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夏合宿 剱チーム 10年08月14日

山行期間 2010年8月11日(夜)~14日
メンバー OOU、MNO、TKH、TRN、MSD
山行地域 剱岳 源治郎尾根
山行スタイル アルパインクライミング

うまい具合に台風4号が抜けてくれて、台風一過の好天を期待したのですが・・・・・。
11日大阪出発。

13日、雷鳥沢からBCを剣沢に移動し、そのまま源次郎尾根取り付きに。途中ぱらぱら来るものの何とか天気はもってくれました。

* 剣沢から八つ峰を望む。

* 樹林を抜け快適な尾根上を行く。

* 唐糸草と剣沢

* 六峰。明日登れるかな?

* 熊の岩にテントなし。

* ここから見る限り長次郎谷左俣は、寸断されていました。

* 新しくなった祠に源次郎尾根完登を感謝。

この後、ARNさんパーティーに剣沢で遭遇。天気図を見せていただき、明日予定の六峰を断念。
とりあえず源次郎だけでも登れてよかったです。


富士山は大渋滞 10年08月01日

山行期間 2010年7月31日~8月1日
メンバー NGS、KTF、KDR、NKZ
山行地域 富士山
山行スタイル 登山

富士は日本一の山。
驚きの連続でした。

前の週に行ったYMUさんから駐車場所は登山口から3,5Kmも下だったと聞き、到着時間の作戦を立て、土曜朝に出発。
富士スカイライン入口に16時頃着。
ゲートにはおまわりさん。
「登山口まで2~3時間かかるところまで渋滞してますが、行きますか?」
(ゲ?どういうこと?)
行くっきゃないでしょ…と車を進める。

スカイラインには、登山口からの距離プレートがあるのだが、なんと10km地点あたりから、下り車線に路上駐車車両がズラリ!
エエ?こんなとこから?
すんごいことになってる…と思いながら恐る恐る進んでいく。
ズズズイーッっと車が並んでる。
どうなるんやろ??
3.5km地点通過。
(こんなとこから登ったんやー)
…と、2km地点あたりで詰まった。
対向車がどんどん下りてくる。
(よしよしどんどん下りてきて~)
入れ違いに上がっていく。
新5合目に到着。さて、駐車できるか?
そうなんです。下り車線にしか路上駐車はできないので、結局みんなここまでこないとUターンできないんです。
ジリジリ様子みつつ進むがなーい。
が、最後の最後にタイミング良く出発する車と交代して停めることができた。
ラッキー!!!!!
17時過ぎ駐車完了。
ホッ。
高度2400mだけあって涼しい。ガスがかかると少し寒い。
刈谷SAで買い込んだサーロインステーキ弁当を食べて仮眠。

その後もどんどこ車はやってきて、交通整理員の声がずっとしていた。
『この上は駐車できないのでUターンして下に停めて下さい』

0:15 富士宮口発
なんか寒くない。いつもはブルブル震えるくらいなのに。
上を見上げると、山小屋の灯りがよく見える。天気良し。
チラチラとヘッドランプの光も。

ゆっくりゆっくり登っていく。
しかし人多い。
時々詰まる。
それが、8合目山小屋手前で完全に止まってしまった!
ぜーんぜん動かない。
えーっ!?
登山道がヘッドランプの光でつながってる。
ヒー。
山小屋泊の人たちが出発して大渋滞となったのだ。
とんでもない人!人!人!
ご来光に間に合うか?

・・・・・全然間に合いませんでした。
日の出は4:45頃。
頂上着は5:45。
なんとコースタイム4時間30分に5時間30分かかりました。
9合目からは牛歩の歩みでした。。。

頂上に着いたら着いたで
富士浅間頂上神社の参拝も渋滞の行列。(手ぬぐい売り切れ)
富士山郵便局も渋滞の行列。
極めつけは、バイオトイレ。こちらは大渋滞!30mほど並んでました。
でもこれで済まなかった。
なんと剣ヶ峰では山頂標識で写真を撮るのにこれまた渋滞。20m。
いったいここはどこ?TDL?って感じ。

  (アリンコのように人がいっぱい)

恐るべし山ガールパワー。
(SACレディースも負けてられない?)

