出ましたが、緩んだ雪の上に積もった新雪で滑ります。傾斜も強いので更に滑ります。アイゼンを装着してピッケル・バイルを効かせて、息を切らせて高度を稼ぎます。雪も止み、太陽が顔を出します。中間着を脱いでも暑い!!

 

 

 

 

標高2000m位を越えてから急激に風が強くなりました。こんどは寒い!!2200m付近に幕営適地発見。時間はまだ早いですが、これ以上高度を上げても強風で行動できるか怪しいので本日は行動終了。雪のブロックを積んで城壁も完成、ようやくテントでくつろぎタイムです。雪を溶かし水を作り、天気図を作成、夕食を食べて19時に就寝。外は降雪と強風です。明日は風が緩みますように・・・。

 

3時30分、起床。相変わらずの強風です。しかもガスって視界が有りません。翌々日には再び低気圧と前線が近づく可能性が大きい事も考慮して、残念ながら一日早く下山、撤退となりました。

同ルート下山ですが、昨日のトレースは完全に消えてます。気温が上がり雪が緩み、更に新雪が積もってます。昨日以上に滑ります。全員、良い滑落停止の訓練ができました(笑)。

ガスも消え視界が戻り、空も晴れて来ました。滑り落ちると岩のジャンプ台からダイブ!!な場所が出てきましたので、ここからはロープを出して懸垂下降。ようやく丸石沢の傾斜の緩い場所に降り立つことが出来ました。

  

アイゼンに絡む雪団子と格闘しながら、扇沢駅に到着。

下山ルートで楽しませてくれた春合宿、全員無事に終了です。ピークを踏めなかったのは残念ですが、荒れた春山の良い経験が出来ました。後は温泉と美味しいものが待ってます!!お疲れ様でした!!

 

(行動記録)

4日 7:00扇沢駅駐車場―7:20丸石沢―12:00丸石尾根・幕営地(標高2200m付近)

5日 4:40丸石尾根・幕営地―7:40懸垂下降ポイント―8:20丸石沢(1600m付近)―9:20扇沢駅駐車場


乗鞍岳 春山例会 18年04月16日

山行期間 2018年4月13日(金)夜〜15日
メンバー ABE MSD OSM HND SKD ASI DTE KSI FJS SMA YMK NGT TRD MTD YSZ
山行地域 北アルプス 乗鞍岳
山行スタイル 雪上訓練

毎年行っている 春合宿に向けて、残雪期の山での歩行技術や確保技術の雪上訓練に乗鞍岳に行ってきました。

今回は15名の参加となりました。

1日目は、すでに営業を終了している乗鞍岳スキー場から入山し、位ヶ原付近でBVし雪上訓練

2日目は、剣ヶ峰アタックの予定です。

この週末は、土曜の午後から天気が下り坂の予報ですが、登りだした頃は時折晴れ間もあり、正面に山頂を見ながら登ることができました。

1時間ほど登った所でテントの設営をし、4班に分かれて各班ごとで雪上訓練を始めます。

雪上での歩行訓練

まずはアイゼンなしでキックステップを使った登り、トラバース時の歩き方、下りの踵を使っての歩き方ををリーダーの見本と注意点を聞いて歩きます。

次はアイゼンを装着しての歩行です。この後の春合宿の春山のために、アイゼン歩行技術をしっかりと身につけなければ危険です、気持ちも入りみんな真剣に取り組んでいます。グループによっては、この歩行練習に長時間、取り組んでいる班もありました。

滑落停止訓練

雪がかなりゆるく、停止しにくい雪質でしたが、頭から滑落した場合や腰からの場合など滑落状況を変え、ウエアがビチャビチャになるまで何度も繰り返し練習します。リーダーがすると一発で停止できますが、それがなかなか出来ずズルズルと滑ってしまいます。訓練の時はピッケルを身構えて滑りますが、実際に山行中に滑落した場合に、私は、咄嗟にこの体制ができるのでしょうか?! この技術を使うことのないよう山に対し謙虚な気持ちで事故に気をつけていきたいと改めて思いました。

確保技術

ザイルを使った確保技術、肩がらみ、腰がらみをします。立ってる場合は、谷足は曲げずにつっぱる。座ってする場合は膝を少し曲げて踵を突っ張って踏ん張るとぐらつきにくい。

支点の作り方

リーダーが作り方や注意事項などを説明しながら実際に支点を作ってくれます。それを同じように再度作るのですが、例えば、シュリンゲの下の雪面を筋に掘ってそこに埋めるるその掘り具合で上手くいったりいかなかったりなど細かい点が見ているだけでは分からず、実際に経験しないと分からないもでした。

