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唐松岳&稗田山、山スキー15/04/20

山行期間 2015年3月27日 (夜) から29日
メンバー HSO、KTY(M)、TRN、KTY(H)、WKM、SZK,UET
山行地域 唐松岳、白馬稗田山
山行スタイル 山スキー


 

2月下旬に、HSOさんが計画したこのプランに同行の予定でしたが出発直前、さーぼちぼち家を出ようかなーと思っていたら電話があり、急に仕事が入り休めなくなってしまったとの事、可哀そうに。

 

もっとも私みたいに毎日休みというのも、一番可哀そうなんはあんたや、と言われそうな気がしなくもないですが、3月1日からEPEのニセコのゲレンデスキーに参加予定でしたので、スキー板やウエアーの選択や携行、搬送方法等の悩みからは幾分解放されました。

 

これまでのわずかながらの、山スキーの経験と比べて、かなりハードルが高く、正直不安な面も有りました。

1850メートル地点位までリフトで上がれるとはいえ、参考書などでは適期は4月、尾根上はアイゼンを履かなければならないようなら危険、丸山の斜面は雪崩の危険、稜線直下は急斜面で滑落の危険、唐松岳山頂へは雪が飛ばされていてアイゼン登高となる、無理をしないで唐松山荘で引き返すのが良い、等と載っていて無雪期も含めて、初登頂かつ初滑降の私は腰が引けて当然、ですが、当日、天候に恵まれたことや、精鋭揃いのメンバーの達に助けてもらいながら、なんとか思いを達成出来て、大変幸せな気分でした。

もちろんこれがナンバーワンの山行であった、又、山スキーに行きたいと思っています、あと何年体力が持つかわかりませんが、「もうWKMさんはお誘いしませんなん」て言われるまで。

 

唐松岳(28日) 深夜勝手に喋る自販機に悩まされながら、道の駅にてテントで仮眠、八方尾根スキー場駐車場で身支度、一番のゴンドラ、リフトと乗り継いで八方池山荘前からシールで登高開始,八方ケルンを過ぎて第3ケルン(八方池)この辺りから顕著な尾根筋を登る、右は無名沢で、ここからトラバースぎみに滑って、登り返さなくても尾根に戻れるという手もあるらしい。

斜度が増してきた所でシールプラス、クランポンで登る、クラストはしていないので、たいして違和感はなく歩けるが、きつい登りなので息が切れる、止まっては登るの繰り返し、前を行くメンバーの1人も立ち止まって一息入れている、いつもはひょいひょいなのに今回は調子が悪いのかなあ、後で、そうか待っていてくれたんだと、気が付く(大阪へ帰ってから)

丸山ケルンを過ぎて2500メートル地点辺りでWKMだけスキーを雪面に深く突き立て、主の帰りを待ってもらう事にして、アイゼン登高、他の皆さんはスキーをザックに八の字に固定して登っていたが更に50メートル先の地点でデポ、稜線は風もそこそこきつかったので体重の軽い私だったら飛ばされそうで、かなり歩きづらいと思う。

2650メートルのキャンプ場で行動食と休憩、ソルティーライチを意識して飲んでいたのに、アイゼン登高になってから足がつりだしてしまい、休憩中もマッサージやらストレッチをしたり、冷えないように足踏みやらで対処しましたが秘薬?の芍薬甘草湯の効果かそのうちに治まってやれやれでした。

 

キャンプ場で私が更にザックをデポ。唐松岳まで直線距離であと500メートル。

目指すピークは見えているのに、なかなか迫ってこないが、天気は最高で眺めも良いし、まあ時間通りのペースで来ているので慌てることはない。

スキーよりも登山者のほうがが圧倒的に多いように思う。

 

さーいよいよ頂上に着きました。八方池山荘から歩き出して約4時間半、みんなで喜びえを分かち合ってからKTYさんの一眼レフカメラで記念撮影、後で写真を見たら全員こぼれんばかりの笑みで、見ているこちらもついニヤケテしまいました。

目の前、北には不帰劍その向こうは白馬三山、振り向けば五竜岳の雄姿、めったに出会えない冬の大パノラマを満喫たら、いよいよスカイラインの滑降、2450メートル地点で、はやる心をおさえてデポしたスキーを履く、尾根北側はクラスとしていて危険なので尾根上、又は南側は雪質もまあまあで、シュプールにスキーを取られないように下る、要所要所で待っていてくれるので追いついては又下るの繰り返し、はるか下の白馬の市街地に向かって下っているが滑っても滑ってもまだまだだ、日野正平ではないが人生下り坂サイコー!やっとリフト駅の八方池山荘にたどり着く、ここからはリフト沿いにゲレンデは滑ることになるが、これがなかなか難題でした。

ゲレンデが掘れてコブだらけのモーグルコース並みに荒れていて、登りで体力を使い果たしてしまったのか、秘薬の副作用か、早い話が加齢現象なのか、(本人は往生際が悪くてなかなか認めたがらないんですが、)踏ん張りが利かず数回ターンしては尻餅をえんえんと繰り返すもんだから、HSOさんが見かねて私のザックを自分のザックと2つ担いでくれました。

彼は任務のトレーニングでは自分の体重位の重量を担ぐらしいので、バズーカもタマ入っていない私のザックなんかちょっと大きなおにぎり位の感覚かもしれません有り難くも下までがしてしまいました。ありがとうございました。

行動記録 7:30リフト乗り場 → 8:55八方池山荘 → 11:00丸山 → スキーデポ地点(2500m)→ 13:20唐松山荘  →  13:35唐松岳 → 15:43八方池山荘 → 17:05リフト乗り場

29日 稗田山

 

白馬コルチナスキー場のリフトを1443メートルの終点で降りてたらゲレンデを左に見て黒川沢お目指して樹林をトラバース気味に滑る。

きつくない傾斜でシュプールも残っていてコースもはっきりしている、昨シーズンの八方岩岳以来の樹林帯だが、此処の方がまばらな感じで滑りやすい。

稗田山からほぼ真っ直ぐ南下して、1000メートル地点で黒川沢を渡ったら、南東に沢沿いを下り810メートからべつのリフトで1000メートルまで登り返して始発駅にまた下るというほぼ円を描くコース。

今日の私のコンディションは昨日のような様な事はない模様ですが、皆さんの綺麗なフォームとは比べものにはなりません。が本人が楽しいいということが一番と言い聞かせる。

他のパーティーと遭遇することも無く、天気も何とか持って、2本滑ったところで、帰りの身支度で待ってもらわなくて済むように一人早じまいしましたが、今回はスカイラインと樹林と両方楽しんだので、まだ残雪のスキーはシーズン中だが、来年はロッカースキー で、  パウダーの雪煙に我が身が隠れる位思いきりシュプールを描きたいものです

 

山行記録 3/2 9:00リフト乗り場 → 稗田山 → 9:55リフト乗り場、以下2回くり返し12:30終了

※写真(除く集合写真)はHSOさん