でも天気はばっちり。
雲海が美しい。影富士もばっちり。

下りは、御殿場登山道へ。
自衛隊員が要所要所にいます。
実は、この日は富士登山駅伝でした。

8時に御殿場市陸上競技場(標高約580m)をスタート。
富士山山頂(3776m)までの46.97kmを6人で往復します。

このレース、数年前まではテレビ放映もされていたようです。
さて、このレースに何チームが参加していると思いますか?
参加条件は、5時間以内に完走できる見込みがあること。

答え:自衛隊の部がありまして全国から11チーム。
   そして一般の部ですが、なんと85チーム!

我らがSACも、来年はE(駅伝)チームを編成して出場!?

残念ながらレースは観れませんでしたが、弾丸の如く駆け下りてくる砂走りでのタスキ渡しは圧巻だそうです。

ガスの中、宝永山を廻って戻りました。9:30着。
しかし、何度来てもオンタデは美しいなあ。

ここで終わらないのが今回の富士山。
何が終わらないかって?
…渋滞です。

駐車禁止区域に車を停めてるもんだから、バス同士のすれ違いができずに渋滞するのです。
フー。
マイカー規制のあるときに来る方がいいよと交通整理員の方。
さもありなん。

さて、奇石博物館近くの天母の湯で汗を流しさっぱりして車を走らせていると、9合目あたりで見かけたランナーがいました。

その名も『富士山頂往復マラニック』の鉄人たち!
なーんと、海抜0mの田子ノ浦から富士山頂までを24時間以内で走ろうというものです。
高低差もさるものながら、温度差もすごすぎる!
こちらの参加資格は、
「『参加者自身が主催者となり、大会を実施するものとし、呼びかけ人は一切の責任を負わないものとする』という条件に同意でき、自己の体調を含む自己管理及び自己責任を持てるランナーであること。」
シンプル!こっちにする?
思わず応援してました。

その後、沼津港に寄り道。
目的地は『さかなや千本一』SGYさんの知り合いのお店です。
http://homepage1.nifty.com/numazu-daisuki/
これがまた新鮮!
 (マグロのカマ定食)
 (アジのたたき定食)
 (桜海老のかき揚げ丼)
 (お刺身定食) 
 「おいしいだにぃ~」

そんなこんなでやっと東名高速。
でもまだ気を許せませんでした。。。
ダメ押しの大大渋滞!
浜名湖SA~岡崎間50kmに2時間強かかりました!
キーッ。

恐るべし大渋滞づくしの富士登山。
行かれる時は計画的に。


鳳来の岩場 10年06月14日

山行期間 2010年6月14日
メンバー HSM,OKM,OUE,TKH,HND,MMG,TRN,IGC
山行地域 鳳来の岩場
山行スタイル フリークライミング

鳳来の岩場
参加者:HSM,OKM,OUE,TKH,HND,MMG,TRN,IGC

愛知県新城市の鳳来の岩場にフリークライミングに行きました。
ごつごつのかぶった凝灰岩に、いつもの道場周辺の岩場には
あまり見られないような高難度グレードが目白押しの岩場です。

7時に岩場到着。
男子は手始めに『かんたん(10a)』というルートに取り付き
ましたが、(なんとなくそんな予感はしてましたけど)
ぜんぜんかんたんじゃない!
ここで男子全員パンプアウトです。

女子は講習会ルート(5.7)で気持ちよく(?)スタートを切りました。

時間が経つに連れて、クライマーが続々と集まってきました。
みなさん本物のフリークライマーさんたちで、ムーブはあくまでも美しく、
それでも腕も背中も筋肉ゴリゴリ。
ほとんどが90度以上のルートを攀じ登る姿に、溜息交じりの声援を
送りつつ、自分たちも自分たちなりの高難度を頑張りました。
タップダンス10d、冷たい男11aなどで弄ばれ、筋肉使い切って
終了です。(約一名消化不良の人がいましたが)

PS:添付のかっこいい写真を撮っていただいたのは、
大阪のクライマーYYMさんです。
この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございます。
ホフマン教授(12a)完登おめでとうございます。
かっこよかったっす。


御手洗渓谷のもうひとつの楽しみ方 10年06月13日

山行期間 2010年6月13日
メンバー IGC、NKZ(=Fチーム?)
山行地域 御手洗渓谷
山行スタイル テンカラ釣り

田植えが終わり、蛙の合唱が響く水無月。
例年よりも遅い梅雨入りとなった日曜日、御手洗渓谷へ。

持ち物は、クライミングシューズ&チョークバック
…ではなく沢タビ&竿でした!