1、ピッケルを縦に埋める方法、先に雪をしっかり固めるのが大事。ピッケルを2本にして補強する方法もある。

2、ピッケルを横に埋める方法、縦埋めより良くきく。

3、スノーバー縦埋め、雪質に合わせ打ち込む角度が大事。

4、スノーバー横埋め

5、土嚢袋に雪を入れた支点作り、深く雪面を掘り土嚢袋を埋めて作る。

6、スノーボラード、ドロップ型に雪を固めて支点を作る、ロープが食い込まないよう割り箸や枝を指すと良い。

これらの支点作成は、雪質など状況に合わせて使い分けるそうです。雪山は多様なスキルが求められる登山と再確認しました。

なんとか訓練中は天気が持ちましたが、これから天気が荒れる予報で翌日のピークハントは厳しいとリーダーの判断でこの時点で下山、帰阪することになりました。

今回、少人数のグループで実技を行いながらでしたので、都度質問もしやすく大変わかりやすかったです。真剣な中にも和気あいあいと訓練が進み実り多い雪訓となりました。リーダーの皆様、ありがとうございました。

 

 

 

 

 


霞沢岳西尾根 18年04月07日

山行期間 平成30年3月31日〜4月1日
メンバー DTE AB UZ ASI
山行地域 霞沢岳西尾根
山行スタイル ピークハント

霞沢岳西尾根登山(平成30年3月31日〜4月1日)(CL DTE , AB, UZ, ASI)

沢渡駐車場で前夜泊。翌朝午前8時、霞沢岳西尾根を目指して歩き始めました。北アルプス・エリアは、高気圧に覆われて、最高の天気です。

 

 

 

 

 

午前8時半に、西尾根の取付きに到着。藪漕ぎの急登です。

西尾根の稜線にでて、早々にアイゼンを装着。滑りやすそうな氷がところどころにあり、慎重に登っていきます。

急登が続きます。ぐんぐん高度を上げていきます。左方には穂高の山並みが美しく輝いていました。

午前11時、標高2050m付近のベースキャンプに到着。天気も良く時間もあるので、霞沢岳頂上に向けてアタック。

ナイフリッジを越えて2500m付近の上部岩稜帯に到着。雪はなく岩肌が露出していました。ロープは使わず、足場と手がかりをしっかり確認しながら、落石しないように慎重に登ります。

岩稜帯を超えてからも、痩せ尾根の雪庇に注意。

山頂付近に近づくにつれて、視界がどんどん広がっていきます。

午後2時10分、霞沢岳(2646m)登頂!

真っ青な空に映える穂高の山並みが神々しい・・・。

下山時は気温も高く、雪が緩んでいるので、一層慎重になります。上部岩稜帯は30mダブルロープ2本で懸垂下降。支点は潅木に巻きつけている残置のシュリンゲ2つを使いました。

ベースキャンプに戻ってツエルトで就寝。

ハプニングは翌朝。私(ASI)がツエルトから荷物を取り出して、パッキングに取りかかろうとした時、ヘルメットを足で蹴飛ばしてしまい、コロコロと谷底へ・・・サヨナラしてしまいました。テントの設営、撤去、パッキング中などは、自分の動作、持ち物には特に注意を払わないといけません・・反省。

翌日は雪上訓練。コンテ中にパートナーがクレパスに落ちるという想定で、その対処法について確認しました。

午前11時ごろに釜トンネル入口まで下山。平湯の森で汗を流して食事をしたあと、お決まりの温泉卵を頂きました。これは美味しいですよ!

記 ASI

 

 


南紀 栂谷 18年04月03日

山行期間 2018年3/31(夜)~4/1
メンバー OSM、OKD、TTH
山行地域 南紀
山行スタイル 沢登り

今シーズン1回目の沢登りとして、南紀の栂谷に行ってきました。気温が低いや曇りは中止にするつもりでしたが、気温が高く天気も良かったので、決行となりました。交尾をしているカエルをたくさん見たので、この後この沢はオタマジャクシだらけになると思います。

   

ナメのところは滑りそうで、滑るとずぶぬれになってしまうので、この時期それだけは避けたい。

   

ヤケベ岩、その上はナメ。

   

ガンガラ滝

  

烏帽子山に到着。OSMは3回目だったのですが、OKDさんとTTHさんは、初めてで十分に楽しんでいただけたと思います。

 


唐松岳 ピークハント 18年04月02日

山行期間 2018年3月30日(夜)~4月1日
メンバー MSD,SOM,YSZ,YMK,NGC,MTD,FJS
山行地域 唐松岳
山行スタイル ピークハント

3月30日夜〜4月1日で唐松岳へ行ってきました。
春合宿(剱岳長次郎谷)に向けた、雪上訓練を目的とした山行でしたが、年末の冬合宿で強風のためリフトが動かず、唐松岳山行が中止になった77期メンバーにとってはリベンジという気持ちも。

道の駅松川で仮眠を取り、ゴンドラとリフトを乗り継いで今回は無事八方池山荘まで到着。
サングラスが欠かせない快晴で、行く先を見ると日帰り登山者やスキーヤーの列が続いていました。
下ノ樺までは比較的緩やかなアップダウンでしたが、腐った雪に足を取られて足への負担はそこそこ。
11時にはテント場となる下ノ樺へ到着。テントを設営し、みんなで試行錯誤してトイレ場を作り(笑)、12時より雪上訓練を開始。

