山行期間 | 2010年4月30日(夜)~5月4日 |
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メンバー | team63(KKD・NKZ) |
山行地域 | 明神岳東稜 |
山行スタイル | 雪稜 |
春の穂高へ…
team63が最初に選んだのは、いつも仰ぎ見ている明神岳東稜。
そそり立つ峰へ挑んできました。
5月1日(土) くもりのち晴れ
GW初日。上高地は肌寒く山もガスっていて見えない。
天気はそこそこよいという予報。
Bパーティの励ましを胸に出発。
7:25 明神橋
少しずつガスが切れ、明神岳が現れた。
穂高神社奥宮の方に向かってお祈りする。
ルートに注意の宮川のコルへの登り。
雪に残るトレースとマーキングをたどります。
8:45 宮川のコル
ここで先行者が見えた。
あっ、雪崩が近くを流れている。
ここからひょうたん池までは落石と雪崩に注意。
左斜面に注意しながら登っていきます。
10:10 ひょうたん池
向こう側の景色が見えた。白い峰々…蛇行する梓川…
三本槍もばっちり。
昨夜は吹雪で15cmの積雪があったそう。
ここからいよいよ東稜だ。
すでに雪はグサグサ。そう、ここは東面なのです。
第一階段手前からロープを出して。
ブッシュの雪面と岩を1P~ヒヤッとしつつ雪壁2P。
斜度はこんな感じ。バックは茶臼尾根?
15:15 らくだの背のナイフリッジを越えてらくだのコルに到着。
ここが本日の宿泊地。5~6つ張れるかな。
すごいシチュエーション。みなさんも一度お越しやす。
〈テントはお隣さんのもの。本日3張。〉
風がでるも星空。明日はどんな?
5月2日(日) 快晴
朝起きると山はガスに包まれていた。
ところが日が差すと快晴!ここは東面でした。
7:05 出発
最初の岩壁は左から巻いて。
続いて核心・バットレス。
お助けひもあり。確実に乗り越えた。
〈小さくテント場がみえる〉
そこからは雪壁をスタカットで3ピッチ。
最終ピッチのとき、明神主稜の方から声が
「オホホーイ」
あーっ!Bパーティだ!絶対ARNさんだ!
嬉々として返す。「オ ホ ホーーーイ」
さてBパーティはどの辺だろう?
Ⅱ峰に向けて出発。
*撮影*主稜を登ってこられた神戸FAC-TNKさん
(ありがとうございました)
登りきると、そこにBパーティ!
情報交換し健闘を祈りあって、GO!!
〈懸垂下降するHNDさん。左にかすかにMSMさん?〉
Ⅱ-Ⅲ峰のコルからは東稜がきれいに見えた。
〈主峰かららくだの背〉
Ⅲ峰の下りは念のためロープを出した。
14:15 Ⅴ峰
ここから南西尾根に入る。
トレースがついているがしっかりテープを確認していく。
しばらくすると樹林ナイフリッジ岩稜帯。
フィックスロープはあるが、所々凍っているところも。
「木を持ちながら重力に身を任せて」下る。
17:35 岳沢への登山道と合流
『岳沢まで70分』No7の標識があるところにひょっこり出た。
あとは、Bパーティの待つテント場まで登るのみ!
19:05 岳沢小屋下部の樹林帯で「オホホイ!」
無事を喜び合い、今夜は少し賑やかな夜。
明日は奥穂南稜です。