渓流魚釣りに絶好の曇天。
そーっとそーっと下手から影をひそめて第一投。
毛バリを打ち込む。
(ツツッ)
かかった。
アワセのタイミングがポイントだ。
(ヒョオッ)
スーッと引き寄せご対面。
美しい斑点。
輝く魚体。
なんとステキなあまごちゃん。
・・・・・・・
と、イメージトレーニングばっちり。
さぁ、テンカラ釣りデビュー!

やる気まんまん!竿がうなる。

でも、さすが、警戒心の強い魚。
おいそれとは掛かってくれませんでした。。。

釣果 0匹
時間 5時間
経費 3000円(入漁1日券)

が、が、入漁1年券のIGCさんは…
ジャジャーン!

おみごと!
体長 20cm

天然物を見たのは初めて。
ほれぼれする美しさ。
感動的。
私も釣ってみた―い!

その極意は『気を消す=自然と一体=無の心』

まだまだ厳しい道のりです。


烏帽子でフリークライミング 10年05月29日

山行期間 2010年5月29日
メンバー OKM,KNS,YAS,TKO
山行地域 烏帽子岩
山行スタイル フリークライミング

岩鬼ちゃん、晴雄さん、ユアピー、やまびとの4名で烏帽子に出動。


久しぶりの烏帽子でがんばる晴雄さん


アルパインチームのホープ、ユアピー


今年に入って烏帽子2回目で、やまびと必死

そして、締めくくりは、ど根性の岩鬼ちゃん

先週、落とせなかった課題を今日こそは落としたい!と闘志をメラメラと燃やす。

その課題は「東風吹かば」5.10c


核心部に取りつく岩鬼ちゃん


ムーブができあがった


華麗なジャンプ


見事決まって、核心部を突破し、ゴール目前

いやはや、さすがです。

こうして、心残りだった課題をクリアし、大満足の岩鬼ちゃん。

残りの3名はそれぞれ課題を残し、烏帽子を去りました。

その後、温泉→夕食(生パスタ)→小宴会→テント泊で22時過ぎには爆睡。お疲れ様でした。


韓国 白雲台 10年05月22日

山行期間 2010年5月22日
メンバー IGC
山行地域 韓国 白雲台
山行スタイル ハイキング

  

IGCです。仕事で韓国に来ています。
今日はお釈迦様の誕生日ということで韓国は祝日で仕事がお休
みでしたので、白雲台(ペギュンデ)という山にハイキングに行
きました。

白雲台は東洋のヨセミテと呼ばれるインスボンの真横にある標
高836mの山で、白雲台からはインスボンがとてもよく観察でき
ます。今日は祝日ということもあって、蟻の行列のような混雑
振りでした。

白雲台へはソウル市の地下鉄4号線でSUYU駅下車、3番出口か
ら出て正面にあるバス停で130番のバスに20分程度乗り、洞仙
寺入口(トソンサイプク)下車、その後人の流れに任せて歩い
ていくと洞仙寺を経由して3~4時間でピークです。
登山道周辺には巨石がそこかしこに転がっています。季節があ
えばボルダリングもできそうです。(実際、課題もかなりある
そうです)

今日のソウルは綺麗に晴れ渡って、インスボンを登っているク
ライマーもよく見えました。インスボンは何本もルートがある
そうですが、どのルートもクラックが出てくるそうです...。

写真は白雲台ピークからのインスボンと白雲山荘です。


鳳来フリークライミング 10年05月16日

山行期間 2010年5月16 日
メンバー TKH,HSM
山行地域 鳳来
山行スタイル フリークライミング

鳳来 ガンコ岩

yasuyasuは、約1年半ぶり(!!)のフリークライミング。前回は雪山のあとの椿岩だった。

初めての鳳来、はじめてのガンコ岩。でもナカガイジムでおなじみのmさんや、先日椿岩であった男性もきてらした。

「かんたん5.10a」を登って、「冷たいやつ11a」を一撃、とおもったら、あきませんでした。力不足。

かんたんを登るyasuyasu

2便目はさらに力が出ず、ぐったり。

ビレイやら、知らない人や知ってる人とのおしゃべりで1日がおわった。
でも、はじめてのがんこ岩。
涼しくて山もすがすがしい、いい岩場でした。


くるり九州の山 10年05月09日

山行期間 2010年4月30日(夜)~5月9日
メンバー KDR
山行地域 九州の山
山行スタイル 登山

福井支部 KDRさんからGWの報告です。
しっかし廻り廻ったねー。
かわいい

GWはハイキング三昧。

4/30(金)夜、出発 

5/1(土)、1200Kmくらい走って、鹿児島の薩摩半島、
開聞岳登山口まで。ふらふらになるくらい疲れた。
もう一度、綺麗な形の山が見たくて、やってきました。
やっぱり形がいい山です。