まず雪面の上り下りを練習。上りはキックステップで、下りは腐った雪では真下に踏み込みながら下るとのことでしたが、慣れない歩行方法に苦戦する人も。
次にトラバースの練習。常に山側に強く蹴り込みながら体重をかけて歩くようにし、アイゼンを履いている場合は、谷側の足底をすべて雪面につけアイゼンを効かせて歩くようにすると教えていただきました。斜度のきつい、締まった雪斜面のトラバースはとても怖いですが、とにかく歩行技術を習得し、アイゼンを信用するしかないなあと思いました。
続いて、初めての滑落停止練習。実際には身構えて滑落しないため難しいだろうと思いますが、ピッケルをしっかりと胸前で構えること、また足を上げておくことがポイントかと思いました。胸より上の位置でピッケルを構えると止まりが悪く、ずるずると滑っていってしまいました。最後には斜面上にあった小さな雪庇の上から、雪庇を踏み抜いた設定で怖々滑落し、停止!

14時頃までたっぷりと雪上訓練を行い、その後はテントでゆっくり。18時頃には就寝しました。この頃より徐々に風が強くなり、終始台風の中で寝ているようでした。初めて稜線上にテントを張った私は、風の強さとテントの強さにちょっとびっくりしました。

翌日は3時起床。普段より起床時間が早く、早すぎる朝食にお腹がびっくりしたのか、胃が重ーくなりました。春合宿はあと1時間出発が早いことを考えると、朝食はお腹への負担が少なく、しっかりエネルギーの取れるものが良いのかなと思いました。

4時30分出発。ヘッテンを点けながら順調に登っていきます。途中見た日の出がとても綺麗でした。主稜線まで出ると、剱岳が!来月にはあそこの頂上に立っていたいな〜と思いつつ、山頂へ。記念撮影をして、7時にはテント場へ戻りました。その後、テントを撤収して下山。

下山後は温泉に入り、美味しいポークハンバーグを食べ、時間があったためSOM号は大町の山岳博物館へ寄り、帰阪しました。

久しぶりにちょっとのんびりした、でも春合宿に向けてしっかりとトレーニングを積めた楽しい山行でした。たくさんの新人をまとめ、ご指導くださった会長、ありがとうございました。春合宿が楽しみです。

3/31
8:00ゴンドラ乗車〜9:05八方池山荘発〜9:40八方ケルン〜11:00下の樺着、テント設営〜12:00雪上訓練開始〜14:00雪上訓練終了
4/1
3:00起床〜4:30出発〜6:20唐松岳山頂着〜7:10テン場着、テント撤収〜7:55下の樺発〜8:45八方池山荘着、リフト乗車


阿弥陀岳 南稜 18年03月18日

山行期間 2018/3/16(夜)~3/17
メンバー OSM, TTH,OKD
山行地域 八ヶ岳
山行スタイル アルパインクライミング


八ヶ岳・阿弥陀岳の南稜を登攀です。P1の手前で幕営、翌朝にアタックの計画。6時30分、船山十字路を出発。ちなみに本日はTTHさんが全行程をリードの予定。林道から南稜下部に取り付き、凍った道はアイゼン歩き。標高2200mを越えたあたりから雪が積もっているものの、しまった雪で踏み抜きも無く10時10分にP1の手前に到着。

 

(右からP1~P4・阿弥陀岳頂上)

 

 

 

 

 

 

時間も早いのでそのまま登攀する事に。P1・P2を慎重に通過しP3のルンゼでロープを出します。全ピッチTTHさんリード、OSMさんビレイ。OKDは撮影係で楽をします(笑)。

風も無く快晴なのは有難いのですが、気温が上がり雪が緩んでいるので、やや嫌らしい感じの雪壁。TTHさんがアイゼンの前爪をしっかり蹴り込んで慎重に登ります。

 

(P3ルンゼ 1ピッチ目)

(1ピッチ目を終えて満面の笑みのTTHさん)

(狭い足場、おしくらまんじゅう状態)

 

 

 

 

 

 

2ピッチ目、右にトラバース後は岩混じりの草付きの雪面を登ります。2ピッチ目を終了し、そこから更に少し登って稜線へ出ました。

 

(ルンゼを抜けて稜線が見えた!!)

(慎重にトラバース)

(後はP4、そして頂上へ)

 

 

 

 

 

 

P4・阿弥陀岳頂上へはロープを出すことも無いのですが、ロープが無いゆえに緊張する個所も。そして待望の阿弥陀岳山頂に到着!!風も無く快晴、最高です!!互いに固い握手を交わします!!リードのTTHさん、お疲れ様でした!!

