山行期間 | 2015年4月25日~28日 |
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メンバー | SGY, KDA |
山行地域 | 毛勝三山 |
山行スタイル | 雪山縦走 |
4/25(土)
朝、大阪を出発し、夕方、魚津ICで高速を降りる。登るであろう雪山が目前に見える。
片貝第2発電所手前ゲートで50cmほどの雪の上に強引に車を停め、魚津市の管理する無料宿泊所である片貝山荘へ向かう。事前予約してあるので、今夜はこちらで宿泊する。
建物の中は見かけよりきれいだが、トイレの水は外へ出て下の用水をバケツで汲まなければならない。
4/26(日)
5:20出発
今回は昔から登られている毛勝谷ではなく、西北尾根を登る。
登山道は雪に埋まり不明慮なので、地図とコンパスを頼りに2時間ほど歩いてやっと道らしきものに合流した。思ったよりよく踏まれている。
1,800mを越えたあたりから雪の切れ目が無くなる。振り返るとすっきりとした尾根が見渡せた。
2,020m付近まで登り、幕営することにする。眺望がすばらしい。
北は富山湾の海岸線、能登半島までくっきり見える。南を見れば明日登る毛勝山。
4/27(月)
6:00出発
真っ青な空に陽射しに照らされ白光りしている毛勝山。
ピークへの最後の急登を越えると景色が変わる。まず北峰、そして南峰。
次に向かう釜谷山と猫又山の姿が見えた。
毛勝山から釜谷山、猫又山に道はないので、積雪期のみ登れるルートだ。
雪の状態がいい時間帯にできるだけ進みたい。吹き飛ばされた雪で雪庇が張り出している。
12:30猫又山頂上、三山制覇。後立山連峰が一望できる。
明日降りる猫又谷の手前まで行くことにする。
午後になり雪はザラメ状態。猫又谷下降点のコルに到着。目前に剱岳が見えるすばらしいテント場だ。
4/28(火)
猫又谷を一気に下る。長大な谷である、開放的というべきか明るく末端まで見通すことが出来る。上部の斜度は40度くらい、早朝で雪はがちがちだが、踏み跡が残っているので使わせていただく。左右の谷からのデブリが大量にある。
900m付近まで降りて沢が出てきた、1,000m以上もまっすぐな気持ちのいい谷である。
林道や市道、あらゆる道が崩壊している。
デブリでずたずたの道を乗り越え足を進めていくと除雪のトラクターに出会う。挨拶をして通り過ぎたが、初日に会った山菜採りのおじさん以来の里人だ。
カタクリ、イワウチワ、ショウジョウバカマ、キクザキイチゲ、お花畑に目を細めながら車を停めていたゲート付近へ到着。
あたりはすっかり雪が溶け、春になっていた。
(KDA記)
<行動記録>
4/25(土)片貝第2発電所手前のゲート16:00→片貝山荘18:20
4/26(日)片貝山荘5:20→(毛勝山西北尾根)取付き6:10→稜線8:00→1479m三角
点 10:30→2020m幕営地14:20
4/27(月)幕営地6:00→毛勝山8:05→南峰8:50→釜谷山10:30→猫又山12:30→猫又
谷のコル14:05
4/28(火)猫又谷のコル6:15→(猫又谷)1450m地点7:35→985m地点8:45→片貝南
発電所10:00→片貝第2発電所手前のゲート12:20