5/2(日)開聞岳を歩く。
めっちゃ、沢山の人が登ってくる人気の山。

5/3(月)宮崎県の大崩山と鉾岳
大崩山の、あけぼのつつじが綺麗。
鉾岳は、スラブのでっかい岩に圧倒、8人のクライマーが
登ってました。
これゃ、すごい、あんな岩、どないして登るねん。

5/4(火)熊本、宮崎にある、国見岳。
登山口を捜すのに手間取ったけど、なんとか行けた。
こんな山にも、人がくるんです。

5/5(水)大分の久住
久住は、好きな所です。
また歩きたくて。これで5回目。
長者原登山口から、三股山~坊がつる~大船山~平治山~
坊がつる~長者原登山口

久住山の長者原登山口は車中泊が多い所です。
年配者が多いけど、みんな旅を楽しんでます。
九州の山や温泉の事を沢山、教えてもらいました。

みやまきりしまが、これから咲きますが、山全体に咲いたら
すごいだろうな。
坊がつる賛歌の坊がつる。

5/6(木)
久住を歩きたくて朝を待ちましたが、風が強そうで予定変更。
福岡県の犬が岳へ。
石楠花が、ちょっと早かった。残念。

5/7(金)
山口県の東ほうべん山。
萩往還と言う幕末動乱の歴史道をちょっと歩いてみる。
それから、萩や津和野を観光。

5/8(土)
広島の吾妻山~比婆山~立烏帽子を、ぶらぶら歩く。
吾妻山周辺をまわった後、道後山に直行して歩いてました。

5/9(日)
岡山の泉山を歩き。
そして福井へ。

3000kmも走った。

かってに長くしたGWも終わり。
ハイキングと観光、車中泊、きままな一人旅でした。


春合宿Dパーティー 奥穂高岳南稜編 10年05月04日

山行期間 2010年4月30日(夜)~5月4日
メンバー team63(KKD、NKZ)
山行地域 奥穂高岳南稜
山行スタイル 雪稜

春の穂高へ
team63が次に選んだのは…
岳沢最深部から突き上げる奥穂高岳南稜。
吊尾根~前穂高岳~奥明神沢のくるり1周コース。


    (明神Ⅱ-Ⅲ峰のコルからの南稜)

5月3日(月) 快晴

6:15 西穂高岳に向かうBパーティとエールを交換して出発。

岳沢小屋で水を補給。おいしい湧き水。
小屋から20分程のところから引いているそう。

トリコニーがきれいに見えてきた。

7:10 取り付き
このルンゼを登っていきます。

樹林帯を登り

岩稜帯を抜けていきます。

そしてトリコニー。
Ⅱ峰はロープを出して。
続いてⅢ峰へトラバース。

後は、登るのみ。雪もしまってる。(ここは南面)

ぐんぐん高度を上げて。

11:15 南稜の頭

にっこり。
しかし雪が多いなあ。

11:45 奥穂高岳

    (バックにジャンダルム)

剣岳方面も真っ白です。

そしてこれから向かう吊尾根方面。
正面に前穂北尾根。(オホホーイ聞こえた?)

いざ吊尾根。
雪が多くてほとんど尾根伝い。
こっちの方が核心だった。

吊尾根の最後の雪壁にはお助けロングシュリンゲ(5mほど)が。
前穂側から降りる人たちは懸垂下降していた。

15:50 前穂高岳

やっと着いた。
ふり返ってトレースのついた吊尾根を眺める。

さぁ 奥明神沢を岳沢に向けてGO!