 

(やはり満面の笑み!!のTTHさん)

(率いてくれたOSMリーダー(左))

(なぜかドヤ顔のOKD(左))

 

 

 

 

 

 

ここからは御小屋尾根を降って幕営地を探します。しかし良い場所が見つからないので、そのまま下山する事に。17時30分、下山。幕営装備を背負っての11時間行動は疲れましたが、充実した山行となりました。あとは温泉&美味しいものが待ってます。お疲れ様でした!!(OKD記)

行動時間:船山十字路(6:30)→2100m(8:10)→2400m(9:20)

→P1手前・登攀準備(10:10)→P3ルンゼ・取り付き(11:20)

→P3ルンゼ上部・稜線(13:30)阿弥陀岳頂上(14:10)

→御小屋尾根2500m(15:00)→船山十字路(17:30)


フリークライミング体験会 瑞浪屏風山・鳳来ガンコ岩 18年03月09日

山行期間 3/2(金)夜~3/5(日)
メンバー KRA、MRJ、INO、YMK、MTD、NGC、FJS、HND
山行地域 東海の岩場
山行スタイル フリークライミング


この度、無事にBチームを卒業し、Mチームに上がられた77期のメンバー達。

以前から、ジムなどでのクライミングのトレーニングに熱心なメンバーが多いと聞いていたので、Mチームに上がったらさっそくみんなでフリークライミングに行こうと計画していた。

せっかくなので、いろいろなフリークライミングを体験してもらいたいと思い、初日は瑞浪屏風山でクラックとスラブ、二日目は鳳来で前傾壁のフェイスクライミング、盛りだくさんの計画です。

 

3月3日(土)瑞浪屏風山

昨夜近隣某所で仮眠し、早朝より現地に向かいましたが、瑞浪は今がシーズン。

我々の到着後、あっという間に駐車スペースも埋まってしまいました。

 

まずはクラックの「エースをねらえ(5.10b)」と、スラブの「ロンパールーム(5.9)」にトップロープを張ります。

ジムでのトレーニングが全く役に立たない、クラックとスラブに、みんな悶絶。

でも負けず嫌いのメンバーばかりで、完登出来るまで意地になって打ち込んでいました。

 

 

 

 

 

その後、クラックの「新人クラック(5.9)」や、「感激(5.10a)」にもトップロープを張りましたが、こちらは新人さん達には難しすぎたようです。

 

 

 

 

これまでと全く異なるタイプのクライミングを体験できて、良かったのではないでしょうか。

 

3月4日(日)鳳来ガンコ岩

この日は、福井から参戦のMRJさんを迎え、鳳来ガンコ岩へ。

まだ少し寒いかと心配していた時期でしたが、暖かくなり、雨も降らず、良いコンディションになりました。

 

まずは「講習会ルート(5.7)」にトップロープを張る。

みんながジムで登っているレベルを考えると、簡単過ぎるグレードですが、なかなか思うようには登れません。

やはりインドアジムと比べると、ホールドを自分で見つけないといけない、ボルトの間隔が長い、など、慣れが必要な部分もあります。

しかし、徐々に外岩の感覚に慣れたのか、2回目のトライから、みんな次々にノーテンションでトップアウトしていました。

その後リードでもトライ。

見事RPしたメンバーもいました。

 

次は「?(5.9)」にトップロープをセットし、順番にトライ。

こちらは上部が少し前傾しているのと、終了点手前で急にホールドが細かくなるので、かなり難しくなります。

このルートで、交代で夕方下山まで打ち込みました。

残念ながら、誰もRPまではいきませんでしたが、昨日からの疲れもあったと思います。

またフレッシュな状態でトライしてみてください。

 

 

 

 

 

二日間を終えて、意外にも、フェイスよりもクラックやスラブが楽しかったというメンバーが多く、今回のツアーを組んで良かったと思いました。

 

また行きましょう。


北アルプス 七倉岳 18年03月08日

山行期間 2018/3/2(夜)~3/4
メンバー OSM, NGS, TTH
山行地域 北アルプス
山行スタイル ピークハント

冬に七倉岳を経由して烏帽子岳まで行ってみたいと考えていて、偵察を兼ねて七倉岳から船窪岳まで行く計画を立てました。若干ある過去の記録から、無理な計画ではないと思っていたのですが、直前に春の嵐となる低気圧が通過したため、厳しいラッセルになりました。

七倉温泉から登山道に入ると、ここから息切れしてしまうラッセルになりました。少し歩いてワカンをつけ、1400 m辺りの尾根を目指していきました。

 

 

 

 

 

厳しいラッセルで全く進まない。予定をしていた船窪小屋辺りまで行くことは絶望的。1550 m辺りの平らなところを目指すことに変更。

 

 

 

 

 

この辺りはどこでもテントを張れる場所があった。放射冷却で、明け方冷えるかと思ったのですが、気温が高く暖かかった。

3/4 7時をめどに引き返すことで、登れるところまで行くことにした。

 

 

 

 

 

下山は、傾斜が強いところでは、滑落に注意する必要がある。

 

 

 

 

 

行動時間

3/3 7:10葛温泉→7:50七倉温泉→9:10 1245m→11:10 1355m→12:18 1475m尾根に出る(標布をつける)→13:30 1500mBV

3/4 5:20出発→6:25 1575m岩右巻き→7:05 1620m引き返す→8:20標布→9:04七倉温泉→9:50葛温泉


蝶ヶ岳 18年03月04日

山行期間 2/22夜発~25
メンバー MSD.WKMT.BN.KS
山行地域 北アルプス
山行スタイル ピークハント


今回、蝶ヶ岳に23日で行ってきました。木曜日夜発で三国ヶ丘、天王寺とピックアップしてもらい出発。
道中では緊急道路工事などで2箇所ほど通行止めがあり、少し大回りしながら道の駅上宝へ。
福井から参加のMRJさんもここで合流、2時間ほど仮眠。

平湯の民宿で駐車させてもらい、予約していたタクシーで釜トンネルに向かいました。
今回、初めてご一緒させて頂いたW本さんともに順調に足を進めながら大正池、上高地バスターミナルと人気のない静けさを楽しみます。
後にM会長とW本さんの絶妙な掛け合い漫才で笑いが耐えないとも露知らず。

徳沢まで快適なスノーハイキングが続きますが、長塀尾根の取り付きに入ると急登で結構滑って歩きにくい。
ここでアイゼンを着用。なかなかの急登はさらにきつくなっていきました。

この日の目標は17001800M地点の幕営地まででしたが、割とスムーズに高度を上げれたので出来たら2480M地点まで行けないか、
それが無理なら20002100M地点で幕営出来そうと地形図とにらめっこ。
結果、2100M手前あたりで幕営しました。

 

 

 

この日のテント生活でW本さんのキャラが炸裂。 M会長の掛け合いがまた絶妙でつぼに入ります。本当にいいコンビ。
その間に女子たち(?)はサプライズの準備・・・

Happy Birthday!

これからもよろしくです。

4時起床。準備しているとテント横を歩いていくパーティの足音。
537分出発。昨夜の積雪はほとんどないが、静かに雪が降る暗い中トレースの後を進んでいく。
明るくなってきたところでテント横を歩いていたであろう先行パーティに追いついた。ここからは私たちが先行パーティとなったが、そこから先はトレースがない。
ピンクの表布がたくさんあるので迷うことはないと思ったが、地図を見て現在地を確認しながら進む。

長塀尾根のピークを踏むと開かれた場所から見渡してもガスで展望は一切ない。
山頂からの景色は望めないな~とちょっと残念。
樹林帯をさらに進んでいくと森林限界を抜け、目の前に蝶ヶ岳の山頂が見えた。

ここから風で雪が飛ばされた岩と一部氷気味の雪の上を歩く。
あまりの強風に足を滑らせないかと踏み込む足に力が入った。
進めば進むほど強風は増し、山頂を目の前にして耐風姿勢が解除出来ない。
にじり寄るようにしてやっと登頂。BNリーダーが根性の記念写真を撮ってくれて即効下山した。

 

 

下りではほんの12時間前に歩いたトレースは消えていていて、表布を頼りに下るが行き過ぎて隣の支尾根に入ってしまった。
元道に戻ってからは調子よく下っていき、テントで少し休憩して撤収、徳沢まで降りてこの日の幕営を済ましました。

最終日、明神岳のかっこよさに何度も足を止め、撮影に余念がありません。
名残惜しさを感じながらもバスの時間が押し迫ってきて皆必死!釜トン出口に着いたのはバス着10分前。

皆さん、お疲れ様でした!
そしてありがとうございました。


野伏ヶ岳 18年02月22日

山行期間 2018/2/17
メンバー MSD TRN UTJ ASI DTE
山行地域 野伏ヶ岳
山行スタイル 山スキー


今年2回目の野伏ヶ岳。1月は快晴の中登頂できましたが、

野伏に関しては4戦4敗中のUTJさんも参加で、試練の吹雪山スキーとなりました。

2月17日 8時

白山中居神社を出発。1月より倍ほど積雪が増えているが、トレースが明瞭で順調に牧場跡まで登る。前夜から降りっぱなしの雪。

ダイレクト尾根へは、池を尾根の末端近くまで周りこんで取り付きます。

短縮しようとしてむやみに急斜面を登らないこと。途中で行き詰ります

前日まで気温が上がって溶けた雪の上に積雪が多いので、雪崩斜面が心配。

尾根の中間くらいで、同時くらいに登っていた4人パーティが引き返しました。

いつものように通常の3倍のスピードでハイクアップする奇跡の50代はUTJさん。

山頂手前の1600mまで行きましたが、

最後の急斜面でさすがに雪崩のリスクが高すぎて、11時半ごろ滑降を開始しました。

すさまじいボーゲンで斜面をめちゃくちゃにしながら降りました。

TRNさんはファットスキーで華麗なる滑降。本当に美しいすべりでした。

同期のASIさん、すごい上手くなっている!!