17:00 岳沢小屋
お水をいただく。おいしい。

テント場にはもちろんBパーティ!
「ただいま戻りました」

今日のコースが一望。

ふり返ると乗鞍岳。

〈穂高について語り合うKKD&MSM氏〉

いいところです。岳沢。

無事に終えたことに感謝してその夜は反省会。
穏やかな夜。

5月4日(火) 晴れ

未明からBパーティは雪上訓練へ。

7:10 上高地に向けて出発

途中、倒木地帯を通る。
激しいなあ。自然の脅威。

8:15 登山口

遊歩道を通る。
エメラルドグリーンの水に癒される。

8:40 上高地
上高地の水をおみやげに汲みました。

好天に恵まれた4日間。
穂高をふり返りつつバスに乗り込んだのでした。

*おまけ*

帰り道 高山でごほうび飛騨牛ランチ。

外に出ると、飛騨総社例祭の行列が。

子どもの獅子舞

続いてきたもの続いていくものを感じました。


春合宿Dパーティー 明神岳東稜編

山行期間 2010年4月30日(夜)~5月4日
メンバー team63(KKD・NKZ)
山行地域 明神岳東稜
山行スタイル 雪稜

春の穂高へ…
team63が最初に選んだのは、いつも仰ぎ見ている明神岳東稜。
そそり立つ峰へ挑んできました。

5月1日(土) くもりのち晴れ 

GW初日。上高地は肌寒く山もガスっていて見えない。
天気はそこそこよいという予報。
Bパーティの励ましを胸に出発。

7:25 明神橋 
少しずつガスが切れ、明神岳が現れた。
穂高神社奥宮の方に向かってお祈りする。

すぐに上高地養魚場。ここから下宮川谷に入っていきます。

ルートに注意の宮川のコルへの登り。
雪に残るトレースとマーキングをたどります。

途中で春をみつける。

8:45 宮川のコル
ここで先行者が見えた。
あっ、雪崩が近くを流れている。
ここからひょうたん池までは落石と雪崩に注意。
左斜面に注意しながら登っていきます。

10:10 ひょうたん池
向こう側の景色が見えた。白い峰々…蛇行する梓川…
三本槍もばっちり。

昨夜は吹雪で15cmの積雪があったそう。
ここからいよいよ東稜だ。

すでに雪はグサグサ。そう、ここは東面なのです。
第一階段手前からロープを出して。
ブッシュの雪面と岩を1P~ヒヤッとしつつ雪壁2P。
斜度はこんな感じ。バックは茶臼尾根?

続く雪壁を

登りきると

らくだのコルがみえた。

15:15 らくだの背のナイフリッジを越えてらくだのコルに到着。

ここが本日の宿泊地。5~6つ張れるかな。
すごいシチュエーション。みなさんも一度お越しやす。

〈テントはお隣さんのもの。本日3張。〉

風がでるも星空。明日はどんな?

5月2日(日) 快晴

いよいよ本日は核心・バットレス。
気合十分KKDさん。

朝起きると山はガスに包まれていた。
ところが日が差すと快晴!ここは東面でした。

7:05 出発
最初の岩壁は左から巻いて。
続いて核心・バットレス。
お助けひもあり。確実に乗り越えた。

  〈小さくテント場がみえる〉

そこからは雪壁をスタカットで3ピッチ。
最終ピッチのとき、明神主稜の方から声が
「オホホーイ」
あーっ!Bパーティだ!絶対ARNさんだ!
嬉々として返す。「オ ホ ホーーーイ」

9:45 明神岳

                        〈バックは前穂〉

さてBパーティはどの辺だろう?
Ⅱ峰に向けて出発。

Ⅱ峰はトラバースから岩登り。

   『Ⅱ峰を登るteam63』

*撮影*主稜を登ってこられた神戸FAC-TNKさん 
            (ありがとうございました)

登りきると、そこにBパーティ!
情報交換し健闘を祈りあって、GO!!

〈懸垂下降するHNDさん。左にかすかにMSMさん?〉

Ⅱ-Ⅲ峰のコルからは東稜がきれいに見えた。

       〈主峰かららくだの背〉

Ⅲ峰の下りは念のためロープを出した。

Ⅳ峰-Ⅴ峰の主稜線

14:15 Ⅴ峰
ここから南西尾根に入る。
トレースがついているがしっかりテープを確認していく。

しばらくすると樹林ナイフリッジ岩稜帯。
フィックスロープはあるが、所々凍っているところも。
「木を持ちながら重力に身を任せて」下る。

17:35 岳沢への登山道と合流
『岳沢まで70分』No7の標識があるところにひょっこり出た。
あとは、Bパーティの待つテント場まで登るのみ!