 

 

 

 

 

 

尾根からの下降で、少し南の急斜面に入り込みすぎて、無数のツリーホール地獄の中私は窮地に陥りました。

「会長!!穴に落ちます!!」と下のほうに向かって叫ぶ。

「落ちるな!!」と怒られます。

大騒ぎしながら尾根を降りました。みなさん吹雪の中お待たせしてすみませんでした。

牧場から下の林道ショートカットも思いのほか難しく、すさまじいギャップや登り返しもあって大変でした。

なんとか3時ごろに神社へ下山できました。

スキーのラッセル力は本当にすごくて、ワカンでもとても入っていけないような深さの雪の中に、簡単に入っていけます。

でもまだまだ自力では行けない。なせなら登れても、降りるのが難しいのが山スキーです。

泊まり装備のヤッホー!!スキーを目指してがんばります。

DTE記

 

 


Bチーム 山スキー

山行期間 2018/1/27-28
メンバー MSD UTJ YSZ KWI YMK NGC FJS SUM
山行地域 大日ヶ岳
山行スタイル ゲレンデ・山スキー


1/26(金)  三国ヶ丘集合 Bチーム3名がスキー持参。重い重い。あれYSZさんのスキーが既に会長のクルマに? 何はともあれ出発! 今夜は道の駅「大日」にて前泊。

1/27(土)  晴天とはいかないが、大きく崩れることはなさそうな天候の中スキー場入り。スキースクールに入る3名がダイナランドのスキー教室に予約していたため、今回はダイナランドがベースとなる。 リフト券購入後、スクールに入る3名とゲレンデ&山スキー組5名がここで別れた。

ここからはゲレンデ&山スキー組日記。 早速リフトとゴンドラで上へ上へ。UTJ さん先頭で滑る滑る。数本滑って、山頂で休憩。11時

ここで重要決定。翌日予定していた大日岳山スキーを前出し決行することに。KWIさんは、山スキーをしないのでここで別行動。SUMを除く3名は、道具を取りに戻った。 やがて準備も整い出発。既にしっかりとトレースがあるので借用。スキーとシールの威力でグングン距離と高度を稼ぐ。シールデビューした1名からは、普通の登山よりキツ~イ!と少しだけ泣きが入っていました。 途中、 S字シュプールが 大きく描かれた斜面が見えたが、そこへのチャレンジは技量と時間から断念。

 

 

 

 

 

スタート地点から山頂まであまり標高差もないことから1時間もせずに到着。  山頂では太陽は拝めないが広範囲の景色を堪能できました。寒さも厳しくなってきたので速攻でシールを外して滑降開始。しかしSUMのスキーが滑らない?なぜ?焦り! シールののりが一部残り、雪がダンゴに。ダンゴ雪を取り払うと滑るようになった。

 

 

 

 

 

やっと、ヤッホー! 短い斜面をつなぎながら、ところどころパフパフのフワフワを楽しめた。あっという間に、ゲレンデに戻った。久しぶりの浮遊感に満足。 (明日も出来れば。心の叫びが聞こえた)

そしてスクール組と合流。さあ、最後の一本、とリフト乗り場に差し掛かったところで、ハプニングorサプライズ。

“サル”とカメラを持った女性が近づいてきた。 「あの~、名古屋テレビの朝の情報番組ですが取材させてもらってよろしいですか?」 おっ、なんだこれは?皆が色めき立つ。 「背中の荷物が大きいですね。どうしてそんなに大きな荷物を? 何が入っているのですか? 見せてもらえますか?」 ここでUTJ さんが、懇切丁寧に取材対応。 山スキーに必要な道具を説明するため、中身をすべて取り出し店開き。 「へ~、こういう道具が、必要なんですね。安全に気を配っておられるんですね。」 UTJ さん、ところどころで「SAC」を挟みこんで宣伝(?)していたことは言うまでもない。 月曜には、中部地方で大きな話題になったとか、ならなかったとか?。

結局、最後の一本は滑れなかったのだが、取材の途中に若干2名が、そ~っと抜け出し、最後の一本を楽しんだことは、神のみぞ知る。。。

 

この後、夕食に向かったが、高速道上下線が通行止めで周辺道路が大渋滞。渋滞が解消するのを見込んでメシ&フロとなった。フロのあとはポカポカの休憩室で約1時間まったり。全員が軽い寝息を立ててスヤスヤ。この後、渋滞が解消した道を戻り、寒いテン場へ。

1/28(日) 晴天ではないが昨日より雲は高い。 山スキー組は念のため山スキー道具を背負って出発。2日目もダイナランドをベースに滑るぞ! 8人全員がダイナランドから高鷲SPに滑り込みゴンドラで最高点に到着。

ここでまたもや重要決定。「今から大日岳を目指そう!」とUTJさん。(ヨシッ! SUMの心が叫んだ。)
山スキー4名は、シールを付けて昨日と同じルートで登坂開始。昨日より雲が高いおかげで、遠く3000m峰までの景色を楽しみながら登ることができた。ほぼ昨日と同じ所要時間で山頂着。行動食をほおばったのちシールを外して滑降開始。SUMさんは、昨日の二の舞にならないようにダンゴ雪の有無を入念に確認。

そして、ヤッホー! 昨夜からの新雪もあり、パフパフの範囲が広がっておりフワフワを多く楽しめた。 1ヵ所振り返ると、きれいなS字が描けていた。少し自己満足。またもや、あっという間にゲレンデへ。

その後、全員が集合し、皆で上から下まで滑り無事終了となった。

とにかくMSD会長の底なしパワーに感嘆した2日間であった。

 

最後にスキースクール組からふたこと。

<1人目FJSさん> スキーは12,3年ぶりだったため、他の2人とともに1日スキー教室に参加しました。 以前はボーゲンで頑張って滑っていた程度と記憶していたため、スキーへの不安は大きかったです。1本滑ってみると、まあまあなんとか。 教室ではパラレルで滑れるよう練習するのだと思っていましたが、カーブでの基本の滑り方や傾斜による滑り方の違い等を練習し、足は慣れてくれば自然と揃ってくるため、揃えるよう意識する必要はないとのことでした。 繰り返し滑ることで随分スピードが出て来て、ちょっと気持ちよく滑れるようにはなりましたが、まだまだ怖さがあるためスピードを制御していまい、すごく足が疲れました。とにかく慣れみたいなので、もっとリラックスして気持ちよくロングコースが滑れるよう、また機会を見つけてゲレンデスキーから頑張りたいなと思いました。ありがとうございました。。 以前はボーゲンで頑張って滑っていた程度と記憶していたため、スキーへの不安は大きかったです。1本滑ってみると、まあまあなんとか。 教室ではパラレルで滑れるよう練習するのだと思っていましたが、カーブでの基本の滑り方や傾斜による滑り方の違い等を練習し、足は慣れてくれば自然と揃ってくるため、揃えるよう意識する必要はないとのことでした。 繰り返し滑ることで随分スピードが出て来て、ちょっと気持ちよく滑れるようにはなりましたが、まだまだ怖さがあるためスピードを制御していまい、すごく足が疲れました。とにかく慣れみたいなので、もっとリラックスして気持ちよくロングコースが滑れるよう、また機会を見つけてゲレンデスキーから頑張りたいなと思いました。ありがとうございました。

<2人目YMKさん> 1日目、77期のアイドル3人娘(?)はパラレル目指し、初級者対象のスクールに入りました。 先生はおしゃべり好きなおじさま先生で、優しく教えて下さいます。 まず、谷側の足に体重をかけること、胸も谷側に向けることを教わります。 傾斜が緩いところでは出来ているように思っても、傾斜があるところでは思うように動けません。 ひざを曲げて伸ばしての加重のかけ方、抜き方も、教わります。 お昼休みを挟んで、昼からはスピードに慣れることに重点をおきました。スピードがでないようにブレーキをかけて滑るから、無駄に力を使って、太ももがはってくるんですね。わかっていても、怖さには勝てず、レベルアップしたのかしなかったのか。だいたいできてるよーと、先生からはゆるい合格点を貰いました。 2日目はK先生に見守ってもらい、楽しく滑りました。ゆるく、大丈夫よー、とこぶこぶゲレンデにも連れて行かれ、へろへろになりながら落ちていったり。 いつかはかっこよく滑れる日を夢見て、帰路につきました。スピードに少しは慣れたかなー。

 

(SUM記)


大峯 大普賢岳地獄谷アイスクライミング ブライダルベール・アイスガーデン 18年02月20日

山行期間 2/17夜~2/18
メンバー HSO、WDZ、DTE、HND
山行地域 大峯
山行スタイル ゲレンデアイスクライミング


今シーズン縦爪アイゼンを購入し、やる気満々のDTEさんと、たまにはアイスの練習でもと、地獄谷に行くことにした。

他のメンバーにも声をかけ、結局4人でのトレーニングになった。

大峯は関西なので、登れる時期はかなり限定されますが、タイミングが良ければ、近くて良いゲレンデになります。

今回も、直前の情報を運良く入手できたので、これなら大丈夫と現地へ向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

国道から山葵谷沿いに進む。

 

 

 

 

 

 

 

 

まずはシェークスピア氷柱群を目指す…つもりでしたが、トレースにつられてブライダルベールに着いてしまいました。

状態も良さそうで、何より誰もいないので、とりあえずここで登ることに。

 

 

 

 

 

 

 

 

Ⅳ級ぐらいのラインから、HNDリードでトップロープを張る。

 

 

 

 

 

 

その後、トップロープで登りこみ。

途中から大パーティーが来て混雑したが、我々のラインを避けて登ってくれたので、一人4~6本、たっぷり登りこむことができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼からはアイスガーデンへ移動。

主な目的は、HSOさんのリードトライ。

 

 

 

 

 

 

リード開始まで、HSOさんの腰は重かったが、登ってみると簡単だったようで、自信がついた様子。

左と中のⅢ~Ⅳ級の2本、リードで登った。

全員で2本ずつ登って撤収。

 

短時間で効率よくトレーニングで来て、みんな満足して帰阪した。


御在所藤内壁 前尾根 ~再び~

山行期間 2/16夜~2/17
メンバー HSO、HND
山行地域 鈴鹿山系
山行スタイル 冬季登攀


この冬、あまり山行に参加できていない我々。

HSOさんより、久しぶりにしっかりアイゼン登攀をしたいとお誘いをもらったので、それならと前回P7だけで終わってしまった、前尾根に行くことにした。

 