19:05 岳沢小屋下部の樹林帯で「オホホイ!」

無事を喜び合い、今夜は少し賑やかな夜。

明日は奥穂南稜です。


春合宿Aパーティー 前穂北尾根編

山行期間 2010年5月1日(夜)~4日
メンバー NSN、NGS、YAS
山行地域 前穂高岳北尾根
山行スタイル 雪稜

屏風岩編からの続きです。

何年か前に訪れた前穂の北尾根。
ガスのなか、何も見えず、何も記憶になく。。。

前回は5・6のコルから、今回は8峰末端から。
どんな印象だったかな?

<出発!>
今日もトレースは無い。 気分良し。天気良し。体力は・・?

涸沢からに続くトラバースにトレースあったが、なんだったのだろうか?
急な雪稜で雪庇にも要注意。 視界が悪いといやな感じ。

慶応尾根合流点に幕場跡。 ここからトレースが使えることに。

六峰では一部ロープ使用。
で、5・6のコル。 ガイドと思われる2人組。
で、見上げる四峰。

前回は奥又側のトラバースが分からず(知らず)、右の岩部分を行ったのだろう。今回はトレースばっちりで楽々かと思いきや、気の抜けないトラバースであった。

で、3・4のコル。
先ほどのガイド組合わせて2パーティー。
何やら事故発生らしい。携帯で救援を要請した模様。
1パーティーは救助要請をすべく、涸沢へ下りて行った。

我々は計画続行。 ガイド組先行で順番待ちしていると、ヘリが飛来。 早い!
何か我々に問いかけるが、ヘリの音に加え、スピーカーの声が割れているので、何を言っているのか不明。
しばらくしてどこかへ消え去った。 ちゃんと救助したのかな?

気を取り直して三峰の登り。
<三峰1P目>
 右がⅣ級、左Ⅲ級。
取り付きでは、どこがⅣ級のラインか分からないが、登るとハーケン連打のラインがある。 A0してしまいそうだったので、素直にⅢ級のラインに自重する。
途中、残置が乏しくなり、ナッツを入れる。

<三峰2P目>
雪の詰まった凹角からちょいと岩を越えると、終了。
と思いきやもう、少し歩いたのち1ポイントロープを出す。

これでほっと一息かとおもいきや、二峰のクライムダウン、
最後のひと登りと、なかなか気が抜けない。

で、や~っと、頂上!

今回の北尾根、前回と印象が全然違いました。
今年のほうが、雪が多かったからかもしれません。

あとは皆の待っているはずの岳沢へ。

が、皆撤収済み・・・。 なので我々も下山。

岳沢は静かで、いい雰囲気です。 
また来たい。そう、思いました。


<あれが畳岩尾根や、来年は・・・>

来年に続く?


春合宿Aパーティー 屏風岩編

山行期間 2010年5月1日(夜)~4日
メンバー NSN、NGS、YAS
山行地域 屏風岩(雲稜ルート)
山行スタイル アイゼン登攀

春合宿Aパーティー(屏風岩編)

絶好の天候に恵まれたこのGW。
屏風岩(雲稜ルート)~前穂北尾根という計画で入山。
さて、その内容は・・・


<アプローチより見上げる屏風岩>

<2010年05月02日>
入山日を一日ずらしたため、上高地への混雑もさほどではなかった。
横尾岩小屋前でルート観察。 東壁ルンゼ上部に雪がのこっているか?

残置フィックスもあり、渡渉は問題なし。
残雪のおかげで取りつきまで楽々到着。
近ずくと、先行パーティーを発見。先を越された・・・。

 <屏風岩>

まずは『T4尾根』
通常の1P目は深い雪の下。 
傾斜はないが、スラブ部分で1歩、安易にシュリンゲに乗ってしまった。。。

ビレイ中、東壁大スラブ上部および1ルンゼには雪崩が発生していた。

上部のチムニー状は念のため、ロープを使用。
(アイゼンではあったほうがよい。)

先行パーティーは2組で『東稜』『蒼稜』を登攀中。
上手い具合に『雲稜』は空いている。 ラッキ~るんるん

隣の蒼稜組は今日中に屏風岩を抜けるそうだ。
ん!?じゃあ、我々も?!

靴ひもを締めなおして、登攀開始!

<雲稜1P目>
岩は完璧に乾いている。核心は上部小ハングの乗っこし。
フリーで越えたんねん、と意気込むが、上部に行く途中に核心が現れ、アブミ。。。 せめてA0で留めたかった。

一回A0をすると、気が緩みA0を連投。 残置支点は豊富で容易。
ただランニングの取り方は計画的に。

1P目で時間をすっかり費やしたため、我々は当初の予定とおり
ホテル『扇岩テラス』に決定。

<雲稜2P目>
ここも岩のコンディションはばっちり。
でも、直上する部分は難しくアブミ。 う~ん、大活躍のアブミである。

<2Pビレイ点、後ろに東稜組>

扇岩テラスは雪でびっしり、蒼稜組はあきらめて退却した模様。
なので、大テラスへ懸垂で移動。

<ホテル大テラスへの下降>

途中休憩をはさみながらの整地作業。 簡易スコップではこの時期の堅い雪には不向きだった。 スノーソーが便利かも知れない。

<2010年05月03日>
朝焼けの常念。 今日もいいお天気のようだ。
扇岩テラスまで登り返し、人工ルートからスタート。
P521.jpg

<雲稜3P目>
支点も近く、楽な人工。 ここからしばらくアイゼン外す。
残置細引きが古いというのを除けば快適。

<3P目終了点より、扇岩テラスを見下ろす>

<雲稜4P目>
人工から、トラバース。 トラバース後のルンゼは上部からの落氷・落石があるので、トラバース終了箇所で5P目のビレイをする。
確かにときどき、ヴゥォンと何かが背後を落ちていく・・・。
ここまで来ると、ものすごい高度感。

<トラバースに入るところ>

<雲稜5P目>
ルンゼを直上したので、出だしが非常に悪い。
ナッツ・キャメロットをにアブミ。
小さな張り出しの下でビレイ。

リードしたNSNさんは、俺好みだったと、満足している様子。
こういう悪いところにめっぽう強い人である。

<雲稜6P目>
スラブには雪解け水が流れている。ビチョビチョのスラブから
固い残雪へ。非常に悪い。
残雪部(一部氷化)はリードのNSNさんの落してくれたバイルでダブルアックスで進む。

<雲稜7P目>
ここからアイゼンを装着。 が、ルンゼに入るまでが雪の付着が少なく、いやらしい。
ルンゼ内の雪壁を登り、終了点へ到着!

夏は安全圏までいやらしいトラバースがあったと記憶していたが、
残雪をすこしたどると、ほっと気を抜ける場所になった。

<遠くに槍ヶ岳>

遠くに槍ヶ岳、目の前に立ちはだかるのは屏風の頭。
あんなに登る必要があるのか・・・。

トレースが無いのはうれしいが、やはり疲れる。

<涸沢>

登りきると、涸沢のテント村。
あそこに仲間がいる、と思うと降りてしまいたいと思うが
明日からは次を目指して進むのです。


<次を目指して>

朝は5・6のコルまで、などと言っておりましたが
この日は最低コルにて幕営。 この日も整地は一苦労。。。

【行動記録】
5/2:上高地(06:15)→横尾岩小屋(08:45)→
  →T4取り付き(10:20)→雲稜開始(12:30)→扇岩(16:00)

5/3:登攀開始(05:20)→終了点(14:00)→最低コル(16:30)


春合宿Bパーティー 明神岳主稜 西穂高岳

山行期間 2010年4月30日(夜)~4日
メンバー ARN、HND、TRN、MSM
山行地域 明神岳主稜 西穂高岳

2010年春合宿の報告
Bパーティが当初の予定通り明神岳主稜に行ってきましたので報告します。

5月1日(土)上高地~主稜5峰手前の台地(泊)晴れ 風強し(行動時間:8時間55分)
 ルートの南西尾根は平坦な箇所が無く、足元は氷化した急登の連続で、その上途中には針葉樹林の中に200メートルほどのやせた岩稜帯が続くなど、なかなか厳しい尾根でした。
 テントサイトは5峰の手前の台地にツエルトを二張り。
 一晩中吹き荒れた強風に眠れず悩まされました。

* 5峰手前の台地の天幕場

5月2日(日)主稜5峰手前の台地~主峰~(奥明神沢下降)~岳沢(泊)晴れ
 (行動時間:11時間25分)

 5峰、4峰、3峰と辿る中で、状況に応じて何回もザイルを出し、安全第一で進む。
2峰では調度凹角を登り終えた東稜パーティ(KKD&NKZさん)のトップのKKDさんがNKZさんを確保しているところに行き合わせました。
昨日の早朝、上高地で別れてから丸一日ぶりの再会でした。