 

 

 

 

 

 

いつも言っているが、御在所は本当に近くて良いトレーニングの場所だと思う。

今回は日帰りなので、P7からスタートするか、P6からにしてヤグラを狙うか迷ったが、HSOさんの希望でP7から行けるところまで、ということになった。

1月に来た時は雪が多く登攀が難しかったが、今回は雪と氷の付き方がほどほどで、非常に快適に登ることができた。

前回苦しんだP7の2P目も、しっかりホールドが見えていた。

P5はノーマルルートではつまらないので、左のクラックに回り込んだが、今回はここが一番苦しかった。

P3までで時間切れとなり、ヤグラのコルから下山となったが、最後まで残置無視で突破できて充実した。

 

来シーズンも来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はカメラを置いて行ったので、写真はこれだけ…


八ヶ岳・・・雪稜入門編 18年02月18日

山行期間 2018年2月9日(金)夜~11日(日)
メンバー S田、T蔵、Tが
山行地域 八ヶ岳
山行スタイル 雪稜登攀

今回は3連休を使用して以前から狙っていた中山尾根を目的に山行を企画しました。

金曜日夜に集合して大阪を離阪して、2時半ごろ美濃戸へ到着!

今年MにあがったT氏が新型フォレスターを購入したので、そのまま赤岳山荘の駐車場へ上がります。

凍結の情報もあったので、チェーンをタイヤに巻いていざ林道へ・・・

所々凍結していたようですが、新型4WDはいとも簡単にあがっていきます。

15分ほどで赤岳山荘の駐車場へ到着しました。

2時間半ほど仮眠をします

2月10日(土)

〇時〇分出発

南沢をつめて行者小屋まで約2時間ほどで到着!

この2時間で下界とは別世界です。行者小屋へテントを幕営してアタック装備を整えて本日は短いルートの石尊稜へ・・・

石尊稜の取り付きまで約1時間ぐらいで到着!トレースはばっちりあったので先行PTがいるか不安でしたが、一番のりで到着!

 

 

 

 

<下部岩壁への取り付き雪壁、雪がついて快適!>

 

素早く登攀装備を整えて下部岩壁へ!

下部岩壁は雪が少なく凍った土へアックスを決めて快適な登攀が続きます!

途中全く雪がなく右から容易に上がれそうでしたが、左の軽くハングしている草付きへ…

少しピリッとした数mでした!

2ピッチほどで雪稜セクションへ…

雪稜セクションのすぐにスラブ状の数mのミックス壁が現れ、フリーでなんとか乗り越えましたが、ここはロープを出したほうが良かったです…(今回の反省です)

 

 

 

 

<核心のスラブ後は、快適な雪稜が続きます>

 

その後は、快適な雪稜が続きましたが、天候が悪くなり視界が悪く、風が強くなってきました。

スピードを上げて登攀します!


 

 

 

<所々傾斜が増します>

 


 

 

 

<上部壁ぐらいではかなり風が強くなってきました>

 

上部壁はT氏のリードで登ります!


 

 

 

<T氏の安定した登り>

 

上部壁は2ピッチ登ると終了します。

もう1ピッチで稜線付近にトップアウトしますが、凍ったガレ場が続きます。

今回は風が強くロープをだしたら余計に危険が増すのでフリーソロで登ります。

容易なセクションですがスリップは致命傷なので確実なアイゼンワークが必要です。

稜線にトップアウトしましたが、西風が強く素早く下降を開始します。

この頃になると雪も強くなってきました。

下降路の地蔵尾根の上部は危険なのでなるべく早い時間に下降に取り掛かりたいと思い、縦走路を急ぎます!


 

 

 

<地蔵の頭ではほとんど視界がなくなってきました>

 

地蔵尾根上部の鎖ゾーンは問題なく通過できましたが、樹林帯への雪壁部分でトレースを失い少し迷いました…

迷ったら合ってる部分まで戻り目を凝らしてみると、一瞬視界が晴れ下降する樹林帯が見えました。

そこまで素早く駆け下ります。

樹林帯に入るとトレースも薄く残っていて安全地帯に入りました。

行者小屋へ〇時〇〇分到着!

今回は残業なしで終了することができました!


 

 

 

<無事テントへ到着>

 

夜半ぐらいから風雪が強くなってきて、明日の行動が気になりました。

起床後積雪が少なく、風が弱かったら出発することにしました。

2月11日(日)

4時起床して、外を確認します。

風はそれほど強くありませんが、テント場で30cm以上の積雪でした…

メンバーでかなり悩みましたが、今回は中止することにしました…

今回も敗退…なんとも言えない気持ちでしたが、他の2人は石尊稜を登れて充実していたようで良かったです。

また次回!!リベンジ!!


 

 

 

<アックスとアイゼンが雪に埋もれて探すのに難儀しました…>