* 2峰・凹角状を登るNKZさん

* 2峰凹角中間のトラバース

登り終えたKKDパーティの声援&アドバイスを受けながら、我々は懸垂下降。
途中のトラバースでは、リーダーがいろいろとザイル工作をしてくれてヒョッ子3人は、ただひたすら指示通りに動くだけです。
主峰を越えれば後は難しい箇所は無いものと思っていたら、下降点の奥明神沢のコルの手前に難関が・・・。
雪庇の末端の垂壁を数メートル降らなければなりませんが、半ば氷化してアイゼンの前爪だけの下降になります。

* 雪庇を降りるTRNさん


 
ここはリーダーのスタンデイング・アックス・ビレーにより3人は降ろしてもらいましたが、リーダーは充分な確保無しで降りてきました。
奥明神沢では2組でスタンデイング・アックス・ビレーの訓練を続けながら下降し、夕刻岳沢着。
まばらな岳樺の林の中にツエルトを設営。
KKDパーティも合流し、ツエルト3張りの泉州団地の出来上がり。

5月3日(月)岳沢~(西穂高沢経由)~西穂高岳往復(泊)晴れ
 (行動時間:7時間55分)
奥穂・南稜に向かうKKDパーティと別れて、我々は西穂高岳へ向かう。
昨日までのルートに比べれば危険は少ないが、単調な沢の登りはこれはこれでなかなか苦しい。やっとコルに到着。
ここからは氷化した雪稜が現れてきて、特に夏のルートである左側からのルンゼ状などでは、数パーティがそれぞれのやり方でザイルを使って登下降している。
右側からのルートを採った我々も頂上からの下降では、HND・MSM組は昨日充分練習した(つもりの)スタンデイング・アックス・ビレーによる確保を2ピッチほど使って降りる。
テントサイトでは春の陽光の中、のんびりしたひと時を過ごしました。

* 西穂高沢を登る。背景は前穂高岳(左)、明神主稜

* 西穂高岳頂上

5月4日(火)岳沢~上高地 晴れ 
(行動時間:4時間20分)
テントサイト近くの斜面でスタンデイング・アックス・ビレー、滑落停止、スノーバーでの確保支点の作り方などを1時間50分ほどかけて練習し、上高地に下山。
―終わりー


春合宿Eパーティー 奧穂高岳周辺

山行期間 2010年5月1日(夜)~4日
メンバー OOU、MNO、TKH、MSD
山行地域 奧穂高岳周辺
山行スタイル 雪山

春合宿Eチームは、奥穂高岳を目指しました。
3日涸沢から5時出発、天気もこれ以上ないという好天に恵まれ、オートルートで鍛えたOOUさんをトップに白出のコルに7時半到着しました。が、しかし、ちょっと様子が変。背中にGIFU POLICEと入ったかっこいいヤッケを着たお兄さん方が、奥穂の取り付をがっちりとガードされているではありませんか。あくまで自己責任で通っていただいても結構ですという姿勢でしたが、この関所をあえて越えていく勇気のある人は一人もいませんでした。
で仕方なくわれわれも、涸沢岳に変更しました。
この春の天候異変は、冬の穂高縦走の厳しさを想像させるのに十分はたしていました。

* 横尾尾根が真っ白です。

* 屏風岩。この時Aチームが取り付いていました。私は見つけることが出来なかったのですが、よその方が、赤いカッパと黄色いカッパのクライマーがいると言っていました。

* おなじみの涸沢のテント村です。

* 奥穂の様子です。

* 後ろの方が、GIFU POLICE MOUNTAIN RESCUE UNITの面々。

* 槍、北穂などなど。雪がびっしりついています。


薬師岳 山スキー 10年05月03日

山行期間 2010年5月1日(夜)~3日
メンバー KMT,IGC
山行地域 薬師岳
山行スタイル 山スキー

北アルプス薬師岳に山スキーに行きました。

北ノ又岳の西側の大斜面は登るときには苦労しましたが、稜線
に出た瞬間に広がる北アルプスの壮大な景色には二人して感激
しました。
そして遥かに見える穂高で奮闘している合宿各チームに陰なが
らエールを送りつつ太郎平へと向かいました。

帰りの北ノ又の大斜面の滑降はもちろん最高でした!

5/2
4:30飛越トンネル~9:00寺地山~12:00北ノ又岳~14:30
太郎平小屋(幕営)

5/3
4:30太郎平小屋~6:30薬師岳~7:30太郎平小屋(撤収)~10:30
北ノ又岳~14:30飛越トンネル